8月31日(土)

 引越しはだいたい終はったと思ふ。しかし、第二の日記の方まで直す元気がない。何年も放置してゐるとはいへ。

 今週買った本。
●シャルル・バルバラ『蝶を飼う男』(亀谷乃里訳/国書刊行会)
●マルク=ウヴェ・クリング『クオリティランド』(森内薫/河出書房新社)
●A・ブラックウッド他『幽霊島 平井呈一怪談翻訳集成』(創元推理文庫)
●ウィル・マッキントッシュ『落下世界 上』(茂木健訳/創元SF文庫)
●ウィル・マッキントッシュ『落下世界 下』(茂木健訳/創元SF文庫)
 『クオリティランド』のあとがきを読んで、マルク=ウヴェ・クリングの書いたカンガルーの話が面白さうだったので、
○Marc-Uwe Kling Die Känguru-Chroniken: Ansichten eines vorlauten Beuteltiers (Ullstein Taschenbuchvlg, 2009)
をKindle版で購入。少し読んでみたがこれが面白い。ある日語り手がノックの音にドアを開けてみるとカンガルーが立っていて、引越してきたばかりなのだが、卵料理を作らうと思ったのに卵を買ってなかったことを思い出したといふので卵を分けてやる場面から始まり、毎回カンガルーとの噛み合はないやうな妙な会話が繰り広げられていくのだ。ドイツ語がちゃんと読めるのなら訳したいくらゐである。

 宮内悠介『偶然の聖地』(講談社)読了。楽しい話だった。特に註が。

 ジャーゲン特設サイトを作らうと思ひ、WordPressを導入しようと思った。何かを導入しようと思ふと本を買ふことに決めてゐるので、まずは、
●赤司達彦『本当によくわかるWordPressの教科書 改訂2版』(SBクリエイティブ/2019)
をKindle版で購入してみた。何となく設置して構造を把握したやうな気分になったところ。

 しかし、本当はそんなことをやってゐる場合ではなく、この秋に出る『ジャーゲン』の再校ゲラを直さなくてはならないのだ。


8月27日(火)

 毎月の書籍購入数取得スクリプトがうまく動かなくなったので、修正。どうして今まで動いてゐたのかが不思議である。

 Lets Encryptをインストールしてhttpsに対応しようとしたが失敗。もう少し挑戦するつもりなので、ときどき失敗して繋がらなくなるかも知れません。読んでゐる人もあまりゐないでせうが。


8月26日(月)

 本サイトはAmazon EC2上で動かしてゐるのだが(動くものなのか?)、インスタンスが古くなってきたので、ここで心機一転、新しいインスタンスに引越すことにした。Ubuntu 16.04から18.04へ。そして、php5からphp7へ、それに伴ひmysqlからmysqliへ。少し手間取ったが、新しい環境へ移行できたと思ふ。これを機会にまたいろいろと試してみたいこともあるが、どうなることか。

 先週買った本。
●フィリップ・K・ディック『フロリクス8から来た友人』(大森望訳/ハヤカワ文庫SF)
●中島敦『南洋通信』(中公文庫)
●種村季弘『書物漫遊記』(ちくま文庫)
●スチュアート・タートン『イヴリン嬢は七回殺される』(三角和代訳/文藝春秋)
●伴名練なめらかな世界と、その敵(早川書房)
Linuxサーバーがゼロから作れる本(日経BP)
○Thorne Smith The Night Life of the Gods
○Edward Wagenknecht The Letters of James Branch Cabell (1975)
もう『ジャーゲン』は訳者あとがきも書き終へたといふのに、書簡集など註文してしまった。

 SFマガジン10月号。ジーン・ウルフのインタビュー記事を訳しました。

 図書新聞3413号に『方形の円』評が掲載されました。

 BookLess. Wörter durchfluten die Zeitを読み終へた。本を巡る二つの陣営の戦ひに巻き込まれる若い男女の話。若者向けの本だが、決して子供向けのものでもなく、さういふドイツ語の本を読めたのが何より嬉しい。ドイツ語の本を読みたいと思って学習書を買ってから四十年だらうか。今までは、邦訳があって何となく内容を知ってゐる本、たとへばケストナーとかエンデとか。あるいは、どうといふことのない内容の恋愛小説とか。次々に読んでドイツ語の本に慣れたいが、ずっと他の本を読めなかったので、日本語の本をしばらく読んで行かう。


8月18日(日)

 今週買った本。
●小林幸夫『現場で出会う微積分・線形代数』(現代数学社)
●種村季弘『書物漫遊記』(ちくま文庫)
○Thorne Smith The Night Life of the Gods
 買ったのはこれだけか……種村季弘は新刊書店で買へなかったので、〈日本の古本屋〉で検索して北海道深川市のフタバ書店に註文。

 『ジャーゲン』の訳者あとがきを書いて送信。

 今週もBookLess. Wörter durchfluten die Zeitを読んでゐた。86%くらゐ。


8月11日(日)

 今月に入って買った本。
『ミステリーズ vol. 96』(東京創元社)
『フィッツジェラルド短篇集』(佐伯泰樹編訳/岩波文庫)
●ハーラン・エリスン編『危険なヴィジョン〔完全版〕3』(浅倉久志他訳/ハヤカワ文庫SF)
『DTP&印刷スーパーしくみ事典2019』(ボーンデジタル)
○James Branch Cabell The Silver Stallion. A comedy of redemption (Robert M. McBride 1928)
 キャベルのは別の版を持ってゐるが、見返しにFrank C. Papeの地図があるはずなので。もう持ってゐる地図でなければよいが。

 乾石智子『滅びの鐘』(創元推理文庫)ご恵贈賜りました。

 『ジャーゲン』の初校ゲラの直しがだいたい終った。あとがきを書き始めた。

 相変らずBookLess. Wörter durchfluten die Zeitを読んでゐる。72%くらゐ。他の本が全然読めないが、今はこれを読みたい。語彙も少し増えてきたやうな気がするので、中断すると忘れてしまひさうな気がして。


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