集計のために九月末日までの記録を
先週、月末までに買った本。
●グアダルーペ・ネッテル『赤い魚の夫婦』(宇野和美訳/現代書館)
●小川信太郎・加藤楸邨『あさがお百花』(平凡社カラー新書/1975年)
●三宅驥一・今井喜孝『原色朝顔図譜』(三省堂/昭和9年)
朝顔の本はこの辺りで止めておかなければ危ない。
九月は、和書を25冊、洋書を8冊購入。朝顔の本が多かったせゐか。
Cathy Rentzenbrink の Dear Reader 読了。子供の頃から読んできた本の話を折り込みながら(読書案内も)自分の半生を語る。本を読む人から、書店で働く人になり、そして本を紹介する仕事をする。本が好きな人なら誰でも楽しく読めるだらう。そしてもっと本を読みたくなる。
梶よう子『一朝の夢』(文春文庫)読了。安政の大獄から桜田門外の変へと至る流れに黄色朝顔をうまく織り込んで、朝顔小説としては素晴らしい作品。歴史小説としてはどうだか知らないが。朝顔にしか関心がないので。
朝顔のこと考へすぎ。
今週買った本。
●尾崎哲之助『朝顔抄』(誠文堂新光社/1971年)
●米田芳秋・竹中要『原色朝顔検索図鑑』(北隆館)
●椎野昌宏『日本園芸界のパイオニアたち』(淡交社)
●フレドリック・ブラウンem 『越前敏弥』(越前敏弥訳/創元推理文庫)
●落合博 『新聞記者、本屋になる 』(光文社新書)
●村井理子『中央公論新社』(中央公論新社)
○Jesús Marchamalo Tocar los Libros (Ediciones Universidad Austral de Chile)
○Marie Adams Blanvalet Taschenbuch (Blanvalet Taschenbuch)
○Lord Dunsany EXIBOOK (EXIBOOK)
Kindle版ではない和書は朝顔関係の本。今は朝顔で頭がいっぱいなので。
朝顔で頭がいっぱいなので、「農業世界」昭和12年5月増刊号も購入。朝顔に関する記事が全体の3分の1くらゐある。「人工培養液による大輪朝顔の水耕培養」は珍しい試みだと思ふ。土で作る方が簡単じゃないかと思ふけれども。
朝顔で頭がいっぱいなので東野圭吾『夢幻花』を読む。二〇一三年に買っておいた本。面白くて一気に読み終へた。黄色の朝顔と若者の自殺、老人の殺害、家族の歴史との関係が少しずつ明らかになっていく。江戸時代に黄色の朝顔は理由があって禁止されたから世の中から消失したのだといふ設定になってゐる。黄色朝顔にそんな効果はないと思ふけれども。
朝顔関連書籍の購入は来週も続く。
今週買った本。
●宝樹『時間の王』(稲村文吾・阿井幸作訳/早川書房)
●アイリス・オーウェンス『アフター・クロード』(渡辺佐智江訳/国書刊行会)
●ホルヘ・ルイス・ボルヘス/オスバルド・フェラーリ『記憶の図書館』(垂野創一郎訳/国書刊行会)
●岩波書店編集部編『アカデミアを離れてみたら』(岩波書店)
●ヴァルター・メアス『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生 上』(平野卿子訳/河出書房新社)
●ヴァルター・メアス『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生 中』(平野卿子訳/河出書房新社)
●ヴァルター・メアス『キャプテン・ブルーベアの13と1/2の人生 下』(平野卿子訳/河出書房新社)
●北村紗衣『批評の教室』(ちくま新書)
●梶よう子『一朝の夢』(文春文庫)
●梶よう子『夢の花、咲く』(文春文庫)
○Cathy Rentzenbrink Dear Reader (Picador, 2020)
リンクのあるのはKindle版を購入。
岡和田晃編『再着装の記憶』(アトリエサード)ご恵贈賜りました。
サラ・ピンスカー『新しい時代への歌』(村山美雪訳/竹書房文庫)ご恵贈賜りました。
門田充宏『蒼衣の末姫』(創元推理文庫)ご恵贈賜りました。
今週買った本。
●星一『三十年後』(要約・解説/星新一 監修/星マリナ 新潮社図書編集室)
●アン・ラドクリフ『ユドルフォ城の怪奇 上』(三馬志伸訳/作品社)
●アン・ラドクリフ『ユドルフォ城の怪奇 下』(三馬志伸訳/作品社)
●ホリー・ジャクソン『自由研究には向かない殺人』(服部京子訳/創元推理文庫)
●渡辺由佳里, 岸田麻矢, 角モナ『21世紀イチオシ洋書――文芸小説篇』(亜紀書房)
○Madeline Martin The Last Bookshop in London, Hanover Square Press
○Freya Sampson The Last Chance Library
○Nina George Das Traumbuch, Knaur HC
○Walter Moers Die 13 1/2 Leben des Käpt'n Blaubär, Penguin Verlag
Walter Moers Der Bücherdrache, Penguin Verlag
Darrell Schweitzer Deadly Things, Borgo Press
本の雑誌10月号を購入。特集は「定年後に本当に本が読めるのか!?」。「新刊めったくたガイド」で、藤ふくろうさんが『骸骨』を紹介してくださいました。
Das Antiquariat der Träume読了。なかなか面白かった。謎の古本屋の正体は最後まで謎のまま終はったりすところもよいと思ふ。謎が解明されたことを読み取れなかっただけかも知れないけど。
今月に入ってから買った。
● 津野海太郎『最後の読書』(新潮文庫)
をKindle版で。私もそろそろ最後の読書のことを考へ始めた方がいいのかも知れない。
乾石智子『青炎の剣士』(創元推理文庫)ご恵贈賜りました。〈紐結びの魔道師〉の第三巻ですね。
N・K・ジェミシン『オベリスクの門』(小野田和子訳/創元SF文庫)ご恵贈賜りました。『第五の季節』の続編!