7月31日(日)

 今日から気を取り直してベイツの翻訳に専念するはづが、やはり昨夜の続きで〈Tolle et Lege忘備録〉の改装作業に取り組んでしまふ。ブラウザーごとに異なった表示になるのでどう調整したらいいか判らない。Windows版InternetExplorerで見苦しい画面になることがあるが、もう私にはどうしたらいいか判らない。FirefoxだとMacOSXでもWindowsでもLinuxでもほぼ問題なく表示されるやうだ。
 既に完成してゐるblogシステムに自分の手で増築するので無理があるのは判ってゐるのだが、今はこれが精一杯。少しづつ修正していかうと思ってゐる。これを機会に名前も変へて(忘備録から備忘録に。ほとんど誰も気づくまい)新たな気持ちで出発である。

 やっとベイツの翻訳に戻るが、もう予定から大幅に遅れてゐる。今日100枚くらゐ進まないと予定に追ひつかないのだが、いくら何でもそれは無理だらう。何としても予定に追ひつくために、ベイツの翻訳が終はるまでは本の註文をしないといふ誓ひをたててみたりする。しかし、はやくも禁断症状が出てきて、オンライン書店を徘徊しては、「ショッピングカートに入れる」とか「買い物かごへ」といふやうなボタンの周辺をクリックしては唸り声をあげてゐるのだ。
 ああ、私が悪かったんです。何でもいふことを聞きますから本を註文させてください。一冊だけ、文庫本一冊でもいいのでお願ひします……といふ状態である。禁断症状で手が震へて(実は普段からだ)キーが打てないので本を註文していいですか……。


7月30日(土)

 BroadBand Watchの記事で知ったのだが、紀伊國屋書店が専門家の書評を掲載するブログ「KINOKUNIYA BOOKLOG」とやらを作るらしい。8月1日から公開予定(その前にアクセスしようとすると、パスワードの入力を求められてしまふ)。他にも、紀伊国屋書店のスタッフによる書籍の紹介記事も掲載する予定だとだといふ。どんなものになるのだらうか。少し様子を見てみようとは思ってゐる。

 昼前には帰るつもりだったのに、仕事が長引いて三時過ぎてしまった。こんなはづではなかった。職場ではPowerMac G4の調子が悪い。困ったものだ。

 本屋に寄ってから、帰宅。我慢して何も買はない。それから、ちょっと手間のかかる書類を書き終へ、ほっと一息ついたところで翻訳に取りかかればいいものを、突然、別館の大改装を思ひつき、早速着手する。この日記のページとの融合も図る。かういふのは気になると済ませないと落ち着かなくて仕事ができなくなるのだ。明日には改装が終はってゐるといふことはいくらなんでもないだらうが、しばらく表示が乱れるかも知れない。


7月29日(金)

 SkySoftから、Maryjanice Davidson Undead and Unwed (Berkley Sensation, 3/2004) [amazon.co.jp, SkySoft]が確保できた旨のメールが届く。よかった。これから、ときどき利用しようかといふ気分になる。前から名前はよく知ってゐたが、実際に使ふのは昨日が初めて(多分)。

 bk1から、奥泉光『モーダルな事象』(1950円(税込)/文藝春秋・本格ミステリ・マスターズ)[amazon.co.jp, bk1]が届く。嬉しいと一瞬喜んだが、この厚さはなんだ! ただでさへ暑いのに、これでは厚すぎる(全然関係ありません)。私が毎日通勤時に持っていく鞄に入らないではないか。鞄を新しく買ふとか、鞄に入るやうに毎日引き裂いて100ページづつくらゐ持って通ふとか、いろいろ方法は考へられるが、どうも気が進まない。家で読むことにしようか。しかし、家では読書の時間はほとんど取れないのだが……。

 右肩が痛い。とにかく痛い。


7月28日(木)

 XML Editor & XSLT Debuggerの<oXygen/>を購入してみた。$48.00だった。XMLを使ふことにしようと思ったからである。XSLTもちゃんと理解しようと努めた方がいいと思ふが、つい面倒臭いことは避けて通りたがる性格なので、なかなか頭に入って来ない。PHPエディタとしても使へるのか。
 これのいいところは、MacOSXでもLinuxでも同じ作業環境が得られることである。それがどうしていいのかといふと、今日のやうに、突然PowerMac G4の具合が悪くなってしまったときにも仕事を継続できるからである。理由は判らないけれど、今日の午後から何度か、「再起動せざるを得なくなりました!」といふ文字が出て止まってしまふのだ。困った。

 昨日Amazon.co.jpで買へないことに気づいた本をSkySoftに註文。
○Maryjanice Davidson Undead and Unwed (Berkley Sensation, 3/2004) [amazon.co.jp, SkySoft]
 ついでに、
●野村仁『ゲノム創薬』(1600円+税/サイエンス社)[amazon.co.jp, bk1, SkySoft]
 を購入。ちゃんと手に入るだらうか、Undead and Unwedは。ゲノム創薬の本は、前にも買ったことのある「新・生命科学ライブラリ バイオと技術」の最新刊。

 fictionwise.comからF&SFの最新号が出たといふ通知がありダウンロードしにいったら、定期購読日が今号で切れることに気づき、購読更新手続をとる。$32.97かかってしまった。全然読んでゐないのに。

 クレジットカードの支払い明細メールが届き、金額を見て卒倒しさうになる。


7月27日(水)

 家では時間がなかったので、職場のPowerMac G4でE-DIC [amazon.co.jp, bk1]のインデックスを作らうとしたら、ふと気づくとフリーズしてをり、何度再起動してもエラーが出て起動できなくなった。激しく動揺したが、二時間ほど用事でよその部屋にいって買えって来てから再度起動すると今度は問題なく動き出した。ああ、よかった。どうなるかと思った。
 よかったが、もう再度インデックスを作る勇気はなくて、帰宅してからPower Mac G5で再挑戦。三時間ほど過ぎたがまだ作成中である。

 Amazon.co.jpからRobert Charles Wilson Spin ($17.13, Tor Books , 4/2005)[amazon.co.jp, Amazon.com]、Lois McMaster Bujold The Curse of Chalion ($7.99, Harper Torch, 5/2005) [amazon]が届く。

 PowerMac G5が使へないと仕事にならないので、本を註文することにした。これなら、Vine Linuxでも問題ない。
○Graham Joyce TWOC (£6.99, Faber and Faber Ltd.)[amazon.co.jp]
●アンデルセン『アンデルセン童話集 』(荒俣宏訳/3800円+税/新書館)[amazon.co.jp, bk1]
○A. R. R. R. Roberts The Soddit (Victor Gollancz, £5.99, 2003)[amazon.co.jp, Blackwells]
○Maureen F. McHugh Mothers And Other Monsters (Small Beer Pr., $24.00, 6/2005)[amazon.co.jp]
以上四冊。アンデルセンは、新書館からは随分前にも荒俣宏訳の童話集が出てゐた。今回は、ハリー・クラークの挿し絵が40点も入った四六判上製函入りの本。これを買はずにすませることはできない。

 眠い! 今日はもはやこれまで。


7月26日(火)

 bk1からE-DIC [amazon.co.jp, bk1]、定延利之『ささやく恋人、りきむレポーター』[amazon.co.jp, bk1]、リチャード・フラナガングールド『魚類画帖』[amazon.co.jp, bk1]、マヌエル・ムヒカ=ライネス『七悪魔の旅』[amazon.co.jp, bk1]、アン・マキャフリイ『竜とイルカたち』[amazon.co.jp, bk1]、アーサー・C・クラーク『渇きの海』[amazon.co.jp, bk1]、ジュード・フィッシャー『エルダ 混沌の〈市〉』上 [amazon.co.jp, bk1]・ 下 [amazon.co.jp, bk1]が届く。たくさん本が届くとなぜか嬉しい。が、E-DICを試す時間と気力がないのが残念である。

 今日も暇がないと云ひながら、フランスとイタリアの新刊情報とオンライン書店を見て回る。何となくどこを見ればいいかが判ってきたやうな気がする。


7月25日(月)

  BlackwellsThe Va Dinci Cod [Amazon.co.jp, Blackwells]を註文。いつまでたっても発送されないので、昨日Amazon.co.jpをキャンセルした本だ。 Blackwellsの送料は一冊当り£4.50なので、一冊二冊しか買はないときには送料が割安になる感じがする。といふことで、これ一冊だけ註文。その日のうちに、註文受付、クレジットカード承認、商品発送のメールが届く。

 早川書房からSFマガジン9月号が届く。今月の特集は〈ハードSF作家競作〉。

 今日はスペインのオンライン書店を探してみた。そんなことしてゐる暇ないのに。


7月24日(日)

 一日ベイツの翻訳。

 東京創元社からエドモンド・ハミルトン『人工進化の秘密!/魔法の月の血闘』(野田昌宏訳/1200円+税/創元SF文庫)[Amazon.co.jp, bk1]をいただきました。ありがたうございました。

 E-DICといふCD-ROMの辞書が3800円+税で朝日出版社から数ヶ月前に出たのだが、これがEPWIMGではなく独自規格なのでMacOSXでは使へず不愉快な思ひをしてゐた。収録辞書は、中辞典規模の『英和単語集』『和英単語集』、51万超見出し、英和でも和英でも引ける『JST 科学技術用語日英対訳辞書』、英語の心がわかるベストセラー辞書群『アメリカ口語辞典』『英和イディオム完全対訳辞典』『米英俗語辞典 新訂版』『会話作文 英語表現辞典 第3版』『最新和英口語辞典』『最新日米口語辞典』、ニーズに特化した『ビジネス例文集』『ニュース英語例文集』『現代用語例文集』『科学英語例文集』『技術ビジネス英語例文集』『工業英語例文集』『オフィスの英語フレーズ集』『医学英語例文集』だといふことで、見出し語72万件、例文10万だとか。あまり使はないやうな気もするのだが、使へないとなると欲しくなるのが欲深い人間の浅ましさである。それが、多機能電子辞書ブラウザJammingがE-DICに対応し、MacOSXでも使へるやうになったといふではないか。早速、bk1に註文しましたよ。

 The Va Dinci Codがいつまでも入荷せず送られてこないので、Amazon.co.jpはもうキャンセルして他の書店から買ふことにした。 Blackwellsで買はうかな。

 時間がないといふのに、Amazon Web サービスを利用して情報を取得する練習ページにさらに手を加へて、買い物カゴに入れるボタンを設置してみる。これはただリンクを張るだけでは駄目で、「カートを作る」といふ指示を送らねばならないから意外に面倒臭い。作りっぱなしでは駄目なので、「取消し」ボタンと、「会計へ行く」ボタンも作らねばならない。で、一応できたんですがね、こんなものは練習に過ぎないのですよ。だって、買ひ物をするだけならAmazon.co.jpのページにリンクを張るだけでいいのだから。自分でわざわざ作る必要なんてないと私は思ふ(違ふのか)。もっといい使ひ道はないか。情報を取得して自分なりのデータベースのやうなものを作る場合などだらう、有用なのは。公開書棚サイトでも作るか。もう他所でやってゐるけど。わざわざ私のところに設置する必要もないな。何か面白い企画はないのか。いや、そんなもの作ってゐる暇はないのだけど。


7月23日(土)

 週末なので、bk1に本を註文。
●定延利之『ささやく恋人、りきむレポーター』(1600円+税/岩波書店)[amazon.co.jp, bk1]
●リチャード・フラナガングールド『魚類画帖』(渡辺佐智江訳/3600円+税/白水社) [amazon.co.jp, bk1]
●マヌエル・ムヒカ=ライネス『七悪魔の旅』(西村英一郎訳/2600円+税/中央公論新社)[amazon.co.jp, bk1]
●アン・マキャフリイ『竜とイルカたち』(小尾芙佐訳/820円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]
●アーサー・C・クラーク『渇きの海』(深町真理子訳/860円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]
●ジュード・フィッシャー『エルダ 混沌の〈市〉』(金子司訳/上下各820円+税/ハヤカワ文庫FT)上 [amazon.co.jp, bk1]・ 下 [amazon.co.jp, bk1]
 以上7冊。

 本の註文を終へて翻訳をしてゐたら、関東地方で震度5弱の地震の情報が! 急いで埼玉の母に電話をかけて書棚の無事を確認する。母は大した地震だとは思ってゐなかったやうで、「本棚? まだ見てゐなかった」と云ってゐた。書棚が大変なことになってゐたらまた聯絡すると云って電話を切ったきり何もないので、倒れたりはしてゐなかったのだらう。

 bk1から、『Webサイトコンテンツ増強テクニック』(2100円+税/メディア・テック出版)[amazon.co.jp, bk1]が届く。何だかAmazonウェブサービスが少し解ってきたやうな気がする。あれこれ試してゐるうちに、時間が過ぎてしまふ。翻訳をしなければならないのに。困ったものだ。
 しかし、この本に書いてあるXSLTを利用せず、PHPのSimpleXMLで何とかしようとしてゐたりする。


7月22日(金)

 Amazon.co.jpから本が届く。China Miéville Iron Council ($24.95, Del Rey, 7/2004) [Amazon.co.jp]とGregory Frost Attack Of The Jazz Giants and Other Stories ($25.95, Golden Gryphon Press, 6/2005) [amazon.co.jp, Amazon.com]とOrson Scott Card Magic Street (Ballantine Del Rey, $24.95, 6/2005)である。読むだらうか。

 今、読んでゐるのは、Alice Kimberly The Ghost and Mrs. McClureである。幽霊に取り憑かれた書店を舞台にした探偵小説である。なかなか面白い。本の話題が多いので読みやすいし。

 bk1に、
●奥泉光『モーダルな事象』(1950円(税込)/文藝春秋・本格ミステリ・マスターズ)[amazon.co.jp, bk1]
を註文。届くのは少し先になりさうだが、楽しみである。

  cbook24.comに、
●水野貴明『詳解RSS』(2800円+税/ディー・アート) [amazon.co.jp, cbook24.com]
を註文。cbook24.comは、この手の本の入荷が早い(やうな気がする)ので、今回はここに註文してみた。やはりこれからはRSSでせう。って、よく判ってゐないんですが。まあ、判ってゐないから、買ふわけです。


7月21日(木)

 今日は朝から本を註文。Alibrisに、
○L. Sprague de Camp Literary Swordsmen and Sorcerers: the Makers of Heroic Fantasyicon (Arkham House, 1976)
を。$17.95に送料が$7.95。以前、トールキンとダンセイニの関係に関する記述が載ってゐると中村融氏に教へていただいてすっかり忘れてゐた本。再度教へていただきやうやく註文できた。

 XSLTに関する本が欲しくなった。ちょっと我慢しようと思ってゐたのだが、結局3時間くらゐしか我慢できなかった。情けない。再びAlibrisに、
○Michael Fitzgerald Learning XSLT (Oreilly, 2003) [amazon.co.jp, alibris icon]
を註文。Alibrisだけど新刊書で、$22.67。送料が$7.95。これが、Amazon.co.jpだと4355円なので、1000円くらゐ安いことにならうか。Alibrisを見直してゐる今日この頃である。

 Amazon.co.jpから、USB-3GF NTTドコモFOMAシリーズ対応 通信ケーブルが届く。携帯電話に挿してみると、PowerBook G4で認識されてゐることは確認できたのだが、モデムとして動かせない。保存してゐるファイルにもアクセスできない。何をどうしたらいいのかさっぱり判らない。電話は苦手だ。面倒臭いので、機種変更しようか。結局一年で10回くらゐしか通話してゐないのに。

 Blackwellから アフィリエイト・プログラム承認のメールが来た。通常なら5日くらゐで来るものが何週間もかかった。本当に審査してゐたのか。日本語読めないなあとか云ひながら、サイトを毎日眺めてゐたのか。もう少しで、日本人だからって認めてくれないのかねといふメールを出すところだった。出さなくてよかった。
 今日は疲れてゐるから、週末にでも検索窓などを設置してみようかな。

 現在までのところ、アフィリエイト・プログラムを申し込んで断られた書店はスウェーデンの一軒、無視されてゐるのが台湾の一軒だけ。後は全部承認されてゐる。これで利益なんてあがらないが、アフィリエイト・プログラムに申し込まないと検索窓をリンク集に設置できないのだ。私は世界中の書店の検索窓口を並べたページを作りたいのである。そもそも、ホームページ(ウェブ・サイト)を作りたいと思った理由はそこにある。日記を書くのが主たる目的だった訳ではないのだ。


7月20日(水)

 buch24.deから、Das Papierhausが届く。あれ? カバーがかかってゐないけど、もともとないのかなあ。本当はあるんぢゃないかな。しかし、ドイツ語で文句が書けない。日本人だと思って表紙のないのを送ってきたのか。93ページしかない小柄な本で、紙や活字の感じが実に美しい本である。ちょっと最初のページを読まうと試みてみると、面白さう。読みたい。今すぐ読みたい。しかし、ドイツ語はあまり読めないのだ。はやく英語版が出てくれないものか。

 bk1
●佐久嶋ひろみ『Webサイトコンテンツ増強テクニック』(2100円+税/メディア・テック出版)[amazon.co.jp, bk1]
を註文。RSSに関する本を探してゐたら、たまたま見つけた本。Amazon.jpのカスタマー・レビューに。「Amazon ウェブサービスに興味があるけれど、XSLT などが理解できずに困っていた方には福音となるでしょう」と書いてあって、XSLTなどが理解できないのはまさにこの私だと思ひ、気がついたら註文してゐたといふ訳である。

 もうベイツの翻訳をしてから寝ることにする。


7月19日(火)

 Walter MoersのDie Stadt der Träumenden Bücher [Amazon.co.jp, amazon.de, 紀伊國屋]が、Phantastik-Preis 2005 der Stadt Wetzlarといふ賞を受賞したらしい。どういふ賞なのかよく知らない。Wetzlarといふのはドイツ中部の都市だと思ふが。面白さうなので、どこかから邦訳が出るといい。賞も取ったことだし。

『時と神々の物語』の表紙ができたといふことで、画像を見る。あまり神々らしくない神々たちである。

 Amazon Web サービスを利用して情報を取得するページをちょっと作り替へて画像を表示できるやうにしてみる。これだけでは、Amazon Web サービスを使ふ意味はあまりない。使ひ道がまだちゃんと理解できてゐないやうだ。

 ベイツの翻訳をして寝る。


7月18日(月)

 今日はほぼ一日翻訳。ハリー・ベイツの作品。一気に進めるはづが、いろいろな雑用で全然捗らない。こんなはづではなかったのに。

 仕方がないので、Amazon.co.jpUSB-3GF NTTドコモFOMAシリーズ対応 通信ケーブル(アイ・オー・データ/1870円)を註文してみた。「お使いの携帯電話に添付されているソフトウェアを利用して、携帯電話のメモリデータを保存・編集したり、384Kbpsのパケット通信や64Kbpsの回線交換方式で通信することが可能」と書いてあり、対応携帯電話に私の機種も載ってゐるのだが、「添付されているソフトウェア」ってどんなものがあったんだらうか。本当は、BluetoothでPowerBookと通信できるといふF-accessを使ふはづで、実際2〜3回は使ったのだがいつの間にかうまく接続できなくなってゐたのだ。さらに、代替手段として用意してゐたAH-F401Uまで接続できなくなってしまひ、電話嫌ひの私が無駄に携帯電話回線とPHS回線の料金を払ひ続けてゐる状態だったのだ。このFOMAには電話なんか年に5回くらゐしかかかって来ないのである。といふことで、ケーブルを買ってみたのだけれど、果して私に使へるのだらうか。かういふ難しい機械は嫌ひである。

 翻訳が捗らないので、Amazon Web サービスを使ふ練習をしてみる。前に取得した登録IDを紛失してしまったので、再申請。本に書いてあるPHPスクリプトのIDを書き替へて動かしてみたのが、これ。ただ、名前で検索してみただけ。これだけでも、見本のスクリプトをそのままでは使へなかったのだ。まだ、何だかさっぱり判らないが、RESTで情報を取得してSimpleXMLオブジェクトに変換したあとにそれを表示してゐる。少しづつ使へるやうになっていきたい。


7月17日(日)

 Amazon.co.jpから、John Crowley Lord Byron’s Novel: The Evening Land (¥2569, William Morrow & Co, 6/2005)、Julie Kaewert Unbound (¥814, Crime Line, 11/1998)、Julie Kaewert Unprintable (¥697, Bantam Books, 12/1997)、Julie Kaewert Untitled (¥697, Bantam Books, 11/1999)、Julie Kaewert Unsolicited (¥697, Crime Line, 8/2000)が届く。読むかどうかも全く判らない愛書家ミステリなんて註文していいのか。読みたいのはやまやまなんですがね……。

 ダンセイニ幻想短篇集第三弾『時と神々の物語』のあとがきを書いて送信。今回は大幅な書き換へがあったので、結構時間がかかってしまった。書き終へて、やはりダンセイニの自伝や研究書を手元に置いておいた方がいいだらうと感じてしまふ。今回は、自伝のコピーは送ってもらったのだが、それに目を通すとやはり手元に一冊置いておきたい。といふことで、早速註文。
 まづはいつものAmazon.co.jpに、
○S. T. Joshi Lord Dunsany: Master of the Anglo-Irish Imagination (Greenwood, ¥12,196(税込), 1995) [amazon.co.jp, alibris icon]
を註文。ちょっと高い。困ったなあと云ひながら、次に、Alibrisに、
○Lord Dunsany Patches of Sunlighticon (US$36.95, 1938)
○Lord Dunsany While Sirens Slept icon (US$21.18, 1944)
の二冊。これに送料がUS$14.95かかる。送料は一冊あたり$7.95である。これは世界中どこの書店から発送されることになっても料金は変はらないやうである。この値段は、本を一冊か二冊しか買はない場合はAmazon.comなどに比べて格安といふことになるのだ。たくさん買ふ場合は逆に割高になるが、一冊しか買はない場合でもAmazon.comだと$15.00くらゐになるので、ほぼ半額といふわけだ。ここは古書店の連合サイトなのだが、新刊書の自前の在庫があったりするから、こんど利用してみようかなと思ってゐる。
 今日は本を買ひすぎたか。

 あ、今朝早く一冊註文してゐたことを忘れてゐた。Amazon.co.jpに、
○Tim Powers Strange Itineraries (Tachyon Pubns, $15.95, 8/2005) [amazon.co.jp]
を註文したのだった。八月刊行予定のパワーズの短篇集。内容は、Tychyon Publicationの紹介ページを見て下さい。

 倉橋由美子『偏愛文学館』(1500円+税/講談社)[Amazon.co.jp, bk1]読了。これは面白かった。短くて物足りないところもあるが、この手の紹介を長々と書かれても読みづらいので、これがちゃうどよいのかも知れない。著者自身の創作の背景も読み取れるので、倉橋読者には嬉しい内容である。独自の視点から、本当に愛した作品の紹介をしてゐるので、どれも手に取って読みたくなってくる。読んでよかった。


7月16日(土)

 熱帯雨林のやうな暑さ(実際に熱帯雨林に行ったことはないのだが)に辟易しながら出勤。この頃やっとXMLデータをPHPで扱へるやうになってきた気がする。まだ、ほんの少しだが。なんとなく。

 Amazon.co.jpに本を註文。かう暑いと、本の註文でもしなければやってゐられない。
○Orson Scott Card Magic Street (Ballantine Del Rey, $24.95, 6/2005)
を買ふ。これ一冊だけ。暑いから今日はこれで精一杯だ、といふのは嘘だけど。

 東京創元社から、紀田順一郎・東雅夫編『日本怪奇小説傑作集 第一巻』(創元推理文庫/940円+税)[Amazon.co.jp, bk1]をいただいた。ありがたうございました。この内容は見事である。表紙の雰囲気もいい。これで、仮名遣ひが歴史的仮名遣ひだったらもっと雰囲気がよいのだが。残念だ。

 宅配便でダンセイニ『時と神々の物語』の後書きのゲラが届く。今回はかなり書き直しの指示があるので、修正作業は大変である。半分ほどできたところで、取りあへず寝る。


7月15日(金)

 Buch24.deからの荷物を郵便局で受けとる。Shayol Jahrbuch für Science Fiction 2004 (Shayol, €19.00, 6/2005) [Amazon.de, Buch24.de]とDas Science Fiction Jahr 2005 (Heyne, 5/2005) [Amazon.co.jp, Amazon.de, Buch24.de]である。どちらも中身はまさしくSF年鑑。一年の総評があって、注目作品解説があって、刊行リストがあって……かういふのが二種も出てしまふところが驚異である。この手の本は大好きなので嬉しいのだが、問題はドイツ語が読めないこと。もっと読めるやうにならなければ。
 かういふ本を買ふと、前年度版も欲しくなるのが困る。

 それにしても、ドイツから五日で本が届くのだから、何だか夢みたいな話である。

 Amazon.co.jpからも本が届く。Alice Kimberly The Ghost and Mrs. McClure ($5.99, Prime Crime, 2004)、Steve Aylett Lint (Thunders Mouth, $14.95, 5/2005)、Michael Cunningham Specimen Days (Farrar Straus & Giroux, $25.00, 6/2005)、David Hartwell, Kathryn Cramer (ed) Year’s Best Fantasy 5 (Eos, $7.99, 7/2005)である。古書店ミステリにも関心があるが、Lint も面白さう。

 『アマゾン・ドット・コム成功の舞台裏』(星睦訳/1800円+税/インプレスコミュニケーションズ)Amazon.co.jp, bk1]読了。何と、二週間以上もかかってしまった。地下鉄の乗車時間だけでは本を読む時間が足りないのだ。今まで、英語の本を読むのが遅いのは、英語を読む速さが格段に遅いからだと思ってゐたが、何よりも時間が足りないのだといふことがよく判った。しかし、どうしたら読書時間を増やせるのか。出勤にもっと時間がかかる所に引っ越すか。
 本書は、文章には居心地の悪い印象を抱くところもあったが、翻訳をした人は、どうやらコンピュータ関連の仕事をしてゐる方のやうだ、ネットワークやコンピュータに関する文章はしっかりしていて不自然な感じがなく、安心して読み進められた。内容もなかなか興味深い。

 眠い。ちょっと寝かせてください。


7月14日(木)

 昨日註文したПолдень, XXI век. Журнал Бориса Стругацкого, No.3は雑誌だった。〈ボリス・ストルガツキイの雑誌〉といふやうな題名である。Isaac Asimov’s Science Fictionみたいな、あれだ。

 今日はBuch24.deからの荷物が届いたのだが、留守で受け取れなかった。しかし、速い。こんなに速くなくていいので、送料を安くしてもらへないだらうか。


7月13日(水)

 書店リンク集も作り直したし、ロシアの書店のアフィリエイト・プログラムにも申し込んだし、一段落ついたところで、ふと気になったのが、本当にロシアの書店で本が買へるのかといふことである。支払ひはどうするのか、日本に本当に送ってくれるのか。ロシア語で手紙を書かないと送料が判らなかったりしないか。確認したい……。
 そこで本を註文してみることにした。何を買ったらいいかよく判らないので、とりあへずアンソロジーでも註文してみよう。
Новые марсианские хроники (Рипол Классик, 97 руб, 2005) [ozon.ru]
Полдень, XXI век. Журнал Бориса Стругацкого, No.3 (Вокруг света, 72 руб, 2005) [ozon.ru]
2冊目はアンソロジーといふより、隔月の雑誌みたいなものなのだらうか。何も解らずに買ってゐるのだ。とにかく買ひものかごに放り込んで註文手続に進んでみた。まづは登録画面が。私はすでにユーザIDとパスワードだけは登録してあったので、住所の記入から。モスクワ、サンクトペテルスブルグ、その他のロシア、ロシア国外の四種に分かれてゐるやうだ。ロシア国外を選んで先に進むと国名を選ぶところになる。ちゃんと日本が選択肢に入ってゐるではないか。住所を書き込むのだが、これが判らない。辞書を引き引き記入する。ここはキリル文字で入力してはならない。ラテン文字で入力すること。確かに、キリル文字で書いたら、日本の配達人が我が家に届けてくれないだらう。次に支払ひ方法を選ぶ。私はクレジット・カードを選んだ。他に何があるのかは読めなかった。ボタンを押すと、発注完了! と書いてあるみたいで少々狼狽へる。だって、まだクレジット・カード情報を入力してゐないんですけど……とモニタの前で呟いてみる。よく見ると、クレジット・カード情報の入力画面はこの先だといふやうなことが書いてあるやうだ。そこで、指示に従って入力を進める。何とか完了。本の代金が二冊で169ルーブル。送料が314ルーブルで、合計483ルーブル。これでも一番安い送付方法を選んだのである。1ルーブルは3円90銭くらゐだから、全部で2000円弱か。2000円で、これだけどきどきできたらいいでせう。


7月12日(火)

 bk1から、エドマンド・スペンサー『妖精の女王4』(和田勇一・福田昇八訳/1400円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1]、伊藤秀雄編『明治探偵冒険小説集4』(1300円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1]、正岡容『小説円朝』(880円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1]、デイヴィッド&リー・エディングス『銀狼の花嫁』(宇佐川晶子訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1]、ポール・J・マコーリイ『4000億の星の群れ』(嶋田洋一訳/780円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]、J・G・バラード『コカイン・ナイト』(山田和子訳/895円+税/新潮文庫)[amazon.co.jp, bk1]が届く。一回にまとめて購入すると、箱から出して袋を破って中身を取りだして書棚に並べるまでが、如何にも「作業」っていふ感じになってしまって嫌だ。が、買ってしまったものは仕方がない。それに一冊づつ買っても、纏めて買っても本は本だ。

 昨日から気になってゐたLa Casa de Papelのドイツ語版と英語版を註文。
○Carlos Maria Dominguez Das papierhaus
○Carlos Maria Dominguez The House of Paper
 買ふに到った経緯や表紙絵は〈忘備録〉の方で。

 アーサー・C・クラークのインタビューを見つけた。でも、よく読めなかった。


7月11日(月)

 今日は本を註文せず、本も届かない日。たまにはかういふ日もないと身体に悪いであらう。

 秋葉館からPowerMac G4用秋葉館オリジナルCPUアクセラレータ 1.4GHzモデルが届き、早速装着。システムも再インストールして、快適になる(はづである)。しかし、EGBRIDGEのCD-ROMが見つからない。あれがないと私は日本語入力ができないのだ。特に歴史的仮名遣ひが(仕事には必要ないか)。あ、本の間に埋まってゐるのを今見つけた。

 あとはベイツの翻訳を少し進めて寝ることにしよう。


7月10日(日)

〈スターウォーズ・エピソード3 シスの復讐〉を観る。四半世紀前に観たスター・ウォーズを思ひ出しながら、SFの喜びを身体中に満たして映画館を去る。もしかしたら、あの映画が初めて映画館で観た映画だったかも知れない。

 SF魂に満ちた状態で早速本を註文。だが、別にStar Wars関連書籍を註文する訳でもなく、ダース・ベイダー・ヴォイスチェンジャーやライトセイバーを買ふ訳でもない。Amazon.co.jpに、
○Jeffrey Ford The Cosmology of the Wider World (PS Publishing, £10.00, 2005) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk]
○China Miéville Iron Council ($24.95, Del Rey, 7/2004) [Amazon.co.jp]
○Gregory Frost Attack Of The Jazz Giants and Other Stories ($25.95, Golden Gryphon Press, 6/2005) [amazon.co.jp, Amazon.com]
 以上三冊。あまり読みさうにないなあ。いや、フォードは読むかも。

 続いてPowells.comに本を註文。
○Judith Van Gieson The Stolen Blue (Signet, 2000)
○Marianne MacDonald Death’s Autograph (HaperCollins, 1999)
○Leon Nielsen Arkham House Books: A Collectors Guide ($39.95, McFarland & Company, 9/2004)
 最初の二冊は、愛書家ミステリ(ではないかと思ったもの)。推理小説には疎いのだが、ヴァン・ギースンは『メキシコの涙』といふ作品が一つ日本語になってゐると思ふ。マリアンヌ・マクドナルドの方はないと思ふのだが、どうだらう。三冊目はアーカム・ハウスの蒐書家向けブックガイドみたいなものだと思ふ。愛書家ミステリが日米のアマゾンで購入できなかったので、今日はPowells.comにしてみた。アーカム・ハウスの本は、アマゾンでもよかったのだけれど、3.95ドルのペーパーバック二冊に、その何倍もの送料を払ふと損したやうな気分になるのが嫌で、ここで註文。でも、amazon.co.jpに註文した方が割安である。

 ここに本を註文するのは随分久しぶりだといふことに、ふと気づく。登録住所が今のところに引っ越す前のものだったので、ちょっと驚く。今回の送料は14ドル。Amazon.comで註文すると25ドルになるではなからうか。ここには、この頃見かけることの滅多にない「船便」といふ選択肢があるのだ。8〜12週間といふ気の遠くなるやうな日数が必要になる訳だが、別に構はない。どうせ読まないのだから。
 実はPowells.comにもアフィリエイト・プログラムの申し込みをしたのだが、その時にSocial Security Numberを記入するところがあって、そこを空欄にしたまま先に進めなかったので、うっかり記入してしまったのだ。これで、私が今の住所にゐることがアメリカの機関に知られてしまふ。税金を納めよとか云はれたらどうしよう。いや、しかし、アメリカは州単位で納税するのだったか。さうしたら、扱ふ州がないから大丈夫か。判らない。

 本を買ふばかりではなく、SF魂が身体に満ちてゐる間にSFの翻訳を。といふことで、ハリー・ベイツの作品を訳し始める。初日なので、1枚のみ。


7月9日(土)

 Buch24.deから発送の聯絡がある。在庫なしの表示だったやうな気がするのだが、意外に早かった。送料は12ユーロ。amazon.deよりもちょっと安い。Amazon.deだと、最低15.50ユーロになると思ふ。

 職場にPowerMac G4を持っていった。起動してみると、そんなに煩くない。自宅の部屋だと結構気になるのだが、人が多い場所だとあまり耳に入って来ないのか。これで、月曜日にCPUアップグレードカードが届けば、使用準備が整ふ訳だ。

 昨夜は9時間寝たので生き返ったやうな気分である。やはり睡眠は大切だ。生き返ったところで、本を註文。生き返るとどうしても数は増えてしまふ。
●倉橋由美子『偏愛文学館』(1500円+税/講談社)[Amazon.co.jp, bk1]
●デイヴィッド・エディングス『勝負の終り』(柿沼瑛子訳/940円+税/ハヤカワ文庫FT)[Amazon.co.jp, bk1]
●エドマンド・スペンサー『妖精の女王4』(和田勇一・福田昇八訳/1400円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1]
●伊藤秀雄編『明治探偵冒険小説集4』(1300円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1]
●正岡容『小説円朝』(880円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1]
●デイヴィッド&リー・エディングス『銀狼の花嫁』(宇佐川晶子訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1]
●ポール・J・マコーリイ『4000億の星の群れ』(嶋田洋一訳/780円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]
●J・G・バラード『コカイン・ナイト』(山田和子訳/895円+税/新潮文庫)[amazon.co.jp, bk1]
以上8冊。随分たくさん買ったやうな気がしたが、8冊か。大したことないので、一安心。

 九時間寝ても、洋書まで註文する元気はまだないのだった。洋書は明日だ。明日、註文だ。ゆっくり休んで体調を整へて万全の体勢で註文に臨まう。


7月8日(金)

 朝起きたら頭が痛かった。出勤してみたが、痛みは酷くなるばかり。昼食後に気分が悪くなり、これはもう駄目だと思った。痛みは耐へ難くなり、きっと三時間後には嘔吐を繰り返し、倒れるやうに寝るしかないだらう。どうしようかとしばらくぢっとしてゐたら、何と治ってしまった。こんなことは初めてだ。頭痛は治ったが、首の後ろの左側が痛く、肩の周辺がぎしぎしと音を立てる。やはりどうも変である。

 福島正実編『ロボット文明』(芳賀書店/昭48)が届く。翻訳の資料である。

 アフィリエイト・プログラムが承認されたので、bol.deに本を註文しようと思ったら、住所を入力する画面で国名を選ぶところにヨーロッパとアメリカしか載ってゐない。日本には送らないのか。なんといふことだ。欲しい本が24時間以内発送だったのに。そこで、 Hier gehts zu
Buch24.de

に註文することにした。
○Udo Klotz, Hans-Peter Neumann Shayol Jahrbuch für Science Fiction 2004 (Shayol, €19.00, 6/2005) [Amazon.de, Buch24.de]
○Sascha Mamczak, Wolfgang Jeschke Das Science Fiction Jahr 2005 (Heyne, 5/2005) [Amazon.co.jp, Amazon.de, Buch24.de]
 両方ともSF年鑑のやうな本だと思ふ。よく判らないのに買ってみる。これを読むとドイツSFに詳しくなれるやうな気がする訳である。気がするだけでなく、きっと詳しくなれるのだとは思ふが、問題は私がドイツ語が読めないところだ。ところで、bol.deでの表示だけ他の店と表紙が違ふんですけど、どうしてなんですか。


7月7日(木)

 早川書房からテリー・グッドカインド『魔道士の魂2 不穏な再会』(佐田千織訳/680円+税/ハヤカワ文庫FT)[Amazon.co.jp, bk1]が届きました。ありがたうございました。

 Amazon.comから、The Web Developer s Guide To Amazon E-Commerce Service [Amazon.co.jp, Amazon.com]とCory Doctorow Someone Comes To Town, Someone Leaves Town [amazon.co.jp, Amazon.com]が届く。amazonの本は、面白さうだが、難しさう。いろいろ試す時間がないのだが。

 昨日書き忘れたのだが、秋葉館PowerMac G4用秋葉館オリジナルCPUアクセラレータ 1.4GHzモデルを註文したのだった。送料・税金を含めて40,780円だ。予想外の出費である。
 実は家に放置されてゐるPowerMac G4がもったいないので、これでCPUをアップグレードして職場に持っていって使はうといふ考へである。メモリ1.5G、ハードディスク160GBで、CPUが1.4GHz G4になればまだまだ使へるはづだ。Mac miniよりもよささうである。今週末に持っていかう。

 今日は職場の三部局合同の宴会が開かれたはづである。私は「嫌だから嫌だ」と云って欠席。こんなことをして大丈夫かとも思ふが、私にはそんなところで酒を飲んでゐる暇はないのだ。


7月6日(水)

 東京創元社から、ロビン・ホブ『帝王の陰謀(上・下)』(鍛治靖子訳/各1300円+税/創元推理文庫)(上[bk1]/下[bk1])をいただきました。ありがたうございました。面白さうだが、第一巻を読んでゐないので、すぐには読めまい。

Amazon.co.jpから、Amazon.co.jpから、Christopher Fowler Full Dark House (Bantam, $24.00)、Jane Lindskold Child of a Rainless Year (Tor Books, $14.95, 4/2005)、Damien Broderick Godplayers (Thunders Mouth Pr, $14.95, 4/2005)が届く。本当にGodplayersは、「ゼラスニイとライバーといった古典的な作家の描いた世界を現代にふさはしい作品に甦らせるもの」という評価に相応しい内容なのだらうか。

 文句を云ひながら『アマゾン・ドット・コム成功の舞台裏』[amazon.co.jp, bk1]を読んでゐるが、けふは「デビッドカード」といふのが出てきた。デビットカードのことじゃないのか。何だか変だな、この本は。


7月5日(火)

 日本の古本屋で検索して、福島正実編『ロボット文明』(芳賀書店/昭48)を有時文庫に註文。1000円+送料だった。翻訳の参考資料である。

 bk1から、Eric A. Meyer『CSS完全ガイド(第2版)』(3800円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1]とアン・ハリス『フラクタルの女神』(河野佐知訳/920円+税/創元SF文庫)[Amazon.co.jp, bk1]が届く。
 CSSの本は意外に判りやすい。オライリーの本が判りやすいなんてことがあるとは全く予期してゐなかった。大抵は、何だかさっぱり解らない! 買はなきゃよかったと思ふことが多いのだが、今回は、判りやすいではないか。買ってよかった。


7月4日(月)

 bk1から、ゴットフリート・ロスト『司書』(石丸昭二訳/2800円+税/白水社)[amazon.co.jp, bk1>]が届く。これは1994年に刊行された本の新装復刊なのだ。面白さうなのだが、すぐに読む暇があるかどうか……。

 『アマゾン・ドット・コム成功の舞台裏』(星睦訳/1800円+税/インプレスコミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1]を読み始めたのだが、どうもこの訳者(と編集者)は翻訳作品の作者名や登場人物名にまったくの無関心のやうだ。今どき、トルキーンなんて表記はまづ目にすることはない。他にもよく知られている表記を全く無視した名前が散見される。本が好きな人たちではなささうだ。かういふのに遭遇すると、急に読む気が萎えるのでご勘弁願ひたい。

 今日は眠いのでこれで。


7月3日(日)

 今日は学会で隣の県に。移動の列車の中でアンドレアス・エシュバッハ『イエスのビデオ(下)』(平井吉夫訳/800円+税/ハヤカワ文庫NV)[amazon.co.jp, bk1]と安斎育郎『だます心だまされる心』(700円+税/岩波新書) [amazon.co.jp, bk1]を読み終へる。
 『イエスのビデオ(下)』は、結末も意外で面白かったのだが、どうも私が求めてゐる面白い本はかういふ本ではないのかも知れない。『ダ・ビンチ・コード』のときにもさう感じたやうな気がする。岩波新書の騙す話は、ちょっと物足りないが、騙しの話はときどき意識を新たにしておかないと、自分は大丈夫だと思ひ込んでしまったりするから、かういふ本を読んだり考へたりするのが大事なのだと思ふ。

 帰ってくると、bk1から、『PHP5徹底攻略 エキスパート編』(4800円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1]と仲正昌樹『なぜ「話」は通じないのか』(1600円+税/晶文社)[amazon.co.jp, bk1]が届いてゐた。PHPの本の分厚さに感激する。やはり分厚い本はいいなあ。これからは嫌がらずに分厚い本もどんどん買はうかな。厚い小説は多分読まないと思ふけど。

 学会で疲れたので、Amazon.co.jpに本を注文。
○John Crowley Lord Byron’s Novel: The Evening Land (¥2569, William Morrow & Co, 6/2005)
○Julie Kaewert Unbound (¥814, Crime Line, 11/1998)
○Julie Kaewert Unprintable (¥697, Bantam Books, 12/1997)
○Julie Kaewert Untitled (¥697, Bantam Books, 11/1999)
○Julie Kaewert Unsolicited (¥697, Crime Line, 8/2000)
以上五冊。ジョン・クロウリーのは、題名の通りバイロン卿の物語。有名な湖畔の別荘の場面から始まるらしい。失なはれたバイロンの原稿が登場したり、娘のエイダが重要な役割を演じたりするらしい。面白さうなのだが、長いから読まないと思ふ。Julie Kaewertの四冊はBooklover’s mysteryといふミステリのシリーズ作品。推理小説には疎いので実はもう翻訳があったなんてことにならなければいいのだがと不安を抱きながら註文した。このシリーズ、後二冊あるやうだが、今回は四冊だけ。今回註文したのはペーパーバックの再刊。1994年頃からハードカバーで出てゐたやうだ。愛書家ミステリだといふことで、普段はあまり買はない英語の推理小説を今回は註文してみたといふわけである。

 本を買ふばかりではなく、仕事もした。『時と神々の物語』の訳者あとがきを書いて送信。


7月2日(土)

 朝から激しい雨。それでも出勤して、大した仕事をする訳でもなく、床屋に行ってから本屋に寄って帰宅。帰る頃には雨は小降りになってゐた。途中で寄った紀伊國屋書店では、
●安斎育郎『だます心だまされる心』(700円+税/岩波新書) [amazon.co.jp, bk1]と、
雑誌のweb creators八月号(MdN/1380円)を購入。web creatorsは、CSS導入ハンドブックといふ付録が便利さうだったから(それだけぢゃないが)。『だます心だまされる心』は悪い奴に騙されないやうにである。私は人を見たら泥棒と思ふことにしてゐるので、どうも人が信用できないのだ。

 明日は学会で忙しい予感がするので、今日のうちにAmazon.co.jpに本を註文しておかねばなるまい。
○Alice Kimberly The Ghost and Mrs. McClure ($5.99, Prime Crime, 2004)
○Steve Aylett Lint (Thunders Mouth, $14.95, 5/2005)
○Michael Cunningham Specimen Days (Farrar Straus & Giroux, $25.00, 6/2005)
○David Hartwell, Kathryn Cramer (ed) Year’s Best Fantasy 5 (Eos, $7.99, 7/2005)
 Kimberlyのは、古書店幽霊ミステリである。第2作がこの八月に出る予定だ。どんな感じだか判らないので註文してみた。今度時間の余裕のあるときに、蒐書家ミステリなどを少し註文してみようかとも思ってゐる。他はファンタジイ(だと思ふ)。

 九月に刊行予定のダンセイニの短篇集『時と神々の物語』の訳者あとがきを書く。明日、最後の見直しをしてから送ることにしよう。


7月1日(金)

 bk1に本を註文
●Eric A. Meyer『CSS完全ガイド(第2版)』(3800円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1]
●アン・ハリス『フラクタルの女神』( 河野佐知訳/920円+税/創元SF文庫)[Amazon.co.jp, bk1,]
 やはりCSSの本を買ってしまった。前に買ったCSSクックブックといふのもまだほとんど開いてゐないのに。どうしても我慢できなくて。

 うう、眠くてこれ以上本が買へない。かうやって文字を入力してゐても、十文字ごとに眠ってしまふくらゐである。もっと註文したい本はたくさんあるのだが、今日はもう駄目だ。寝なければ。


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