1月30日(金)

 来月出るヴァーノン・リーの『教皇ヒュアキントス ヴァーノン・リー幻想小説集』(国書刊行会)の情報が、出版社やオンライン書店に出始めた。出版社の国書刊行会Amazon.co.jpなど。Amazonでは予約註文ができる。A5判で504ページもあるのに4600円である。国書刊行会なのに、4600円である。

 昨日買った本。
●マーク・ホダー『バネ足ジャックと時空の罠 上 大英帝国蒸気奇譚 (創元海外SF叢書)』(金子司訳/東京創元社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●マーク・ホダー『バネ足ジャックと時空の罠 下 大英帝国蒸気奇譚 (創元海外SF叢書)』(金子司訳/東京創元社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●ジョゼフ・シェリダン・レ・ファニュ『女吸血鬼カーミラ』(長井那智子訳/亜紀書房)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●キリル・ボンフィリオリ『チャーリー・モルデカイ (3) ジャージー島の悪魔 (角川文庫)』(三角和代訳/KADOKAWA/角川書店)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●キリル・ボンフィリオリ『チャーリー・モルデカイ (4) 髭殺人事件 (角川文庫)』(三角和代訳/KADOKAWA/角川書店)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]


1月29日(木)

 ジョー・ウォルトンのKindle本がキャンセルになったといふ連絡があったので、別の版でThe Just Cityを購入。

 丸善丸の内本店で本を買ったが、今日はもう遅いので、また明日にでも。


1月24日(土)

 一週間経ってしまった。こんなことは初めてかも知れない。

 ヴァーノン・リーの再校の直しが続いてゐる。

 今週買った本。
●泉鏡花『初稿・山海評判記』(国書刊行会)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●寺沢拓敬『「日本人と英語」の社会学 −−なぜ英語教育論は誤解だらけなのか』(研究社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●近江泉美『雨ときどき、編集者(メディアワークス文庫)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●ジェフ・ヴァンダミア『世界受容』(酒井昭伸訳/ハヤカワ文庫NV)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●ロバート・A・ハインライン『輪廻の蛇』(矢野徹他訳/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●フィリップ・K・ディック『聖なる侵入』(山形浩生訳/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]

 今週いただいた本。
・サリー・グリーン『ハーフ・バッド―ネイサン・バーンと悪の血脈 (上)』(田辺千幸訳/早川書房)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
・サリー・グリーン『ハーフ・バッド―ネイサン・バーンと悪の血脈 (下)』(田辺千幸訳/早川書房)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
ありがたうございました。

 今週は電車の中でもずっと再校ゲラを読んでゐたから、何も読書ができてゐない。


1月17日(土)

 また間が空いてしまった。以前のやうに毎日かけるやうに戻れるのだらうか。おそらくヴァーノン・リーが終はったら……

 E. F. Bensonの短篇集をどうしても買ひたくなって、Kindle班を冊購入。
○E. F. Benson The Terror by Night (Ash-Tree Press)
○E. F. Benson The Passenger (Ash-Tree Press)
○E. F. Benson Mrs Amworth (Ash-Tree Press)
○E. F. Benson The Face (Ash-Tree Press)
○E. F. Benson Sea Mist (Ash-Tree Press)
 紙の本だとかなりの出費になってしまふが、Kindle版なら一冊554円なので安心である。書棚も圧迫しない。

 もう一冊Kindle本を。
●石黒圭『文章は接続詞で決まる』(光文社新書)

 ヴァーノン・リーは、再校の直しの最中。


1月13日(火)

 一昨日、ミュンヒェンの古書店に註文したDer Orchideengartenの返事が来ないなと思ってゐたら、号数を間違えてカタログに載せていた、在庫があるのは以下の号だが、どうするかというメールが来た。1921年の号をあまりみたことがないやうな気が何となくしたので、1921年の4、5、6号を註文。各号35ユーロである。何となく安いなと思ってしまったのは、USドルだと勘違ひしてゐたからで、私にとってはそれなりの出費であった。やれやれ。

 送料を高くするからと書いてあって、どういふことか、高くならないやうにするの間違ひではないかと思ったのだが、Abebooks.comからのメールを読んで納得した。最初の註文のとほり2号の註文として、3冊目の代金は、その2冊の送料を上げるといふ形で会計処理をするけれども、実際の送料は10ユーロにしかならないといふ意味だったのである。


1月11日(日)

 数日前にAmazon.co.jpに註文してゐた
●アンナ・カヴァン『あなたは誰?』(佐田千織訳/文遊社)[Amazon.co.jp]
が届いたのは昨日だった。

 東京創元社の本二冊、
・マイク・アシュリー『SF雑誌の歴史 黄金期そして革命』(牧眞司訳/東京創元社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
・タニス・リー『堕ちたる者の書』(浅羽莢子訳/創元推理文庫)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
をご恵贈賜りました。ありがたうございました。
 マイク・アシュリーのSF雑誌の歴史は、SF雑誌三部作の第二巻。有名な作家たちが一斉に登場した時代だから、これは面白い。巻末の詳細な索引は日本独自のものだとか。素晴らしい。
 タニス・リーの本は、〈パラディスの秘録〉の第一巻。以前角川書店から出てゐたもの。創元推理文庫から三・四巻が出たので、改めて第一巻と第二巻も出るのだ。角川版のも持ってゐつはずだが全然読んでゐなかった。これを機会に読みたいと思ってゐる。

 Abebooks.comで検索して、ミュンヒェンの古書店Antiquariat Hans Hammerstein OHGに、
Der Orchideengarten. Phantastische Blätter. Heft 2 (1920)
Der Orchideengarten. Phantastische Blätter. Heft 5 (1920)
を註文。二号で100ドルくらゐ。揃ひで買った方が割安だったのかも。

 ドイツ語の単語学習書をなぜか買ひたくなって、二冊Kindle本を購入。
2,001 Most Useful German Words (Dover Language Guides German)
501 German Verbs (Barron's Foreign Language Guides)
よく使ふドイツ語2001語を眺めてみたら、どうも私のドイツ語語彙が500くらゐしかないのではないかといふ気がしてきて、つらい。

 白井恭弘外国語学習に成功する人,しない人-第二言語習得論への招待(岩波科学ライブラリー)を読み終へた。前に読んだことのあるやうな内容だが、ときどきかういふ本は読まないと忘れてしまふから、読んでよかった。こんな本を一冊でも読めば、英語は××である、だからこれさへやっておけば必ずできるやうになる! といふ類ひの話は出鱈目だといふことがよく判る。さまざまな要因がさまざまな状況によって複雑に影響し合ってゐるのだから、「これさへ」とか「英語は××」と断言するものは必ず出鱈目なのだ。

 倉橋由美子『老人のための残酷童話』をKindleで読み終へた。意地悪さうは感じがいいのだが、『大人のための残酷童話』を読んだときの方が楽しめたやうな気がするのは、私が歳をとったからだらうか。新仮名だし。


1月9日(金)

 5日も経ってしまった。ヴァーノン・リーの後書きを何とか書き終へて送信。最後の一作品のゲラを直してゐる。

 1月5日に、丸善丸の内本店で、
●ファベロン=パトリアウ『古書収集家』(高野雅司訳/白水社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●黒田龍之助『寄り道ふらふら外国語』(白水社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
『新・単位がわかると物理がわかる』(ベレ出版)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
を購入。

 黒田龍之助『寄り道ふらふら外国語』(白水社)を読んだ。かういふ本を読むと、いろいろな外国語を諦めずに学んで行かうといふ意欲が蘇ってくるので、ときどき読むとよいやうな気がする。「読み書きだけで満足する外国語学習者はめったにいない。やっぱり会話がしたいという」といふ言葉があったが、やはり世の中さういふ人が多いのかと思った。私などは誰とも話したくなくて、ただ読みたいだけなのだが、あまり多数派ではないらしい。気付いてはゐたが。何より可笑しかったのは、「わが家では、洗濯したシャツを上下さかさまにして乾かすことを「ムッソリーニ干し」と呼んでいる」といふ箇所。いくら何でも酷すぎないか。

 丸善丸の内本店で、
●アレクサンドル・ベリャーエフ『ドウエル教授の首』(田中隆訳/未知谷)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●アレクサンドル・ベリャーエフ『眠らぬ人―ワグナー教授の発明』(田中隆訳/未知谷)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●アレクサンドル・ベリャーエフ『アフリカの事件簿―ワグナー教授の発明』(田中隆訳/未知谷)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●イーヴリン・ウォー『ピンフォールドの試練』(吉田健一訳/白水社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
を購入。ベリャーエフの本を三冊と白水Uブックスの新刊。

 Amazon.co.jpでKindle本を購入。
●中島義道反〈絆〉論(ちくま新書)


1月4日(日)

 Amazon.co.jpでKindle本、
○Jo Walton The Just City (Tor)
を予約註文。今週にも配信されるやうだ。

 ヴァーノン・リー作品集のあとがきをひたすら書く。間に合はない。

 それでも、何とか映画館にホビット3を観に行く。ホビットってこんな話だったかなと思ひながら映画館を出た。


1月1日(木)

 岩波書店の本が今日130ほどKindle本になったらしいので、8冊購入。
●カフカ変身・断食芸人(岩波文庫)
●カフカカフカ寓話集(岩波文庫)
●柳沼重剛ギリシア・ローマ名言集 (岩波文庫)
●メルヴィル白鯨 上(岩波文庫)
●メルヴィル白鯨 中(岩波文庫)
●メルヴィル白鯨 下(岩波文庫)
●カエサルガリア戦記(岩波文庫)
●白井恭弘外国語学習に成功する人,しない人-第二言語習得論への招待(岩波科学ライブラリー)
以上。すでに持ってゐる本もある。といふより、持ってゐる本が多い。

 ヴァーノン・リーのゲラは、手許にある分はだいたい直し終へて、解説を書き始める。が、なかなか解説の出だしが定まらず、書き始められない。

 去年買った本の集計値を記しておくのを忘れてゐた。和書281冊(前年比:−109)、洋書92冊(−29)だった。一昨年に比べて激減してゐるではないか。何かあったのか。一昨年、我慢するのを止めたら買ひすぎてしまったので、昨年は控へたのだったか。よく覚えてゐない。今年はもっと買はう。


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