11月30日(火)

 石野晶『月のさなぎ』(1400円+税/新潮社)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。ちょっと苦手な感じ。少女マンガのやうな雰囲気なのだらうか。少女マンガを読んだことがないからよく知らないのだけど。以前、恩田陸の学園ものは少女マンガの世界だと思ふが、何も気ならずに読んで楽しめるのかと訊かれたことがある。大丈夫だったのだ。だが、これは駄目だった。何が違ふのだらう。

 山岸真編『スティーヴ・フィーヴァー』(ハヤカワ文庫SF/960円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。本当はほかに読まなくてはならない本があるのだが。でも、まだ最初の短い一篇だけ。エントロピーが逆転する? さうしたら時間も逆転しないのだらうか。最後の別れは云へなくなるんぢゃないだらうか。何しろ時間も逆転してしまふのだから。とにかく、先を読まう。

 愛知県のF氏から、iPad/iPhoneアプリのFreebooksといふのを教へてもらったので、早速インストールしてみた。価格は230円($1.99)。結局、著者の死後50年以上が過ぎた作品が読めるだけだったりするのではないかと半信半疑だったのだが、C・S・ルイス、エドモンド・ハミルトン、ラファティといった作家の作品も読める(ほんの少しだけど)ので驚いた。Ghost Storiesといふジャンルで並ぶ題名が美しい。

 今日は眠いのでこれで。


11月29日(月)

 紀伊國屋書店に本を註文。もう二日待って12月の註文分にしようかとも思ったのだが、買ってしまった。理由は、何となくむしゃくしゃしてゐたからだらうか。そんな理由で本を買ふなんて……
『SF Japan 2010 AUTUMN』(1700円+税/徳間書店)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●リシェル・ミード『ブックストアは危険がいっぱい』(須麻カオル訳/743円+税/角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●佐々木中『切りとれ、あの祈る手を』(2000円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●アーサー・コナン・ドイル『緋色の研究 【新訳版】』(深町眞理子訳/620円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ピアズ・アンソニイ『アイダ王女の小さな月』(山田順子訳/1000円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ランドン・サンダースン『ミストクローク -霧の羽衣- 2 古からの声』(金子司訳/940円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上6冊。SF Japanは「SFに生きたひと 柴野拓美」といふ特集があるから。リシェル・ミードのは、普段私が買ふやうな本ではないのだが、書店が舞台だから。角川書店のサイトで紹介されてゐる内容はこんな感じ。「シアトルの居心地のいいブックス&カフェ。こだわりのラインナップとおいしいコーヒーが有名なこの書店の隠れた特徴、それは書店員がサキュバスだということです。全米で大人気のロマンスシリーズついに日本上陸」 書店の話なら何でもいいのかといふ指摘もあらうが、書店の話ならとりあへず何でも買っておくのである。ドイルは、解説が高山宏だから。解説のために本を買ふこともある。

 昨日、神田神保町の友愛書房に註文した『C・S・ルイス著作集4 個性理論の異端性他』(すぐ書房)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]だが、送料340円を節約するために自分で受け取りにいった。送金手数料も節約できた。

 学園ものについて思ひを巡らさうと考へ、石野晶『月のさなぎ』(1400円+税/新潮社)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手に取って出勤。ちょっと苦手な雰囲気かも。性が分化せず子供時代を生きる者を集めた閉鎖的な学園空間から話は始まる。18歳くらゐまでに男か女かになるといふ設定である。まだ始まったばかりなので、よく判らないが。今年のファンタジーノベル大賞の優秀賞作品。

 紀伊國屋書店から、フィリップ・K・ディック、他『きょうも上天気』(浅倉久志訳/629円+税/角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。浅倉久志翻訳傑作集である。編者による解説は涙なしには読めない(実際は泣いてゐないけど)。私は何度か間近でお顔を拝見したことはあるのだけど、残念ながら話をする機会はなかった。私は用事がないと話ができないのである。


11月28日(日)

 持ってゐるバッハのCDをALAC形式でハードディスクに取り込む作業を続けてゐる。今日、バッハ全集が終はった。十年以上前に買った小学館のバッハ全集である。CD158枚だが、中にはCDケースを包んでいる包装を開けてゐないものもあって、驚いた。全然聴いてゐなかったのか。全部保存してもハードディスクの50GB程度しか占有しない。まだまだ余裕があるではないか。

 続いてHans Fagius演奏のバッハ・オルガン全集を取り込む。どんどんファイルを飲み込んでいくハードディスクが恐ろしくなってくる。そのファイルをiTunesの共有機能や音楽サーバーFireflyを使って家の中で共有できるのもまた素晴らしい。便利な時代になったものだ。

 バッハを聴きながら、ルイスの本を日本の古本屋で検索。神田神保町の友愛書房に、
『C・S・ルイス著作集4 個性理論の異端性他』(すぐ書房)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。またルイス。もううんざりだが仕方がない。この著作集で『天路逆程』も出る予定になってゐたやうだが、結局未刊のままになってゐる。


11月27日(土)

 今日の電子化本。
◆姫野カオルコ『愛は勝つ、もんか』(角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
この角川文庫版がでてからもう10年なのかと驚きながら、今は品切れ状態なのかと思ってふとBK1の画面を見ると、「この商品の電子書籍版がhontoよりご注文いただけます」と書いてある。.book形式でT-Timeで読めるらしい。でも、対応OSはWindowsしか書いていない。Mac版のT-Timeでは読めないのか。iPhone/iPadでは読めるといふのに(hontoBOOKというアプリをダウンロードするらしい)。指定されたダウンロードサイトに行ってみると、MacOSといふのもあるのだが、駄目なのか。森見登美彦の本も買へるのか。でも、Macユーザには買ってほしくないんだらうから、仕方がない、諦めよう。

 山岸真編『スティーヴ・フィーヴァー』(ハヤカワ文庫SF/960円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を訳者の山岸真さんからいただきました。ありがたうございました。SFマガジン創刊50周年記念アンソロジーの第三巻。「変容した人類の姿を描いた12篇」なのだといふ。すぐにも読みたいが、明日は電車に乗らないから明後日からか。

 玄華堂から「新建築1979年10月号」が届く。落丁本で安くしてもらったもの。梵寿綱設計の「斐醴祈」に関する記事が目当て。新築時の内部の写真がたくさんあるのが楽しい。残念ながらカラー写真は1枚のみ。今度また訪ねてみたい。

 通勤時にはC. S. LewisのThe Pilgrim's Regress (Kindle版) [Amazon.com]を今日も読んだ。Kindleの辞書の引き方をまた忘れてしまった。あ、カーソルを載せるだけでいいのか。それで出てこなかったら、その辞書にはない言葉だと判断していいといふことかな。


11月26日(金)

 今日の電子化は、
◆中村融編『ワイオミング生まれの宇宙飛行士』(940円+税/ハヤカワ文庫SF) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]

これも二冊持ってゐるから。ハヤカワ文庫のトールサイズは、字が大きいので、PDF化してからKindleで読んだら読みやすいのではないかと思ったが、背も高くなってゐるから、結局同じ画面の中に縮小して収められれば字の大きさはそんなに大きくないのだった。創元SF文庫と比べて特別読みやすい訳でもなかった。

 SFマガジンの年間ベストSFアンケート(投票)を送る。

 C. S. LewisのThe Pilgrim's Regress (Kindle版) [Amazon.com]を読んでみる。意外に読みやすい。ただ、そんなに面白いものでもない。でも、ルイスの考へ方の重要な部分を知るのには欠かせない(やうな気がする)。慣れるとKindleは軽いし字も大きいし、読みやすい。


11月25日(木)

 C・S・ルイス『喜びのおとずれ』(ちくま文庫)を読み終へる。最後の方のキリスト教への回心のところはやはりよく判らない。読んでゐるとしぶしぶ神を受け入れてゐるやうに見えるが、そんなに嫌なら無神論者のままでゐればよかったのにと単純な私は思ってしまふ。神は認めても、キリストはなかなか受け入れられなかったとか、いちいち面倒臭い人である。回心前に考へてゐることはよく理解できて共感できるのだが、だんだん判らない世界へ行ってしまふ。まあ、いいけど。

 この本の原書
◆C. S. Lewis Surprised by Joy: The Shape of My Early Life (Mariner Books, 1996) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]をPDF化。この本も原本を捨てる予定はないので、書棚の節約にはならない。検索はできるやうになった。

 札幌の萌黄書店から、宝島 1985年9月号 特集・エスニック料理読本が届いた。梵寿綱に関する記事は見開き二ページだけ。主に老人ホームのことと、早稲田の建物のことが少し。新しい発見もない。一度見学に行ってみたいものだ、あの老人ホーム。

 Amazon.comから、Henry Kuttner Terror in the House: The Early Kuttner, Volume One (Haffner Books, 2010)が届く。匂ひが素晴らしい。くんくん嗅いでみる。

 紀伊國屋書店から、『マンション管理の知識 平成22年度版 』(3200円+税/マンション管理センター)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『管理組合・理事のためのマンション管理の勘どころ』(2000円+税/民事法研究会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、Ann Vandermeer & Jeff Vandermeer, ed. Steampunk Reloaded (Tachyon Pubns, Nov 2010) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]が届く。マンションの最初の方の本、分厚い重い。いろいろ難しいものだ、マンションも。

 さういへば、C・S・ルイスの邦訳がある評伝の原書を持ってゐなかったなと思ってゐるうちに、気がついたら註文ボタンを押してゐた。
○Michael White C.S. Lewis: Creator of Narnia (Da Capo Press) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]
The Way of the Wizard (Prime Books, Nov 2010) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]
もう一冊は、ファンタジイのアンソロジーだと思ふ。昔の私のメモが買へと云ってゐるので。


11月24日(水)

 今日は本を買ふのを我慢してみる。このところ我慢してゐるつもりだったのだが、自分のこの日記を読み返してみて、愕然としたのである。やはり日記は日々読み返して反省すべきだと思った。読み返せば誤字も直せる。

 本を買へないので、電子化でもしようかと思ひ、
◆A. N. Wilson C. S. Lewis: A Biography (Flamingo, 1991) [Amazon.co.jp]
をPDFにした。文字認識(OCR)に時間がかかる。できあがったファイルが253MBにもなってしまった。

 ただ、残念ながら、これは電子化しても書棚に余裕はできないのだった。一冊しか持ってゐないから。検索するためにやむを得ずPDF化した次第である。はやく目で読んだ本が検索できるやうになればいいのに。

 C・S・ルイス『喜びのおとずれ』(ちくま文庫)を読んでゐる途中で放置してゐたことに気づいて、これを手に取って出勤。かなり飽き飽きしてきてゐる。ルイスに関する本を読むのは。ルイスは若い頃無神論者だったのだが、次第にキリスト教を受け入れるやうになり、キリスト教についての本をたくさん書いた。本書も、その回心を中心に話を進めてゐる(と本人は書いてゐる)。私には理解できない心境の変化だが、地球に漂着した異星人だってキリスト教を受け入れてしまふのだから、ルイスが回心するのもまったく不思議ではないだらう。

 SFマガジン2011年1月号 [Amazon.co.jp] をいただきました。ありがたうございました。
 あ、自分の原稿が載ってゐる(イラストが怖い)。それを避けるやうにページを捲り、テッド・チャンは読みたいなあと虚空に向かって云ってみる。SFマガジンに載った小説をほとんど読まないのは、電車の中で読まないからだらう。家に電車があったらもっと本が読めるんだらうか。食事に行くときに電車に乗って10ページとか、トイレに行くときに電車に乗って50ページとか。そんなに遠かったら漏らしてしまひさうだが。


11月23日(火)

 マイクル・フリン『異星人の郷 下』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。これは傑作。中世ドイツを舞台にした話で、異星人の乗り物(宇宙船ではない)が森の中に漂着して、地球人と接触する、所謂「ファーストコンタクト」が主題である。読み進めてみると、中世ドイツ人よりも異星人の考への方がよく理解できることに気づく。まあ、ここで描かれてゐる異星人は現代地球人が考へたものなのだから、理解できるのは当然ではあるものの、中世ドイツ人の世界観は私の世界からはあまりにもかけ離れてゐる。そして読み進めれば、中世ドイツの宗教観を受け入れられる異星人に驚愕し、私は中世ドイツ人からも異星人からも離れた存在であることに気づき、宇宙的な疎外感に浸れるのである。実に不思議な感覚である。といっても、異星人と中世ドイツ人の会話は翻訳機を介したものであり、ちぐはぐな噛み合はない言葉のやり取りのうへに成り立つ相互理解(であると同時に誤解でもある)だといふところが、えてして面白可笑しく描きがちになると思ふのだが、ここでは深刻に静かに悲しく描かれてゐる。もちろん、一番理解しやすい登場人物は現代アメリカ人だけど。

 みんなこんなふうに感じるのかどうかは知らないが、私にとっては絶望に満ちたもの悲しい物語だった。

 錺師の技 日本のデザイン INAX BOOKLETが、大阪市のハナ書房から届く。残念ながら梵寿綱関連はほんの少し。3000円もしたんだけどね。

 マンションを大事にしたくなったので、本を註文。
●フィリップ・K・ディック、他『きょうも上天気』(浅倉久志訳/629円+税/角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『マンション管理の知識 平成22年度版 』(3200円+税/マンション管理センター)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『管理組合・理事のためのマンション管理の勘どころ』(2000円+税/民事法研究会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上三冊。最初のはマンションとは関係ない。事実上の浅倉久志翻訳SF傑作選。読んだことのある作品は当然多いだらうが、これを買はないわけにはいかない。


11月22日(月)

 昨日古書店に註文した雑誌は次々に発送の聯絡が来たが、そのうちの「新建築 1979年10月号」については、落丁本だといふことが判明したので、この商品はなかったことにしたいといふ内容のメールが来た。私の関心は梵寿綱だけだったので、欠落部分がそこにかかっていなかったら、是非購入したいといふ返事を書いた。梵寿綱関係の記事は落丁部分とは関係ないことが判り、半額で売ってもらった。よかった。

 紀伊國屋書店から、池澤夏樹編『本は、これから』(820円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、アモン・シェイ『そして、僕はOEDを読んだ』(田村幸誠訳/1800円+税/三省堂)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、石野晶『月のさなぎ』(1400円+税/新潮社)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、紫野貴李『前夜の航跡』(1400円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、奥村晴彦『LATEXε2美文書作成入門 改訂第5版』(3180円+税/技術評論社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、齋藤勝裕『基礎から学ぶ化学熱力学』(952円+税/ソフトバンククリエイティブ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、高村大也『言語処理のための機械学習入門』(2800円+税/コロナ社)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。『LATEXε2美文書作成入門 改訂第5版』を見ながら、pLaTeXでUTF8を使へるやうにしてみたつもりなのだが、使へなかった。やはりXeLaTeXを使ふべきなのか。

 読みたい本が溜まっていくばかり。困ったものだ。

 今日の電子化作業。
◆D・サダヴァほか『カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書 第1巻 細胞生物学』(講談社・ブルーバックス/2010-2)。[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
今年出たばかりの本だけど、PDF化して使った方が有効に利用できるやうな気がしたのだ。かなり分厚いし、カラーで取り込むから、ファイル容量は大きくなる。


11月21日(日)

 マイクル・フリン『異星人の郷 上』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。驚くべき話の展開である。私に理解できない人間の思考を理解してゐる異星人が出てくる。驚きながら下巻へ。

 日本の古本屋で検索して古い雑誌などをいくつか註文。
錺師の技 日本のデザイン INAX BOOKLET (1991)
宝島 1985年9月号 特集・エスニック料理読本
新建築 1979年10月
以上3冊。何れも梵寿綱が設計した建物の記事が収録されてゐる本である。しばらく前に何冊か集めて、古本屋データベースで見つからないものがあったのだが、久しぶりに検索してみたら、以前買へなかったものが三冊見つかった。この宝島は前に買ったことがなかったか。検索しても見つからないから、そんなことはないと思ふのだが。


11月20日(土)

 John Eliot Gardiner指揮のMagnificat / CantataがAmazon.co.jpから届いた。昨日のことだった。早速聴いてみたが、Richiter版とそんなに印象が変はらなかった(やうな気がする)。ちょっと気が散ってゐて、ちゃんと聴けなかったからかも知れないが。いや、気が散ったとゐふか、簡単にいふと眠くて睡魔との戦いに全神経を集中させてゐたのだ。何度か聴いてみよう。

 紀伊國屋書店に本を註文。昨日のことだが。
●池澤夏樹編『本は、これから』(820円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●アモン・シェイ『そして、僕はOEDを読んだ』(田村幸誠訳/1800円+税/三省堂)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●石野晶『月のさなぎ』(1400円+税/新潮社)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●紫野貴李『前夜の航跡』(1400円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●奥村晴彦『LATEXε2美文書作成入門 改訂第5版』(3180円+税/技術評論社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●齋藤勝裕『基礎から学ぶ化学熱力学』(952円+税/ソフトバンククリエイティブ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●高村大也『言語処理のための機械学習入門』(2800円+税/コロナ社)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
石野晶と紫野貴李の本は、ファンタジーノベル大賞。今年もそんな季節になったのか。

 紀伊國屋書店から、C. S. Lewis Surprised by Joy: The Shape of My Early Life (Mariner Books, 1996) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]、Anthony Huso The Last Page (Tor Books, Aug 2010) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]、Mike Resnick Blasphemy (Golden Gryphon Pr, Oct 2010) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]、Kate Carlisle The Lies That Bind (Signet, Nov 2010) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]が届く。大きくて重いではないか、The Last Pageは。書棚で場所を取るし、電車の中で立って読むときに重い。かういふときにはKindle版がいいと思ってしまふのである。重い二冊はぜひ読みたい。ルイスはスキャンしてしまひたい。

 今Richter指揮の音楽の捧げ物を聴いてゐるのだが、これが期待を上回るよい演奏(私好みといふ意味)ではないか。大規模な編成でがんがん鳴らすものばかりでなかったのか。Richterのことを誤解してゐた。素直に謝らう。会へないけど。

 今日も眠い。どうしてこんなに眠いのか。


11月19日(金)

 イギリスのDim and Distantから、A.N. Wilson C.S.Lewis: A Biographyが届く。一ドルの本を丁寧に梱包して送ってくれる。それで採算が合ふのか。安いだけあってあまり状態はよくない。これくらゐ状態が悪ければ、そんなに躊躇ひなくPDF化できるかも知れない。さうなのだ、ばらばらにしてPDF化してしまはうといふ魂胆なのです。

 今日は紀伊國屋書店に何冊か本を註文したが、今日は眠くてここに書けさうもない。明日書くことにする。それにしても、どうしてこんなに眠いのか。


11月18日(木)

 マイクル・フリン『異星人の郷 上』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み勧める。予定より遅れ気味。どうしてこんなに本を読むのが遅いのか。話は面白いのに。

 アヴラム・デイヴィッドスン『エステルハージ博士の事件簿』(池央耿訳/1900円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽##, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をいただきました。ありがたうございました。これは、新しく始まった《ストレンジ・フィクション》の第一回配本。この後、パトリシア・ギアリー『ストレンジ・トイズ』、ウィリアム・コッツウィンクル『ドクター・ラット』、ジョン・スラデック『ロデリック』、テッド・ムーニー『ほかの惑星への気楽な旅』と続く。この中で読んだことがあるのは、『ストレンジ・トイズ』と『ドクター・ラット』。どちらも(特に前者)私が大好きな作品である。今回のエステルハージ博士の話は前から読みたかったのだが、英語が難しいので、読まずに本を放置してゐたのである。日本語になってやうやく読める。全体的には、奇想コレクションの長篇版、ややファンタジイ寄りといふやうに聞いてゐた。とにかく、嬉しい叢書である。

 でも、テッド・ムーニーといふ名は、寡聞にして聞いたことがない。知らない作家の本に出会ふのも愉しみである。

 寒くなってきたので、Amazon.comにKindle版の本を二冊註文。
○Graham Joyce The Silent Land (Doubleday, March 2011) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]
○Salman Rushdie Luka and the Fire of Life (Random House, Nov 2010) [Amazon.com, Amazon.co.jp, 紀伊國屋]
である。ジョイスの本は以前は買ふだけでなく、きちんと読んでゐたのだが、この頃はあまり真面目に読んでゐない。今回のはあまり厚くないやうなので、久しぶりに読んでみようか。ちょっと怖さうなのだが。もう一冊はなぜかラシュディ。私がラシュディを買って読んでどうするつもりなのかといふと、特に計画もない。読むだけである(読めれば)。


11月17日(水)

 マイクル・フリン『異星人の郷 上』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。PDF化したものをKindle3で読んでゐるのだが、ちょっと字が小さくてつらい。本体がもっと大きいと、今度は上着の内ポケットに入らなくなってしまふので、それは困るのだが。何もかもうまくいくとは限らない。

 紀伊國屋書店に本を註文から、ウンベルト・エーコ『バウドリーノ 上』(堤康徳訳/1900円+税/岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ウンベルト・エーコ『バウドリーノ 下』(堤康徳訳/1900円+税/岩波書店)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ジョン・リンゴー『地球戦線 2』(月岡小穂訳/740円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。早く読みたい。

 エーコが届いたのも嬉しいが、今日はAmazon.comから、NuForce Icon μDAC2-HP (Black) Headphone Amp and USB DAC (24bit/96kHz)が届いたのが嬉しい。本体が75ドルで送料が26.50ドル。ということは8500円程度といふことか。その名のとほり、USB接続のD/A converterである。前にも書いたやうに(本当だらうか)、Mac miniから聞こえるバッハの音に、さあ〜っといふノイズが常に入ってくるのである。こつを繋いだら解消されるんぢゃないかといふ助言をいただいて、早速買ってみた。今までは、ステレオミニプラグ(ヘッドフォン端子)しかない安価なものはなかったのだが、これが新発売になったので、私にも買へるやうになったといふ訳だ。喜びに震へる手でUSBポートに差し込み、イヤフォンを繋いだ……雑音は消えた。素晴らしい。といっても、こんな単純な話でもなかったのだが、詳しくは後日別ページで報告しようと思ふ。とにかく、これからは心穏やかにバッハを聴きながら仕事ができるといふわけだ。それで仕事が捗ればいいのだが、音楽に気を取られすぎないやうに気をつけなくてはならない。


11月16日(火)

 A・N・ウィルソン『C・S・ルイス評伝』をやうやく読み終へる。長かった。それにしても、ルイス兄弟の愛情や、トールキンとの友情の深さは、私には測りかねる。あと、ルイスとトールキンのキリスト教への深い気持ちも。私は宗教に関心がないばかりでなく、友情にも関心がないのか。あるいは友人がゐないだけか。

 明日から、途中で放置してゐたC・S・ルイス『喜びのおとずれ』を読まなければならないやうな予感がしてゐる。

 この日記を書き始めた頃、小学館の『バッハ全集』を買ってゐた。結構高価なので買ひ続けるのは大変だったが、何とか全巻揃へた。ところが! 私はこれをちゃんと聴いてゐない。今日、気がついた。何をしてゐたんだ、十年以上。早速今日から聴き始めることにした。あまり聴いたことのなかったMotetten/Magnificatの巻など。Magnificatいいなあと思ったら、いつの間にか、John Eliot Gardiner指揮のMagnificat / CantataをAmazon.co.jpに註文してゐた。全集に収録されてゐるのは、Karl Richterの迫力のある演奏なのだ。

 一体何をやってゐたのか、この十数年間。


11月15日(月)

 紀伊國屋書店に本を註文。
●ウンベルト・エーコ『バウドリーノ 上』(堤康徳訳/1900円+税/岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ウンベルト・エーコ『バウドリーノ 下』(堤康徳訳/1900円+税/岩波書店)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ジョン・リンゴー『地球戦線 2』(月岡小穂訳/740円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 ウンベルト・エーコは楽しみである。「神聖ローマ皇帝の養子となった農民の子バウドリーノが語り出す数奇な生涯とは…。言語の才に恵まれ、語る噓がことごとく真実となってしまう男が繰り広げる、破天荒な冒険ロマン。 」といふ内容。地球戦線は読まないかも。

 今日の電子化。
◆中原英臣・佐川峻『数字のウソを見破る』(PHP新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
今年の一月に出た本。医療・健康・経済・社会などさまざまな分野で目にしたり耳にしたりするもっともらしい数字にどれだけ根拠があるのかを見極めよといふ内容。なかなか興味深かった。

 今日も通勤電車では、A・N・ウィルソン『C・S・ルイス評伝』を読む。一体いつになったら終はるのか。


11月14日(日)

 日曜日は電車に乗らないので本が読めない。でも、音楽は聴ける。手持のCDからハードディスクに曲を保存していく。今まで貯め込んだファイルをほとんど捨てて、flac形式で保存しなほしてゐるのである。MacOSの方ではalac形式で。しかし、同じ曲をubuntuにはflacで、MacOSではalacで、といふのは何だか無駄なやうな気がする。そこで、flacでubuntuサーバに保存し、それをFireflyでネット内で共有すればいいと考へた。Flac形式で保存したものをMacOSの方ではiTunesで利用できるやうになるから、これは好都合ではないか。だが、大きな問題があることに気がついた。iPod Touchに取り込めないのである。そんなわけで、一日CDを保存しながら、仕事。一日中。


11月13日(土)

 日本の古本屋で検索して、キリン書房から、日高敏隆/阿部謹也『「まなびや」の行方』(黙出版)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店]が届く。

『DigiFi No.1 (2010 OCTOBER)』(1300円/ステレオサウンド)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]がAmazon.co.jpから届いた。

 PCオーディオのことなんか、何も知らないも同然なので、何を読んでも感心できる。いろいろなものを買ひたくなるが、我慢する。

 眠い。


11月12日(金)

 東京創元社からマリー・ルツコスキ 『ボヘミアの不思議キャビネット』(圷香織訳/980円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をいただきました。ありがたうございました。「魔法と陰謀が支配する不思議な世界のボヘミアを舞台にした〈クロノス・クロニクル〉第一弾」です。創元推理文庫ファンタジイはシリーズ作品がどんどん増えていく気がするのだけど、気のせゐだらうか。

 今日の電子化。
◆マイクル・フリン『異星人の郷 上』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆マイクル・フリン『異星人の郷 下』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
の二冊。これも同じ本が二冊になってしまったから。かうやってpdfファイルをKindleに入れておけば、毎日出勤するときに持ち歩けるから、電車の中で読みやすい。

 Amazon.co.jpから、永田和宏『タンパク質の一生』(760円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、池田和正『トコトンわかる図解基礎生化学 』(3500円+税/オーム社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、『パソコンで楽しむ極上のオーディオサウンド』(1000円+税/COLOR新書y)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、『iPodではじめる快感オーディオ術』(1900円+税/リットーミュージック)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。

『パソコンで楽しむ極上のオーディオサウンド』をぱらぱらと捲ってみて、紹介されてゐる機器がとても私の買へるものではないものばかりで、寂しくなってくる。何十万円もする機器はとても買へない。5万円でも無理だ。でも、とりあへずUSB DACといふものを買ってみればいいのではないかとは思った。さういへば、先日、最近Mac miniにつないだヘッドフォンから聞こえてくる音が悪くて悲しいのだと云ったら、ニューフォース USB DAC「Icon-uDAC2」がいいよと薦めてくれた知人がゐたのだった。15750円か。ちょっと高いなあ。その金で本を買ひたい。それに私はRCAライン出力(といふのか)は要らないのだ。ステレオミニプラグ(ヘッドフォン端子)さへ挿せればいい。もっと安いのはないのかなと思ったら、これのヘッドフォン出力しかないやうに見える製品を見つけたのであった。NuForce Icon uDAC2-HP (Black) Headphone Amp and USB DAC (24bit/96kHz)である。これって同じようなもので、ヘッドフォン端子しかないといふ製品ではないだらうか。私の認識が間違ってゐるだらうか。この分野の機器には疎いのでよく判らない。Amazon.comに註文すると送料などはいくらになるのだらうかと思って、カートに入れて送料を確認したりしてゐたら、気がついたら註文手続きが終はってゐた。なんといふことだ。すぐに註文取り消しの作業を行へば間違ひは取り消せるのだが、それには気づかない振りをして、うっかり註文させる手口が巧妙だとAmazon.comを責めてみる。送料を含めて代金はおよそ一万円。この前買ったKindleよりは安い。


11月11日(木)

 アメリカのSF情報誌Locus11月号が届く。

 それを眺めながら洋書を買ふ。紀伊國屋書店に、
○C. S. Lewis Surprised by Joy: The Shape of My Early Life (Mariner Books, 1996) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]
○Ann Vandermeer & Jeff Vandermeer, ed. Steampunk Reloaded (Tachyon Pubns, Nov 2010) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]
○Anthony Huso The Last Page (Tor Books, Aug 2010) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]
○Mike Resnick Blasphemy (Golden Gryphon Pr, Oct 2010) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]
○Kate Carlisle The Lies That Bind (Signet, Nov 2010) [Amazon.co.jp, 紀伊國屋]
を註文。C・S・ルイスは情報誌は関係ないけど。『喜びのおとずれ』の原書。念のため。Kate Carlisleのは、書籍修復家が主人公のミステリ。多分シリーズ第三作。第二作もまだ読んでゐない。たまる一方。やれやれ。

 Amazon.co.jpにも本を註文。
●永田和宏『タンパク質の一生』(760円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●池田和正『トコトンわかる図解基礎生化学 』(3500円+税/オーム社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
仕事で使ふ。タンパク質の本。

 今日もA・N・ウィルソン『C・S・ルイス評伝』(中村妙子訳/新教出版社)を読みながら出勤。かなり飽きてきたが、まだまだ足りない。頭の隅々までルイスが染み込むやうに読みつづける。

 今日の電子化。
◆市井三郎『歴史の進歩とはなにか』(岩波新書/1971年)[Amazon.co.jp]
多分、高校生のときに読んだ本。きっと、一生読まない。でも、電子化してとっておくことにしよう。
 そろそろ、電子化したものを判りやすく眺めたり探したりする仕組みを考へないと、どの本も二度と見つけられなくなってしまう。それを考へるとちょっと難しい。


11月10日(水)

 先日Abebooks.comで検索してFASTEXTに註文したA.N. Wilson C.S.Lewis: A Biographyの註文がキャンセルされてしまったので、再度Abebooks.comで検索し、イギリスのDim and Distantに註文。今回も本の価格はおよそUS$1.00で送料が$5.00弱。一ポンドにもならない商品を手間暇かけて国際郵便で発送する気がしないといふのは想像できる。でも、いつか親切な古書店が発送してくれると信じて註文しつづけるだけである。

 二日以内に発送といふメールが来たから、今度は大丈夫だらう。ありがたう、Dim and Distant。

 今日の電子化本。
◆香山リカ『親子という病』(講談社現代新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆大森望編『ぼくの、マシン』(創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
親子の本は、読んだのだけどよく覚えてゐない。「すべての親子は気持ちワルイ。」といふ言葉は覚えてゐる。『ゼロ年代日本SFベスト集成〈S〉』の方は前にも書いたやうに、二冊手元にあるので、一冊を使って電子化し、PDFをKindleに入れて読まうと考へてゐるところ。今回は、〈F〉よりも余白に汚れがスキャンされなかったのか、ページを送るたびに大きさが変はる印象は少ないやうだ。まだ〈F〉も半分しか読んでゐないのだけど。私は日本SFをほとんど読んでゐないので、かなり効率のよい読書をこのアンソロジーは提供してくれる。前に読んだことのあるのは、「嘔吐した宇宙飛行士」くらゐだらうか。

 発作的に、Kindle版の
○C. S. Lewis The Lion, the Witch and the Wardrobe (HarperCollins) [Amazon.com]
を購入。もちろん、ペーパーバックは持ってゐるのだが、検索できるから。まとめて全巻買はずに我慢してみた。ペーパーバックは中学から高校の頃、買ひそろへた記憶がある(何度も書いてゐるが)。300円台で買へたPuffin版が突然1300円くらゐになって慌てて旧価格の値がついてゐるのを買ったのだった。岩波の日本語版は高かったので、書籍購入費を節約するために安いペーパーバックを買った。あの頃の日本はまだ貧しかったのだ(嘘)。


11月9日(火)

 先日、日本の古本屋で註文したときに、日本の古本屋扱ひでクレジットカード支払ひをすることにしてゐたのだが、さうすると、註文時にはカードの情報を入力せず、後でメールで註文確認の通知があったときに支払ひ手続きの指示がなされるので、ちゃんとメールを読まなくてはならない。それを今回はうっかりしてゐた。註文確認のメールが届いてもう三日目だ。三日も無駄にしてしまった。もう人生の残り時間を数へて生きてゐるといふのに、本が届く時間が三日も余計にかけてしまった。タイムマシンが欲しいと思ふのはこんなときだ(本当はそれほどでもない)。

 A・N・ウィルソン『C・S・ルイス評伝』(中村妙子訳/新教出版社)を読みながら出勤。また少しルイスに詳しくなる。

 紀伊國屋書店に本を註文。天気がよかったからとでも云っておかうか。
●鳥飼玖美子『「英語公用語」は何が問題か』(724円+税/角川oneテーマ21)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●中西茂『異端の系譜 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス』(720円+税/中公新書ラクレ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●大塚英志『物語の命題 6つのテーマでつくるストーリー講座』(762円+税/アスキー新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●A・R・ルリヤ『偉大な記憶力の物語』(天野清訳/960円+税/岩波現代文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●シオドア・スタージョン『[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ』(若島正編/850円+税/河出文庫)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
新書と河出文庫。

 疲れたので今日はとりあへず寝る。


11月8日(月)

 A・N・ウィルソン『C・S・ルイス評伝』(中村妙子訳/新教出版社)を読みながら出勤。些か飽きてきたが、読み続ける。

 帰りの電車はいつもと違う経路で帰ったので少々混雑してゐて、大きくて重いルイス伝を鞄から出せず、上着の内ポケットからKindleを出して、大森望編『逃げゆく物語の話』(1000円+税/創元SF文庫)を少し読んでしまった。やはり大きくて重いルイス伝でも、指二本くらゐでひょいひょいと取り出せるくらゐ、手や腕を鍛えた方がいいのだらうか。

 若葉書店から、C・S・ルイス『神と人間との対話』(竹野一雄訳/新教出版社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。全部読まうといふつもりはないので、そんな持ち主に買はれてしまった本が可哀想である。

 今日の電子化本。
◆小飼弾『新書がベスト』(ベスト新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
あまり感銘を受けなかった新書。たくさん買ってどんどん読めって書いてあるけれども、私はもう云はれなくても充分読んでゐるやうな気がした。

 カナルタイプヘッドフォンは小さいスピーカを耳の穴に突っ込むのに、どうしてイヤフォンと云はずにヘッドフォンと呼ぶのだらう。


11月7日(日)

 いつも書いてゐることだが、毎日バッハを聴いて生きている。ここ数年(もう十年くらゐだらうか)CDの中身はMacの中に移してから聴いてゐた。iTunesは使いやすいから、これを使って音楽を保存し、再生してきた。だが、昨年からMac miniの音が悪いのである。その前はPowerMac G5を使ってゐた。その頃は、そんなふうに感じたことがなかったから、Mac miniがよくないんだらうか。ヘッドフォンを買ひ替へたり、Ubuntu 10.10で動かしてゐるサーバ機にサウンドカードを買って挿してみたりもした。いろいろ試して今はそれなりに落ち着いてゐるが、自分が如何にPCオーディオのことを知らないかを痛感した。私はいまだにどうして音楽をコンピュータに保存できて、それを再々できてゐるのかまったく判っていない。もう少し、真剣に考へよう。歳を取って耳が悪くなる前にもっとバッハを愉しまう。さう心の決めて本を買った。私は何事も本を買ふところから始めるのである。
『パソコンで楽しむ極上のオーディオサウンド』(1000円+税/COLOR新書y)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『iPodではじめる快感オーディオ術』(1900円+税/リットーミュージック)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『DigiFi No.1 (2010 OCTOBER)』(1300円/ステレオサウンド)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
Amazon.co.jpに註文した。

 何も知らないから、何から買ったらいいかもよく判らないのだが、まあ、この辺りからでいいのかなと思って。


11月6日(土)

 A・N・ウィルソン『C・S・ルイス評伝』(中村妙子訳/新教出版社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読まなければならないのに、『逃げゆく物語の話』(1000円+税/創元SF文庫)が入ったKindleをポケットに入れたまま、A・N・ウィルソン『C・S・ルイス評伝』(中村妙子訳/新教出版社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を少し読んでしまったりする。常にポケットに入ってゐると、つい読んでしまふのだ。

 地下鉄副都心線に生まれて初めて乗った(のかも知れない)。

 夜になって机に座ってキーボードに手を乗せモニターを見つめて1時間ほど過ごしてみたが、結局眠気と戦ふのが精一杯で他には何もできてゐないことに気がつき、時間の無駄でしかないので寝ることにする。と、やうやく、これだけは書き終へた。


11月5日(金)

 読みかけの大森望編『逃げゆく物語の話』(1000円+税/創元SF文庫)が入ったKindleをポケットに入れたまま、A・N・ウィルソン『C・S・ルイス評伝』(中村妙子訳/新教出版社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。読まなければならないのだ。ゼロ年代SFの傑作集を読みたいと云っても許されない状況なのだ。私はルイスの本を読まなければならない。

 やれやれ。

 日本の古本屋で検索して、キリン書房に、
●日高敏隆/阿部謹也『「まなびや」の行方』(黙出版)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店]
を註文。1000円+送料。再度、日本の古本屋で検索して、若葉書店
●C・S・ルイス『神と人間との対話』(竹野一雄訳/新教出版社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。1250円+送料。絶版・品切れでなければ極力新刊書店で買ふことにしてゐるのだが、今回はどちらも仕事の資料なので古本屋で購入。

 この若葉書店といふのは、ホームページに「ミステリー替え歌」と「ミステリー川柳」のページがある。何なんだ。

 Amazon.comで、
○C. S. Lewis The Pilgrim's Regress (Wm. B. Eerdmans Publishing) [Amazon.com, Amazon.co.jp]
のKindle版を購入。ルイスの『天路逆程』として知られてゐる作品。邦訳がまだないやうなので、原書を購入。Kindle版なら検索ができるから何かの役にたつこともあるかも。

 先日買った、つまり今読んでゐる『C・S・ルイス評伝』の原書を持っておいた方がいいかと思ひ、Abebooks.comで検索して、FASTEXTに註文。
○Wilson, A.N. C.S.Lewis: A Biography (HarperCollins, 1990)
US$1.00+送料($6.61)。安い。

 さらに三省堂書店本店で、
●阿部謹也『学問と「世間」』(岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を購入。ちょっと仕事で必要だったもので。こんな調子で本を買ってゐては、全然本が減らない。電子化の速度がまったく購入速度に追ひついてゐないではないか。


11月4日(木)

 今日の電子化
◆大森望編『逃げゆく物語の話』(1000円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
出たばかりの本だが、先日書いたやうに二冊になってしまったので、一冊をPDF化。うちには同じ本を複数置いておく余裕はないのだ。今回は紙の本は書棚に置いておいて、電子化した方をKindleに入れて、通勤時間に読む。

 自分でpdf化した書籍をKindleで読むと、余白を自動的に削除してくれる機能のせいか、余白の長さがページを捲る旅に異なっていて、すなはち活字の大きさもページごとに少しづつ変はるので、読んでゐてちょっと気持ちが悪いのだった。もう少し字が大きい方がいいかも。

 ハリー・ムリシュ『過程』(長山さき訳/2500円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。どうも、これは生命にを創造するといふ神の領域に踏み込む人間の話。言葉と文字列の話が絡んでゐるやうだ。最初の方は面白かったのだが、遺伝子組み換へのところからは強い魅力は感じられなくなる。やってみれば判るが、遺伝子組み換へ実験は実に簡単で、高校生でもできる。そんなことで神の領域と云はれてもね。私は科学の進歩は人類の進歩だと思ってゐるのだ。

 黒田藩プレスから『ゾラン・ジフコヴィッチの不思議な物語』(山田順子訳/800円)[黒田藩プレス]が届く。明日から早速読みたいが、しかし!

 並樹書店から、A・N・ウィルソン『C・S・ルイス評伝』(中村妙子訳/新教出版社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。これを読まなくてはならない。好むと好まざるとに関わらず、明日からこれを読まなくてはならない。

 眠い。早く寝よう


11月3日(水)

 うっかりすると忘れてしまひさうだが、実は今日は祝日である。休みである。そんなわけで、水越美枝子『40代からの住まいリセット術』(700円+税/生活人新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読んでみた。この本は「住まひに対して「とりあへず」といふ意識を捨て、居心地のいい住まひづくりに着手することで、生きるエネルギーも手に入れてほしいといふ思ひで書いたもの」だといふ(原文は新仮名)。さうは云っても、とりあへずでその場を何とかしなければならないこともある。毎日生きて行かなければならないのだから。住まひの「フォーカル・ポイント」とかいふ用語を導入されても判りにくい。などと不満を云ひながらも、自分の部屋がどう見えるかと客観的に判断して、見えるところに置くものと置かないものを考へろといふのはよく判る。キッチンの動線など、読みながら考へると、わが家はそれなりに効率的に配置できてゐるやうな気がする。無駄なものもあまり散らかってゐないし、別の云ひ方をすれば、もうこれ以上はどうしようもないといったところ。収納に関してはほとんど本の問題なので、これもどうしようもない。どれくらい電子化できるかが老後の生活空間の確保に直結するやうな気がする。

 うっかりすると忘れてしまひさうだが、実は今日は祝日である。休みである。そんなわけで、いや、それは関係ないが、イワキユニフォームにテーブルクロスを註文した。本とは関係ないけど。でも、生成り色といふ名前の色を初めて知ったことは書き残すに値すると思ふ。買ったのは生成り色ではないが。

 うっかりすると忘れてしまひさうだが、実は今日は祝日である。休みである。そんなわけで、一昨日買った「男の隠れ家 2010年 12月号」(朝日新聞出版)[Amazon.co.jp]で「本を愉しむ喫茶店」として紹介されてゐたcombine中目黒に行ってみた。「鶏もも肉と季節野菜のグリーンカレー」を食べた。950円くらゐだったやうな気がする。美味かった。特別感激するといふほどでもない。普通の美味いグリーンカレーである。あの、アジアの料理によく付いてくる独特の香りの草(名前忘れた)が嫌ひな人は駄目だらう。壁一面が書棚になってゐる。世界幻想文学大系が10冊くらいあったり、異色作家短篇集の古いのがあったり、ピンチョンの『V(新装版)』(国書刊行会)があったり。澁澤龍彦がたくさんあった。場所は判りにくい。が、面倒臭いので詳しく説明しない。


11月2日(火)

 Amazon.co.jpから、「男の隠れ家 2010年 12月号」(朝日新聞出版)[Amazon.co.jp]と『理工系大学基礎化学実験第3版(2200円+税/講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。「男の隠れ家 2010年 12月号」は、ほとんど全部が本の特集。第一章が新刊書店、第二章が図書館、第三章が古本屋、第四章が本を愉しむ喫茶店といふ構成である。その分量は百ページを越えてゐる。

 紀伊國屋書店から、山尾悠子『夢の遠近法』(1800円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、水越美枝子『40代からの住まいリセット術』(700円+税/生活人新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、李昌桓『Amazon Cloudテクニカルガイド』(3800円+税/インプレスジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、J・G・バラード『人生の奇跡 J・G・バラード自伝』(柳下毅一郎訳/2200円+税/東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、マイクル・フリン『異星人の郷 上』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、マイクル・フリン『異星人の郷 下』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、E・E・ナイト『ヴァンパイア・アース』(佐田千織訳/1000円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、大森望編『ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成S』(1000円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、大森望編『逃げゆく物語の話 ゼロ年代日本SFベスト集成F』(1000円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。山尾悠子『夢の遠近法』は、収録作品は全部持ってゐるはづだが、別冊子として挟み込まれてゐる「山尾悠子エッセー抄」はどれも初めて目にするもの。ラヴクラフトに言及するものは興味深い。

 明日は休日。今日買った本をゆっくり読みたいところだが、仕事があるのだった。


11月1日(月)

 日本の古本屋で検索して、並樹書店に、
●A・N・ウィルソン『C・S・ルイス評伝』(中村妙子訳/新教出版社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。本当は新刊書店で買ひたかったのだが、この頃、書籍代の出費が多いので、やむを得ず古本屋で。

 Amazon.co.jpに「男の隠れ家 2010年 12月号」(朝日新聞出版)[Amazon.co.jp]を註文。特集が「本のある空間、本とある時間」だから。どんな内容か判らないが。

 一緒に、
『理工系大学基礎化学実験第3版(2200円+税/講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●山尾悠子『夢の遠近法』(1800円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●水越美枝子『40代からの住まいリセット術』(700円+税/生活人新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●李昌桓『Amazon Cloudテクニカルガイド』(3800円+税/インプレスジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●J・G・バラード『人生の奇跡 J・G・バラード自伝』(柳下毅一郎訳/2200円+税/東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●マイクル・フリン『異星人の郷 上』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●マイクル・フリン『異星人の郷 下』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●E・E・ナイト『ヴァンパイア・アース』(佐田千織訳/1000円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●大森望編『ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成S』(1000円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●大森望編『逃げゆく物語の話 ゼロ年代日本SFベスト集成F』(1000円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上である。

 10月27日に黒田藩プレスから
『ゾラン・ジフコヴィッチの不思議な物語』(山田順子訳/800円)[黒田藩プレス]
が刊行されたといふので、どうやったら買へるのかと思ったら、「個人客は弊社から国内送料無料で直接購入できます。弊社まで 問い合わせてください」と書いてある。早速、メールで購入方法を訊ねたところ、「発送しました!」といふ返事が。はやい。支払ひは商品到着後でいいらしい。ジフコヴィッチは何冊か英語版を持ってゐるのだが、読んだのは短いのを一冊だけだったと思ふ。それだけで、勝手に期待してゐる作家なのだ。
 それにしても、発送するなら住所のマンション名を省略せずに書けばよかった。無事に届けばいいのだが。

 九月には少々本を買ひすぎて、クレジットカードの請求書を見て激しく狼狽へ、本の註文ができなくなった。10月は我慢しようと思った。結局11月に我慢した分を註文するなら同じことではないかと思ふかも知れない。しかし、我慢してゐるうちに忘れてしまふことだってあるのだ。さうなれば註文する冊数は減る。あるとき、どうしても欲しいと思っても、数日経って興奮が収まればどうして欲しかったのかと思ったりするものだ。購入書籍数推移を見れば、10月にどれほど我慢したかがよく判る。

 今月は少し冊数は増えさうな予感がする。

 数日前から読んでゐる『過程』(長山さき訳/2500円+税/国書刊行会)の作者が亡くなったさうである。毎日新聞の記事

 その『過程』(長山さき訳/2500円+税/国書刊行会)だが、164ページのアミノ酸配列は間違ってゐないか。162ページの塩基配列をみると、6番目のコドンは終止コドンなのだが。

 東京創元社編集部から、大森望編『ぼくの、マシン ゼロ年代日本SFベスト集成S』(1000円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、大森望編『逃げゆく物語の話 ゼロ年代日本SFベスト集成F』(1000円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、マイクル・フリン『異星人の郷 上』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、マイクル・フリン『異星人の郷 下』(嶋田洋一訳/940円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をいただきました。四冊も、ありがたうございました! さっき発送のお知らせが紀伊國屋書店から来たので、明日には本が届くとは思ひますが。四冊も。


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