5月31日(火)

 『ねじまき少女』は下巻も後半に入って勢ひづいてきて、面白くなってきた。もう少し早く話が動き出せばいいのに。

 neu.Annotateでpdfファイルの字をたくさん書き込んでみたのだが、それはもう書きにくくて、書いた字は三歳児のやうになってしまふ。ペン先の字が生まれてくる接点が全然目に見えないから、書きにくい。もっとペン先が小さくて、字を書く場所が見えればいいのだ。そこで見つけたのが、Wacom iPad/IPad2/iPhone4対応 Bamboo Stylus CS-100/K0である。ペン先が小さくて6 mmしかないらしい。6 mmは大きいなと思ふのだが、随分違ふらしい。3000円は高いと思ってゐたのだが、つい勢ひで註文してしまった。Amazon.co.jpで2600円だったのだ。ただ、現在は在庫切れで、出荷日は判らない。

 今日の電子化本。
「CGIプログラミング」(オライリー・ジャパン/2001年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 あまり活用できてゐなかった。反省してゐる。


5月30日(月)

 紀伊國屋書店に本を註文。
●クラーク・アシュトン・スミス『ヒュペルボレオス極北神怪譚』(大瀧啓裕訳/一二〇〇円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ロバート・チャールズ・ウィルスン『クロノリス 時の碑』(茂木健訳/一一〇〇円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『幻想の挿絵画家カイ・ニ-ルセン』(二二〇〇円+税/マール社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『挿絵画家ア-サ-・ラッカムの世界』(一九〇〇円+税/新人物往来社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●服部哲弥『Amazonランキングの謎を解く』(一七〇〇円+税/化学同人)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]

 今日の電子化本。
◆ケン・オーレッタ『グーグル秘録』(文藝春秋/二〇一〇年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆Jenifer Tidwell 『デザイニング・インターフェース』(オライリー・ジャパン/二〇〇七年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 グーグルの本はまだ読んでゐないやうな気がする。デザインの本も。やれやれ。

 今日はもう眠くて倒れさうなので、これで。


5月29日(日)

 やうやくパオロ・バチガルピ『ねじまき少女 上』(ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp bk1 楽天 紀伊國屋書店 Yahoo! Books]を読み終へ下巻へ。話の進展が遅い。「ねじまき少女」のくせにネジで動いてゐないところがちょっと不満だったりする。

 いつも本を探すのに時間がかかりすぎ、ときには探してゐる本を見つけられずに買ってしまふこともあるので、さういふ時間と金の無駄をなくすべく、固い決意で書棚の整理に取り組んだ。今日は、岩波文庫、ちくま文庫、ハヤカワ文庫FTなどを一ヶ所にまとめた。ハヤカワ文庫FTは番号順に並べる。意外に抜けが多い。どうしてだらう。全部買ったはづなのに。一時期、表紙を見ただけで識別し難いシリーズ作品が続いた時期があったらか、見逃したのだらうか。いつか、きちんと調べて埋めておきたい。
 来週は創元推理文庫と創元SF文庫に取り組みたい。

 今日の電子化本。
◆ノア・ディートリッヒ『ハワード・ヒューズ―謎の大富豪』(角川文庫/一九七七年)
 アメリカの大富豪ハワード・ヒューズのことを、その側近として三〇年間務めたディートリッヒが書き記した。とにかく、この人は面白い。早川文庫のハワード・ヒューズ伝も買った。今回は、あまりにも本が黴だらけになってゐたので、pdfにして保存したのだった。


5月28日(土)

 由良君美編『イギリス怪談集』(河出文庫/一九九〇年)に収録されてゐるヴァーノン・リー「悪魔の歌声」を読む。何だかあまり面白くない。ただ、暗いばかり。過去の歌手の声に取り憑かれて作曲ができなくなる作曲家の話。もう一つ、ヴァーノン・リーの作品として、西崎憲編『怪奇小説の世紀1』(国書刊行会/一九九二年)に収録されてゐる「人形」を読む。これはよかった。少し救ひのある雰囲気のせゐかも。宗教説話のやうな作品とさうでない作品を比べると、前者は救ひがあるやうに見えるのだが、後者はひたすら暗い恋に取り憑かれるといふ感じがする。「まぼろしの恋人」とか「悪魔の歌声」とか。しかし、二例では少なすぎるから、もっと読まなければ。もう翻訳はないから、あとは原書で。

 Amazon.co.jpから、ミステリマガジン七月号(早川書房)[Amazon.co.jp]が届く。いちばん期待してゐた、ホジスンとウェルズが日本初紹介でなかったのでがっかり。まあ、いいけど。

 epubの構造を調べ、ヴァーノン・リーの作品のepubファイルを作り、mobiに変換したり。詳しくは別巻で報告した。

 この日記の縦書きページを作った。Chrome 10以上などのブラウザでないと、ただの殺風景なページになるので、ご注意いただきたい。こちらも構築方法などの詳細は別巻で報告した。

 今日の電子化本。
『Make: Technology on Your Time Volume 02』(オライリー・ジャパン/二〇〇七年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『SQLクックブック』(オライリー・ジャパン/二〇〇七年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『入門vi 第6版』(オライリー・ジャパン/二〇〇二年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆ジェームズ・マーカス『amazonia アマゾン・ドット・コム成功の舞台裏』(インプレスコミュニケーションズ/二〇〇五年)
 Amazon.comの創成期がどのやうなものだったのかを記した本。あれから世界はずいぶん変はったと感じられる。
◆スティーヴ・ジョーンズ『Yの真実』(化学同人/二〇〇四年)
 男を決定づけてゐるのはY染色体であるといふ観点から、男女の性差などについて語ってゐる。軽い読み物と思って読まないと腹が立つかも知れないが、興味深いことも載ってゐる。今は新刊書店で手に入らないやうだ。


5月27日(金)

 ヴァーノン・リーのpdfファイルを作りながら考へた。pdfは美しいのだが、一ページに入る文字数の制限などの自由度がなくなる。mobi形式で保存してKindleで読むにはどうしたらいいのだらうか。まづは、epubにしてみよう。epubは基本的には(x)html形式のファイルとcssのファイルなどがあれば、できるはづ。0から設定するのはよく判らないから、Sigilで試してみた。次に、このepubのファイルをCalibreで開いてから、mobi形式で保存すればいいのだ。試してみた。改行など、戸惑ふ。細かいところは、別館の方で報告したい。
 しかし、今は眠くて意識を失ひさうだ。これ以上書けない。

 今日の電子化。
◆香山リカ、 菊池誠『信じぬ者は救われる』(かもがわ出版/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]


5月26日(木)

 今日も「ねじまき娘」を読みながら出勤。

 一昨日、日本の古本屋で検索して、名古屋の古本まゆに註文した由良君美編『イギリス怪談集』(河出文庫/1990年)が届いた。早速ヴァーノン・リーを読まうかと思ったが、眠くて倒れさうなので、多分明日以降。

 Amazon.co.jpにミステリマガジン2011年7月号(840円/早川書房)[Amazon.co.jp] を註文。毎月買ってゐる雑誌ではないが、今回の特集は「幻想と怪奇」なのだ。それでゲゲゲの鬼太郎にはちょっと驚くが、ヘンリイ・カットナー、リチャード・マシスン、H・G・ウエルズ、ウィリアム・ホープ・ホジスンの作品が載ってゐるのだから、これは見逃せない。

 オンライン書店でいま売れている本Amazon.co.jp分野別トップ100一覧で、Amazon.co.jpからの情報収集がうまくできてゐないことに気がついて、修正作業中。前者は修正できたが、後者はまだ途中である。特に誰からも指摘されなかったのは、誰も使ってゐないからかも知れない。他にも直さなければならないところがいろいろありさうである。さういふ日々の管理がなかなか大変なのだ。そして、苦手である。

 今日の電子化本。
◆ラモン・カンパーヨ『たった7日間でどんな外国語でも話せるようになる!』(阪急コミュニケーションズ/2011年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『Make: Technology on Your Time Volume 02』(オライリー・ジャパン/2007年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 少し、この頃電子化の処理速度が落ちてきてゐる気がする。もっと急いだ方がいいかも。


5月25日(水)

 パオロ・バチガルピ『ねじまき少女 上』(840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読みながら出勤。まだ始まったばかり。タイの象が出てくる。

 ヴァーノン・リーの「七短剣の聖女」(『書物の王国15 奇跡』所収)を読む。素晴らしい。かういふ話を読みたい。この作者の他の宗教説話のやうな話をもっと読みたいとおもった。

 今日の電子化本。
『授業を変えれば大学は変わる』(プレジデント社/1999年)
 学生による授業評価導入の話。当時は画期的だったかもしれないが、今となっては新鮮さは失はれてしまったように思へる。授業に対する熱意を考へるには有用かもしれない。
◆諸星裕『大学破綻』(角川oneテーマ21/2010年)
 この10年ほどの大学改革の話。

 1980年頃からしばらく買ってゐたFantasyNewsletter/FantasyReviewの電子化が完了。42~101号まで持ってゐるやうである。他に、20、21号、27号がある。どうしてそんなものを持ってゐるのかはよく判らない。わざわざ古書店にバックナンバーを註文して手に入れたやうだ。何を考へてゐたのかさっぱり判らない。


5月24日(火)

 アダム=トロイ・カストロ『シリンダー世界111』(ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をやうやく読了。やうやくである。期待したほど面白くなかった。話が長すぎる。結末で、やうやく主人公が心を預けられる相手を見つけたりしてしまふところは、どうも馴染めない。最後まで自分は心から楽しんで読んでゐると思ひ込んでゐたが、どうやらさうでもなかったやうだ。

 SFマガジン七月号[Amazon.co.jp]をいただきました。ありがたうございました。特集は「伊藤計劃以後」。本は買ったけれど、伊藤計劃はまだ読んでゐないのだった。
 195ページの写真の説明、「右:吾妻ひでお、左:新井素子」といふのは逆ぢゃないか。

 日本の古本屋で検索して、名古屋の古本まゆに
●由良君美編『イギリス怪談集』(河出文庫/1990年)
を註文。どうしてこれを持ってゐなかったのかと驚く本。書棚を探しても、日記を検索しても出てこなかったから、持ってゐないのだらうと考へて註文。しかし、1990年当時はこの日記も存在しないので、検索して出てくるはづもない。もしかしたら持ってゐるのだらうか。アメリカもロシアもドイツもフランスも見つけられるのにイギリスだけは見つけられないのだから、持ってゐないのだらうと判断した。古本で1000円。送料は250円である。クレジットカードが使へた。

 雨の日はヴァーノン・リーが読みたくなる。世界幻想文学大系の『英国ロマン派幻想集』(国書刊行会/1984年)に載っている「まぼろしの恋人」を読んだ。素晴らしい。この古臭さはかなりのものである。もっとヴァーノン・リーを読みたくなった。

 今日は、ハヤカワ文庫SFの整理ができた。番号順に並べて、今後は探しやすくなる。ところが、1300〜1400番台が極端に少ない。この頃一体何が私に起こったのだらう。何か辛いことでもあったのか。

 今日の電子化。
『Make 01』(オライリー・ジャパン/2006年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆中村明『センスある日本語表現のために』(中公新書/1994年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 よく覚えてゐない。ちゃんと読んだのだらうか。
『野村総合研究所はこうして紙を無くした!』(アスキー新書/2010年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 私も紙をなくす決意をしたので、参考になるかと思ひ買ってみた。あまり個人の家の状況では役に立たないやうな気がした。読むことで決意が揺るがなくなるといふ効果はあるかも知れない。


5月23日(月)

 紀伊國屋書店から、木村誠『消える大学 生き残る大学』(740円+税/朝日新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、水谷静夫『曲り角の日本語』(720円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、奥泉光『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』(1524円+税/文藝春秋)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、『iPhone/iPad × HTML5アプリ制作』(2800円+税/ソフトバンククリエイティブ) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、サミュエル・ジョンソン 『幸福の探求 アビシニアの王子ラセラスの物語』(660円+税/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、J・L・ボルヘス 『七つの夜』(720円+税/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、パオロ・バチガルピ『ねじまき少女 上』(840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、パオロ・バチガルピ『ねじまき少女 下』(840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、クリスティン・カショア『剣姫―グレイスリング―』(1000円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。さて、どれから読まうか……『ねじまき少女』でせう、当然。しかし、まだ、アダム=トロイ・カストロ『シリンダー世界111』( ハヤカワ文庫SF)を読んでゐるのに。それにしても、筒状世界の殺人事件の話を読むのに一体何日かかってゐるのか。読んでゐるときは面白いのだが、時間をかけすぎである。自分は英語の本を読むのが遅いと思ひ込んでゐたのだが、どうやら単に本を読むのが遅い奴だったやうだ。何だか何もかも嫌になってきた。

 本を電子化する元気もなく、眠気に負けて就寝。


5月22日(日)

 日曜日なので、本は読めなかった。朝顔の植ゑ替への続きを終へ、ベーグルを焼き、プリンターのトナーと扇風機を註文した。それから本の整理を少し。

 日曜日でも電子化作業は少しできる。
◆石渡嶺二『最高学府はバカだらけ』(光文社新書/2007年)
◆根本香絵・池谷瑠絵『ようこそ量子』(丸善ライブラリー/2006年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆鈴木隆『リフォームを真剣に考える』(光文社新書/2004年)[amazon.co.jp, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆若林幹夫『郊外の社会学』(ちくま新書/2007年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 量子の話がなかなかよい。が、よく判らなかった。私の頭が弱いせゐである。やれやれ。
 郊外については、新鮮なことばかりだった。もちろん、郊外とは何かは知ってゐたが、そこで暮らすとはどういふ意味があるのか、都市との関係はどう捉へればいいのかなど、私は何も考へたことがなかった。

 今日は四冊の新書を電子化したが、やうやく小さな書棚一つに収まるくらゐに新書は減った。今後は、この書棚から溢れた分を電子化していけばいいのか。もっともっと本を減らしたい。


5月21日(土)

 仕事の帰りに三省堂書店本店に寄って、BRUTUS 6月1日号《特集 本屋好き。「スタイルのある全国の本屋200店」》[Amazon.co.jp]を購入。かういふ記事を読むといろいろな書店に行ってみたくなる。行くと本を買ひたくなってしまふ。だから行かないやうにしてゐるのに。
 私は本屋さんと親しくなったことがないな。誰とも親しくなれないから、当然のことだが。

 今日の電子化。
◆町田健『言語世界地図』(新潮新書/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 世界の言語を広く紹介してくれる本。ヨーロッパ、アジア、中東・アフリカ、アメリカ大陸・その他の四つの章に分かれてゐる。どのページを捲っても面白い。そして、いろいろな言語を理解できるやうなりたいと思ってすぐに、そんなことは到底無理だといふことを思ひ出して、落胆するのである。ときどき覗きたくなる一冊。

 サカタのタネから朝顔が届いた。「しだれ咲き朝顔恋しぐれスカイブルー」の苗が3株。そんなわけで朝顔の植ゑ替へなどの作業をした。コガネムシだかカナブンだかの幼虫の被害がこのところひどく、辟易する。


5月20日(金)

 一昨日註文したスマートペン ホワイト PBJ-90が届いた。早速、iPadで使ってみる。結局、指で書いた字が汚いのは、指で書いたからではなく、もともと私の書く字が汚いから汚いのだといふことがよく判った。でも、多少は改善されたのかも。指の脂がついて汚れないのはいい。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●木村誠『消える大学 生き残る大学』(740円+税/朝日新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●水谷静夫『曲り角の日本語』(720円+税/岩波新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●奥泉光『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』(1524円+税/文藝春秋)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『iPhone/iPad × HTML5アプリ制作』(2800円+税/ソフトバンククリエイティブ) [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●サミュエル・ジョンソン 『幸福の探求 アビシニアの王子ラセラスの物語』(660円+税/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●J・L・ボルヘス 『七つの夜』(720円+税/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●パオロ・バチガルピ『ねじまき少女 上』(840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●パオロ・バチガルピ『ねじまき少女 下』(840円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●クリスティン・カショア『剣姫―グレイスリング―』(1000円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 早川と岩波の文庫の新刊、新書二冊、他。

 今日の電子化。
『Linuxシステム管理』(オライリー・ジャパン/2007年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆馬場肇『改訂 Namazuシステムの構築と活用』(ソフトバンククリエイティブ/2003年)
 どちらもあまり活用してゐなかった。いや、Namazuは少し使ったかも。ただ、全文検索にNamazuを使はなくなってしまったのである。将来使ひさうにないが、念のためpdfにして保存。

 Wi2 300のアクセスポイントを探しながら帰ってきたら、時間がかかってしまった。モバイルWi-Fiのための資金がないので、こいつで何とかしたいと思ったわけだ。詳細はまた別の機会に。


5月19日(木)

 iPad2がやうやく届いた。あれこれ触って試してゐたので、本の電子化といった作業は捗らなかった。詳しい報告は後で別館の方ですることにしよう。簡単に気づいたことを挙げると、これで小説を読むやうな読書はあまりしないやうな気がする。資料や解説書を開いて横に置いて、あれこれページを捲って仕事をするのには良ささう。オンラインストレージを駆使すれば、ディスク容量はあまり大きくなくてもいいのかも知れない。ノートアプリはeNote Takerのみにする。PDFアノテーションができるから。心惹かれるアプリケーションはいろいろあるが、資金不足なのだ。
 iDiskが速くて感激する。MacOSでもこれくらい速ければもっと使ふのに。もちろん、DropboxとかZumodriveとかBox.netとか、あるいはEvernoteとか。何もかも速くて便利である。
 資金不足で、モバイルWi-Fiは断念。

 The New York Review of Science FictionのPDF化が終はる。15号から83号まで。1割くらゐの抜けがある。

 今日の電子化本。
◆森本順子『日本語の謎を探る』(ちくま新書/1996年)
 外国人への日本語教育という視点から、日本語の特徴を探らうといふもの。外国人の視点は、日本語を母語とするわれわれには気がつかないことを教へてくれる。


5月18日(水)

 南條竹則『人生はうしろ向きに』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。今日よりも幸せな明日を夢見て進むのを止めて、過去を慈しんで生きていけばいいのだといふ本。画期的である。こんなことをだうだうと訴へる本を新書で出したりしていいのかと驚いた。後ろ向きに生きる達人として、チャールズ・ラムらを紹介しながら。私も過去は好きだ。古臭い本を読む。音楽はバッハ以降が判らない。だから、本書を読んで楽しみ、喝采を送ると同時に、それでもやはり私は明日に向かって歩かなくてはならないのである。なぜならエントロピーが許してくれないからだ。
 本当は、過去を思ひ出して慈しむ暇があったら本を読みたいだけである。

 iPadにスタイラスペンが必要なのではないかと思ひ、スマートペン ホワイト PBJ-90をAmazon.co.jpに註文。1360円である。あまり値段の高いものは買へないのだ。

 iPod Touchを持ってゐるが、とっさにメモをとりたいとき、文字入力が私にはどうも難しく、とても使へなかった。手で書ければ私にも使へるのではないかと思ひ、SpeedTextを購入してみた(230円)。手書きで人文字づつ入力できて、それをEverNoteに転送できる。これは便利だが、指で書くと文字があまりにも汚くなる。もともと汚いのだから仕方がないか。

 今日の電子化本。
◆ポール・デュボワ『MySQLクックブック〈VOLUME1〉』(オライリージャパン/2003年)
◆ポール・デュボワ『MySQLクックブック〈VOLUME2〉』(オライリージャパン/2003年)
 この本はよく使った。私も使ったし、妻も使った。主に妻が使ったせゐで背が折れたりあちこち汚れたが、pdfにしてしまへばまた綺麗になるといふわけだ。ただ、この頃はさほど使ってゐない。頭に入った訳がないのだが、なぜだらう。
◆定延利之『煩悩の文法』(ちくま新書/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 題名を見たときにはさっぱり中身が予想できなかったが、体験を語りたがるといふ人の欲望が日本語の言葉の選び方に強い影響を与へてゐるといふことを提案し、それを立証しようといふ本。そのやうに考へたことはまったくなかったので、興味深く読んだ。面白い。


5月17日(火)

 今日の電子化。
◆石浦章一『東大教授の通信簿』(平凡社新書/2005年)
 東大教養部で導入された学生による授業評価とそこから見えてきた状況や問題点を報告する。今となってはあまり目新しいことはないやうに思へる。[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆David Sklar Learning PHP 5(Oreilly 2004) [Amazon.co.jp]
 あまり活用できなかったと思ったが、ページをめくってみると、XML関連のところに栞が挟んであった。少しは使ったやうだ。

 

今日は眠くて倒れさうのでこれで。


5月16日(月)

 乾石智子『夜の写本師』(1700円+税/東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へる。よくできたファンタジイだが、題名から期待してゐたやうな写本に纏る細かい描写などはなかったのが残念。『薔薇の名前』の写本室の描写のやうなのがあれば狂喜してゐたのだが。そんなことをして喜ぶのはほんの一握りの読者だから、しなくてもいいのかも知れない。

 紀伊國屋書店から、アンブローズ・ビアス『アウルクリーク橋の出来事/豹の眼』(小川高義訳/680円円+税/光文社古典新訳)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ガブリエル・ガルシア=マルケス『族長の秋 改訂新版』(鼓直訳/800円+税/集英社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、南條竹則『人生はうしろ向きに』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、オーエン・コルファー 『新 銀河ヒッチハイク・ガイド 上』(安原和見訳/760円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、オーエン・コルファー 『新 銀河ヒッチハイク・ガイド 下』(安原和見訳/760円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、アン・アギアレイ『グリムスペース』(ハヤカワ文庫SF)(幹遙子訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。やはり後ろ向きの話から読むべきだらうか。

 今日にもiPad2が届くのではないかと思ってゐたが、よく通知を読んだら、中国深圳市から発送されたのだった。そんなにすぐには届かない。

 今日の電子化本。
◆秋月高太郎『ありえない日本語』(ちくま新書/2005年)
 特に若者の言葉の注目し、一見ただ混乱してゐるだけのやうに思へても、規則性や必然性があるのだといふことを教へてくれる。面白い。
◆平尾俊郎+大和ハウス工業総合技術研究所『改築上手―「心地いい家」のヒント52』(新潮新書/2011)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 感想は昨日少し書いた。


5月15日(日)

 昨日、書斎の本を手に取ってしまったせゐか、今日は、平尾俊郎+大和ハウス工業総合技術研究所『改築上手―「心地いい家」のヒント52』(新潮新書/2011)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読んでしまった。家の改築について一通りのことを教へてくれる。改築関係の本をいろいろ読んでしまってゐるせゐか、ありきたりのことが書かれてゐるやうな気がしてしまった。本に関する記述はほとんどなく、私の役には立ちさうにない。「2階の床は何キロまで耐えられるか」といふ項に、立花隆の部屋が本の重みで床が抜けたといふ話が載ってゐるくらゐだ。「普通のマンションはコンクリートの上に木で床を張る」のだが、それが弱いから抜けたのだといふ。我が家はマンションだが、コンクリートの上にほぼ直接床板等を張ってゐるので、木の枠や空間は存在しない。改装のときに自分の目で確認したから間違ひない。それにこの頃我が家の本の重量は少しづつ減ってゐるから安心だ。

 久しぶりに両親の暮らす家に行ったら、昔買った雑誌のバックナンバーがまだ残ってゐるのに気がついた。The New York Review of Science Fictionとか、Fantasy Newsletter/Fantasy Review、OMNIなどである。Underwood-Millerから1992年に刊行されたVirgil Finlayの画集が見つかったのは嬉しかった。すっかり存在を忘れてゐた本である。すまなかったと心の中で謝る。

 明日から発見した雑誌をpdf化しよう。今日はpdf化も休み。久しぶりに少しゆっくり寝たい日曜日の夜である。


5月14日(土)

 やうやくAppleからiPad2の発送の聯絡があった。受け取れるのは多分月曜日。ちゃうどよかった。

 今日の電子化。
『DIY素材&道具百科』(学研パブリッシング/2009年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆美崎栄一郎『iPadバカ』(アスコム/2011年)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 もうすぐ私もiPadを手にすることになるのだ。かうやって準備を整へてゐるといふわけだ。
『平成22年度版 マンション管理の知識』(財団法人マンション管理センター/2010年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『マンション管理の勘どころ』(民事法研究会/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆西山昭彦&中塚千恵『できる人の書斎術』(新潮新書/2005年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 書斎の話は好きなので買ってしまふ。書斎は意味のあるものだし、さういふ環境を整へようと努力することは大事だと思ふ。しかし、仕事ができないのが書斎のないせゐだと思ってゐるなら、多分それは間違ひである。私もさういふことを理由に云ひ訳しないやうに心がけなければならない。ないならないなりに、どうやったらそれに替る環境が確保できるかを考へなければならない。今は電子化情報とネット環境でいろいろなことができるはづ。それでも書斎は欲しいが。
◆共同通信社『進化する日本の食』(PHP新書/2009年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆鈴木孝夫『教養としての言語学』(岩波新書/1996年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 ちょっと古いが興味深い話ばかりである。特に「指示語のしくみ」で、「彼」「彼女」が相手に対する呼びかけの言葉(二人称)として使はれるやうになってゐるといふ指摘がある。さういへば私も、30年くらゐ前に、池袋駅の地下道でやくざのやうなおっさん(今考へるとおっさんといふ歳ではなかったのかも知れない)に呼び止められ、「彼は」といふ呼びかけで質問項目を告げられて戸惑ったことがあった。結局それはアンケートなんてどうでもよくて、賞品を送るからといって住所や電話番号を集めたかったやうだった。私は賞品なんか要らないからといって住所と電話番号を書くのを拒否して帰ったと思ふ。それともそのときだけはやくざのやうな怖い人だったから、云ってしまったかも。


5月13日(金)

 中断してゐた乾石智子『夜の写本師』(1700円+税/東京創元社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を久しぶりに手に取って出勤したら、話をかなり忘れてゐることに気がついた。何もかもあっといふ間に忘れてしまふ。
 途中で「撥音で始まる単語はない」といふ台詞がでてきて少し戸惑ふ。如何にもヨーロッパ風の名前や場所が出てくるのに、撥音などといふと日本語職が強烈に強くなる。撥音とか促音とか、日本語に特有の珍しい概念だと思ふのだがどうだらう。ヨーロッパの言語なら母音が後ろにこないnで語が始まるといふことにならう。撥音とか促音とか拗音といふと、もう日本語以外の何ものでもないのではないだらうか。まあ、アジアの言語のことは全然しらないのだが。

 今日の電子化本。
◆荒井正道『スペイン語のすすめ』(講談社現代新書/1965年)
 私が持ってゐるのは1978年23刷。
◆東郷正延『ロシア語のすすめ』(講談社現代新書/1966年)
 私が持ってゐるのは1978年22刷。
◆藤田五郎『ドイツ語のすすめ』(講談社現代新書/1969年)
 私が持ってゐるのは1977年33刷。
◆藤田五郎『ドイツ語の新しい学び方』(講談社現代新書/1971年)
 私が持ってゐるのは1978年11刷。
 1977~78年頃、どうやら私は英語以外の外国語に興味を持ったやうだ。『ドイツ語のすすめ』はかなり汚れてゐた。他の本は綺麗だったが。そんなに繰り返し読んだのだろうか。それでもドイツ語が読めるやうにはならなかった。
Programming Amazon Web Services: S3, EC2, SQS, FPS, and SimpleDB (Oreilly, 2008) [Amazon.co.jp, Amazon.com]
 Amazon Web Serviceを使ふための本。これはそれなりに使った。このサイトがAWSのEC2で動いてゐるのも、この本のおかげ(かも知れない)。


5月12日(木)

 チャールズ・ウィリアムズ『万霊節の夜』(国書刊行会)やうやく読了。最後の方は何だかよく判らなかった。最初の方が判ったのかといふとよくう判らないが。事故(といふより多分ドイツ軍のミサイル攻撃)で死んでしまった女二人が、霊的な存在として地上に留まり、黒魔術を操る牧師に支配されさうになってゐた昔の友人を救う話。よく判らないながらも後半はかなり盛り上がるし、ウィリアムズのいろいろな考へを理解するのに大いに役に立つ。「共内在」とか「身代はりとか」

 Amazon.comに、
○Charles Yu How to Live Safely in a Science Fictional Universe [Amazon.com, Amazon.co.jp]
 何だか変な本を買ってしまった。Kindle版で。

 昨日買った本を書くときに、一点書き落としてゐたものがあるやうな気がする。今日はもう力尽きさうなので、また明日以降。


5月11日(水)

 高原書店から、シリル・ターナー『エリザベス朝演劇集4 復讐者の悲劇・無神論者の悲劇』(白水社/1996年)が届く。一行参照したかっただけだが、大いに参考になった。買ってよかった。本もかなり綺麗。感激するほど。「図書案内」や葉書も綺麗な状態のものが残ってゐる。

 紀伊國屋書店に本を註文。
●アンブローズ・ビアス『アウルクリーク橋の出来事/豹の眼』(小川高義訳/680円円+税/光文社古典新訳)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ガブリエル・ガルシア=マルケス『族長の秋 改訂新版』(鼓直訳/800円+税/集英社文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●南條竹則『人生はうしろ向きに』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●オーエン・コルファー 『新 銀河ヒッチハイク・ガイド 上』(安原和見訳/760円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●オーエン・コルファー 『新 銀河ヒッチハイク・ガイド 下』(安原和見訳/760円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●アン・アギアレイ『グリムスペース』(ハヤカワ文庫SF)(幹遙子訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 新書の類は今回は我慢して控へ目に。

 今日の電子化本。
◆小林正『フランス語のすすめ』(講談社現代新書/1964年)
 私が持ってゐるのは、昭和53年の第34刷。この頃、いろいろな言語の学習書や紹介図書を買ったけれども、もちろんそれで外国語ができるやうになったわけではない。でも、その言語の特徴などを少しは知ることができたと思ふ。
◆鳥飼玖美子『危うし! 小学校英語』(文春新書/2006年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 小学校で英語教育を始めることについて、その利点と欠点などを検討する。著者は、弊害の方が多いといふ。私も同意見だが、世間はさうではないやうだ。この頃気づいたのだが、私は結構この著者の本を買ってゐる。


5月10日(火)

 日本の古本屋で検索して高原書店に、
●シリル・ターナー『エリザベス朝演劇集4 復讐者の悲劇・無神論者の悲劇』(白水社/1996年)
を註文。2400円+送料300円。資料である。
 ここで検索して註文すると高原書店であることが多いやうな気がする。私のために資料を用意してくれてゐるやうだ。

 追ひつめられて早寝早起きが極端に進んでゐるので、今日はもう寝る時間である。


5月9日(月)

 今日もチャールズ・ウィリアムズ『万霊節の夜』を読みながら出勤。飽きてきた。

 三省堂書店本店で、
『対訳 ワーズワス詩集―イギリス詩人選〈3〉』(岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を購入。資料として必要だった。急いで必要だった。本当に。

 今日の電子化本。
『入門bash』(オライリージャパン/2005年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 あまり活用できてゐませんでした。今は反省してゐる。
◆朝日新聞特別報道チーム『偽装請負』(朝日新書/2007年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 格差関連で買ってみた。当時ちょっと話題になった問題である。その後どうなったのか、関心を持って追ってゐなかったので判らなくなった。
◆鈴木孝夫『英語はいらない!?』(PHP新書/2001年)
 経済大国になった(ちょっとこの頃落ち目だが)日本の普通の日本人にとって、英語がどれほど必要なのか。国際交流のためには、民族語としての英語ではなく、国際共通語としての英語として英語を認識すべきだといふ話。特別独創的な話でもなく、実はよく聞かれる提言なのだが、世に広まることがないのはなぜだらう。

 今日も追ひ詰められた状況は続いてゐる。はやくこの状況はなんとかしなければ。


5月8日(日)

 今日の電子化本。一日仕事に勤しんだが、眠くなるたびに眠気覚ましに本を切ったら、電子化作業が捗ってしまった。もちろん、仕事は捗らない。
◆千野栄一『外国語上達法』(岩波新書/1986年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 私が持ってゐるのは2003年の第31刷。
◆岩木秀夫『ゆとり教育から個性浪費社会へ』(ちくま新書/2004年)[amazon.co.jp, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆陣内正敬『日本語の現在』(アルク新書/1998年)[amazon.co.jp, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆小林雅之『進学格差』(ちくま新書/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆黒田龍之助『語学はやり直せる!』(角川ONEテーマ21/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆三浦展『下流社会 第2章』(光文社新書/2007年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆大津由紀雄『英語学習 7つの誤解』(生活人新書/2007年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆山本直治『お役所バッシングはやめられない』(PHP新書/2009年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]

 チャールズ・ウィリアムズは死後65年くらゐ経ってゐるので、著作物は自由に配布できるやうだ。そのことに今更気づいて、Project Gutenbergから長篇七冊のテキストファイルをダウンロードした。

 今日は本当に余裕がないので、これで。


5月7日(土)

 今日もチャールズ・ウィリアムズ『万霊節の夜』を読みながら出勤。怪しい男が出てきて怪しい話をするのでよく判らなくなってくる。仕事だから読み進める。

 昨日申し込んだFantasy & Science Fictionの定期購読は、希望通り1/2月号からの開始といふことにしましたよといふ返事が来た。しかし、1/2月号がないと思ってゐたのはただ自分がファイルのダウンロードをしてゐなかっただけだと判ったので、今ではpdf版他の電子ファイルで持ってゐるのだった。3/4月号からに変更してくださいといふ聯絡をするのが面倒臭いので、そのまま。

 bk1から、T・S・エリオット『文芸批評論』(矢本貞幹訳/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。資料である。

 今日の電子化。
◆野村仁『ゲノム創薬』(サイエンス社/2005年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆嶋本伸雄『ナノバイオ入門』(サイエンス社/2005年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 〈新・生命科学ライブラリ―バイオと技術〉の二冊。

 仕事をしてゐるとすぐに眠くなる。なぜだらう。そこで眠気覚ましに何かをしなければならない。この頃、本や雑誌をスキャナに通すために裁断すると眠気が覚めることに気がついた。眠くなるたびに本や雑誌を切ってゐるとどんどん電子化が捗るのである。でも、仕事は一向に捗らない。そんなことでいいのか。


5月6日(金)

 読みかけの本があるのだが、今日はチャールズ・ウィリアムズ『万霊節の夜』を読みながら出勤。邦訳のある長篇はこれ一冊。他の本も買ってみようかとふと思ったりするが、絶対に読まないだらうからやめておかう。War in Heaven (1930)なんか、もしかしたら面白いのではないかと思ふのだが。Kindle版があるのか。それなら900円くらゐで買へる。でも、我慢しよう。

 今年になってから、fictionwiseで電子版が購入できなくなって、たうとう予約購読費払ひ戻しといふ事態になってしまったFantasy & Science Fictionの定期購読を申し込んだ。AmazonからKindle版の提供を予定してゐると発表があったが、Kindle版ではバックナンバーの確保が保証できないらしい。折角購読してゐても、数ヶ月後に消えてしまっては困る。仕方がないので、紙版の購読である。予約は今年の一月からの開始といふことにできますかと訊ねてみた。

 今日の電子化本。
『酵素反応速度論実験入門』(学会出版センター/1987年)
◆辨野義己『腸内環境学のすすめ』(岩波書店/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆萩谷昌己・西川明男『DNAロボット』(岩波書店/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 岩波科学ライブラリーの二冊。一冊目のは腸内細菌と人の健康は密接な関係があるといふ話。二冊目は、DNA分子を分子コンピュータとして使ったり、分子機械として動かさうとしたりする話。面白い。
◆三浦展『下流社会』(光文社新書/2005年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 私が持ってゐるのは2005年の6刷。下流といふ社会階層ができているのだといふことをマーケティング・アナリストといふ視点から見た本だ(と思ふ)。「お嫁系」「ミリオネーゼ系」「かまやつ系」「ギャル系」「普通のOL系」といふやうに面白く分類してみせるから読んでゐて楽しいが、あまり深刻に受け止めるとがっかりする。自分で何かを考へるきっかけにはなるだらう。


5月5日(木)

 今日は休日だが朝から仕事。朝から熱心に仕事をすると、その仕事はどんどん捗るはづである。論理的に考へれば当然さうである。しかし、忙しいときは誘惑が多い。突然机の上を掃除したくなったりする。とはいふものの、今の机の上には仕事の資料がたくさんあって片づけられない。その誘惑を強い意志で退けることができた。もうそれだけで一日の仕事としては十分ではないかと思った瞬間に誘惑に陥れられてしまった。私の意思の強さはこの程度である。
 そんなわけで、今日は二つのエアコンのフィルターを掃除し、朝顔の種を蒔き、本の電子化をしてしまった。どうしてエアコンのフィルターを掃除してゐるときには眠くならないのだらう。

 チャールズ・ウィリアムズの『万霊節の夜』(国書刊行会)を少し読んでみた。どうやら主人公は死んでゐるやうだ。しかし、なかなか読み進められない。エリオットの序文と蜂谷昭雄のあとがきだけは何度も読んだ。繰り返し読んだ。さういふものである。

 今日の電子化本。
◆橋本治『暗野』(河出文庫/1990年)
 どうしてこの本を買ったのか。まったく覚えてゐない。読んだのだらうか。多分、読んでゐない。本が汚れてゐて、水がかかったやうな跡がある。私が本に水をかけるとは考へがたいから、古本屋でかったのだらうか。よく判らないが、もうどうでもいい。
◆橋本治『消えた言葉』(アルク新書/1998年)
 あまり期待せずに読んだら面白かったことを微かに覚えてゐる。「炭、蚊帳、長屋、こよりなど、親の世代の事柄が、子供の世界ではもう見当たらない」といふ例をあげて紹介してゐる。この本の文章を橋本治が全部書いたといふのではなく、いろいろな人の文章を橋本治が選んでゐるのだ。それはそれで面白く仕上がってゐる。
◆栄陽子『英語は勉強するほどダメになる』(扶桑社新書/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 留学カウンセラーといふのをやってゐる人。英語の先生ではないから、今まであまり読んだことのないやうな内容だと嬉しいと思ったのだが、さほど大きな違ひはなかった。学校教育のせゐで、自分は英語ができないといふ劣等感だけが残って留学の支障にもなってゐるといふ指摘。
◆土屋賢二『簡単に断れない』(文春文庫/2006年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
◆土屋賢二『ツチヤの口車』(文春文庫/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 哲学者の下らないエッセイ。面白い。


5月4日(水)

 鳥飼玖美子『国際共通語としての英語』(740円+税/講談社現代新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。いつものやうに真当なことが書いてある。真当なことしか書いてゐないとも云へる。例へば「まずは、英語を話す、書くという能動的な発進力です。ところがそれは、受動能力としての読む力があってはじめて培われるものなのです」とか、「理念なき言語教育ほど虚しいものはありません。現在の日本の英語教育に最も欠けているのは「理念」だとさえ感じられます」とか。当り前のことに思へるのだが、支配的な雰囲気は多分そんなものではなく、理念なんか要らない話せるやうになればいいのだといふやうな感じではないだらうか。何のために何を話すのかがなくていいのかといふ話である。
 面白かったのは、「「学校で何年も体育を習ったけど、上手くならなかったぞ、どうしてくれる」と怒る人はいませんが、英語については「学校で何年も英語を習ったけれど、上手くならなかったぞ、どうしてくれる」と憤慨している人が日本には多数います」といふ箇所。確かにさうだ。「微積分がよく判らない、どうしてくれる」とか「信用創造がよく判らない、どうしてくれる」とか憤る人はあまりゐない。「数学は苦手で」とか「政治・経済って全然覚えてゐないんだ」とか、自分の理解力や記憶力、あるいは勉強が足りないことを素直に認められるのに、どうして英語だと「どうしてくれる」になるのだらう。よく考へてみると、さういふときは「何年も習ったのに簡単な会話すらできない」いふやうな文脈であることが多いやうだ。「シェイクスピアが読めない、どうしてくれる」といふ人はゐない。会話を莫迦にしてゐるのではないか。
 いつも書いてゐるが、私は学校の英語教育のおかげで本を読めるやうになった。よい教育だったと思ってゐる。私にとってよい教育だったからといって、万人にとってよい教育ではないといふこともあるだらう。私は自分がよかったからもうどうでもいい。

 Amazon.co.jpから、トマス・マロリー『アーサー王の死』(厨川圭子・厨川文夫編訳/1000円/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、井村君江『アーサー王ロマンス』(700円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。資料がすぐに届いてよかった。エリオットも早く来るといいのだが。

 今日の電子化本。
◆香山リカ『精神科医ですがわりと人間が苦手です』(大和書房/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 ちょっと不真面目な感じで力が抜けてゐる文章が実に面白い。不真面目だと怒る人もゐるのかも知れないが。どうしようもなくつまらない新書を出すこともあるのだが、私はかういふのが好みである。


5月3日(火)

 今日は休日なので、いろいろたまってゐる仕事に取り組みながら、朝顔の種を蒔いたり、本をpdf化したり。

 思はぬところから出てきたScience Fiction Chronicle 32号分のpdf化が完了。

 資料として必要になったやうな気がして、bk1に、
●T・S・エリオット『文芸批評論』(矢本貞幹訳/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。

 一ヶ月ほど前に予約註文した、Kate Carlisle Murder Under Cover: A Bibliophile Mystery (Signet, May 3, 2011) [Amazon.co.jp, Amazon.com]がダウロードされてきた。表紙が入ってゐないんぢゃないのか。これを読む前に、第二巻、第三巻を読まなくてはならない。それも電子版を買ひなほすか。

 今日の電子化本。こんなことをしてゐる暇はないはづなのに。
◆E・B・アンドレーエヴァ『失われた大陸』(岩波新書/1963年)
 私が持ってゐるのは1977年の第20刷。中学生の頃はかういふものに関心があったのか。多分。
◆岩戸佐智夫『著作権という魔物』(アスキー新書/2008年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 よく覚えてゐない。ネット時代にどうするかといふやうな話だったやうな気がする。
◆梅田望夫『ウェブ進化論』(ちくま新書/2006年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 ネット社会の「今と未来」を語ってくれたが、流石に古くなってしまったと思ふ。


5月2日(月)

 三省堂書店本店に日経サイエンス五月号を買ひに行ってみたのだが、六月号しかなかった。ちょっとがっかりして帰らうとしたときに、一階で目に入ったのが、ケトル創刊準備号(900円+税/太田出版)の「特集:僕らが本屋に行く理由」。ISBNがついているから書籍なのかもしれないが、創刊準備号と書いてあるから雑誌だらう。本屋のことばかり載ってゐる。これからも書店の話ばかり載せるのかと期待したら、次回の特集は「パンダ」ださうだ。残念。

 日経サイエンスは、読みたい記事だけ買ふことにした。2011年5月号のL. ボロディツキー「言語で変わる思考」である。サピア・ウォーフっぽい内容。ピンカーみたいな人なら怒るのだらうか。

 Apple Store OnlineからiPad2のカバーだけ受け取る。心配してゐたほど安っぽくない。裏面もiPad表面に傷をつけないやうになってゐる。本体が届くのが楽しみである。

 Amazon.co.jpから、iPad2のために註文したELECOM 折りたたみBluetoothキーボード TK-FBP017EBKが届いた。とりあへず、iPod Touchで確かめてみようと思ったら、認識できない。どういふことか。Mac miniでは認識できる。だが、Mac miniでこのキーボードを使ふ理由はないのだった。iPod touchはMac miniと互ひにbluetooth機器として認識できる。でも、それでどういふことに使へるのだらうか。

 今日の電子化本。
◆小沢章友『女子大生がヤバイ!』(新潮新書/2009年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 今どきの女子大生は何を考へてゐるのかといふ内容。何も考へてゐない莫迦だと云ってゐる訳ではないのだ。偉さうに説教しないところがいい。不愉快にならずに読める今どきの大学生話である。
『Linuxネットワーク管理』(オライリージャパン/2005年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 買ったけれどもあまり活用できませんでした。


5月1日(日)

 調べたいことがあって、Amazon.co.jpに本を註文。
●トマス・マロリー『アーサー王の死』(厨川圭子・厨川文夫編訳/1000円/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●井村君江『アーサー王ロマンス』(700円+税/ちくま文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
ちくま文庫のアーサー王関連本を二冊。なぜ今まで持ってゐなかったのかといふやうな本。アーサー王ものはちょっと苦手なのだ。理由は云へない。

 実はこの本、持ってゐるのではないかと思って家中の書棚を探してしまった。でも、なかった。時間を無駄に使ってしまった。何か、かういふときに、「あの本を持ってきてくれ」と云ったら一瞬にして本を書棚から持ってきてくれる小人でもゐたらいいのにと思ふ。あるいは、そんなものはないねと教へてくれるだけでもいい。どこかに売ってゐないものか。しかし、そんな小人を持ってゐる人がゐたら絶対に手放さないだらうから市場には流通しないだらう。私はちまちまと蔵書データベースでも作ることにしよう。

 電子化が終はったと思ってゐたScience Fiction Chroncleが32号分書棚の片隅から出て来た。道理で少なかったわけだ。まだまだいろいろなものが出てきさうな予感がする。

 今日の電子化本。
◆Dr. Oetker German Cooking Today (Dr. Oetker Verlag, 2006) [Amazon.co.jp]
 多分、むかしから出ているものの再刊本。題名のとほりドイツ料理の本。でも、英語。この本を参考にして作った料理は何一つない。残念ながら。
◆荻野恭子・沼野恭子『家庭で作れるロシア料理』(河出書房新社/2006年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 題名のとほり、ロシア料理の本。ロシアの他にも、中央アジアとかウクライナ、バルト諸国の料理も入っている。この本を参考にして作ったのは、実はある。Ворщ(ボルシチ)である。ビーツさへ入ってゐればボルシチだといふ感じだから、できあがったものは多分ボルシチだ。ビーツが手に入ったときに今でもときどき作る。
◆荻野恭子『ロシアの郷土料理』(東洋書店/2006年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 ロシアの料理と書いてありながら、中身は、ロシア以外の旧ソ連諸国の料理なのだった。これを参考にして作った料理は実はある。Харчо(牛肉とトマトのスープ)である。ただのフェネグリーク風味の牛肉とトマトのスープなのだが。香りのよいフェネグリークが手に入らなくなって作るのをやめてしまった。
◆井上ひさし『モッキンポット師の後始末』(講談社文庫/1974年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 私が持ってゐるのは、1975年の第11刷。1975年11月だから中学1年の冬に買ったのか。面白く読んだ記憶があるのだが、悲しいことに黴だらけになってしまったのだ。背の部分など、拭いても綺麗にはならない。紙の裏側まで黴で変色してしまってゐるから。そこで、pdf化して黴を除去することにした。これでもう黴は生えない。汚れはとれなかったけれど。


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