4月30日(月)

 乾石智子『魔道師の月』(東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]読了。魔法使ひたちの闇との戦ひ(といふわけでもないか)。過去の戦ひを体験した登場人物が新たな視点で旧い敵と戦ふ話である。前の巻よりも、文字や書物の活躍が印象に残らないのだが、よくよく考へてみれば呪文を記した本は結構重要な役割を果たすのであった。

 村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を少し読み進める。「やみくろ」は魚臭いらしい。やはり「やみくろ」は村上春樹の考へるラヴクラフト的な闇なのかも知れないと思った。何しろ魚臭いのだから。

 壁際の隙間に書棚を増設したわけだが、どうしてわざわざここを空けてゐたのか何となく判ってきた。カーテンと壁の隙間から陽の光が差し込むのだ。この窓は北側なのだが、少し東向きに傾いてゐて、夏は朝日が少し差し込むのである。本の背が日に焼けてしまふではないか。仕方がない、遮光カーテンを買はう。もともと書斎の書棚には遮光カーテンが掛かってゐたのだ。それを今は廊下側の書棚に掛けてゐる。廊下の書棚はもっと背が高くて220 cmくらゐある。書斎の書棚は178 cmである。だから、廊下の書棚には寸足らずなカーテンが掛かってゐて甚だ不愉快な状態だったといふことで、その状況を改めようと220 cmの遮光カーテンを購入してそちらにかけて、外した遮光カーテンを書斎の書棚に掛けることにしよう。いろいろ探して、nissenの遮光カーテンに註文したのだが、思ひの外高くなって一万円を超えてしまった。届くのは五月中旬になるらしい。

 四月も今日で終はりである。今月は本の購入数が少し増えてしまった。来月は抑へよう。電子化数は購入数を上回ってゐるので、物理的な書籍量は順調に減ってゐるはず。書棚も少しとはいへ増えたので、棚に余裕が出てくるはずなのに、全然余裕が感じられないのはもはや超常現象としか思へない。


4月29日(日)

 IKEA港北へ行って本棚を買った。配送を頼んで帰ってきたので品物が届くのは5日午後。今日は始発のバスに乗れなかったり、高速道路で事故があって渋滞したりで、予定より大幅に遅れて到着。本棚を購入と云っても実質的にはBilly一つといふところが情けない。詳細は何れ別館の方で。

 満員で乗れなかった始発を見送って次のバスを待つ間、村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読む。ポケットに入れておいたKindleで。真夏になると上着を着なくなるので、内ポケットにいつも入れておくといふわけにはいかないのが残念。話をすっかり忘れてゐるので、結構どきどきしながら読める。こんな話だったのか。この頃の作品の方が今のよりも私にとっては面白い。

 帰宅後、パンを焼き、食虫植物の植ゑ変へをした。今年はなかなか芽が伸びてこないのだが、大丈夫だらうか。

 夜になって本棚が一つ到着。IKEAではなく、オーダー収納スタイルで註文したもの。幅34 cmの小さなものである。もうそれしか壁が残ってゐなかったのだ。高さは178 cmで奥行きは19 cm。送料等も含めて9600円である。自分で板を買って作るよりも多分安い。

 もっと本を並べてもっと本を読みたい。


4月28日(土)

 天気が良かったので仕事から歩いて帰宅。靖国通りを駿河台下から西へ。市谷で外堀通りへ。迎賓館の西側を回るように南下して青山一丁目駅のところで青山通りへ。渋谷へ向って歩いて青山学院大を過ぎたところで左に曲って並木橋で線路を越えて代官山へ。旧山手通り、駒沢通り、山手通りと進んで帰宅。約二時間。暑すぎた。冬ならもう少し早く歩けるかも。以前二度ほど歩いた皇居の南側を廻る道よりも早い。ときどき歩いてもいいかなと思ふほどであるが、問題は歩いて帰ると本を全く読めないこと。本を買ひながら歩くといふ手もあるのだが、なぜか私は歩き始めるとそれを中断するのが嫌になってしまふのである。

 歩きながら本を読む方法はないものか。

 今日は一昨日届いたPortusを使ってiPodTouchで位置を確認しながら歩いたので全然道に迷はずに済んだ。一時間半ほどWiFiルータ機能をOnにして歩いてゐたら、「長時間ルータ機能を使ってゐるが熱くなってゐないかね、注意したまへ」といふ警告文が出てきた。そんなに熱くなるのか。

 Ubuntu 12.04が出てゐたので、このサーバーもアップグレード。するとMySQLが起動しなくなり狼狽へる。かなり強烈に狼狽へた。本当に狼狽へた。どうやらmy.cnfにutf8を指定する一行を書き加へてゐるのだが、MySQL 5.5では書き方が変はったらしいといふことが判明するまでに一時間以上を要した。古い書き方だとエラーが出てしまふのである。この件については別館の方で詳しく報告するつもり。

 といふことで今日はあまり本が読めず、明日は本棚を買ひにいく予定。


4月27日(金)

 乾石智子『魔道師の月』(東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]は半分を越える。前作と同様、過去の英雄の人生を夢で生き直して、現在の危機に向かひ合ふ。残念ながら書物はそんなにたくさん登場しない、少なくとも今のところは。

 紀伊國屋書店から、パスカル・メルシエ『リスボンへの夜行列車』(浅井晶子訳/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、マーカス・ウォールセン『バイオパンク DIY科学者たちのDNAハック!』(矢野真千子訳/NHK出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、金井美恵子『ピ-ス・オブ・ケ-キとトゥワイス・ト-ルド・テ-ルズ』(新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届く。金井美恵子は最初の数ページを少し捲っただできどきどきしてしまふ。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●大修館書店月刊「言語」編集部『「言語」セレクション 第1巻』(大修館書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●大修館書店月刊「言語」編集部『「言語」セレクション 第2巻』(大修館書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●大修館書店月刊「言語」編集部『「言語」セレクション 第3巻』(大修館書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●デイヴィッド・バーリンスキ『史上最大の発明アルゴリズム』(林大訳/ハヤカワ文庫NF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
 言語セレクションは、一昨年に終はってしまった月刊誌「言語」から収録論文を選んだもの。二十年近く購読してゐたが、どうにも置き場がなくて昨年処分してしまったのだった。

 今日の電子化本。
◆建築資料研究社出版部『リフォームハンドブック〈2009〉』(建築資料研究社/2008年)
 今住んでゐるところに引越してくるときに参考にした本。ときどきぱらぱらページを捲るだけで楽しいが、多分もう二度とぱらぱらしない予感がする。


4月26日(木)

 今日は、先日註文したPORTUS WX02SがWillcomから届いた。その設定やら確認やらで本を読んだり買ったりする時間がなくなってしまった。WiFiルータとしての動作を確認。電話とメールは、通販の機種変更なので27日の2時にならないと使へないやうだ。
 これで、いつでもどこでも本を買ったり本を検索したり本を読んだりできるといふことか。調べものをしながら原稿を書くことだってできるかも知れない。私は外で仕事をするのは嫌ひだからしないと思ふが。

 今日も早く寝る。


4月25日(水)

 SFマガジン6月号[Amazon.co.jp]をぱらぱらと捲って、酒井昭伸「クライトンな日々」を楽しんだあと、書評を読んで紀伊國屋書店に本を註文。
●パスカル・メルシエ『リスボンへの夜行列車』(浅井晶子訳/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●マーカス・ウォールセン『バイオパンク DIY科学者たちのDNAハック!』(矢野真千子訳/NHK出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●金井美恵子『ピ-ス・オブ・ケ-キとトゥワイス・ト-ルド・テ-ルズ』(新潮社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
 金井美恵子は今月のSFMの書評とは関係ないが。

 今日の電子化本。
◆高橋雅子『ゆっくり発酵バゲット&リュス』(PARCO出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
 昨日届いた本をもう電子化。でも、これでまたパンを焼くからいいのだ。

 乾石智子『魔道師の月』(東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読みながら出勤。一日80ページは遅すぎる。

 眠くて倒れさうなので、寝る。


4月24日(火)

 紀伊國屋書店から、J・L・ボルヘス『汚辱の世界史』(中村健二訳/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、ハーバート・ジョージ・ウェルズ『タイムマシン』(池央耿訳/光文社古典新訳文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、都筑道夫『黄色い部屋はいかに改装されたか?』(フリースタイル)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、木村榮一『翻訳に遊ぶ』(岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、高橋雅子『ゆっくり発酵バゲット&リュス』(PARCO出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届く。
 パンの本を見て、私のバタールもそんなに悪くないのかも知れないと思ってみたり。

 楽天ブックスから、レーオ・ペルッツ『第三の魔弾』(国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届いた。本当にまだ新刊書として買へるのだ。これから少しづつ註文してゆっくり揃へていってみようか。

 SFマガジン6月号[Amazon.co.jp]をご恵贈賜りました。ありがたうございました。ハヤカワSFシリーズJコレクション創刊十年記念特集。

 乾石智子『魔道師の月』(東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]をご恵贈賜りました。ありがたうございました。これは、『夜の写本師』と同じ世界の作品だが、直接の続篇ではないからあまり気にせず読めるらしい。読んでみようか。


4月23日(月)

 電車の中で強い眠気に襲はれて意識を失ひさうになって読書が捗らない。

 翻訳ミステリー大賞シンジケートの「月替わり翻訳者エッセイ」が今月は西崎憲さんなのだが、第4回はこれから初回したい作品といふことで、具体的な作品名や作家名が出てきて実に楽しい。参考画像では関連図書の写真がたくさん掲載されていて、これもまた楽しい。かういふ本の姿を見ていると、自分でも次々に本を買ひたくなってしまふものである。
 そこで「ステラ・ベンスンの長篇……『寂しい暮らし』はホープ・マーリーズの『霧の都』と並ぶ名品である」と紹介されてゐるLiving Aloneのことを私は知らなかった。『霧の都』と並ぶ作品といふものをこのまま羨ましいといふだけで見過ごすことはできない。古書店で探してみようかと思ったら、Amazon.comでの価格は$0.00であった。今は何かと資金不足なのでこれをダウンロードした。もちろん、まだ一ページも読んでゐない。

 今日の電子化本。
◆田中稔『分析化学演習』(三共出版/1993年)
 講義用の本。面白くはない。


4月22日(日)

 連休中に増設する本棚の選定作業に入る肌寒い日曜日。前にIKEAで買はうと思ってゐた30 cm幅の棚の暗い色がなくなってしまってゐるのか、勘違ひしてゐたのか、目的に適ふ書棚がないことに気がついたので、オーダー収納スタイルといふところに一つ註文。残りは来週末にIKEAに行って購入しよう。
 引越したら書棚は全部入れ替へてしっかりしたものにしたいと思ってゐたが、そんな金があるわけでもなく、結局古い書棚を集めて増築に継ぐ増築で辻褄を合はせることになってしまってゐる。

 仕事は捗らずフランス大統領選挙の結果が気になる。


4月21日(土)

 Lucy Arlington Buried in a Book (Berkley, 2012) [Amazon.com]を読みながら出勤したら、熱中しすぎて電車を降りる駅に気がつかなかった。予定より一つ先の駅で降りて出勤。そこまで面白い訳でもないのだが。

 Amazon.comでKindle本を購入。
○Jan Koolman & K. Röhm Color Atlas of Biochemistryz (TFL, 2004) [Amazon.com]
 高解像版などといふものがあることを初めて知った。そして、ファイルをダウンロードする機器を指定する意味が初めて判った。
 これが27ドルで買へるのは嬉しい。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●J・L・ボルヘス『汚辱の世界史』(中村健二訳/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●ハーバート・ジョージ・ウェルズ『タイムマシン』(池央耿訳/光文社古典新訳文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●都筑道夫『黄色い部屋はいかに改装されたか?』(フリースタイル)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●木村榮一『翻訳に遊ぶ』(岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●高橋雅子『ゆっくり発酵バゲット&リュス』(PARCO出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
 またパンの本を買ってしまった。やれやれ。


4月20日(金)

 ウィルコムのPORTUSの予約註文が始まったので、早速ウィルコムストアで註文手続をした。ウィルコムのオンラインショップで機種変更の註文をしたのは初めて。店頭では古い機種の処分を頼めるわけだが、新機種が送られて来るだけだから自分で処分を考へなければならない。ウィルコムに持っていったら処分してくれるのだらうか。
 この機種は電話とメール以外の機能はほとんどなくて、その代わりにWi-Fiルータの機能がある。といふより寧ろおまけで電話とメールが使えるWi-Fiルータと云った方がいいやうな機種である。私は滅多に電話を使はないので、これで十分だらう。カメラもついてゐないが、iPod Touchで撮ればいい。面白い機種である。

 今日の電子化本。
◆姫野貞之『溶液内イオン平衡に基づく分析化学』(化学同人/2009年)
◆田中孝文『Rによる時系列分析入門』(シーエーピー出版/2008年)
 これで、スキャンしてpdf化した本の数は、日本語894、英語104、ドイツ語6冊になって、合計で千冊を越えたはずである。不思議なことに千冊が消えたのに、書棚の空き容量が全然増えないのはどういふことだらうか。何か超自然的な現象が起こってゐるのだらうか。もっともっと本を切ってスキャンしよう。紙を束ねたこれは一体何といふ名前で、何に使ふものなのかと、年老いて惚けたときに質問して周囲を驚き呆れ悲しませたい。

 サカタのタネから朝顔三種の種が届いた。浜の吹雪、暁の紅、暁の海である。連休中に蒔くことにしようか。今年は数咲き作りに挑戦してみる(毎年挑戦だけはしてゐるが)。


4月19日(木)

 HTML5って何がそんなにいいのかと思って、Using the HTML5 Filesystem APIをSafaribooksonlineのトークンでダウンロードしてみた。まだ読んでゐない。ついでに、HTML5 CookbookをSafaribooksonlineのMySafariに入れてみた。でも、今日はもう眠くてとても読めない。

 かういふとき、昔ならつい読みもしない関係図書を購入してゐたのだが、今はSafaribooksonlineのMySafariに入れれば満足できるし、どうしてもといふときでもトークンがあればそれでダウンロードできるから出費が少なくて助かる。まあ、年に450ドルくらい払ってゐるわけだが、それでも出費は減らせてゐると思ふ。

 何がそんなにいいのかといっても、このサイトはすでにHTML5の書式で書いてゐるのだ。だから全然知らないわけでもない。かういふ単純なサイトの場合、HTML5にしたからといって何かが大きく変はるわけでもないといふことを知ってしまってゐる。

 今日の電子化本。
Sequence Analysis in a Nutshell (O'Reilly, 2003)
◆Martha Davis Scientific Papers and Presentations (Academic Press, 2004)
◆松尾洋『バイオプログラミング―バイオインフォマティクス演習』(オーム社)/2005年)
◆立屋敷哲『演習 溶液の化学と濃度計算―実験・実習の基礎』(丸善)/2004年)
◆B.エヴェリット『RとS-PLUSによる多変量解析』(シュプリンガー・ジャパン株式会社)/2007年)
◆奥村学『自然言語処理の基礎』(コロナ社)/2010年)
 明日には、日本語本英語本を合はせて千冊電子化作業をしたことになる予定。


4月18日(水)

 ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳』(新潮文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]のページを捲ってみたら何だか活字が妙に大きく感じられた。これはKindleに入れるべきだと思って早速スキャン。pdf化してKindleへ。字の大きさもちゃうどよく読みやすい。といふわけで、読み終はってしまった。脳卒中から恢復した脳科学者の話。記憶や能力が失はれていく過程を詳細に記してゐるところに感心する。ただ、脳が語りかけてくるとか物語作家とかいふのはどうもよく判らない。なったことないからか。
 一度、文字が何なのかも忘れてしまった人が、ゼロから学び直せるのならが、どうして脳に損傷を受けてゐない私が新たな外国語を学べないなどということがあらうか。

 国書刊行会に世界幻想文学大系といふ叢書がある。一九七六年から一九八六年まで刊行された。だから、二六年前までといふことにならうか。もう四半世紀を越え、今の殆どの大学生は生まれてゐないときの話である。これの中に新刊書店で註文できるものもある。意外に多いのである。早速、試しに楽天ブックスに註文した。
●レーオ・ペルッツ『第三の魔弾』(国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
 本当に届くだらうか。楽しみである。

 今日の電子化本。
◆アラン・グラフェン『一般線形モデルによる生物科学のための現代統計学』(共立出版/2007年)
◆村上春樹『アンダーグラウンド』(講談社文庫/1999年)
◆ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳: 脳科学者の脳が壊れたとき』(新潮文庫/2012年)  今日は眠いのでこれで。


4月17日(火)

 丸善お茶の水店で本を購入。
●内山昭一『昆虫食入門』(平凡社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●ジル・ボルト・テイラー『奇跡の脳』(新潮文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
 昆虫食の本は巻頭のカラーページがすごい。虫ミックスピザに虫寿司、そしてボクトウガの茶碗蒸し。蝗くらゐなら食べられるけど、芋虫系はちょっと無理かも。

 今日の電子化本。
◆RaymondChang『生命科学系のための物理化学』(東京化学同人/2006年)

今日はもう疲れて意識を保つのも難しいのでもう寝る。


4月16日(月)

 Jo WaltonのAmong Othersの評判がいい。私も一冊買った。しかし、もはや英語のハードカバーを読む気にならないのだ。Kindleで読みたい。ところが、Torは日本にはKindle版を売らうとしない。どういふわけか売らうとしない。日本の読者が金を出して買ひたいといっても売らない。どういふ料簡かは全く判らないが、とにかく売らないのだ。
 ならばどこか別の本屋で売ってゐないか。さう思って検索したらあった。Diesel eBook Storeである。ここでePub版を売ってゐるのだ。早速会員登録を済ませ、購入手続を進めたところ、最後の最後にお前の国には売らないと云はれた。早く云ってくれないか、さういふことは。

 今日の電子化本。
『Rによる医療統計学』(丸善/2007年)
◆村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス(上)』(講談社文庫/2004年)
◆村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス(下)』(講談社文庫/2004年)
 村上春樹はpdf化後、トリミングしてOCR処理して軽量化して、Kindleに入れた。読みやすさう。ちなみに、『ダンス・ダンス・ダンス』には「やれやれ」が少なくとも28回登場する。かなり多い。こんなやれやれの数など数へてゐる場合ではない。そんなことをしてゐると羊に喰はれてしまふ。やれやれ。


4月15日(日)

 Kindleに上手い具合に収まった村上春樹『羊をめぐる冒険』を最後まで読んでしまった。読み返すのは25年ぶりくらゐ。こんな話だったか。本当に? とかなり驚く結末だった。主人公が飛行機の中で煙草を吸ふところで、あれから随分時間が経ったのだと実感した。

 このままKindleで『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』も読んでしまはうか。

 Lucy Arlington Buried in a Book (Berkley, 2012) [Amazon.com]も少し読む。殺人事件が起こって捜査が始まった。

 春の種蒔きを少しした。朝顔の種を探すと大輪種がほとんどないことに気がついた。白色系が二袋あるだけ。困ったなと思って、暁の雪を蒔いたが納得できない。心を決めて、サカタのタネに「暁の紅」「暁の海」「浜の吹雪」を各一袋註文した。「暁の紫」が品切れなのが残念だった。

 芽が伸びてきて花も咲き始めたブルーベリーに肥料をやらうと思ったら、土壌の酸性化を防ぐ効果があると書いてあって、酸性土を好むブルーベリーには向かないじゃないかと思って、ブルーベリー用の肥料をAmazon.co.jpに註文してみた。

 目黒にある寄生虫館に行った。


4月14日(土)

 ブックオフオンラインから、村上春樹『アンダーグラウンド』(講談社文庫/1999年)、村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス 上』(講談社文庫/2004年)、村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス 下』(講談社文庫/2004年)が届く。
『アンダーグラウンド』の最終章を読んで、「なにも単純にオウム真理教団がラブクラフト的に邪悪な「やみくろ」の群だと言っているわけではない」等といってゐる箇所を確認。村上春樹は自著の「やみくろ」にラヴクラフト的な恐れを感じてゐたのだらうか。だとすると、私のラヴクラフトらしさとはずいぶん違ふところに「らしさ」を感じてゐるやうだ。興味深い。

 Kindleに上手い具合に収まった『羊をめぐる冒険』を眺めてゐたら、つい読んでしまって今下巻の七分の一くらゐのところ。どうしてこれを面白く感じるのだらうかと不思議な感覚を抱いて帰宅。

 今日の電子化本。
◆大江健三郎『ピンチランナー調書』(新潮文庫/1982年)
◆大塚英志『神話の練習帳』(キネマ旬報社/2011年)
◆鎌谷直之『実感と納得の統計学』(羊土社/2006年)
 あまりにもばらばらな3冊。

とにかく眠くて意識が途切れるので寝る。


4月14日(日)

 ゲイル・キャリガー『アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う』(川野靖子訳/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]読了。四巻目ともなると、登場人物たちもすっかりこちらの頭に馴染んできて軽快な展開に心地よく身を任せられる。若い頃私はさういふ心地よさを怠惰な楽しみだと思って嫌ってゐたのだが、今ではその心地よさに思ふ存分浸って何ら恥じることもない。この楽しいシリーズも次巻で完結する。主人公と人狼の子供も産まれて次の巻ではいろいろな過去の秘密が解き明かされるらしい。

 今日の電子化本。
◆村上春樹『ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編』(新潮文庫/1997年)
◆村上春樹『ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編』(新潮文庫/1997年)
◆村上春樹『ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編』(新潮文庫/1997年)
 ねじまき鳥全三巻だが、よく見ると第二部だけ活字が大きい。どうしたのかと思ってよくよく見れば、第二巻だけ「改版」といふ文字が奥付にあるではないか。改版前後が混ざってしまったやうだ。スキャン画像をpdfファイルにしてKindleで読むには改版後の大きな活字の方が読みやすい。この本は刊行意にハードカバーで買ってはゐたものの、何となく面白くなくて途中で止めてしまったのだった。Kindleに入ってゐると読めるやうな気がしてくる。実際、Kindleに入ってやうやく読めた本もある。ふざけてゐるわけではなく、本当にさう思ってゐる。

 今日発表されたウィルコムのPORTUSが気になる。PHS回線で通話ができて、それだけではなくWiFiルーターとしても機能するといふ。通話もできるルータと云った方が判りやすいか。私は電話が大嫌ひで、一年間の通話時間が30分くらゐしかないので、たまに通話しようと思へばできるWiFiルータくらゐがちゃうどいい。


4月12日(木)

 またブックオフオンラインで本を買ってしまった。二冊目だから許してもらはう。いや、『アンダーグラウンド』は持ってゐなかったかも。
●村上春樹『アンダーグラウンド』(講談社文庫/1999年)
●村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス 上』(講談社文庫/2004年)
●村上春樹『ダンス・ダンス・ダンス 下』(講談社文庫/2004年)
 全部村上春樹。

 今日の電子化本。
◆村上春樹『羊をめぐる冒険 上』(講談社文庫/2004年)
◆村上春樹『羊をめぐる冒険 下』(講談社文庫/2004年)
 全部村上春樹。

 何だか今日はよほど村上春樹が好きな人が書いてゐるやうに見えてしまふ。まあ、見えても構はないが。

『羊をめぐる冒険』はとりあへずトリミングして軽量化してから、Kindleに入れた。OCRでテキスト認識をして抽出した文字でテキストファイルを作ったが、認識の誤りが多くてがっかりする。

 Apple VGA Adapterを買ってみた。iPadの画面をプロジェクターで映せるかどうか確認しなければ。


4月11日(水)

 紀伊國屋書店から、イタロ・カルヴィーノ『なぜ古典を読むのか』(須賀敦子訳/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、イアン・マクドナルド『サイバラバ-ド・デイズ』(下楠昌哉・中村仁美訳/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、エリン・モーゲンスターン『夜のサ-カス』(宇佐川晶子訳/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、八木谷涼子『なんでもわかるキリスト教大事典』(朝日文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届く。『夜のサ-カス』はあとがきが短いのが物足りない。原書を読んでゐるから、あとがきしか読まないのに。残念。『なんでもわかるキリスト教大事典』はスキャンしてしまはうかと思ったが、ちょっと迷ってゐるところ。

 ブックオフオンラインから、村上春樹『ねじまき鳥クロニクル第1部 泥棒かささぎ編』(新潮文庫)、『ねじまき鳥クロニクル第2部 予言する鳥編』(新潮文庫)、『ねじまき鳥クロニクル第3部 鳥刺し男編』(新潮文庫)村上春樹『羊をめぐる冒険 上・下』(新潮文庫)、ジョー・ウォルトン『ドラゴンがいっぱい! アゴールニン家の遺産相続奮闘記』(和爾桃子訳/ハヤカワ文庫FT)、ロバート・ジョーダン『竜神飛翔2 狼の誓い』(斉藤伯好・月岡小穂訳/ハヤカワ文庫FT)が届く。村上春樹のは明日からスキャンして順次pdf化してしまはう。ハヤカワ文庫FTはこれで全部揃ったと思ふ。買ひ逃した本がブックオフでしか見つからなかったのは残念。

 ブックオフの登録住所が間違ってゐたのに、ちゃんと荷物が届けられ、配達の人は登録住所を訂正しておくやうに忠告してくれた(らしい)。

 今日は眠いのでこれで。


4月10日(火)

 ゲイル・キャリガー『アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う』(川野靖子訳/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を手に取って出勤。いつもの雰囲気で始まる。100ページまで進む。この調子で進むと五日目に読み終はることになる。遅すぎないか、これでは。

 久しぶりに紙の本を持って出勤したわけだが、ページを捲るときは両手を使わなくてはならないので面倒臭いと思った。Kindleなら片手でページを送れるのに。

 村上春樹の『風の歌を聴け』と『1973年のピンボール』のスキャンpdfをOCR処理してみたが、縦書きは誤認識が多くてなかなか難しい。カタカナの長音記号がひどい。


4月9日(月)

 Scott Westerfeld Goliath読了。少年と少女の冒険と恋は穏やかに終はるのである。生きてゐる飛行船で世界を一周しながらの冒険なので面白い。日本にも立ち寄る。生物主義者と機械主義者の両方を貪欲に取り込んで活用している国として描かれてゐるのは興味深い。主人公たちが饂飩を食べたりする。なかなか楽しく読める三部作である。邦訳が出るのも遠くないから詳しく内容を書くのは止めておかう(というより、いつも詳しくは書かないのだが。面倒臭いので)。

 不本意ながらブックオフに本を註文。新刊書で買へる本は新刊書店で購入することにしてゐる。古本屋などで購入すると著者や出版社に利益をもたらすことがなく、継続的な出版活動を促すことができないから。今回は村上春樹の初期作品や「ねじまき鳥」にちょっと関心を抱いた訳があるのだが、これらの作品はすでにハードカバーで購入済みなので、許してもらふことにした。二冊目三冊目はいいだらう。それに、あんなに売れてゐるんだし(さういふ問題ではないことは判ってゐるが)。最後のハヤカワ文庫FTは、買ったつもりになってゐて、書棚を確認したら番号が抜けてゐるのを去年発見し驚愕した二冊。もう一冊抜けてゐるのに気がついたのは新刊書店で購入できなかったのだが、この二冊はどうしても手に入らなかったので、やむを得ず。申し訳ない。でも、ないのだから仕方がない。ドラゴンの方はハードカバーでは購入してゐるのだ。申し訳ない。
◆村上春樹『ねじまき鳥クロニクル第1部 泥棒かささぎ編』(新潮文庫)
◆村上春樹『ねじまき鳥クロニクル第2部 予言する鳥編』(新潮文庫)
◆村上春樹『ねじまき鳥クロニクル第3部 鳥刺し男編』(新潮文庫)
◆村上春樹『羊をめぐる冒険 上』(新潮文庫)
◆村上春樹『羊をめぐる冒険 下』(新潮文庫)
◆ジョー・ウォルトン『ドラゴンがいっぱい! アゴールニン家の遺産相続奮闘記』(和爾桃子訳/ハヤカワ文庫FT)
◆ロバート・ジョーダン『竜神飛翔2 狼の誓い』(斉藤伯好・月岡小穂訳/ハヤカワ文庫FT)

 ゲイル・キャリガー『アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う』(川野靖子訳/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]ご恵贈賜りました。ありがたうございました。

 ロビン・ホブ『仮面の貴族1〜3』(鍛冶靖子訳/創元推理文庫)1:[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]/2:[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]/3:[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]ご恵贈賜りました。ありがたうございました。〈道化の使命〉第二部。
 シリーズ第二作である。さういへば道化の出てくるファンタジイを読んだことがある。やうやくそこまで思ひ出したが、どんな話だったか……。

 今日の電子化本。
◆金明哲『テキストデータの統計科学入門』(岩波書店/2009年)
◆奥村学『自然言語処理の基礎』(コロナ社/2010年)
 自然言語処理関係の本二冊。前者は刊行時に買ったもの。後者は先日買ったもの。
『レイアウトアイデア見本帳』(MDN/2003年)


4月8日(日)

 Scott Westerfeld Goliathは、残り9%。

 春の種蒔きをしようかと思ったが、寒かったのでやめた。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●イタロ・カルヴィーノ『なぜ古典を読むのか』(須賀敦子訳/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●イアン・マクドナルド『サイバラバ-ド・デイズ』(下楠昌哉・中村仁美訳/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●エリン・モーゲンスターン『夜のサ-カス』(宇佐川晶子訳/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●八木谷涼子『なんでもわかるキリスト教大事典』(朝日文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
『サイバラバ-ド・デイズ』は、ハヤカワ・SF・シリーズの最新刊。『夜のサ-カス』は去年原書で読んでゐるけれども一応買っておかう。『なんでもわかるキリスト教大事典』は以前新潮OH!文庫から出てゐた『紙って役立つキリスト教大研究』の増補改訂版。紙で置いておくか、スキャンして検索できるやうにしておくか悩むところ。


4月7日(土)

 嫌なことがあったので、不貞腐れて本を註文して寝る。

 Amazon.comでKindle本。
○Roff Introduction to Computer-Intensive Methods of Data Analysis in Biology (Cambridge University Press, 2007) [Amazon.com]

 紀伊國屋書店から、まついあけみ『変化朝顔の世界』(八坂書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。朝顔の写真集ではなく画集である。解説も詳しい。それにしても、針葉牡丹とか流星獅子牡丹などはもはや朝顔とは思へない形である。変化朝顔は写真や絵を眺めるだけにして、自分で育てることは多分ないだらう。

 今日の電子化本。
◆阿久津達也『バイオインフォマティクスの数理とアルゴリズム』(共立出版/2007年)


4月6日(金)

 紀伊國屋書店から、『Rで学ぶデ-タサイエンス 4』(共立出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、『朝顔百科 アサガオの栽培・仕立てから園芸文化史まで』(誠文堂新光社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、奥村学『自然言語処理の基礎』(コロナ社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届く。
 今回、一番楽しみにしてゐるたのは朝顔の本。朝顔の花の種類、栽培方法など、いろいろ詳しいので、写真を見てゐるだけで育てたくなってくる。あまりいつまでも見てゐると朝顔熱が再発しさうなので、我慢して本を閉じた。素晴らしい、3800円の価値はある。

 また円高になってきて不愉快なので、Amazon.comで本を購入。Kindle本。
○Eowyn Ivey The Snow Child (Reagan Arthur Books, 2012) [Amazon.com, Amazon.co.jp, 紀伊國屋]
 しかし、どうしてこの本を買ふべきなのかはよく判らない。二カ月ほど前の自分のメモに買へと書いてあるから。で、そのときは$9.99だったのに、今は$11.99になってゐるのだ。それもまた不愉快である。

 Scott Westerfeld Goliathを読みながら通勤。残り28%。

 今日の電子化本。
◆大村じゅん『イギリス英語の秘かな愉しみ』(ワニブックスPLUS新書/2011年)
◆丸谷才一『ゴシップ的日本語論』(文藝春秋/2004年)
PHP PEAR (Galileo Computing, 2005)
 Pearの本は800ページくらゐある分厚い本。ほとんど使ってゐなかったのだが、ふと久しぶりに開いてみたら、褐色化し始めてゐたのでスキャンしてpdf化してこれ以上変色しないやうにした。


4月5日(木)

 苛々しながら待ってゐた通知が来なかったので本を註文してしまった。紀伊國屋書店に。
○Richard E. Neapolitan Probabilistic Methods for Bioinformatics: with an Introduction to Bayesian Networks (Morgan Kaufmann, 2009) [Amazon.com]
○Lucy Arlington Buried in a Book (Berkley, 2012) [Amazon.com]
●まついあけみ『変化朝顔の世界』(八坂書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 バイオインフォマティクスの本と、本が出てくるミステリと、朝顔本。もう少し暖かくなったら朝顔の種を蒔く季節である。

『シェイクスピア大全』(新潮社)といふCDがある。シェイクスピア作品の原文と複数の邦訳が収録されてゐる。シェイクスピア作品の引用箇所などを検証するときに実にべんりである。毎日使ふやうなものではないが、いつか必ず使ふ日が来る。ところが、これに収録されているファイルをMacOSX 10.7では開けなくなってしまったのだった。数日前に出たT-Time 1.0 β2を使ってみても最初はうまくいかなかった。個々の作品のファイルは開けるのだが、最初の(トップの)ファイルは開けない。これは困ったと思ってゐたのだが、ふとファイルを全部CDからハードディスクにコピーしてからもうもう一度ファイルを開いてみれば問題なく開けることが判った。これで、安心して『シェイクスピア』を使へる。

 今日の電子化本。
◆平山輝男『福岡県のことば』(明治書院/1997年)
◆豊田秀樹『マルコフ連鎖モンテカルロ法』(朝倉書店/2008年)
 福岡県に住んでゐたときに福岡県の言葉の本を買ってみた。全国の県の本が欲しくなったが、資金不足で福岡のしか買へなかった。


4月4日(水)

 紀伊國屋書店に本を註文。
『Rで学ぶデ-タサイエンス 4』(共立出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
『朝顔百科 アサガオの栽培・仕立てから園芸文化史まで』(誠文堂新光社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●奥村学『自然言語処理の基礎』(コロナ社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
 ちょっとがっかりすることがあったので、気分を高揚させようと本を註文してみたが、心は晴れなかった。朝顔の本が楽しみ。もう少し暖かくなったら朝顔の種を蒔かう。

 今日の電子化本。
◆A・ポランスキ『バイオインフォマティクス』(シュプリンガー/2010年)
『住まいの収納300の知恵』(ニューハウス出版/2004年)
 住まいの〜は、収納に関する本だが、書棚のこともいろいろ入ってゐる。この手の収納の本はつい買ってしまふ。「増え続ける本もかうやってすっきし整理!」といったやうな記事があるともう我慢できないわけである。ただ、さうやって紹介される素敵な書棚は眺めてゐる分にはいいものの、「こんな量なら最初から困らないよ!」と叫びたくなる程度の本しかないので、自分の部屋作りの参考には残念ながらならないのがほとんどであった。


4月3日(火)

 Scott Westerfeld Goliathを読みながら嵐の中を帰宅。ちょうど飛行船が嵐の中を進んで行く場面なのでちょうどよかったのかも。やうやく半分。

 昨日註文したSharon Shinn The Shape of Desire (Ace) [Amazon.com]が発売日になってKindleに降りてきたが、表紙画像がないのはどういふことか。そんな大事なものが入ってゐないとは! CalibreでePubに変換して自分で表紙画像を入れ替へようと思ったが、今日は時間がないのでまたそのうち。

 今日の電子化本。
◆児島将康『科研費獲得の方法とコツ 改訂第2版』(羊土社/2011年)
◆R. H. Baayen Analyzing Linguistic Data: A Practical Introduction to Statistics using R (Cambridge University Press/2008)

 三省堂 Web Dictionary のスマートフォン対応サイトが出来て、iPodTouchでも使ひやすくなった。使ふかどうかは判らないが。そして、今日はiPod Touch版Safariでユーザ名/パスワードを覚えさせる方法を知った。


4月2日(月)

 紀伊國屋書店から、丹下和彦『食べるギリシア人 古典文学グルメ紀行』(岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、児島将康『科研費獲得の方法とコツ』(羊土社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、岸本佐知子編『居心地の悪い部屋』(角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、マイケル・J・サリヴァン『王都の二人組』(矢口悟/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、ジョージ・R・R・マーティン『七王国の玉座 上』(岡部宏之訳/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、ジョージ・R・R・マーティン『七王国の玉座 下』(岡部宏之訳/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]が届く。科研費の本は明日にはpdfになってゐさうな予感。マーティンは分厚い。

 今日の電子化本。
◆岩崎学『統計的データ解析のための数値計算法入門』(朝倉書店/2004年)
 ハードカバーも躊躇ふことなく切ってしまふ8。

 Scott Westerfeld Goliathを読み続ける。43%くらゐ。豊田佐吉がでてきた。日本は和洋の様式の混在するところとして紹介されてゐる。同時に、機械派と改変生物派の融合した技術を発達させてゐる国として登場する。確かに日本人ならやりかねない。


4月1日(日)

 Locus4月号電子版が届いたのでぱらぱらと捲ってゐると、シャロン・シンの新刊の広告が目に入った。『魔法使いとリリス』(ハヤカワ文庫FT)のシャロン・シンである。The Shape of Desireという題名で、Shifting Circleというシリーズの第一巻であるやうだ。Shape-shifterといふのが出てきて、動物の体になれるやうなのだが、The Shape-changer's Wifeとは直接関係はなささう。でも、註文してしまった。
○Sharon Shinn The Shape of Desire (Ace) [Amazon.com]
 336ページしかないので、読めるかも知れない。

 ジャパンナレッジの契約更新手続きに関するメールが来た。例年はそのまま更新するだけなのだが、今年は「文庫クセジュ ベストセレクション」を読めるやうにするかどうかを検討しなくてはならない。これを読めるやうにするには、「JKパーソナル+R」といふコースにしなければならないのだ。そうすると年間使用料金が5000円くらゐ高くなる。そんなに必要になることはなささうだ。でも読みたい。いや、多分読まない。でも、読めるやうにしたい……と激しく迷ふ日曜日の夜なのである。

 Scott Westerfeld Goliathを読み続ける。37%くらゐ。日本海軍の河童部隊がオーストリア帝国の艦船に攻撃をしかけ大虐殺を行ふところまで。河童は怖い。


最新の日記に戻る