今月買った本の集計をするために。
ケイト・マスカレナス『時間旅行者のキャンディ・ボックス』(茂木健訳/創元SF文庫)を読み始めたがなかなか進まない。高校生の頃などは文庫本は二日くらゐで読み終へてゐたやうな気がするのだが、どうしてこんなに遅くなったのか。外国語の本を読んでゐるときは、これが日本語の本ならあっといふ間に読み終はるのにと思ってゐるのだから、あっといふ間に終はってほしいものだ。
今月は和書12冊、洋書3冊を購入。少なすぎる!
今週買った本。
●R・オースティン・フリーマン『ソーンダイク博士短篇全集 I 歌う骨』(渕上痩平訳/国書刊行会)
●ローラン・ビネ『言語の七番目の機能』(高橋啓訳/東京創元社)
書棚が厳しい状況が続いてゐるので、一冊はKindle版で。
平井呈一編訳『世界怪奇実話集 屍衣の花嫁』と東雅夫編『日本怪奇実話集』(創元推理文庫)ご恵贈賜りました。さらに、高山羽根子『暗闇にレンズ』(東京創元社)ご恵贈賜りました。 ありがたうございました。
シオドラ・ゴス『メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち』(鈴木潤・他訳/早川書房)を読んだ。ジキル博士の娘メアリと仲間たち(ヴィクトリア朝時代の人気小説の登場人物とその関係者ばかり)が繰り広げる怪異と冒険の物語。ラテン語を学ぶ必要があるなと思った。
今週買った本。
●責任編集 東雅夫・下楠昌哉『幻想と怪奇の英文学 IV』(春風社)
●『リッピンコットシリーズ イラストレイテッド生化学』(丸善出版)
●秋草俊一郎『「世界文学」はつくられる 1827-2020』(東京大学出版会)
●カレル・チャペック『白い病』(阿部賢一訳/岩波文庫)
●A・N・L・マンビー『アラバスターの手』(羽田詩津子訳/国書刊行会)
●デイヴィッド・マークソン『ウィトゲンシュタインの愛人』(木原善彦訳/国書刊行会)
●ルドルフ・シュタイナー『神智学』(高橋巖訳/ちくま文庫)
○Lippincott Illustrated Reviews: Biochemistry
○Harpers Illustrated Biochemistry 30th Edition
○Sophie Geoffroy, Amanda Gagel Selected Letters of Vernon Lee, 1856–1935: Volume II - 1885-1889
講義資料の出費が大きかった。
デイヴィッド・マークソン『ウィトゲンシュタインの愛人』(木原善彦訳/国書刊行会)は、紙の本を前に買ったのだが、どうしても見つけられなかったので、Kindle版を買って読んだ。なぜか人類が滅んでしまった世界で独りタイプライターに文章を打ち込む女性の書いた話である。傑作なのか……とは思ったものの、これは読んでよかった。いや、読んでよかったどころかやはり傑作ではないかといふ思ひが翌日になって湧き上がってきたのだけれども。
Night Land Quarterly, vol. 22 ご恵贈賜りました。「柳下毅一郎ロングインタビュー」を何となく読んでしまった。最初の方は私もよく見てきた懐かしい風景なので。
戸川昌子『くらげ色の蜜月』(竹書房文庫)ご恵贈賜りました。
ピーター・トライアス『サイバー・ショーグン・レボリューション』(中原尚哉訳/早川書房)ご恵贈賜りました。三部作完結篇。文庫版同時発売に少し驚く。
今週買った本。
●マリオ・プラーツ『肉体と死と悪魔(新装版)』(国書刊行会/2000年)
●ベルンハルト・ケラーマン『トンネル』(泰豊吉訳/国書刊行会)
今週はこの2冊だけ。
ジョディ・テイラー『歴史は不運の繰り返し』(田辺千幸訳/ハヤカワ文庫SF)ご恵贈賜りました。
やうやく〈三体〉の第三部Death's Endを読み終へた。宇宙の終末への旅のやうな流れになって最後は静かで穏やかな結末を迎へた。一時はどうなることかと思ったが。それにしても冒頭のコンスタンチノープル陥落の話は一体どう繋がるのか……
先月は和書を二十冊、洋書を三冊購入した。少ないが値段はそんなに低くない。
先週買った本。
●沼野充義編『東欧怪談集』(河出文庫)
これ一冊。たった一冊。
今週はたぶん新刊がいろいろ出る。
庵野ゆき『幻影の戦』(創元推理文庫)ご恵贈賜りました。創元ファンタジイ新人賞優秀賞受賞作『水使いの森』の続編。
ケイト・マスカレナス『時間旅行者のキャンディ・ボックス』(茂木健訳/創元SF文庫)ご恵贈賜りました。
今週もずっと「三体」の第三部Death's Endを読んでゐる。やうやく78%。今週は20%進んだのか。でも、遅い。