4月30日(水)

 Daryl Gregory Afterpartyは31%まで。あまりディック的な雰囲気にならないのだが、この先面白くなるのだらうか。心配である。

 今月は18冊しか本を買はなかった。和書13冊、洋書5冊。少ない。あまりにも少ない。明日は少しゆったりした気持で本を買はう。


4月28日(月)

 紀伊國屋書店から、カリンティ・フェレンツ『エペペ』(池田雅之訳/恒文社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]、村上春樹『女のいない男たち』(文藝春秋)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]、ジョン・クロウリー『古代の遺物 (未来の文学)』(浅倉久志訳/国書刊行会)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]、ロビン・スローン『ペナンブラ氏の24時間書店』(島村浩子訳/東京創元社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]、石田基広『改訂2版 R言語逆引きハンドブック』(シーアンドアール研究所)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]、小早川明子『「ストーカー」は何を考えているか』(新潮新書)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
が届いた。

 眠いので、寝る。


4月25日(金)

 紀伊國屋書店に本を註文。
●カリンティ・フェレンツ『エペペ』(池田雅之訳/恒文社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●村上春樹『女のいない男たち』(文藝春秋)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●ジョン・クロウリー『古代の遺物 (未来の文学)』(浅倉久志訳/国書刊行会)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●ロビン・スローン『ペナンブラ氏の24時間書店』(島村浩子訳/東京創元社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●石田基広『改訂2版 R言語逆引きハンドブック』(シーアンドアール研究所)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●小早川明子『「ストーカー」は何を考えているか』(新潮新書)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
以上6冊。

 昨日いただいたのは、SFマガジン6月号(早川書房)[Amazon.co.jp] で、特集は「ジュヴナイルSF再評価」。

 ジョー・ウォルトン『図書館の魔法(上・下)』(茂木健訳/創元SF文庫)をご恵贈賜りました。ありがたうございました。話も面白いが、特に巻末の本書に登場した本の全一覧が素晴らしい。本書を読んで、続けてこの一覧表の本を全部読むとよいと思ふ。


4月24日(木)

 ここ数日、頭痛が続いてゐてつらい。

 本田由紀『軋む社会』(河出文庫)読了。実は本書を読んで、いろいろなところで何度も見てゐる言葉「ハイパー・メリトクラシー」の意味がやうやくはっきり判ったのだ。ちゃんと最初に使はれた文献を読むのが確かなことであり大事なことなのだと再確認。
 高等教育機会が拡大すると高等教育が水準の高い仕事に就くための必要条件になるといふ「(教育)機会の罠」といふ言葉を知った。何かの機会に使ってみようか。そんな機会もないか……
 Kindle本だったら、「教育は仕事の世界の格差に対して無力であるだけでなく、それ自体としても格差を生み出す働きをしているということを認識する必要がある」といふやうな箇所にハイライト機能で印を付けたいのだが、どうして紙の文庫本なんだ。
 後半は鼎談形式で、ちょっと苦手。ちゃうど第一次安倍内閣の頃に書かれたものが多いのだが、第一次内閣崩壊後いちど消えたものが今また甦ってきてゐることが判る。そして、その後半に吾妻ひでお『失踪日記』が出てきて吃驚したりする。私も好きな本だが、あれは怖い。


4月22日(火)

 Daryl Gregory Afterparty (Tor, 4/2014)が出勤前に配信されたので、55%まで進んでゐたLeena Krohn Daturaのことを忘れて、読み始めてしまった。

 eclassiccal.comでPeter Saymour指揮のバッハ「ミサ曲ロ短調」を購入。

 風邪をひいて具合が悪い。やれやれ。


4月20日(日)

 土曜日には、Kindle Paperwhiteを職場の机の上に忘れてきてしまって、Daturaの続きが読めなくなった。やれやれ。USアカウント版Kindleでヴァーノン・リーの資料を少し読む。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●喜国雅彦『本棚探偵最後の挨拶』(双葉社)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●牧野智和『自己啓発の時代』(勁草書房)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
たった二冊だが、そんなに安くない。

 今日も一日、ヴァーノン・リーを訳す。もうこれで一年。


4月18日(金)

 ガルシア=マルケスが亡くなったので、著作について話題になったときに、『百年の孤独』は二冊持ってゐると思ったのだが、どうも書棚を眺めてみると一冊しか持ってゐないやうな気がしてきて、何となく寂しくなって、
○Gabriel Garcia Marquez One Hundred Years of Solitude (Marquez 2014) (Penguin)
つまり、英語のKindle版を購入。スペイン語のKindle版は見つけられず。

 スペイン語版の電子テキストについて、いろいろ試すがうまく行かなかった。まあ、いいのだ。


4月17日(木)

 Leena Krohn Daturaは30%まで。訳の判らないことを云ふ人が次々に出てくる。

 遠藤文子『星の羅針盤』東京創元社)をご恵贈賜りました。ありがたうございました。
 東京創元社によれば、「新人賞などの受賞歴はないものの、緻密な世界設定とたまらなく魅力的な人物描写が秀逸な、まさにエディターズ・チョイスに相応しい自信作です」とのこと。


4月16日(水)

『ウィンターズ・テイル』を読まうと思って鞄に入れて電車に乗ったのに、きづいたらLeena Krohn Daturaを手に取ってゐた。一日目で15%。薦めてくれた人がゐたので、買ってみた本。文章は、フィンランド語からの英訳だからか簡単で読みやすい。それでもあと一週間くらゐかかると云ふことか。遅すぎる。

 今日も眠いのでこれで。


4月15日(火)

 常見陽平『「できる人」という幻想』(NHK出版新書)読了。できる人(特に新人)に対して使はれる「即戦力」「グローバル化」「コミュニケーション能力」「起業」について、中高年の無責任な言葉の濫用であることを指摘し、「頑張る」ことに疲れないやうにといふ。本書では、新聞データベースからキーワードの出現頻度を出して時代の変化を示す手法が判りやすい。たとへば「グローバル化」といふ語が意外に古くバブル期に流行ったのに対し、「グローバル人材」はリーマン・ショック後に流行ってゐることを示してくれる。
 平成は説教親父の無責任な「できる人」押付け説教の時代だったといふ。そして、何も考えない努力は無駄であり、努力を検証せよといって締めくくる。私も常に「頑張るな」「無駄な努力をするな」といってゐるので、まあ私のための本ではなささうだが、面白かった。


4月14日(月)

 寺沢拓敬『「なんで英語やるの?」戦後史』(研究社)やうやく読了。これは面白かった。当たり前のやうに日本人全員が中高で学ぶことになってゐる英語がいつどのようにして、〈国民教育〉としての英語といふ立場を成していったのかを検証してゐる。さまざまな検証の末の「偶然であった」といふ結論に驚き、なぜか爽快な後味すら感じながらページを閉じた。そして毎日のやうにそこここでもっともらしく英語教育について語られてゐる言葉の大半はすでに本書の中にうんざりするほど見つけられることもなぜか楽しい。
 教育の機会均等が国民の権利の問題として指摘されるときには、それがないと不利益を被るといふ前提が共有されているといふのは当然だがあまり意識されることがないやうで(私が意識してゐなかっただけか)、だから微積分や量子力学を学ぶ機会均等が問題にならないのはさういふことかと納得した。
 自然科学の考えに馴染んでゐるせゐか、強い相関があるからといって因果関係を意味してゐるとは限らないから、そういへなんぢゃないかと思ふところもあったが、だからといって対照実験ができるわけではないので、まあ妥当なところなんだらうと思ふ。

 紀伊國屋書店から、門田幸二『トランスクリプトーム解析』(共立出版)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]が届く。トランスクリプトーム解析をする予定はないので使はないかも知れない。が、後悔はしてゐない。

 来週にも刊行されるので、
○Daryl Gregory Afterparty (Tor, 4/2014)
をAmazon.co.jpでKindle版で予約。


4月13日(日)

 Ammazon.co.jpでKindle本を購入。
○Leena Krohn Datura (Cheeky Frawg)
フィンランドの本の英語版。この作家の作品は邦訳がいくつかあるやうだが、この本に収録されているものはまだないらしい。短い作品を集めた本で、これは面白いと薦めてくれた人がゐたので。

 この作家について調べてゐたら、ドイツの書店で気になる本を見つけたので、eBooks.deで、
○Leena Krohn Emil und der Pelikanmann (Fischer)
表紙を見て、これはケストナー『エーミールと探偵たち』と何か関係ありさうだと思ふのが人間だらう。電子版を購入した後に、これは邦訳があると教へてくれた人がゐて、そしてその日本語の内容紹介を読んで、ケストナーの本とは何の関係もなささうだし、そのうへ面白くなささうなのだ。


4月12日(土)

 東京堂書店で本を購入。
●ロラン・ジュヌフォール『オマル』(平岡敦訳/新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●常見陽平『「できる人」という幻想』(NHK出版新書)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●ゴーゴリ『ディカーニカ近郷夜話 前篇』(飛来肇訳/岩波文庫)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
●ゴーゴリ『ディカーニカ近郷夜話 後篇』(飛来肇訳/岩波文庫)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
を購入。

 岩波文庫は春のリクエスト復刊。スティーヴンスンはどうしようかと迷ひながら、何とか我慢を貫き通して帰宅。

 NHK新書には「4つの強迫観念を乗り越える」といふ副題がついてゐる。その四つとは、即戦力、グローバル化、コミュニケーション能力、起業である。私の大嫌ひな言葉が三つも並んでゐるので、思はず買ってしまった。


4月11日(金)

 ロラン ジュヌフォール『オマル』(平岡敦訳/ハヤカワSFシリーズ)を買ひそびれた。一日も早く買わなければ。

 眠い。


4月10日(木)

 イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市』(下楠昌哉訳/東京創元社)読了。近未来のイスタンブールを舞台に、謎のテロ計画に気付いたり巻き込まれたりした、あるいは直接関係なかった6人が複雑に絡み合い、それがイスタンブールといふ都に隠された真実を明らかにしていく(といふのはちょっと違ふ)。最後の方で、意外な呼び声が聞こえてきて吃驚。旋回するやうに話は進み、最後にイスタンブールの渦巻く大気の中を飛ぶ鸛に戻って終はった。これでどうしてすっきり爽やかな気分になれるのかが不思議。

 さて、明日から何を読まうか。


4月9日(水)

 今日いただいた本。ネイサン・ローウェル『大航宙時代』(中原尚哉訳/ハヤカワ文庫SF)と乾石智子『夜の写本師』(創元推理文庫)。ネイサン・ローウェル『大航宙時代』は、Call me Ishmael.で始まるのだ。しかし、Some years agoとは続かない。当たり前か。そんなことより、絶対に持ってゐると確信してゐた岩波文庫版『白鯨』が見つからず落ち込んでゐる。

 紀伊國屋書店に、
●門田幸二、 金明哲『トランスクリプトーム解析』(共立出版)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]
 トランスクリプトーム解析はやらないのだが、何か役立ちさうな気がして買ってみた。


4月7日(月)

 メアリ・ロビネット・コワル『ミス・エルズワースと不機嫌な隣人』(原島文世訳/ハヤカワ文庫FT)をご恵贈賜りました。ありがたうございました。
 メアリ・ロビネット・コワルは全然知らない名前だが、結構活躍してゐる作家のやうなので、もう少しちゃんと新しい作家のことも見てゐなくてはと反省した。


4月6日(日)

 イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市(上)』(下楠昌哉訳/東京創元社)がやうやく終はり、後半へ。

 Kindle版に地域制限がかかってゐて日本では買へないと思はれる本をkobo版で購入したのだが……
○Mur Lafferty The Shambling Guide to New York City (Orbit)[kobo]
今まで買った英語やスペイン語のKobo本はADEでファイルをダウンロードする形式のものだった。が、今回はさうではない。いきなりkoboファイルがダウンロードされるのだ。そして、それが別形式に変換できない。困った。大失敗だった。今は海よりも深く後悔してゐる。


4月4日(金)

 イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市(上)』(下楠昌哉訳/東京創元社)がまだ終はらない。

 眠い。

 今日はKindle本を危ういところで我慢できたので、今日はこれでをしまひである。


4月3日(木)

 紀伊國屋書店から、荒木雅弘『フリーソフトではじめる機械学習入門』(森北出版)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]と今野真二『日本語の近代: はずされた漢語 (ちくま新書)』(筑摩書房)[amazon.co.jp, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! boox]が届いた。

 『フリーソフトではじめる機械学習入門』はwekaを使って解析する。Wekaはインストールした形跡があるが、全然使ったことがない。これを機会に使ってみようか。

 イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市(上)』(下楠昌哉訳/東京創元社)は相変はらずなかなか進まない。日本語なのに!


4月1日(火)

 イアン・マクドナルド『旋舞の千年都市(上)』(下楠昌哉訳/東京創元社)は150ページまで。なかなか進まない。ヒト染色体DNAの非コード領域に情報を書き込むといふのは判るが、それと分子モデリングウェアとの関係は判らない。情報の書き込みは簡単だが、働かせる(演算させる)のはDNA上では難しいのではないか。

 JapanKnowledgeの更新時期になったので、うっかりパーソナル+Rにしてしまった。少し高かったが、来月から、東洋文庫とか文庫クセジュ・セレクションなども読めるやうになるはず。

 elefant.roから、Vernon Lee Obsesii (Leda, 2005)とMircea Eliade India. Nopti la Serampore. Secretul doctorului Honigberger (Cartex 2000, 2007)が届く。註文してから2週間経ってゐないやうな気がする。嬉しい。


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