7月31日(木)

 今日も眠い。躰が重い。食欲がない。もしかしたらこれが夏ばてといふものなのか。今年の夏は暑いから。しかし、私は夏ばてなどといふものとは縁がない人間だと思ってゐたのに。冬でも毎日眠いし、いつでも躰は重いし、食欲はたいていない。夏は今年に限らずいつも暑かった。年中ばててゐる人間には夏ばてなどないのだ。

 それが夏ばてだらうと何だらうと、ばててゐる間にも本は届く。紀伊國屋書店から、広瀬正『マイナス・ゼロ』(762円+税/集英社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]とScribus kompakt (Bomots Verlag, September 2007) [Amazon.de, 紀伊國屋]が届く。ああ、『マイナス・ゼロ』だ。懐かしい。これは傑作だから読み返さなくては。それにしても、500ページを超えるやうな本だったかなと思ったら、活字が大きくなってゐる。この頃みんな活字が大きくなってゐる。それに平仮名が多くなってゐる。あまり平仮名が多くなると歴史的仮名遣ひでないと読みにくいと感じるのは私だけではないだらう。いや、私だけかも。Scribusの解説本が届いたから、これで私もScribusが使へるやうになるかな。

 明日から八月ぢゃないか。いや、これは何か真夏の悪い夢か、夏ばてのせゐだらう。さうに違ひない。


7月30日(水)

 暑くて気が狂ひさうでも、紀伊國屋書店から、眉村卓『消滅の光輪[上・下]』(各1000円+税/創元SF文庫)上[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]/下[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、田辺直樹『食虫植物育て方ノート』(1429円+税/白夜書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、山本紀夫『ジャガイモのきた道』(740円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、斎藤潤『東京の島』(740円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。食虫植物の本は薄いのに簡にして要を得てゐる感じで好感が持てる。昔はかういふ本を手に取ると次々に食虫植物が欲しくなったものだが、この頃はもうそんなことはなくなった。これが歳を取るといふことか。ジャガイモも島も好きでないのに、新書を買ってしまった。これが歳を取るといふことか。いや、歳とは関係ないだらう。


7月29日(火)

 エリザベス・ベア『Worldwiered』(月岡小穂訳/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読んでゐる。意外に面白い。何もかも満足ではないけれども、間違ひなく楽しんで読んでゐる。「予想の範囲内ではあるのだが、いまのところあまり面白くない。」なんて失礼なことを書いて申しわけなかった。反省してゐます。

 西日本新聞の書評情報を自動的に取得できなくなってゐたので、情報収集スクリプトを書き替へる。「書評」の本は逃したものはないと思ふのだが、「新刊」の方は二ヶ月分ほど空白期間ができてしまった。新刊書評情報室のための作業。


7月28日(月)

 Amazon.co.jpに本を註文してしまった。暑かったから。
○Volker Sperschneider Bioinformatics: Problem Solving Paradigms (Springer, 7/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.de, 紀伊國屋]
ちょっと高いなあ。円安だからか。どうせ読めないやうな気もするけれど、欲しくなった本は欲しくなったときに註文することに決めてゐるので。

今日もちょっと眠い。


7月27日(日)

 ああ、結局二回休んでしまった。

 昨日から、エリザベス・ベア『Worldwiered』(月岡小穂訳/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。予想の範囲内ではあるのだが、いまのところあまり面白くない。

 暑くて気が狂ひさうなので、紀伊國屋書店に本を註文。
●広瀬正『マイナス・ゼロ』(762円+税/集英社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●眉村卓『消滅の光輪[上・下]』(各1000円+税/創元SF文庫)上[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]/下[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●田辺直樹『食虫植物育て方ノート』(1429円+税/白夜書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●山本紀夫『ジャガイモのきた道』(740円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●斎藤潤『東京の島』(740円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上。食虫植物が流行ってゐるのか。急に関連本が出てゐるのだが。我が家のハエトリソウとサラセニアは今のところ元気である。とりあへず生水苔も生きてゐる。

 眠くて、ときどき意識が消えるので今日はこれで。


7月25日(金)

 眠い。眠くて今日は無理なので、一回休み。


7月24日(木)

『煩悩の文法』(680円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。体験を語る、語りたいといふ欲望に着目して、人が体験を語るときの独特の法則を見いだす。面白い。時間の流れの分岐を意識するかどうかなど、SF的な状況・思考も見られる。無意識のうちに私たちはさういふ平行宇宙を頭に描いてゐるのか。時間旅行や平行宇宙と云ふ概念に馴染んでゐると、特別な気持ちでこの本を楽しめるのかも知れない。

 bk1から、J・K・ローリング『ハリー・ポッターと死の秘宝 全2巻』(3800円+税/静山社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。あれ? どうしてフィルムコートされてゐるんだらう。間違へてフィルムコートされてゐる方を註文しなくてよかったと安堵した記憶があるのだが、あれは何だったのか。嫌だなあ。数年前なら怒って返品するか、黙って再註文しただらうが、もう疲れてゐるのでそのままである。

 ちょっと疲れてゐるので、今日はこれで。


7月23日(水)

 Amazon.co.jpから、C・M・ビショップ『パターン認識と機械学習 下』(7800円+税/シュプリンガー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。

『煩悩の文法』(680円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を少し読み進める。面白い。しかし、時間が足りない。本を読む時間が足りない。


7月22日(火)

 定延利之『煩悩の文法』(680円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を全く期待せずに読み始めたのだが、これは面白い。体験談を語りたがるといふ私たちの欲望・衝動を日本語の文法の解釈に導入する。かういふ考へ方ができるとは! 物語を読むときの考へ方に役立ったりはしないかと思った。でも、まだ読み始めたばかり。

 早川書房からジーン・ウルフ『独裁者の要塞』(岡部宏之訳/840円+税/早川文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]をいただきました。ありがたうございました。《新しい太陽の書》四部作もいよいよ完結。だが、来月第五部が出るのだ。
 それにしても、表紙絵の人物(セヴェリアンだと思はれる)が包帯みたいなものでぐるぐる巻きになってゐるのは何?

 Amazon.co.jpから、Jules J. Berman Ruby Programming for Medicine and Biology (Jones & Bartlett Pub, Sept 2007) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]と日経エンタテインメント お笑いSpecial [Amazon.co.jp]が届く。Rubyの本は役立つかどうかまだよく解らない。私が求めてゐたものとはちょっと違ふかも。日経エンタテインメントはまだ開いてゐない。ちょっと今週追ひ詰められてゐるのだ。いや、ちょっとどろではなく……


7月21日(月)

 今日は朝からバッハを聴きながらパソコンに向かふ。だから、特に書くこともないのだった。
 さうだ、今日は数日前から使ひ始めたATOKに前にegbridgeで使ってゐた歴史的仮名遣ひ用ユーザ辞書を移したのだった。前にLinux版ATOKでやったときとちょっと違ってゐて戸惑った。今回は移行失敗がたった一語。どこが違ふのだらう、Linux版と。やはり文語モードはあまり使ひやすくないのだ。変換モードをちょっと切り替へるたびに一般モードに戻ってしまふし。一般モードで歴史的仮名遣ひが使へるといふのが一番使ひやすいのだ、私にとっては。


7月20日(日)

 紀伊國屋書店から、LaTeX - kurz & gut (OReilly, Juni 2008) [紀伊國屋, Amazon.de]が届く。こんなに小さい本だったのか! 手元に置いておいて、ちょっと調べたくなったときに使ふ本。そんな本はもう持ってゐるのだけど。

 今日は少々疲れてゐるので、これで。頭も右側が少し痛むし、右手の中指と薬指の先が痺れてゐる。肩や首はいつものやうに痛い。といふことで、もう寝ます。


7月19日(土)

 暑い。暑くてどうしようもないので、三省堂本店で新書を三冊購入。
●土井隆義『友だち地獄 「空気を読む」世代のサバイバル』(720円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●香山リカ『「私はうつ」と言いたがる人たち』(700円+税/PHP新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●野村進『調べる技術・書く技術』(740円+税/講談社現代新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『友達地獄』は読み終はっても全然記憶に残らない内容だった。残念。「鬱」の話はなかなか興味深い内容だった。この頃、鬱病だと名乗りたがる人たちが増えてゐて、「かなり使えるアイデンティティ」として利用されてゐたりするといふ。一方で、「鬱病」と診断されることで職を失ったり、失ふことへの恐怖を抱いてゐる人たちも多いとか、なりたがり鬱の人たちが診断書の力でどうどうと仕事を休むことで、周囲に過労で具合が悪くなる人たちが出てきてしまったり、本当に苦しい治療を続けてゐる鬱病の人たちが適切な治療を受ける機会を失ふことになりかねないといふことなどは印象に残った。それにしても、鬱病を得意げに話せる病だとは!
『調べる技術・書く技術』は、「あるテーマを設定し、それについて調べ、人に話を聞き、最後にまとめる技術を紹介する」本である。私が誰かにインタビューを行なってきじをまとめるといふことはおそらくないだらうが、テーマを設定するとか調べるとか内容をまとめるといふところはいろいろと参考になることがある。直接内容が役に立たなくても、文章を書くときの意識が強くなるので、さういふ意味でも読む価値はある。印象に残ったのは「ペン・シャープナー」といふもの。鉛筆削りのことではなく、「文章のカンを鈍らせないために読む本や、原稿を書く前に読むお気に入りの文章」のことだといふ。私の場合は何だらうか。ない訳でもないのだが、それは書けない。個人の秘密だから。どうして秘密なのかといふと、それは恥づかしいからに決まってゐるぢゃないか。


7月18日(金)

 マイクル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』(山岸真訳/850円+税/河出文庫) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。最後の最後に、ええっ、さうなのか! 本当にさうなのか! と驚く。SFが好きならば、いや人の心を持ってゐるならば、迷はず手にとって読め。私の場合、後者よりも前者が理由になりさうだけど、そんなことはどうでもいい。まづはこの本を手にとって読むべきである。

 Amazon.co.jpに、
○Robert Gentleman Bioinformatics With R (Chapman & Hall/Crc, 7/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文。いつものやうに、の本。

 今日からダウンロード購入が開始された仮名漢字変換ソフトATOK 2008 for Mac 通常版 [Amazon.co.jp, JustSystem] のダウンロード版をJustsystemから購入。Linux版を持ってゐるので、AAA優待版とかで4725円。何度も云ふが長年愛用してきたegbridgeが開発停止の事態になってしまったので、やむなくATOKに乗り換へ。文語モードがあるので、個人辞書を移行させなくともすぐに歴史的仮名遣ひの文章が書ける。LinuxとMacで同じ仮名漢字変換が使へるのも嬉しい。


7月17日(木)

 マイクル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』(山岸真訳/850円+税/河出文庫) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み進める。4分の3を越えた辺りなのだが、少し前で所謂「ら抜き言葉」が出てきて激しく狼狽へる。今さら止められない。いい話だし。もう一回出てきたら諦めようか。

 ペットエコ&ザガーデンから、アサガオかざぐるまシリーズの苗二つが届く。早速、鉢に植ゑ替へる。予想以上に苗が育ってゐる。行灯の用意もしなければ。


7月16日(水)

 紀伊國屋書店から、柴田千晶『食虫植物栽培マニュアル』(2600円+税/誠文堂新光社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、Tim Maher 『ミニマルPerl』(4200円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、定延利之『煩悩の文法』(680円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。この食虫植物の本は育て方の説明がていねいで解りやすい。かういふ本を読むと、もっといろいろな食虫植物が欲しくなって困る。

 生水苔日本花卉ガーデンセンター」から届いた。こんなに大量にどうすればいいのかといふくらゐ届いた。大きな箱を開けると表面が緑色の水苔が入ってゐる。生きている水苔である。早速、サラセニアとハエトリソウの植ゑかへに使ふ。それでも大量にあまってしまふ。プランターに放り込んで水をかけておく。これで増えてくれればいいのだが、そんなに簡単に増えるんだらうか。

Yesasiaから、傑佛瑞・福特『查布克夫人的畫像』(US$18.49/高寶/2007年8月29日)[Yesasia] と葉李華『上帝競賽:倪匡科幻獎作品集(一) 』(US$18.49/貓頭鷹/2006年4月4日))[Yesasia] が届く。台湾の本だが、香港から発送されてゐる。ジェフリイ・フォードの本を手に取ってみる。でも、読めないので、そっと机の上に置く。


7月15日(火)

 数年前まで毎年夏には朝顔を咲かせてゐた。生活に余裕がなくなって朝顔の種も蒔かなくなってゐたのだが、先日食虫植物を買ったことだし、久し振りにこの頃の朝顔の流行りなど窺ってみようかと思って驚いた。全然知らない品種がいろいろ出てゐるぢゃないか。欲しくなって困った。もう朝顔の開花の季節なのに。いや、今から蒔いても遅すぎるといふ訳でもないことを実は知ってゐるのだが。中でも目を引かれたのは、アサガオかざぐるまシリーズといふ品種。桔梗咲きの一種とも見えたが、こんな色と形の組合はせは知らない。感激して、ペットエコ&ザガーデンに「お銀」と「ゆき姫」という品種の苗を註文してしまった。このままでは、このサイトが食虫植物と朝顔の日記になってしまふ。一時期それに近い雰囲気だった頃もあるのだけど。まあ、いいか。

 気がつくと、ロシアやイタリア、ドイツ、フランスなどのオンライン書店で食虫植物の本を探してゐた。一体何をやってゐるんだ! ドイツ、フランス、オランダでは美しい(美しさうな)食虫植物の本がいろいろとあって、思はず註文ボタンを押しさうになったが、ロシア、イタリア、中国、スウェーデンでは見つけることができなかった。ロシアやイタリアではたくさん食虫植物愛好者のサイトが見つかるのに、本はないのか。いや、なくてよかった。見つけてゐたらきっと註文ボタンをクリックしてゐたに違ひない。


7月14日(月)

 マイクル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』(山岸真訳/850円+税/河出文庫) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み進める。なかなか進まない。

 今日から、.MacがMobileMeになったといふことで、.macをアップデートせよなどといふメールがAppleから届いたりする。好むと好まざるとに関わらず、従来の.macは消滅したやうなので、MobileMeの設定をしてみようかと思って指示に従ってそうさしようとしたときに驚いた。Linuxではどうするんだ? ubuntuからWebメールが使へなくなってしまったではないか。もう、Google CalendarとGmailに乗り換へるか。いや、すでにさうなってきてゐるのだけれど。


7月13日(日)

 今日から、マイクル・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』(山岸真訳/850円+税/河出文庫) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。冒頭にいきなり食虫植物が出てくるなんて忘れてゐた……といふのは嘘で、サンリオSF文庫版を私は買ったけれども読んでゐなかったのだ。

 いい加減、頭を食虫植物から逸らした方がいいのではないかと思ひ、紀伊國屋書店に本を註文してみる。
●柴田千晶『食虫植物栽培マニュアル』(2600円+税/誠文堂新光社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●Tim Maher 『ミニマルPerl』(4200円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●定延利之『煩悩の文法』(680円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。ああ、結局食虫植物の本を買ってしまった。水曜日に生水苔が届くはづだから、さうしたらハエトリソウとサラセニアを植ゑ替へよう。Perlの本はちょっと高い。テキスト処理の話が多いやうなので、買ってみたくなった。三冊目の本は、内容紹介などを読んでもどうもよく解らない。解らないから註文してみた。

 うまく新着情報を取得できなくなってゐる新聞の書評欄があることに気づいたが、修正する時間がない。困ったな。


7月12日(土)

 ジェフリー・フォード『緑のヴェール』(貞奴・金原瑞人・谷垣暁美訳/2500円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。結局、クレイの物語は妄想の記述なのか、本当のクレイの物語なのかよく解らないまま終はってしまった。あ、やはり第一巻から読み直すべきだったのか。でも、本当かどうかなんてどうでもいいのかも知れない。世界は数々の物語で出来てゐると我々は知ってゐるのだから。


7月11日(金)

 Amazon.co.jpに本を註文。
●C・M・ビショップ『パターン認識と機械学習 下』(7800円+税/シュプリンガー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。題名の通りパターン認識と機械学習の本。また本を買ってしまった。でも、これは仕事で使ふ本だから止むを得ないといふことにしよう。一昨日は頭も痛かったのだから。真夜中に激しい頭痛で目が覚めて嘔吐を繰り返したら、本を註文しない訳にもいかない。これは避けることのできない運命だったのだ。

 日曜日に註文したハエトリソウサラセニア旬の盆栽工房 ハナダテから届いた。サラセニアが予想よりも大きい。もっと小さなマッチ棒のやうなサラセニアが届くのではないかと思ってゐたのだ。ちゃんと育って欲しい。生水苔が届くのは来週になる。


7月10日(木)

 M・コーニイ『ハローサマー、グッドバイ』(山岸真訳/850円+税/河出文庫) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を訳者の山岸真氏からいただきました。ありがたうございました。

 昨日のことでした。今日も頭が痛いので、これで。


7月9日(水)

 激しい頭痛のため休み。


7月8日(火)

 ジェフリー・フォード『緑のヴェール』(貞奴・金原瑞人・谷垣暁美訳/2500円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をやうやく半分くらゐまで読み進める。もったいないので、ゆっくり読んでゐる。

 アメリカのSF情報誌Locusの七月号が届く。ヤングアダルト作品についての特集記事がある。興味深いが、いろいろ読んでみたくなるものでもなかった。


7月7日(月)

 早川書房から、レイモンド・フィースト『公子の帰還』(岩原明子訳/880円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]をいただきました。ありがたうございました。

 Amazon.co.jpから、Zoran Živković The Book / the Writer (Prime, 2003/10) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]、Suzanne Strempek Shea Shelf Life: Romance, Mystery, Drama, and Other Page-turning Adventures from a Year in a Bookstore (Beacon Press, 2005/5) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]、Kala Trobe The Magick Bookshop (Llewellyn Pubns, 2004/05) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届いた。本に関する本が欲しくなっていろいろ註文したときのもの。あの時は本に関する本で頭がいっぱいだった。今は、食虫植物で頭がいっぱいである。
 Zoran Živkovićは面白さうだが、The Magick Bookshopはオカルトみたいなので期待できない。私はオカルトは苦手なのだ。Shelf Life: Romance, Mystery, Drama, and Other Page-turning Adventures from a Year in a Bookstoreはよく解らない。一年間書店員として働いた作家の手記か。

 今日は本を買ふのを我慢しよう。何かを我慢するときは、もう一生やらない! と固い決意をするのではなく、今日一日、あるいはあと半日、それも無理さうなら、あと一時間我慢しようとしてみるのがいいのだとどこかで読んだ。一時間乗り切ったら、一時間我慢できたのだから、もう一時間、せめて30分でも先送りしてみようと思ひながら、とりあへず今日は寝てしまはう。といふやうに少しづつ先延ばしにしていくのが、何かを止めるときのこつらしい。だから、私も今日は本を註文せずに寝てみよう。せめて今夜は。


7月6日(日)

 昨日食虫植物の本が届いたのはもう書いたとほりだが、写真を眺めてゐたら、どうしても食虫植物が欲しくなってきた。私が小学生の頃はさう簡単に食虫植物はかへなかったのだが、今どきはクリック一つで簡単に註文できるではないか。ハエトリソウサラセニアを楽天の旬の盆栽工房 ハナダテといふところに、生水苔を同じく楽天の日本花卉ガーデンセンター」に註文した。食虫植物はそれぞれ580円に送料・税金がつく。水苔は2800円。ちょっと高い。これに、送料・税金がかかる。
 不意に朝顔の種も蒔きたくなって、桔梗咲きの朝顔の種を蒔いてみる。時期的に少し遅めだけど、花が咲かないわけでもあるまい。

 bk1に、
●J・K・ローリング『ハリー・ポッターと死の秘宝 上・下』(松岡佑子訳/3800円+税/静山社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
を註文。娘に頼まれた。

 Amazon.co.jpに、
●結城浩『数学ガール/フェルマーの最終定理』(1800円+税/ソフトバンククリエイティブ)[amazon.co.jp, bk1]
を註文。こちらも予約註文。

 今日は一日ジーン・ウルフのことを考へなければならない日だったのに、食虫植物のことばかり考へてしまった。


7月5日(土)

 紀伊國屋書店から、L・P・ハートリー『ポドロ島』(今本渉訳/2200円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ジェイ・エイモリー『スカイシティの秘密』(金原瑞人・圷香織訳/1100円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店]、エレン・カシュナー&デリア・シャーマン『王と最後の魔術師(上・下)』(井辻朱美訳/各780円/ハヤカワ文庫FT)上[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店]/下[amazon.co.jp, bk1,紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、デイヴィッド・エディングス&リー・エディングス『峡谷の昆虫人』(宇佐川晶子訳/680円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、大崎梢『平台がおまちかね』(1500円+税/東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ルイス・フェルナンド・ヴェリッシモ『ボルヘスと不死のオランウータン』(栗原百代訳/648円+税/扶桑社ミステリー)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、星野映里『大好き、食虫植物。』(1600円+税/水曜社)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、泉流星『僕の妻はエイリアン』(438円+税/新潮文庫)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。

 泉流星『僕の妻はエイリアン』を読んでしまった。著者あとがきに驚く。これって、叙述トリック? いや、さうは云はないだらうけど。推理小説ぢゃないんだから。でも、驚いた。

 食虫植物の本を捲ってゐたら、食虫植物が欲しくなった。昨年枯らしてしまったが、ハエトリソウを育ててゐたのだ。実は小学生の頃は(中学生の頃も)食虫植物マニアで、十数種類の食虫植物を育ててゐた。子供に見せようと思って数十年ぶりにハエトリソウとモウセンゴケを育てたのが、十年ほど前だったのである。でも、今はちゃんと世話をする余裕がなささうなので、我慢しよう。老後の楽しみにとっておくか。今は本の世話で手一杯だ。

 昨日届いたPython For Bioinformatics (5,796円, Jones & Bartlett Pub, 6/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]がなかなかよかったので、Rubyの本も欲しくなり、Amazon.co.jpに、
○Jules J. Berman Ruby Programming for Medicine and Biology (Jones & Bartlett Pub, Sept 2007) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
日経エンタテインメント お笑いSpecial [Amazon.co.jp]を註文。お笑ひ芸人たちにはほとんど興味がないのに買ってしまったのは、表紙の上段中央の人の記事が掲載されてゐると知ったから。太宰治に関してもはぐらかさずに答へてゐるらしいので。

 今日は本を買はずに我慢しようと思ったのに。本は麻薬だ。もっともっと刺激が強いものを、もっともっとたくさん欲しくなる。

 Casa del Libro (casadellibro.com)から、Francisco Gomez Raggio EL LIBRO DE LA ENCUADERNACION (Alianza Editorial S.A., 2001) [Casa del Libro]とMarcel Lecoufle PLANTAS CARNIVORAS : CLASIFICACION, ORIGEN, CULTIVO Y PLAGAS (Ediciones Omega, S.A., 2007) [Casa del Libro]が届いた。国際郵便のはづだが、佐川急便で届いた。製本の本がなかなかいい。図や写真が予想以上に多く、革製本の素敵な姿がたくさん見られる。手順も詳しいので、これで読めたらよかったのだが。何しろスペイン語なので、まったく解らない。食虫植物の本は、今日二冊目の食虫植物である。ああ、食虫植物を育てたくなってきた。栽培方法も詳しく書いてあるやうなのだが、何しろスペイン語なのでさっぱり解らない。


7月4日(金)

 Amazon.co.jpから、Marie Proeller Hueston House Beautiful Decorating With Books (Hearst Books, 6/2006) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]とJason Kinser Python For Bioinformatics (5,796円, Jones & Bartlett Pub, 6/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届いた。あまり期待してゐなかった、House Beautiful Decorating With Booksは意外に書棚が素敵で感激する。意味なく床やテーブルの上に本を積んだりしてゐるのは楽しくない。書棚に本が並んでゐる姿はどんな書棚であっても美しい。

 紀伊國屋書店から、Lorna Barrett Murder Is Binding (Berkley, April 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]、Ian Sansom The Case of the Missing Books (Harper Paperbacks, January 2007) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]、David G. Hartwell, Kathryn Cramer, ed. Year's Best Fantasy 8 (Tachyon Pubns, 2008/06) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]、Jay Lake Mainspring (Tor Books, Apr 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届く。本に纏るミステリが2冊ある。読めるだらうか。

 なぜかここ数日毎日のやうに本が届く、しかも一箱でなく二箱だったりする。怖い。本当に怖い。こんなに註文してゐないのに(嘘です。註文しました)。家計に大きな負担をかけないやうに日にちを置いて註文してゐるつもりだったのだが、届く時期が重なってしまふことはままあるのだ。あ、よく見たら、毎日のやうに註文してゐるではないか。これでは毎日のやうに届くわけだ。もう毎日のやうに本を註文するのはやめよう。


7月3日(木)

 ジェフリー・フォード『緑のヴェール』(貞奴・金原瑞人・谷垣暁美訳/2500円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。

 さて、昨日の続きで、紀伊國屋書店に註文した本。
●デイヴィッド・エディングス&リー・エディングス『峡谷の昆虫人』(宇佐川晶子訳/680円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●大崎梢『平台がおまちかね』(1500円+税/東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ルイス・フェルナンド・ヴェリッシモ『ボルヘスと不死のオランウータン』(栗原百代訳/648円+税/扶桑社ミステリー)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●星野映里『大好き、食虫植物。』(1600円+税/水曜社)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●泉流星『僕の妻はエイリアン』(438円+税/新潮文庫)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上九冊。『ボルヘスと不死のオランウータン』は一体何なのだらうといふ変な期待がある。食虫植物は、先日スペイン語の本を註文したけれども、スペイン語は読めないので、日本語の本の方がいいなと思って註文。また、育てる余裕ができればいいのだが。一番楽しみなのは、やはりハートリーか。

 Amazon.co.jpから、豊田秀樹編著『マルコフ連鎖モンテカルロ法』(4200円+税/朝倉書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。面白さう! しかし、私には難しすぎる。ちょっと困った。

 蒸し暑いので、気分転換に本を註文。紀伊國屋書店に、
○Ekaterina Sedia The Alchemy of Stone (Prime Books, 6/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Markus Priemer Scribus kompakt (EUR 19,80, Bomots Verlag, September 2007) [Amazon.de, 紀伊國屋]
Ekaterina Sediaは、The Secret History of Moscowの人。しかし、それもまだ読んでゐないのに、もう次を買ふなんて。Scribusの本は、また読めないドイツ語の本。Desktop Publishingソフトウェアの一つである。私だって、日本語や英語の本が欲しいのだ。だが、ドイツ語の本しかないのである。いろいろ検索したけれど、ドイツ語の本しかないのである。それでは仕方がない。ドイツ語の本を買ふしか方法がないではないか。私が莫迦だからまた読めないドイツ語の解説本を買ってしまったのではなく、解説本はドイツ語のものしかないのだ。


7月2日(水)

 昨日書けなかった購入本。
●L・P・ハートリー『ポドロ島』(今本渉訳/2200円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ジェイ・エイモリー『スカイシティの秘密』(金原瑞人・圷香織訳/1100円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店]
●エレン・カシュナー&デリア・シャーマン『王と最後の魔術師(上・下)』(井辻朱美訳/各780円/ハヤカワ文庫FT)上[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店]/下[amazon.co.jp, bk1,紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
まだ半分も書いてゐないのだが、今日はも疲れたので続きはまた明日といふことで、お許し願ひたい。

伊東乾『バカと東大は使いよう』(740円+税/朝日新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。奇を衒ったやうな題名のせゐで買ふのを躊躇ひ、随分時間が経ってしまった。中身は題名から想像するよりも遙かにしっかりしたものだった。大学の歴史と現状はよく解ったが、結末の将来像のところは何を云ひたいのか理解できない部分もあった。

 今日は、Amazon.co.jpから、Martha Davis Scientific Papers And Presentations (Academic Press, 9/2004) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届いた。論文の部分がもう少し長く詳しければよかったのに。

 眠い。もう書けないので、続きは明日。


7月1日(火)

 月も変はったので、紀伊國屋書店に本を註文。今日は9冊。ここに報告したいが、もう寝る時間だ。普通は毎朝五時に起きてゐるので。何を買ったかはまた明日。


最新の日記に戻る