立教大学の図書館が新しくなって地上三階地下二階の大きな建物になり、旧本館は来月閉鎖になるという。今日は旧館の撮影会ということで、自由に写真が撮れるというので、行ってみた。ところが……
もう本は新しい図書館に移動済みで、何も残っていないのだった。何かもう淋しいだけ。本のない図書館なんて魂を抜かれたただの建物ではないか。がっかりである。建物は綺麗なのだけど。
裏、というか、旧「新館」の方から見るとこんな感じ。利用は新館の方から入るようになっている。今日は撮影会なので旧館から入れた。もちろん、もう利用はできないわけだが。
新しい立教大学池袋図書館にも行ってみた。入口で入館申請書に記入しなければならない。いちいち面倒臭いから利用証を作ってきた。卒業生用である。写真はエレベータと階段のある吹き抜け部分を上から見下ろしたところ。
中は近代的な広い図書館で、勉強用の個室(教員と博士課程後期の大学院生しか使えないらしい)まである。もちろん、一般用の机もたくさんある。私は立教カードというクレジットカードを持っているので、図書館の本を借りることもできる(このカードがないと利用証だけでは貸してくれないのである)。
これからは、資料が必要となると何でも買っていたのだが、少しは図書館というものを利用することも覚えた方がいいのかも知れないと思った。最後に本館の写真でも。今日は、大学のホームカミングデーという日だったのだ。
南池袋にあるルポワ平喜に行ってきた。前に写真を撮れなかった、エントランスホールの写真を撮りに。
外からの写真は前にも十分撮った。今回は、上の写真の右の方に切れてしまっている入口から入ってみる。ちょっと覗くと、腕が持っている照明が見える。
少し入ると天井のモザイク画が見えてくる。
階段とエレベータが奥の方にある。照明はどれも人の腕が持っている。
有名な椅子。ちょっと怖い。座ったら抱きしめられて立ち上がれなくなりそう
向かい側のベンチはもっと怖い。
天井からは何かがぶら下がっている。
ここは一階は酒屋・居酒屋で、二回以上が賃貸マンションになっていると思う。住むには夜ちょっとうるさそう。エントランスホールに見られる円環状のものがたくさんへばりついていて、断面が下の方に見えている不思議なものは、カーサ中目黒の塀にもある。
デジタルカメラを買い替えた。今まで使っていたのは5年くらい前のIXY digital 10という機種で、今回買ったのはCanon デジタルカメラ PowerShot SX260HS 光学20倍ズーム GPS機能 PSSX260HS。今年の三月頃に出た機種だろうか。新しいのを買おうと思ったのは、夜の東京駅を撮影したとき。そんなに変な写真しか撮れないわけではなかったが、この頃の機種には夜景モードとかいうのがあって、もっと綺麗に撮れそうだったから、どうしても試してみたくなってきたのだった。
前の機種で撮った夜の東京駅はこれ。フラッシュ禁止にして、あとは自動設定で撮影。三脚とかは使っていない。
そして、新しいので撮ったのがこれ。夜景手ぶれ防止モード。複数枚の写真を連続して撮って、それを合成してぶれを修正するらしい。だから、かしゃかしゃかしゃと音がしている間は手を動かしてはいけないのだ。
少し綺麗になっているような気がする。まあ、綺麗にならなかったら新しいのを買った意味がないのだが。連続して撮影するので自動車が横切ったりするとそこは流れたような映像になる。今度はわざと車を入れて撮ってみたい。東京駅の正面の写真も撮ったのだが、うまくいかなかったので、また明日以降再挑戦するつもりである。
昼間の写真はこれ。上が旧機種。午後1時頃の姿。下が新機種で、朝7時頃のもの。
朝だと陽の光が駅の向こう側から差すので、昼下がりの方がよさそうである。しかし、どうして東京駅の写真ばかり撮るのかは自分でもよく判らない。そのうち、いろいろ撮るようになるだろう。
問題は写真のファイルだった。このサイトは今、Amazon Web Service EC2のインスタンスに設置されている。いちばん安い規格なのであまりディスク容量がない。写真をどんどん載せると容量が心配になってくる。そして、昨日私は新しいデジタルカメラを買って、これからたくさん写真を撮ろうという意欲に満ちているのだ。どうすればいいのか。
写真をよく撮る人には当たり前なのかも知れないが、そんなわけで始めてFlikrのアカウントを取得したのだった。Flikrに写真をアップロードしておけば、一枚アップロード作業をするだけで自動的に各種サイズの画像とそのリンクが生成されるという。早速試してみようというのが今回のテーマである(でもないのだが)。
子羊のすね肉を買った。どうしても欲しくなったのだ。冷凍の1 kgのを買ったら二本入っていた。そこで、一本は赤ワイン煮にしてみた。検索すると大半が赤ワイン煮にして食べていたからである。鍋に入れて赤ワインで煮た。玉葱一個、大蒜一欠片、セロリ適量、ローリエとローズマリー適量、コンソメの素適量、トマト缶詰1を入れたような気がする。適当な頃合いを見て、順次放り込んでいく。私は一晩保温鍋で放置して、翌日再加熱。一度、すね肉をとり出して骨から肉を剥がし(よく煮込んでおけばちょっと突いたら簡単に離れるようになっている)、スープはよく煮詰めてどろどろにしておく。食べる前に肉を鍋に戻して温める。写真はあまり煮詰めていないときのもの。もはやすね肉なのか羊なのかも判らない。食べてみると、ほとんど羊のにおいは感じられない。苦手な人にはいいかもしれないが、あの匂いが好きな人にはちょっとざんねんかも。
赤ワイン煮もそれなりに美味いのだが、同じ赤ワイン煮なら牛タンの方が美味いし、羊のにおいがほとんどなくなってものたりないのだ。検索してみると、焼いて食べている例がごく僅かだがあったので、適当に焼いてみた。大蒜をおろしたものを擦り込み、ローズマリーを三本分(長さ3 cmほど)を乗せたり横に密着させたり欠片を突っ込んだりして、170℃で一時間焼いた。最後にもう一度温めて食べた。羊臭かった。羊臭くて大きい骨がついているので、動物の肉を食べている感じを強く味わえる。匂いが苦手な人には無理かも知れない。ワイン煮ほど柔らかくはないが、決して固くはない。私は焼いた方が好きだ。
さて、羊は滅多に焼かないが、毎週焼いているのはパンである。フランスパンはクープが上手く割れなくて困っていた。それがこの頃ようやく割れるようになってきた。まだまだ満足できるクープではないが、大きな進歩である。下の例では奥の方は真ん中のクープが大きく割れすぎて、右側が割れていない。太さと、どれくらい均一に伸ばせたかなどに依ると思う。なかなか難しいのだ。一年半以上経ってようやく割れるようになってきた。毎週、来週はもっと上手く作ってやると誓いながら焼いている。
準強力粉500 gに対して水330 mL(半分をContrex)、ドライイースト 1.5 g、塩 8 gを入れて、全部混ぜて30分静置。まとめながら少し捏ねる。室温で20分放置。もう一回捏ねてまた20分放置、もう一回捏ねて60分放置。冷蔵庫に入れて一晩。よく膨らんでいることを確認。後は、普通の手順で焼く。
Flickrのリンク方法はこれでいいのだろうか。
本の匂いが好きな人なら、開いた本のページの間に顔を近づけて思い切り息を吸い込んだことがあるに違いない。紙とインクの匂いを体に満たしたいという衝動を抑えるのは難しいものである。新刊書の匂いもいいが、古い本の匂いはまた違う味わいがある。革装や羊皮紙の匂いも素敵なのかも知れないが、残念ながらさういふ本を持ってゐないので判らない。古い本がたくさんある図書館はまた特別の匂いが漂うものである。そうだ、せめて匂いだけでも、古い本がたくさんある図書館のようにできないかと思ってちょっと検索してみると、図書館の香り香水があるではないか。
Christopher Brosius Limited (CB I Hate Perfume) にあるIn the Libraryである。(身に付ける)香水15 mLで90ドル、2 mLで12ドルである。私は香水を身に付ける習慣はないので、home spray $45.00が気になるところだ。これを一吹きしたら部屋はもう図書館のような芳香に包まれるのだろうか。欲しい、今すぐ欲しい!
早速問い合わせのメールを出してみるとすぐに返事が来た。送料はおよそ100ドル、税金などは別にかかりますという。そして、本体価格の何倍もの送料を払うのがいいことなのかどうかは疑わしいと書き添えてあった。でも、欲しい。どうしようかと悩んでいたら、追加のメールが。Home sprayは国外発送はできません。仕方がない、今度ニューヨークに行ったら買ってこよう(行く予定は全くない)。
次に見つけたのが図書館の香りを放つ蠟燭である。複数見つけたのだが、今回註文したのはTrue Graceというイギリスの会社が作っているもの。註文はHuttonsというところにした。蠟燭が£17.46で、送料が£15.00。註文して一週間ほどで小包が届いた。小包を開けて中の包みをさらに開けて箱を取り出す。鼻を近づけて吃驚! 臭い、臭すぎる! こんな臭い図書館に行ったことはない。もしかして、イギリスの図書館はこんなに臭いのか。イギリス人が信じられなくなった。
蠟燭に火を灯してみた。やはり臭い。箱を読むと「A smoky blend of cedar and sandalwood with a little birch tar amber and moss」と書いてある。革装とか羊皮紙とか紙とかインクとか、そんなことは全然書いていない。これでは材木屋ではないか。何なんだこれは! そのままテーブルの隅に放置したままになっていた。
数日して箱の匂いも薄まってくると、臭いとは思わなくなってきた。次第に部屋にも馴染んだのか、ひょっとして図書館っぽくないかという気になってきた。これでいいのかも知れない。
もう一度、True Graceを検索してみると、今度は製造元のサイトが見つかった。なぜか蠟燭は見つけられなかったのだが、Librasyという名前の商品があるのに気がついた。RoomsprayというのとRoom Diffuserがある。前者はまあスプレーだろう。後者は、瓶の中の芳香剤が棒状のものを伝って上昇し部屋に芳香を発散するもののようだ。匂いの説明を読むと、蠟燭の箱よりも詳しく、「A smoky blend of wood, amber and moss to recreate the sensation of walking into an old library. The leather of book covers, the scent of furniture that has been lovingly polished with beeswas and the dark gloss of ancient library shelves」となっている。そうか、そうなのか。ちゃんと図書館の香りを再現しようとしているじゃないか。
私は今、Room diffuserを註文しようか、Roomsprayを註文しようか、気が狂いそうなほど迷っている。