月末なので一冊だけ。Amazon.co.jpに、
●豊田秀樹編著『マルコフ連鎖モンテカルロ法』(4200円+税/朝倉書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。朝倉書店の統計ライブラリーの最新刊(多分)。
たいとう今年の半分が終はってしまった。早すぎる、いくら何でも。
Casa del Libro (casadellibro.com)から、本を発送した旨のメールが来た。
Nos ponemos en contacto con usted en relación a su pedido 0000000000.といふ文面だ。ご註文の品は発送しましたといふ内容だと思ふ。先日は、クレジットカード情報でエラーが出てしまふとかいふ聯絡が合って、一時はもう駄目かと思ったが、何とか発送されてやうだ。よかった。
Le indicamos que procedemos al envío de su pedido. Si no lo recibe en el tiempo indicado de transporte póngase en contacto con nuestro servicio de atención al cliente para realizar cuanto antes la reclamación al transportista.
Adjuntamos un fichero con la factura correspondiente a su pedido. Esta factura electrónica tiene la misma validez que una factura física.
門倉貴史『イスラム金融入門』(740円+税/幻冬舎新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読んでしまった。そんな予定ぢゃなかったのに。内容は、なるほどと納得できたといふ程度のことしか解らない。この辺りの智識は全然なかったのだから、こちらの理解力もその程度といふことなのだらう。
続けて伊東乾『バカと東大は使いよう』(740円+税/朝日新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を少し読んでしまった。変な題名だが、中身は日本の東京大学を頂点とした旧帝国大学およびそこにゐる在校生・卒業生の問題点を、官僚といふものの特徴と関連付けながら、解説してゐる。まだ、最初の方だけだが、かなり面白い。しかし、こんなことをやってゐる暇はないんだ。今日はジーン・ウルフの日だといふのに。一体、何をやってゐるんだ。
Firefox 3.0を使ふと、今まで調子の悪かった、キリル文字、ハングルの入力・表示が問題なくできるやうになった。ああ、よかった。
ああ、眠い。もう寝よう。
ジョン・スコルジー『遠すぎた星』(内田昌之訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。普通は軍隊ものは苦手なのだが、これはあまり軍隊らしくないので大丈夫だった。普通の人間たちでないからだらうか。多少は、兵士たちの連帯感には警戒心を抱いてしまふけれども。でも、そんなことは些細なことで、自己とは何かを追究する部分が興味深い。主人公は次第に明日の自分はもう今の自分ではないかも知れないといふ恐れを抱くやうになっていく(やうに私には見える)ところが忘れ難い。自分の娘ではない自分の娘への愛とか。
ジェフリー・フォード『緑のヴェール』(貞奴・金原瑞人・谷垣暁美訳/2500円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を訳者の谷垣さんからいただきました。ありがたうございました。早速、明日から読まう。
ジーン・ウルフ『警士の剣』(岡部宏之訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を早川書房からお送りいだたきました。ありがたうございました。
仕事の帰りに丸善に立ち寄り、
●伊東乾『バカと東大は使いよう』(740円+税/朝日新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●門倉貴史『イスラム金融入門』(740円+税/幻冬舎新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ミステリ・マガジン2008年8月号(840円/早川書房)[Amazon.co.jp]
を購入。街の書店で本を買ふのは久し振りのやうな気がする。ちょっとどきどきしてしまった。イスラム金融の本は今日は買ふ予定でなかったが、前から少し気にしてゐた本。書店に行って実際に本を眼の前にすると、面白さうな本を見つけてしまふから、財布には厳しい。新書はしかも、つい読んでしまふので、休日にする予定だった仕事ができなくなってしまったりするのだ。
今回は台湾から本を買はう。日本が承認してゐない中華民国といふ国家があるところである。Yesasiaから買ふことにする。ここは、台湾、香港、日本などのアジアの本、CD、DVDなどを扱ってゐる。中国語は残念ながら全然読めないので、目に付いたものを註文してみる。
○傑佛瑞・福特『查布克夫人的畫像』(US$18.49/高寶/2007年8月29日)[Yesasia]
○葉李華『上帝競賽:倪匡科幻獎作品集(一) 』(US$18.49/貓頭鷹/2006年4月4日))[Yesasia]
の二冊。一冊目はジェフリイ・フォードの『シャルビューク夫人の肖像』である。二冊目は、台湾SFのアンソロジーだと思ふ。倪匡科幻獎といふ賞の受賞作品集といふことなのだらうか。よく解らない。よく解らなくても註文はできる。「訂購」といふボタンを押して買ひもの籠に入れ、欲しい本を選び終へたら、右上の購入手続きボタンを押す。初めての場合は、メールアドレス/ユーザIDとパスワード設定から登録を始める。手続きは日本語表示があるから解りやすい。今回、住所はローマ字表示で入れたが、日本語でもいいのかどうかは不明。クレジットカードは Visa, MasterCard, American Express, JCBが使える。そのほか、PayPal、小切手、郵便為替なども。
ここは日本から註文する場合、US$25.00以上の註文をすると送料が無料になる。$18.49の本を一冊買ひもの籠に入れると、「日本郵費全免︰只需多買US$6.51 [~¥699]符合免郵費優惠的貨品,即可享獲免郵費優惠!」といふ表示が出てくる。あとUS$6.51買ふと送料が無料になるよといふことだと思ふ。で、二冊目をクリックすると、「此訂單已豁免郵費。請在結帳時選擇「標準服務」進行付運,得以享用免郵費優惠」といふ表示になった。最終確認ボタンを押すと、註文が受理されて、確認メールが届く。メールは英語である。
夜、帰宅すると、宅配便の不在通知を見つけた。本を買ってはゐないはづだが。と思ったら、ああ、ジェフリイ・フォードぢゃないか。フォードを受け取り損ねた。一週間の疲れがどっと出て、何もしたくなくなった。
今日からジョン・スコルジー『遠すぎた星』(内田昌之訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。
フォードを受け取れなかったので、不貞腐れてAmazon.co.jpに本を註文。
○Ingo Steinwart & Andreas Christmann Support Vector Machines (Springer-Verlag, 7/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
ああ、また一万円もする本を註文してしまった。何を考へてゐるんだ。莫迦か! いや、きっと何も考へてゐないのだ。何も考へずに本を註文してゐるに違ひない。さうでなければ、こんなことはできまい。
Zoran Živkovic The Last Book (£20.00, PS Publishing, Apr 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]読了。怪しげな秘密結社みたいなものが出てきたりしてどうなることかと思ってゐたのだが、何と、かういふ結末を迎へるとは! 驚いた。私はかいうふのが大好きなので大傑作だと大声で叫びたいところだが、中には怒りの叫びをあげる人もゐるのかも知れない。ここに書くわけにいかないのが残念なのだが、見事である。読んでよかった。
野田昌宏『風前の灯! 冥王星ドーム都市』(760円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を東京創元社からいただきました。ありがたうございました。キャプテン・フューチャー・シリーズの紹介者であり翻訳者であった野田昌宏作のキャプテン・フューチャー作品である。カバーの折り返し部分の絵を見て何も感じない人はゐないだらう。
ジョン・スコルジー『遠すぎた星』(内田昌之訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を訳者の内田さんからいただきました。ありがたうございました。『老人と宇宙』の続篇。もちろん、読みます。
SFマガジン 2008年8月号(940円/早川書房)[amazon.co.jp, bk1]を送っていただきました。ありがたうございました。
今月は、《スプロール・フィクション特集IV》で、ベンジャミン・ローゼンバウム、クリストファー・バルザック、アラン・デニーロ、バース・アンダースン、エカテリーナ・セディア、ホリー・フィリップスの作品が掲載されてゐる。翻訳が多いので嬉しい。
本を買った、あるいは買はうとした作家の名前がいくつかある。私もなかなかいいところに目をつけてゐたなと思ふのだが、問題は買っただけで全然読まないところだ。これで、もう少し英語が読めれば……。
海外の本の送料が高いのはヨーロッパの書店から買ってばかりゐるからだ。もっと近いところで買ってみよう。さうだ、東アジアだ。中華人民共和国、大韓民国、香港、台湾が日本に近い国といふことにならう。ロシアも国境は近いのだけど、出版社は西の方にあるので、送料はそんなに安くない(やうなかすかな記憶がある)。
ATOK X3 for LinuxにMacOSXのegbridge U2で使ってゐるユーザ辞書を移行した。品詞が完全に一致してゐないので、一部漏れてしまふものもあるものの、大半の登録語の移行ができた。これで、Linuxでも歴史的仮名遣ひが快適に入力できる。
Gene Wolfe Castle of Days [Amazon.co.jp]を手に取って、The Castle of the Otterを読んでみる。ああ、本の背に折れ目が入ってしまった。嫌だな。机の上にまたいつの間にか、ジーン・ウルフやジャック・ヴァンスの本が集まってきてゐるではないか。またジーン・ウルフの日々が始まるやうだ。
Zoran Živkovic The Last Book (£20.00, PS Publishing, Apr 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]を少し読み進める。変な秘密結社みたいなのが出てきた。この先に些か不安を感じてしまった。
ATOK X3 for Linuxのダウンロード版をオンラインショップで購入した。7350円だった。ubuntu 8.04にインストールしたら、すぐに使へるやうになった。Linuxのくせに実に簡単である。これで、Linuxでも歴史的仮名遣ひが簡単に入力できるやうになるはづだ。嬉しいではないか。今、MacOSXのegbridge U2で使ってゐるユーザ辞書を移行しなければならないのだが。
The Book Depositoryから、Bob Stayton DocBook XSL: The Complete Guide (Sagehill Enterprises, 2007) [Amazon.co.uk, Amazon.co.jp, 紀伊國屋, The Book Depository]が届く。DocBookもfopでコンパイルできるのか。実はDocBookが何だか全然解ってゐない。
Amazon.frから、Gérard Klein Les Passeurs de millénaires : La grande anthologie de la science-fiction française (LGF, mars 2005, EUR 7,50) [Amazon.fr, 紀伊國屋]、Lord Dunsany Les Dieux de Pegàna (Terre de brume, mars 2002, EUR 15,00) [Amazon.fr, 紀伊國屋]、Lord Dunsany Le Temps et les Dieux (Terre De Brume, mars 2003, EUR 18,25) [Amazon.fr, 紀伊國屋]が届いた。ダンセイニの二冊がなかなか感じがよい。縦長の珍しい判型で、中の紙もしっとりと重いものを使ってゐる。読まない本だけど、ちょっと嬉しい。
日曜日なので本の註文を……と思ったけれども、今日は我慢する。ちょっとこの頃、本を買ひすぎた。
日曜日なので、世界のオンライン書店100カ国企画で本を註文しよう……と思ったけれど、今週は休むことにする。ちょっとこの頃、本を買ひすぎた。
昨日やめてしまはうと書いた書籍関連ニュース集を消すのはしばらく延期することにした。理由は云へない(特に理由はないから)。
白石良夫『かなづかい入門』(740円+税/平凡社信書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。著者は歴史的仮名遣ひ現代仮名遣ひのどちらに加担するものでもなく公平に書いてゐるつもりだと云ってゐるが、どうみても現代仮名遣ひの味方である。でも、云ってゐることは間違ってはゐない。「規範といふものは学問的に正しくなければならないといふやうなものではない」といふのも尤もである。「仮名遣ひにとって大事なのは、どれを選ぶかではなく、選んだもので押し通すといふこと」にはなるほどと納得する。歴史的仮名遣ひにとって字音仮名遣ひの問題は悪夢以外の何ものでもないので、本書でもいろいろと指摘されてゐるが、私はとりあへず考へたくない。私が私的な文章を歴史的仮名遣ひで書くことが多いのは、異なる体系の仮名遣ひを両方知ることは、言葉をさらによく知ることに繋がるのではないかといふ期待からであって、両方の仮名遣ひを知ることは、言葉の歴史的な背景に思ひを馳せることに繋がるのではないかといふ期待からでもある。契沖の求めた変化することのない安定した仮名遣ひに憧れる気持もある。
現代仮名遣ひでも、元来二つの語からなるといふ意識の強い人は、「跪く」を「ひざまづく」と書いたり「額ず(づ)く」を「ぬかづく」と書いてもいいのだと知って、ちょっと嬉しかった。
本書の最後の方に登場した、萩野貞樹『旧かなづかひで書く日本語』(760円+税/幻冬舎新書)にはかなり反感を抱いてゐるやうだが、歴史的仮名遣ひの好きな私もあの本を読んだときには、「感情が入りすぎてゐて私はちょっと苦手かも知れません、この文章。合理的といふのは間違ひないのだけれど、美しいといふのは慣れの問題もあるので、難しい。」などと書いてゐた。
次に、高野潤『アマゾン源流「食」の冒険』(860円+税/平凡社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。私はあまり魚が好きではないのだが、アマゾン河の食べ物の話を読むと、魚はいつも美味さうである。虫はちょっと嫌だけど、果物もまた美味さう。普段、食べるといふことにあまり関心がなく、食べたいだけ食べてゐると次第に痩せていってしまふので、たまにかういふ美味さうな食べ物の話を読んで、食への関心を高めておかなくてはならないのだ。
続いて、湯浅誠『反貧困』(740円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]を読む。これを読むと、昨日の中島義道の発言などはかなり楽観的すぎるやうに感じられる。みんな若者も戦争は嫌ひだからなんて云ってゐたが、「貧困」といふシステムの中に組み込まれたら若者を軍隊へと追ひ込んでいくのはきっと簡単に違ひない。イデオロギーや徴兵制よりもずっと効率的だと本書でも指摘されてゐるやうに。
新書を三冊読んだら、今日もZoran Živkovic The Last Book (£20.00, PS Publishing, Apr 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]があまり進まなかった。
また机の上にジーン・ウルフの本と、ジャック・ヴァンスの本が積み上がってきてゐる。ああ、新書なんか読んでゐる暇はなかったのに!
中島義道&香山リカ『生きてるだけでなぜ悪い?』(1400円+税/ビジネス社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]を読んでしまった。ひょっとして話があまり噛みあってゐないんぢゃないかと思ってゐるといつの間にかまとまってゐるやうに感じられるところが不思議である。当たり前のこと、当然のことを云ってゐるやうに、私には思へる。実に身も蓋もないことばかり云ってゐて、気持がいい。私もさうやって生きていかうといふ気になれる。この本を読んだ人がみなさう思へるとは思はないので、打ちのめされるやうな気持になっても私を責めないでいただきたい。年のせゐなのかもともとさうなのか、中島義道はあまり世の中のことを心配してゐないのに対し、香山リカはまだ日本のことを心配してゐる感じがする。仕事がなくても飢ゑ死にすることはないなんて中島義道は云ってゐるが、さうでもなくなってきてゐるのかも知れない。
これを読んでしまったせゐで、Zoran Živkovic The Last Book (£20.00, PS Publishing, Apr 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]があまり進まなかった。『薔薇の名前』を真似て人を殺してゐるやつがゐるんぢゃないかとか云ひ始めたところ。語り手が「『薔薇の名前』を読んだことがないんですか!」なんて云ふところが何だか可笑しい。謎めいたthe Last Bookといふ存在が少し仄めかされるやうになった。
明日は少しサイトの整理をしたい。前から思ってゐたことではあるけれど。書籍関連ニュース集めとか飽きたので止めてしまはう。機能してゐないRSSへのリンクも消さなければ。
世界のオンライン書店100カ国征服計画は今週は休むことにする。本の買ひすぎで家計がまづいことになりさうだから。
紀伊國屋書店から、XSL-FO (EUR 24,95, Comelio Medien Verlag, Januar 2008) [Amazon.de, 紀伊國屋]とHeike und Wolfgang Hohlbein Das Buch (EUR 24,95, Ueberreuter, August 2003) [Amazon.de, 紀伊國屋]が届く。傷がついてゐるといふ聯絡があったDas Buchだが、そんなにひどくなかった。どうせ読まないんだし。XSL-FOはなかなか詳しくて役立ちさうだが、やはり日本語の縦書きに関する説明はなかった。当然といへば当然だが。
Amazon.co.jpに本を註文。
○Zoran Živković The Book / the Writer (Prime, 2003/10) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Suzanne Strempek Shea Shelf Life: Romance, Mystery, Drama, and Other Page-turning Adventures from a Year in a Bookstore (Beacon Press, 2005/5) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Kala Trobe The Magick Bookshop (Llewellyn Pubns, 2004/05) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
の三冊。本に関する本や本が登場する本が欲しくて仕方がなくなったので。Zoran Živkovićは今読んでゐるThe Last Book (£20.00, PS Publishing, Apr 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]が素晴らしく、他にも買ひたくなった。短篇集を一冊持ってゐるやうな気がするので、本に関係のありさうな、これにした。
本に関係のある本をもっと欲しくなったので、紀伊國屋書店に、
○Wendy Werris An Alphabetical Life: Living It Up in the World of Books (Da Capo Press, October 2006) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Lorna Barrett Murder Is Binding (Berkley, April 2008)) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Ian Sansom The Case of the Missing Books (Harper Paperbacks, January 2007) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○David G. Hartwell, Kathryn Cramer, ed. Year's Best Fantasy 8 (Tachyon Pubns, 2008/06) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Jay Lake Mainspring (Tor Books, Apr 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文。Murder Is BindingとThe Case of the Missing Booksは、本が出てくる軽いミステリ。Year's Best Fantasy 8は題名のとほり年刊ファンタジイ傑作集第8巻。最後のは機械仕掛けの地球といふ不思議な舞台設定の三部作第一巻。最近、ペーパーバックになったから早速註文したのだが、註文した後に昨年ハードカバー版を購入してゐたことに気がついた。何と云ふ無駄遣ひ。この頃、本を買ひすぎて大変なことになってゐるといふのに、どうしてこんなことをしてしまふのだらう。たくさん本を註文して高揚してゐた気分が一気にしぼんでしまった。やれやれ。
昨日届いたBjorn Gustavii How to Write and Illustrate Scientific Papers, 2nd (£15.71, Cambridge University Press, 3/2008) [Amazon.co.uk, 紀伊國屋]にざっと目を通してみた。面白いが、些か物足りない。もっと微に入り細を穿つやうな本が好きなのだ。神は細部に宿ると云ふではないか。といふことで、Amazon.co.jpに本を註文。
○Martha Davis Scientific Papers And Presentations (Academic Press, 9/2004) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Marie Proeller Hueston House Beautiful Decorating With Books (Hearst Books, 6/2006) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
の二冊。一冊目が昨日届いたものよりも詳しい科学論文の書き方の本。二冊目が本の本なのだが、家の内装を飾るものとしての本である。ちょっとさういふのって本の尊厳を損なってゐるのではないかと思ひつつ、密かな背徳感にほんの少し酔ってみたりする訳である。いけないことに喜びを感じる快感ですね。
明日こそ、書店の出てくる本を註文したい。
日曜日に、スペインから本を買ふといふ目的だけのために本を註文したCasa del Libro (casadellibro.com)から、メールが来た。何かと思ったら、
Nos ponemos en contacto con usted en relación a su pedido 000000000.と書いてあるではないか。スペイン語は読めないのだ。どうやら送付先として登録されたデータに間違ひか何かがあって、処理が進まないよといふことなのか。まさか自分の住所は間違へないだらうと、登録住所を確認したら、間違ってゐた。区の名前が途中で途切れて、郵便番号の中の数字が一つ8となってゐるべき個所が5となってゐた。どういふことか。眠くて倒れさうだったから、もしかしたら寝惚けたまま書き込んでしまったのだらうか。登録情報を修正して、住所を直したといふメールを出した。念のためメールにも正しい住所を書いておいた。すると数時間後に返事が来た。
Le comunicamos que hemos detectado un error en los datos de entrega que nos ha facilitado.
ESTIMADO CLIENTE, LE SOLICITAMOS NOS CONFIRME, DE NUEVO, LA DIRECCION DE ENVÍO PORQUE NOS APARECE IN COMPLETA. MUCHAS GRACIAS
Si no recibimos noticias suyas en el plazo de quince días nos veremos obligados a considerar anulado su pedido.
Nos ponemos en contacto con usted en relación a su pedido 0000000000.スペイン語が読めないのでよく解らない。聯絡は受け取った、註文の処理を行なひますよといふ内容でいいのかな。読めない言語で本を註文すると、かういふ何か間違ひがあったときに困るのだ。今回は、Googleの翻訳機能に世話になった。
Le comunicamos que hemos recibido su contestación a nuestro e-mail y procedemos a seguir sus indicaciones.
Una vez completada la dirección procedemos a tramitar el pedido completo. Gracias y disculpe las molestias.
The Book Depositoryから、Bjorn Gustavii How to Write and Illustrate Scientific Papers, 2nd (£15.71, Cambridge University Press, 3/2008) [Amazon.co.uk, 紀伊國屋, The Book Depository]が届く。役立ちさうだが特にここに書くやうな本でもない。
紀伊國屋書店から、Heike und Wolfgang Hohlbein Das Buch (EUR 24,95, Ueberreuter, August 2003) [Amazon.de, 紀伊國屋]が入荷したが、「表紙カバーに折り目と傷(破れ目)がある」けれどもどうするかといふメールが届いた。これでよければ一割引きだといふ。それでいいから一割引で頼むといふ返事を出す。前にデ・ラ・メアの短篇集を買ったときにもこんな聯絡があったやうな気がする。そのときはほとんど気にならないやうな傷だったのだが、今回のはかなり悪さう。でもいいのだ。どうせ読まないのだし。
Zoran Živkovic The Last Book (£20.00, PS Publishing, Apr 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]を順調に読み進める。もう書店で三人が死んだ。問題の本を見つけるのはこれからだらう。本が登場する小説、本にまつはる話の本を無性に買ひたくなって困ってゐる。欲しい、今すぐ欲しい。しかし、今晩は右の眼窩の上辺りが痛い。仕方がないのでとりあへず寝て、明日註文することにしようか。
『氷』はちょっと休むことにして、Zoran Živkovic The Last Book (£20.00, PS Publishing, Apr 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]を読み始める。固い本(物理的に固い本=ハードカバーといふ意味ではない)が並ぶ書店で椅子に坐ってゐた客が死んだといふ通報を受けて本が好きな警官が現場を訪れるところから話は始まる。まだ十分の一くらゐしか進んでゐないけれども、文章は読みやすいので、順調に進むと期待していいのではないだらうか。
紀伊國屋から、白石良夫『かなづかい入門』(740円+税/平凡社信書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、高野潤『アマゾン源流「食」の冒険』(860円+税/平凡社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、湯浅誠『反貧困』(740円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]、マイクル・ムアコック『野獣の都』(矢野徹訳/1200円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]、中島義道&香山リカ『生きてるだけでなぜ悪い?』(1400円+税/ビジネス社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]、『Ubuntu World Vol. 1』(1800円+税/IDGジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]、『30日で学べる韓国語文法』(1800円+税/ナツメ社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]が届いた。ubuntuの本はいろいろ役立つことがありさう。やはりATOK入れようか。さうすればLinuxで歴史的仮名遣ひの入力が軽々できるやうになるに違ひない。動画見たり、音楽聴いたり、写真を取り込んだり普通のことが普通にできるのか。中島義道&香山リカは怖いもの見たさで買ってしまったが、二人が勝手に噛みあはないことを云ってゐるやうで、それなりにまとまっていくやうに見えるところが、意外に面白い。うっかり第一章を読んでしまったではないか。「家族至上主義」といふ不満はよく判る。
今日は、InkscapeとGimpとScribusの本を買ふのを我慢した。最初はドイツ語の本を買はうとしたのを我慢して、次に日本語で済ませようかと思ったけれども、それももう少し、もう少しと我慢したら、何とか乗り越えることができた。今は、本が登場する本を欲しくて仕方がない。明日は我慢できないかも知れない。
Amazon.co.jpから、Michael Kay XSLT 2.0 Programmer's Reference (Wrox Press, 2004) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]とZoran Živkovic The Last Book (£20.00, PS Publishing, Apr 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk, 紀伊國屋]が届く。XSLTの本は900ページもある。それだけで嬉しくなる。無駄にならないやうにしなければ。Živkovicの本は、書店で連続殺人が起こるといふ話らしい。面白さう。この本は限定500部の著者署名入り。107といふ番号が入ってゐる。しかし、私はさういふことに全く関心がないのだ。そんなもの要らないから、もっと安くしてほしい。早速明日から読まうか。実は今日からアンナ・カヴァン『氷』(山田和子訳/1800円+税/バジリコ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読み始めたのだけど、ちょっと読んだだけで氷が迫ってくるやうな恐怖に襲はれてしまひ、最後まで読めるかどうか自信がなくなったのである。
Scribusの本ってドイツ語のものしかないのだらう。また読めないドイツ語の本が欲しくなってしまふではないか。ドイツのLinux Magazinがスポンサー(の一つ)になってゐるからだらうか。
紀伊國屋書店から、Joshua Kendall The Man Who Made Lists ($25.95, Putnam Pub Group, 4/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届く。Roget's Thesaurusを作った人の話。面白さうだが、果して読むだらうか。
ジェフ・ライマン『エア』(古沢嘉通・三角和代訳/2400円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]読了。洪水の場面とか時間を遡る場面とか迫力があるのだが、結局このエアといふネットワークがよく解らないし、二つのフォーマットの関係も私には今一つ理解できないので、何となく釈然としないまま終はってしまった感じだ。
明日からは『氷』かな。
さて、今回はスペイン。Casa del Libro (casadellibro.com)を利用することにしよう。本を選んで買ひもの籠に入れるのは普通のオンライン書店と同様の手順である。本を選ぶと右上のTu compraに本は入っていく。ここの欠点は反応が鈍いこと(ページが重いとも云ふ)。ちょっと苛々するのである。本を選び終はったら、Iniciar compraをクリックすると購入手続きへと進む画面に変はる。初めての人はここで新規登録をすればいい。登録は名前と住所だけ(もちろん、ユーザ名とパスワードの設定はある)。その後、購入手続き画面へ進んでクレジットカード情報の入力などをする。請求先住所と本の送付先住所を別にしたいときは、そこで設定できる。
スペインの書店に何を註文しようか。ダンセイニの本の表紙があまり購入意欲を刺激されないものだった。スペイン作家のことはよく知らないのだ。どうしよう。苦し紛れに食虫植物の本と製本の本を選んでみた。
○Francisco Gomez Raggio EL LIBRO DE LA ENCUADERNACION (Alianza Editorial S.A., 2001) [Casa del Libro]
○Marcel Lecoufle PLANTAS CARNIVORAS : CLASIFICACION, ORIGEN, CULTIVO Y PLAGAS (Ediciones Omega, S.A., 2007) [Casa del Libro]
食虫植物の本は写真がいっぱい載ってゐれば楽しめるのだが。いくら丁寧に栽培法が書いてあっても読めない。2冊で35.20ユーロ。送料が17.88ユーロで、合計53.08ユーロだ。高い。高すぎる。毎週こんなことをやってゐたら大変だ。もっと近くて送料が安く書籍の値段も高くないところから買ひたいものだ。韓国とか台湾なら送料が安いのだらうか。韓国は字が読めないから難しい。本は買ったけれども、さう簡単には読めるやうになるまい。
ああ、AEFCF (ASOCIACION ESPAÑOLA FANTASIA Y CIENCIA FICCION)から出てゐるFABRICANTES DE SUEÑOS (2007) [Casa del Libro]を買へばよかった。毎年出てゐるスペイン語圏SFのアンソロジーである。2007年に出てゐるから、2006年版かな。食虫植物の本の半額だし。
朝日新聞の書評&出版ニュースサイトの書式が少し変はって、新着書評情報が取得できなくなってゐたので、情報収集スクリプトを書き換へた。思ひのほか時間がかかってしまった。話題の本棚は三月から新着情報を取得できなくなってゐるが、ちょっと戸惑ってしまって今日も直せなかった。一ページに複数の本が紹介されてゐるとどうしたものかと迷ってしまふ。また、今度考へやう。
紀伊國屋に本を註文。
●白石良夫『かなづかい入門』(740円+税/平凡社信書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●高野潤『アマゾン源流「食」の冒険』(860円+税/平凡社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●湯浅誠『反貧困』(740円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]
●マイクル・ムアコック『野獣の都』(矢野徹訳/1200円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]
●中島義道&香山リカ『生きてるだけでなぜ悪い?』(1400円+税/ビジネス社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]
●『Ubuntu World Vol. 1』(1800円+税/IDGジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]
●『30日で学べる韓国語文法』(1800円+税/ナツメ社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, Yahoo! Books]
を註文。仮名遣ひの本は気になって買ってしまふ。あとアマゾンの本も。オンライン書店ではなくて、大河の方。ubuntuの本は、普通の使ひ方を知りたかったから。音楽を聴くとか、動画を観るとか、娘が使ふときのために。中島義道と香山リカってなかなかおぞましい組合はせであると思ふのだが、どうなのだらう。怖いもの見たさで註文してしまった。
韓国語の本は、オンライン書店で註文するくらゐはできるやうになりたいから。前に買った本は、食べ物の例しか載ってゐなかったのだ。世界のオンライン書店を渡り歩くための語学書があれば、買ふのに。誰か作ってくれないかな。私が作らうか。需要は少ないだらうが。いや、本を買ふ人だけなければそんなに少なくないかも。装飾品を買ふとかね。『エア』のやうに。自分で作るか。そんなの関心を持ってくれる出版社はないだらうけど。
その『エア』(古沢嘉通・三角和代訳/2400円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]まだ終はらない。遅すぎる。もっと速く読まなければ。
明日はどこか外国のオンライン書店に本を註文しよう。今度はイタリアかスペイン辺りを狙ってゐる。楽しみだな。読めない本なのに楽しみなのはなぜだらう。
ジェフ・ライマン『エア』(古沢嘉通・三角和代訳/2400円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読み進める。面白く読み進めてゐるが、メールのやり取りといふ形式でながながと進むのは読みにくい。それにしても遅すぎる。もっと速く読まなければ。もっと速く。
DocBookの本を買ひたくてたまらなくなった。昨日も書いたけど。ドイツ語の本が欲しくてたまらないのだが、今日も何とか我慢することに成功する。随分節約した気分。あまり待ちたくないので、今日はThe Book Depositoryに
○Bob Stayton DocBook XSL: The Complete Guide (Sagehill Enterprises, 2007) [Amazon.co.uk, Amazon.co.jp, 紀伊國屋, The Book Depository]
を註文。
気がつくと、もう一週間以上も日本語の本を註文してゐない。十日以上本を買はないと呪はれるといふ民間伝承があるが(そんなものはない)、呪はれないためにもそろしろ本を註文しよう。明日はきっと日本語の本を買はう。ああ、楽しみだ。どきどきして眠れないかも。
紀伊國屋書店から、HTML Ge-packt (Mitp-Verlag, Februar 2007) [Amazon.de, 紀伊國屋]が届く。ちょっと調べたいときに便利さう。後ろの方に「クロウラー」といふ章があって、クロウラーの作り方まで書いてあるのかと驚いたのだが、対策だった。
アメリカのSF情報誌Locus6月号が届いた。インタビューは、ジェフリイ・フォード。あとで読まう。
昨日書いたやうにどうしてもXSLTの本が欲しくなり、Amazon.co.jpに、
○Michael Kay XSLT 2.0 Programmer's Reference (Wrox Press, 2004) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文した。今年、更に新しい版が出てゐるやうだが、目次を見るとさほど変はってゐるとも思へなかったので、安い方にした。本当はドイツ語の本を註文したかったのだが、一万円以上して高いし、きっと読めないから、ここは冷静に英語の本にした。今日は我ながら冷静沈着な判断ができたと自分を大いに褒めることにしたい。普通だったら勢ひで読めないドイツ語の本を註文してしまひがちなところだ。いや違ふか。とにかく私はちょっと書籍購入費を抑へなければならないのだ。ああ、DocBookの本も欲しかったんだ。どうしようか。
今日は、XSL-FOを少し試してXMLデータからpdfファイルを作る環境を用意してみた。しかし、どうしても日本語の縦書きができない。そのうちXSL-FOの本が届くと思ふが、買ったのはドイツ語の本なのだ。日本語の縦書きのことなんか書いてあるとは思へない。これができないとどうしようもないのだが。それにしても進歩が遅すぎる。こんな速さではたちまち老いに追ひつかれてしまふ。遅すぎる。もっと速く進まなければ。もっと速く。
Amazon.deから、Die schönsten deutschen Bücher 2007 (EUR 12,00, Mvb Gmbh, April 2008) [Amazon.de]とDie schönsten deutschen Bücher 2006 (EUR 12,00, Mvb Gmbh, April 2007) [Amazon.de]が届いた。朝、郵便局に受け取りに行ったのである。始発には乗れなかったが。
2006年版はカラーページが少なく、解説が多い。文章は英独二カ国語なので、ドイツ語が駄目でも英語なら読めるといふ人なら大丈夫。2007年版の方はページ数が減ってカラーページの割合が増えた。索引以外はほぼカラーである。やはり英独二カ国語の解説。分野別に紹介されてゐる。ちょっと堅苦しいといふか、くすんだ感じがして、アメリカの本とは佇まいが違ふ。どこがどうとうまく説明できないのだが、明らかに雰囲気が違ふ。そんなドイツの本の姿がけっこう好きである。
ジェフ・ライマン『エア』(古沢嘉通・三角和代訳/2400円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読み進める。昨日はあまり心は踊らないなんて書いたが、だんだん面白くなってきた。基本的に流れは変はってゐないのだが。
無性にXSLTとDocBookの本が買ひたくてたまらなくなってくる。Bookと名のつく言葉に弱いのだ。ドイツ語でなくてもいいから。英語でもこの際我慢するから、欲しい。
The Book Depositoryに、
○Bjorn Gustavii How to Write and Illustrate Scientific Papers, 2nd (£15.71, Cambridge University Press, 3/2008) [Amazon.co.uk, 紀伊國屋, The Book Depository]
を註文。これも仕事。あまり面白くはない。これがなぜか第二版のぺーバーバック版がAmazon.co.jpでは売ってゐないのだ。この頃、売ってゐない本が多い。私が日本での需要の少ない本ばかり求めてゐるからかも知れないが、さういふ本も含めて扱ってゐるといふことを自慢してゐたのではなかったか。売ってなければ他所から買ふから私は別にいいのだが。
ジェフ・ライマン『エア』(古沢嘉通・三角和代訳/2400円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読み進める。今のところ素朴な東アジアの農村が世界規模のネットワークに接続されようとしてゐるときに、新しいビジネスモデルを模索する勇ましい女性を描いてゐるやうな感じで、私の心はあまり踊らない。死者の記憶を共有してゐる主人公といふのは気に入ってゐるのだが。
Amazon.deからの荷物が受け取れず、不在通知を虚しく手に取って見つめるのみ。ああ、悔しい。こんなことなら、仕事を休んで家で待機してゐるんだった。今日届くと解ってさへゐたら。不在通知に見慣れない紙が貼ってあって、明日再度配達すると書いてある。郵便局に受け取りに来る場合は聯絡してくれといふ。でも、外国小包は除外と書いてある。どっちなんだ。除外するんだったら、こんな紙を貼って混乱させないでくれ。外国小包だから明朝取りに行っていいのか。電話が苦手だからいきなり行ってしまはう。だって、外国郵便だからな。一刻も早く手に取りたいから。明日は早起きするためにもう寝よう。始発電車に乗って出勤しよう。興奮して眠れさうにないけど。
少々大袈裟過ぎました。
Amazon.co.jpから、Soft Computing in der Bioinformatik [Amazon.co.jp, Amazon.de, 紀伊國屋]が届いた。中をぺらぺらと捲ってみると、普通のBioinformaticsのやうな気がする。どういふところがSoft computingなのだらう。ドイツ語なんでよく読めない。
これが今はタイトルで検索するとAmazon.co.jpでは出てこないのだ。なぜだらう。ISBNで検索すると出てくる。不思議だ。あまりドイツ語の本は売りたくないのかな。
紀伊國屋書店から、アンナ・カヴァン『氷』(山田和子訳/1800円+税/バジリコ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]、イーデス・ウォートンほか『ざくろの実』(梅田正彦訳/1600円+税/鳥影社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、安部公房『笑う月』(362円+税/新潮文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。『氷』 かあ。サンリオ文庫版を買ったのに読まなかったから、今度は読まう。
ああ、頭が痛い。吐き気もする。もう寝よう。
今日から、ジェフ・ライマン『エア』(古沢嘉通・三角和代訳/2400円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読み始める。いきなり引き込まれる感じではないが、世界的なネットワークの導入と社会構造・経済構造の変化は興味深い。しかし、私の心には「人間臭いおばさんがこころに住んでゐない」やうな気がするので、先が些か不安である。どうも人間が苦手なもので。だから、こんなに本ばかり読んでゐるんぢゃないか。
「オンライン書店100カ国」の専用ページを試しに作ってみた。日記の文章から「オンライン書店100カ国」の部分を抜き出すのは問題ない。書き込むときの仕組みもできあがった。表示方法、表示項目についてはまだ少々迷ひが残ってゐる。註文してから届くのに時間がかかるから、一回一カ国といふやうには書いていけないと思ふ。検索の仕組みも考へ中。それは別に難しくないか。よく解らない。
昨日も書いたことだけれども、問題は購入費である。今日だってもう一カ国に註文することはできたのだが、毎日註文してゐたら、三ヶ月後くらゐに家計が破綻することは眼に見えてゐる。気をつけなければ。冊数のグラフとか、あるいは出費のグラフをつけようか。100カ国への進捗状況はまあ当然として。
クリストファー・プリースト『限りなき夏』(古沢嘉通編訳/2400円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]読了。味はひ深い作品集だった。今年の五本の指に入る本になると思ふ。最後の二篇は前のに比べると現代的な感じで私の好みからはやや離れてゐるやうだ。「青ざめた逍遥」と「火葬」かな。表題作もよかった。
さて、昨日思ひついた新企画「オンライン書店100カ国」である。後で、関連記事だけ抽出できるやうにどういふタグを付けたらいいだらうかとか、そんなことを考へてゐた。コメントタグで印を付けておかうか。通常の日記と企画ページ(まだ作ってゐないけど)でタグの処理方法を変へれば、元データは共用できるから。ここでもはっきり解るやうな表示にしようか。まだ気持が固まってゐない。
これから世界のオンライン書店の本を訳も解らず買っていかうといふ企画である。日本、アメリカ合衆国、イギリス、ドイツはもう何度も購入経験ありといふことで、省略する。第一回で五カ国目からの開始とする。ロシアは一回買ったことがあるけれども、改めて購入しよう。
フランスは幾つかオンライン書店があるが、どこも送料が高い。Amazon.frでは面白くも何ともないなと思ったけれども、まあ仕方がない。他よりは送料が安かったのだ。他といふのは、alapage.comとFnac.comである。今日註文したのは、
○Gérard Klein Les Passeurs de millénaires : La grande anthologie de la science-fiction française (LGF, mars 2005, EUR 7,50) [Amazon.fr, 紀伊國屋]
○Lord Dunsany Les Dieux de Pegàna (Terre de brume, mars 2002, EUR 15,00) [Amazon.fr, 紀伊國屋]
○Lord Dunsany Le Temps et les Dieux (Terre De Brume, mars 2003, EUR 18,25) [Amazon.fr, 紀伊國屋]
以上三冊である。送料にEUR 18,70もかかった。本は5%引きで、合計EUR 55,41である。高い! こんな、ただいろいろな国の本を買ふといふ企画のために使ふ金額にしては高すぎる。こんな調子で百カ国回ったら90万円かかってしまふではないか。どうすればいいんだ。こんなことをしても私には全く何の利益も齎すことはない。我が家には読めない本に費やす90万円はないのだ。でも、資金が続く限り進めてみようか。
今日買ったのは、フランスSFのアンソロジー一冊と、ダンセイニの『ペガーナの神々』と『時と神々』。特に何を買ふと決めずに何となく買ってもいいかなと思ふものを註文していくことにしよう。条件を厳しくしてもあまり意味はないと思ふ。ただ、フランスの場合、紀伊國屋書店で購入できるのである。全然面白くないなあ。Amazon.co.jpでは、フランスの本があまり買へなくなってゐるのは、ドイツと同様なのだらう。
クリストファー・プリースト『限りなき夏』はまだ終はらない。
この頃、ここも新企画がなくて面白くないと、何度も書いてゐるとほりだが、新しい情報取得スクリプトを書くのも大変といふか、新しいことを思ひつかないのだった。といふことで、全く方向性の違ふ規格を考へなければならないとやうやく気がついた。しかし、いつも本を買ふ話しか書いてゐないので、変はったことが頭に浮かばない。仕方がないので本を買はう。苦し紛れの新企画は「世界の本を買ふ」で行くことにします。題名はもう少し考へることにして、中身はこれで。作家を決めて、その作家の本をなるべく多くの国から買ふことにする。世界で三カ国語くらゐでしか出版されてゐないと企画が続かないので、なるべく多い方がいい。しかし、「聖書」を選んでも、数は増えるがあまり面白くない。後で自分の原稿に役立ったりするといいのだが。ジェフリイ・フォードはまだそんなに多くないやうな気がする。ダンセイニとか? まだ少ないか。シェイクスピア? あまり好みでないのだが。ディケンズくらゐならいいだらうか。トールキン? 意外性に乏しいか。どうしようか。これで、一週間くらゐは悩めさうな気がする。
数の目標はどうしようか。やはり切りのいい百にしようか。百カ国から本を買ふ。何年もかかるが、まあいいか。順調に集に一冊買へたら二年だが、それは無理だらう。
クリストファー・プリースト『限りなき夏』(古沢嘉通編訳/2400円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読み進める。「火葬」まで。この「火葬」は怖い。かういふ怖い話は大の苦手なので、大好きである。今日も怖い夢を見さうではないか!
紀伊國屋書店に本を註文。
●アンナ・カヴァン『氷』(山田和子訳/1800円+税/バジリコ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]
●イーデス・ウォートンほか『ざくろの実』(梅田正彦訳/1600円+税/鳥影社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●安部公房『笑う月』(362円+税/新潮文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上三冊。『氷』は前にサンリオSF文庫で出てゐたものを持ってゐるが、実は読んでゐなかったのだ。『ざくろの実』はイギリス女流作家怪奇小説集。しかし、「ざくろ」ぢゃ怖くないな。ここは石榴か柘榴でせう。「ざくろ」なんて間の抜けた表記でいいのか。「ろくろ」に似てゐるではないか。「ろくろの実」の方が怖さうに思へなくもない。「おふくろの実」とかも怖さう。三冊目は突然安部公房。理由は云へない。深く訊ねず今日のところは笑って見逃してください。
早川書房からレイモンド・E・フィースト『国王の海賊』(岩原明子訳/860円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
をいただきました。ありがたうございました。
紀伊國屋書店から、Ellen Datlow, ed. The Del Rey Book of Science Fiction and Fantasy (Del Rey, US$ 16.00, 4/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届いた。さうか、これだったのか! といふだけで、特に驚きがあるわけでもない。昨日の大袈裟な言葉は一体何だったのか。
ジェフリイ・フォードの短篇が載ってゐる。これくらゐは読まなければ。読まなければならない本がどんどん溜まっていく。手に取って読めと喚ぶ声が聞こえる。
ならば読まなくてもいい本を買へばいいのではないか。挿絵本とか。でも、そんなものばかり買ってゐたら、家計が破綻するから無理だけど。
クリストファー・プリースト『限りなき夏』(古沢嘉通編訳/2400円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読み進める。最初の二篇をゆっくり味はふ。これは日曜日に一気に全部読んだりしなくてよかった。ゆっくり少しづつ読み進めたい本である。三・四篇目はちょっと古い感じのする作品。
この頃、紀伊國屋書店に本を註文することが多くなってゐるのだが、紀伊國屋書店では一回註文すると何通もメールが来る。丁寧でいいのだが、次々に本を註文すると、発送の聯絡などは書名が記されてゐないので、何が来るのかよく解らなくなってしまふのである。明日、一つ届くのだが、一体何が届くのかさっぱり解らないのだ。これが面白い。何が届くか解らないのが楽しい。何か無駄なものを買ってしまったのではないかといふ恐れと、思ひがけない素敵なものが届くのではないかといふ期待の間を漂ひながら、ときどき間抜けな笑みを浮かべたりしてゐるのである。
pdfファイルの自動生成に関心を抱いてしまひ、TeX以外に効率のいい変換方法はないのかと調べてゐるうちにXSL-FOについての本を買ひたくなった。オンライン書店で検索して新しい順に並べてみると、上にはドイツ語の本ばかり並ぶ。なぜなんだ。私にドイツ語の本を買へと云ってゐるかのやうである。念のためフランス語の本とかロシア語の本も探してみたけれどもほとんどない。なくてよかったのかも知れない。あったら、きっとロシア語の本を買ってゐたに違ひない。もちろん、日本語もない。ドイツ人はXSL-FOが好きなのか。DocBookの本もドイツ語が多い。買ったのは、この本である。
○XSL-FO (EUR 24,95, Comelio Medien Verlag, Januar 2008) [Amazon.de, 紀伊國屋]
を紀伊國屋書店に。相変はらず日本のAmazonでは購入できない。
欲しかったんだから、いいぢゃないか。仮令、読めなくても。
どうして読めない本を買ふのが後ろめたいのだらう。本は読まれるためにこの世に生まれてくるからだらうか。絵本や写真集なら平気だが、読み取らなければ何の意味もない内容である。さういふ本来の目的を裏切るささやかな背徳感とでも云はうか、それがこれもまたささやかな快感を齎してくれる。かうして読めない言語の本を註文する度に、米粒よりも小さいささやかな背徳感を舌の上で転がしながら、溶けるまでの束の間の時間を味はふのである。
昨日届いたPython (Open Source Library) (EUR 29,95, Addison-Wesley, November 2007) [Amazon.de, 紀伊國屋]で、Python Server Pages (PSP) といふもののことを知る。これを使ふとPHPのやうにWWWサイトをPythonで書けるやうになるのだといふ。これは便利(かも知れない)。PSPのテンプレートしての利用法も載ってゐて、いろいろ利用できさうな気がする。この手の情報がほとんど(見つけられ)ないので、これはいい本を買ったと思ふ。日本語でも出せばいいのに。
いよいよクリストファー・プリースト『限りなき夏』(古沢嘉通編訳/2400円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店]を読み始める。あ、もう夜ぢゃないか。一体私は今日一日何をやってゐたんだ。結局巻頭の一作品しか読めなかったではないか。今日一日で読むつもりだったのに。本当はいろいろ家庭の事情とかもあって。実は私にも家庭があるのだ。信じられないかも知れないが。実際、自分でもちょっと信じ難いと思ってゐる。ときどき、こうは妄想かも知れないと思ったりするのだが、どうやら本当にあるみたいだ。
世界のSF情報のページで、fantasy.frの情報を取得できなくなってゐるので、修正しようと思ったものの、途中で嫌になってやめてしまった。この飽きっぽい性格はどうにかならないものか。いや、近いうちにどうにかしようとは思ってゐますがね。手に取って読めと『限りなき夏』に喚ばれてゐたから仕方がなかったんだ。誰だって本に喚ばれたら逆らへまい。