9月30日(火)

 新井潤美『自負と偏見のイギリス文化』(700円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。ジェイナイトって人たちが、そんなに熱心なファン活動をしてゐるとは知らなかった。ちょっと不気味だけど。キプリングのThe Janeitesを読んでみたくなった。邦訳はあるのかな。

 今月も今日で終はり。少し本を買ひ過ぎた月だったかも。いつの間に買ってしまったんだらう。かなり控へてゐたはづなのに。夜中のうちにこっそり小人たちがオンライン書店に註文してゐるんぢゃないだらうか。ネットショッピングに熱中する真夜中の小人たちといふのも、想像するとちょっと怖い。普通のパーソナルコンピュータを操作するんだらうか。それともやはり小人用の超小型パソコンを使ふんだらうか。どうでもいいけど。


9月29日(月)

 東京創元社から、ロバート・ランキン『ブライトノミコン』(圷香織訳/1480円+税/創元推理文庫)[Amazon.co.jp]をいただきました。ありがたうございました。「怪しい都市伝説に彩られたブライトン十二宮をめぐる血も凍る冒険の数々」だといふ。楽しさうだ。

新刊書オンライン書評情報の登録書評件数が10000を越えた。尤も、元サイトにすでにアクセスできなくなってゐるところもあるが、検索はできる。

 新井潤美『自負と偏見のイギリス文化』(700円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読みながら出勤。なるほど、ジェイン・オースティンは面白いのか。この本の中でしきりにヴィクトリア朝が堅苦しい時代だと繰り返し強調されてゐるが、私は結構ヴィクトリア朝は爛れた時代だと思ひ込んでゐた。大間違ひだったのか。
 ジェイン・オースティンが読みたくなった。やはりここはPride and Prejudiceだらう。しかし、今は本を極力増やしたくない。金も使へない。うちは貧しいのだ。そこで、Project Gutengergを訪れてみた。前は素っ気ないテキストファイルばかりだったのに、もっと読みやすく配置してくれたpdf形式のもあるではないか。さっそく一つダウンロード。なるほど、冒頭の会話から面白い。しかし、これを全部pdfファイルの英語で読むのはちょっと難しい。日本語の文庫本でも買はうか。でも、場所も金も失はなくてすむのなら、それで済ませたい。どうするか。
 ハーレクイン版『高慢と偏見』なら、電子書籍があることが解った。が、ハーレクインとは。ちょっと勇気が必要だ。あ、私が読めないxmdf形式だった。


9月28日(日)

 白井恭弘『外国語学習の科学』(700円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店を読む。第二言語習得の研究そのものに興味のある読者と、自分のためによりよい学国語学習法を見出したいといふ読者の二種類の読者がゐると思ふのだが、そのどちらが主たる対象なのかよく解らない。両方が対象なのかも知れないけど。私は今回はどちらかと云ふと前者であった。いろいろ忘れてゐたことを思ひ出したのはよかった。中間言語のこととか、化石化なんて言葉とか、すっかり忘れてゐたのだ。胡散臭い外国語学習書を読み過ぎてしまった人は、こんな本を読んで少し頭を冷やすのもいいのではないだらうか。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●アルベルト・マングェル『図書館愛書家の楽園』(野中邦子訳/3400円+税/白水社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●成美堂出版編集部編『週末書斎術』(1300円+税/成美堂出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ピーター・V・ブレッド『護られし者 1』(和爾桃子訳/740円+税/ハヤカワ文庫FT)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ジェラルド・カーシュ『犯罪王カームジン』(駒月雅子訳/2200円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●コニー・ウィリス『マーブル・アーチの風』(大森望訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。今回は面白さうな本が多い。読まなければならない本が多い。場所の問題さへなければ、素直に喜べるのだが。この書斎の本にうまい収納法が紹介されてゐたりはしないだらうか。実は、書斎の本だとか書庫・図書館の本が大好きである。まあ、そんなにうまい収納法がないことはよく解ってゐるのだが……。


9月27日(土)

 恩田陸『きのうの世界』(1700円+税/講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。今回のはよく解らなかった。こんな結末になるとは。前にも巨大迷路の話があったから、そんなに意外な内容でもないともいへるが、どうもよく解らない。次々に語り手が変はっていく流れは好きだけど。

 この頃、電子書籍をいくつか試してみたのだが、AdobeのDigital Editionsとかいふので読むSecureファイルはパソコンを買ひ換へたらわざわざAdobe社に電話をして再アクティベートを申し込まなくてはならないらしいのだ。電話嫌ひの私にはとうてい無理だ。複数のパソコンで読めないなんて、それ以前に問題外である。もう二度と買ふまい。あの形式は。

 今日は日本語の電子書籍について考へてみた。日本語の場合は、何か調べるための書物だけでなく、読み物でも画面で読めさうな気はする。新書とか軽い文庫本とか。電子書店パピレスを覗いてみたときに、中公新書なんかがあるぢゃないかと一瞬喜んでしまったのだが、よく見るとMacOSでは読めない。実に不愉快である。.book形式で何かないかと探してみて、安くて軽い本といふことで、
●中村うさぎ『地獄めぐりのバスは往く』(文春文庫)[パピレス, amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を買ってみた。税込み368円なので、紙の書籍の税込み520円よりも安い。これはT-Timeをダウンロードして読めばいい。複数のパソコンでも読めさうな感じである。書き出しはできないが、それは商品の著作権保護の方針によるものなのか、ライセンスキーを買っていない無料版だからなのかは解らない。明日、ライセンスキーを購入してみよう。1050円である。これもまたLinuxでは読めない。
 で、この本の内容だが、いつものブランド品を買ひまくる話とか、それで借金を抱へた話とか、整形手術に金をつぎ込む話とか、どこかで読んだことのあるやうな短いエッセイが収録されてゐる。数年ぶりに読むと結構面白かったりする。紙の本を買ふよりも安くて場所を取らないのがいい。新書がどんどん電子書籍化されるといいのだが。せめてMacで読める形式で。


9月26日(金)

 紀伊國屋書店から、Daryl Gregory Pandemonium (Del Rey, 2008/8/26) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋, fictionwise]が届いた。よく解らないけれども、ディックとかヴァリスとか出てくるらしい。
 やはり小説は紙の本が読みやすいのかなと思ふ。いやいや、電子書籍だってこの頃は随分読みやすくなった。場所もとらないし、送料もかからないから、電子版もなかなかいいではないか。でも、小説は……。毎日が悩みに満ちてゐる。

 毎日、Safari Books Onlineで調べものをしては喜んでゐるのだが、それでも昨日のやうに専門書が届いたら届いた出それは嬉しいのである。高い本は紙の質がいいねえなどと呟きながら、そっとページをさすっては、ときどき紙の香りを吸ひ込んだりする。この楽しみは電子版では味はへない。しかし、それは専門書の正しい活用の仕方ではないのだが。


9月25日(木)

 Amazon.co.jpから、新井潤美『自負と偏見のイギリス文化』(700円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、白井恭弘『外国語学習の科学』(700円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、non-no 2008年 10/5号(470円/集英社)、R-1 ぐらんぷり 2008(3990円/よしもとアール・アンド・シー)が届いた。岩波新書二冊は近いうちに読まう。雑誌とDVDは鳥居みゆき目当てで。どちらもまだ目を通してゐない。DVDには米屋が収録されてゐるらしいと聞いたのだが、どうなのだらう。

 Amazon.comから、Bioconductor Case Studies (Springer, 8/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋] が届いた。これは、生命科学の解析をRでする人には必携でせう。私にとっては、今まさに必要としてゐることがいろいろと載ってゐて、買って良かったと思ふ本だ。難点は価格がちょっと高いことか。でも、それだけの価値はある本だと思ふ。少なくとも私にとっては。詳しい内容紹介は、Springer社のサイトで。


9月24日(水)

 早川書房からSFマガジン 2008年11月号Amazon.co.jp]をいただきました。ありがたうございました。特集は〈宇宙SFの現在〉で、グレッグ・イーガン、イアン・マクドナルド、ケン・マクラウド、ナンシー・クレスの作品が掲載されてゐる。表紙はなんといふか、私にはよく解らない。

 昨日買った電子書籍だが、AdobeのDigital Editionsとかいふので読むSecureファイルといふのは、初期化したパソコンでしか読めないのか。出張するときには軽量ノートに入れて旅先で読むとか、自宅でダウンロードしたけど小説ぢゃなくて仕事の参考図書だから勤務先のパソコンで使はうとか、さういふ使ひ方はできないのかなあ。こんなに不便だったら普及しないんぢゃないかな。私も二度と買ひたくない……と数年前に同じことを書いたことがあるやうな気がしてきた。Secure eReader形式だったらどうなんだらう。明日試してみよう。どうせLinuxでは読めないんだけど。


9月23日(火)

 恩田陸『不連続の世界』(1600円+税/幻冬舎)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。表題作の他五篇が収録されてゐる作品集だが、これが怖い。特に「幻影キネマ」は怖すぎる。といふことで、あまり細かいことには触れずに、続けて同じ作者の『きのうの世界』(1700円+税/講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始めたことを記しておかう。

さて、昨日迷ってゐたSafari Books Onlineだが、購入してしまった。月$42.99のProfessional Libraryといふ方。それにしても、これだけの本が読み放題とは、もうどうしたらいいか解らない。それを全部一気に検索して、必要なところを抜き出せるのだから素晴らしい。もう、本をあれこれ持ってきてはページを捲って探さなくていいのだ。コードをコピー&ペーストもできるやうだし、これは便利だ。我が家に何十冊もあるOReillyの本を全部売り払ってしまってもいいくらゐだ。だが、売り払ふ手間が惜しいので、とりあへずは置いておくけど。ここに売る本リストを掲載するか、どこかに出品するか。いきなり営業を停止されないことを祈るのみだ。日本の科学・技術系の本もかういふことをしてくれればいいのに。

 喜びすぎて、何もかも電子化したくなってきた。Elsevierの電子書籍を探してゐて、eBooks.com に行き当たった。しかし、専門書は高い。そこで、安い本で試してみることにした。
○Neil Gaiman M Is for Magic (Bloomsbury, 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を買ってみた。5.59ドルだった。送料がないのがいい。購入と同時に読めるのも。ファイル形式は三つほどあって選べるやうになってゐる。私はAdobe Reader formatを選んだ。Adobe Digital Editionsとかいふので読むのだが、このファイル形式はLinuxでは読めないのだ。嫌だなあ。

 今日はこれくらゐにしておかうと思ってゐたのだが、マキリップの新刊が出てゐるのに気づいてしまった。
○Patricia A. McKillip The Bell at Sealey Head (Ace Books, 9/2/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋, fictionwise]
である。これも電子版にしようと、fictionwiseに註文した。定価はハードカバーと同じ$23.95だが、fictionwiseではMicropay Rebateといふ次回以降の註文に使へる割引があって、半額以下になる。ただ、出費が23.95ドルであることに違ひはない。次回の註文の時に12ドルくらゐ貸しがあることになる訳だ。ここでは、Adobe Reader形式は選べないので、Secure eReaderといふ形式にした。MultiFormatといふタイプだとロックのかかってゐないpdfなんかがあって、Linuxでも問題なく読めるのだ(F&SF誌はこれだ)が、Secure eReader形式はやはりLinuxで読めないのだ。印刷もコピー&ペーストもできない。不便である。やはりマキリップの作品は紙とインクでできてゐる本がいい。あ、Ace BooksのサイトにはAdobe readerで読む形式のがあるぢゃないか! 定価だけど。それに、印刷したり運んだりしなくていいんだから、もっと安くしてくれないものか。定価が同じで、実際には紙の本の方が割引があるから安いっていふのは納得できない。場所をとらないといふのは魅力なのだが、まだ使ひづらい。

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 いま気づいたのだが、14日以降、RSSの更新がちゃんとできてゐないではないか。うっかりしてゐた。日記の文章を切り取ってRSS用のXMLファイルを作るわけだが、ちゃうど切れ目のところに、&の途中がかかってしまったのだった。それで、正しいXML形式になってゐないよとRSSリーダが読み取りを拒否してゐたのだった。厳しくないリーダなら読んでしまったかも知れないが、許さないものも多かっただらう。切れ目がずれるやうに、文章を書き換へたから今ではもう問題なくXMLファイルが出力されるやうになってゐる。


9月22日(月)

 橘木俊詔『早稲田と慶応』(720円+税/講談社現代新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。早稲田と慶応といふ私立大学がどのやうにして現在の地位を獲得してきたのかといふことを検証しながら、国立大学との比較、他の私立大学の状況などを考へていく。国立大学を論じた本は多いし(いろいろと激しい改革が続いてゐるからでもある)、あるいは弱小地方国立大学とか私立大学からみた大学事情の本もあるけれども、早稲田慶応を軸にした本はあまりないやうな気がする。いや、私が知らないだけかもしれないので、あまり本気にしない方がいいとは思ふが。本当かどうかは置いておいて、さういふ意味で私には興味深かった。

 クレジットカード会社からの明細書が届いて、気分が沈む。先月は随分本の購入を控へたつもりだったのに。

 気分が沈んでも本は註文する。Amazon.co.jpに、
●新井潤美『自負と偏見のイギリス文化』(700円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●白井恭弘『外国語学習の科学』(700円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
および、non-no 2008年 10/5号(470円/集英社)を註文。岩波新書はいいとして、どうしてこんな雑誌を註文したかといふと、鳥居みゆきインタビューが載ってゐるからである。

 今、大いに迷ってゐることがある。Safari Books Onlineである。AppleのWWWブラウザとは何の関係もない。有料のオンライン図書館みたいなものである。一昨日はひと月に23ドルと書いたが、それだと月に10冊しか全文閲覧ができないし、刊行前の本の内容Rough Cutsといふ文書が読めない。となると、無制限で閲覧できて、月に5冊ダウンロードできるProfessional Libraryにしたいところだ。こちらは月に42.99ドル。4500円くらゐか。4500円の本を買ふのにそんなに躊躇はないのに、これを申し込むのを躊躇ってしまふのはなぜだらう。O'Reilly、Pearson Education、Addison Wesley、John Wiley、その他多数の出版社の本が読めるのは魅力だ。しかも場所を取らない。書棚の心配をしなくていいのだ。もともとかういふ本は電車の中で読んだりすることは少ないし、小説ではないからじっくりくつろいだ気分で読まなくてもいいのだ。それよりもどんどん検索して必要なところを拾ひ出していきたい。一体、私の家にO'Reillyの本がどれくらゐあるのかを考へれば、月に4500円は全然高くないと思ふ。でも、John Wileyが入ってゐても生物系の本はほとんどない。Springer Verlagの本があったら、何も悩まず申し込むのだが。


9月21日(日)

 池上永一『テンペスト(下)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。長かった。しかし、決して長すぎるといふことはない。私が間違ってゐた。沖縄が日本の一部に完全に組み入れられるまでの数十年の物語。主人公は宦官と偽って試験を受け琉球王国高官になる女性である。あちこちに嘘っぽい言動が見られるが、それで雰囲気が損なはれることもない。呪術的世界が日常世界と完全に重なってゐるので、現実に起こりえないできごとを読んでゐる気分にならない。
 読んでよかった。

 長い物語のあとは、短い新書を読まう。最初に手に取ったのが、香山リカ『親子という病』(700円+税/講談社現代新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]である。この人、本出し過ぎぢゃないかといつも思ふのだが、今回のやうになかなか面白い本が出てゐるので、どうせいつも同じぢゃないのかなどとは云へない。この頃、家族、とくに母親への愛と感謝を歌ふ歌が多いやうで、「産んでくれてありがたう」なんて絶唱する若者の曲を聴くことが多いと同時に、家族を殺す事件が報道されることも多いといふ話が導入部だ。読み進めると自分の生まれた理由を考へ、求める人が多いのに驚いた。一緒に住んでゐる親は本当の親かとか、自分は望まれずに生まれてきたのではないかとかいふことにも悩んだりするらしい。私は親にどう思はれてゐても私は全然気にならないので、驚いた。生物は理由なく生まれるものなのだ。生き物は増えるために存在するのだから。自分が自分である理由もない。誰が親だったからって自分が変はる訳でもないし、好むと好まざるとに関わらず生まれてきたといふ事実に違ひはない。どうしてそんなことに悩むのか全く理解できないし、そんなに理解したくもない。悩みが少なくてよかった、私は。
 そんなありもしないことを悩むから胡散臭い霊の話をする奴らに騙されたりするのだ。
 帯の「すべての親子は気持ち悪い」といふ言葉はなかなかいいと思ふ。それから、家族や親への愛を無闇に強調する世の中は今の日本の社会を維持するために、現在の政治家たちにとって都合の良い状況であるといふ指摘には大いに感心した。

 黒田龍之助『世界の言語入門』(720円+税/講談社現代新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]は今日は読む予定ではなかったのだが、気がつくと少しづつ読んでゐて、いつの間にか読み終へてゐた。あまり堅苦しくない言葉に纏るエッセイである。あまり印象に残らない部分もあるが、世界中の言葉を次々に摘んでいく様子は期待以上に楽しかった。いろいろな言葉をもっと知りたいと思ってしまふ本である。


9月20日(土)

 仕事の帰りに紀伊國屋書店に寄って、
●黒田龍之助『世界の言語入門』(720円+税/講談社現代新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●香山リカ『親子という病』(700円+税/講談社現代新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●橘木俊詔『早稲田と慶応』(720円+税/講談社現代新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を購入。講談社現代新書三冊である。

 紀伊國屋書店から、Michael Miller Cloud Computing (Que, August 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届く。AmazonのWebServiceのこととか、Google App Engineのことなんかが書いてあるかと思ったら、Adobe Photoshop Express、Apple MobileMe、Glide OS、Google Docs……といった所謂Webアプリケーションのことが書いてある。かういふのをCloud Computingといふのだらうか。まあ、これはこれで大いに役立ちさうだからいいのだけど。少しづつ試していかうと思ってゐるが、それについては別館の方で報告したい。
 この本を購入すると、Safari Books Onlineで電子版が無料で読めるやうになるといふので、早速登録して無料電子版を見てみた。あれ、ダウンロードはできないのか。でも、これでインターネットにつながるところならば、この本が読めるといふわけだ。本格的に利用するには月に23ドル払はなければならない。あまり安くないと思ったが、23ドルの本を買ふのにそんなに躊躇ひはないので、それくらゐは負担できるのではないだらうか。何しろ、居住空間確保が急務である。一刻の猶予も許されない。

 といってゐる間にも本は届く。紀伊國屋書店から、Noah Gift & Jeremy Jones Python for Unix and Linux System Administration (o'Leilly, Sept 2008) [Amazon.com, 紀伊國屋]が届く。ああ、pdf版にすればよかった。何れにせよ、まだ読んでゐない。


9月19日(金)

 今日も、池上永一『テンペスト(下)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手にとって出勤。面白いのだが、長すぎる。私の読書時間は朝夕の地下鉄に乗る片道7分とそれをホームで待つ数分間しかないのだ。一日におよそ15〜20分程度だらうか。読書時間が足りない。いつも英語の本が全然読めないと思ってゐるのだけど、日本語の本も全然読めないことがよく解った。何も読めないんだ……。

 昨日届いた『Google Gearsスタートガイド』(1980円+税/技術評論社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を見ながら、Google Gearsをインストールしてみた。本当にただインストールしただけで、終はってしまった。何だかよく解らないのだ。JavaScriptはなかなか馴染めないなあ。本も買ったのに。Pythonはなぜかすぐに馴染めたのだが。


9月18日(木)

 紀伊國屋書店から、白石俊平『Google Gearsスタートガイド』(1980円+税/技術評論社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。最初の全体像といふところだけ目を通してみたけれども、何だか解らなかった。何がいいのか、よく解らない。少し後ろの方にプログラム例として、「書籍管理サンプル」といふのがあるから、そこまでは読んでみよう。書籍管理システムが例になってゐると、読んでみようといふ気になるものである。だから、私はこれまでに数々の書的管理システムを無駄に作ってきた。MySQLやSQLiteのデータベースには、書籍データベースの残骸がまだたくさん残ってゐる。でも、たいていの本に書籍管理システムが載ってゐるから、みんな書籍管理が大好きなんだらう。人間とはさういふものなのだ。

 昨日、電子書籍のことを考へたので、今日はいろいろ探してみたけれども、どうも思ふやうな本がない。Linuxで扱へないファイルが多かったりするのだ。甚だ不愉快である。この頃、少しづつ本をモニタ画面で読むのにも慣れてきたので、もっと蔵書を電子化したい。紙とインクの匂ひを楽しめないが、生活空間には代へられない。

 さう思ってネットの世界を彷徨ってゐたら、私が数千円、一万円を払って買った本のpdfが無料で転がってゐたりするぢゃないか。どういふことなんだ。あれは違法ファイル置き場だったのか。とてもそんなふうでもなかったのだが。何れにせよ、はなはだ不愉快である。不愉快なので、とりあへずダウンロードしておいた。紙の本だと全文検索とかできないから。


9月17日(水)

 今日も、池上永一『テンペスト(下)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手にとって出勤。なかなか進まない。

 買った本の数が、気がつくと先月よりも多くなってゐる。まだ九月の中旬なのに。この頃は本の代金が厳しいことは当然だがそれよりも収納場所の問題の方が切実になってきた。とにかく、置く場所が足りない。もっと真剣に電子化を検討しなければ。洋書は電子本での購入を真剣に考へよう。小説は紙の本の方がいいなんて云ってゐたけれども、もう背に腹は代へられない。日本語の本も電子本を買って紙を廃棄する方向で検討してみようか。もちろん、愛着の強い本はできないが、念のため持ってゐる本がたくさんあるので。電子本横断検索サイトとかないのかな。


9月16日(火)

 池上永一『テンペスト(下)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手にとって出勤。ますます面白くなって来たけど、長い。

 紀伊國屋書店にそろそろ出さうな本を註文。
○Nick Gevers ed. Extraordinary Engines: The Definitive Steampunk Anthology (Solaris, 2008/9/30) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
The Year's Best Fantasy and Horror 2008: 21st Annual Collection (Griffin; 2008/9/30))[Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Jonathan Carroll The Ghost in Love (Farrar Straus & Giroux; 2008/9/30) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
以上3冊である。Extraordinary Enginesには、ジェフリイ・フォードの作品が収録されてゐるやうなので。再録だったらがっかりだが、きちんと調べてゐる時間がない。2冊目は毎年買ってゐる年刊ファンタジイ&ホラー傑作選。3冊目は久し振りのジョナサン・キャロルの新作長篇。ああ、こんな時間だ。もう寝なければ。


9月15日(月)

 池上永一『テンペスト(上)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。だんだん面白くなってきたのだけど、長すぎる。あまりにも長い。それに、もっと日常的な世界に異界が入り込んでくる話の方がいいのだが。こんなに長くなくてはならないのだらうか。もちろん、下巻も読みますけどね。

 昨日Google Gearsの本を買ったりしたのだけど、この際、JavaScriptのことも少しは解っておいた方がいいかなと思った。何か手頃な入門書の類はないかと思って自分の書棚を眺めてみたら、JavaScript & XHTMLクックブックなどといふ本が見つかったのだが、これはちょっと初心者向けとは思へない。それよりどうしてそんな本があるのかといふ問題もあるのだが、今日のところはそんなことを考へるのは止めておかう。私には時間がないのだ。
 しかし、新しい本は極力買ひたくない。書棚に余裕がまったくないのだ。一冊でも書棚を占有する本を減らしたいところに、そんな本は買ひたくない。pdf版で何とかならないものか。まったく余地はないのだ。一冊の猶予も許されない。もう命に関はる状況である。ちょっと大袈裟だけど。といふことで、
JavaScript: The Missing Manual (O'Reilly, 7/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を購入。そもそもJavaScriptとは何かといふやうに最初から説明してゐるやうだったので。無駄にならないやうにしなければ。


9月14日(日)

 昨日届いた『Firefox3 Hacks』(2800円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を捲りながら、いろいろ試してゐたら、時間があっと云ふ間に過ぎてしまひ、全然本が読めなかった。困ったものだ。

 もうトップページからはリンクを張ってゐない紀伊國屋書店の新刊情報RSSが、今月の改装で情報を取得できなくなってゐたものを少しづつ修正してみる。そんなことをしてゐたせゐで本が読めなかった。困ったものだ。

 それでも本を註文する時間があるのが不思議だ。紀伊國屋書店に、
○Galen Beckett The Magicians and Mrs. Quent (Spectra, 8/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
○Elizabeth Bear Ink and Steel: A Novel of the Promethean Age (Roc, 7/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com,紀伊國屋]
●白石俊平『Google Gearsスタートガイド』(1980円+税/技術評論社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。ベアは邦訳のある三部作にあまり感銘を受けなかったのだが(少なくとも前半は)、エリザベス朝時代のイギリスを舞台にクリストファー・マーロウとウィリアム・シェイクスピアが魔法的・政治的陰謀に巻き込まれるといふやうな話らしくて、これは実に心惹かれるところ。リサ・ゴールドスタインの『太陽と月のアラベスク』(ハヤカワ文庫FT)のことを思ひ出したりしながら。私が解説を書いたのだが、あまり売れなかったやうだ。ベケットのは、「Jane Austen, Charlotte Brontë and H.P. Lovecraft collide in Beckett's periodically entertaining debut.」といふ紹介を読んで、思はず註文ボタンをクリックしてしまった。でも、きっと読まないんぢゃないかと思ふ。最後のはGoogle Gearsの解説書。Google GearsはJavaScriptで書くやうなので、私にはちょっと難しい。PHPとPythonしか使へないのだ(Rubyが何となく少しだけ)。だから、Google App Engineだけは何とかできた。それも、あまり有効に使ってゐるとも云へないが。


9月13日(土)

 Googleで「生きている水苔」を検索したら、「Googleで「生きている水苔」を検索したら、昨日の「Googleで「生きている水苔」+「ハエトリソウ」を検索したら、この日記がトップに出てきてしまった。なんといふことだ。」といふ文章が11位くらゐに出てきてしまった。なんといふことだ。」といふ文章が結構上位に出てきてしまった。なんといふことだ。

 紀伊國屋書店から、ウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング『ディファレンス・エンジン(上)』(黒丸尚訳/ハヤカワ文庫SF/840円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング『ディファレンス・エンジン(下)』(黒丸尚訳/ハヤカワ文庫SF/840円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、デイヴィッド・エディングス&リー・エディングス『水晶砦の攻防』(宇佐川晶子訳/680円+税/ハヤカワ文庫FT)、恩田陸『きのうの世界』(1700円+税/講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、江村秀之他『Firefox3 Hacks』(2800円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。三日前に届くはづだった本もちゃんと届いた。知らない奴にひどい扱ひを受けたりすることもなく。よかった、これで安心して眠れるといふものだ。
 配達荷物が複数あると配達希望時間はめちゃくちゃになるやうだ。確かに二度に分けて持ってくるのは無駄以外のなにものでもないから、いいのだが。

 池上永一『テンペスト(上)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み進める。が、全然進まない。どうしてなのだらう。私が歳を取って衰へただけなのか。


9月12日(金)

 Googleで「生きている水苔」を検索したら、昨日の「Googleで「生きている水苔」+「ハエトリソウ」を検索したら、この日記がトップに出てきてしまった。なんといふことだ。」といふ文章が11位くらゐに出てきてしまった。なんといふことだ。

 水曜日に再配達を頼んだ荷物がまだ来ないのだが、どうしたのだらう。心配だ。あの前の日は荷物がいくつか届いて、再配達の依頼が翌日と土曜日の指定が混ざってしまひ、どっちがどの曜日か解らなくなってしまったので全部持ってきてしまひましたと宅配便の人は云ってゐたけれども、私がその日に再配達を依頼した本は入ってゐなかったのだ。どこか他所の家に届いてゐたらどうしよう。心配で夜も心安らかに眠れない。どこかの薄汚い親爺に勝手に箱を開けられて嫌らしい手つきで私の大切な本を撫で回してゐたらどうすればいいのだ。乱暴にページを開いて喉の部分をぐいぐい押されて背が割れてしまってゐたらどうすればいいのだ。脂ぎった顔を押しつけて頬摺りされたり、汚らしく舐め回されて唾液まみれになってゐたらどうすればいいのだ。絶対に許さない。呪ってやる!


9月11日(木)

 Amazon.comに、
Bioconductor Case Studies (Use R) (Springer-Verlag, 2008/8/21) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文。刊行が予定より遅れてゐたやうだが、やうやく刊行された。この頃、Amazon.comの方がずっと安いことが多いので、またこっちに註文してしまった。

 Googleで「生きている水苔」+「ハエトリソウ」を検索したら、この日記がトップに出てきてしまった。なんといふことだ。

 池上永一『テンペスト(上)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手にとって出勤。読みやすいから、長くてもそんなに時間はかからないのではないだらうか。いつものやうに、場面の流れが映像的なので頭の中で物語が自然に映し出されていく。でも、まだ46ページ。


9月10日(水)

 ダイアン・セッターフィールド『13番目の物語 (下)』(鈴木彩織訳/1800円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。話の展開は面白いし、意外な真相が明らかになるところは印象深い。図書室や古書店が出てきて、いろいろな本も登場するので、さういふところも楽しめる。ただ、私は自分の出自を探す話とか、別れた兄弟(姉妹)を探す話とか、さういふ話題にあまり関心を抱けないのだ。自分は自分として生きてきたので、今更そんなことを探し出しても何も変はることはないだらう。それで自分が別人になることもないだらう。もしも、私に実は幼い頃に離ればなれになった双子の兄弟がゐるとか、実は本当の親は別のところにゐるとか、そんな話を聞かされてもどうでもいいと思ふのではないかと、今は思ってゐる。経験がないので、実際にどうなるかは解らないが、今のところはどうしてそんなことを追ひ求めたいのか理解できない。そんなわけで、この本に心底から楽しめない部分もあったのである。

 昨日不満に思ってゐた新書新刊情報文庫新刊情報の並べ方、こんな感じで取りあへずはいいかなと思った。どうなのだらう。

 今日再配達を依頼した本が来なかった。どうなってゐるんだ。心配で今夜は眠れないぢゃないか。

 Google Archive Searchに驚いた話は、別室の方で書いた。


9月9日(火)

 ダイアン・セッターフィールド『13番目の物語 (下)』(鈴木彩織訳/1800円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]はますます話が盛り上がってくるのだけど、本の話が全然出てこないぢゃないかと不満を抱いてゐたら、やうやく主人公が医師から『シャーロック・ホームズの事件簿』を処方されて、ちょっと安心した。

 紀伊國屋書店に、
○Daryl Gregory Pandemonium (Del Rey, 2008/8/26) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
を註文。実は知らない作家である。全然、聞いたこともない。でも、内容紹介を読んでゐたら、何やらディックが出てくるとか書いてあるのだ。ディックに乗り移っていた存在といった方がいいのか。何やら歴史改変もので1950年代から何かが人々に乗り移っては渡り歩いていくとかいふ話らしい。もしかしたら、全然違ふかも知れないので信用しないやうに。

 新書新刊情報文庫新刊情報の並べ方がどうも思ふやうにならない。どうしたらいいんだ。ちょっと情報取得方法がまだ安定してゐないので、自分でも混乱してゐるのだ。


9月8日(月)

 ああ、晴山陽一『英語にもっと強くなる本』(730円+税/青春新書INTELLIGENCE)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]のことは明日書くなんてどうして書いてしまったんだらう。面倒臭いなあ。ぱらぱらとページを捲ってみて、いきなり「英語脳」なんていふ反吐が出るほど嫌ひな言葉が出てきたけれども、書いてあることは別に変なことでもなかった。「表現法の優劣ではない。英語には英語のクセがある」とはっきり記してゐるところは好感が持てる。よく「英語は論理的で日本語は非論理的」などと云ふ人がゐるから、ちょっと警戒してしまふのだ。日本語の表現として興味深い文型が多く出てきて面白い。有名な「うなぎ文」とか。「ぼくは鰻だ」といふあれである。「像は鼻が長い」も例文として登場してゐる。この本で主語とか動詞とかいふのはほとんど英語の概念で語ってゐるので、どうしても日本語が不思議な言語に見えてしまふ。著者にさう見せようといふ気持ちがないとしても。

 Amazon.comから、John M. Chambers Software for Data Analysis: Programming With R Springer-Verlag (2008/08) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届いた。説明が丁寧で役立ちさう。この本で内容とは別に気に入ったところは、大きな声では云へないが、匂ひである。紙とインクの香りが実に絶妙で、如何にも新鮮な学術書といふ感じがする。あまり鼻に本を近づけてすーはーすーはーやってゐると不気味だから気をつけなければ。

 Amazon.co.jpから、『全然大丈夫 特別版』(¥5,117(税込)/ポニーキャニオン)[Amazon.co.jp]が届いた。まだ中身を観てゐない。

 紀伊國屋書店に、
●恩田陸『きのうの世界』(1700円+税/講談社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●江村秀之他『Firefox3 Hacks』(2800円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。恩田陸の新刊はとりあへず全部買ふことにしてゐる。そして、概ね読んでゐる。オライリーの本は日本オリジナル。英語のPDF版があったらそれでもいいかと思ってゐたのだが。どうして、日本語版にはpdf版がないのだらう。もう本を置く場所がないのだ。本当に困ってゐるのである。


9月7日(日)

 昨日の50個リンク専用ブログを作る話、考へれば考へるほど不愉快になってきた。著者のサイトを見に行ってみたけれども、これがまた不愉快と云ふか胡散臭いと云ふか、どうしてこんな人の本を買ってしまったのだらうかと後悔する。私はあまり後悔といふものをしないことにしてゐるのだが、今日は後悔した。この本を読んだ人が一つブログサイトを開設すると無駄な50のサイトができることになるのだ。迷惑ぢゃないか。そんなことまでして金を稼ぎたいのか。まあ、私も月に500万稼げるのならしてしまふかも知れないけど。意志はそんなに強くないのだ。いやいや、不愉快なんだからそんなことをしてはならない。かうなったら、そんなことせずにGoogle Adsenseで月に500万稼いでやる。真っ当な方法で月に500万稼いでみせる……なんて絶対に無理だな。少なくとも私には。

 こんなくだらない本につきあってゐる暇はない。ダイアン・セッターフィールド『13番目の物語 (上)』(鈴木彩織訳/1800円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。なかなか調子よく進んでゐる。怪しげな館に住む狂人たちとか雰囲気はいいのだが、何か物足りないのは本があまり出てこないからだらうか。もちろん、主人公は古書店主の娘だし、主人公が謎の作家の話を聴くのも図書室なのだから、本がたくさんある雰囲気はあるのだが、ものたりない。もっと本が重要な役割を果たすやうになればいいのに。後半はなるのかな。

 紀伊國屋書店から、池上永一『テンペスト(上)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、池上永一『テンペスト(下)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、栄陽子『英語は勉強するほどダメになる』(700円+税/扶桑社新書 )[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、晴山陽一『英語にもっと強くなる本』(730円+税/青春新書INTELLIGENCE)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、スタニスワフ・レム『宇宙飛行士ピルクス物語(上)』(深見弾訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、スタニスワフ・レム『宇宙飛行士ピルクス物語(下)』(深見弾訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、フレドリック・ブラウン『天の光はすべて星』(田中融二訳/740円+税/ハヤカワ文庫SF )[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、カート・ヴォネガット『死よりも悪い運命』(浅倉久志訳/800円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、M・ジョン・ハリスン『ライト』(小野田和子訳/2500円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。大きい箱が届くとちょっとどきっとする。

 早速、新書を二冊読んだ。栄陽子『英語は勉強するほどダメになる』(700円+税/扶桑社新書 )[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]の方から。日本人の英語に対する特別な評価を止めるやうにと訴へる。英語コンプレックスからの解放こそ日本人の英語力アップにつながるのだといふ主張である。受験科目から英語を外してしまへばいいといふ提案にはなるほどさうかと感心したが、まづ実現は無理だらう。私からみるとごく真っ当なことが書いてあるだけで、そんなに面白味はない。悪い本ではないのだが、英語を崇拝してゐる人たちはこの本の主張に果たして耳を傾けるだらうか。どうしたら、さういふ人たちの耳に届かせることができるかが難しいのに。あ、そのための提案の一つが受験科目からの除外か。

 次に晴山陽一『英語にもっと強くなる本』(730円+税/青春新書INTELLIGENCE)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読んだ。しかし、私はもう寝る時間だ。続きはまた明日。

 ところで、TOLLE ET LEGE屋根裏の備忘録に朝顔の話を書いた。写真なんか載せて。何だか普通のほのぼの系のブログみたいで妙に嬉しい。普通の人みたいぢゃないか。かういふことを続けていけば、一般受けするブログになったりするだらうか。ここはちょっと特殊だから。もちろん、これが好きでやってゐるわけだけれど。ちなみに、どちらにも被リンク用ブログなどは用意してゐない。


9月6日(土)

 Amazon.co.jpにDVD『全然大丈夫 特別版』(¥5,117(税込)/ポニーキャニオン)[Amazon.co.jp]を註文。「古本屋の長男」が主人公だから、ではない。特典ディスクに収録されてゐる「舞台挨拶集」が主たる目的である。さういふことで、この件についてはあまり深く追求なさらぬやうお願ひします。

 この頃、どうも金がない。本の買ひ過ぎだらうか。金がなくなってくると人間卑しいことを考へるやうになって、恥づかしい本を買ってしまったりする。仕事の帰りに寄ったジュンク堂書店で、
●市原高一『自宅で日記を書いて月5万円を稼ぐ唯一の方法』(1300円+税/インフォトップ出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
などといふものを買ってしまったのだ。上のDVDの百倍くらゐ恥づかしい。日記書いて月に5万円が手に入るはづがないと思って買って帰った。Google AdSenseで稼ぐんだといふ。Google AdSenseのことなら私も知ってゐる。日記だって書いてゐる。これがさうだ。でも、Google AdSenseの収入なんて月に10円くらゐだ。Amazon Associateといふのも知ってゐる。ここにもたくさんリンクがある。でも、月5万円には遠く及ばない。十分の一にも満たない。で、この本を読んでみると、日記をちゃんと書くといふことの他に、Googleの検索ランクを上げるために、被リンク用ブログを50も作るんだといふ。リンクを張ってランクを上げて人を誘導して広告料を稼ぐのだといふ。被リンク用ブログってダミーブログだ。そんなの反則ぢゃないのか。Googleが本物としてカウントするものは即ち本物だと著者は云ひたいのか。嫌だなあ。そんなことまでして稼ぎたくないな。私は頭が固いのだ。一番読まれるこの日記のトップページにだけはGoogle AdSenseを載せてゐなかったりする。殺風景に見えるやうに決して画像を載せない。ほとんどが本を買った話と読んだ話しか書かない。Google AdSenseは多言語が混在して、内容解析が混乱するやうなページを狙って張ったりしてゐる。クリックされないわけである。

 被リンクブログを作って儲けたいとは思はなかったが、普通の日記を書きたくなってきた。この日記、もう十年以上も書いてゐるが、一時期はそれなりに日々の出来事なんかも記してみたけれども、この頃は基本的に本のこと以外は書かないことに決めてゐる。日常の些細な出来事をほのぼのと書いてみたりしたくなったのだ。みんなが書いてゐるブログってやつですか。道を歩いてゐたら自動販売機の間に挟まって動けなくなったとか、向かふから変な奴が歩いてきてぶつかりさうになったから睨んでやったらショウウィンドウに映った自分だったとか、そんな些細な出来事である。でも、ここには書けないから、さういふことを《屋根裏の備忘録》に書いていくことにしよう。今はまだ、コンピュータ関連のことしか書いてゐないけれども。

 上の恥づかしい本と一緒に買ったのが、
●則定隆男『ビジネスの「コトバ学」』(850円+税/日経プレミアシリーズ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
である。最初の方は商品名の話。後半は面白くなっていくだらうか。


9月5日(金)

 高野史緒『赤い星』(1600円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。本当は昨日だけど。面白い。江戸とペテルブルグ、夢と現実、宮廷と遊郭の間の揺らぎに身を任せよう。固く揺らぐことのない世界が好きな人がどう感じるか解らないが、固い現実が嫌ひな私には心地よかった。強ひて不満を云へば、本を出す頻度をもう少し上げていただきたい。

 ダイアン・セッターフィールド『13番目の物語 (上)』(鈴木彩織訳/1800円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手にとって出勤。古書店の経営者(の娘)が語り手。本が出てくる話なので、外れることはないだらう。英語で買はなくてよかった。前にも書いたけど。

 どうして私は毎日毎日本を買っては読んでゐるのだらうとふと思ふことがある。


9月4日(木)

 月も変はったので、今月の一回目の註文をしよう。
●池上永一『テンペスト(上)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●池上永一『テンペスト(下)』(1600円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●栄陽子『英語は勉強するほどダメになる』(700円+税/扶桑社新書 )[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●晴山陽一『英語にもっと強くなる本』(730円+税/青春新書INTELLIGENCE)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●スタニスワフ・レム『宇宙飛行士ピルクス物語(上)』(深見弾訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●スタニスワフ・レム『宇宙飛行士ピルクス物語(下)』(深見弾訳/840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング『ディファレンス・エンジン(上)』(黒丸尚訳/ハヤカワ文庫SF/840円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ウィリアム・ギブスン&ブルース・スターリング『ディファレンス・エンジン(下)』(黒丸尚訳/ハヤカワ文庫SF/840円+税)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●フレドリック・ブラウン『天の光はすべて星』(田中融二訳/740円+税/ハヤカワ文庫SF )[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●カート・ヴォネガット『死よりも悪い運命』(浅倉久志訳/800円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國##書店, Yahoo! Books]
●M・ジョン・ハリスン『ライト』(小野田和子訳/2500円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。ちょっと多かっただらうか。先月は購入冊数が少なかったから、これくらゐいいだらう。池上永一の新刊が出てゐることをすっかり見逃してゐた。英語の本はつい註文してしまふ。英語が嫌ひなので。

 早川書房編集部より、タニス・リー『闇の公子』(浅羽莢子訳/760円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をいただきました。ありがたうございました。

 今日は本を書き並べただけで時間を使ってしまったので、もう寝ます。


9月3日(水)

 昨日Google Apps: The Missing Manual (Pogue Press/O'Reilly,5/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]といふ本のpdf版を購入したことは既に記したとほりだが、電子版を購入すると自分のアカウントのElectronic Mediaといふページに並んでゐる手持ちの電子本一覧にタイトルが追加されていつでもダウンロードできるといふ仕組みになってゐる。そこを見ると、Programming Amazon Web ServicesAmazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]といふ題名があった。これって、Amazon EC2を使ひたくなったときに紙の本を購入したのではなかったか。場所をとらないやうに、少しでも低価格で購入できるやうにと、pdf版を買ったはづなのに、購入したことを忘れて紙の本を買ってしまったのか。もう自分の愚かさに腹が立って日記を検索して確認してみようといふ気にもならなかった。

 もっと電子版に慣れるやうにした方がいいのかも知れない。このO'Reillyでは、3冊買ふと3冊目が無料なんていふ割引をしてゐるので、何冊か買っておかうかな。紙の本が出てからpdf版が出るまでにしばらく間があるので忘れてしまひがちなのだ。忘れないものは、我慢できずに紙の本を註文してしまふ。本を無駄なく買ふのも難しい。

 ところで、Google Spreadsheetに他の文書からコピー&ペーストがうまくできなくて、どうしてこんなに不便なんだらうと思ってゐたら、ブラウザをEpiphany からFirefoxにしたら、タブ区切りを列の区切り、改行を行の区切りとして問題なくペーストできた。なんだ、Epiphanyのせゐだったか。でも、ときどきFirefoxが不安定になるので、Linux^ではEpiphany、MacではSafariを使ってゐるのだ。その不安定なのはどうも2.xから3.0にしたときに、プロファイルを作り直さなかったせゐのやうな気がして、MacOSX、ubunru linuxとも作り直してみた。どうやら安定化した様子。さらに、LinuxにもGoogle NotifyやGoogle Desktopがあることを知り、早速導入。それから、Screenといふものを今日初めて知った。なかなか便利かも。それにしても、この頃Google率が高くなってきてゐる。

 あ、昨日どう辿ったらいいか解らないと書いた週間ベストセラーは、BookWebでない紀伊國屋書店トップページから入れば簡単に見つかったことをご報告しておく。


9月2日(火)

 紀伊國屋書店BookWebが改装されてゐる! 前のやうに文庫毎の新刊一覧ページなどはなくなったんだらうか。週間ベストセラーは今もあるのにトップページから辿る道が見つけられない。今後もちゃんと更新されていくのだらうか。たとへトップから辿れなくても。いろいろリンクなど書き換へなければならないところが出てくるのなら、かなり嫌だな。

 Google AJAX Search APIを利用して検索結果をKWIC表示させるサイトを作ってみた。この頃、こればかりである。莫迦の一つ覚えといふやつであらう。結果を最大32件しか得られないので全然面白くない。数百件、数千件の例文を取得して、思ひ通りに並べ替へたりするのが楽しいのに。ちぇ。

 Googleといへば、Google製wwwブラウザが今日にも発表されるとやらで話題になってゐるが、今回発表されるのはWindows用なので、とりあへず私には関係ない。Linux版もいづれは出るらしいが。それはそれとして、久しぶりにGoogle Docsを使ってみたら、発表直後に申し込んで試したときに比べて格段に速く反応するやうになってゐる。これなら使へるかも知れないと思ひ、本を買ってみた。
○Nancy Conner Google Apps: The Missing Manual (Pogue Press/O'Reilly,5/2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]
O'Reillyのオンラインショップでpdf版で購入。今すぐ欲しいと思ったから。やはり紙の方が読みやすいのだが、pdfは場所を取らないし、価格も安い。もちろん、ページの間に鼻を突っ込んで思ひきり息を吸い込み、紙とインクの香りに酔ひしれたりはできないわけだが。


9月1日(月)

 高野史緒『赤い星』(1600円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を手にとって出勤。やうやく三段目まで終はる。途中、ハゲの女の子が出てきたのかと一瞬狼狽へたが、見直したら「かむろ(かぶろ)」だった。この本を読む人たちはみんな「新造」とか「禿」とかすぐに解るのだらうか。私は吉原には縁がなかったので、一瞬戸惑ってしまふこともある。こんなことは学校ぢゃあ教へてくれないから。

 数日前に作ったYahooKWICで使用できる言語数を一気に増やしてみた。こんな言語調べる人は私のサイトに来ないだらうと思ふやうなものまで入れた。でも、右から左に書くアラビア語やヘブライ語はやめておいた。
 これを使って「畢竟」を検索してみたら、何も表示されなかった。変だなあ。まだ、思ふやうに動かないことがある。


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