Scott Westerfeld Goliathを読み続ける。三割くらゐまで。まだ日本へ向はない。話がちょっと若い男女のめそめそした話になってしまって楽しくない。
今日は東京地方は強風と雨の午後だった。そんなわけで、書店に寄って帰るのはやめて、紀伊國屋書店に本を註文。
◆丹下和彦丹下和彦『食べるギリシア人 古典文学グルメ紀行』(岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
◆児島将康『科研費獲得の方法とコツ』(羊土社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
◆岸本佐知子編『居心地の悪い部屋』(角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
◆マイケル・J・サリヴァン『王都の二人組』(矢口悟/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
◆ジョージ・R・R・マーティン『七王国の玉座 上』(岡部宏之訳/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
◆ジョージ・R・R・マーティン『七王国の玉座 下』(岡部宏之訳/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
改訂新版ってどういふことだらうか。私は旧版を持ってゐるのだらうか。少なくとも読んでゐないことだけは確かなやうだ。
今月は、電子化処理数が多かったものの、新規購入書籍数の増えてしまった。そのうち何冊もが電子書籍だとはいへ、財布への負担は変はらない。書棚への負担は減る。
Scott Westerfeld Goliathを読み続ける。五分の一くらいまで。飛行船はこの後日本に向かふらしい。
今日はあまりにも眠すぎるのでこれで。
Scott Westerfeld Goliath (Leviathan)を読み始める。三部作の完結篇。翻訳は出る予定だが、間が空くと前巻の内容を忘れてしまふので、忘れないうちに最後まで読んでおかうといふことである。飛行船はシベリアへ向って飛行中。全体の十分の一。
今日の電子化本。
◆奥村晴彦『[改訂第5版] LaTeX2e 美文書作成入門』(技術評論社/2010年)
◆大友康寛『LaTeX組版ハンドブック』(翔泳社/2005年)
◆柳瀬尚紀『翻訳はいかにすべきか』(岩波新書/2000年)
◆LaTeX kurz & gut (OReilly, 2008)
今日はLaTeX関係を三冊と岩波新書を一冊。LaTeX関係図書はiPadに入れていつでも参照できるやうにした。
円城塔『これはペンです』(新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]読了。言葉を読むこと、言葉を書くことについての小説なんだらうけど、私にはちょっとつらい。現実の認識が苦手な人がでてくる話は苦手なのだ。私だってやうやく認識して生きてゐるといふのに、混乱してしまふではないか。ふとした拍子に溝鼠になってしまったら、それはおそらくこの本のせゐだ。
頭が痛い。
今日の電子化本。
◆戸田プロダクション『清く正しい本棚の作り方』(スタジオタッククリエイティブ/2009年)
本棚の作り方の本をスキャンしてしまって本棚に収納してやらないなんて、何とひどいことを私はしてしまったのだらう。
頭が痛いから早く寝よう。
円城塔『これはペンです』(新潮社)を読み始める。言葉の話だと聞いてゐたので、きらびやかな言葉が虚空を舞ふ話かと思ってゐたのだが、論文の査読の話とかソーカル事件の話とか、意外に生々しい日常世界に近い作品だった。表題作を読み終へたところだが、全体的にはよく判らなかった。私の頭が悪いのだらう。
本屋に行って買ひたいものがあるのだけど、つい忘れて家まで帰ってしまふ。オンライン書店に註文するか。
今日の電子化本。
◆渡部洋『ベイズ統計学入門』(福村出版/1999年)
◆齋藤勝裕『数学いらずの化学熱力学』(化学同人/2010年)
◆ピーター・フランクル『美しくて面白い日本語』(宝島社/2002年)
◆石田基広『Rによるテキストマイニング入門』(森北出版/2008年)
宮内悠介『盤上の夜』(創元日本SF叢書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]読了。ここに登場するゲームは将棋の他はほとんど知らない。そのせゐで楽しみをかなり逃してゐるのではないかといふ疑念が拭ひきれない。例へば麻雀の勝負が描かれる「清められた卓」など。一番印象に残ってゐるのが、巻頭の表題作。盤面を認識するための語彙を増やす。語彙が足りなくなると新たな言語を習得する。言葉が変われば世界を認識する新たな手段が獲得できるから。サピア・ウォーフ原理主義者である私(嘘)にとっては、これほど強く印象に残る話はないに決まってゐる。私ももっと遠い世界の本を読むために英語の本を読まうと思って読んでゐる。同じ世界を描いてゐても日本語よりも第二言語である英語で読めば自分からは遠い世界になるはずだ。さう信じて本を読むが、異世界の日常にうんざりすることもある。ならばもっと自分から遠い言語で本を読めばいいのだ。それが必要なときが近づいてきてゐるやうな気がする。
その次に印象に残ってゐるのは「象を飛ばした王子」。なぜだらう。
音韻論的な話の流れで口腔といふ言葉が出てきたのなら、振り仮名は「こうこう」ではないかと思ったり。
頭が痛い。早く寝なければ。
今日の電子化本。
◆赤穂昭太郎『カーネル多変量解析』(岩波書店/2008ねん)
◆岩田健太郎『予防接種は「効く」のか?』 (光文社新書/2010年)
◆千葉和義『サイエンスコミュニケーション―科学を伝える5つの技法』(日本評論社/2007年)
頭が痛い。早く寝なければ。
円城塔『道化師の蝶』(講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]をiPodTouchのKinoppyで読む。が、電車の中は暖かくて眠くてよく判らなくなる。眠りと目覚めの境界線上を走る電車の中で虫取り網を振り回すもののiPodの文字は小さすぎて網目から抜けてしまひ捕へるのは困難だった。判った振りをして『電車の中で読むに限る』とか云ってみる。
「松ノ枝の記」は翻訳の怖さを思ひ知る。が、二人の作家/翻訳家のやり取りは実に可笑しく、そして後にやはり怖くなる。
蛇蔵、 海野凪子『日本人の知らない日本語2』(メディアファクトリー)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]は相変らず面白い。しかし、この三部作(?)はよく売れてゐるやうだ。書店にも山積みになって推されてゐる。それにしても、日本の忍者がそんなに人気があるとは知らなかった。
実家に行って、本を何冊か救出。大江健三郎『ピンチランナー調書』(新潮文庫)、『わんぱくニコラ I・II 』(文春文庫)、ユベール・メチヴィエ『ルイ十四世』(文庫クセジュ)、トルストイ『クロイツェル・ソナタ/悪魔』(新潮文庫)、トルストイ『幼年時代』(新潮文庫)である。あと、昔の創元推理文庫の解説目録も見つけた。1978年のものと1981年のもの。おそらく中学三年と高校三年のとき。78年の方には裏に「金沢片町福音館」という印が。なぜ中学三年のときに金沢で? と思ったら、多分修学旅行のときだらう。それんしても修学旅行のときに書店に寄って解説目録なんかもらってくるとは、修学旅行を何だと思ってゐたのか。
今日の電子化本。
◆ユベール・メチヴィエ『ルイ十四世』(文庫クセジュ)
◆トルストイ『クロイツェル・ソナタ/悪魔』(新潮文庫)
◆トルストイ『幼年時代』(新潮文庫)
今日持ってきた本から。
佐々木俊尚『「当事者」の時代』(光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読む。新聞記者時代の「夜回り」の話から、日本の「被害者:加害者」意識の変遷など、興味深い。終盤に進むにつれて、どのやうに決着がつく/解決する/新たな道を見出すのかと心配になってきたところで、突然「道はない」といふ言葉が出てきて吃驚する。よく先を読めば、他者に当事者であることを求めることはできない、なぜならさういふ要求をすること自体が当事者性を帯びてゐない行為であり傍観者としての要求であるからだといふ。道はないから自分が当事者であることを自分で求めて行くしかないといふわけだ。確かに納得はできる。何でも、かうしなければならない、このやうにすれば万事解決するといふ少しの迷ひも疑ひもない結論を示してくれる者や本は、気持ちがいいが胡散臭い。さういふ奴は大抵詐欺師である(多分)。さういふところでは、聞えのいい言葉で読者を騙さうとしてゐないのは評価できると思ふ(偉さうだけど)。
勝手に被害者の言葉を代弁してしまふことを著者は「マイノリティ憑依」と読んでゐるのだが、まあ云ひたいことは判るのだが、「憑依」といふ言葉の使ひ方としては変ではないだらうか。憑依といふのは、何かが何かに取り憑くことのはずではないか。勝手な代弁者がマイノリティに取り憑いてゐるのか、あるいは取り憑かれてゐるのか。どちらかといふと、どちらでもなく、マイノリティを自分に取り憑かせてゐるやうである。だが、単に皮を被ってゐるのではなく、本人が本気でその気になってゐるから、憑依といふ言葉を選んだのだらう。理解はできるが納得はできない。
素敵といふ言葉の使ひ方は素敵だった。
今日(と昨日)の電子化本。
◆丸山修『バイオインフォマティクス―配列データ解析と構造予測』(朝倉書店/2007年)
◆真野泰『英語のしくみと訳しかた』(研究社/2010年)
◆秋山幸也『アマガエルのヒミツ』(山と溪谷社/2004年)
紀伊國屋書店で本を註文。しかし、いつもの註文とは違ふ。電子書籍である。私はWindows環境を持ってゐないので、iPadで読むことになる。Kinoppyといふちょっと間抜けな感じのするアプリケーションを使ふのである。これのMacOS版はなぜかない。ファイルを手元に確保できないので、もしもファイルをなくしても後悔しないやうな、新書の類があればいいと思ったのだが、好みのものが見当たらなくて、次の二冊にした。
●円城塔『道化師の蝶』(講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●蛇蔵、 海野凪子『日本人の知らない日本語2』(メディアファクトリー)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
前者はiPadから、後者は紀伊國屋BookWebで買った。iPadで註文するとAppleStore経由で請求が来ることになり、後者は紀伊國屋書店からクレジットカード会社に請求が行って支払ひをすることになる。註文手続が完了するとすぐにiPadのKinoppyに同期される。縦書きの本は縦書きで、横書きの本は横書きに表示されるのでのがよい。作品はまだ読んでゐない。
SFマガジン[Amazon.co.jp ]5月号をご恵贈賜りました。今月の特集は「イワン・マクドナルド」。
ハウフの童話を読むことにした。しかし、家にあるのは保存状態が極めて良いものばかりで、これではとても読めないので、Project GutenbergからePub版をダウンロード。ついでにAppleのKindle版もあったが少し高かった。
今日の電子化本は、もう眠いので明日。
今日の電子化本。
◆山本義隆『熱学思想の史的展開3』(ちくま学芸文庫/2009年)
◆『高級住宅街の真実』(講談社/2008年)
◆James S. Clark Statistical Computation for Environmental Sciences (Princeton Univ Pr, 2007)
眠いので今日はこれで。あ、あと一つだけ。
先日買ったKindle本、Anne E. Magurran Measuring Biological Diversity (Wiley-Blackwell, 2003) [Kindle]なのだが、これがiPad2のKindleに表示されなかった。どうしてだらうかと不思議だったのだが、今日Kindleのアップデートをしたらまた表示されるやうになった。早速ダウンロードしようとしたら、制限機器台数を超えてゐるといふ警告が出てしまった。そこで、自宅のMac miniからこのファイルを削除したら無事にダウンロードできるやうになった。上限は4台なのか。5台目で警告が出るといふことか。確かに5台は多すぎるかも。
宮内悠介『盤上の夜』(創元日本SF叢書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、ロイス・マクマスター・ビジョルド『ミラー衛星衝突(上・下)』(創元SF文庫)上[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店]/下[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店]をご恵贈賜りました。ありがたうございました。
Fantasy & Science Fiction Mar/Apr号が届く。知ってゐる名前はPeter S. BeagleとRichard Bowes、Geoffrey Landisくらゐ。
佐々木俊尚『「当事者」の時代』(光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読みながら出勤。Kindleの小さな文字で。半分までもう少し。新聞記者時代の夜回りの話が面白い。全然知らない世界なので。
今日の電子化本。
◆Otto O. Yang Guide to Effective Grant Writing: How to Write a Successful NIH Grant Application (Springer, 2005)
◆河野一郎『誤訳をしないための翻訳英和辞典』(DHC/2002年)
◆『新・土地のグランプリ 2009-2010』(講談社/2009年)
『誤訳をしないための翻訳英和辞典』は、pdf化するだけではなくて、何か活用できるやうな形にすべきだとは思ふのだが、なかなか難しい。テキスト認識をして、辞書形式に変換してみようかと思ったが、日本語英語混じりの文章って誤認識が極めて多くなるのだ。今それとも、今は改善されてゐるのだらうか。
宮田由紀夫『米国キャンパス「拝金」報告』(中公新書ラクレ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]読了。アメリカの大学のランキング競争がどのような結果をもたらしたかを報告してゐる。決してよいことではない。評価のための競争から抜け出せなくなり、疲弊してゐる。どうしても、本来の目的から離れて評価の数値の対策と無意味な競争へと進んでしまふのは容易に想像がつくとほり。日本の大学がことあるごとに「アメリカの大学では……」といふ改革の先にあるのがこのやうな姿なのだらうか。何でも、「アメリカでは……」と云ふ人は、かういふ本を読んで確認した方がいい。いや、さういふ人はそんなことは承知で云ってゐるのか。自分の利益のために、自分の都合のいい例をあげてゐるだけなのか。それを真に受けてしまふ人がゐるのがいけないのか。よく判らない。
Amazon.comでKindle本を購入。
○Zoran Živković The Ghostwriter
(PS Publishing)
○Mark Hodder Burton and Swinburne In The Strange Affair of Spring Heeled Jack (Snowbooks)
○David C. Downing Looking For The King (Ignatius Press)
○A. M. Burrage Someone in the Room: Strange Tales Old and New (Ash-Tree Press)
ジフコヴィッチは、以前The Last Bookといふのを読んで、その結末に驚き、喜んだ記憶(記録)があるのだが、内容を全く覚えていない。困ったものだ。Hodderのは紙の本を持ってゐるのだが、紙の本ではもはや読めない体になってしまった。スキャナーで読み込んでテキスト認識してみようかとも思ったが、そんな暇はないことに気づいて断念。何となく読まないやうな予感もするが……。Downingは知らない作家。アメリカの青年がアーサー王が実在した証拠を探しにやってくるとか。それをインクリングズのメンバーが助ける話らしい。ルイスとかトールキンとかが登場するやうだ。話はつまらなさう。BurrageのはAsh-Tree Pressの本。この出版社の本は紙もきれいで、それをKindle本といふのは味気ない話なのだが、生活空間の確保といふ問題は避け続ける訳にはいかない。味気ないことは判ってゐるのだが。
今回狩った四冊のうちBurrageだけがiPad版Kindleで表示されない。どうなってゐるのか。Kindle本体にもMac版KindleにもiPod Touch版にも表示されるのに。
土曜日にpdfにした宮田由紀夫『米国キャンパス「拝金」報告』(中公新書ラクレ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]をKindleで読み始める。この頃は、英語だけでなく日本語の新書や文庫も、少し次は小さくないがちだけれども、Kindleで読む方が楽だと思ふやうになってきた。老眼になったら無理だらうが今のところは何とか大丈夫だ。
紀伊國屋書店から、『ドイツ文法の要点』(三修社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]と『EPUB3 スタンダード・デザインガイド』(マイナビ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届く。早速、pdfにしてiPadに入れよう。さう思って本をカッターで分割した後、裁断機でのどの方が切り落とした。まづはドイツ語の学習書の方を裁断。続けてePub3の方。このとき、大失敗をしてしまった。裁断するときに紙の位置を決める添え木の位置をドイツ語の学習書のままにePub3の本を切ってしまったのだ。こちらの方が大きいから、ページの三分の一くらゐをばっさり切り落としてしまったのである。気がついたときにはすでに遅く、心の中で泣き叫んだ。仕方がないので、テープで補修してスキャンしたが、悲しい補修跡がはっきり見えてしまってゐた。悲しすぎる事故である。
今日の電子化本。
◆『ドイツ文法の要点』(三修社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
◆『EPUB3 スタンダード・デザインガイド』(マイナビ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
◆佐々木俊尚『「当事者」の時代』(光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
◆『ニューエクスプレス ルーマニア語』(白水社/2008年)
◆Statistical Methods in Bioinformatics (Springer New York/2005)
サトウタツヤ・渡邊芳之『「モード性格」論』(紀伊國屋書店)読了。性格を「モード」で変へたいとか思ってゐるわけではなく、この中の「血液型性格判断が『信じられない』わけ」といふ章を読むためである。血液性格判断について考へるときの問題点が判りやすく整理されてゐる。私にとって新たな発見はなかったが、基本的な図書として読んでおいてよかったと思う。人に説明するときにも役立つ。
今日もパンを焼いた。やうやくバタールのクープが開くやうになってきた。パンに関する本はほとんどpdf化してゐるのだが、今日は『パンの図鑑』(毎日コミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を裁断してスキャンしようとしたら娘に強く反対された。
パンに関する本はほとんどpdf化してゐるのだが、『堀井和子の1つの生地で作るパン』(文化出版局 /1996年)がどうしても見つけられない。どこかにあるはずなのだが。捨てたわけはないので、この家のどこかにあるに違ひないのだが。ときどき行方が判らなくなる本がある。実は我が家にまだ見つけていない本の部屋があるのではないかと思ってしまふ瞬間がある。
今日の電子化本。
◆山下珠緒&倉八冴子『Coupe Junkiesのパン バゲット・カンパーニュ・山食』(毎日コミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
この本も妻に勿体ないと云はれたが、構はずpdf化。iPadに入れていつでも参照できるやうにしておくのである。本のままだと、上に書いた本のやうにどこかへ消えてしまふことがあるのだ。
◆中澤港『Rによる保健医療データ解析演習』(ピアソン・エデュケーション/2007年)
昨夜遅くまでパンの準備をしてゐたので、眠い一日。
論文を読んでゐて、引用文献が他の学術雑誌の論文ではなくて単行本である場合、面倒臭いなあと思って、そのまま読まずに済ませようとしてしまふわけだが、それがAmzonのKindle版で買へたりすると、註文してすぐに読めるのだからこの際買ってしまってもいいのではないかと思ふやうになり、甚だ心配である。今日はそんな本を一冊購入してしまった。
○Anne E. Magurran Measuring Biological Diversity (Wiley-Blackwell, 2003) [Kindle]
である。4400円くらゐ? それにしても、洋書が購入して数分後にはもう読めるなんて素晴らしすぎる。
丸善御茶ノ水店で、
●佐々木俊尚『「当事者」の時代』(光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
を購入。明日から読む。
昨日註文した山下珠緒&倉八冴子『Coupe Junkiesのパン バゲット・カンパーニュ・山食』(毎日コミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届いた。そろそろクープが綺麗に入れられそうな気がしてきた。
今日の電子化本。
◆河野一郎『翻訳のおきて』(DHC/1999年)
◆半田宏『ケミカルバイオロジー・ケミカルゲノミクス』(シュプリンガー/2005年)
◆戸田山和久『「科学的思考」のレッスン』(NHK出版新書/2011年)
◆宮田由紀夫『米国キャンパス「拝金」報告』(中公新書ラクレ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
昨日、ナイトランドの創刊号が届いたのだった。書くのを忘れてゐた。
眠い。寝る。
Lisa GoldsteinのThe Uncertain Places (Tachyon Publications)を読み終へる。妖精の女王と取引をした一族の話。一世代に一人、娘が七年間の眠りに就いて妖精世界の戦ひを助ければ、一族には安全と幸運が保証されるといふものである。しかし、七年の眠りはなかなか厳しい条件で、それに必死で逆らはうとする者もゐる。本書の主人公は一族の娘を好きになった若者で、その契約を破棄しようとするのだった。一回目は恋人のために、二回目は息子のために。単純な昔話の焼き直しや現代版ではなく、独自の物語を織り上げてゐるので期待は裏切られないのだが、いつものやうにゴールドスタインは結末が弱いやうに思へる。急に長々とした説明が始まって、きっちりまとめられるのだが、それがどうにも落ち着かない。なかなかいい話が多いのだが、邦訳はあまり(ほとんど)期待できないので英語で読むしかないだらう。英語は平易で読みやすい。
Amazon.co.jpに本を註文。
●山下珠緒&倉八冴子『Coupe Junkiesのパン バゲット・カンパーニュ・山食』(毎日コミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
これ一冊だけである。どうしても今すぐ欲しくなって。「格好いいパン」を焼くのを目標にしてゐるらしい。私の悩みはまさに「クープ」といふ形である。クープの美しいバゲットの焼き方が書いてあるらしい。欲しい、今すぐ欲しい。
今日の電子化本。
◆アリー・ベン-ナイム『エントロピーがわかる』(講談社ブルーバックス/2010年)
◆成美堂出版編集部『週末書斎術』(成美堂/2008年)
◆『有機化合物のスペクトルによる同定法―MS,IR,NMR,UVの併用』(東京化学同人/1976年)
妻のiPadが届いた。少し触ってみたのだが、確かに解像度が上がって綺麗である。しかし、私はもっぱら文字の本ばかり読むので、その美しさの恩恵はどれほどのものかよく判らないかも知れない。音声入力の精度には関心した。私のはっきりしない発音でもかなり正確に聞き取ってゐる。ただ、問題は私が音声入力が嫌ひだといふことだ。
たうとう我慢できずにドイツ語文法の本も註文してしまった。結局、悩む時間がもったいなくなった。2500円で心の安らぎが得られるのなら、本をあまり活用できなくてもいいではないかと思ったわけだ。紀伊國屋書店に註文。
●『ドイツ文法の要点』(三修社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●『EPUB3 スタンダード・デザインガイド』(マイナビ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
ドイツ文法の本はCD付きなのか。要らないのだが、CD。なくていいからその分安くしてほしい。
今日の電子化本。
◆『唾液のはなし 改訂版』(口腔保健協会/1999年)
The Uncertain Placesは残り七分の一。かうやって数へてゐると、次第に残りは1/n(nは自然数)になっていくわけだが、nは大きくなってもなかなか1/nは0に到達しない。nに上限がないので、永遠に本を読み終へることはできないわけだ。さうか、もう私は本を読み終へることはできないのだと気づいて悲しくなった。
たうとう我慢できなくなって、Amazon.comに、
○Peter Reinhart The Bread Baker's Apprentice: Mastering the Art of Extraordinary Bread (Ten Speed Press, 2011)
を註文してしまった。Kindle版。私が持ってゐるKindleはカラー画像が表示できないが、この本はパンのカラー写真がたくさん入ってゐる。iPadやMacOSX用のKindleで読めばカラー画像は表示できる。しかし、他のパンの本は全部iBooksに入ってゐるのだ。やはりそこに並べたい……といふことで、MacOSXのKindleフォルダに入ってゐるファイルをCalibreで読み込んで、iPadに転送。簡単にiPadのiBooksで読めるやうになった。素晴らしい。
今日の電子化本。
◆玉田孝人『育てて楽しむ ブルーベリー12か月』(創森社/2007年)
◆『明朝系3書体』(視覚デザイン研究所/1981年)
◆高村大也『言語処理のための機械学習入門』(コロナ社/2010年)
◆藤博幸『タンパク質機能解析のためのバイオインフォマティクス』(講談社/2004年)
『明朝系3書体』なんて一生使はないやうな気がするのだが、何となく捨てられず、pdf化。他のは解像度を下げた軽量版ファイルをiPadに。
The Uncertain Placesは残り四分の一。
本の雑誌四月号「特集=早川書房に行こう!」を三省堂本店で購入。探訪記とか、歴史とか、早川書房出身の翻訳家のこととか、いろいろ面白い。「東京創元社社員が選ぶ偏愛ハヤカワ本はこれだ!」の妙な感じも味はひぶかい。毎号こんな特集があればいいのに。
今日の電子化本。
◆見尾三保子『お母さんは勉強を教えないで』(草思社/2002年)
◆Michael Hammond Programming for Linguists: Perl for Language Researchers (Blackwell, 2003)
◆Michael Hammond Programming for Linguists: Java Technology for Language Researchers (Blackwell, 2002)
今日はパンに関する本を買ふのを我慢した。よく我慢できた。今は、『パンの図鑑』で見たPerunalimppuをどうしても作りたくて、方法を調査中。フィンランドのパンである。ライ麦と小麦とじゃがいもで作る。これが載ってゐる本は少ないやうで、私には見つけられなかった。ネット検索するとその多くがフィンランド語サイトである。フィンランド語は判らない。本当に判らない。でも、本屋サイトなどの助けを借りて何とかいくつか解読。次の週末には作ってみたい。
見尾三保子『お母さんは勉強を教えないで』(草思社)読了。非常に説教臭い教育論。問題を解く手法をただ学んで、その内容をまったく理解してゐない子供が少なくないことを指摘する。でも、さうやって生きのびてきた学生は多いし、大学生くらゐになると今さら理解しろと云っても難しい。内容は納得できるが、文章は私の好みとはかけ離れてゐるので、あまりいい感じはしない。
今日の電子化本。
◆バーロー『生命科学のための物理化学 第二版』(東京化学同人/1983年)
◆サトウタツヤ『「モード性格」論』(紀伊國屋書店/2005年)
『「モード性格」論』はまだ読んでゐない本なので、トリミングしてKindleに入れた。これで読めるだらう。
パン関連の本をネット検索してゐたら遅くなってしまった。急いで寝なければ。
出かける用事があったので、ジュンク堂池袋店に寄ったら、もう我慢ができず本を購入。
●宮田由紀夫『米国キャンパス「拝金」報告』(中公新書ラクレ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●『パンの図鑑』(毎日コミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●ステーヴン・L・カプラン『パンの歴史』(吉田春美訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
以上三冊。しかし、パンの本を二冊五千円も買ってしまふとは。どうして、こんなにパンに取り憑かれてゐるのか。しかし、作らずにはゐられない。
そのまま池袋西武の地下にある富澤商店に行き、準強力粉とかクープ用ナイフを購入。これで次回からクープが美しく入れられるやうになったりするだらうか。
ペルナリンプとか作ってみたい。
iPod Touchが来た。初期設定などに時間を使ってしまふ。前に使へなかったアプリケーションなどが使へるやうになった。メールやカレンダー情報が取得できなくなってゐたのも、できるやうになった。音もよくなった。
The Uncertain Placesは三分の二まで。
The Uncertain Placesは半分を超えた辺り。数日前につまらないなんて書いたが私が間違ってゐた。ありがちな方向へと話が進むことなく、緊張感を孕んだ展開になってきた。このまま読み進めよう。
今日の電子化本。
◆キャシー・バーカー『アット・ザ・ヘルム』(メディカルサイエンスインターナショナル/2004年)
◆松生恒夫『腸は第二の脳』(河出ブックス/2011年)
◆徳高平蔵『自己組織化マップとその応用』(シュプリンガー/2007年)
大きめの本を中心に。
パンを作る本とドイツ語の学習書が欲しくてたまらなくなってきた土曜の夜。今のところ我慢してゐるが、明日には註文してしまふかも知れない。
疲れたので今日はこの辺で。明日は早起きしてパンを焼かなくてはならないのだ。今日もたくさん焼いたけれども、失敗が多かった。明日こっそりクープ用ナイフを買ってしまひたい。
紀伊國屋書店から、『怪奇・幻想・綺想文学集: 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、S・T・ヨシ『ラヴクラフト大事典』(エンターブレイン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、アンドレ・ヴァノンシニ『ミステリ文学』(白水社・文庫クセジュ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届いた。『怪奇・幻想・綺想文学集: 種村季弘翻訳集成』は装幀が美しい。函から出してみるとパラフィン紙がかかってゐる。今どき珍しい。手にずっしりその重みが感じられる。何よりいいのが、匂ひだ。ページの間から湧き出でる芳香に酔ってしまひさうだ。あまりにも美しいので読めないかも知れない。
今日の電子化本。
◆Jacquelyn G. Black Microbiology: Principles and Explorations (Wiley, 2004)
900ページ以上もある大きな本。昨日買った雑誌男の隠れ家 2012年4月号も早速裁断して今はiPadの中。
iPod Touchは24時間以内出荷と書いてあったのに、まだ出荷されてゐない。早くしてくれないか。
新iPadの発表があって、しかし、買へないし買ふ理由もないので、何だか気持ちが沈んできたので、iPod Touchを註文した。Apple StoreよりもAmazon.co.jpの方が7%ほど安かったので、今回はApple Storeではなく、Amazon.co.jpから購入。15654円だった。今持ってゐるのは、iOS5に上げられないので、いろいろ使へないアプリケーションがあるのだ。
こんなものを買ってしまったので、パンの本やePubの本はしばらく我慢しよう。いや、せざるを得ない。
三省堂書店神田本店では、『怪奇・幻想・綺想文学集: 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]がたくさん積んであってちょっと驚いた。
三省堂書店に本の雑誌四月号を買ひに行ったのだが、三月号しかなかった。四月号が出るのは来週だった。雑誌売り場で男の隠れ家 2012年4月号が目に留まって、思はず購入。「本のある空間、本と過ごす時間」といふ特集で、書店や図書館の写真や記事が満載なのだ。多分、その情報を有効に利用するといふことにはならないだらうが、それでも、さういふ写真がたくさん載ってゐると我慢できないのである。
今日の電子化本。
◆池田和正『トコトンわかる図解 基礎生化学』(オーム社/2006年)
◆齋藤勝裕『絶対わかる化学結合』(講談社/2003年)
◆陣内正敬『北部九州における方言新語研究』(九州大学出版会/1996年)
◆田村隆明『基礎分子生物学』(東京化学同人/2007年)
紀伊國屋書店に本を註文。
●『怪奇・幻想・綺想文学集: 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●S・T・ヨシ『ラヴクラフト大事典』(エンターブレイン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●アンドレ・ヴァノンシニ『ミステリ文学』(白水社・文庫クセジュ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
以上三冊。たった三冊なのに一万円を超えてしまった。いや、二冊で超えてゐるわけだが。
今日の電子化本。
◆白井恭弘『外国語学習の科学』(岩波新書/2008年)
この本、さういへば読んでゐなかったなと思ひ、余白をぎりぎりまで除いてKindleに入れて仕事帰りの電車で読んだ。結局、2008年9月28日に読んだらしいのだが、よく覚えてゐなかった。しかし、内容はどこかで読んだことのある話ばかりだと思ったのは、そのせゐだったのか。しかし、「外国語学習障害」なんて全然覚えてゐなかった。どうしても外国語が学習できない人のことで、頭が悪い訳ではなく外国語の習得能力のみが格段に低いらしいのだ。さういふ人は外国語科目が免除されるらしい。広く認識されてゐることなのか、アメリカの特定の大学でのみの認識なのだらうか。
◆Peter Atkins, Julio De Paula Atkins' Physical Chemistry, 8th edition (Oxford University Press, 2006)
これは大物。1064ページもあるのだ。そして重い。あまりにも重くて書棚から持ってくるのが大変だったくらゐだ。これで、重さを気にせずファイルを開けるやうになった。しばらく大物狙ひで電子化して行かうか。
紀伊國屋書店から、大森望編『NOVA7』(河出文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、董啓章『地図集』(河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、内澤旬子『飼い喰い』(岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、『数学いらずの化学熱力学』(化学同人)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届いた。豚を飼って殺して食べる話が楽しみである。香港のボルヘスといふ董啓章も早く読みたい。『NOVA7』は実は西崎憲「開閉式」だけこっそり読んでしまった。怖すぎる話ではないか。
The Uncertain Placesは四分の一くらゐまで。読みやすいが、話は今のところつまらない。
今日の電子化本。
◆D・ショーカー『Rグラフィックス自由自在』(シュプリンガー・ジャパン/2009年)
ふと書棚を見たら、原書を持ってゐることに気がついたので、邦訳はpdfにしてiPadに入れた。この頃、書棚まで歩いて(といっても二歩くらゐなのだが)本を取りだしてくるのも面倒臭く、何もかもiPadに入れておきたくなってゐるのだ。もっともっとスキャンしてしまはう。
◆藤宮仁『バイオインフォマティクスのためのプログラミング入門』(オーム社/2004年)
◆フォーゲル&コーン『ソフトコンピューティングとバイオインフォマティクス』(東京電機大学出版局/2004年)
今日からKindleでLisa GoldsteinのThe Uncertain Places (Tachyon Publications)を読む。前に紙の本で途中で止まってゐたもの。Kindleになるとなぜか読みやすい。もう英語の本は電子書籍で読むことにしたい。でも、資料としては紙の本も欠かせないのだ。困ったことに。
The Uncertain Placesは五分の一くらゐまで。
夕方になって、そろそろ帰らうかといふ頃、何だか視界の右の方がチカチカと点灯するやうな感じがしてきた。モニタ画面の文字が読みづらい。疲れたのかなと思って帰宅することにして外に出ると、視界の真ん中辺りにきざぎざの光の残像のやうな線が見えた。妙に邪魔である。もしかしたら、これが頭痛の前兆としてよく報告されるぎざぎざの光なのか。困ったなと思ひながら、電車に乗った。その頃には右の点滅やぎざぎざの線は見えなくなってゐたものの、何だかKindleの文字が読みづらい。やれやれ。
このぎざぎざの光とか、あるいは視野狭窄などは、頭痛の前兆として有名なのだが、私は一度として見たことはなかった。この後、頭痛になったら、これから新しい頭痛の段階を迎へたとふことになるのだらうか。嫌だ、それだけは嫌だ。 今日の電子化本。
◆豊田秀樹『データマイニング入門』(東京図書/2008年)
◆藤沢数希『「反原発」の不都合な真実』(新潮新書/2012年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
昨日読んだ新潮新書も。もう電子化してから読むことにしようか。
藤沢数希『「反原発」の不都合な真実』(新潮新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]読了。概ね妥当なことを書いてゐると思ふ。が、かういふ考へが受け入れられるのは難しいだらう。このやうな理屈で判断する人ばかりではなく、「穢れ」のやうな発想で原子力と放射線について判断してゐるのだから。
林周二『研究者という職業』(東京図書/2004年)読了。年配の科学者から若手科学者へ向けた言葉と云ふ設定になってゐるので、いちいち説教臭い。それでも、なるほどと思へることが多い。特に気に入ったのは、「研究はやりたいことをやるのではなくできることをしなさい」ということ。確かにそのとほり。
紀伊國屋書店に本を註文。
●大森望編『NOVA7』(河出文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●董啓章『地図集』(河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●内沢旬子『飼い喰い』(岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●『数学いらずの化学熱力学』(化学同人)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
以上四冊。
パオロ・バチガルピ『第六ポンプ』(中原尚哉訳/新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。表題作がいちばんよかった。全体的に臭くて暑くて苦しくて汚い未来が描かれてゐることが多い。さういふ世界は苦手である。しかし、ユートピアの日常を描いても今どき小説にはならないのだらう。仕方がない。表題作では、凡庸な未来を取り戻すのではないかといふ期待を抱かせてくれるので、少し雰囲気が明るいと思ふ。
今日の電子化。
◆林周二『研究者という職業』(東京図書/2004年)
◆『生命複雑系からの計算パラダイム』(森北出版/2003年)
◆Brian S. Everitt & Torsten Hothorn A Handbook of Statistical Analyses Using R (Chapman and Hall/CRC, 2006)
帰りの電車の中で読む本がなくなったので、『研究者という職業』をKindleに入れてみた。ページの余白はAcrobat Proで削除してみたところ、そんなに不自由なく読めた。それでも字が小さいので暗いところではちょっと読みづらい。明るいところなら問題なし。これくらゐの大きさまでなら大丈夫だと判ってよかった。
パオロ・バチガルピ『第六ポンプ』(中原尚哉訳/新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]はあと表題作を残すだけ。ちょっと気持ち悪い話が多くないか。特に「やわらかく」とか。「イエローカードマン」は『ねじまき少女』と同じ世界の話。あまり感じのいい話ではないな。何しろ暑すぎる。汗でべとべとだし臭い。暑いのは苦手なのだ。
紀伊國屋書店から、中澤港『Rによる保健医療データ解析演習』(ピアソンエデュケーション/2007年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届く。実例と演習問題が載ってゐてなかなか役立ちさう。もっと早く買っておけばよかったと思った。大抵の本は早めに買っておけばいいのだ。さういふものである。
一緒に、ブレッディ 焼きたてパン切り 230mmも届いた。これで焼き立てのパンもすいすい切れるやうになるのだらうか。すいすいと。
今日の電子化本。
◆金田一春彦『日本人の言語表現』(講談社現代新書/1975年)
持ってゐるのは、1981年の第十六刷。
◆Sandra Tscherwizek 16S Ribosomal RNA Gene Sequencing (VDM Verlag Dr. Müller, 2008)
こんなの本にして売るのかといふやうな薄い内容の本。買ってしまった私が悪いのだが。
イ・ヨンスク『「国語」という思想――近代日本の言語認識』(岩波現代文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]読了。日本の植民地政策と密接に関係のあった標準語の制定、漢字制限、仮名遣ひ改革等は悉く日本が植民地や占領地をなくした戦後になってやうやく進んだのは興味深い。この辺りの流れは小森陽一『日本語の近代』(岩波書店/2000年)にも記されてゐたことは思ひ出したが、その内容をほとんど覚えてゐない。もう一回読み返したくなるのだが、今回は我慢する。他に読まなければならない本がたくさんあるから。しかしそれを理由に何かの本を読まないと決めると、あらゆる本がいつまで経っても読めなくなってしまふのではないかと気づいたが、まあどうでもいい。
Baen eBooksのサイトでStrahanの年刊SF傑作選の第十一集が出たので、早速購入。
○Jonathan Strahan The Best Science Fiction and Fantasy of the Year Volume VI (NightShade Books) [Baen Ebooks, Amazon.com]
これで支払ひ手続きをしようと思ったのだが、ふと見ると、ウィリアム・ホープ・ホジスンの作品集全五巻が25ドルで買へるではないか。US$25といへば、2000円である。気がついたら註文ボタンを押してゐた。
○The Collected Fiction of William Hope Hodgson Volume 1, (Night Shade Books)
○The Collected Fiction of William Hope Hodgson Volume 2, (Night Shade Books)
○The Collected Fiction of William Hope Hodgson Volume 3, (Night Shade Books)
○The Collected Fiction of William Hope Hodgson Volume 4, (Night Shade Books)
○The Collected Fiction of William Hope Hodgson Volume 5, (Night Shade Books)
一冊づつなら6ドルだが、William Hope Hodgson Bundleで購入すれば一冊あたり5ドル。ホジスンなんてきっと読まないのに。さういへば、この第3巻を私は3500円で2005年に購入してゐる。第3巻のみである。それが、今はマーケットプレイスで32000円よりといふ価格がついてゐる。恐ろしい。しかし、あの紙の重みと手触りは捨て難い快感である。とはいふものの、どの巻も重みと手触りは同じだらうから、一冊持ってゐればいいかと思ふことにする。
Locus 3月号、電子版をダウンロード。
今日の電子化本。
◆中橋一朗『解決!! LaTeX2e』(秀和システム/2005年)
◆廣海啓太郎『酵素反応解析の実際』(講談社/1978年)
1988年の第6刷。