6月30日(水)

 また二週空いてしまった。もう駄目だ。

 六月末までに買った本。
●ガードナー・R・ドゾワ他『海の鎖』(伊藤典夫編訳/国書刊行会)
●アンドルス・キヴィラフク『蛇の言葉を話した男』(関口涼子訳/河出書房新社)
●野田昌宏山猫サリーの歌(扶桑社)

 エイドリアン・ウォールワーク『日本人研究者のための英文レター・メール術』(前平謙二・笠川梢訳/講談社)ご恵贈賜りました。

 SFマガジン8月号拝受致しました。「ハヤカワ文庫JA総解説」は一つも担当できなかったけれども、SF Bookscopeでエリザベス・ハンドを紹介できたからいいのだ。

 山田正紀『フェイス・ゼロ』(日下三蔵編/竹書房文庫)ご恵贈賜りました。

 キジ・ジョンスン『猫の街から世界を夢見る』(三角和代訳/創元SF文庫)ご恵贈賜りました。

 Nach dieser Lüge hör ich auf読了。軽いロマンティック・コメディ。飛行機に乗り間違へてダブリンに帰るつもりがロンドンに着いてしまって、些細な手違ひからまったく知らない会社の秘書のやうな職に就いてしまふ。ダブリンの会社には四週間の休暇を取ると連絡して、まずは四週間その知らない会社で働いてみる。何だかさっぱり判ってゐないからさまざまな騒動を引き起こしながら、面白い方向へと展開していく。日本語なら読まないやうな部類の作品だが、ドイツ語が読めるのが今は何より嬉しいので、楽しく読んだ。

 国書刊行会に今度出る訳書『骸骨 ジェローム・K・ジェローム幻想奇譚』が掲示された。あの『ボートの三人男』のジェローム・K・ジェロームである。

 六月は、和書を20冊、洋書を4冊購入した。


6月20日(日)

 何と先週書くのを忘れてゐた。たしか、来月刊行予定のジェローム・K・ジェロームの翻訳の最終確認に没頭してゐたのだ。それでも、本は買ってゐたはず。
●グリーン、ヤッフェ他『短編ミステリの二百年 Vol. 5』(小森収編・門野集他訳/創元推理文庫)
●ラルフ・ジェームズ・サヴァリーズ『嗅ぐ文学、動く言葉、感じる読書』(岩坂彰訳/みすず書房)
『社史 本の雑誌』(本の雑誌社)
●アマル・エル=モフタール&マックス・グラッドストーン『こうしてあなたたちは時間戦争に負ける』(山田和子訳/新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)
『YOUCHAN個展図録 ゾランさんと探偵小説』(盛林堂ミステリアス文庫)
『Pythonによるバイオインフォマティクス』(共立出版)
●伴名練編日本SFの臨界点 中井紀夫 山の上の交響楽(ハヤカワ文庫JA)
●ピーター・ワッツエコープラクシア 反響動作 上(嶋田洋一訳/創元SF文庫)
●酉島伝法オクトローグ 酉島伝法作品集成(早川書房)
●デイヴィッド ミッチェルボーン・クロックス(北川依子訳/早川書房)
●恩田陸薔薇のなかの蛇(講談社)
○Mary E. Garner : Das Buch der gelöschten Wörter (Lbbe, 2020)
○Elizabeth Hand : Errantry (Small Beer Press, 2012)
 二週間分だとそれなりにある。リンクのあるものはKindle版を購入。紙の本を持ってゐるのにKindle版を買った本が何冊かある。

 ラリーン・ポール『蜂の物語』(川野靖子訳/早川書房)ご恵贈賜りました。

 書肆侃侃房PR誌「ほんのひとさじ16 ふれる」ご恵贈賜りました。どれも上手いなあ。私もいつかまた書きたい。

 Night Land Quarterly, vol. 25 ご恵贈賜りました。


6月6日(日)

 今週買った本。
『ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む』(水声社)
『文学と言語コーパスのマイニング』(岩波書店)
●高橋康介『Wonderful R 3 再現可能性のすゝめ』(共立出版)
●近藤麻理恵人生がときめく片づけの魔法2 改訂版(河出書房新社)
●齊藤貴義スクレイピング・ハッキング・ラボ(インプレスR&D)
●エリザベス・ハンド過ぎにし夏、マーズ・ヒルで(市田泉訳/東京創元社)
○Lars Simon: Das Antiquariat der Träume, dtv Verlagsgesellschaft (2020)
○Selina M. Kesper: Nach dieser Lüge hör ich auf (2020)
 ドイツ語の本を二冊買った。読めるやうになるといいのだが。あと、こんまりの本とか。

 乾石智子『白銀の巫女』(創元推理文庫)ご恵贈賜りました。

 ロイス・マクマスター・ビジョルド『魔術師ペンリックの使命』(鍛治靖子訳/創元推理文庫)ご恵贈賜りました。


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