9月29日(火)

 丸善丸の内本店で本を購入。
『旧約聖書外典・上』(講談社文芸文庫)
●フローベール『紋切型辞典』(小倉孝誠訳/岩波文庫)
は新刊書ではない。たまには新刊書でないものも買ふのだ。

 旧ウィルコムのPHS通話&メール機兼WiFi機が壊れて相手の声が聞こえなくなったので、機種交換。Y! mobileのCrestia(京セラ)に。この際、スマホにしてはどうかとか勧められたが、頑なにPHSで。ただ、この機種はテザリングでiPodTouchをインターネット回線に接続できるはずなのだ。そして、メールの個別転送設定を今ごろ覚えた。

 Amzon.co.jpに遮音効果が高いといふイヤホンZERO AUDIO インナーイヤーステレオヘッドホン ダーククローム ZH-BX500-DCを註文。本当に遮音効果は大きいだらうか。


9月27日(日)

 また一週間経ってしまった。ダンセイニの翻訳、ジョーキンズ23篇を一通り終へる。このあとは、ゲラでの作業へ移る(はず)。

 丸善丸の内本店で本を購入。
●スティーヴン・ミルハウザー『ある夢想者の肖像』(柴田元幸訳/白水社)

 丸善&ジュンク堂ネットストアから、游魚3号が届いた。

 Amazon.deから、Short Stories: English & Irish Authors Read Their Own Workが届いた。早速、ダンセイニが自分で朗読したPearly Beachを聴いてみた。なかなかいい感じである。ブラックウッドの声も聴けた。

 そして、何となくHörbuchといふのを買ってみたくなり、Emil und die Detektiveを購入。さうか、これはAudibleからの購入になるのか。ダウンロードしたファイルをiTunesで聴く。

 Amazon.comに本を註文。
○J. R. R. Tolkien La Hobito, au, Tien kaj Reen (Evertype, 2015)
エスペラント版『ホビット』である。

 Harrison Squared の Daryl Gregory 読了。面白いがよくできた少年のひと夏の冒険みたいな感じ。悪い奴らにさらはれた母親を探して見つけ出す過程で、父親が死んだ理由も判ってくる。海の不気味な種族ができたりする。


9月20日(日)

 一週間以上空いてしまった。ダンセイニの翻訳が大詰めだからである。怠けてゐたわけではないのだ。

 丸善丸の内本店と日本橋店で本を購入。
●三木清『読書と人生』(講談社文芸文庫)
●海野十三『火葬国風景』(日下三蔵編)
●アーサー・C・クラーク『宇宙への序曲(新訳版)』(中村融訳)
●ベルクソン『物質と記憶』(熊野純彦訳)
●エイモス・チュツオーラ『薬草まじない』(土屋哲訳)
●アンゲリカ・ヴェルナー&兒玉彦一郎『最効率! 例文で覚えるドイツ語単語』(研究社)
『D. H. ロレンス幻視譚集』(武藤浩史編訳/平凡社ライブラリー)
●施光恒『英語化は愚民化』(集英社新書)

 東京創元社の本三冊ご恵贈賜りました。ありがたうございました。
ロイス・マクマスター・ビジョルド『大尉の盟約(上・下)』(小木曽絢子訳/創元SF文庫)
ロビン・ボブ『白の予言者(1・2)』(鍛冶靖子訳/創元推理文庫)
ジョン・コナリー『失われたものたちの本』(田内志文訳/東京創元社)

 Amazon.co.jpでKindle本を購入。
●スヴァンテ・ペーボネアンデルタール人は私たちと交配した(野中香方子訳/文藝春秋)
○Sheri S. Tepper Fish Tails (Gollancz)

 ダンセイニを連休中に終はらせる覚悟なので、今日はこれで。


9月11日(金)

 一週間経ってしまった。

 稲垣栄洋『たたかう植物』(ちくま新書)読了。植物が、植物同士、微生物、動物、昆虫、鳥などとどのように戦ひ、競ひ、利用しながら相互関係を発達させてきたかといふ内容。最初の方が知ってゐる話ばかりで心配になったが、次第に驚くやうな話ばかりに変はっていった。毒麦、知らなかった。特に、イネ科の植物の影響はそんなに大きかったのかと驚いた。動物種を絶滅させるほどだったとは。生長点を下げるといふのは気づいてゐなかった。C4回路とケイ素のことは知ってゐたのだが。

 内田良『教育という病』(光文社新書)を電車の中で読み終へる。組体操、2分の1成人式、部活動と体罰、柔道などの話題について、感動や一体感などを求め続ける教員、生徒、保護者たちがさまざまな危険を見えなくさせているといふ指摘と、柔道においては大きな改善がなされたことを報告する。
 組体操の前はソーラン節が流行ってゐたのか。どちらも嫌ひだが、私が中高生の頃にはなくてよかった。小学生の頃に2分の1成人式がなくてよかった。一体感に基づく感動が嫌ひだし、そもそもどこにも帰属意識を抱きたくないし……

 伊藤亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社新書)読了。そんなに新たな世界が見えるやうになった驚きはなかったが、美術鑑賞などは全然知らなかったので新鮮だった。普通の人がちょっと目を瞑っただけでは視覚の欠如しか感じられないといふのはなるほどさうだと思った。

『学鐙 総目次・著者目録』届いた。眺めてゐると面白いが、「ダンセニー卿の戯曲」といふのがいくつかあるのに気づく。これはダンセイニの戯曲の翻訳ではなく、紹介か。

 丸善日本橋店と丸の内本店で本を購入。
●深緑野分『戦場のコックたち』(東京創元社)
●リディア・デイヴィス『サミュエル・ジョンソンが怒っている』(岸本佐知子訳/作品社)
●ミュリエル・スパーク『死を忘れるな』(永川玲二訳/白水社)
●ロード・ダンセイニ『ペガーナの神々』(荒俣宏訳/ハヤカワ文庫)
●リチャード・パワーズ『オルフェオ』(木原善彦訳/新潮社)
●五藤隆介『理系の料理』(秀和システム)
●メルヴィル『書記バートルビー/漂流船』(牧野有通訳/光文社古典新訳文庫)
●ランドル・ギャレット『新訳版 魔術師を探せ』(公手成幸訳/ハヤカワミステリ文庫)

 他に、新潮十月号も購入。筒井康隆の最新長篇が載ってゐるからだ。


9月4日(金)

 日本の古本屋で検索して、西神田の西秋書店に取り置きを頼んで購入。
●木村毅『丸善外史』(丸善)
を購入。丸善といふ書店の歴史、洋書を置いてゐた丸善日本橋本店(京都丸善も)二階とは何であったか、いろいろ興味深い。面白い本を読んだ。

 日本の古本屋で検索して、札幌市の弘南堂書店に
『學鐙 総目次・著者目録』 を註文した。丸善のPR誌である。昔からPR誌なんだらうか。とりあへず、目録が届くのを待たう。

 丸善丸の内本店で、
●バトラー後藤裕子『英語学習は早いほど良いのか』(岩波新書)
を購入。外国語学習について何が判ってゐて何が判ってゐないのか丁寧にわかりやすく記されてゐる。条件反射的に「外国語ぺらぺら」などと云われるこの頃だが、「言語能力とは何か」といふところから説明してくれる。丁寧で判りやすいが、「必ずしもさうとは云へない」とか「まだ判ってゐない」といふやうな話が続く本と、「これだけでTO○○が200点上がる」「3歳からの××で英語も必ずぺらぺら」みたいな本があれば後者の方がきっと売れるのだらう。といっても丁寧な本が出ないことには誰も読めないわけだが。

 B・J・ノヴァク『愛を返品した男』(山崎まどか訳/早川書房)読了。最後まで軽快で面白い(よく判らないのもあるけど)。最後の「J・C・オーディタットの新訳版『ドン・キホーテ』」は翻訳とは何かといふことを考へるうへでも、現代語訳「ドン・キホーテ」が話題になってゐる今こそ読みたい。

 丸善日本橋店で本を購入。
●ジョージ・マン編『シャーロック・ホームズとヴィクトリア朝の怪人たち1』(尾之上浩司訳/扶桑社ミステリー)
●アリ・ブランドン『書店猫ハムレットの跳躍』(越智睦訳/創元推理文庫)
●稲垣栄洋『たたかう植物』(ちくま新書)
●小林一郎『金持ちは崖っぷちに住む』(祥伝社新書)


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