7月30日(日)

 今週買った本。
●スタニスワフ・レム『主の変容病院・挑発』(関口時正訳/国書刊行会)
これで〈スタニスワフ・レム・コレクション〉がやうやく完結。
●ジュール・ヴェルヌ『レのシャープ君とミのフラットさん』(新島進訳註/大学書林)
これはスイスの村の教会のパイプオルガンを巡る物語。可愛らしい幻想小説……なのか。フランス語の勉強をこれで再開しようか。5月に刊行された本を見逃してゐた。

 Audirvana Plusで音楽を聴かうとするとエラーが出てしまひ、折角買ったマタイ受難曲が聴けずに困ってゐたのだが、LAN上のハードディスクに保存してゐるとエラーになることがあるといふ情報を見つけ、USB接続のディスクに移してみたら問題なく聴けるやうになった。これで安心してマタイ受難曲を聴ける。

 書肆侃侃房から出てゐるPR誌「ほんのひとさじ」のvol. 6が出た。私が書いた文章も載ってゐるのだ。

 豆本の本文の印刷の紙の方向を確認して、折り丁を折る練習をして、作業は遅々として進まない。箔押し屋さんからの試し押しも返送されてこない。

 明日も本を買はなければ、今月は、和書を6冊購入しただけといふことになる。洋書は0。これはまずいので、明日、百冊くらゐ註文するか。


7月23日(日)

 キャリー・パテル『墓標都市』(細美遙子訳/創元SF文庫)ご恵贈賜りました。ありがたうございました。

 今週買った本。
●クラウディア・ブリンカー・フォン・デア・ハイデ『写本の文化誌』(一條麻美子訳/白水社)
面白さう。まあ、面白くなささうだったら買ふわけがないが。

 豆本作り始めて叱られるなど。

 タワーレコードオンラインに「マタイ受難曲」のCDを註文。ジョン・エリオット・ガーディナーの新録音が昨年(日本では今年)発売されたと知って。
 ここ数年、ミサ曲ロ短調ばかり毎日聴いてゐたが、今はただただマタイ受難曲を聴くばかり。


7月16日(日)

 ようやく本を買った。
●紀田順一郎『蔵書一代』(松籟社)
●谷口桂子『越し人』(小学館)
●ボンテンペッリ『鏡の前のチェス盤』(橋本勝雄訳/光文社古典新訳文庫)

『越し人』を読んでみたのだが、片山廣子を主人公に、芥川龍之介との関係を中心に描いてゐる小説だが、過剰に情熱的に男女関係の視点から描いてゐるやうに思へてあまり好ましく感じられなかった。マクラウドのことがちらりと出てくる。

 続けて『蔵書一代』を読む。著者の蔵書歴を記した本。増え続ける蔵書、書庫の整備、蔵書の処分等。その失敗の経緯を読み、自分はどうしようかと考へる。途中に失敗があってもなくても、いつか蔵書は処分しなくてはならないのだから。

 乾石智子『沈黙の書』(創元推理文庫)ご恵贈賜りました。〈オリエラントの魔道士〉シリーズの最初期の、世界の始まりの物語らしい。

 パトリック・ロスファス『風の名前5』(山形浩生・渡辺佐智江・守岡桜訳/ハヤカワ文庫FT)ご恵贈賜りました。第2部は来年3月から刊行開始となる由。

 今週は、豆本関係の材料を註文したり、箔押しの業者に問合せたり。マクラウド作品集の刊行に備へて。


7月9日(日)

 今週は一冊も本を買はなかったやうだ。

 仕方がないので、他の買ひものを列挙する。

 サカタのタネから朝顔「団十郎」を買った。去年は小さな苗だったが、今年は行灯作りになってゐて、もう花も咲いてゐる。一鉢に二株入ってゐる。鉢が小さいので、大鉢に植ゑ替へる。昨年は種が5粒しかとれず、今年一つも発芽しなかった。今度はたくさん種をとりたい。

 eClassical.comから、マタイ受難曲を購入。Sigiswald Kuijken指揮のもの。2010年収録。

 iTunes Storeで、マタイ受難曲を購入。René Jacobs指揮。

 ここ数年、ミサ曲ロ短調ばかり聴いてゐた。毎日毎日聴いてゐた。その前は、無伴奏チェロ組曲を聴いてゐた。毎日毎日聴いてゐた。そして、今はマタイ受難曲である。


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