5月31日(水)

 Celsius 340の調整は続く。Jembossのサーバとして動くやうになった。Apache Tomcat 5.5.17Axis 1.4をインストールしてよかった。でも、embassyをembossに組み込むところはどうもよく判らない。

 ozon.ruではこれが売れてゐる欄でもリンクが生成されてゐないことに気づいて修正。

 bk1に、
●若島正編『ベータ2のバラッド』(浅倉久志訳/2400円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●江口宏志『表紙とカバー』(2800円+税/ピエブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●デビッド・ヴァイス&マーク・マルシード『Google誕生』(田村理香訳/2400円+税/イースト・プレス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
を註文。

『火星縦断』(小野田和子訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を読み始めたら、出勤途中で地下鉄の乗り換へ駅で降り損ねてしまった。20分近く損したが、初日に100ページ以上読み進めることができた。私も火星に行きたいものだが、もう難しいやうな気がしてきてゐる今日この頃である。


5月30日(火)

 Celsius 340の調整は続く。Apache Tomcat 5.5.17をインストールする。Axis 1.4も。数年前にもインストールいてゐるのだが、まったく思ひ出せない。TomcatとApacheの連携などさっぱり訳が判らないが、前はちゃんと解決してゐる。その頃、自分が何のためにTomcatをインストールしたのか理解できないのだ。一体何のために。できそこなひのKwicシステムを作るだけが目的ではないだらう。昔の自分が考へてゐることがよく判らないのは、惚け始めてゐるからだらうか。

 Default Folder X 3.0の購入手続きをする。アップグレード価格で1831円。利用頻度から考へるとそんなに格安ではない。

 埼玉りそな銀行から、パスワード盗難に対する注意を喚起するメールが届いた。最初は、このメール自体が怪しいと思ったが、これは別に怪しいものではなかったやうだ。「最近、インターネットバンキングをご利用されているお客さまのパスワード等が不正に盗まれ、お客さまの預金口座から身に覚えのない振込がなされるという事件が発生しており、当社のお客さまでも同様の被害と疑われる事象が1先100,000円判明いたしました。」といふ文章で始まるのだが、「1先100,000円判明」といふのが理解できなかった。「一件十万円」の意味だらうか。もしかして、千十万円?

 ロシアのozon.ruの新刊情報のリンクがうまく作成できてゐないことに気づいて修正。リンクのbook_detail/idといふ文字列がcontext/detail/idに変ってゐたからだが、もう随分前から変ってゐたはづだ。なぜ今まで気づかなかったのか。

『中世の言語と読者 』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を興味深く読み進めてゐるが、ちょっと通勤電車のなかで読むには重すぎるので、明日からは『火星縦断』(小野田和子訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を手に取って出勤しようか。私もいつ火星で遭難するか判らないので、読んでおかねば。


5月29日(月)

 Amazon.comとその子会社Booksurgeが「需要に応じて書籍を印刷する「プリント・オン・ディマンド」(POD)の新しいプログラムを出版社向けに開発した」(LNEWS)さうだ。私の関心と合ふやうな本をこの方法で出さうといふ出版社はあるだらうか。

 Tsutaya Onlineが書籍の販売を始めた。「取り扱い書籍数は180万冊、80万タイトルで国内最大規模」らしい。[BCNランキングInternet Watch日経プレスリリースITmedia
 今までTsutayaをよく利用してきた人には便利かも知れないが、私にとっては大きな意味は持たないやうな気もする。

 Amazon.co.jpに、
○Keith Donohue The Stolen Child [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文。Amazon.comではよく売れてゐるやうで、普通は私にとっては売れてゐるといふのは買はない理由になるのだが、何となく今回は指がクリックしてゐた。取り替へ子の話だとか。

 ISBN検索の検索結果で、紀伊國屋書店の在庫がなく「取り寄せ」などになる場合に表示が乱れてしまふのを修正。毎日のやうにどこかを修正しなければならない。だんだん嫌になってくる。私は飽きっぽい性格なのだ。

 bk1から、アーシュラ K・ル・グウィン『ファンタジーと言葉』(青木由紀子訳/2400円+税/岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、ジェフリー・A・ランディス『火星縦断』(小野田和子訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、山口仲美『日本語の歴史』(740円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。火星の本を読まうか。言葉の本にしようか。

 今読んでゐるのは、エーリヒ・アウエルバッハ『中世の言語と読者 』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]。ラテン語が読めないと判りにくい部分が多いものの、非常に興味深く読み進めてゐる。自分は言葉のことをよく考へてゐないと感じる。


5月28日(日)

 Sankei Web読書欄RSSの情報取得に失敗してゐることに気づいて修正。各項目の区切りが<br>から、<li></li>へと変更されてゐたのだ。

 ISBN検索を修正し、楽天ブックスの結果も、リンクではなく直接結果画面に表示されるやうにした。次に、同じくISBN検索において、Powells.comの検索結果が正しく表示されない場合があるのを修正した。
 英語の本を検索したときに紀伊國屋書店で調べないのはなぜだらうか。何か理由があったやうな気がするが思ひ出せない。今度紀伊國屋でも検索するやうに考へてみよう。

 本格書店ミステリといふ大崎梢『配達あかずきん』(1500円+税/東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を読んだ。謎の探求書リストを巡る「パンダは囁く」がよかった。如何にも謎を解くといふ感じである。「六冊目のメッセージ」は、6冊目が『夏への扉』だといふところがちょっと安直な選択ではないかと思はれて、いい話ではあるのだが感心できない。

 職場から引退したFMV7000FLを自宅に持って帰って、調整作業に取りかかる。ApacheとPHPを再インストール。このページを今表示させてゐるサーバー機を交換しようと考へてゐるのだが、条件の再現が難しい。少しづつ改変してきてゐるので、何をどうしたらかういふ姿になるのか思ひ出せないからだ。MySQLのデータ移行でつまづいてゐるところ。疲れたので今日はもう寝よう。

 他にも何かあったやうな気がするが思ひ出せない。


5月27日(土)

 ISBN検索を改良し、bk1の結果も、リンクだけでなく直接表示されるやうにした。明日は楽天ブックスの結果も表示されるやうにしよう。
 その他、中国の書籍もISBNで検索できるやうにしようかといろいろ検討してみたが、解決法が見出せなかった。中国の書店でISBNで検索できるところが少なく、できるところもうまく私の技術でISBN検索の結果を取得できやうな仕組みになってゐないのである。
 PHPで、POSTを利用して情報を送信してその結果を取得する方法が判ったので、書籍検索などに何か利用できないかと考へてみたりする。

 今、古今亭志ん生の「五銭の遊び」を聴いてゐたら、「赤蜻蛉」を「夕焼け小焼けのあかとんぼ」のやうな抑揚で「あかとんぼ」と云ってゐるのに気がついた。やはり昔は赤蜻蛉の発音は頭が高かったといふのは本当だったのだ。

 昨日bk1に註文したのは以下の三冊。
●アーシュラ K・ル・グウィン『ファンタジーと言葉』(青木由紀子訳/2400円+税/岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●ジェフリー・A・ランディス『火星縦断』(小野田和子訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●山口仲美『日本語の歴史』(740円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
『日本語の歴史』のやうな本は今までにも買ったことがあるのだが、かういふ新刊があるとやはり我慢できず買ってしまふ。

 一度 "Sınavı, için çalışma!" などと云ってみたいものである。


5月26日(金)

 Celsius 340の調整は続く。かなり動くやうになってきた。と同時にそんなに劇的に速くもなってゐないことが判ってきた。Acrobat 7は日本語版を捨てて英語版を再インストールしたらメニューの震へはおさまった。

 早川書房から、SFマガジン2006年7月号[amazon.co.jp, bk1]が届いた。今月は〈太陽系探査SF特集〉。翻訳もたっぷり載ってゐるやうに見える。

 山田雄一郎『英語力とは何か』(1600円+税/大修館書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]読了。私の考へとほぼ一致してゐる。だからといって、私が英語ができるとか、これから英語ができるやうになるかといふのはまた別問題である。

 bk1から、 エーリヒ・アウエルバッハ『中世の言語と読者 』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。難しさう。

 ああ、もう眠くて書けない。今日註文した本は明日また書きます。


5月25日(木)

 Celsius 340の調整は続く。今日はPHP5.14から。ApacheやphpMyAdminの設定が前と変ってゐるではないか。ずっと設定の上書きを続けてゐたので知らなかった。大いに戸惑ったが、何とか最低限の動きは確認できた。調整はさらに続くはづ。

 全然関係ないけど、中国のブログ(博客)の女王といへば徐静蕾らしい。そんなに人気があるのかと思って見てみたけれど、読めなかった。当たり前だが。中国語は読めないのだった。

 bk1から、ウィル・セルフ『元気なぼくらの元気なおもちゃ』(安原和見訳/1900円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届いた。随分前に註文してゐたので、まだ届いてゐないとは気づいてゐなかった。かなり莫迦かも知れない。


5月24日(水)

 Celsius 340の調整は続く。StarSuite 8をインストールした後、MySQLとApache 2.0をインストールし動作を確認。明日はPHP5.14から。

 bk1から、脇明子『魔法ファンタジーの世界』(700円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、高野史緒『架空の王国』(1900円+税/ブッキング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、大崎梢『配達あかずきん』(1500円+税/東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、山田雄一郎『英語力とは何か』(1600円+税/大修館書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。今回届いた本はどれも面白さうで、今すぐ読みたいものばかり。いつも読みたいものだけを註文しろって気もするが、細かいことは気にしない。

 眠くて倒れさうなので、今日はこれで。


5月23日(火)

 アニメ企画制作のウィーヴが、ソニー・マガジンズから出版事業を譲り受けると発表したさうだ(日本経済新聞アニメ!アニメ!)。翻訳SFをときどき出してゐたけれども、今後はどういふ方向の出版に力を入れていくのだらうか。私は直接の関係はまったくないのだが。

 Celsius 340の調整は今日も続く。キーボード配列はいつの間にかUS配列になってゐた。nfsでMacOSX Serverとファイル共有もできるやうになった。ただ、Adobe Reader 7 日本語版をインストールしたら、プルダウンメニューの表示がひどく震えるのだ。なぜだらう。

 bk1に、
●エーリヒ・アウエルバッハ『中世の言語と読者 』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
を註文。「教養ある読者・聴衆の不在という特異な文化状況の中、中世のラテン語はどのような変貌を遂げ、最終的にいかにして克服されたか? 「ミメーシス」の補遺との位置づけのもと、近代語成立前夜までのドラマを鮮やかに描く。」と紹介されると、これは買はずにはゐられまいといふ気分になってくる。しかし、5000円はちょっと高かったかも。


5月22日(月)

 「米Amazon、オンデマンド出版プログラムを提供すると発表した」さうだ。へえ、まだやってゐなかったのかといふ感じがしないでもない。

 そんなことは実はどうでもよくて、今日はCelsius 340が届いたのだ。半日が潰れてしまったのだ。やはりその姿は美しくなかった。Vine Linux 3.1をインストールして、3.2に。起動の時に日本語キーボードを使って、次回から英語配列キーボードに換へたのだが、us配列の設定にならない。確認すると確かにusになってゐるのに。どうもLinuxは有効な設定と無効な設定が入り交じってゐるやうな気がする。無効な方を一生懸命書き換へても無駄なのだ。
 ハードディスクを一個前の機種から引き継いで増設。移行したいファイルはここに入れておいた。が、MySQLのデータを移すのを忘れたので、明日再度回収しなければ。あとnfsによるXServeとのフォルダ共有ができないのが困る。この設定も明日引退機種を再度動かして確認しなければならない。心配してゐた音は、CD-ROMドライブが動いてゐるとき以外はそんなに煩くなくてよかった。

 さて、我が家のFMV6866SL7は少し煩くなってきた。昨年も購入してしばらくして異音を発するやうになり、やがて収まったのだが、考へてみると、気温が高くなると音が出るやうだ。暑くなる前に引退機種を持ち帰って入れ換へよう。

 といふ訳で、私はCelsius 340で手一杯である。


5月21日(日)

 海外SF&ファンタジイ情報のページРусская Фантастикаへのリンクがうまく生成できてゐないことに気づいて修正。ページ数が増えると世話が大変だ。面倒臭くなってきた今日この頃。bk1の新刊情報がうまく取得できないやうなのだが、まだ気づいてゐない振りをしてゐる。

 bk1から、『超・極める! PHP』(1900円+税/翔泳社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、岡嶋裕史『数式を使わないデータマイニング入門』(700円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、山口真美『赤ちゃんは世界をどう見ているのか』(760円+税/平凡社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。PHPの本は、「大規模システム開発をモノにする!」といふ部分は私にはとりあへず関係ないので、後半を中心に見てみると、役立ちさうな手法がいくつかあった。『数式を使わないデータマイニング入門』は、かなりがっかり。数式を使ってもいいからもう少ししっかり説明してもらひたかった。いや、数式を使はなくても。「自己組織化マップ」の章が10ページしかないのはどういふことか。これではなにも判らない。一方の『赤ちゃんは世界をどう見ているのか』は面白かった。新生児が空間や物体をどのやうに認識するやうになっていくかといふ話が実験例を示しながら解説していく。大人になってから視力を初めて得た人は、物体や空間の認識が困難である話は知ってゐたので、全体を通してそんなに意外なことを判ったといふ印象はないものの、赤ん坊に焦点を絞って実験結果に基づいて示していく過程は興味深い。「サッチャー錯視」といふのは初めて知ったので、ちょっと驚いた(知らない人は検索してみてください。例がたくさん出てきます)。

 やうやくCharles Stross The Family Trade [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]を読み終へた。この現実世界のアメリカと、平行宇宙のアメリカ(中世風の異世界)とを行ったり来たりする主人公の冒険はなかなか面白いのだが、こんなに時間をかけて読む本ではなかった。2〜3日以内に読むのにはちゃうどいいと思ふ。最後の方の緊張感も心地よく、次の巻へうまく繋いでゐる。私も第二巻を買ってもいいかなといふ気分になった。

 Amazon.co.jp
○William Browning Spencer Ocean and All Its Devices (Subterranean, $40.00, 7/2006) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋, Subterranean]
を予約註文。『ゾッド・ワロップ』のウィリアム・ブラウニング スペンサーの第二短篇集である。Subterranean Pressのサイトを見るともう刊行されたやうな雰囲気の記載になってゐるが、Amazonなどでは来月刊行予定といふ表示だ。

 bk1には、
●脇明子『魔法ファンタジーの世界』(700円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●高野史緒『架空の王国』(1900円+税/ブッキング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●大崎梢『配達あかずきん』(1500円+税/東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●山田雄一郎『英語力とは何か』(1600円+税/大修館書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
以上4冊。『架空の王国』は1997年に中央公論新社から出た本の復刊。今回、復刊にあたって、この物語の前史にあたる書き下ろし中編を収録といふことなので、註文してみた。『配達あかずきん』は書店ミステリなので。最後の英語の本は、〈英語力〉などといふ言葉も嫌ひだが、「英語力とは、日本語力とは別の能力か? TOEIC やTOEFLで測れる力なのか? そしてどうすれば育てられるのか? 著者は英語力とは何よりもコミュニケーション力、運動能力であり、力を付けるには日本語を鍛える必要があるとする。「英語力」の本質を正面から問い直し、学校教育で育てるべき力と優先事項を明らかにした力作。」といふ内容だといふことで、「本当にTOEIC やTOEFLで測れる力なのか?」といふ疑問は私も常々抱いてゐたので読んでみたくなった。


5月20日(土)

 仕事の帰りに、ある店に寄ってMacBookの姿を見てきた。横長の画面になってゐた。驚いたのは、その表面がぴかぴかと光を反射してゐたことだ。この頃のノート型コンピュータは大抵さうだが、たうとうアップルコンピュータの製品もガラスのやうな画面になってしまった。あれでは光が反射して仕事の邪魔になるではないか。何かしようと画面を覗き込むと自分の顔が見返してゐたりして甚だ不愉快な画面である。あれが売れるらしいが、私には全く理解できない。わざわざ作業効率を低下させる構造のものが売れるなんて。私が使ふ状況に陥ったら反射防止フィルムでも貼ることになるだらうが、自分で購入することはないだらう。でも、心底がっかりした。

 bk1から、関口宏司『Apache Lucene 入門』(技術評論社、3200円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、藤田真作著『LATEX2eコマンドブック』(3400円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、ダフネ・デュ・モーリア『破局』(吉田誠一訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、ロバート・シェクリイ『無限がいっぱい』(宇野利泰訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、溝口理一郎『オントロジー工学』(3800円+税/オーム社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、溝村学・難波英嗣『テキスト自動要約』(3000円+税/オーム社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。定義の説明と部分だけページを捲ってみたが、オントロジーが何だかはさっぱり判らない。概念化とか云はれても、さっぱりだ。真面目に読まねば。Luceneの本は、全文検索全般の説明も多く、いろいろと役立ちさうである。LaTeXの本も役立ちさう。読む本ではないが。

 Amazon.co.jpからは、Lisa Tuttle The Silver Bough [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋] が届いた。英語の本は読む速度が全然追ひつかないので、困ったものである。日本語のほんだって追ひつかないのだから、当然ではあるが。

 月刊言語6月号の特集は、「ファンタジーの詩学——想像力の源泉をたずねて」である。想像力がどうかうといふ話は私はどうも苦手だが、言語の話は面白い(伊藤盡「言語学者トールキンの横顔」)。

 オンライン書店横断検索を少し修正する。紀伊國屋書店で、検索結果が一件しかないときに、その表示ができないことに気づいたからである。検索結果が0件、1件、それ以上と条件別に結果を表示する手順を変へて、大体目的通りの表示をするやうになった。ジュンク堂書店の方も少し修正。


5月19日(金)

 今日は本も買はず、本を読まず、到着した本もない。だから、書くこともないのだった。

 CELSIUS340(PIV2.4G)が月曜日に届くのに備へて情報を収集しようとしたのだが、検索してもほとんど見つからない。アップルコンピュータの製品だと、無数のサイトが、分解しただと改造しただのを報告してくれるのだが、富士通のワークステーションだと製造元の商品情報と中古屋の商品情報ばかりである。面白くない。
 今日初めてCELSIUS340の姿の画像を見たのだが、美しくない。私の目から見るとかなり醜い。もちろん、姿を鑑賞するものではないし、本体はおそらく机の下に置くのであまり関係ないのだが、ちょっと残念である。やはりアップルコンピュータの製品はきれいだと思ふ。


5月18日(木)

 富士通CELSIUS340(PIV2.4G)をPCNET U-Stationに註文してしまった。今まで職場で使ってゐたFMV7000FLのメモリが384MBだと今朝気づいて、新しいのを購入する気になった。今度のはメモリが1.5GBだ。まあ、新しいといっても私にとって新しいだけで、三年くらゐ前に発表になった機種の中古だけど。値段は29,800円に送料と税金が加算されて合計33,390円。到着は月曜日に職場の方へ。

 bk1に本を註文。
『超・極める! PHP』(1900円+税/翔泳社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●岡嶋裕史『数式を使わないデータマイニング入門』(700円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●山口真美『赤ちゃんは世界をどう見ているのか』(760円+税/平凡社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
以上三冊。また、PHPの本を買ってしまった。「今すぐ知りたいPHPの情報をぎゅっと凝縮! 大規模システム開発をモノにするための、フレームワークと開発のポイントを徹底解説。Ajaxや外部APIによるマッシュアップサービス、日本語処理の極意なども紹介する。」する内容だといふのだが、私が知りたいことは載ってゐるだらうか。数式を使はない……といふ本はあまり信用しないことにしてゐる。数式を使った方が的確にしかも美しく世界を表現できることが多いからだ。でも、「クラスター分析」や「自己組織化マップ」を使った解析の話が載ってゐるやうなので、購入してみることにした。最後の本は、人間の脳の発達とともに見える世界はどう変るかといふ内容のやうなので、購入した。

 bk1から届いたのは、佐藤竜一『Emacs辞典』(2980円+税/翔泳社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]である。楽しさうな本ではないか。手に取って、そっと撫でてみたりする。

 Amazon.co.jpから、Amazonギフト券が届いた。500円? たった500円? といふことは、私は4月は10000円以上本をAmazon.co.jpで買はなかったといふことか。よく我慢したではないか。やればできるではないか。この調子で、毎月のAmazon.co.jpに対する出費を少しづつ減らして行かう……なんて気は毛頭ない。私は買ひたい本を買ひたいときに買ひたいだけ買ふ。もちろん生活を揺るがしたりしない範囲内でだが。


5月17日(水)

 アップルコンピュータからはMacBookが出たやうだが、私が今欲しいのは中古PCだったりする。富士通のCelsius 340 (Pentium 4, 2.4G) なのだが、メモリが1.5GBで31000円なのだ。Linux動作確認リストに載ってゐるので、買っても大丈夫さう。もう少し速い方がいいのだが。

 bk1に、
●関口宏司『Apache Lucene 入門』(技術評論社、3200円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
を註文。Javaだから何も使へないだらうとは思ふが、「全文検索」といふ言葉にわ弱いのだ。この本、副題は「Java・オープンソース・全文検索システムの構築」である。

 眠い、どうしてこんなに眠いのだらう。そして、肩と首と背中が痛い。どうしよう。とりあへず寝ようか。


5月16日(火)

 次世代の検索機能を体感といふgooラボで私の名前を入力しても、何も検索されませんでしたといふ表示の出る状態が続いてゐたのだが、どうやら最近は評判が得られるやうだ。「否定的な評価100%」で、その評価とは「変である」といふものだ。そんなに変な評価が多いのかと思って期待したのだが、検索結果は僅か一件、私の2002年の日記ページだった。なんだ、つまらない。

 変な奴でも本を買ふ。bk1に、
●藤田真作著『LATEX2eコマンドブック』(3400円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●ダフネ・デュ・モーリア『破局』(吉田誠一訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●ロバート・シェクリイ『無限がいっぱい』(宇野利泰訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●溝口理一郎『オントロジー工学』(3800円+税/オーム社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●溝村学・難波英嗣『テキスト自動要約』(3000円+税/オーム社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
を註文した。前半2冊は〈異色作家短篇集〉新装版の最新刊。後半2冊は、〈知の科学〉といふ叢書の、昨年出たものから2冊。ちょっと面白さうだったから。
 しかし、今日はちょっと買ひ過ぎたかと思ったが、10000円以上買ったためか、註文完了画面で「プレゼント応募画面を開く」といふボタンが現れた。


5月15日(月)

 最近肩の凝りが激しく気が狂ひさうなほど痛い。今日は指先の方が痺れるやうな感覚があった。一体どうしたのか。

 bk1から、マイケル・スタッブズ『コーパス語彙意味論』(南出康世・石川慎一郎監訳/3800円+税/研究社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, 研究社]が届いた。言葉を並べて数へる話がたくさん載ってゐて楽しさうである。まだちゃんと読んでゐないけど。

 bk1に本を註文。
●ウィル・セルフ『元気なぼくらの元気なおもちゃ』(安原和見訳/1900円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1]
●佐藤竜一『Emacs辞典』(2980円+税/翔泳社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
 ウィル・セルフは、河出書房新社の〈奇想コレクション〉の最新刊。もう一冊は文字通りEmacsの辞典である。そんなに使ってもゐないくせに、Emacs。


5月14日(日)

 中国の検索といへば百度である。そこで、「文化大革命」といふ文字を入力して検索を実行すると、なんと、「您输入的关键词可能涉及不符合相关法律法规的内容。」と云はれてしまふのだ! ちょっと検索するだけなのに、怖いなあ。嘘だと思ったら→をクリック。〈百度で文化大革命を検索

 alapage.comのXML情報を利用してファンタジイ新刊情報ページを作ってみた。(多分)新しい順に1ページ20件づつファンタジイの新刊本が表示される。上下に「前ページ」「次ページ」リンクといふやうな気の利いたものは普段は作ったりしないのだが、折角情報が送られてくるので表示してみた。左には検索窓と分野別ブラウザ・リンクを置いた。しかし、右の方ががらんと空いてゐる。どうにも中途半端で、準備中のオンライン書店みたいだ。中途半端に日本語だし。頑張ればショッピングカートも作れるのかも知れないが、作り方が判らないので、できなかった(その頃にはもう飽きてゐたのだ)。Amazonならカート作れるのだが。こんなのが作れると判ったところで、私はもう満足してしまったのである(飽きたともいふ)。

 ozon.ruでも、中途半端なオンライン書店擬きを作ってみたくなってゐる。

 それはとりあへず後回しにして、海外SF新刊情報のページにイタリアのSF新刊情報を追加してみた。iBS.itの情報である。イタリア語もフランス語も自分では全然読めないのに、さういふ外国の新刊情報が並んでゐるのを見るのが妙に嬉しい。


5月13日(土)

 Amazon.comからの情報取得に失敗することが多くなった。理由がよく判らない。SimpleXMLでの取込み時にエラーが出るやうなのだ。が、どうしてそんなことになるのかさっぱり判らない。困ったものだ。

 bk1から、H・P・ラヴクラフト他『怪奇小説傑作集〈3〉英米編III【新版】』(橋本福夫・大西尹明訳/920円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、デイヴィッド・エディングス『宿命の子ら』(宇佐川晶子訳/1000円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、マイクル・ムアコック『この世の彼方の海』(井辻朱美訳/860円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、山本容子『本の話 絵の話』(762円+税/文春文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、ヤコブス・デ・ウォラギネ『黄金伝説 1』(前田敬作・今村孝訳/1900円+税/平凡社ライブラリー)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。
『黄金伝説 1』は590ページもあるのだが、これは全四巻だと知ってちょっと狼狽へる。「ヨーロッパ文化を理解するための基本文献」とはいへ、長すぎる。山本容子『本の話 絵の話』がぱらぱらと捲ってみた感じでは面白さう。

 Google Web APIsを利用して、Google検索つきAmazon.co.jp書籍検索を作ってみた。あまり面白い結果にはならなかった。GoogleAPIの利用練習にはなったけれど、上位から10件の情報を取得すると、オンライン書店のページが並ぶだけだったりして、ほとんど意味がないのである。Blog検索の方が、一般読者の印象や感想が得られるので興味深いやうに思へる。もっと面白い利用法を考へたい。

 ozon.ruは毎日一回新刊情報をメールで送ってくれるのだが、これの利用法はなにかないかと考へてみた。でも、まだ思ひつかない。素直に新刊情報欄をどこかのページに埋め込むか。alapage.comのXML情報利用とともに考へてみたい。


5月12日(金)

 昨日、alapage.comについて、「ごく一般的なリンク方法を選ぶやうになってゐる」などと書いてしまったが、私が間違ってゐたことが判明した。普通のリンクも当然あるが、さまざまな検索要求に対してXML形式の返事を返す仕組みがあるではないか。SF&ファンタジイの新刊一覧なんか簡単に作れるのだ。ちゃんと説明を読みもしないで失礼なことを書いてしまった。申し訳ない。

 ozon.ruでも、何だかXMLデータの利用に関する記述があるではないか。といふことで少し真面目に探ってみたところ、どうやら、150MBにもおよぶXML書籍情報ファイルをダウンロードして、そこからデータを自前のサーバーで利用せよといふことらしい。それでは、ちょっと……。困るんですよ。長くなるからここには書かないけど。

 bk1に、
●マイケル・スタッブズ『コーパス語彙意味論』(南出康世・石川慎一郎監訳/3800円+税/研究社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, 研究社]
を註文。「意味は使用である(Meaning is use)。語を個別的にとらえる従来の語彙研究の枠を超え、句・コロケーション・テクスト・文化の中に語を位置づけ、意味生成のメカニズムを解明しようとする。Firth—Halliday—Sinclair の流れをふまえつつ、コーパスを駆使し、語彙意味論の新たな可能性を切り開いた。コーパスのほか、さまざまな分野からの英語の実例を多数掲載。本書の分析自体がコーパス言語学実践のすぐれたモデルとなっている。」といふ内容紹介を読んで我慢できなくなった。

 数日前にいくつか新しい利用法を発表したGoogleだが、日本でも「Google ブック検索」を年内に開始すると発表したといふ記事を見かけた。さうなのかあ。私がどれだけ利用するかは判らない。既に利用できるアメリカの検索を一度も使ったことがないからだ。

 Googleといへば、SOAPを介したAPIの利用がPHPで簡単にできさうだと気づいたので、我が家のPowerMac G5 (MacOSX 1o.4.6) とFMV6866SL7 (Vine Linux 3.2) のPHPを、--enable-soapを追加して5.1.4にアップグレードした。Google APIsを利用して情報を取得できるやうになったことをまづは確認。実際のサイトでの利用は今週末といふことで。


5月11日(木)

 今日も遅くなってしまったので、少しだけ。

 前にアクセスできないといって拒否されてしまったフランスのオンライン書店alapage.comのアフィリエイト申し込みに再挑戦。まあ、同じことを再度やってみただけなのだが。今度は二日後に承認のメールが来た。

Bonjour, 

Toute l'Equipe Partenariat d'alapage.com est 
heureuse de vous compter parmi ses affiliés.
で始まるメールだった。Amazon.frのやうな複雑なweb serviceが利用できるといふ訳ではなく、ごく一般的なリンク方法を選ぶやうになってゐると思はれる。SF&ファンタジイの新刊リストくらゐ何とかならないかと思ったのだが、どれが新しいのかよく判らないページ構成になってゐるやうな気がする。まだ様子が判らないので少し探ってみよう。


5月10日(水)

 もう遅いので購入した本の報告だけ。いつもさうだけど。

 bk1に、
●H・P・ラヴクラフト他『怪奇小説傑作集〈3〉英米編III【新版】』(橋本福夫・大西尹明訳/920円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●デイヴィッド・エディングス『宿命の子ら』(宇佐川晶子訳/1000円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●マイクル・ムアコック『この世の彼方の海』(井辻朱美訳/860円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●山本容子『本の話 絵の話』(762円+税/文春文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●ヤコブス・デ・ウォラギネ『黄金伝説 1』(前田敬作・今村孝訳/1900円+税/平凡社ライブラリー)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
を註文しました。今日はとりあへずこれで。


5月9日(火)

 Amazon.co.jpから、Kevin Brockmeier The Brief History of the Dead[Amazon.co.jp, Amazon.com, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]が届く。なかなかいい表紙絵だと思って註文したのだけど、イギリス版の表紙もいい。いや、表紙だけでなく、中身も読まなければいけませんが。

 Google Web APIsは難しいと思ってゐたのだが、PHP5では簡単にSOAPが利用できると初めて知った。--enable-soapを指定してPHPのconfigureを実行しなければならないらしいが。そこで、早速職場のLinuxで試してみたら、ちゃんと検索結果を返してくるではないか。週末には自宅の方も導入しよう。Google APIsも使へないやうではちょっと困りますから。


5月8日(月)

 一昨日書いたSecure Microsoft Reader/Palm Reader形式はMacOSXでは読めないといふのは間違ひで、確かにSecure Microsoft Readerは読めないけれど、Palm Reader形式の方は読める。fictionwiseのダウンロードページからeReader for Macintoshをダウンロードすればいいだけだ。前にダウンロードしてゐたこともあったのだが、Secure版もこれで読めるとは知らなかったのだ。でも、前にsecure版Adobe eBookで苦労したことがある(結局読めなくなってしまった)ので、secure版はもう懲り懲りだ。
 Macintoshでも読めるといふご指摘は東茅子さんからいただきました。ありがたうございました。

 神田神保町に古本屋が増えてゐるらしい。でも、店舗のないオンライン古書店も多いらしい(といふ解釈でいいのか、この記事は)。店舗がなかったら神保町も何も関係ないと思ふのだけど。
 以前は毎週のやうに通ってゐた神保町の古書店街だが、今では年に数回行けるだけ。残念だ。

 Ash-Tree Pressから新刊のお知らせの封書が届いたのだが、中を見ると新刊情報とは別に「郵便費用節約のためにpdfファイルで受け取ってもいいといふ人は知らせてください」と書いた紙が入ってゐた。私はどちらかといふとpdfの方がいい。紙は邪魔になるだけだし、書類の山の中に埋もれるだけだし、検索ができない。あ、でもメールで知らせなければならないのか。ホームページでボタンを押せばいいとかぢゃないのか。面倒臭いな。元気があったら明日メールを出さう。

 前にも書いたことなのかもしれないけど、JALカードSuicaでオンライン書店の書籍代を払ふと(もちろん、書籍代でなくてもいいのだが、私は本しか買はないから)、飛行機のマイルが溜まるのだ。知ってはゐたけれども、羽田から福岡へ飛んだときに匹敵するマイル数が毎月追加されてゐるではないか。本を買ふと飛行機にただで乗れるやうになるなんて、不思議な感じがする。得した感じがする。私が本を買ひ過ぎてゐるといふ考へ方もあるかも知れないが。


5月7日(日)

 Jeffrey Fordのblogで知ったのだが、The Magazine of Fantasy and Science Fictionの編集長Gordon Van Gelderが、「自分のblogでF&SFを紹介してくれたら、7月号をただでくれる」と発表した。手元にある50冊の見本がなくなったら企画終了と云ってゐる。さうしたら、「紹介したよ」といって自分の住所を書き込んでゐる人が何人もゐたけれど、あれはやめた方がいいんぢゃないだらうか。
 ところで、Jeffrey FordはF&SFは毎号欠かさず隅から隅まで読んでゐると書いてゐた。今購読してゐる雑誌は二つしかなくて、一つはThe New Yorkerで、もう一つはF&SFだといふ。私もF&SFは定期購読(電子版)してゐる。私が毎号購読してゐる雑誌は三つしかなくて、SFマガジンF&SF、そしてLocusである。買ふだけでほとんど読んでゐないのが、F&SFだ。
 あ、Gordon Van Gelderの企画は多分国外へは発送してくれないと思ひます。さうは書いてゐないけど。要求してみたいといふのを止めはしませんが。私は定期購読してゐるんで、どうでもいいです。

 一月ほど前から我が家では一斉にWillcomのWX300K(京セラ製)に切り替へた。で、今日やうやくPowerBook G4のモデムとしての動作を確認した。300KにはMacOSX用の純正ドライバが存在しないので、Kyopon USB Driverを使ってみた。ここでも、「そのほか、WX300Kでも動作したとのご報告をいただいています。」としか書いてゐないので、かなり不安だったが、試したらちゃんと動いた。しかし、電話番号の設定で少々戸惑った。それが解決したとき、以前AH-F401Uでどうして接続できなかったのか判ったやうな気がしたが、もう遅い。
 接続できたのは嬉しかったが、恐らくかういふふうに利用することはないやうな気がする。この頃は旅行先でもホテルや会議場などで、あるいは駅や空港、喫茶店やハンバーガー屋で、無線/有線LANが利用できるやうになってきてゐるからだ。

 前に海外SF新刊情報のページを作ってみたのだが、どうも面白くない。あまり有益な情報が得られない(特に日本)し、表示が遅い(これは設定に間違ひがあったと判った)。そこで、トルコのSF新刊情報を追加してみた。英米SFのトルコ語訳も含まれる。トルコ語は全然読めないのだが、ちょっと嬉しい。有益な情報が得られない日本の書店は外してしまった。
 自分では気に入ってゐるのですが、あまり人気のないページです。

 昨日作ったPHP版の更新システムは快調だと思ひます。昨日から文章量が増えたのはそのせゐでせうか(本当はただ休みの日は文章が長いといふだけのことでせう)。


5月6日(土)

 昨日註文したSilver Boughが、電子版で購入できることに気がついた。しかし、Secure Microsoft Reader/Palm Reader形式のみなので、私には読めない(はづだ)。何とも複雑な心境。MacやLinuxでは読めないのは不愉快だけど、まあ、本を買ってよかったんだといふことで。さういへば、Vellumももう電子版があった。これもMicrosoft Reader/Palm Readerだけど。

 昨日、独版・仏版グイン・サーガに驚いたりしたけれども、もっと大事なことを書くのを忘れてゐた。ロシア語版もあるのだ()。昨年から刊行が始まったやうだけど、この頃新刊が出てゐないのはなぜだらうか。売れなかったのかな。表紙はなかなかいいと思ふのだが、それらしくはないやうな気も。グイン・サーガ・ファンの方は、上の1〜3のリンクをクリックして一人20冊くらゐ註文してみては如何でせう。

 統計解析ソフトの2.3.0が出てゐるのに気がついてインストール。MacOSX版は簡単にインストールできたが、Rcommanderの日本語のメニューの文字があまりにも醜い。VineLinuxの方は、初めてsourceからコンパイル。動いてはゐるやうだけど、まだ判らない。家に帰ってから、MacOSX版を再度インストールしてみたら、Rcommanderのメニューが化けてしまって全然読めないではないか。そこで、ターミナルで「LANG=C,LC_ALL=C」としてから、「open -a R.app」とやってRを立ち上げれば英語で起動するので文字化けの心配がなくなることが判った。Rコンソールの中身も英語になるが、R本体のメニューは日本語で表示される。理由は知らない。

 RのためにX11環境を起動したので、そのあたりをアップデートしてから久しぶりにBluefishを使ってみたら、ひところ日本語入力ができなくなってゐたのが、またegbridgeで使へるやうになった。T.ClipがX11環境で使へるかどうか不安だったが、Control+Vを押せば目的通りの入力はできると判った。でも、今後使ふやうにはならないと思ふ。行間隔が詰まってゐるし、タグの色分けができないし、Linuxで使ってゐるときのやうに快適ぢゃないのだ。

 今まではこの日記の検索(2004年10月以降の方)の結果、検索語が見つからない場合、空欄が表示されるだけで、本当に何もなかったのか、エラーがおきて検索してくれなかったのか判らなかったので、「何も見つかりませんでした」といふ表示をするやうにしてみた。AND検索とかOR検索ができるやうにしてみようかとも思ったが、それほど自分で欲しいと思ってゐないので、面倒臭くなってやめた。

 とりとめもなくさらに日記の話。この日記の更新はどういふわけかjspで書いたスクリプトをTomcatで動かすといふ仕組みで書き替へを実行してゐる。これが何を意味するかといふと、読む人には何の関係もなくて、私が日記更新システムをもう改変できないといふことを意味してゐるだけのこと。文字入力の画面をもっと大きくしたいとか、自動的に更新時間を入力するやうにしたいとか(RSSの都合でグリニッジ標準時で設定しなければならないのだ)、さういふ希望を採り入れたかったのに、もうjspのことなんかさっぱり忘れてゐるのでどうしようもなかったわけだ。そのファイルがどこにあるかも、今の私には判らない。といふことで、一大決意をして、慣れ親しんだPHPで作り直した。やうやく完成して今から試さうとしてゐるところ。かなり緊張してゐます。読む人には関係ないことだけど。


5月5日(金)

 Le Prix Imaginalesの受賞作が決まったやうだ。フランス長篇部門は、Henri Loevenbruck, Les Enfants de la veuve (Gallica T3), Bragelonne、翻訳長篇部門は、Patricia McKillip, Les Fantômes d'Ombria, Mnémos。

Amazon.co.jp
○Lisa Tuttle The Silver Bough (Spectra, $22.00, 4/2006) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文。前に読んだThe Mysteriesがなかなかよかったので。

 連休なので、ISBN図書検索のAmazon.co.jpの検索結果が該当書籍が見つからなかったときに見苦しいPHPのエラーを表示しないやうに改善を試みた。生のエラーは表示されなくなったと思ふ。Powells .comの結果が見苦しくなってしまふことがあるのはまだ解決できない。

 そんなことをしてゐない時間は、LaTeXで書類を作ったりしてゐた。仕事である。休みなのに。何日も苦労して、実は簡単な方法があることを発見し虚しくなることはかういふ作業をしてゐるときにはよくあることである。表の作り方がよく判ってをらず、随分時間の無駄をしたことを今日発見した。が、もう遅い。

 一旦日記を書き終へたあとに気づいたことがあるので追加する。
 全然知らなかったのだが、昨年からドイツで〈グイン・サーガ〉)の刊行が始まってゐたのだった。そして、今月から仏訳(Amazon.fr)の刊行が始まったやうだ。グイン・サーガ・マニアは皆当然のやうに知ってゐるんだらうか。それにしても、ドイツ語版の表紙は凄いなあ。それに比べてフランス語版は原書の雰囲気そのまま。〈グイン・サーガ〉と片仮名まで表記されてゐる。フランス語版表紙を見たい人はこちら


5月4日(木)

 連休二日目なので部屋の掃除。机の上も綺麗に片づける。机の上を汚さないために、しばらく仕事はしたくなくなる。そこで、夕方からは家族三人で映画館へ。The Producersを観てきた。人を騙さうとする話は大好きで、ブロードウェイの智識は皆無なのでケチをつけたくなることもなく、安心して素直に楽しんできた。観に行ってよかった。Ullaが話す言葉に、最初「あ、ノルウェー語だ!」と思ってしまったことは秘密だ。

 薩摩秀登『物語チェコの歴史』(820円+税/中公新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]読了。チェコに関してはあまり知らないので、なるほどさうなのかと読み進めて最後のページまで。ハプスブルク家や神聖ローマ帝国に関する新書は何冊も読んだけれども、固有名詞をすぐに忘れる私は、結構その都度新鮮な気持で読めたりする。かういふ本を読むと、プラハに行ってみたくなったりする人は多いと思ふが、私は旅行嫌ひなので、そんなに思はないのだ。

 SF情報誌Locus5月号着。ここでもヤング・アダルト小説特集。


5月3日(水)

 連休初日なのに出勤してしまった。休日なので、昼で帰る。休みの日は弁当屋が弁当を配達しないからである。私は空腹を感じてゐるか否かに関係なく、昼食をとることにしてゐる。実は殆ど空腹を感じないし、そのまま夕方まで仕事を続けることに何の困難も感じない。だから、私は中学三年から高校三年までの四年間に三回くらゐしか昼食を食べなかった。まあ、そんなことはどうでもいいが、あまり昼食を抜くと頭痛になりやすいと気づいて、食べることにしてゐるのだ。

 帰宅するとソフトバンククリエイティブから本が届いてゐた。何だらうと思って開けてみると、新城カズマ『ライトノベル「超」入門』(750円+税/ソフトバンク新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]とピーター・エイブラハムズ『不思議の穴に落ちて』(奥村章子訳/1900円+税/ソフトバンククリエイティブ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]の二冊。紹介してくれといふ文面の紹介文が入ってゐるが、私は書評の連載などは持ってゐないので、どこで紹介すればいいのかね、と思ってここに書いてみた。
『ライトノベル「超」入門』は読んでしまった。ライトノベルなんて得意ぢゃないので、読んでみたが、歴史的な流れなどは詳しくないなりに予想してゐた捉へ方で概ね合ってゐたやうな気はした。具体的な作品や作者のことは全然知らなかったが。巻末の年表に株価と公定歩合が記されてゐるのは画期的。書いてある内容には大体納得できるが、全体的な調子はライトノベルに関する本だけあってかなり軽い。
 でも、どうして私のところに? と思って案内書をぢっと見つめてゐたら、編集担当者の名前に何となく見覚えが。それでなのだらうか。

 酒井邦嘉『科学者という仕事』(780円+税/中公新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]読了。あまり「独創性はどのように生まれるか」の回答にはなってゐないやうな気もする。この手のことは今までにも繰り返し云はれてきたことだと思ふ。〈問題1「何かおもしろい問題を考えよ」;問題2「問題1で作った問題に答えよ」 これが解ければ、あなたも研究者〉なんて書いてあるが、これも前にどこかで読んだことがあるし、そんな単純なものでもないと私は思ふ。どうやら本書は、これから科学者にならうかといふ若い人を念頭において書いてゐるもののやうなので、私が「そんなことはもうどこかで聞いてゐるよ」といっても何の意味もないことは判ってゐる。でも、さう云ひたくなる雰囲気がここにはある。ユーモアを交へて気の利いたことを書いてゐますよといふ雰囲気なのかも知れない。また、書いてゐる内容はもっともで正しいことをきちんと記してゐるとは思ふのだが、全体の流れが摑みにくいのが読んでゐて落ち着かない原因に思へるのだった。

 続けて読んだのが、佐々木俊尚『グーグル―Google』(760円+税/文春新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]である。話の流れは判りやすい。が、私はもうグーグルに関する本を読みすぎてしまったやうだ。新たな智識はほとんど得られなかった。それでも、新しい智識が皆無といふ訳ではないし、同じやうな本を何度も読むことで、自分の考へもまとまっていくといふ効果もあるから、読んだことが無駄だとは思はない。ちなみに、この本ではディックの『ユービック』が引用・紹介されてゐる。

 Google AdSenseといふのがあってこの本にもいろいろ書かれてゐたが、私もこれを利用してゐる。数箇所投遣りな感じで貼り付けられてゐる広告がさうだ。これがかなり収益を上げてゐるといふところもあるやうだが、私のところではこれまでに8000回を越える表示があって、クリックされたのは僅か4回である。2000回に1回である。しかも、3回は表示を初めて数日以内のクリックであって、「あれ、こんなところにもGoogle AdSenseが!」といふ物珍しさで誰かが押して下さったのがほとんどだ。こんなにも少ないとは。といふ訳で、検索型広告表示といふのも試してみることにした。自分が検索した時にも上の方に広告付き検索結果が表示されることがあるが、あれだと思ふ。
 私のページはどうやら内容を抽出しづらいやうだ。何語のページ? といふやうなところに貼り付けてゐるから。ロシアの人がクリックしてくれると嬉しいなと思って設置した、Firefox Google Toolbarの広告は全然クリックしてくれない。ロシアの人はFirefoxが嫌ひなのか(さういふ問題ではないだらう)。
 どんなものか知っておきたいから、貼り付けてゐるのだから、別にいいんだけど。


5月2日(火)

 急に涼しくなった。気温の変動が激しいと風邪を引いたりする人が多いらしいが、私は莫迦なのか、そんなことでは風邪は引かない。

 Amazon.co.jpから、Holly Phillips In the Palace of Repose (Wildside Pr, 2/2006) [amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届く。註文した翌日にSFマガジンで紹介されてゐたので読む気がなくなった(といふのは嘘だ)。

 bk1からは、酒井邦嘉『科学者という仕事』(780円+税/中公新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、佐々木俊尚『グーグル―Google』(760円+税/文春新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、薩摩秀登『物語チェコの歴史』(820円+税/中公新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、J・G・バラード『楽園への疾走』(増田まもる訳/2300円+税/東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届いた。いろいろ読みたいが今日はもう眠いので寝ます。

 あ、世間では明日から(中には先週土曜日から)連休らしい。書類のうへでは私もだけど。


5月1日(月)

 暑い。この暑さは一体何だ。

 暑くても本は届く。宅配便の配達の人は大変だけど。
 Amazon.co.jpから、M. John Harrison The Course of the Heart [amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届いたのだ。Night Shade Booksの本。私のところにやってくる洋書は今やかういふ小出版社のものが大半を占めるやうになってゐるのではなからうか。いや、大半は大袈裟かも。


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