九月末までに買った本。
●『科研費採択に向けた効果的なアプローチ』(学文社)
●海野十三『蠅男』(創元推理文庫)
●バリントン・J・ベイリー『時間衝突』(大森望訳/創元SF文庫)
●『J・G・バラード短編全集1』(柳下毅一郎監修/東京創元社)
●エドワード・ケアリー『堆塵館』(古屋美登里訳/東京創元社)
早速『堆塵館』を読み始める。
Unter Irlands Himmelnが届いた。ドイツ語版The Demi-Godsで、1986年にDiederichs社から刊行された。
エドワード・ケアリー『堆塵館』(古屋美登里訳/東京創元社)ご恵贈賜りました。ありがたうございました。
今週買った本。
●ステファン・グラビンスキ『狂気の巡礼』(芝田文乃訳/国書刊行会)
●黒田龍之助『寝るまえ5分の外国語』(白水社)
○Argos. La literatura universal en la mano, nº 12. (S. A. Horta., Barcelona)
の三冊。少ない。
スペイン語の本は、本体が10ドルで、送料が20ドルである。なぜか損したやうな気分。
何かいろいろなことがあったやうな気がするのだが、思ひ出せない。もう駄目かも知れない。
今週丸善丸の内本店で買った本。
●『ニューエクスプレス アイルランド語』(白水社)
●ウンベルト・エーコ『ヌメロ・ゼロ』(中山エツコ訳/河出書房新社)
●小高知宏『機械学習と深層学習』(オーム社)
今週Amazon.co.jpに註文した本。
○Lewis Carroll Eachdraidh Ealasaid Ann an Tir Nan Iongantas (Evertype, 2012)
○Antoine de Saint-Exupéry Am Prionnsa Beag (Edition Tintenfass, 2008)
今週Amazon.comに註文した本。
○J. R. R. Tolkien An Hobad, nó Anonn Agus ar Ais Arís (Evertype, 2013)
Abebooks.comで検索して、The Better World Booksに、
○Hilary Pyle James Stephens: His Work and an Account of His Life (Routledge, 1965)
を註文。
honto.jpに註文した本。
●ファジリ・イスカンデル『チェゲムのサンドロおじさん』(国書刊行会)
Amazon.co.jpでKindle本を購入。
●宮内悠介『スペース金融道』(河出書房新社)
○George McLennan A Gaelic Alphabet: a guide to the pronunciation of Gaelic letters and words (Argyll)
○Boyd Robertson, Iain Taylor Complete Gaelic: Teach Yourself (Teach Yourself; Pck Pap/Co)
○Boyd Robertson, Ian MacdonaldEssential Gaelic Dictionary: Teach Yourself (Teach Yourself; Blg Rei)
ゲール語関係の本を何冊か買った。発音はやはり難しい。
丸善丸の内本店で「本の雑誌」10月号は400号記念号を購入。やはり最初に開いてしまうのが「魔窟のベスト100 分け入っても分け入っても本の山」(北原尚彦)である。どうしてこの人たちはこんなに本を買ふのだらうか。
ジェイムズ・スティーヴンズ『小人たちの黄金』(横山貞子訳/晶文社)を読み終へた。愛に目覚めた偏屈な賢者と魔女はアイルランドの神アンガス・オーグに解放され、髪は花嫁を得て、最後はアイルランドの神々と英雄たち、そして妖精たちが踊り狂ひながら神々の国へと帰って行く。何とも楽しく面白い話だが、メッセージ性が少々気になる。The Demi-Godsの方が楽しめると思ふのだが、一般的にはさうでもないのか。驢馬の独白だってずっといいと思ふ。ケルトとキリスト教の融合と、それに対するキリスト教以前の神々の仲間である牧神が好ましくない侵入者であるところ、ブリジッドといふ名前の持つ意味などは、マクラウドを読むときにも共通して考へるところであるが、マクラウドとは比較にならないほど明るく楽しい。
島田珠巳『英語という選択』(岩波書店)読了。三世代ほどで急速にアイルランド語から英語への転換がなされたアイルランドの言語についての本。言語交代は言語の順位づけで英語の方が上位の豊かで強い言語といふ地位を獲得し、人々は将来の豊かさのために次世代に英語を学ばせたといふ。これは、今の日本でもグローバル化といふ言葉を使って、英語を日本語より上位の言語として持て囃す雰囲気はあるから、三世代くらゐで言語交代が起こらないとも限らない。ただ、実際には日本人はグローバル化が嫌いだと思ふから、なかなかさうはなりさうにないが。今、アイルランドで話されてゐる英語のアイルランドらしさの紹介も興味深い。そして、それをアイルランド人はどう思ってゐるのかといふ話も。標準英語から逸脱した誤りなのか、アイルランドを特徴づける表現として大事にしてゐるのか。アイルランドでの言語交代は、大飢饉のときに一気に進んでゐて、言語の経済的な優劣が強くなって順位付けが厳しくなったといふことのやうなので、今の日本では英語への交代は起こりさうにないが、日本経済が破綻して崩壊したりすれば、何が起こるか判らないと思ったりする。
先週日曜日に註文したジェイムズ・スティーヴンズ『小人たちの黄金』(横山貞子訳/晶文社/1983年)が月曜日にもう届いた。驚いた。これなら何日もかけて自分の本棚を探すよりもずっと簡単だ。
今週買った本。
●C・S・ルイス『魔術師のおい』(土屋京子訳/光文社古典新訳文庫)
●アンドレ・ド・ロルド『ロルドの恐怖劇場』(平岡敦編訳/ちくま文庫)
●A・スコット・バーグ『名編集者パーキンズ(上)』(鈴木主悦役/草思社文庫)
●A・スコット・バーグ『名編集者パーキンズ(下)』(鈴木主悦役/草思社文庫)
●新納浩幸『Chainerによる実践深層学習』(オーム社)
●『印刷・加工DIYブック』(グラフィック社)
○James Stephens The Crock of Golds (Macmillan, 1914)
○James Stephens Here Are Ladies (Macmillan, 1913)
○James Stephens Unter Irlands Himmeln : Eine Kesselflickergeschichte (Diederichs Eugen, 1986)
ジェイムズ・スティーヴンズのThe Demi-Godsを読み終へた。驢馬に荷を運ばせて旅をしてゐる父と娘のところに天使が三人舞ひ降りてきて、しばらく一緒に旅をすることになる話。旅の途中で起こるできごとと、彼らが夜ごとに語る物語が関係なささうで関係あったりして面白い。途中で、素っ裸の男二人に出会った理由が語られる部分が、妙な地獄巡りのやうな話になってゐて、この部分は幻想文学43号に「失くした三ペンス銀貨」として掲載されてゐる。この作品はDemi-gods刊行よりも前にHere Are Ladiesに収録されてゐて、単独でも楽しく読める。『小人たちの黄金』を続けて読み始めたのだが、三分の一まで読んだ限りでは、The Demi-Godsの方が面白いやうに思へるのだ。
遠藤文子『星の羅針盤』(創元推理文庫)とギャビン・スミス『天空の標的1』(金子浩訳/創元SF文庫)ご恵贈賜りました。ありがたうございました。
今週買った本。
●『新編 日本幻想文学集成2』(国書刊行会)
●若島正編『ベスト・ストーリーズ III カボチャ頭』(早川書房)
●星新一『きまぐれ星からの伝言』(徳間書店)
●児島将康『科研費申請書の赤ペン添削ハンドブック』(羊土社)
●郡健二郎『科研費採択される3要素』(医学書院)
その他、雑誌では、NightLand Quarterly Vol. 06。
日本の古本屋で検索して、町田市の高原書店に、
●ジェイムズ・スティーヴンズ『小人たちの黄金』(晶文社)
を註文。この本は絶対に持ってゐるはずなのだが、どうしても見つけられないので。
ケイトリン・ドーティ『煙が目にしみる』(池田真紀子訳/国書刊行会)読了。若い女性が火葬を行なふ仕事に就いてからのさまざまな体験を綴ってゐる。面白い場面も多いが、それなりに悲しい出来事や辛い場面もある。葬儀だから当然だが。埋葬や葬儀がどういふ意味を持ってゐるのかといふことを少し考へたりした。日本とアメリカの違ひも含めて。アメリカでは火葬のあと骨を粉になるまで砕かなくてはならないといふのは知らなかった。日本では箸で拾ふのに。