12月31日(火)

 先週は、《マニュエル伝》の第二弾ジェイムズ・ブランチ・キャベル『イヴのことを少し』(垂野創一郎訳/国書刊行会)が刊行されたのである。これを機会に『ジャーゲン』もまた少し売れるといいのだが。まだ、『夢想の秘密』復刊には数が足りないのである。

 今週買った本。
○Charlotte Lennox The Female Quixote (Oxford University Press, 1970)
○Charlotte Lennox The Female Quixote (Penguin Classics)
●オースティン高慢と偏見(上)(小尾芙佐訳/光文社古典新訳文庫)
●オースティン高慢と偏見(下)(小尾芙佐訳/光文社古典新訳文庫)
●ルーシャス・シェパード『タボリンの鱗』(内田昌之訳/竹書房文庫)
 光文社古典新訳の二冊はKindle版で。

 SFマガジン2月号拝受致しました。新刊紹介欄に『ジャーゲン』の名前が。嬉しい。 そしてこの号には六〇周年記念エッセイが六〇本載ってゐて、その一つが私が書いたものなのだ。しかしぱらぱらとページを捲っても私のがない。封筒を開いたときに落としたのかと思って机の下を探したが見つからない。よく見たら二つに分割されてゐて、後半の最初に載ってゐた。あってよかった。

 ルーシャス・シェパード『タボリンの鱗』(内田昌之訳/竹書房文庫)ご恵贈賜りました。

『フレドリック・ブラウンSF短編全集2 すべての善きベムが』(安原和見訳/東京創元社)ご恵贈賜りました。

 シャンナ・スウェンドソン『魔法使いのウエディング・ベル』(今泉敦子訳/創元推理文庫)ご恵贈賜りました。

 今月は、和書を12冊、洋書を2冊、合わせて14冊の本を購入。少な過ぎる!

 そしてこの一年に、和書191冊、洋書33冊を購入。裁断してpdf化したのは33冊だった。

 和書は昨年より45冊増えて、やや恢復。一方、洋書は93冊からおよそ三分の一になってしまった。和書は一昨年とほぼ同じで、洋書は半分。十年前は、和書を293冊、洋書を44冊買ってゐた。


12月22日(日)

 今週買った本。
●エリカ・スワイラー『魔法のサーカスと奇跡の本』(小林浩子訳/東京創元社)
●エリック・マコーマック『雲』(柴田元幸訳/東京創元社)
●ヒュー・ウォルポール『銀の仮面』(倉阪鬼一郎編訳/創元推理文庫)
●エラリー・クイーン『アメリカ銃の謎』(中村有希訳/創元推理文庫)は何度も『ジャーゲン』の引用が出てくるといふツイートを読んで。確かに冒頭からアナイティスが出てくる。

『白昼夢通信 創元日本SFアンソロジーⅡ』(東京創元社)ご恵贈賜りました。


12月14日(土)

 二週間空いてしまったが、今月に入って買った本は以下のとほり。
●礒山雅『マタイ受難曲』(ちくま学芸文庫)
●アリソン・マシューズ・デーヴィッド『死を招くファッション』(安部恵子訳/化学同人)
●芦田宏直『シラバス論』(晶文社)
●ヴィクター・ラヴァル『ブラック・トムのバラード』(藤井光訳/東宣出版)
●テッド・チャン『息吹』(大森望訳/早川書房)
 テッド・チャンは二作品は読んでゐたはずだが、すっかり忘れてゐる。早速読んでみたら思ひ出したが、表題作はエントロピーを扱った作品で面白かった。普通エントロピーが出てくると熱平衡なのだが、これは空気圧の圧力平衡。そこがまた不思議な世界を生み出してゐる。

 Night Land Quarterly Vol. 19 ご恵贈賜りました。「垂野創一郎インタビュー」面白い。その中で聞きての岡和田さんが「ぱらんてぃあ」について少し勘違いしてゐたのをわざわざ訂正記事を出してくださってゐます。 athird.cart.fc2.com/ca8/282/p-r8-s/ pic.twitter.com/eHRVVb1Z5m

 廣島玲子『妖たちの祝いの品は』(創元推理文庫)ご恵贈賜りました。

 マーサ・ウェルズ『マーダーボット・ダイアリー(上・下)』(中原尚哉訳/創元SF文庫)ご恵贈賜りました。

 テッド・チャン『息吹』(大森望訳/早川書房)ご恵贈賜りました。


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