1月31日(木)

 鯨書房から、C・H・シュピース『侏儒ペーター』(国書刊行会)が届く。

 デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス 上』の近未来SF部分に入って実に面白いのだが、明日は中途半端なところで終はりさうで、下巻も一緒に持って出かけると荷物が重くなるに違ひないので悩むところ。

 Ubuntu 12.10にアップグレードしたInspiron mini9にバーコードリーダを繋いで、本棚の前に立ってISBNを読み取っていき、蔵書リストを作る練習をしてみた。スクリプトはうまく動いて、楽天ブックスAPIとGoogleBooksAPIからうまく情報を取得できてはゐるやうだ。PHPでjsonを連想配列に変換していくところで何かエラーが大量に吐き出されるのだが、よく判らない。

 しかし、問題はバーコードの読み作業が実に退屈なことだ。50冊読み取っただけでもううんざりである。もう一つの問題は、バーコードは新しい本にしかついてゐないこと。それ以前の本は手入力しなければならない。が、そんなことをする暇はないのである。


1月30日(水)

 デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス 上』(中川千帆訳/河出書房新社)はやうやく255ページまで。面白いが、進むのが遅すぎる。これでは読み終へる前に爺さんになってしまふ。急がなくては。もっと速く。

 バーコードリーダを繋いで蔵書データ入力機として使はうと思ひ、このところ使ってゐなかったInspiron mini9を職場から持って帰ってきた。数ヶ月ぶりに起動するのでおびただしい数のアップデートが……その作業中に何やらエラーが出た。どうにもならなくなり、自宅に持ち帰ってから作業の続き。家ではさほど問題なくできるのである。うっかり、12.10へのアップグレード作業を始めてしまひ、すぐに寝られなくなった。本を読むとか翻訳の仕事をしながら待てばいいのか。さいうふことか。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●キャサリン・M・ヴァレンテ『孤児の物語〈I〉夜の庭園にて』(井辻朱美訳/東京創元社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●岡本真一郎『言語の社会心理学 - 伝えたいことは伝わるのか』(中公新書)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
を註文。ヴァレンテは、東京創元社の海外文学セレクションの最新刊。ちょっと値段が高い。

 そして、Catherynne M. ValenteのThe Orphan's Talesを2007年3月に購入してゐることに気づいて吃驚する。全然記憶にない(わけでもない)のだが、一体今はどこにあるのだらう。最近見た覚えがない。

 しかし、今ではもう洋書は電子書籍でないと読めない躰になってしまったのだ。残念。


1月29日(火)

 デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス 上』(中川千帆訳/河出書房新社)を半分くらゐまで読む。遅すぎる。これでは遅すぎる。
 上巻を読むのに四日かかるといふことになる。上下巻で八日である。英語で読むよりは早いとはいへ、一つの作品に一週間以上かけるやうでは困るのである。各巻二日で、四日で読み終へたい。そのためには、読む速度を倍にするといふ方法と、読む時間を倍にするといふ方法が考へられる。読むページを半分にするといふ案は受け入れ難い。

 どうしたものか。

 楽天ブックスAPIとGoogleBooksAPIを使ってバーコードリーダで読み取ったISBNから書籍情報を取得して、MySQLに書棚番号と同時にデータを保存し、ついでに書影ファイルも保存するといふスクリプトを作ってしまった。そんなことしてゐる暇はないのに。作り始めるとついつい最後までやりたくなってしまふのである。そんな暇ないのに。


1月28日(月)

 デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス 上』(中川千帆訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]を読み始める。上巻の三分の一くらゐ。文体の異なる作品を緩く繋いでいく形式。Ghostwrittenもそんな形式だった。面白いが、長すぎるやうな気もする。でも、もちろん最後まで読むが。

 松戸駅前の良文堂書店で、
●北野勇作『ヒトデの星』(河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
を購入。文庫も新書も全然ない書店で、雑誌や写真集、漫画ばかりの中に小説の棚が少しだけあって新刊書が並んでゐたところに見つけたので、何だか知らない人ばかりの集会で一人だけ知人を見つけたときのやうな気分になって、気がついたら手に取って支払ひをしてゐた。まあ、みんなさうだらう。


1月27日(日)

 デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス 上』(中川千帆訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]を読み始めるが、今日は電車に乗らない日曜日なのでほんの数ページ。

 少しだけ楽天ブックスAPIやGoogleBooksAPIを触るが我慢する。前者は以前試した頃よりも使ひやすくなってゐることだけは判った。もっと活用しよう。

 日本の古本屋で検索して、岐阜市の鯨書房に、
●C・H・シュピース『侏儒ペーター』(国書刊行会)
を註文した。世界幻想文学大系の一冊である。世界幻想文学大系を全部揃へたら、全部読まうと心に決めてゐる。

 ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』を読み返したくなって、大事な本だからもう一冊買っておきたいと思ったものの、ちょっと高いし、ハードカバーの上下巻で重いし場所もとるからどうしたものかと思ったのだが、ふと検索してみればKindle本の英語版は790円しかしないことに気づいてしまった。イタリア語が読めれば原書のKindle本を買ふのだが。そんなわけでうっかり、
○Umberto Eco The Name of the Rose (Houghton Mifflin Harcourt)
を買ってしまった。読むわけないのに!


1月26日(土)

 アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』(山田和子訳/国書刊行会)[amazon.co.jp, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]読了。楽しい話ではない。辛い話である。精神が追ひ詰められていく感覚。絶望と孤独と不安に満ちてゐる。何か絶対的な力を持つ存在に追ひ詰められてしまふ恐怖。この本を読んでも生きる勇気とか未来の夢とか立ち向かふ力とかは湧いてこない。それでもこの本を読まずにはゐられない。なぜかはよく判らない。

 ハミルトン、カットナー他『太陽系無宿/お祖母ちゃんと宇宙海賊』(野田昌宏編訳/創元SF文庫)[Amazon.co.jp]をご恵贈賜りました。ありがたうございました。

 ハヤカワ文庫版のスペースオペラ名作選二巻はもちろん持ってゐるが、読んだかどうかは覚えてゐない。

 BookEverで、職場の本を百冊ほどEverBookノートに追加してみた。ヨーロッパの本など、日本と少し縦横の比率が違ふものは読み取りにくいやうだ。日本の本だと本当に一瞬で読み取っていく(稀に駄目な場合も)。数値は読み取ってもネットワークエラーになることもある。自作のスクリプトも、楽天ブックスAPIやGoogleBooksAPIと組み合はせて精度を高めようかと思ひ、アプリケーションIDや検索の仕方などを確認したものの、そんなことをやってゐる暇は今はないことを思ひ出し、断念。

 高原書店から、ペトリュス・ボレル『シャンパヴェール悖徳物語』(国書刊行会)が届いた。

 SafariBooksOnlineで、有効期限が切れさうなトークンを使って、Allen B. Downey Think Python (OReilly) [Amazon.co.jp]や、Data Mashups in R (OReilly) [Amazon.co.jp]をダウンロード。この手の本は買ったりダウンロードしただけで判ったやうに気持ちになって、ちゃんと読まないことも多いのだけど、気をつけよう。


1月25日(金)

 テッド・ムーニイ『ほかの惑星への気楽な旅』(中村融訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]読了。もっと変な話かと思ってゐた。情報病とか南極紛争から人類がほかの惑星へ気楽な旅をして逃げていく話かと思ったら全然違った。イルカと不倫と言語と命の物語である。そして結末は衝撃的であった。

 紀伊國屋書店から、デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス 上』(中川千帆訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]、デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス 下』(中川千帆訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]が届いた。

 国書刊行会からアンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』(山田和子訳/国書刊行会)[amazon.co.jp, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]が届いた。早速明日から読みたい。

 BookEverの蔵書登録がiPod Touchでどうもうまくできないので、自分で作ることにした。バーコードリーダで本のISBNを次々に読み取ってテキストファイルに次々に追加していく。そのファイルを読み込んで一行づつAmazon.co.jpで書籍情報をMySQLに登録していくスクリプトを作ったといふだけなのだが。まあ、何となくうまく動きさうなのができた。でも、どうも前にも似たやうなスクリプトを作ったやうな気がするのである。この手のスクリプトは、いちど作るとそれで安心してしまって蔵書データベースを作らないまま忘れてしまったりすることが多いのだ。でも、今回は少し真面目に登録して、収納されてゐる場所を簡単に調べられるやうにしたい。

 そして、バーコードリーダの音はうるさい。


1月24日(木)

 紀伊國屋書店から、テッド・ムーニイ『ほかの惑星への気楽な旅』(中村融訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]が届く。明日には読み終はりさうだけど。

 国書刊行会からE・ユンガー『ヘリオーポリス 上・下』(田尻三千夫訳/国書刊行会)が届いた。早い。新刊書だから綺麗ではあるのだが、一部黴が生えてゐたりはする。まあ、いいのだけど。そんなにひどいものではない。高原書店からも発送の聯絡があって、これで残り13冊9作品といふことになる。

 BookEverといふiPhoneアプリがあるのを知り、iPod TouchとiPadで試してみた。本のisbnバーコードをカメラで読み込んでAmazon等のデータベースを使って、本の情報をEverNoteに記録するといふものである。iPadで試すとすぐにバーコードを認識してくれる。ちょっと感激しるくらゐ。ときどき読み取りが途中で切れてしまって不完全なisbnを照会してエラーになる場合もあるが。一方、私のiPod Touchではなかなか読み取ってくれない。カメラの精度の問題だらうか。とりあへず、37冊取り込んでみた。読み取った情報は指定のノートブックに入るので、その後、書棚の場所毎のノートブックに移動させれば、どの書棚にあるのかがだいたい判るノートができ上がるはず。せめて、どの部屋のどちら側の壁にあるのかが判れば探すのはかなり楽になる。ときどき必要な本を探しに部屋から部屋へと歩き回って結局見つけられないこともある。一体一年に何十時間無駄にしてゐることか。これは画期的なアプリかも知れない。

 しかし、考へてみれば、そのために買ったバーコードリーダが埃を被ってゐるではないか。自分でISBN照会システムを作った方がいいのではないかといふ気になってきた。しかし、時間がない。しかし、長期にわたる時間の無駄をなくすために、何とか時間を捻出してシステムを作ってみるべきではないか。検討してみよう。


1月23日(水)

 一気に世界幻想文学大系を揃へてしまはうといふ気になりかけてゐるので、国書刊行会のオンラインショップに上下巻一作品を註文。
●E・ユンガー『ヘリオーポリス 上』(田尻三千夫訳/国書刊行会)
●E・ユンガー『ヘリオーポリス 下』(田尻三千夫訳/国書刊行会)
ここは送料無料だし、ポイントも付くので、なかなか便利である。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス 上』(中川千帆訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●デイヴィッド・ミッチェル『クラウド・アトラス 下』(中川千帆訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]

 さらに再び夜になってもう一度国書刊行会のオンラインショップに本を註文。
●アンナ・カヴァン『アサイラム・ピース』(山田和子訳/国書刊行会)[amazon.co.jp, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
「城の地下牢に囚われた女、頭の中の機械、名前のない敵……孤独な生の断片をつらねたこの本には、傷つき病んだ魂の痛切な叫びが渦巻いている。不穏な精神状態と特異な幻想が交錯する心象風景を鮮烈に描いたカヴァン最初の傑作。」といふことなのだが、実は私はカヴァンの本を何冊か持ってゐるが一冊も読んでゐない。


1月22日(火)

 フランスの書店から、ラボチェッタの挿絵の入ったCandideが届いた。表紙絵からあまり期待してゐなかったのだが、中の挿絵は期待以上のもの。嬉しくなった。もっとラボチェッタの絵の入った本が欲しくなり、Abebooks.comで少し検索してみたものの、途中で疲れてしまって断念。代はりに、国書刊行会の世界幻想文学大系を日本の古本屋で検索して一冊註文した。
●ペトリュス・ボレル『シャンパヴェール悖徳物語』(国書刊行会)
一九八〇年刊行だから、高校二年の頃だらうか。世界幻想文学大系は新刊書店で買へる本もあるので、できればさういふものは新刊書で買ひたい。しかし、そういふ方が高い。そしてつい後回しになってしまふ。そんなことではいけない。勇気を持って註文しよう。揺るがぬ決意で註文しよう。

 世界幻想文学大系を全部揃へて全部読むのは、初めて書店で世界幻想文学大系の一冊を手に取ったときからの夢である。全部揃へる日は近づいて来たのかも知れないが、全部読む日はまだまだ遠いやうな気がする。


1月21日(月)

 テッド・ムーニイ『ほかの惑星への気楽な旅』(中村融訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]を訳者の中村さんからご恵贈賜りました。ありがたうございました。

 早速明日から読まう。通勤電車で読むので出勤するのが楽しみになる。明日は寝坊しないかも。

 といって、今まで通勤電車で読んでゐた本がつまらないといふ訳ではない。

 紀伊國屋書店から、長山靖生『バカに民主主義は無理なのか?』(光文社新書)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]、由良君美『みみずく古本市』(ちくま文庫)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]、ローズマリー・サトクリフ『ケルトの白馬』(灰島かり訳/ちくま文庫)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]、テリー・イーグルトン『シェイクスピア 言語・欲望・貨幣』(大橋洋一訳/平凡社ライブラリー)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]が届く。

 pdf化書籍の表紙画像を抜き出すconvertコマンドの使ひ方を思ひ出した。

 世界幻想文学大系の註文をする時間がなかった。やれやれ。


1月20日(日)

 今日はこのサーバーで、電子化した本のデータベース化スクリプト等の作成に励んだものの、目的を達成できなかった。何といふことだ。まづ、ImageMagickがうまくインストールできなかった。いろいろ試した後で、MacTexで入れれば動くだらうと思ったが駄目だった。そこで、PHPのimagickを諦めて、convertコマンドを使ふことにして、それでもなぜかMySQLデータベースの照会がうまくできなくて、どうしてこんなことができないのかと苛々してゐるうちに、夜も遅くなり、結局一行も原稿を進めることもできず、本も読めず、悲しい一日となったのだった。やれやれ。

 フランスからラボチェッタの挿絵の入った本が届かないが、ちょっと遅くないか。

 世界幻想文学大系は残り17冊(11作品)なので、そろそろ決着をつけてもいい頃ではないだらうか。


1月19日(土)

 書き忘れてゐたが、一昨日、紀伊國屋書店から、岡野原大輔『高速文字列解析の世界』(岩波書店) が届いてゐたのだった。あまり目を通してゐない。

 R・スマリヤン『哲学ファンタジー』(高橋昌一郎訳/丸善)をやうやく読み終へる。どこがファンタジーなのかはよく判らない。「紀元前五千年」は少し小説っぽい感じだが、他は哲学の議論に終始してゐる。架空の人物が出てくるとはいへ、人格をほとんど感じないせゐか。現実なのか夢なのか判らないといふやうな、非現実的な世界を想定するといふことで幻想的な物語だと云ひたいのなら、さうかも知れない。それはまあどうでもよくて、ただ、「夢か現実か」といふ章などは、いろいろなSFで読んできたやうな話がくり返される。ディックを思ひ出してもいい。いや、さうでもないか。特に興味深かったのは「悟りを開いた唯我論」といふ章に出てくる、宇宙に一つの意識しか存在しないといふ話。すべての人間に一つの意識が常に循環してゐるので、他者に存在する意識は自分と同じ意識なのだ。だからどうといふこともないが。

 哲学は難しい。

 ちょっと確認したいことがあって、Kindleの本を開かうとしたら、Collecting information. May take a min...Will restart when done…Please wait…といふタイプライターのやうな字体の言葉が表示されて再起動するといふのが何度か繰り返された。もう駄目かと思ったが、同じ現象がネット上にいくも報告されてゐて、その中の一つにパワーボタンを押してゆっくり20数へろ。そして再起動が終はるまでちゃんと待ってゐれば、解決するはずだといふ助言を見つけて試してみた。異常はなくなったやうだ。よかった。

 紀伊國屋書店に、
●テッド・ムーニイ『ほかの惑星への気楽な旅』(中村融訳/河出書房新社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
を註文。ストレンジ・フィクションの最新刊である。

 オライリージャパンのオンラインショップで、
『アート・オブ・Rプログラミング』(オライリージャパン)[OReilly Japan, amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
を購入。pdf版である。英語ならSafariBooksOnlineで読めるのだが、日本語の方が読みやすいので、買ってみた。しかし、『Rクックブック』は我慢した。


1月18日(金)

 紀伊國屋書店に本を註文。
●長山靖生『バカに民主主義は無理なのか?』(光文社新書)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●由良君美『みみずく古本市』(ちくま文庫)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●ローズマリー・サトクリフ『ケルトの白馬』(灰島かり訳/ちくま文庫)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●テリー・イーグルトン『シェイクスピア 言語・欲望・貨幣』(大橋洋一訳/平凡社ライブラリー)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
以上四冊。

 今日は眠いのでこれで。


1月17日(木)

 電子ブックにとってページを捲るとはどういふことかを考へた。そもそも電子書籍はページを捲らなくてもいいはずだ。巻物のやうにスクロールすればいいのではないか。実際に、そんなふうに動かす電子書籍リーダ(アプリケーション)がないわけではない。だが、ほとんどの場合、ページといふ単位があってそれを捲って読み進めるやうになってゐる。紙の束の本を読んでゐるときは、あれはどこだったかなと思ってページを遡るときは、一ページ一ページ捲ってもどるのではなく、一気にぱらぱらと捲っていくのが普通ではないだらうか。そして、電子書籍ではこの動きができないやうに思ふ。もっとぱらぱら捲る方法はないものか。

 何とか見つけたのが、Smooth Readerである。画面上のページの右あるいは左を触りっぱなしにするとページが進んで(あるいは戻って)行く。どうだらうか、使ひやすいだらうか。とりあへず買ってみた。

 アップルでもページ捲りに関する特許を持ってゐたりするのだが、電子書籍時代に無用な操作ではないかと思ったが、今ではページ捲りは重要な操作だと考へを改めて実は反省してゐる。それでも、まだ、早く紙の束のページ送りといふ概念からの解放されたいと心から願ふものである。

 さういへば、フェリクス・J・パルマ『宙の地図』の紹介記事を翻訳ミステリー大賞シンジケートの「私設応援団・これを読め!」に書いたのが掲載されたのだった。


1月16日(水)

 ガイ・ドイッチャー『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』(インターシフト)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]を最後まで読んだ。方向を話者の視点から示すのか地理的な方向で示すのかといふ違ひから、語のジェンダー(性だけでなく、語の分類・範疇のような概念のこと)、そして最後にふたたび色の話になって終はる。方向を示す言葉については、井上京子『もし「右」や「左」がなかったら』(大修館書店)で詳しく読める。東西南北だけでなく、川の上流下流、山腹の高い方・低い方などで向きを表現する言語があるのは本当に面白い。しかし、それも「質問の仕方が悪かっただけで、認識の違いは生じない」としてゐる本もある。サピア・ウォーフ的な考へを強く拒否する文章に出会うことも珍しくない。

 先日、日本の古本屋で検索して註文した本を神田駿河台の風光書房に受け取りに行った。ビルの4階で、通りすがりに店先を覗き込むといふ雰囲気ではない。
●カルヴィーノ他『現代イタリア幻想短篇集』(国書刊行会)
昭和五九年の本。月報ももちろん付いてゐる。この世界幻想文学大系は買ふばかりで全然読んでゐない。こんなことではいけない。

 自宅サーバの方を調整してやうやく、電子化書籍pdfファイルの検索ダウンロードサイトを復活させた。ちょっと嬉しい。いや、かなり嬉しい。しかし、この半年分くらゐの新規電子化分が入ってゐないので、早急に何とかしなければ。


1月15日(火)

 ガイ・ドイッチャー『言語が違えば、世界も違って見えるわけ』(インターシフト)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]を半分くらゐまで読む。まづは色の話から。有名なホメロスの「葡萄酒色の海」の話から始まる。そして、色の種類と区分について。昔は色の名前が少なかったとか、今でも少ない言語があるとか、黒白、赤、[緑・黄]の順にできてくるといふやうな話へ。日本語使用者としては、日本語の色の認識は昔はどうだったのだうと興味を抱くわけだが、残念ながら日本語の色の捕へ方についてはまったく記載がないのが残念。

 日本語の古代の色彩認識については、佐竹昭広『古語雑談』(岩波新書)で読める。万葉集の頃、日本語には黒白赤青の四色しかなく、黄が使はれるやうになったのは平安時代になってからだと書かれてゐる。これは面白い。上記『言語が違えば……』では、ほとんどの言語で、黒白赤の次は黄か緑だといふのである。日本語でかなり早い時期に青といふ色の名前があったのは珍しい言語だといへるのだらうか。日本人にとって青が特別重要な色だったのかといふ疑問が湧いてきた。この『言語が違えば……』では、海の色は特筆するすべき色とは考へ難いと紹介されてゐる。


1月14日(月)

 書籍購入数グラフが描けないのは、GnuplotとPHPの連携がうまく出来てゐないのではなくて、そもそもGnuplotがpng形式の画像を出力できてゐなかったのだ。libpngやlibjpeg、libgd等をインストールして、やうやくpngやjpegの画像ファイルを出力できるやうになった。ちょっと手間取ったので、手順を別館の方に書き留めておかうかと思ったが、すでに忘れかけてゐる。
 何となく、画像ファイル形式を、pngからjpegに変更してみた。私の環境ではjpegの方が穏やかな感じに見えるのである。そして、年数のフォントサイズが小さくなって重ならなくなった。

 引っ越しが終はったので、Amazon Web ServiceのEC2インスタンスを停止した。

 XMLの宣言もいくつかの文書で削除。いくつかの文書で書き方を変へた。

 かうして引っ越し作業をすると、いろいろと動いてゐないスクリプトとか、使へないファイルなどがあって、整理するきっかけにはなる。が、本を読む時間が減ってしまふのもまた問題だ。


1月13日(日)

 今日も一日の大半をサーバーの引っ越しに費やしてしまふ。MacOSXだといろいろとUbuntuとは違ふので戸惑ふことも多い。長年MacOSをLAN内でのサーバとして活用してきたが、外部に見せるものを運用するために使ったのは初めて。これでどのやうな感じで動かせるか数ヶ月様子を見ることにしよう。

 本欄の左上に載せてゐた購入図書数グラフが描けなくなってしまった。Gnuplotはインストールできたのだが、PHPとの連携がうまくできない。Gnuplot内でのコマンドはちゃんとグラフを描くので、連携の問題だと思ふのだが。連携の方法を見つけるか、他の手段で描画するか、考へよう。

 そんなこんなで全然本が読めなくて、つらくなってきたので本を註文することにした。このところ、購入に手が回らなかった世界幻想文学大系を一冊。『現代イタリア幻想短篇集』である。「日本の古本屋」で検索して、神田駿河台の風光書房に註文。店を訪ねて受け取りたいとコメント欄に書いておいた。準備ができたら聯絡してくださいと。ここに黒丸をつけて記録するのは支払ひをしたらにしよう。そのころには、丸印を数へて書籍購入数グラフを自動的に描けるやうに再設定しておきたい。

 自分が何冊本を買ったかがグラフで常に示されてゐると、本を買ふ量が少し減るやうな気がするのだ。食べたものを記録するだけで食べる量が減るといふのと同じやうなことだらうか。きっと私が食べるやうに本を読むから……ではないだらう。


1月12日(土)

 この日記のサーバーを自宅のMac miniに移動させた。うまく移動できただらうか。新刊情報・書評情報更新自動スクリプトはまだ設定できてゐない。何か、非常に無駄な時間と労力を使ってしまったやうな気がしないでもない。これをMac miniで動かすことにどのやうな意味があるといふのか。

 そして、PythonスクリプトをApacheの元で動かす方法がまったく思ひ出せない。どうして、そんなことを設定できたのか。過去の自分が自分でないやうに思へる瞬間である。やはり途中で入れ替ってゐたのかも知れない。きっと私は偽物なのだ。

 早くこの作業を終はらせてしまって、本を買ったり読んだりしたい。

 うまくいったのかどうかよく判らない。何だかxmlのヘッダが表示されるやうになってしまった。どういふ訳なのか。そして、gnuplotで書籍購入数グラフが表示されないではないか。当り前だが、gnuplotをインストールしてゐないのだから。


1月11日(金)

 東京創元社から文庫本用のブックカバーをいただいた。SF文庫50周年記念だといふ。なかなかよささうな手触りなので、文庫本を読むときに使はう。ただ、ハヤカワ文庫の新しいのと電子書籍には使へない。

 サカタのタネから、朝顔の種とタイムの種とスイートマンモスバジルの種が届いた。今年はバジル不足で苦しまないやうにしなければ。

 ジーン・ウルフがやうやく半分を越えた。遅すぎる。実はすらすら読めるほど面白くないのだ。しかし、やめてしまはうと思ふとちょっと面白くなってもう少し読まうといふ気になってしまふ。実に微妙なところを渡っていく感じ。でも、こんな感じで最期まで行くのかなといふ予感がしてきた。

 この日記のサーバー移行作業はなかなか捗らない。何しろ首が痛いのだ。昨日から痛くて仕方がない。首が痛くなると頭が痛くなるので、早く寝なければならないのだ。もう治ってくれないといろいろ困る。


1月10日(木)

 今日もまた電車の中でジーン・ウルフを読む。しかし、帰りの電車の中では立ってゐても眠気に襲はれ、意識を失ひかける。そして、首が激しく痛い。首が痛いと頭も痛くなる。やれやれ。

 頭が痛いのに、自宅サーバーの設定の続きをしてしまふ。ユーザーサイトにダイジェスト認証を設定し、phpmyadminを入れて、ヴァーチャルホストの設定もできたやうな気がする。そして、頭痛はひどくなる。

 本を読む暇もなければ、本を買ふ時間もない。


1月9日(水)

 ジーン・ウルフをまだ読んでゐる。変な話だ。

 この日記のあるサーバーを、また気が変はって自宅サーバーに戻さうかと考へてゐる。前はUbuntuで動かしてゐたのだが、今度はMac miniで。そんなわけで、今日はMySQLをインストールして、各種設定に勤しんでしまった。これができれば、あとはVirtual hostの設定さへできれば、引っ越しが始められるやうな気がする。こんなことをしてゐる暇があったら本を読みたいのだが、ついやってしまふ。

 本を読む暇がなければ、当然あの仕事を進める時間もない。やれやれ。


1月8日(火)

 今日も読書は捗らず、別館で報告するやうなMacOSXやUbuntuに関する新たな発見はあったものの、ここに詳細を記すほどのことでもなく、とりあえずもっと本を速く読めるやうになりたい。

 iTunesLibraryに入れたCDとか、入れてゐないCDで、思ひがけないものを見つけてちょっと得した気分になることが昨日今日と続いて嬉しくなったりしたことでも報告しておかうか。一つは、Gustav Leonhardt演奏のBach: Sonaten Nr. 1 & 3/Suite Nr. 6。この無伴奏チェロ組曲6番のチェンバロ版には驚いた。無伴奏ヴァイオリンパルティータのチェンバロ演奏を持ってゐることは忘れてゐなくて、ときどき聴いてゐたのだが、こんなものもあったとは。もう一つは、Philippe Pierlot: Richercar Consort演奏のカンタータ18、106、150番。106番が好きだから買ったのだらう。2005年の録音なので比較的新しい。福岡西方沖地震で書棚が倒壊したときのケースの破損があるから地震の前に買ったといふのは確かだ。どうして忘れたのか。他にももっと知らないCDを持ってゐるのではないかと期待しているこの頃である。

 とはいふものの、本棚では本当に知らない本を見つけて吃驚することがあるのは秘密である。

 ホフマンの『黄金宝壺』(岩波文庫)を持ってゐたはずなのに、見つけられない。見たことがないものを見つけることがあれば、あるはずのものが見つからないこともある。といふより、その方が圧倒的に多い。


1月7日(月)

 ラボチェッタの挿絵入りの本に関してフランスの古本屋から註文を受けてつけた旨の聯絡があった。自動設定の返信のやうだけど、これでしばらく待てば本が届くといふことだらう。楽しみである。

 今日も電車の中ではジーン・ウルフを読んだ。一体いつになったら終はるのか。

 職場のMacOSXとUbuntuの再インストールを敢行した。一度に両方は無謀だが、今日くらゐしかできる日はないだらうと思ひ、強行したらMacの方がどうしてもできなくて、自宅に持ち帰って作業することに。どうも、MacOSのインストールができないネットワークなのだ。詳細は別館の方に書くかも知れないし、書かないかも知れない。

 こんな日に気づくのは、自分でスキャンしたり、ダウンロード購入した電子書籍のファイルがあちこちのハードディスクやクラウドにばらばらに保存されてゐること。できるだけ一箇所にまとめて、さらにそのバックアップをとるやうに心がけてゐたつもりだったのだが、うまくいってゐなかったやうだ。結局、電子書籍にしても、あちこち探し回ることになってしまふ。進歩がない。

『英和翻訳基本辞典』(研究社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]は、やうやく百ページまで進んだ。XXXと手紙に書いてあったら、キスの印なのか。知らなかった。そんな手紙に縁がないから当然である。


1月6日(日)

 細々とした雑用で一日が終はってしまった感じがする。残念。

「ほそぼそ」ではなく「こまごま」である。

 前から気になってゐた
『カンフーマック』(オライリージャパン)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
をオライリージャパンのEbook Storeで購入した。Safari Books Onlineでは前から気づいてゐたのだが、ドイツ語版しか見つけられなくて、ドイツ語なら読みにくいなと思ってゐたのだ。日本語版を買ってから気づいたのだが、英語版もあったやうだ。英語版ならSafari Books Onlineでもう読めたはずなのだが。まあ、便利なことが書いてあるやうだからいいけど。

 紀伊國屋書店で、
●岡野原大輔『高速文字列解析の世界』(岩波書店)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
を註文しようとしたら、「BookWeb上での注文受付は終了致しました」といふ表示が。昨年末に出たばかりの本なのに。がっかりしたが、気を取り直してAmazon.co.jpに註文。

 明日は出勤して職場のMac miniを再インストールしよう。どうも動作が極端に遅くなってゐるのだ。仕事の効率が悪くなって仕方がない。iWork 09のインストールディスクも見つけたので買ひ直さなくてもよくなった。Pagesだけはもう買ってしまったが。

 昨日、ラボチェッタの挿絵入りの本を註文したフランスの書店から返事がないなと思ってゐたが、さういへば今日は日曜日だった。


1月5日(土)

 どうしても我慢できなくなり、Abebooks.comで検索して、フランスのBelin-BélietにあるLibrairie Sophie et Pierre Miaraといふ書店に、
○Voltaire Candide ou L'optimisme
を註文。16ドルである。ラボチェッタの挿絵入りである。安いのは図書館廃棄本だからか。

 ラボチェッタの挿絵の入った本では、『ホフマン物語』が格段に高いやうな気がする。確かにあの絵はいい。そして、唯一邦訳が出てゐるので、高い原書を買はなくていいので助かってゐる。

 毎日、少しづつ宮脇孝雄『英和翻訳基本辞典』(研究社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]を読んでゐる。こんなの判るわけないよなと思ひながら。

 歯が痛い。早く寝よう。


1月4日(金)

 電車に乗って少しだけ出勤。電車の中では相変はらずジーン・ウルフのThe Knightを読む。全然進まない。こんなことでいいのか。

 よくないので、Amazon.co.jpに本を註文してみた。
○Mike Resnick The Doctor and the Rough Rider (Pyr) [Amazon.co.jp]
○Jonathan Carroll The Woman Who Married a Cloud (Open Road) [Amazon.co.jp]
 レズニックのはスチームパンクふう西部劇。シリーズ第二作だったか。一冊読んだがそんなに面白くなかった。キャロルのは短篇集。多分、読まないと思ふのだが念のため。
 洋書のKindle本の値段が少し高くなったやうな気がする。実際、二ヶ月前に比べて1割は高くなってゐるわけだ。今のうちにたくさん買っておこう。

 出勤して自宅サーバのWebDAVに接続してみたところ、MacのFinderからは繋がってマウントできるが、ファイルをコピー(アップロード)しようとするとエラー(-36)が出てしまふ。Ubuntuからは接続もできない。がっかりである。
 原因を詳しく調べる余裕は今はない。SSHを通せばscpやsftpでファイルのやり取りはできるわけだが、iPadでファイルを読みたいのでWebDAVを使ひたかったのである。


1月3日(木)

 今日もMac miniのWebDAV等の設定に時間を使ってしまった。実はこれが意外に楽しいのだ。そしてあまり大きな成果はもたらさないのである。やれやれ。
 それでも自分で電子化したものを含む一部のpdf書籍の一覧とダウンロードができるサイトが復活した。そして、AirMacディスクはシンボリックリンクを辿れるやうにしてゐてもApacheはファイルを読み出せないやうだといふことが判った。もしかしたら間違ってゐるかも知れないが、さうだと思ふ。

 Amazon.co.jpの無料配送が一部終了したと報じられてゐるが、それは一部の安価な商品は2500円以上まとめて註文して初めて無料配送になるといふことで、一般の書籍等は今までとほり「通常配送料無料」商品である。300円の鉛筆なんかがさういふ「あはせ買ひプログラム」の対象商品となってゐる。確かに一部の無料配送は終了してゐるのだが、Amazon.co.jpの無料配送終了だ! と声高にいふほどのものでもないやうな気がする。私があまり対象商品を買はないからさう思ふのだらうが。

 さうだ、大晦日に註文したUbuntu Magazine Japan 2013年 1月号が昨日届いてゐたのだった。書くのを忘れてゐた。しかし、変な表紙だ。何を考へてゐるのだ。

 今日はJ・R・R・トールキンの誕生日である。特に私は何も祝はなかった。


1月2日(水)

 今日はほとんど一日外出してゐたので仕事は捗らなかった。電車の中でも本が読めなかった。

 Lion をインストールした少し古い Mac mini でWebDAVを動かす設定がうまくできたやうな気がする。外部から接続して確認しないとまだ確証はないのだが。ドメインネームの設定もできて、多分外部からの接続もうまくできるはず。できるはず。
 詳細は別館の方に書き残しておかう。

 Locus1月号の新刊紹介欄を読んで、Amzon.co.jpでKindle本を購入。
○Holly Phillips At the Edge of Waking (Prime Books) [Amazon.co.jp, Amazon.com]
○Nick Harkaway Angelmaker (Vintage) [Amazon.co.jp, Amazon.com]
 以上二冊。

 疲れたので今日はこれで。


1月1日(火)

 ある翻訳ミステリーサイトのための作品紹介原稿を書いて、送信。ミステリー業界の者ではないのにいいのだらうかと思ひながらも依頼されたら断る理由はないので書く。でも、うまく書けなかった。難しい、何度書いても難しい。

 妻が前に使ってゐたMac miniを、ハードディスクを初期化してOSの再インストールなどしてみた。何とハードディスクは80 GBしかないのである。今は500 GBもあるといふのに。でも、そのうちの70 GBしか使ってゐないのだから、80 GBが少ないなどとどうして云へようか。そんなことはどうでもいいのだが、Snow LeopardをインストールしてLionまでアップグレードする。SSHでログインできるやうにして、Apacheを起動し、デスクトップ共有を有効にする。これでモニターとキーボードを外しても別のMacから操作できるやうになる。これで家庭内ウェブサーバーにして電子化した本のpdfを検索、閲覧しやすくしようといふわけである。前に使ってゐた自宅サーバーはAmazon EC2に移行してしまったのである。さらに、WebDAVを動かして外からファイルにアクセスできるやうにしたいのである。アップルの「どこでもMy Mac」を使へればそれでいいのだが、職場のネットワークが二重NATになってゐて「どこでもMy Mac」が使へないのだ。OSのインストールだけで、続きは明日。

 今日は今年最初の本の買ひものをしようと思ってゐたのだが、時間がなかった。昨年達成できなかった世界幻想文学大系を揃へるのは今年中に完了したい。そして、買ふだけではなく少しは読みたいものである。

 確か11月にKindle版の定期購読を申し込んだFantasy & Science Fictionの2013年1/2月号が出てゐるやうであることに気がついた。どうして私には届かないのだ。定期の申込がうまくできてゐなかったのか。註文履歴にも見えないし、どういふことかと思ひ、もう一回申し込もうとすると、すでに定期購読をしてゐるのだがもう一回定期購読したいのか? といふ警告が表示された。定期購読はできてゐるではないか。あっと気がついて、一番古いKindleを鞄から取り出して確認してみると、すでに配信されてゐた。さうか、ここの入るのか。
 あれこれ探してゐるときに、夏に買ったUSアカウントのKindleに、別のKindleで雑誌の定期購読などしてゐるやうだが、引き継ごうか? といふ表示が出てもう少しで引き継ぎ手続きをしてしまひさうになったのだが、なぜAmazonは知ってゐるのか。別のアカウントなのに。何か秘密がばれたのか? 心配で今夜は眠れないかも知れない。

 こんなことを相変はらず書いてゐるわけだが、この日記も18年目になるやうだ。恐ろしい。歳をとるわけだ。


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