月曜と火曜で買った本。
●野村悠里『書物と製本術』(みすず書房)
●ロバート・F・ヤング『時をとめた少女』(小尾芙佐他訳/ハヤカワ文庫)
●三上延『ビブリア古書堂の事件手帳7』(メディアワークス文庫)
『騎士団長殺し』第1部をやうやく読み終へる。如何にも村上春樹っぽい感じで、まるで村上春樹っぽい作品を書いて見せる人たちに村上春樹っぽく書くといふのはかういふことだと示してゐるかのやうにも思へるほど。
グレッグ・イーガン『アロウズ・オブ・タイム』(山岸真・中村融訳/早川書房)ご恵贈賜りました。ありがたうございました。
ゲイル・キャリガー『ソフロニア嬢、倫敦で恋に陥落する』(川野靖子訳/ハヤカワ文庫FT)ご恵贈賜りました。ありがたうございました。
SFマガジン4月号ご恵贈賜りました。ありがたうございました。特集は〈ベスト・オブ・ベスト2016〉として上田早夕里、宮内悠介、ハーラン・エリスン。翻訳は他にラヴィ・ティドハーとカール・シュレイダー。
河野裕『最良の嘘の最後のひと言』(創元推理文庫)とロイス・マクマスター・ビジョルド『マイルズの旅路』(小木曽絢子訳/創元SF文庫)、G・ウィロー・ウィルソン『無限の書』(鍛治靖子訳/東京創元社)をご恵贈賜りました。ありがたうございました。
ベルンハルト・マイヤー『ケルト事典』(鶴岡真弓監修/創元社)が届いた。
『騎士団長殺し』が届いた。第1部を読み始める。
Abebooks.comで検索して、欧米各地の古書店に4冊註文。
○Fiona Macleod Das ferne Land: Zwei keltische Sagen
○Fiona Macleod Ulad of the Dreams, Limited 2nd edition on imitation vellum (1907)
○Fiona Macleod Wind and Wave (1906)
○Michael Bauer Blas na Gàidhlig (2011)
○Terry L. Meyers The Sexual Tensions of William Sharp
何れも、フィオナ・マクラウド関連。最後の一冊は去年の八月に買ってゐた。
Amazon.co.jpでKindle本、
○Ian Crofton A Dictionary of Scottish Phrase and Fable (2012)
を購入。これもフィオナ・マクラウドの資料として。
今週もアイアマンガー第三部の他に、マクラウドの作品で確認しなければならない作品を読んだりしてゐて、全然読書が捗らない一週間だった。
今週買った本。訳あってすべてAmazon.co.jpに註文。
●藤野可織『爪と目』(新潮文庫)[Kindle版
●J・L・ボルヘス『アレフ』 (鼓直訳/岩波文庫)
●フリオ・リャマサーレス『黄色い雨』(木村榮一訳/河出文庫)
●木村敏『時間と自己』(中公新書)
●ヤン・ブレキリアン『ケルト神話の世界(上)』(田中仁彦訳/中高文庫)
●ヤン・ブレキリアン『ケルト神話の世界(下)』(田中仁彦訳/中高文庫)
●ジュディ・ハミルトン『小作人とアザラシ女』(にしざかひろみ他訳/春風社)
●ミランダ・J・グリーン『ケルト神話・伝説事典』(井村君江他訳/東京書籍)
●村上春樹『騎士団長殺し:第1部 顕れるイデア編』(新潮社)
●村上春樹『騎士団長殺し:第2部 遷ろうメタファー編』(新潮社)
村上春樹は予約註文。
Abebooks.comで検索して、Santa BarbaraにあるRandall House Rare Booksに註文。
○Fiona Macleod The Hills of Ruel and Other Stories (Duffield and Company, 1921)
登場人物の名前がどの版から変はったのかを確認したくて……
サラ・ウォーターズ『荊の城 上・下』(中村有希訳/創元推理文庫)を読む。これは面白い。意外な真相が二度三度、鮮やかに展開される。『オリヴァー・ツィスト』的な孤児と詐欺師の物語だが、もっと現代的な作り(舞台はディケンズと同じ時代だが)になってゐる。
この一週間は本を買はなかったやうな気がする。
「SFが読みたい! 2017年版」(早川書房)と真園めぐみ『玉妖綺譚〈2〉』(創元推理文庫F)ご恵贈賜りました。
今週出た本の雑誌3月号「特集:読書スランプ脱出法!」に「講書スランプ」といふのを書きました。
マクラウドの作品が再録されるときに書き替へられてゐることがあるのが判り、少々慌ててゐる。面倒臭いことになる。
先週買った本。
●井村君江『ケルトの神話』(ちくま文庫)
紙の本はこれだけ。その他、Kindle本を4冊ほど。
○Jeffrey Ford A Natural History of Hell (Small Beer Press)
○Robert Charles Wilson Last Year (Tor Books)
●サラ・ウォーターズ『荊の城 上』(中村有希訳/創元推理文庫)
●サラ・ウォーターズ『荊の城 下』(中村有希訳/創元推理文庫)
季刊へるめす第47号(1994年1月/岩波書店)と、新潮2007年1月号(第104巻第1号 文学の5つの出来事)が届いた。前者は、南條竹則氏が早稲田の古書店でアーサー・シモンズの『黄金の門』を買って関川左木夫氏のところでそれを見せたら芥川龍之介のサインが入ってゐると指摘され、自分の持ってゐるマクラウド全集第二巻に同様のサインがあるのを示してくれたといふ話が載ってゐる。後者は、三島由紀夫が十代の頃に友人に書いて手紙に、松村みね子訳のフィオナ・マクラウドの小説を絶賛する文章が載ってゐるのだ。