4月30日(金)

 ナンシー・クレス『アードマン連結体』(940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読みながら出勤。まだ185ページ。遅すぎる。速く、もっと速く。

 明日はSFセミナー2010。昼だけ参加するつもりである。

 それなのに眠すぎる。今日はここまで。


4月29日(木)

 今日は書棚の転倒防止措置の再調整と、扉の装着作業に着手するものの、扉一枚で時間切れ。転倒防止の再調整はできたやうな気がするのだが、本を収めるとまた書棚が少し沈むから、意外に難しい。連休は書棚の整理に明け暮れる予定。

 足マウスなど買ったせゐで、USB接続機器が増えてポートが足りなくなった。さうだ、USBハブを買はう! といふことで、ELECOM マグネット付き7ポートUSBハブ U2H-Z7SシリーズをAmazon.co.jpに註文。7ポート、2766円である。

 アリス・イン・ワンダーランドを観る。いろいろ面白いのだが、満足感はあまり大きくないのはなぜだらうか。「自分の運命は自分で決める」とか説教臭い部分も。その内容はいいのだけど。私もさう思ってゐるから。いつの間にか剣と魔法の物語になってゐるところも落ち着かない。実は世界を救う話はちょっと苦手だったりするのである。文句ばかり云ってゐても仕方がない。楽しかったのだから、素直にさう思はう。


4月28日(水)

 ナンシー・クレス『アードマン連結体』(940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読みながら出勤。最初の二篇を読む。「ナノテクが町にやってきた」はナノテク技術(なのか?)によって人々の欲しいなにでも無料で出してくれるやうになったら、生活はどのやうになるかといふ話。それによって人々は二種類に選別されるといふやうなことなのだが、些か説教臭い。確かにさうだと同意できるし、私は主人公の所属する方にゐたいとは思ふが、話自体がちょっと説教臭いところは嬉しくない。私は説教臭い話は嫌ひなのだ。二つ目の「オレンジの値段」は古臭い題材を古臭く描いてゐる。解説の言葉を借りれば「陳腐な懐かしさ」でいっぱいである。数十年前に遡れる部屋を持ってゐる老人が何をしたかといふ話である。読みやすいけれども、心を揺さぶられるやうな衝撃は感じない。解説に書いてあるとほりだ。続きは明日読まう。

 本とは関係のない話だけれど、小沢一郎氏を起訴相当とした検察審査会の議決が話題になってゐる。結論部の「これこそが善良な市民としての感覚である」といふ文句に違和感を感じた人は私に限らず多いやうだ。善良な市民としての感覚よりも、法的に有罪なのか無罪なのかを考へた方がいいのではないかと思ふのだが、「議決の要旨」を読むと、感情だけで出した結論ではないやうである。それでも「善良な市民」といふところはまだ納得できない。市民には善良な市民とさうでない市民の二種類があるのだるかとか、疑問は残るが、実は書きたいことはさういふことではない。
 この話題に関連して、日本経済新聞の見出しに「自民石破氏、首相の小沢氏続投支持「善良な市民の感覚否定」 」といふのがあって、驚いたことを書きたかった。私はこれを読んで、自民石破氏が首相を支持して「善良な市民の感覚」といふ訳の判らないものを否定したのかと思ってしまったのだ。石破氏といふ人はそんなにまともな人だったのかといふか、狂ってしまったのかといふか、何れにしてもあり得ないことが起きたからニュースになったのだと思ったのであるが、もちろん、そんなことはなかった。首相の小沢氏続投といふ支持は「善良な市民の感覚」を否定するものだと非難してゐるのである。
 ここで、検察審査会について深く考察するつもりは全くなくて、勘違ひして驚いたといふだけである。


4月27日(火)

 紺野キリフキ『はじめまして、本棚荘』(552円+税/MF文庫ダ・ヴィンチ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。本棚荘に刺抜き士の姉の代はりに山からやって来た若い女性が主人公。不思議なアパートに住んでゐるちょっと変な人たちの物語なのだが、残念ながら本はあまり出てこない。本棚荘の本棚には本はほとんど入ってゐないのだ。雑草を植ゑてしまったりする。大家さんだけは本を読むのだが、住人たちは本を読まない。猫や猫芝居の男は出てくるが。野良サラリーマンを拾ふ話は面白い。
『ツクツク図書館』も買ってみようか。

 Amazon.co.jpから、コリン・エラード『イマココ』(渡会圭子訳/1900円+税/早川書房 )[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。早速読まう。いや、早速読むつもりにものが溜まってしまってすぐには読めさうにない。困ったものだ。


4月26日(月)

 紀伊國屋書店から、ナンシー・クレス『アードマン連結体』(940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、橋本治『失われた近代を求めて1 言文一致体の誕生 』(1800円+税/朝日新聞出版)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、藤井良宜『Rで学ぶデ-タサイエンス1 カテゴリカルデータ解析k』 (3300円+税/共立出版)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、中垣俊之『粘菌 その驚くべき知性』(800円+税/PHPサイエンス・ワールド新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。

 ジャクリーン・ケアリー『クシエルの使徒3 罪人たちの迷宮』(和爾桃子訳/900円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。長い長い権謀術数の結末がやうやく見えてきた。なるほどかういふわけだったのかと。長く引き回されただけあって、結末は感動的。同時に、まだまだ敵の企みは続くといふ雰囲気に満ちてゐて、当然のことながら次の巻へと続くのである。

 今日の日本経済新聞の「インタビュー 領空侵犯」といふ欄で、野村資本市場研究所の関志雄氏による英語教育に関する意見が掲載されてゐた。中学から大学まで英語を勉強してもほとんど役に立つ英語を身につけることができない(といふのはよく云はれてゐるとおり)のは、あまりにも効率が悪すぎる。莫大な時間と労力と費用を使って得られるものは少ない。それだけのことを別の勉強に使った方がいいのではないかといふ提言である。もちろん、英語教育を全廃するといふのではなく、選択制にして意欲と能力のある者に質の高い英語教育を提供すべきだといふ。さうすれば英語ネイティブの教員が足りないといふ問題も解決できる。全員が同じ英語教育を長年受けつづける必要はないのではないかといふところには同意できる。が、「相変わらず学校の授業は文法中心で、簡単な会話さえできません」といって、英会話を重視してゐるところには賛成できない。もちろん、会話能力を必要とする仕事はたくさんあるから、さういふ方向を目指す人は徹底的にその能力を高める必要があらう。交渉するときにも対等に渡りあへるやうな能力である。一方、英語で書かれた文書を読んでその内容を理解しなければならない状況に直面する人もゐるだらう。さういふときは、簡単な英会話よりも、きちんと文章を読む能力が必要になるはづだ。英語を母語としない人が読み書き能力を身につけようとしたら、文法的な知識の裏付けが必要だ。もちろん、試験のためのクイズみたいな書き換えの練習に価値は見出せないが、文章を読んで内容を理解するための文法、自分の意見を書き記すための文法は極めて重要な意味を持つと思ふ。読み書き話す能力をそれぞれ目的と状況に応じて学習できる環境を提供すべきだと思ふわけだ。私のやうにとにかく読みたい者もゐる。私は日本の学校の英語教育があったからこそそこそこ英語で本が読めるくらゐになった。なくても読めるやうにはなったのかも知れないが、学校の英語教育は十分役に立ってゐる。少なくとも私は学校で英語の文法を学習できて本当によかったと思ってゐる。
 もう少し真面目に考へてみれば、直接役に立たなくても、日本語とは異なる法則によって成り立つ言語があることを知るのはそれだけでも意味があるのではないだらうか。さらに、外国語には英語とも異なる法則で成り立つ言語があることを知るのも意味があると思ってゐる。たとへ、全然使へるやうにならなくても。

 紺野キリフキ『はじめまして、本棚荘』(552円+税/MF文庫ダ・ヴィンチ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を少し読む。今のところ面白いが、全体的にちょっと印象が弱いやうな気がする。


4月25日(日)

 昨日Amazon.co.jpに註文した本。
●コリン・エラード『イマココ』(渡会圭子訳/1900円+税/早川書房 )[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]

 吾妻ひでお『失踪日記』(イースト・プレス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を何となく最後まで読んでしまった。こんな怖い本はない。闇の世界に引きずりこまれさうになる。とりあへず、酒が飲めなくてよかっと思ったりする。明日は吾妻ひでお『失踪入門』を読んでみよう。

 昨日から使ひ始めた足マウス、意外に好調である。確かにマウス操作は難しい。そこは、ショートカットキーの多用などで補ひながら、左手のトラックボールをほとんど使ふことなく、Mac miniを操作できてゐるのだ。何となく姿勢もよくなるやうな気がする。

 SFマガジンのスチームパンク特集を何となく眺めてみたりする。ちゃんと読めばいいのだが、今日は午後から頭痛に襲はれてしまったのだ。この頃、日曜日はどうも頭痛がやって来る。20代の頃のやうに、毎週やって来られるやうになると困る。あの頃は本当に毎週だった。きちんきちんと週末になるとやって来て、私を打ち倒し嘔吐させて去っていった。あんなのはもう嫌だ。もう週末頭痛は卒業したと思ってゐたのに。やれやれ。で、痛む頭でページを捲ってゐた(いや、ページは指で捲ってゐた)のだが、スチームパンク・ブックガイドを見ると、『海底二万里』や『タイムマシン』が入ってゐるのが何だか妙な感じ。もちろん、特集解説やエルヘフナウの文章を読めばこれらの作品が入ってゐる理由は判る。プリースト『奇術師』、プルマン『黄金の羅針盤』、ゲイマン『ネバーウェア』など、読んだときは全然スチームパンクらしさは感じなかったものも入ってゐる。これらもやはりリストに入ってゐる理由は同様にして理解はできるし、違うんぢゃないかと思ってもいいことも理解はできるが、もはや今のスチームパンクは私の知ってゐるスチームパンクではない。もう私の理解できないところに行ってしまったやうだ。

 さういへば、この特集に収録されてゐる評論を書いてゐるネイダー・エルヘフナウの紹介に、見慣れない「副教授」といふ肩書きがあって、どういふものなのだらうかとエルヘフナウのブログを見てみたら、Visiting Assistant Professorとなってゐた。Assistant Professorは日本の身分では助教に相当することになってゐるはづ(実態は違ふといふ意見もあらうが、国と制度が違ふので一対一対応にはなり得ない)。Visiting ××は客員××か。となると、客員助教? 確かに不自然だが、副教授も何だか嘘っぽい。


4月24日(土)

 紀伊國屋書店に昨日註文した本。
●ナンシー・クレス『アードマン連結体』(940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●橋本治『失われた近代を求めて1 言文一致体の誕生 』(1800円+税/朝日新聞出版)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●藤井良宜『Rで学ぶデ-タサイエンス1 カテゴリカルデータ解析k』(3300円+税/共立出版)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●中垣俊之『粘菌 その驚くべき知性』(800円+税/PHPサイエンス・ワールド新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上四冊。眠い。眠くて倒れさう。今日買った本のことは明日。


4月23日(金)

 SFマガジン6月号(940円+税/早川書房)[Amazon.co.jp] が届く。ありがたうございました。今号の特集は「スチームパンク・レローデッド」で、ジェフ・ヴァンダーミア、ジェイ・レイク、シェリー・プリースト、ジョージ・マンらの小説やエッセイが収録されてゐる。

 紀伊國屋書店に本を註文。しかし、もう眠くて書き続けられない。どうしてこんなに眠いのか。仕方がないので、続きは明日に。


4月22日(木)

 ジャクリーン・ケアリー『クシエルの使徒3 罪人たちの迷宮』(和爾桃子訳/900円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。前巻からさほど時間が経ってゐないのに、忘れかけてゐる部分も多い。この揮発性の記憶力はどうにかならないものか。まだ130ページ。記憶力が悪いうへに読むのも遅い。最悪である。

 チャールズ・ストロス『雪玉に地獄で勝算はあるか?』(1000円/ハルコン・SF・シリーズ)[はるこん]が届いた。ストロスの初期短篇3篇とエッセイ2篇を収録。ハヤカワSFシリーズそっくりの造本で古いSFファンの心を揺さぶる本である。解説は大森望。外見に感心してゐて、まだ中身は読んでゐない。


4月21日(水)

 ティナ・シーリグ『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォ-ド大学集中講義』(高遠裕子訳/1400円+税/阪急コミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。予想通り実に説教臭い本。どうしてこんな本を買ひ、そして読んでしまったのか。正しいことが書いてあるとは思ふのだが、今更そんなことを云はれてもね。二十のときに読まなかったのがいけないのか。先入観にとらはれるなとか、リスクをとるのを恐れるなとか、目標を持てとか、最高を目指して最大の努力をしろとか、キャリア・アドバイスなんか無視しろとか、よく聞く台詞ではないか。私もいろいろ心がけてきたけれども、とくに成功はしてゐない。成功しなかったのは努力が足りなかったのか、常識を打ち破らうといふ気持ちが足りなかったのか、リスクをとるのを恐れてしまったからなのか、結局自分がいけなかったからなのか……といふ具合にこの手の本は成功しなかった人を結果的に責めることになると思ふ。成功者に話を聞こう、皆さう云っているではないかと彼らは云ふ。同じやうに目標を持ち最大限の努力をして常識にとらはれない発想でリスクをとったら失敗し、二度と這ひあがれなかった人もたくさんゐるのではないか。さういふ人の話は決して本には登場しない。成功した人の話しかきかないから、まるでさうすれば必ず成功するやうにきこえるのは当然だ。私は信じて努力すれば何でも叶ふといふ話を信用しない。心から願ひ懸命に努力しても失敗することはあるのだ。必ずしも不運に道を阻まれたわけでもなく、成功できないこともあるのだ。それが個人の能力の限界なのだ。そして、その能力の限界は個人の責任ではない。そのことで成功しなかった人を責めてはならないと私は思ふ。誰も責めてはゐないと云ふかも知れないが、この手の本は結果的に責めてゐるのだ。さうではないか。

 ジャクリーン・ケアリー『クシエルの使徒3 罪人たちの迷宮』(和爾桃子訳/900円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を訳者の和爾桃子さんからいただきました。ありがたうございました。第二部完結編。第三部もそんなに遠くない将来に出るやうだ。早速明日から読まうか。本を手に取るたびに、明日から読まうとは思ふのだが、なかなか読めないものである。

 あれ? 燦爛の読み方が間違ってゐないか? といふことは云ってはならないのだ。


4月20日(火)

 村上春樹『1Q84 BOOK3』(1900円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読み終へる。決着がついたやうなつかないやうな感じだが、私はもうこれで終はりにしてもらひたい。詳しい話は、80万人の人が本を買ってゐるやうなので、書く気にもならないが、NHKの集金人は一体何だったのだ。あんなにしつこく出てくる意味があったのか。それから、印鑑証明の予備を持ってゐるやつってかなり変なのではないだらうか。それが普通なのか。「予備」の意味がよく判らないが、発行してからあまり時間の経ってゐない印鑑証明書を常に持ってゐるといふ意味だらうか。まあ、月が二つある世界ではそんなこともあるのかも。

 紀伊國屋書店から、『Rによる統計解析ハンドブック』(4300円+税/メディカル・パブリケーションズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、柴田元幸『つまみぐい文学食堂』(514円+税/角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、赤城毅『書物狩人』(629円+税/講談社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ティナ・シーリグ『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォ-ド大学集中講義』(高遠裕子訳/1400円+税/阪急コミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、紺野キリフキ『はじめまして、本棚荘』(552円+税/MF文庫ダ・ヴィンチ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、明石昇二郎『グーグルに異議あり!』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。明日から何を読まうか。


4月19日(月)

 若者の活字離れといふことで、数日前も「活字離れ:改善へ 猪瀬副知事提案、都職員300人が勉強会(毎日新聞)」などといふ新聞記事を見かけた。「石原慎太郎知事もこの日の定例会見で、『昨今の若い人の活字離れをなんとかしたい。』」と云ってゐたらしい。若者は本当に活字離れといふ状態なのか。何を根拠にさう云ってゐるのだらうか。前に書いたが、この頃の調査では若者はそんなに活字離れになってゐないやうで、むしろ中高年の活字離れの方が進んでゐるといふことになってゐる。いづれにせよ、石原都知事にはどうにもできないやうな気がする。それにどうにかして欲しいとは思はない。これまで石原都知事時代の東京都は若者の活字離れを心配するやうなことをしてきたのだらうか。2006年には都立図書館に「図書館司書なんか要らない」と云ったり、青少年健全育成条例に関する最近の言動を見ても、余計なことをしてほしくないと思ふのである。

 昨日は読めなかった村上春樹『1Q84 BOOK3』(1900円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を再び手に取って読み進める。400ページを越えてやうやく話が進み始める。遅すぎるのではあるまいか。

 昨日、一日中弦楽三重奏版ゴールドベルク変奏曲を聴いてゐたら、チェンバロ独奏版も聴きたくなってグスタフ・レオンハルト演奏のものを聴いた。私は前からレオンハルトの演奏を聴いてゐただらうか。何となくトレヴァー・ピノックの演奏を聴いてゐたやうな気がするのだが。この頃、CDが見つからないことが多いので、よく判らない。さういへば、今日は突然ZumoDriveがiTunesに音楽ファイルをアップロードしたよ! といふ案内を表示してきて驚いた。一体何が起こったのか。音楽を楽しめといふので聴いてみようと思ったのだが、ちゃんと再生されなかった。あれは何だったのか。


4月18日(日)

 一日、SFマガジンの原稿を書く。夜には送信。そんなわけで、まったく本は読めないし、部屋の片づけも進まない。参考図書は拾ひ読みするけれども。それにしても、参考図書を見つけ出すのが難しい。はやく本を整理しなければ。原稿を書き終へないと書棚を整理する時間がとれないのだが、書棚を整理しないと原稿を書くための参考図書を探せないのである。悪循環である。

 今日初めてiTunes Storeから音楽ファイルを購入した。何となくCDといふ物体を持ってゐた方が安心だといふ古臭い考へに囚われてゐたのである。これだけ居住空間を確保するために本を減らさうとしてゐるのに、CDを増やすことなく音楽を聴ける方がいいに決まってゐる。古臭い考へを捨てて購入したのは、当然のことながらバッハである。それしか買はないのである、私は。曲は「ゴールドベルク変奏曲」。普通はチェンバロ独奏曲なのだが、今回はJulian Rachlin、Micha Maisky、今井信子の演奏によるもの。ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラである。私は以前はバッハが作曲したときに想定されてゐた楽器以外の編曲なんて聴きたくなかったのだが、この頃は人間が丸くなってきたのか、さういふ演奏も楽しめるやうになってきた。今回の編曲と演奏は、チェンバロ独奏とはまた違った美しさを感じさせてくれるものだった。買ってよかった。ダウンロード購入した曲をiPod touchで聴く方法もやうやく判った。遅いのだけど、知らないままよりはいい。価格はダウンロードだから格安といふ訳でもないのは残念。Amazon.co.jpでCDを買ってもそんなに変はらない。まあ、いいんだけど。


4月17日(土)

 紀伊國屋書店に本を註文。
『Rによる統計解析ハンドブック』(4300円+税/メディカル・パブリケーションズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●柴田元幸『つまみぐい文学食堂』(514円+税/角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●赤城毅『書物狩人』(629円+税/講談社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ティナ・シーリグ『20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォ-ド大学集中講義』(高遠裕子訳/1400円+税/阪急コミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●紺野キリフキ『はじめまして、本棚荘』(552円+税/MF文庫ダ・ヴィンチ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●明石昇二郎『グーグルに異議あり!』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 Rの本は原書を持ってゐたのだけど、第二版が出てゐたとは知らなかった。第二版は日本語で買ふことにしよう。『つまみぐい文学食堂』は三年くらゐ前に出た本なのだが、買ってゐなかったので文庫になったのを機会に購入。本当に持ってゐなければいいのだが。『書物狩人』も文庫になったのを機会に註文したもの。この作者については何も知らないのだが、書名に惹かれて買ってみた。『20歳のときに……』はどうして註文したのかよく判らない。私の嫌ひな説教臭い本のやうに見えるのだが。なぜか書籍註文リストに載ってゐたのだ。数週間前の自分はもはや他人である。紺野キリフキといふ人も初めて。これもやはり書名に惹かれて。『グーグルに異議あり!』は「ブック検索」の問題を扱ってゐるから念のため。

 村上春樹『1Q84 BOOK3』(1900円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を半分くらゐまで読む。前巻までの内容を忘れてしまってゐることに狼狽へながら。どうして、さう簡単に忘れてしまへるのか。不思議なほどである。半分くらゐまで読んでやうやく思ひ出してくる。

 左肩の痛みが激しくなってきたので、思はず昨日ちょっと紹介したFoot Mouse with Programmable Pedalを註文してしまった。日本への送料は38ドル。全部で17500円くらゐだと思ふ。それで肩の痛みがなくなれば安い買ひものであるが、全然楽にもならず仕事の効率も上がらなかったら、ただの無駄遣ひになるといふわけだ。果たしてどちらになるだらうか。


4月16日(金)

『ヒ-・イズ・レジェンド』を読みながら出勤。「OK牧場の真実」まで読む。後味のよくない作品が続く。私にはあまりよさが判らない。読み続けようかやめようかちょっと迷ってしまふくらゐである。

 Amazon.co.jpから、村上春樹『1Q84 BOOK3』(1900円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]と大森望編『不思議の扉 時間がいっぱい』(514円+税/角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。明日からこの村上春樹を読まうか。初版50万部なんて、しかももう20万部追加したなんて、どういふことか。そんなに読みたいか、『1Q84』。この題名を『IQ84』と間違へる人がゐるらしい。確かに似てゐるけれども一体どんな話なんだ。頭の弱い人の話だと思ったのだらうか。70万人の一人になると思ふと気が進まないが、読んでみることにしよう。

 買へなくもない価格の足マウスを見つける。Foot Mouse with Programmable Pedalである。本体価格が149ドル。以前は199ドルだったやうな記事をいくつか見かけるので値下げされたのだらうか。送料を含めてもおそらく2万円はしない。欲しい。今、私の左肩は強烈な痛みを発してゐるのである。これを使へば和らぐだらうか。


4月15日(木)

 予定よりも一日遅れて、パトリシア・A・マキリップ『バジリスクの魔法の歌』 (原島文世訳/1000円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。一族を皆殺しにされた家の生き残りが音楽を使って復讐をするといふ話である、乱暴にまとめれば。最初の方だけ英語で読んだ記憶が微かに残ってゐる。暖炉の灰の中から何かが這ひ出すところがよく判らなくて先に進む気が弱まってしまったのだったが、日本語で読んでも灰のところはよく判らない。音楽と魔術の関係は印象深いが、雰囲気がときどき暗く重くなる。

 眠気に負けさうなので、今日はこれで。


4月14日(水)

 今日もパトリシア・A・マキリップ『バジリスクの魔法の歌』 を手に取って出勤……のはづが、電車の中で鞄の中を手で探ってみて出てきたのが、クリストファー・コンロン編『ヒ-・イズ・レジェンド』(風間 賢二ほか訳/819円+税/小学館文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]とC・S・ルイス『C・S・ルイス自伝 喜びのおとずれ』。間違へた。『バジリスクの魔法の歌』を手に取ったつもりで、『C・S・ルイス自伝 喜びのおとずれ』を鞄に入れてしまったのだ。今日は『バジリスクの魔法の歌』を読む予定だったのに。私は物事が予定通りに進まないと激しく苛立つ質(たち)である。朝の電車の中で激しく狼狽へ、気がつくと泣き叫んでゐる「『バジリスクの魔法の歌』がない! ない、ない、ない!」と。『バジリスクの魔法の歌』を読み終へるといふ予定が完全に狂ってしまったではないか。仕方がないので、次に読む予定だった『ヒ-・イズ・レジェンド』のページを開いて読み始めるが、苛々して気持ちよく読めないのが腹立たしい。それでも本を読んでゐる間は気持ちは落ち着く。かうなるとただの中毒者である。

 吾妻ひでお『失踪日記』(1140円+税/イースト・プレス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を少し読む。これは怖い。どんな怪奇小説よりも怖い。いつ自分が陥るか判らない闇である。ふとした拍子に足を踏み入れたら、さう簡単には戻れない。怖すぎる!
 これを怖いと思ふ人と、ただ面白く読める人の二種類がいるのだらう。今の日本でどちらが健全なのかは判らない。どちらが健全かと問ふこと自体不適切なのかも知れない。

 そんなわけで、『ヒ-・イズ・レジェンド』を読みが、最初の「スロットル」を読み終へただけ。これはS・キング&J・ヒル親子の作品だが、何とも後味の悪い話である。気分が暗くなる。この作品は基になった「激突!」を知ってゐるからいいものの、外の作品はそんなに知らない。『地球最後の男』『縮みゆく人間』くらゐだらうか。『ある日どこかで』は読んだのだったか。覚えてゐない。基になる作品を読んでゐなくても楽しめるのだらうか、このアンソロジーは。


4月13日(火)

 パトリシア・A・マキリップ『バジリスクの魔法の歌』 (原島文世訳/1000円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]まだ終はらない。新書だと一日で終はってしまふのだが。新書は単位価格辺りの読書時間が短いな。さういへば、書棚の整理をしてゐたら、妙にたくさん新書があったのだけど、別に妙な話でもなくて、次々に読めるからそんなに読書時間を使ってゐなくても、どんどん溜まってしまふわけだ。もっと小説を読まう。

 アメリカのSF情報紙Locus四月号が届く。表紙はブレイロック。どうして今、ブレイロック? 頭が痛くてちゃんと目を通す余裕がなく、ただ机に積み上げる。

 Amazon.co.jp に
●村上春樹『1Q84 BOOK3』(1900円+税/新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●大森望編『不思議の扉 時間がいっぱい』(514円+税/角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書##, Yahoo! Books]
を註文。村上春樹の本は、今更ちょっと恥づかしいやうな気もするのだが、購入。


4月12日(月)

 この二日ゆっくり寝たから朝から気分爽快と思ったら、昼頃から肩と頭が痛くなってきた。やれやれ。

『電子書籍の衝撃』を読む。パソコン画面で読んだ。iPhoneで読むと衝撃度が高いといふ意見も見かけたけれども、見える画面は同じなのでどう衝撃度が変はってくるのか私にはよく判らない。内容は、そんなに衝撃的でもなく、電子書籍を巡る報道や記事で読んだことがあるやうな内容だが、それは私がさういった記事を読みすぎてゐるだけなのかも知れない。電子化されたからといって、検索エンジンやポータルサイトに依存し蛸壺化するなどといふ懸念は的外れだといふところには大いに賛同できるし、Google Book Searchを巡る騒動に対する考へ方も納得できる。私も書籍の全文検索には賛成である。全文検索できるとその本を読む人が減るといふ意見はまったく理解できない。検索したら読みたい本を見つけられるではないか。全文検索と全文ダウンロードの違ひが判らない人が書いてゐるわけでもなささうなので、尚更理解できないのだ。この本の後半に出てくる「コンテンツよりもコンテキスト」といふところは判ったやうな判らないやうな。書き手の作るコンテキストと読者のコンテキストが重なり合ひ、新しいコンテキストを生み出すといふのは判らなくはないけれども、コンテキストは売れないのではないかと思ふのである。売れるのはコンテンツではないのだらうか。「コンテキスト構築がこれからの出版ビジネスの課題」なんださうだが。

 インターネット時代になって若者の活字離れは進むどころか、むしろ読書量は増えてゐて、活字離れが進んでゐるのは五〇代以上のTV世代であるといふのは、もっと認識されて然るべき状況だと思ふ。今でも新聞などではもっともらしく「若者の活字離れ」といふ言葉があちこちに登場する。もちろん、むしろ中高年の方が活字を読まないといふ報道もあるのだけど、活字を読まない中高年はさういふ報告も読まず「若者の活字離れ」といふ言葉を繰り返すのだらう。

 私はあまり難しいことは考へずに生きてゐるので、電子書籍に注目してゐる最大の特性は「場所をとらない」といふことに尽きる。この土地の高い東京に暮らしてゐて、本をたくさん買ふことは生活空間を圧迫し、人間的な暮らしを不可能にしかねない。本をたくさん買って読んで、尚且つ人間的な暮らしをしたいと思へば、電子書籍に注目せざるを得ないわけだ。もちろん、全文検索も大好きだけど。

 電子化が進んで、音楽が曲を自分の好きな順序で好きな組み合はせで聴けるやうに、短篇小説も短篇集やアンソロジーといふ一冊の本の流れの中で読まずに一篇づつダウンロードして読むやうになると、作品の読み方が大きく変はってくるやうな気はする。といっても、さういふ書物的な読み方がなくなることはないだらうから、そんなに心配することでもないのかも知れないが。

 洋泉社が「歴史新書y」といふのを創刊した。私の守備範囲ではないのだが、新書新刊情報収集スクリプトには「新書y」と「歴史新書y」の識別は難しいので、一緒に集めてきて、一緒に表示してしまふ。まあ、いいか。同じ出版社だから。

 ランダムハウス講談社が武田ランダムハウスジャパンになったので、ランダムハウス講談社文庫がRHブックス+プラスになった。前にも書いたけれども、血液型みたいな名前である。RHマイナスはないのかなと思ってしまふ。そんなわけで、文庫新刊情報スクリプトを書き直したわけだが、ランダムハウス講談社文庫で刊行されたものが一切表示されなくなってしまった。もちろん、そんなことは技術的には簡単に解決できるのだけど、私が面倒くさくて取り組まないだけである。今日は頭が痛いのだ。

 紀伊国屋書店から、クリストファー・コンロン編『ヒ-・イズ・レジェンド』(風間 賢二ほか訳/819円+税/小学館文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、スティーブン・ピンカー『思考する言語 「ことばの意味」から人間性に迫る下』(1070円+税/NHKブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、スティーブン・ピンカー『思考する言語 「ことばの意味」から人間性に迫る中』(1160円+税/NHKブックス) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、スティーブン・ピンカー『思考する言語 「ことばの意味」から人間性に迫る上』(1160円+税/NHKブックス) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』(志村正雄訳/900円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、山田正紀『神狩り』(740円+税/ハヤカワ文庫JA)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、光瀬龍『百億の昼と千億の夜』(840円+税/ハヤカワ文庫JA) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ブランドン・サンダースン『ミストスピリット2』(940円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、渡辺茂『鳥脳力小さな頭に秘められた驚異の能力』(1700円+税/化学同人)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、吾妻ひでお『失踪入門人生はやりなおせる!』(1300円+税/徳間書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、吾妻ひでお『失踪日記』(1140円+税/イースト・プレス) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、佐々木正人『コレクション認知科学7 新装版からだ:認識の原点』(2400円+税/東京大学出版会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。重い。


4月11日(日)

 頭痛につき、休み。絶対に今日までに書かうと思ってゐた原稿があったのだが、頭痛には勝てない。


4月10日(土)

 昨日の続き。
●山田正紀『神狩り』(740円+税/ハヤカワ文庫JA)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●光瀬龍『百億の昼と千億の夜』(840円+税/ハヤカワ文庫JA)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ブランドン・サンダースン『ミストスピリット 2』(940円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●渡辺茂『鳥脳力 小さな頭に秘められた驚異の能力』(1700円+税/化学同人)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●吾妻ひでお『失踪入門 人生はやりなおせる!』(1300円+税/徳間書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●吾妻ひでお『失踪日記』(1140円+税/イースト・プレス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●佐々木正人『コレクション認知科学7 新装版 からだ:認識の原点』(2400円+税/東京大学出版会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]

 ピンチョンは別の版を持ってゐるのだけど、つい註文してしまった。さういふ意味では『神狩り』『百億の昼と千億の夜』も旧版を持ってゐる。活字が大きくなってゐたり、解説が新しくなってゐたりするので、決して同じ本ではないのだが、こんなに毎日書棚の空き容量を増やすことに頭を悩ませてゐる自分は、次々に本を註文してゐる自分に腹を立てたりするわけである。吾妻ひでおの失踪本は危険であるといふ意見を読んだので買はなかったのだが、たうとう我慢できず註文してしまった。ちょっと怖い。

 パトリシア・A・マキリップ『バジリスクの魔法の歌』 (原島文世訳/1000円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を三分の一くらゐまで。電車の中で激しい眠気に襲はれるので、なかなか進まないのだ。

 佐々木俊尚『電子書籍の衝撃』(1100円+税/ディスカヴァー携書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が、今なら(4月7日から14日まで)110円で電子版を購入できるといふので、ディスカヴァー・デジタルブックストアで早速購入してみた。本当に110円だった。ファイル形式はT-Timeなので、T-Time 5をダウンロードして読まなければならない。といふことはLinuxでは読めないといふことを意味してゐるのだ。不愉快である。iPhone/iPodTouchでは専用アプリケーションをインストールして読む。どうしてT-Timeなんだ。縦書きにできないので、ちょっと読みづらい。
 半分くらゐまで読んだが、そんなに衝撃的といふほどでもない。AppleやAmazonがどれほど狡猾か、そしてGoogleを含めた争ひはどれほど激しいものかがよく判る。

 ここのDiscover Digital Booksは使ひやすさうなのだけど、残念ながら私が読みたいと思ふ本はないのだった。

 眠くて意識が途切れ始めたので、今日はこれで。


4月9日(金)

 紀伊國屋書店に本を註文。
●クリストファー・コンロン編『ヒ-・イズ・レジェンド』(風間 賢二ほか訳/819円+税/小学館文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●スティーブン・ピンカー『思考する言語 「ことばの意味」から人間性に迫る 下』(1070円+税/NHKブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●スティーブン・ピンカー『思考する言語 「ことばの意味」から人間性に迫る 中』(1160円+税/NHKブックス) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●スティーブン・ピンカー『思考する言語 「ことばの意味」から人間性に迫る 上』(1160円+税/NHKブックス) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』(志村正雄訳/900円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
本当はもっとあるのだが、今日はもう眠気に勝てないので、ここまで。春になったせゐか、昼真っから眠くて大変である。今は夜だけど。

 Amazon.comから、Christian Robert & George Casella Introducing Monte Carlo Methods with R (Use R) (Springer Verlag, December 10, 2009) [Amazon.com, Amazon.co.jp, 紀伊國屋]が届く。役立てることができるかどうかはまだ判らない。

 眠い。倒れさうなくらゐ眠い。


4月8日(木)

ロバート・A・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王 新装版』(矢野徹訳/1200円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読み始めてみた。面白い。やや古風な表現はあるが、それでも面白いのだ。

 東京創元社から、パトリシア・A・マキリップ『バジリスクの魔法の歌』 (原島文世訳/1000円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
をいただきました。ありがたうございました。早速明日から読み始めます(ハインラインの立場はどうなるのか)。

 眠いから今日はこれで。どうしてこんなに眠いのだらう。


4月7日(水)

 港千尋『書物の変』(2400円+税/せりか書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。今ほど書物とは何か、書物は誰のものかが議論されてゐる時代はなかっただらう。本書の副題に「グーグルベルクの時代」と書かれてゐるやうに、まさにさういふ時代なのだ。が、本書は現代の書物について、系統立てて読み解いていく本ではない。もちろん、電子書籍時代の書物とはどういふ意味を持つのかといふ話はある。話は書物にとどまらず、さまざまな芸術や情報に関する方向へと広がっていく。次第にとりとめがないとも感じるやうになるだらうが、それぞれの話の背景は、言葉と境界と歴史といふ糸で繋がってゐるのである。

 Kurd-Laßwitz-Preisの候補作が発表されてゐるではないか(SF-Fan.de)。ドイツのSFの賞である。長篇部門を見ると、Andreas Eschbach以外は全然知らない。ドイツ語が読めないから当然なのだけど。翻訳部門では、ジャスパー・フォード、ジョン・スコルジー、チャールズ・ストロス、ロバート・チャールズ・ウィルスンなど知ってゐる名前が多い。Grant Naylorといふ人は知らないけど。さういへば、『サーズデイ・ネクスト』シリーズも日本ではこの第五巻は出てゐない。ドイツが羨ましい。このスコルジーも、ストロスも、R・C・ウィルスンも日本では翻訳は出てゐない。ドイツが羨ましい。原書を持ってゐるのに読んでゐない自分が悪いのだけど。


4月6日(火)

 石井啓一郎『マルチリンガルの外国語学習法』(720円+税/扶桑社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。日頃私が外国語習得に感じてゐることを悉く的確な表現で云ひ表してくれてゐて、読んでゐて気分がよくなってくる。「実際に何らかの外国語を実用に供するという場合、ただ「流暢に」ではなく、むしろ朴訥にでも良いから、むしろ大人としての思考や意見の表現が的確にできることのほうがはるかに重要だ」といふ箇所は、過度なネイティヴ信仰を抱いて英会話学習に邁進する人々に読ませたいのだが、おそらく本を読まないやうな人ほど表面的な会話至上主義に染まってゐるので、このやうな本はさういふ人たちには届かないのかも知れない。
 以前、大学の会議で、英語の教育はTOEICやTOEFLの点数を上げることを第一の目標に置くよりも、英語で自分の意見を表現できることの方を優先すべきで、さらにそんな意見すら持ってゐない学生は、まづは表明して恥づかしくないやうな自分の考へや意見を持てるやうな教養を持つ方が先ではないかなどと発言したら、ひどい目に遭った経験がある。表明するに値する意見もない奴が上っ面だけ流暢になっても仕方がないなんていふと袋だたきに遭ふので、これを読んでゐる方々は気をつけていただきたい。

 まあ、そんな人たちのことは本当はどうでもいいのだ。外国語を少しでも多く理解できるやうになれば、認識できる世界が広がると信じてゐるので、どうにかしたいと思ってゐるものの、思ってゐるだけで全然学習しようとしないこの自分をどうやって前へ進ませればいいのかが判らず困り果ててゐる今日この頃である。


4月5日(月)

 紀伊國屋書店から中上健次『現代小説の方法』(2000円+税/作品社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、石井啓一郎『マルチリンガルの外国語学習法 ある翻訳家の「語学」心覚え』(720円+税/扶桑社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、橋元淳一郎『時間はなぜ取り戻せないのか』(800円+税/PHPサイエンス・ワールド新書)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、照井伸彦『Rによるベイズ統計分析』(朝倉書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。早速、橋本淳一郎『時間はなぜ取り戻せないのか』を読む。人間(生命)の主体的意志がエントロピーが増大する宇宙しか選ばないからだといふ。逆方向の宇宙が存在するにも関わらず。なるほどとは納得はできなかった。そうかも知れないし、そうでないかも知れない。それを今は誰も示すことができないから。本書でも私の理解では示してゐない。それに私は人間の意志とか生命の意志といふものを導入して考へるのは苦手なので、ちょっと落ち着かない。意志と関係なく測定したい。全体的には難しくてよく判らなかった。

 Amazon.co.jpから、『小型聖書 - 新共同訳』(日本聖書協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。見たことのある姿である。あれはどこに行ってしまったのだらう。

 北村薫『自分だけの一冊 北村薫のアンソロジー教室』(680円+税/新潮新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読む。カルチャーセンターでの話の記録といふ形式は実は私にとっては読みにくい。アンソロジーは選者そのもの、アンソロジーは別の本への呼び水、アンソロジーは《今という時》の記念といふ三つの章で構成されてゐる。アンソロジーを作る(編むといふ)のは非常に特殊な作業だから、こんな一般向けの本としてさういふ話題が選ばれるとは予想外のできごとだったので、かなり驚いた。自分のためのアンソロジーだから、読者層をどう想定したらいいかとか、どんなふうに並べたら売れるかとかいふことは書かれてゐない。作品について何を考へながら自分はアンソロジーを作ってきたかの紹介と、最後は参加者の作った(目次を並べただけだが)アンソロジーに対する評価といふやうな感じである。一般読者向けの題材になるものとは思ってゐなかったし、今でも疑問に思ってゐるので、不思議なものを読んでしまったといふ印象が残ってゐる。
 具体的に出てくる作品はミステリが多いのだけれども、SFマガジンに連載されてゐたSFスキャナといふ欄で鏡明がホルストの『猫の言葉 その他の物語』を紹介してゐたことを記してゐる箇所に妙に興奮してしまった。


4月4日(日)

 昨日書けなかった紀伊國屋書店に註文した本。
●中上健次『現代小説の方法』(2000円+税/作品社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●石井啓一郎『マルチリンガルの外国語学習法 ある翻訳家の「語学」心覚え』(720円+税/扶桑社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●橋元淳一郎『時間はなぜ取り戻せないのか』(800円+税/PHPサイエンス・ワールド新書)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●照井伸彦『Rによるベイズ統計分析』(朝倉書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上四冊。それぞれどうして欲しくなったかを説明すると面倒くさいので省略。

 聖書を引用しようと思ひ、書棚を探し回った。引越してから何度か見かけた覚えがあるが、探し始めるとなかなか見つからないものである。「口語訳」と「新改訳」は比較的簡単に見つかった。数時間後に「文語訳」が、そして、新共同訳は見つからなかった。持ってゐないのだらうか。捨てずに持ってくるやうに云っておいたのに、福岡からの引越しのときに妻と娘は捨ててしまったのかも知れない。仕方がないので、Amazon.co.jpに註文。
『小型聖書 - 新共同訳』(日本聖書協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 今日一日、普遍言語に関する本など探し回り、早急に本を整理する必要があると痛感する。本を探す時間が勿体ないし、これでは必要になるときに備へて買ひ揃へた意味がない。とはいふものの、今日は本を整理する余裕はなく、一日SFマガジンの原稿に取り組む。


4月3日(土)

 永江朗『本の現場 本はどう生まれ、だれに読まれているか』(1800円+税/ポット出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。今話題の電子書籍の話とか、編輯プロダクションやフリーランスのライターの現状、読書離れの現実のことなどが話題になってゐる。いろいろ面白い。特に若者の読書離れは世間で云ふほど深刻ではなく、むしろ中高年の読書離れの方が進んでゐるといふ指摘は興味深い。本棚がない家も多く、そんな家で両親が本を読まないのに、子供に本を読めといふのは説得力がないだらうといふのも尤もである。私の家など、本と本棚しかないから、本棚のない家と云ふのは創造できない。引越しは楽だらうなとは思ふのだが。

 昨日届いたAirMac Expressとスピーカを繋いで無線LANを拡張し、コンピュータから離れた部屋で音楽を聴けるやうにするのに、思ひのほか手間取った。

 紀伊國屋書店に本を註文したが、今日はもう眠くてこれ以上書き続けられない。報告は明日。


4月2日(金)

 菊池誠『科学と神秘のあいだ』(1500円+税/双書 Zero)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。ニセ科学と陰謀論、そしてリアリティの話である。科学は神秘を否定しないので、科学的な考へ方をきちんと身に付ければいいのだが、かういふ本を出すといふことは、さうではない人が多いからに違ひない。ニセ科学については何冊か本も読んだが、リアリティといふことを考へながら読んだことはなかったので、新鮮であった。同時に、少し陰謀論に関する本も読んでみようかといふ気にもなってきた。
 本書では「折りあひをつける」と云ってゐるが、さういふ大切な考へ方を誰もが身に付けられるやうに、この本が若い人に読まれて怪しい話を鵜呑みにする大人が減ってくればいいと心から願ってゐる。でも、それはなかなかさうならないのは、自分の力で一つ一つ物事を判断していくといふのは、人として当然なすべきことだとは思ふのがだ、きっとそれなりに難しく疲れることだからに違ひない。誰かの話を全面的に信用することで、判断するといふことを放棄すれば、実は楽に生きられるのだ。自分の科学的な知識に基づいて「折りあひ」を付けなくてもいい。それでは困るのだけど、さうなってゐない。かういふ本がもっと読まれればいいのだらうが、簡単なことだけれども、なかなか思ふとほりにはならない。

 Amazon.co.jpからLiVES ( ライヴズ ) 2010年 04月号 VOL.50が、AppleからAirMac Express ベースステーションが、楽天ヒットラインからアルテックランシング Expressionist Bass 2.2 Whiteが届く。註文して翌日にはもう届くなんて、嬉しいけれども恐ろしいことではないのかと思ふ。


4月1日(木)

 大塚英志『大学論 いかに教え、いかに学ぶか』(740円+税/講談社現代新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。これは面白い。マンガを教へるといふ特殊な大学だといふ事情もあるだらうが、大学で何を如何に学ぶのかを考へることに可能性を期待し希望を抱ける本である。「教はりたい」学生に「教へる」ことがおもしろくないはづがなく、その一点が大学生の学力についてただ嘆くだけの先生たちとの間にある決定的な違ひではないかと感じると著者は云ふが、その違ひの原因はどこにあるのかははっきりとは書かれてゐない。その違ひの原因が、目的意識を強く抱いて入学してくる特殊な大学にあるのなら、昔からある目的意識の希薄な学生の入ってくる大学・学部では希望を抱けないことになってしまふ。やはりどの大学のどの学部でも学生は「教はりたい」と思ってゐると信じたい。さうでなければ、もはや大学に希望はなくなってしまふから。大学はその気持ちに応へる内容を提供しなければならないし、その方法を探らなくてはならないのは当然である。著者が冒頭から主張してゐる「方法」を教へるといふことは、実は今の大学で最も難しいことのやうに思へる。自分で表現する方法であるかも知れないし、自分で勉強する方法かも知れない。方法を学ぶといふのは、その成果がすぐには見えないので、不安である。勉強に限らず世の中が明日役立つ今日の結果を求める時代になってゐるので、一生役立つ方法を身に付けるといふことへの動機付けが難しい。
 誰にでもすぐに役立つ内容ではないとは思ふが、教はる方にとっても、教へる方にとっても、この本を読む意味は大きい。

 Amazon.co.jpから、加藤直樹『数理計画法』(2800円+税/コロナ社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、天谷賢治『工学のための最適化手法入門(1600円+税/数理工学社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、relife+ vol.3 (別冊・住まいの設計 168)が届く。今私が求めてゐるものはこの本にはなかったやうだが、それが判っただけでも意味があるし、今後のために手元に置いておきたい本である。線形計画法などは、理学部の研究分野ではあまり馴染みがないので、よく知らなかったのだ。

 AppleにAirMac Express ベースステーションを、楽天ヒットラインにアルテックランシング Expressionist Bass 2.2 Whiteを、註文。AirMacの無線LANを拡張して、別の部屋でも音楽を聴かうといふ魂胆である。

 日本経済新聞の電子版を申し込んだ。前にどうも見づらいと云ってゐたのだが、電子版を購入してログインしたら表示画面が前とちょっと変はって、読みやすくなった。はやく云って欲しいものだ、さういふ大事なことは。


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