bk1から、日垣隆『売文生活』(780円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1]、斎藤成也『DNAから見た日本人』(700円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1]、赤沢威編著『ネアンデルタール人の正体』(1400円+税/朝日新聞社)[amazon.co.jp, bk1]が届く。手に取った拍子に、ネアンデルタールの本を三分の一ほど読んでしまった。こんなはづぢゃなかったのに。続きは明日にして、ダンセイニの翻訳をしなければ。と思った途端、手にしてゐたのが『売文生活』。原稿料の話が延々と書いてあり、やめられなくなる。面白い。文章を書いて収入を得るといることについて改めて考へてみたりする。
新書館から「今度こそSF200ガイドが出ます」といふ連絡が来る。今までに何度もさういふ話を聞いたことか。本当に大丈夫なのか。
どうにも読書時間が少なくて本を読み進めることができないので、今日から毎晩30分くらゐ本を読む時間をとることにしたい。早速、今日から実行しようと思ひ、The Mysteriesを手に取ったのだがたちまち激しい眠気に襲はれてしまふ。結局読めないのか。毎日一日20分弱の通勤列車内でしか読めないといふことか。
bk1から、Sid Steward『PDF Hacks』(千住治郎訳/2400塩+税/O’Reilly Japan)[amazon.co.jp, bk1]とMichael Fitzgerald『XML Hacks』(佐藤直生監訳/3200円+税/O’Reilly Japan)[amazon.co.jp, bk1]が届く。どうだらうか、何か役立つだらうか。知ってゐることはすでに知ってゐるし、知らないことは難しくてさっぱり判らなかったりすると、本のページを捲ってゐても虚しくなるのだ。pdfの方が些か不安。
Bookendsといふソフトウェア、文献整理ができたり、蔵書管理ができたりするらしいが、私は論文の引用文献管理用に(EndNoteの代替品として)購入してゐた。一回も実際に使はないまま、気がついたらversion 8.0.3になってゐた。しかも、アップグレードは有料だった。29ドルだった。悔しいから蔵書管理にも使ってみようかな。
早川書房からSFマガジン5月号が届く。特集は〈英国SFの新潮流 ニュー・ウィアード・エイジ〉である。面白さうである。「ウィアード」といへば、Weird Talesとか「リトル・ウィアード」しか知らない私にとって、知らない名前ばかりである(という訳でもないけど)。来月の特集も面白さう。しかし、こんなに編集者が辞めてしまって大丈夫なのか。
唐突に話は変はりますが、PHPを使って語句検索ばかりでなく、仮想二次元電気泳動像描画システムを作ってみました。等電点と分子量で座標をとって丸を描くだけですがね。有用性は低いと思ひます。こちらにあります。縦軸が対数目盛なのがちょっと面倒臭かったところ
日曜日なので朝からダンセイニなのだが、途中でつらくなって部屋の掃除をしてしまったりする。余計疲れて翻訳が進まなくなる。
疲れてゐると小説を読む元気がなくなるので、新書なんかをつい買ってしまふ。昨日もうっかり二冊も新書を読んでしまった。ああいふ「今どきの言葉」の本を読むと、人と話をしたくなくなるので本当はあまり精神衛生上よくないのだ。いちいち言葉の言い回しが気になって、耳を塞いで過ごしたくなる。
それでもまた新書を買ってしまふ。翻訳の邪魔になるかも知れないのだが。
●日垣隆『売文生活』(780円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1]
●斎藤成也『DNAから見た日本人』(700円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1]
●赤沢威編著『ネアンデルタール人の正体』(1400円+税/朝日新聞社)[amazon.co.jp, bk1]
●Sid Steward『PDF Hacks』(千住治郎訳/2400塩+税/O’Reilly Japan)[amazon.co.jp, bk1]
●Michael Fitzgerald『XML Hacks』(佐藤直生監訳/3200円+税/O’Reilly Japan)[amazon.co.jp, bk1]
五冊のうち二冊が新書。『売文生活』は題名の感じがよくなかったので手に取る気がなかったのだが、原稿料の歴史と状況の話らしいので買ってみることにした。『DNAから見た日本人』は題名を見て何となく読んでみたくなった。『ネアンデルタール人の正体』は、ロバート・J・ソウヤー『ホミニッド』(内田昌之訳/920円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]を読んでから気になってゐたネアンデルタール人の本だから。残り二冊は題名通りの本。
この頃、買ふ本の多くが読めないまま書棚に埋もれていくので、もっとちゃんと本を読まねばと思ふ。もっともっと読んで、もっともっと書かねば。本は手に取って読まなければ。
今日は仕事の帰りに、地震で窓ガラスがことごとく割れた福岡ビルに入ってゐる丸善に寄ってみた。本も書棚も無事だったやうだと思ひながら店内を回ってゐたら、気がついたら本を購入してゐた。
●秋月高太郎『ありえない日本語』(720円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1]
●石浦章一『東大教授の通信簿』(720円+税/平凡社新書)[amazon.co.jp, bk1]
他にWebDesigning四月号。
新書二冊は、うっかり読み終へてしまった。日本語の乱れを嘆く本がたくさん出るようになってからしばらくその手の本を買うのを控えていたのだが、それをただ指摘するだけでなく、「乱れていてもルールはある」という理由や法則を考えてみようということなので買ってみた。取り上げられている言葉遣いは、よく指摘されていること、あるいは指摘されているのかどうかは知らないが、私が毎日実に不愉快に感じている言葉ばかり。「ありえない」とか「なにげに」とか「よろしかったでしょうか」とか。考察は、まあ納得できると同時に意外な発見は少ない感じ。
アトリエサードから〈トーキングヘッズ叢書23 昭和幻影絵巻〉をいただく。ありがたうございました。胃が痛くなって原稿が書けなくなったといふのに。本当に申し訳ない。
ネットワークログインをしてMac miniを起動するやうになって初めてiPapersを使ったのだが、どうもうまく動かない。困った。これは困った。
今朝、Appleから.Mac案内のメールが来て、そこで紹介されてゐたStickyBrainを早速ダウンロードして試用してみた……あれ? ネットワークログインをしてゐるとうまく動かないやうだ。何なんだ、全く。そこで帰宅してから改めてダウンロードしてみた。いろいろなものが貼り付けられるメモ帳といふ捉へ方でよいのだらうか。便利さうだが、既にNewNOTEPADといふのを持ってゐるからなあ。さらにDEVONthinkなどといふものまで持ってゐるので、もう要らないだらう、いくらなんでも。
ふとしたきっかけで古い(1980年代に復刊したものではなくて、1953年に休刊した方)Weird Talesの表紙絵を観てゐたら、無性に欲しくなってきてしまった。おそらくすでに20〜30冊くらいは持ってゐると思ふので(そんなにないかも)、残りは凡そ240冊。毎月買へば20年で揃へられるといふ訳である。20年とは微妙な年数なので、迷ってしまふ。そんなに生きないかも知れないではないか。でも、ブランデイジとか、フィンレイとか、ボクとか、美しい表紙でいっぱいのはづだ。掲載作品を読むことは滅多にないだらうが。
ちなみに、私の手元に生まれて初めて外国から註文した本が届いたときの小包には、1940年代のWeird Talesが二冊入ってゐた。もう一冊、フィンレイの画集を買ってゐた。若かった、あの頃は。
急に寒くなって小雪が舞ったり。もうすぐ四月だといふのに。
Amazon.co.jpに本を註文。
○Margo Lanagan Black Juice (Eos, $15.99)
○Jay Lake Dogs In The Moonlight (prime, $17.95)
以上僅かに二冊だけである。今日は頭が痛くなって弱ってゐるのかも。疲れてゐるみたいなので、もう寝ようかな。
やうやくXServe上のホームディレクトリにネットワークログインできるやうになった。12回もApple Careとメールのやりとりをして、今日「ローカルのユーザ名と同じ名前のユーザ名だと、ネットワークログインでサーバ上のホームディレクトリから起動することはできないのでしょうか。」といふ質問したら、「はい、クライアントのローカルにログイン致します。クライアントがログインする場合の優先順位は、まずローカルディレクトリを探し次にネットワークディレクトリを探します。よってネットワークディレクトリ(Xserve側のLDAP)内と同じユーザー名がクライアントマシンのローカルに存在する場合は、ネットワークログインせずクライアントマシンのホームにログイン致します。」といふ返事が返ってきた。これを最初に訊けばよかった。
先日註文したキーボードが届く。早速箱から出してキーを叩いてみると確かに打ちやすさう。私はキーストロークが浅くて、押したか押さないか判らないやうな指の動きで入力するキーボードが好きなのだ。単に怠け者で、最少の労力で文字を入力したいだけのことなのだが。バッハを聴きながら文章を書くことが多いといふこともあり、打鍵の音は小さい方がいい。消音キーボードなるものがあったら是非買ひたい。
如何にも仕事をしてゐますといふやうに、ことさら騒がしくキーを叩く奴が嫌ひである。特に、リターンキーを叩きつけるやうに打つ奴が。リターンキーの上に画鋲を置きたくなる。
余震はまだ続いてをり、今日は震度4があったので、帰りの地下鉄のダイヤが乱れて大混雑。やれやれ。
XServe上のホームディレクトリへのログインはもう少しで何とかなりさう。しかし、アップルケアは対応は速いが、いろいろ確認事項を求めてくる割には解決に役立たないなあ。まあ、アップルが悪いのではなくて、この手の話はメールで訊いてもあまり解決には至らないのであらう。途中で、もういいと断ってしまった(もちろん、もっと丁寧な言葉で)。
SF情報誌Locusの二月号が届く。興味を引かれる本が何冊か紹介されてゐるので、買ひたくなってくる。が、今日は我慢する。どうせ、明日か明後日には註文するのだらうが。
外に出ないと全く地震のことなど忘れてしまふのだが、忘れさせまいとでもいふやうに、余震が頻繁にやって来る。しかし、さすがに100回を越えると、窓ががたがたと音をたてても、風が吹いたときと同じくらゐの関心しか示さなくなる。慣れといふのは恐ろしい。
今日はどうもSの字が入力に失敗することが多いやうだ。Sのキーを外して丁寧に掃除しても症状は改善されるどころか、悪化する一方。このままでは、『残像に口紅を』状態に突入してしまひさうだったので、早速新しいキーボードを註文する。私はキーストロークの浅いのが好きなので、それからかちゃかちゃと煩いのも嫌ひなので、もう一回iceKeyを註文しようかとも思ったが、今回はKENSINGTON Slim Type Keyboard for Macにしてみた。今までのよりも場所もとらないのではないだらうか。キットカットで5696円(+税)で売ってゐるのを見つけて註文。送料と税金を含めて6715円となり、直ちに銀行振込の手続をする。これで、今週中には届くだらう。
註文はしたものの、やはり気になるのでもう一度Sの字のキーを外し、隣のAの字のキーも外して、両方丁寧に掃除してから中のゴムを交換して嵌めなほしてみた。すると、Sを入力し損ねることがなくなり、実に快適になってしまったではないか。今週届くキーボードの立場はどうなるのか。職場に持っていって使ふか。
バッハのCDをハードディスクに入れなほしてゐるのだが、iTunesの画面には、曲数と時間が表示されることに初めて気がついた。Helmut Walcha: 203曲: 13.4時間といふやうに。あっといふ間に入るものだと感心しながら見てゐたら、古今亭志ん生: 118曲: 2日といふ表示には驚いた。日といふ単位があるとは。もっと増えたら1月とか表示されるのだらうか。年になったらちょっと怖いな。
今日は朝からダンセイニに専念しようと思ってゐたのだが、うまく気分が乗らないと掃除をしてしまふのは相変はらずである。まづは、キーボードをApple Keyboardから従来使ってゐたiceKeyに戻す。どうもコマンドキーなど押すときに引っかかるキーがいくつかあるのだ。そんなキーボードでダンセイニの翻訳はできない。そこで、iceKeyを丁寧にイソプロパノールで拭き、さらに埃も気になるので掃除機で吸い取ったりする。
掃除機の吸ひが悪いので、溜まってゐるごみを捨てて、フィルターを綺麗にして、各部品の接続部を拭いて嵌め直すと見違へるやうに吸ひがよくなり、今度は床の掃除をしてから、書棚の埃とりへと作業を進めて行く。一体ダンセイニにはいつ取りかかるのかと思ひながらも書棚の掃除をしてゐると、揺れた。震度6弱の地震である。同じ部屋にゐた妻と娘は机の下へ。私は掃除機を持ったまま、書棚にへばりついてゐた。本能的に書棚が倒れないやうに押さへてしまふのである。子供の頃からの習性なのだ。
福岡に住んで十年になるが、震度3以上の地震を経験してゐない。皆、地震には慣れてゐないから大変であらう。11時頃なので、早い昼食の準備などしてゐる家から火災は発生しないかと心配したが、その気配はなく、我が家の被害を確認してみると、本が何冊か書棚から落下したほかに、廊下のドアの凹みに嵌め込んであった書棚がずれて出てきてしまったこと、壁に固定してゐない書棚が少しずれてしまって裏側の板が外れてゐたことくらゐ。ずれた書棚は一旦中身を出して嵌め直し、外れた裏板も嵌めて位置を戻す。他には冷蔵庫の位置がずれたり、コンピュータが倒れたりしたくらゐ。掃除の続きを兼ねて、作業をする。一時間もせずに作業は完了。
我が家の書棚や本は震度6弱までの地震に耐へることが判り、ちょっと安心。
家が落ち着くと次に心配なのは職場である。インターネットで福岡市営地下鉄の運転状況を確認すると「平常運転」と出てゐるので、本当かなと思ひながら、歩いて天神駅へ。西鉄大牟田線が動いてゐないのは判ってゐたからだ。歩きながら辺りを観察すると、ほとんど目立った被害はない。大したことなかったんだなと思ひながら、三十数分歩いて天神駅へ。駅の周りは大変な人だかりである。何故だらうと思って様子を見ると、地下街と駅ビルへの立ち入りが禁止されてゐるやうである。地下へ入れないといふことは、地下鉄に乗れる訳がない。仕方がないのでさらに歩いて職場へ向かふ。途中、丸善の入ってゐるビルのガラスの半分以上が割れてゐるのを目撃する。他のビルは何ともないのに、そのビルだけはガラスが割れてゐる。落下したガラスで怪我をした人もゐたらしい。私は、中の本は大丈夫だらうかと思ひながら横を歩いて通りすぎた。
さらに三十数分歩いて職場へ着く。部屋に入ると、すでに二人がゐた。一人は日曜なのに学会前なのでその準備をしてゐた人、もう一人は地震の被害を確認しに出てきた人であった。不安定な棚の上のものが落下して散らばってゐる他、コンピュータの台や、大型冷凍庫、遠心分離機などが動いてしまってをり、棚から落ちたフラスコの破片が散見される。しかし、薬品などが落下して割れたりはしてをらず、一時間ほど片づけて作業完了。片づけはなぜか私一人であった。まあ、いいけど。
上の階では、大型冷蔵庫が倒れて壁に穴が開いたり、超低温冷凍庫の中身(数百本の微量試験管)が部屋中に飛び散ったり、大変な被害があったらしい。日頃の整理整頓が如何に大事であるかを思ひ知る。
ちゃうど動き出した地下鉄に乗り帰宅。ニュースで、今回の地震で死者まで出たと知る。負傷者も数百人とか。そんなふうには見えなかったが、震度6弱だから、被害がない訳がないか。
夜、少しダンセイニを訳して寝る。
bk1から本が届く。『エリアーデ幻想小説全集第3巻』(住谷春也編・訳/4800円+税/作品社)[amazon.co.jp, bk1]、ロバート・ジョーダン『幻竜秘録4』(斉藤伯好訳/660円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1]、古井倫士『頭痛の話』(740円+税/中公新書1783)[amazon.co.jp, bk1]、羽柴輝良編『人に役立つ微生物のはなし』(1800円+税/学会出版センター)[amazon.co.jp, bk1]の四冊。
早速読んでしまったのが、頭痛の話。自分の頭痛を思ひ返し、こめかみの血管が脈打つやうに痛むこと、運動によって痛みが増すこと、音や明るさが苦痛になること、アルコールによって痛みが増すこと、嘔吐すること、緊張の緩む週末に起こりやすいこと、寝過ぎるとなりやすいことなどから考へると典型的な片頭痛である。ところが、熱い風呂に入って首の後ろを揉みほぐすと痛みが和らぐのは、緊張性頭痛だとしか思へない。まあ、両方の特徴が混在することも珍しくないらしいから、さういふものなのだらう。近ごろは痛みを和らげる薬があるらしいが、私の場合は疲れが溜まると酷くなることが判ってゐるので、薬は飲まずに休むことにしてゐる。しかし、寝過ぎてはならないので、そこの加減が難しい。
東京創元社から本をいただく。ありがたうございました。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『時の彼方の王冠』(三辺律子訳/980円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1]
エドモンド・ハミルトン『反対進化』(中村融編/920円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1]
エドモンド・ハミルトン『彗星王の陰謀/惑星タラスト救出せよ!』(野田昌宏訳/1100円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp,bk1]
今日も職場ではホームディレクトリへのネットログインがうまくいかず、アップルケアにメールで訊ねてみた。流石に高い料金を払ってゐるだけのことはあり、土曜日の午後でもすぐに返事が来た。しかし、解決には至らず、私が帰宅する時間になってしまったので、続きはまた来週である。
仕事を効率良くするために設定しようとしてゐる訳だが、その設定に随分時間と労力を使ってしまってゐる。
昼間不愉快なことがあると、夜になってダンセイニに取りかからうとしても、心にダンセイニが満ちてこないので、翻訳が捗らない。耐へ難い眠気に襲はれるだけなので、もう寝るしかないであらう。
今日も結局サーバの領域をホーム・ディレクトリとしてマウントできさうで結局できなかった。ログインするたびに、.bash_historyは更新されているのが観察されるので、そこをホーム・ディレクトリとして認識してゐるのではないのか。これができないとどうしても落ち着かない。明日は何とかしたいものだ。明日、駄目だったら、アップルケアに聯絡して訊いてみよう。年間何十万も払ってゐるのだから、たまには質問しなければ。私が自分で払ってゐる訳ではないが、勿論。
今日もMacOSX Serverの話。共有フォルダにアプリケーションを入れようと、共有フォルダのタイプをアプリケーションに設定してみたが、アプリケーションとしてサーバー領域に現れたりしないなあ。でも、そこに置いたアプリケーションはちゃんと動くものもあることが判った(動かないものもある)。相変はらずホーム・ディレクトリとしてマウントできない。が、もう少しでできさうな気がする。たぶん、明日にも。
といふことで、MacOSX Serverの本を註文してみた。日本語の本は二冊ほど買ったが、もっと詳しい本が欲しい。そこで、洋書で検索して見つけたのが、これ。
○Michael Bartosh Managing And Using Mac Os X Server ($49.95, Oreilly & Associates)
やはりOReillyにはあったかと思ったが、刊行は4月か5月だ。もう、10.4が出てしまふのではなからうか。でも、あへて註文する。
『時と神々』の序文を訳して送信。僅か一枚ちょっとなのに、二晩もかかるとは。
職場ではMacOSX Server上のnfsをLinuxでマウントするのにやっと成功した。どこをどう変へたのがよかったのかは解らなくなってしまった。でも、これは便利だ。ただ、MacOSXの方ではafpで自分のフォルダをマウントすることはできるのだが、起動時にそれを自分のホーム・ディレクトリとしてマウントするのがどうしてもできない。なぜだらう。かうなったら、Mac miniの方もnfsでホーム領域をautomountで設定してしまはうか。それからNetInfoマネージャでホームディレクトリを変更してしまへばいいのか。さらにafpサーバの設定を見ると、アプリケーションフォルダとしてマウントさせることもできるやうにも見える。ホームもアプリケーションもafpでマウントして、Finkのswディレクトリをnfsでマウントすれば随分身軽になるのではなからうか。いろいろと便利なのに、誰も使はないから、Xserveは私専用のサーバと化してしまひさうだ。
昨日は少しゆっくり寝たので気分も恢復。となれば、bk1に本を註文するのは当然の成り行きである。
●『エリアーデ幻想小説全集第3巻』(住谷春也編・訳/4800円+税/作品社)[amazon.co.jp, bk1]
●ロバート・ジョーダン『幻竜秘録4』(斉藤伯好訳/660円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1]
●古井倫士『頭痛の話』(740円+税/中公新書1783)[amazon.co.jp, bk1]
●羽柴輝良編『人に役立つ微生物のはなし』(1800円+税/学会出版センター)[amazon.co.jp, bk1]
以上四冊。まだ元気がないので控へ目である。なんといっても楽しみなのは頭痛の話でせうか。
昨日ダンセイニのゲラで頑張りすぎたせゐか、朝から胸部に気持ちの悪い痛みを感じる。夜には消えてきたが、早く寝ることにする。
随分弱くなってしまったものだ。
朝から「時と神々」のゲラを見る。ひたすらダンセイニ。訪問者が来ても出ない。電話にも出ない。ただただダンセイニ。夜になって肩が痛くてたまらなくなったので、寝る。
ダンセイニ短篇集第三巻のゲラが届き、狼狽へ、恐れ戦く
今日届くかと思って待ち構へてゐたゲラは届かず、拍子抜け。あとは生活に疲れて寝るだけである。
fictionwise.comからメールが来たので新入荷書籍を眺めてゐたら、先日買ったばかりのLisa Tuttle The Mysteriesがあるのを発見した。でも、このファイル形式はMacOSXでは読めないんぢゃないだらうか。ちぇ。
といふことで、今は毎日の通勤電車の中でThe Mysteriesを読んでゐる。読みやすいので、このまま最後まで読み進められさうな感じだが、いつも書いてゐるやうに、通勤時間が短いので全然進まない。なんとか、もう少し読書時間を確保する方法はないだらうか。
作業環境がやうやくG5に移行できた。Localhostにたくさんの検索サイトを作ってしまって、収拾がつかなくなってゐる。整理しなければ。
グラフィックカードをG5に移して、モニタを三枚繋いで総て作業完了と安心したのだが、気がつくとバッハのiTunes用ファイルを移行するのをすっかり忘れてゐた。どうしよう。無伴奏チェロ組曲が5人分、Lionel Roggの演奏するオルガン曲のCDが一枚、それに古今亭志ん生の落語がCD45枚分くらゐ。志ん生だけどうしてこんなにたくさん入ってゐるのだらう。職場で使ってゐたものなのに。
話は変はるが、先日昨年一年間に買った本を集計してみたら、bk1からは45万円くらゐ、Amazon.co.jpからは25万円くらゐの買ひものをした。Amazon.co.jpは書籍以外のものも買ってゐるので、本だけなら20万円に満たないであらう。合はせて65万円くらゐか。月に5万4千円くらゐ本を購入してゐるやうだ。そんなに多くはない。でも、目標は月3万円以下なので、今年は少し控へてみよう。
bk1からの納品書は100枚あった。といふことは、週に2回本が届けられてゐたといふことだ。それを考へるとちょっと多いか。
ジョン・クリストファー『トリポッド3 潜入』(中原尚哉訳/640円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]を訳者の中原さんからいただく。ありがたうございました。
今朝の日本経済新聞の一番後ろの文化面(40面)に「『ラヴクラフト』完訳物語」といふ題名で大瀧啓裕氏の創元推理文庫版ラヴクラフト全集刊行にまつはる話が載ってゐた。ここにも「校正までふくめて二ヶ月以内に終えなければ、印税での生活は成り立たない」と書いてある。厳しいなあ。「長引く出版不況もややもちなおし……」と書いてあるところにちょっとほっとしてみたり。
昨日は疲れてしまったので日記は休み。作業環境のPowerMacG4からPowerMacG5への移行が完了せず、疲れはたまる一方。MySQLと文字コード関連で手間取る。職場のMacOSX Serverは相変はらず判りにくく仕事が捗らない。サーバ管理は私の本来の仕事ではないので。
今日も映画館へ。今日は娘抜きで「オペラ座の怪人」を観る。話も音楽も前に劇場で観たのと同じだ。私はなぜか「オペラ座の怪人」を東京とロンドンで二度も観たことがあるのだ。別に好きでもないのに。クリスティーヌ役のEmmy Rossumは綺麗だが、どうして絶えず口を半開きにしてゐるのだらう。頭が弱いやうに見えてしまふのだが。それとも隙あらば歌を歌はうとしてゐるのだらうか。
昼から確定申告の書類を作る。年賀状にも使はないカラー・プリンタが役に立った。どうやら私は7000円ほど更に税金を納めなければならないやうだ。最初、18万円といふ数値を見て泣きさうになったが、控除項目を一つ忘れてゐた。
bk1から、スティーヴン・シェリル『夢見るミノタウロス』(峯村利哉訳/1,900円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1]が届く。
午後から家のMacの作業環境をG4からG5に移す作業を始める。普通のファイルの移動は簡単で、使用するアプリケーションもほとんど追加なしで済むのだが、Apache+MySQL+PHPで構築してゐるさまざまな用例検索データの移行が大変である。まだ終はってゐないのだが、もう寝なければ。
寝る前にEBViewの動作確認だけしておく。今回は、インターネット検索とファイル検索ができるやうになった(理由は全く判らない)。相変はらず日本語入力ができないが。作者の方から、驚いたといふ返事をいただく。残念ながら、今は忙しくてEBViewに使ふ時間が全然ないさうだ。
今週は日帰りで東京へ行ったりして疲れてゐるので、土曜日の今日は出勤せずに休む。そこでなぜか親子三人で映画館へ行ってOcean’s Twelveを観る。私は詐欺師や泥棒の話は好きなので、安心して楽しめる。が、盗みが完了してゐるのに、どうして大変な芝居を打って警察に捕まったりするのかよく判らない。Elevenを観ていない妻は何だかさっぱり判らなかったやうだ。
映画館からの帰りの途中に職場に寄ってPowerMac G5と19インチ液晶モニタを車に積んで持って帰る。職場の方はMac miniを購入したからだ。これで、残る私物はFMV 7000FL (VineLinux 3.1)と15インチ液晶モニタくらゐか。
いきなり自宅の作業環境をG5に移行する余裕はないが、モニタの交換は簡単にできる。IO Dataの15インチを一台外して19インチを設置。これで、Buffaloの19インチが二台並び、その右側に15インチが一台といふ配置になった。広々してなかなかいい作業環境だ。もう三台目の15インチは不要かも。もう遠くて字が読めません
前からLinux環境で使ってゐるEBViewが使ひやすい(辞書検索、オンライン検索の他に、ファイル検索までできてしまふ)と思ひ、MacOSXで使へたらいいなと思ってゐたのだが、今日やっと使へるやうになった。いつもコンパイルでエラーが出て止まってしまふところを、libiconv.dylibがどうとか文句を云ってゐるので、swの方ではなく、/usr/local/lib/libintl.dylibを使ふやうにしてそこの部分だけ手動でコンパイルし、そのあと通常の「make」に戻したらコンパイル成功。「make install」でも見慣れない警告のやうなものを発してゐたが、X11のターミナルでebviewと打ち込むと何とebviewが動いたのだ。しきりに「jcode.c:199 CRITICAL : iconv : Argument list too long」といふエラーを吐き出すのだが、何とか動く。辞書検索はほとんど問題がない。でも、ファイル検索とインターネット検索ができない。さらに、日本語入力をしようとするとエラーが起きて終了してしまふ。これなら普通にJammingを使へばいいでせうと云はれてしまふわけだが、それでも、嬉しくて仕方がない。嬉しかったので、前にMacOSXでの動作について作者の人に質問メールを出したことなどあったといふことももあり、「動きました!」といふ報告メールを出してみたり。
その証拠写真はこれだ。英和辞典でbookを検索したところ。
bk1から、ウィリアム・ベックフォード・ほか『ゴシック名訳集成暴夜幻想譚』(東雅夫編/1700円+税/学研M文庫伝奇ノ匣8)[amazon.co.jp, bk1]、ヴォルテール『カンディード』(植田祐次訳/940円+税/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1]、Christopher Schmitt『CSSクックブック』(2835円/OReilly Japan)[amazon.co.jp, bk1]、森見登美彦『四畳半神話大系』(1,680円+税/太田出版)[amazon.co.jp, bk1]が届く。どれも面白さうだが、真っ先に開いた本がCSSの本だといふのは恥づかしくて云へない。
東京創元社から、メルヴィン・バージェス『ブラッドタイド』(安原和見訳/1100円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1]が届く。荒廃した未来のロンドンを舞台に、北欧伝説を甦らせたといふ作品。面白さうなので50ページほど読み始めてしまった。
Amazon.co.jpから、Justina Robson Natural History ($13.00, Bantam Spectra)とLisa Tuttle The Mysteries ($21.00, Bantam)が届く。リサ・タトルから読んでみたいやうな気がする。この頃、英語の本を手に取っては、10〜20ページくらゐ読んでは次の本を手に取ってゐるやうで、これではいけないと思ふものの、疲れてゐるので、どうにもならない。とりあへず、明日からThe Mysteriesだ。
So-net U-Page+では、.htaccessによる閲覧制御ができないと判り愕然とする。なぜだ!
昨日届いたメモリを装着して、FMV 7000FLにVineLinux 3.1をインストールする。期待してゐたほど速くはない。特にStarSuite 7の動きが遅い。プリンターの設定がどうしてもうまく行かず、CUPSによる設定を諦め、LPRngで設定してやうやく印刷ができるやうになった。同様に、どうしても印刷設定ができなかった娘のVineLinux環境も帰宅してからLPRngによる設定で印刷ができるやうにしてやる。
職場のMac miniから余計なファイルを捨てて、やっと空き容量が半分くらゐになった。もう使はないやうな古いアプリケーションのインストーラや、古今亭志ん生のmp3ファイルとか。どうしてこんなところに志ん生があるのだ。
書き忘れてゐたが、昨日SFマガジン4月号が届いてゐた。イーガン、プリースト、ウィリス、ウルフなんて、なんと豪華なんだ。
アドテックダイレクトショップから、ADF133A-E256が届く。明日、職場に持っていってFMV 7000FLに挿すことにしよう。
Mac OSX Serverを使ひ始めて数日経ったがどうも勝手がわからない。難しい。
昨日の疲れがとれないまま出勤。疲れてゐても、本は註文する。
●スティーヴン・シェリル『夢見るミノタウロス』(峯村利哉訳/1,900円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1]
●ウィリアム・ベックフォード・ほか『ゴシック名訳集成暴夜幻想譚』(東雅夫編/1700円+税/学研M文庫伝奇ノ匣8)[amazon.co.jp, bk1]
●ヴォルテール『カンディード』(植田祐次訳/940円+税/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1]
●Christopher Schmitt『CSSクックブック』(2835円/OReilly Japan)[amazon.co.jp, bk1]
●森見登美彦『四畳半神話大系』(1,680円+税/太田出版)[amazon.co.jp, bk1]
以上5冊。疲れて睡ってしまひさうなので、今日はこれで。
仕事は昼までにして休みをとり、娘と二人で義父の葬儀に出るために東京へ。娘が期末試験期間中なので学校を休みたくないと主張し、通夜に30分だけ出てすぐに福岡へ戻る。機内で読む本として、前から読みたかった恩田陸『夜のピクニック』(1,600+税/新潮社) [amazon.co.jp, bk1]を持っていった。英語の本にしようかとも思ったが、往復五時間くらゐかけて、滞在は30分といふ疲れる行程になりさうだったので、日本語の本にした。一晩かけてひたすら高校生が歩く話だが、人が死ぬこともなく、怖過ぎることもなく、謎めいた美人女子高生が出てくることもなく、読みやすかった。読み終わったあとの気分もいい。
小説としては楽しかったが、高校生といふのはこんな会話をしたりするものなのだらうかと思った。私の想像を超えた世界である。私が通ってゐたのが男子高で、しかも友人がゐなかったといふだけのことかも知れないが。暗く本ばかり読んでゐた。受験勉強もしなかった(大学受験もしてゐない)。のっぺりとした高校生活だった。
帰りの飛行機に乗る前に恩田陸を読み終へてしまったので、空港内の書店で本を購入。
●三崎亜記『となり町戦争』(1,400円+消費税/集英社) [amazon.co.jp, bk1]
第17回小説すばる新人賞受賞作である。今年一月刊。いつの間にか自分の住む町が隣町と戦争をしてゐるといふ話なのだが、30年前なら間違ひなくSFだった(あるいはSF作家が書いてゐた作品だった)と思ふ。これによく似た話を読んだことがあるやうな気すらするが、思ひ違ひだらうか。
昨日届いたFMV 7000FLに、職場で放置されてゐたHewlett Packardのサーバのメモリを試しに入れてみたが、動かなかった。PC133 CL3 ECCだから規格は合ってゐると思ったのだが。もはや私の智識では判断できず、仕方がないので、FMV 7100FL対応と明記してゐるものを註文することにした。アドテックダイレクトショップに256MBのものを註文。送料・税金込みで18800円。今回の予算を9000円ほど超えてしまった。やれやれ。
朝註文したら、夕方には発送の聯絡がある。早い。