2月28日(水)

 今月も今日で終はり。何だか早いな。ひょっとして今月だけ他の月より短いんぢゃないかと疑ってみたのだが、本当に短かった。

 月が替ったら本を買はう。

 今日も『空中スキップ』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]の続き。面白いけれども、なかなか進まない。

 アメリカの出版社Random HouseとHarperCollinsが作品の抜粋のオンライン公開を始めたさうだ[ITmediaNews]。今まではAmazon.comがやってゐて、最初はかなり話題になったが、今は特にニュースにもならない。日本では始めたところはまだないのか。


2月27日(火)

 気がついたらジュディ・バドニッツ『空中スキップ』(岸本佐知子訳/1900円+税/マガジンハウス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手に取って出勤してゐた。面白いので、一気に読まず少しづつ読みたい。独特の妙な雰囲気に満ちあふれてゐる。

 Rubyでは、POSTで送ったものに対して帰ってきたファイルを簡単に受け取れることが判った。どうしてこんなに簡単なんだ! これさへあれば、GETではなくPOSTでキーワードを送って検索するオンライン書店の情報が扱へるやうになるではないか。これからいろいろ利用してみたい。といふことで、Ruby再入門に挑戦中。実は先週、自分が前に書いたrubyのスクリプトを見ても全然判らなかったのである。歳をとると忘却の速度は計り知れないほど速くなる。

 Amazon.co.jpに、
○Alan H. Fielding Cluster And Classification Techniques for the Biosciences (Cambridge University Press, 2006/12) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文。読まないかも知れないけれど、念のため買っておく。


2月26日(月)

 不意にFlora SegundaAmazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]を手に取って出勤。ゴーメンガーストのやうな城に住む14歳の少女が主人公だ。

 昨日読み終へた『文学刑事サーズデイ・ネクスト3 だれがゴドーを殺したの?(下)』(田村源二訳/2600円+税/ヴィレッジブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]だが、「クウィラー=カウチ」といふ作家名が出てきたときにはちょっとがっかりした。これまで、アーサー・キラ=クーチといふ名前でいくつもの(でもないか)短篇が邦訳されてゐるのだ。英和辞典で調べてみても、Couchの発音はクーチ【kú:tʃ】になってゐる。私はキラ・クーチの燃える脚の話が好きなのだ。

 最近、あちこちでSecondLifeに関する記事を見かける。何でも400万人を超える人々が登録してゐるといふ。どうやら日本では、もうすぐ日本語版が公開されるといふことで話題になってゐるやうだが、私はあまり関心を抱いてゐなかった。が、あるとき、「本屋はあるのか」と思ってしまった。どうなんだらう。本屋はあるのか。気になって仕方がなくて夜も眠れなくなり、この際、登録して確かめてみようかと思ってゐたら、「ブックオフがSecond Lifeに出店[NikkeiNet, ITmediaNews]」といふ記事が目に入った。へえ、ブックオフがねえ。まだ、本は売ってゐないやうだが。Shibuya島にあるのか。はたきやエプロンもらってもしょうがないんだけど。本はくれないのかな。


2月25日(日)

 またもや新しい新書ができるらしい。扶桑社とアスキーだといふ。探してみると扶桑社新書はもうオンライン書店で註文できるではないか。仕方がないので、新書新刊情報室に追加した。

 新聞の読書欄などの書評情報一覧ページを作らうとしたのだが、頭痛がひどくなって来たので掲載日順一覧表示を作ったところで力尽きる。新着順と掲載日順が一致しないので、本当は新着順にしたいのだが、今はまだ新着順にすると不都合が生じてしまふ。理由は面倒臭いから説明しない。
 検索できないとあまり意味がない。少しづつ何とかしていきたい。

『文学刑事サーズデイ・ネクスト3 だれがゴドーを殺したの?(下)』(田村源二訳/2600円+税/ヴィレッジブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。本がたくさん出てくる話は楽しい。細部は楽しいのだが、長い割に話がなかなか進まない。主人公は相変はらず避難所の本の世界に入ったままで、消された夫は戻ってこない。まあ、細部を楽しめばいいのだらうが。

 次にジュディ・バドニッツ『空中スキップ』(岸本佐知子訳/1900円+税/マガジンハウス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を少し読む。実に変な話である。期待してゐた以上に。

 久しぶりに英語の本を註文。Amazon.co.jpに、
○Hal Duncan Ink: The Book of All Hours ($15.95, Del Rey, 2007/2/27) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Catherynne M. Valente The Orphan's Tales: In the Night Garden ($14.00, Spectra, 2006/10/31) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Justina Robson Living Next Door to the God of Love ($13.00, Bantam Dell Pub Group, 2006/3/28) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Jon Courtenay Grimwood End of the World Blues (£12.99, Gollancz, 2006/8/17) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]
○Charles Stross Glasshouse (£6.99, Orbit, 2007/3/1)) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]
を。
 Inkは、Vellumの続篇。600ページもあるので読まないやうな気がする。あ、この版は480ページか。300ページくらゐの本が好きなのだが、ちゃうどそれくらゐの本が少ない昨今である。


2月24日(土)

 昨日から通勤時には『文学刑事サーズデイ・ネクスト3 だれがゴドーを殺したの?(下)』(田村源二訳/2600円+税/ヴィレッジブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読むことにしたのだが、今日は鞄にPowerBook G4 12"を入れて帰ることになってゐるので、帰りにポケットに入れられる文庫本に変更することにして、ジョン・スコルジー『老人と宇宙』(内田昌之訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を持って出勤。軍隊ものはちょっと苦手なのだが、これは大丈夫だった。何しろ登場人物たちがみな老人だからだらうか。若者が成長する話が私は嫌ひなのだ。若者が嫌ひだとも云へる。本書の場合、主人公と仲間たちが75歳だから安心である。もっとも後ろの方では6歳の兵士たちが出てくるけれども。しかし、6歳の兵士は自分と全く同じ遺伝子を持つ人間に対してあのやうな気持を抱くだらうか。一卵性双生児が兄弟や姉妹の人生を自分の人生だと思はないやうに、全く別のことだと思ふのだが。

 bk1から、『EclipseではじめるPHP』(2180円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ジュディ・バドニッツ『空中スキップ』(岸本佐知子訳/1900円+税/マガジンハウス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、トマス・ブルフィンチ『シャルルマーニュ伝説』(市場泰男訳/1150円+税/講談社学術文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、デイヴィッド・ウェーバー『反逆者の月』(中村仁美訳/900円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
ジェフリー・フォード『ガラスのなかの少女』(田中一江訳/880円+税/ハヤカワミステリ文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、レイ・ブラッドベリ『瞬きよりも速く』(伊藤典夫他訳/900円+税/ハヤカワ文庫NV)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ジョン・スコルジー『老人と宇宙』(内田昌之訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ウィリアム・トレヴァー『聖母の贈り物』(栩木伸明訳/2400円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。

 スコルジーのはさっき読み終へた本。PHPの本は、なぜEclipseを使ふのか、どんないいことがあるのか判るだらうかと期待して購入したのだが、全然さういふことが書いてなかった。普通のテキストエディタで作るのと同じやうなことしか書いてゐないではないか。全く期待外れである。無駄遣ひをしてしまった。

『瞬きよりも速く』は前に別の版を買ったときに読んでゐるし、『ガラスのなかの少女』は原書で読んでゐるので、今回購入したものは多分読まない。ジュディ・バドニッツ『空中スキップ』とウィリアム・トレヴァー『聖母の贈り物』には少し期待してゐる。

 応急修理で誤魔化してゐた新旧ISBN変換器をもう一度見直して修正。


2月23日(金)

 今日から読む本として、『文学刑事サーズデイ・ネクスト3 だれがゴドーを殺したの?(下)』(田村源二訳/2600円+税/ヴィレッジブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手に取って出勤。

 ジョン・スコルジー『老人と宇宙』(内田昌之訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を訳者の内田昌之さんからいただきました。ありがたうございました。サーズデイ・ネクストが終はったら読みます。

 新書新刊情報では、平凡社新書と集英社新書の新刊情報蒐集スクリプトが自動発進されないことに気がついて、修正。眠いので今日はここまで。


2月22日(木)

 bk1に昨日註文した本の続き。
『EclipseではじめるPHP』(2180円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ジュディ・バドニッツ『空中スキップ』(岸本佐知子訳/1900円+税/マガジンハウス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●トマス・ブルフィンチ『シャルルマーニュ伝説』(市場泰男訳/1150円+税/講談社学術文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●デイヴィッド・ウェーバー『反逆者の月』(中村仁美訳/900円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上四冊追加して、合計八冊である。

 ジャスパー・フォード『文学刑事サーズデイ・ネクスト3 だれがゴドーを殺したの?(上)』(田村源二訳/2600円+税/ヴィレッジブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]読了。どうしてこんなに時間がかかってしまったのか。面白いけど、ちょっと長すぎるのではないか。まあ、面白いからいいか。

 新旧ISBN変換器にときどき間違ひが生ずるやうだと気づいたことは前に書いた通り。気づいてゐても、修正する余裕がなかった。何番のときに間違へるか調べる時間がなかったのだ。ところが、今日、ここを読んでくださってゐる司書の方からメールをいただき、どの番号のときに間違へるかがはっきり判った。そこで、修正。とりあへず今は指摘された間違ひはしなくなったやうだ。11で割ったときのあまりの数を使ふのだが、1−10まで調べるのではなく、0−10まで調べなければならなかったのだ。指摘してもらって助かった!


2月21日(水)

 買った本だけ報告。bk1に、
●ジェフリー・フォード『ガラスのなかの少女』(田中一江訳/880円+税/ハヤカワミステリ文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●レイ・ブラッドベリ『瞬きよりも速く』(伊藤典夫他訳/900円+税/ハヤカワ文庫NV)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ジョン・スコルジー『老人と宇宙』(内田昌之訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ウィリアム・トレヴァー『聖母の贈り物』(栩木伸明訳/2400円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
もう眠くて書けない。残り四冊は明日報告することに……。


2月20日(火)

 そろそろ本を註文したい。あれとかあれが数日中に註文できるやうになるはづなのだが。

 といふ訳で、話題がない。

 さういへば、また登録してゐないメールアドレス宛に、ここをクリックしてAmazon.comのアカウント情報のアップデートをせよといふメールが来た。安全性を向上させるために今すぐアップデートを! と云ってゐる。でも、登録されてゐないアドレスなんですが、これは。
 登録してゐるアドレスでも十分怪しいが、純朴な人は信じてしまったりするのだらうか。「ここをクリック」となってゐるURLも表示と実際のリンク先が一致してゐない。近ごろは物騒だから、アップデートしておかねばねとか思ってしまふ人もゐるのだらう。困ったものである。


2月19日(月)

 今日から再びジャスパー・フォード『文学刑事サーズデイ・ネクスト3 だれがゴドーを殺したの?(上)』(田村源二訳/2600円+税/ヴィレッジブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]を手に取って出勤。今のところ、面白い。

 「エルゴソフト“egwordシリーズ” 、“egbridgeシリーズ”新バージョンを3月29日に発売」だといふ。ワープロソフトにはあまり関心はないが、仮名漢字変換には大いに関心がある。特にこのegbridgeは。私はこのegbridgeの個人登録辞書に1000までもう少しといふ数の歴史的仮名遣ひの言葉を登録してゐるのだ。私のMacでは、「てふてふ」と打てば、蝶々と変換されるのだ(今確認したらされなかった。実は活用されない漢字のみから成る名詞はどうでもよかったりする)。「をはる」と打てば終はると変換されるのだ。「あふひ」と打てば「葵」と変換されるのだ(これは不要だけど)。といふことで、仮名漢字変換は他のものには換へられない。私が30代の貴重な時間を費やして少しづつ増やしていった、大切な辞書だから。それにしても30代の貴重な時間を随分無駄にしてしまったやうな気がしないでもない。とりあへず、バージョンアップはしておかうかな。


2月18日(日)

 空港に早めに着いたので、一つ早い便に乗れるかと思ったら、私が買った航空券の割引の種類は変更ができないものだった。あまり見慣れない名前の比較的新しい割引だったので、知らなかったのだ。といふ訳で、空港で2時間待つことになった。ちょっと喜びながら、空港の書店へ(レシートに書店名がないので名前は判らない。かけてくれたカバーにも名前はない。もしかしたら、名前はないのかも)。
●香西秀信『論より詭弁』(700円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●上地明徳『ダマされたくない人の資産運用術』(760円+税/青春新書INTELLIGENCE)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●中村うさぎ『壊れたおねえさんは、好きですか?』(467円+税/文春文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を購入。なぜかわくわくしながら、搭乗口へ。

 まづはロイス・マクマスター・ビジョルド『チャリオンの影(下)』(鍛冶靖子訳/各980円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]の続きから。読み終へるのに意外に時間がかかってしまった。それにしても、これは私が最も嫌ふ類ひのファンタジイではないのか。それなのに面白い。次も読みたいと思ってしまった自分が不思議である。主人公が疲れ切って身も心もぼろぼろになった男だといふのが珍しくてよかった訳でもないだらう。不愉快な思ひをした訳ではないのだから、素直に喜ばう。

 次に読んだのが中村うさぎ。読み始めるとどうも居心地が悪い。何だかときどき読んだことのあるやうな文章に出会すのである。変だなあと思ひながら読み終へた。どうも釈然としない気持である。帰ってきてから検索すると2003年9月5日に読んでゐた。本は8月に買ってゐた。「なかなか面白いのではあるが、買ひ物病の話を書いてゐた頃に比べると、あまりにも冷静に自分と自分を取り巻く状況、あるいは現在の社会の状況などを分析しており、しかもその分析は至極尤もなものである。つまり全然壊れてゐないのだ。壊れたおねえさんは、好きですか?っていふんだから、もっともっと壊れてほしいものだ。おそらく、自分の壊れぶりを冷静に分析してみせて、そこに可笑しさを感じさせようとしてゐるのだらうが、確かにそれはそれで可笑しいのではあるが、やはり分析などせずに対象に(以前は買ひもの、本書では「もてるやうになるということ」)耽溺し、陶酔し、そして壊れていってほしいものだ。」なんて感想が書いてあった。なるほどね。いや、なるほどねなんて感心してゐる場合ではない。500円の金と30分の時間を無駄にしたのだ。

 続いて、『ダマされたくない人の資産運用術』を手に取る。「資産運用」のところよりも「ダマされたくない人」のところに強く心惹かれる訳である。どうも騙されないための本を買はずに済ませるのが難しいやうだ。読んでみるとあまり騙されないといふことに力点が置かれてゐなくて、投資信託で分散投資をして長期的に運用せよといふことが書いてあるだけだった。騙しの手口なんかの解説はなかった。残念。デイトレーダーなんかの投機に血道を上げる人たちの話に騙されるなと著者は云ひたいのだらう。知ってゐる内容ばかりなので、新たな発見はなし。具体的な数値が示されてゐることと、意味のない図やグラフがないのには、好印象を抱いた。

 機内へ移動して、『論より詭弁』に取りかかる。寧ろこちらに人を騙すやうな話術が登場する。「論理的思考をレトリックの立場から批判的に検討する」内容なのだが、現実の世界では論理的な思考方法だけで議論が成立することはないと云ひたいやうだ。
 私は口の上手い人に言ひ負かされたり言ひくるめられたしてしまふことが多いので、そのときの防御に使へさうな智識を得ることができてよかった。「論と人とは別でないか」とか、事実の記述のやうな文にすでに価値判断が埋め込まれてゐるとか、「正しい論拠が多過ぎてはいけない」とか、いろいろ。これだけでは何だか判らないだらうけど。この著者の他の本も少し読んでみようかと思った。用心深くしてゐるつもりでも、いつの間にか言ひくるめられてしまったりしてゐて、もっとはっきり反論するにはどうすればいいのだらうと苦しむことが多いのだ。

 帰宅すると本が届いてゐた。

 早川書房から、テリー・グッドカインド『魔教の黙示5 自由を求めて』(佐田千織訳/680円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店]は、〈真実の剣〉第6部完結編。ありがたうございました。

 bk1から、『バイオインフォマティクスの数理とアルゴリズム』(3000円+税/共立出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いてゐた。面白さうである。


2月17日(土)

 『チャリオンの影(上)』(鍛冶靖子訳/各980円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へ、後半へ。中世風の異世界舞台にした魔術と戦いと宮廷の陰謀と恋みたいな話は嫌ひなはづなのに、これは面白い。独創性が最も大事なものだと思ってゐたのだが、この作品は面白い。なぜ、どこが面白いのかよく判らないけれども、どんどん先を読んでしまふ。


2月16日(金)

 明日は出張である。飛行機に1時間、電車に2時間半くらゐ乗るだらうか。往復だから二日で7時間の読書時間があるといふことになる。7時間か。何を持っていけばいだらう。2時間くらゐ悩んでしまった。ああ、2時間あれば本が一冊読めたのに。時間を無駄にしてしまったではないか。ハードカバーは重いので、文庫本にしよう。ロイス・マクマスター・ビジョルド『チャリオンの影(上・下)』(鍛冶靖子訳/各980円+税/創元推理文庫)上[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]/下[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]にしてみよう。まとまった時間が取れたときでないと読まないやうな気がするからだ。しかし、もしも読み終はってしまったときのために英語の本も一冊持って行かうか。Robert Charles Wilson Julian (PS Publishing, 2006/12)[Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]にしよう。86ページと薄い本だが、英語だから意外に長持ちしさうである。もしもこれも読み終はったら、仕方がないから、通りすがりの書店で調達するしかない。

 といふことで、明晩の更新はありません。

 「Adobeの電子書籍リーダー「Adobe Digital Editions」にベータ3が登場」といふ記事を見つけたので、早速ダウンロードしてみた。あ、メニューが文字化けしてゐる。使ひづらいなあ、これでは。先日買ったRubyに関するpdf本を開いてみた。Adobe Readerよりも便利なのか。私にはよさが今一つ判らない。「機能がシンプルで軽快に動作する」んだといふが、特に速さに感銘をうける訳でもなかった。


2月15日(木)

 昨日RSSファイル作成装置の修復をしたけれども、今日のアクセス数は全然増えてゐなかった。寧ろ、昨日よりも減ってゐるではないか。全く関係なかった訳だ。あってもなくても構はないRSSって訳だ。RSSリーダが自動的にファイルを読みに来るけれども、それは何となく設定してしまっただけで、誰も読みたい訳ではなかったのだらう。
 そんなことはまあどうでもいい(本当はよくないけど)。毎日午前2時にファイル作成と昨日は書いたが、それでは駄目だと気がついた。日記を書かなくても更新されてしまふ。日記更新と同時にファイルが作成されるやうにしなければ。さう設定してみたつもりだが、うまく動くだらうか。

 今日は書くことがないな。

 今朝から、ジャスパー・フォード『文学刑事サーズデイ・ネクスト3 だれがゴドーを殺したの?(上)』(田村源二訳/2600円+税/ヴィレッジブックス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]を手に取って出勤。まだほんの最初だけ。面白くなるのだらうか。巻を追ふにつれて分厚くなっていくのが不安なのだが。

 今日はもう書くことがなくなってしまった。いやいや、書くことがないなら本を読めばいいのだ。今こそ本を手に取って読め!


2月14日(水)

 この日記のRSSファイルを開いてみて驚いた。なんとこの一月半、更新されてゐないではないか! あの、Vine Linuxが動かなくなってしまった晩以来である。知らなかった。全然知らなかった。まったく気づかなかった。どうもubuntuへの移行以来アクセス数が激減したと思ってゐたが、そのせゐだったのだらうか。いや、関係ないかも知れないけど。
 とにかく、今日から毎日午前二時に更新です。

 Amazon.co.jpから、Robert Charles Wilson Julian (PS Publishing, 2006/12)[Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]が届く。A Christmas Storyといふ副題がついてゐる。86ページしかない短い本である。序文はロバート・J・ソウヤーである。

 The Brief History of the Dead (Vintage Books) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]読了。なんといふ結末だ。こんなことにならうとは。しかし、Brief Historyといふ題名から予測して然るべき結末だったのかも知れない。悲しい結末である。

 bk1に、
『バイオインフォマティクスの数理とアルゴリズム』(3000円+税/共立出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。

 書籍とICタグに関連するニュース二つ。ICタグを埋め込んだ書籍を初めて消費者に販売、出版業界が4回目の実証実験[Nikkei BPnetといふ記事では、ICタグはコミックスの背表紙の裏に埋め込んで実際に店頭で販売したことが報じられてゐた。「プライバシ上の問題が起こらないように」、「店頭にコミックスを並べる前に、すべてのICタグの機能を停止させた」さうである。それでは、精算するときには使へないといふことか。まあ、家まで追跡されたら嫌だといふのは判るが、店を出るときに機能を停止させるやうにはできないのか。
 もう一つは、蔵書管理にICタグ 倉敷市立中央図書館が県内初導入へ[山陽新聞といふもの。「館外への無断持ち出しを防ぐ」といふことと、「管理の効率化や貸し出し手続きの迅速化」の二つが主な目的。我が家の本もさうやって管理したいのだが、いつになったらできるやうになるだらうか。


2月13日(火)

 Amazon.co.jpから、群像2007年2月号と、井上史雄『変わる方言動く標準語 』(700円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。群像2007年2月号の〈シンポジウム 翻訳の詩学〉を読むつもりだったのだが、やめてしまった。一人一人の発言が長くて数ページに及ぶので、嫌になってしまったのだ。云っていることもよく判らないし。難しい話は苦手なのだ。

 The Brief History of the Dead (Vintage Books) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]は今日も終はらず。残り15ページ。思ひもよらない結末へ向かってゐるやうな気がしてゐる。

 Amazonでもまだまだ情報が不十分だといふ記事[CNET Japan]といふ記事があった。「Amazonでさえ全在庫の10%しかこの(所謂ロングテールの)テールの中に入っていない」と指摘する内容で、「オンラインストアで大成功を収めるには、この数字が50%になることを目指すべきだ」とChris Andersonは云ってゐるらしい。本当にさうなのかどうか私にはよく判らないが、さういふ情報はAmazonが集めなくても、ネット上のどこかにあるからいいのではなからうか。やはり集めて提供するのがオンラインショップの務めなのだらうか。


2月12日(月)

 bk1から、キプリング『プークが丘の妖精パック』(金原瑞人・三辺律子訳/667円+税/光文社古典新訳文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、清野恵美子『昭和レトロ語辞典』(1300円+税/講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、北原保雄監修『みんなで国語辞典! 』(950円+税/大修館書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、『Rubyレシピブック268の技 第2版』(2800円+税/ソフトバンククリエイティブ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、B・W・オールディス『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』(柳下毅一郎訳/580円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、アーサー・C・クラーク『天の向こう側 』(山高昭訳/800円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、デイヴィッド・エディングス『炎の天蓋』(宇佐川晶子訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ロバート・ジョーダン『竜神飛翔3 王都シームリンの攻防』(斉藤伯好・月岡小穂訳/700円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、有川浩『図書館危機』(1600円+税/メディアワークス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。
 読まなければならない本があるのに、ついページを捲ってしまふ。意外に面白かったのが、『昭和レトロ語辞典』。昭和30年から42年までを年代別に流行った言葉並べてゐる。私の物心がつく前の時代だが、いや、だからこそ面白いのかも知れない。机の上に置いておくと、気がつくとページを開いてゐるのだ。逆に期待ほどでもなかったのが『みんなで国語辞典! 』。部分的に、『オトナ語の謎。』みたいな部分もあったりして。といいながら、今ページを捲ってゐたら20分が過ぎてしまった。そんな暇ないのに!
『Rubyレシピブック268の技 第2版』を開いて、Rubyへ気持が向き直り始める。

 書棚でPaladin of Soulsを見つけて驚いた。こんな本を持ってゐたのか。ロイス・マクマスター・ビジョルド『チャリオンの影(上・下)』(鍛冶靖子訳/各980円+税/創元推理文庫)上[amazon.co.jp, bk1]/下[amazon.co.jp, bk1]の続きである。そこに何か紙切れが挟んである。5ページくらゐは読まうとしたのか。それにしても5ページでやめるなんて情けないな。でも、いきなり第二巻から読み始めるかね。そもそも第一巻は持ってゐるのかと思って日記を検索して見たら、2005年5月5日にThe Curse of Chalionを註文したと書いてあった。さうか、買ったのか。だが、まったく読んでゐないはづだ。どうして読みもしない本を買ふのかね。私には全く理解できない(私なんだが)。

 時間がないと云ひながら、郷原信郎『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(680円+税/新潮新書)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]を読んでしまった。なるほどと思ふことが多い。日本経済に関する智識が乏しいから、何でも感心してしまふのだ。日本の法律は象徴でしかなかったのか。どうして、それでうまく行っていた時代があって、どうしてうまく行かなくなってきたのかが、少し判った(やうな気がする)。

 今日こそ読み終へるはづだったThe Brief History of the Dead (Vintage Books) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]はまだ50ページも残ってゐる。遅すぎる。でも、今日はまだ3時間ほど残ってゐるではないか。何とかなるかも知れない(いや、無理だ。絶対無理だ)。


2月11日(日)

 今日一気に読み終へようと思ってゐたThe Brief History of the Dead (Vintage Books) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]はやうやく三分の二くらゐ。遅すぎる!

 遅すぎるのは、時間があるとつい新刊情報スクリプトを作ってしまふからだ。今は書評情報収集スクリプト作成中である。その影響で、ChunichiBookWeb書評新着情報RSSのxmlファイル生成方法が変はって、今日は表示が乱れてしまったと思ふ。申し訳ないが、お許し願ひたい。収集した書評情報を検索したりできるやうにしたいと思ってゐる。

 自分のサイトへのアクセスを調べてゐたらフランス書籍のISBNで検索して来てゐるのに気がついた。何を探してゐたんだらうと私もその番号で検索して見たら、こんなページが! いつの間にかできてゐたんだ。いや、微かに作ったやうな気もするのだけど、どうやって作るんだらう。すっきりしてゐていい感じだ。私好みのページだ。私が作ったんだから当然だらうけど。フランス語のファンタジイ新刊情報なのに、日本語で「5%引き」なんて書いてあるところがちょっと変だ。どうにかすればいいのに(って、私が作ったんだけど)。


2月10日(土)

 科幻网(国内动态)の表示形式が少し変はった(画像入り記事が冒頭に並ぶやうになった)ために、情報取り込みスクリプトを書き換へる。面倒臭いな。その他、新書・文庫・選書新刊情報の欄の細かい修正なども。気になると修正せずにはゐられなくなってしまふのが困る。

 仕事の帰りに紀伊國屋書店に寄って、群像2007年3月号Amazon.co.jp]を購入。レイ・ヴァクサヴィッチの「セーター」が載ってゐるのだ。岸本佐知子訳である。さういへば、Ray VukcevichのMeet Me in the Moon RoomAmazon.co.jp紀伊國屋]は持ってゐたはづだ。前にちょっと気にしてゐたことのある作家だったが、いつしか忘れてしまったのである。本は書棚を数分間探しただけで運よく見つけ出せたが、読む訳でもなくそっと棚に戻す。
 あ、題名のところに「恋愛小説集2」と書いてある。「1」はどこだ? と思ったら、1は2月号に載ってゐるやうではないか。アリ・スミス「五月」である。全然知らない作家である。ところで、「セーター』って恋愛小説なのか。あ、2月号には「シンポジウム 翻訳の詩学−−〈エクソフォニーを求めて〉」といふ記事も載ってゐるではないか。といふことで、早速Amazon.co.jpに、群像2007年2月号を註文する。一緒に、
●井上史雄『変わる方言動く標準語 』(700円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文した。

 早川書房から、『SFが読みたい! 2007年版』(700円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をいただく。ありがたうございました。


2月9日(金)

 アメリカのSF情報誌Locus2月号が届く。今号には2006 Recommended Reading Listが掲載されてゐる。全然読んでゐない……。リストを眺めてゐると情けなくなってきた。ジェフリイ・フォードの短篇集だけだ、読んだのは。他には、The Brief History of the Dead (Vintage Books) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]がもうすぐ半分まで読み進めてゐるところだといふことだらうか。買った本は何冊もあるのに……。もっと読まねば。

 こんなニュースを見かけた。「ワールド、銀座に「大人の男女へ向けた」ブランド初の路面店」といふものである。銀座にどんな店ができようと私は構はないが、「店内にはヨーロッパのアンティーク什器や「紳士の書棚をイメージ、古書・新書を問わずセレクトした」という書籍を集めたコーナーなどを設け、ブランドの世界観を表現した。」といふのは、その内容を考慮して決めてゐるのだらうか。紳士の書棚に並ぶ本とはどんな本なのだらう。もしかして、見た目だけで並べてゐたりはしないか。さうだとしたら、その昔、総中流になった日本の家庭で今に百科事典を置いて飾ったのと同じではないか。それではあまりにも悲しい。どういふことなのか確認してみたいとすら思ふ。銀座か。この地図判りにくいな。銀座はイエナがなくなって、私にはもう判る目印がないのだった。


2月8日(木)

 キーボードが届いた。快適だ! この穏やかなキーの押し具合は素晴らしい。これでもう少し椅子が高くできたら肩の痛みが軽減するかも。今度は椅子を買ひたくなってきた。

 今日は、Vimで辞書検索ができるスクリプトがあることを知ってしまった。試しに設定してみると本当に動いた。これで、Vimで何でも書けるんぢゃないかと思ったが、外字の設定はできないのか。このままでは些か見づらい。何だかもっともっと辞書を買ひたくなってきた。明鏡国語辞典なんて安いのだから買ってしまひたい。『研究社 新英和大辞典〖第6版〗』EPWING版ロゴヴィスタ版]も欲しい(LogoVista版が出て少し安く購入できるやうになった)。ああ、次々に辞書が欲しくなってきた。そんなにあっても常に使ふのは限られてゐるのに。いやいや、一生に一度でも使って役に立てば買った意味はあるのだ。

 久しぶりに、実に久しぶりにbk1に本を註文。
●キプリング『プークが丘の妖精パック』(金原瑞人・三辺律子訳/667円+税/光文社古典新訳文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●清野恵美子『昭和レトロ語辞典』(1300円+税/講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●北原保雄監修『みんなで国語辞典! 』(950円+税/大修館書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『Rubyレシピブック268の技 第2版』(2800円+税/ソフトバンククリエイティブ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●B・W・オールディス『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』(柳下毅一郎訳/580円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●アーサー・C・クラーク『天の向こう側 』(山高昭訳/800円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●デイヴィッド・エディングス『炎の天蓋』(宇佐川晶子訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ロバート・ジョーダン『竜神飛翔3 王都シームリンの攻防』(斉藤伯好・月岡小穂訳/700円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●有川浩『図書館危機』(1600円+税/メディアワークス)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 久しぶりなので、ちょっと多め。


2月7日(水)

 Amazon.co.jpから『CD-ROM版 日本語大シソーラス類語検索大辞典』(9975円/大修館書店)[Amazon.co.jp, 紀伊國屋書店]が届く。まづはMacOSXにインストール。LogoVista電子辞典ででも、Jammingでも使へる。次にLinuxでの動作確認。dessedを使ってEPWING形式に変換すると、EBViewで問題なく使へるやうだ。新しい辞書を買ふと嬉しい。たとへ実際にはほとんど使はない辞書であっても。紙の類語辞書だと全文検索ができないのがつらいのだが、電子版だと簡単にできるのが嬉しい。もちろん、LogoVista電子辞典でもJammingでも全文検索はできる。

 今度はランダムハウス英語辞典が欲しくなってくる。まさか、ランダムハウス英語辞典をまだ持ってゐなかったのかっ! と驚かれてしまふかも知れないが、私が今持ってゐるのはMacintosh版なのだ。Mac版はLinuxでは使へない。Windows版だと変換スクリプトを使へば、EPWING用のアプリケーションで利用できるやうになるはづだ。欲しい、今すぐ欲しい。

 右のシフトキーが使へなくて非常に不便な思ひをしてゐる毎日だが、新しいキーボードがやうやく今日出荷になったらしい。

 さっき気がついたのだが、どうも私が作った新旧ISBN変換器はときどき間違へるやうぢゃないか! 困るね、こんなものを公開しては。とは誰も指摘してくれてゐないが、どうも動きが変なので、今週末に点検します。ある特定の場合だけ正しくない結果を表示してしまふやうだ。


2月6日(火)

 やはり無理してでも書かなければ気が済まないのが日記である。かうやって十年以上も書いてゐるのは、無理してでも書いてきたからだらう。
 書くことがあってさっと書けた晩は気分がいい。本を買ったり読み終へた日は書くことがあって簡単だが、さういふことがないと話題に乏しい生活をしてゐるせゐか、何も書くことが頭に浮かばなくて苦しんだ末に、本を註文してしまったりする。でも今年は日記のために本を註文するのはやめようと固く心に誓ったのだ。

 今日はvimでモードの切り替へに使ふescキーは、control + [ キーで代用できると初めて知った。左の小指を遠くまで動かさなくていいのは本当に嬉しい。といふことで、今日は日記をvimで書いてゐる。昨日はemacsで書いた。所謂ワープロ・ソフトの使ひ方をどんどん忘れてきてゐる今日この頃である。


2月5日(月)

 この頃あまりにも本を買はないので、自分の健康状態を疑ってしまひます。皆さんは、そんなことありませんか。
 ちなみに昨日買ったのはCD-ROM版辞書なので、本とは考へてゐない。ISBNがついてゐて、書籍扱ひみたいだけど、我が家では書籍扱ひではないのだ。

 さて、しばらく前からAmazon.co.jpで本を探すとURLが変な表示をすることに気づいてゐるのは私だけではないはづだ。たとへば、岸本佐知子『ねにもつタイプ』のURLはこんなだったりする。
 http://www.amazon.co.jp/ねにもつタイプ-岸本-佐知子/dp/4480814841/
 この「ねにもつタイプ-岸本-佐知子」てのは何なのかね。URLに日本語なんて入れてしまって。さういふことをしてはならないと小学校で習はなかったのかね、君は。小学校で習った、三公社五現業や四大工業地帯がなくなってしまったのと同じやうな時代の流れなのだらうか。
 これに関する記事をCNET Japanで見かけた。「狙いはSEO?」と書いてある。さうなのか。何だかよく判るやうな判らないやうな……。文字コードなんか気にしなくてもいいのかなとか思ってしまふが、URLに日本語が入ってゐるのはあまり好きではありません、個人的に。

 今朝は選書新刊情報歩RSSが古い本を何冊も表示してしまって、ご迷惑をおかけしました。情報取得法を変更したのに伴って生じた現象ですが、もう起こらないと思ひます。新書や文庫ではかういふ現象は発生しないでせう。理由は説明すると長くなるし、退屈なだけなのでやめておきます。

 あまり本を買ってゐないので、書くことがありませんね。無理して書くことはないのでせうが。


2月4日(日)

 岸本佐知子『ねにもつタイプ』(1500円+税/筑摩書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]読了。本当は他に読まなければならない本があるといふのに。どうにも我慢ができずに読んでしまった。これほど面白く楽しい本にはなかなか出会へない。読みながら笑ひを堪へるのは不可能に近い。それにしても、変はった人である。不思議な人である。

 選書新刊情報の情報取得源をbk1から、紀伊國屋書店に変更したみた。まだ、問題なく情報が更新されるかどうか判らないが。見た目は変はらないのでどうでもいいのではあるが。新書新刊情報の方も一部変更。

 Amazon.co.jp『CD-ROM版 日本語大シソーラス類語検索大辞典』(9975円/大修館書店)[Amazon.co.jp, 紀伊國屋書店]を註文。書籍版を書店で覗いてみたときにはそんなに感心しなかったのだけれども、CD-ROM版なら話は別なので、註文することにした。検索はLogoVista電子辞典ですることになってゐるやうだが、dessedを使ってEPWING形式に変換すれば、Linuxでも使へるはづ。

 RubyEBといふものを使って何かしてみたいのだが、なかなかさういふことをする時間がとれない。


2月3日(土)

 今日もAmazon関係の記事から。「アマゾン 仮想商店街に参入[FujiSankei Buisiness i]」だといふ。さうなのか。私は書籍以外の商品の購入に利用するかも知れないし、利用しないかも知れない。どうでもいいのだけど、だんだんオンライン「書店」でなくなってくるのが何となく残念である。本が買へればいいんだけど。

 岸本佐知子『ねにもつタイプ』(1500円+税/筑摩書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]をまた少し読んでしまった。他に読まなければならない本があるのに。でも、ほんの少しなので許してほしい。何とも云へない魅力があるので、なかなか我慢できないのだ。ダンセイニの世界の涯の向かうの話のやうでもあり、稲垣足穂の星のお話のやうでもあり、内田百閒の夢の話のやうでもある。いや、ちょっと違ふかな。


2月2日(金)

 bk1の検索がどうも扱ひづらいので、新刊情報の取得を紀伊國屋書店からにしようかと真剣に検討中。試しに選書新刊情報だけ切り替へてみようか。
 紀伊國屋書店の海外作品文庫新刊情報RSSはリンクがうまく出来てゐなかったので、修正しました。

Amazon.co.jp関連ニュースを三つ。
1.Amazon.co.jpの10〜12月期34%増収[IT+Plus]。「主力の書籍やCD販売が堅調で、家電を中心とする新規分野も大幅に伸びた」さうだ。
2.Amazon.co.jpは語学学習ストアを開設した。学習には関心はないが、電子辞書には多少関心はある。とはいふものの、所謂「ら抜き言葉」で電子辞書を宣伝されても全く買はうといふ気にはならない。
3.Amazon.co.jpに限った話ではないけれど、『ハリー・ポッター』最終巻の発売日が7月21日と発表され、各オンライン書店でも予約の受付が始まった模様。Amazon.co.jpではアメリカ版は2666円イギリス大人版は3141円で売られる予定。もう、アメリカ版は売上げ1位(洋書部門)イギリス大人版は売上げ3位(洋書部門)になってゐるではないか! 恐るべき本だ。そんなに面白いのか。よく知らないが。


2月1日(木)

 英語の本を読み始めるとなかなか進まないのが寂しい。The Brief History of the Dead (Vintage Books) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]はまだ10分の1くらゐ。

 Amazonポイントといふのが始まった。よくありポイント還元サービスである。よくあるも のなので、別に感激したりすることもない。

 Emacs(mewやw3mを含む)の扱ひに次第に慣れてくる。トラックボールに手を伸ばす回数が随分減ったやうなきがする。これで、肩や首の痛みが軽減されればいいのだが。

 あ、もう二月ではないか。


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