10月31日(月)

 実は一週間以上前に職場のLinuxサーバが壊れてしまって(正確にいふとそのハードディスクが壊れた)、今まで忙しくて放置していたのだけれど、そろそろどうにかしようと思ってハードディスクを交換してシステムをインストールした。Apache、MySQL、PHPなんかもインストール。久しぶりなのでいろいろ忘れてゐる。しかし、そんなことはどうでもいい。問題は中身である。バックアップをとってゐなかったのだ。どうすればいいのか(って、どうにもならないのだが)。
 そこで何となく不安になって自宅のMacやらLinuxのバックアップをとったりしてみる。気がつくと五ヶ月ぶりで、もっと頻繁にとらなければと反省した次第。

 今日は何も新しい本が届かなかった。今日は何も本を註文しなかった。今日は何も本を読み終へなかった。こんな一日はなんとなく物足りなくて、つい本を買ひたくなってしまふ。もはや病気である。病気を克服するために、今日は絶対に註文しないのである。


10月30日(日)

 疲れて憂鬱なときはバッハに限る。ディックもいいのだが、本を読みながら仕事はできないので、やはりバッハである。ふとしたきっかけでまた無伴奏チェロ組曲が聴きたくなり、聴いてゐるうちにまだ持ってゐないCDが欲しくなってしまった。面倒臭いのでAmazon.co.jpに註文。何でもAmazonといふのもどうかと思ふが、何しろ疲れて憂鬱なのだから仕方がない。
『無伴奏チェロ組曲』(演奏: アンナー・ビルスマ/3,192円/ソニーミュージックエンタテインメント)
である。ビルスマの演奏には、判る人には「古い方」「新しい方」で通じる二つの演奏があって、これは「古い方」。古楽器のチェロを使った演奏。そのうち、90年代に録音した新しい方も買ってみよう。

 PHPのクラスとかオブジェクトとかがどうも未だに判らないのだが、何でもPEARとかいふ便利なクラス・ライブラリがあるらしいと知って、とりあへず本を買ってみた。HTML_QuickFormが便利さうな気がしたのだ。といふ訳で、bk1に、
●山田祥寛『PEAR入門』(2800円+税/翔泳社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
を註文。これでPHPスクリプトを書く速さが格段に高まったりはしないだらうか。勢ひに乗って、Amazon.co.jpに、
○Jack Herrington PHP Hacks ($29.95, Oreilly & Associates Inc, 12/2005) [Amazon.co.jp, Amazon.com, O'Reilly]
を予約註文してしまった。こんな本ばかり買ってゐていいのか。が、役立つこともあるから仕方あるまい。昔は役立つ本が大嫌ひだったのだが、歳をとるとさうでもなくなってきた。

 大事なことを書き忘れてゐた。

 大森望『現代SF1500冊 回天編』(2400円+税/太田出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]をいただいた。ありがたうございました。
 1996年から2005年までのSF1500冊を紹介する。所謂「SF冬の時代」と、そこを抜けてから現在までの数年間といふことになる。私がSFマガジンでファンタジイ評を担当してゐたのもほぼこの冬の時代と重なり、翻訳ファンタジイにとっても氷河期のやうな時代だったから、懐かしくもつらい日々だった。ページを捲りながらしみじみと当時を過ぎ去った月日を思ひ出してみたりする。

 bk1から、『入門bash(第三版)』 [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届いた。ちょっと難しさうだ。


10月29日(土)

 さういへば、水曜日に〈レムコレクション〉をキーワードにして検索しても『天の声』が出て来ないとかいたが、翌日には出るやうになってゐた。やはり誰かが手動で修正するんだらうか。

 その『天の声』bk1に註文しようといたら、「買物カゴ」にタニア・ハフ『ブラッド・プライス』(和爾桃子訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]とアヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』(殊能将之編/1900円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]が入ったままになってゐるのを発見して驚く。道理でなかなか届かない訳だ。註文した気になってゐただけだったのだ。ここまで惚けるとは。

 気をとり直してbk1に本を註文。
●R・A・ラファティ『宇宙舟歌』(柳下毅一郎訳/210円+税/国書刊行会)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]
●スタニスワフ・レム『天の声』(深見弾・沼野充義・吉上昭三訳)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]
●エレーヌ・マリー・ストーン『C・S・ルイス物語』(沢田澄江訳/1600円+税/原書房)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]
以上三冊。

 けふは朝八時までに出勤して一日中勤務しなければならない行事があった。疲れたが、待ち時間が多かったので、昨夜の、自分がダウンロードした論文のpdfファイルを管理する仕組みをPHPで作ってみた。pdfファイルにPMIDのファイル名をつけておき、自動的にPubMedから論文情報をXMLで集めてくるといふ寸法である。意外に簡単に構築できて、自分でも些か驚く。


10月28日(金)

翻訳作品文庫本新刊情報RSSで、番号入りが後でよくない結果を招くのではないかといふ不安が的中し、RSSリーダでの表示が乱れることがあるので、修正。紀伊國屋書店の書籍に関するRSSは総じて調子よく動いてゐる。

 Amazon.co.jpに、
Hacking Rss And Atom (John Wiley & Sons Inc, $24.99, 8/2005) [amazon.co.jp, SkySoft]
 またこんな本を買ってしまった。そんな暇はない筈なのに。

 SFやファンタジイとは関係ないが、PubMedで新規登録論文情報がRSSで得られるやうになってゐるのに先週気づき、驚き感激した。これは便利だ。論文に関していま困ってゐるのは、iPapersがうまく動かないこと。仕方がないから、類似の仕組みを作らうと、少し考へてみた。自分で使ふだけなら問題のないものが作れるやうな気がする。

 が、今はそれどころではない……といふより眠くて意識を失なひさうなので、とりあへず寝るか。


10月27日(木)

 最近、この話ばかりだが、『啓示空間』[amazon.co.jp, bk1]を四分割したうちの第二巻を持って出勤しようとして第三巻を持っていってしまったのは昨日だが、今朝はちゃんと入れ換へて出勤した。地下鉄の駅で本を開いたらまた500ページだった。さういへば昨夜、明朝の準備として第三巻を第二巻と入れ換へてゐたのである。ここまで惚けるとちょっと困る。
 しかし、二日も読書を中断しては困るので、250ページ分飛ばして読み進める。流石に話がよく判らないのであった。明日以降、250ページ後戻りして先を読まう。

 Amazon.co.jpの分野別トップ10の情報取得の方法が判ったので、Amazon.co.jp新刊情報ページに載せておいた。


10月26日(水)

 自分で勝手に四分割した文庫本は、第二巻と第三巻の区別が外見からではほとんど出来ないといふ欠点を持ってゐる。朝の通勤電車の中で『啓示空間』[amazon.co.jp, bk1]を読まうと第二巻を手に取って読み始めやうとしたら、なぜか500ページ付近から始まってゐるではないか。間違へたのである。悔しいからこのまま読み進めようかとも思ったが、話が判らなくなると困るので止めておいた。

 スタニスワフ・レムをキーワードとする新刊書を知らせるRSSフィーダ生成ファイルはちゃんと仕事をして、『天の声』 が入荷したことを知らせてくれたが、Amazonファンタジイ&SF新刊情報ページではそれが未だに知らされてゐない。なぜだと思ってよくよく調べてみれば、なぜか『天の声』では〈レムコレクション〉がキーワードにも書名にも使へないのだ。なぜなんだ。私はRSSの方は著者=スタニスワフ・レムといふ検索をしてゐるので大丈夫だった。そのうち、修正されるのだらうか。

 Amazon.co.jpに本を註文。
○Paul Hudson PHP in a Nutshell ($29.95, Oreilly & Associates, 10/2005)
 またPHPの本である。

 SFマガジン12月号 [amazon.co.jp, bk1]が届く。特集は〈ニュー・スペース・オペラ〉。アレステア・レナルズ、ピーター・F・ハミルトン他。


10月25日(火)

 『啓示空間』[amazon.co.jp, bk1]の第一巻を読み終へたと書かうとして気がついた。そんな巻はなかった。私が強引に四分冊にしただけだった。

 備忘録にアメリカのSF情報誌LocusとドイツのSFファン・サイトSF-Fan.deの最新情報を表示する欄を作ってみた。左下の方。どちらもRSS情報を取得して、PHPでXMLを変換・整形して埋め込んでゐる。実に簡単だった。他にも情報系のサイトの欄を作らうかと思ったのだが、手頃なRSS形式のSF情報が思ひつかなかったので、今はまだ二つ。

 もう一つ作ってみたものがある。例へば、Data Analysis and Visualization in Genomics and Proteomicsといふ本が欲しくなったとして(私がさうなのだが)、17500円はちょっと厳しいなあと思ったときに(私がさうなのだが)、ではAbebooks.comで探してみようかと考へてみて(私がさうなのだ)、検索してみるとAbebooks.comといふ結果になる。安いので$120程度。いつだか判らないけれど、もう少し安くなるんぢゃないか。もしかしたら、驚くほど安いのが出てきたりはしないだらうかと思ひながらも、毎日のやうに検索してみるのも大変だ。私くらゐ惚けてゐると、自分が欲しがったことさへ忘れてしまひかねない。そこで、こんなものを作ってみた。最安値通知RSSである。値段の安い順に五冊並べられてゐる。ここに別の本が別の書店から出されたりしたら、安値を更新してゐる場合は確実に通知されるといふ寸法である。私にとっては役立つかも。


10月24日(月)

 アレステア・レナルズ『啓示空間』(中原尚哉訳/1400円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]を四つに割った。鞄の中に入らないのだ。100ページくらゐまで読んだのだが、やはり先を読みたいので、四分割、すなはち250ページづつの分冊にして持ち歩くことにした。ああ、これなら軽くていい。上衣のポケットにも入る。同じ本を二冊持ってゐるからこそできることだが、折角二冊あるのだから、有益に使ひたいものだ。

 bk1に、
●タニア・ハフ『ブラッド・プライス』(和爾桃子訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1]
●アヴラム・デイヴィッドスン『どんがらがん』(殊能将之編/1900円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1]
を註文。

 迷惑メールが急増し、毎日数十通届くやうになった。あまりにも邪魔なので、自動的にinfo@で始まるメールはゴミ箱に直行させる設定にした。どんどんゴミ箱に飛ばされていく姿を見るのは楽しいものである。

 SF新刊情報ページ楽天篇を作ってみた。あっといふ間にできてしまふ。ときどき情報を取得するのが間に合はないこともあるのだが、レイアウトが崩れてしまったりすることもある。ここでも必ずしも最新刊の本が一番上に来ないことが多い。同じ月に出た本のどれが一番早いかを識別できないやうだ。


10月23日(日)

 Amazon.co.jpに本を註文。
○Peter J. Schakel The Way Into Narnia: A Reader's Guide (Eerdmans Pub, $14.00, 7/2005) [amazon.co.jp, SkySoft]
○Jeff VanderMeer Veniss Underground (Spectra, $14.00, 9/2005) [amazon.co.jp, SkySoft]
○Susan Palwick The Necessary Beggar (Tor Books, $24.95, 10/2005) [Amazon.co.jp, Amazon.com, SkySoft]
 以上三冊。Schakelのはナルニアのガイド本。資料としてあってもいいかなと思ひ。VanderMeerの本は、デビュー長篇に、それと同じ世界を舞台にした四作品を加へて改めて一冊にしたもの。2003年に出たものを持ってゐなかったので、これを註文。Palwickは『いつもの空を飛びまわり』のパルウィックである。本書が第二長篇といふことになる。異次元から追放された家族の物語らしい。

 出張から戻ってこれで落ち着いて翻訳の仕事ができるかと思ったら、疲れてゐるのでつい〈自動更新新刊情報ページ〉を作ってしまった。このところ、しきりに作ってゐた新刊情報RSSのHTML版である。Amazon.co.jp版bk1版紀伊國屋書店版の三つを作ってしまった。そんなことしてゐる暇はないのに。SFやファンタジイ関連の新刊書と同時にベストセラーも示すやうにしてみた。Amazonの既製のトップセラーリストがうまく表示されない。これらのページはもう私が何もしなくても最新情報を提示し続けるはづである。うっかり更新を忘れて情報が古くなってしまふ心配はない。しかし、この頃気がついたのだが、検索したときに帰ってくるものの形式が変はったりすることが意外に多いから、放っておくと何も提示できない無残なページになりさうな気がしないでもない。
 本当は、RSSが不調極まりない楽天のページを作りたいのだが、なぜかそれが残ってしまった。いづれ作るだらう。

 アマゾンはもともとxmlで情報を自由に加工できるやうに提供してゐるのだが、bk1と紀伊國屋はさうではないので、ページが全部表示されるのに時間がかかってしまふ。普通のhtmlで情報を取得してから整形して埋め込んでゐるので、仕方がない。

 bk1にも本を註文したことを忘れてゐた。
『入門bash(第三版)』 [amazon.co.jp, bk1]
 bashがよく判らないもので。


10月22日(土)

 『ハイブリッド』(内田昌之訳/920円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]読了。題名から想像してゐたのとはちょっと違ふ話だった。性差の話であり、神の話でもあるのだが、私は祈らないので、この作品の登場人物の中ではアメリカ人やカナダ人よりもネアンデルタールに近い。どうもあの辺りの感覚は私には理解しがたい。「コドン・ライタ」とかいふ遺伝子合成機もどうもよく判らない。文句ばかり云ってゐるやうだが、話は面白い。

 続けてアレステア・レナルズ『啓示空間』(中原尚哉訳/1400円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]を読むが、まだ160ページ。先は長い。

 帰宅すると東京創元社から、チャールズ・シェフィールド『マッカンドルー航宙記 太陽レンズの彼方へ』(酒井昭伸訳/920円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1]が、早川書房から、テリー・グッドカインド『魔道士の魂4 奪われた剣』(佐田千織訳/680円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1]が届いてゐました。ありがたうございました。

 bk1から、ロアルド・ダール『キス・キス』(開高健訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1]、草森紳一『随筆 本が崩れる』(880円+税/文春新書)[amazon.co.jp, bk1]、鴻巣友季子『明治大正 翻訳ワンダーランド』(680円+税/新潮新書)[amazon.co.jp, bk1]が届いてゐた。

 Amazon.co.jpの検索の仕組みがちょっと変はったのか、「キーワード=ハヤカワ文庫SF」で検索すると、ハヤカワ文庫全部が出てきてしまふやうになった。そこで少しだけ修正して、ちゃんと「SF」なら「SF」のみ、「FT」なら「FT」のみが表示されるやうになった。もし使ってゐる方がいらっしゃったら、備忘録のページから取り直してください。


10月20日(木)

 神戸に出張。新幹線の中でロバート・J.ソウヤー『ハイブリッド』(内田昌之訳/920円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]を半分くらゐよむ。夜は宴会。疲れて寝るだけである。


10月19日(水)

 訳者の内田さんから、ロバート・J.ソウヤー『ハイブリッド』(内田昌之訳/920円+税/ハヤカワ文庫SF)をいただく。ありがたうざいました。明日からの出張の際に列車内で読むことに心に決める。

 楽天RSSフィーダは相変はらず調子が悪い。ちょっとよくなるのではないかと改変してみたが、劇的な改善は見られない。私のせゐではないのではないかといふ気がしてきた。

 流石にRSSも飽きてきた。今度はhtmlのページに埋め込んでみやうかと思ってゐる。SF読者なら埋め込みでせう(何のことだ?)。各文庫や叢書の新刊が、各書店毎にずらっと並べばRSSリーダがなくてもいいかも知れない。ちょっと面白さうだ。今は時間的な余裕がないけれども。


10月18日(火)

 bk1から本が届く。フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』(星新一訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1]、J・G・バラード『終着の浜辺』(伊藤哲訳/740円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1]、レイ・ブラッドベリ『さよなら、コンスタンス』(越前敏弥訳/2095円+税/文藝春秋)[amazon.co.jp, bk1]の三冊。やっと〈異色作家短篇集〉が届き始めた。

 bk1で、もう一冊の〈異色作家短編集〉も註文できるやうになったので、早速註文。
●ロアルド・ダール『キス・キス』(開高健訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1]
●草森紳一『随筆 本が崩れる』(880円+税/文春新書)[amazon.co.jp, bk1]
●鴻巣友季子『明治大正 翻訳ワンダーランド』(680円+税/新潮新書)[amazon.co.jp, bk1]
 以上三冊。

 楽天新刊通告RSSが不調である。何度も同じ本を読み込んで新着記事として報告してしまふのだ。なぜだ。以前、bk1新刊通告RSSも同様の現象が見られたもののいつの間にか沈静化してゐる。どうやって改善させたのだったか。〈未来の文学〉RSSだけはその現象が起こらないやうな気がする。なぜだらう。何もかも不思議である。
 新刊通告RSSで今一番安定してゐるのは、当然のことながらXSLT版Amazon、次いでbk1、紀伊國屋書店の順である。PHP版の安定性については全く判らない。確実性があるので、ついAmazonの新刊情報RSSを増やしてしまふ。愛書家関連図書とか装幀関連図書とか古書関連図書とかBach関連図書とか。翻訳関連図書とかファンタジーノベル大賞受賞作品新刊情報RSSなど、Amazonではうまく作れないやうなものもあるので、さういふのはbk1の方で。


10月17日(月)

 bk1から、スティーヴン・ロジャー・フィッシャー『文字の歴史』(鈴木晶訳/3800円+税/研究社)[amazon.co.jp, bk1]が届く。ぱらぱらと捲ってみると面白さう。

 マイケル・マーシャル・スミス『みんな行ってしまう』(嶋田洋一訳/980円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1]読了。随分時間がかかってしまった。私は巻頭の話が一番好きだ。人が殺される話はあまり好きではない。「闇の国」が怖かった。こんな夢をときどき見るやうな気がする。

 昨日の紀伊國屋書店新刊通告RSSシリーズの続き。翻訳作品文庫本新刊情報RSSが’作れることに気づき、作ってみた。番号入りが後でよくない結果を招くのではないかといふ不安があり、一晩に12冊以上の新刊書が登録されたりすると翌朝はちょっと困ったことになるかも知れない。

 楽天ブックスの新刊通告RSSを作ってみた。残念ながらMacOXのSafari以外ので動作は確認できてゐない。今日作ってみたのは、〈奇想コレクション〉〈異色作家短篇集〉ハヤカワ文庫創元SF文庫創元推理文庫に関する情報である。思ってゐるのとは異なる順番で表示されたり、新しい本ほど上に来るやうに設定してゐるのに、ときどき順番が乱れることがあるのは、なぜだらうか。

 今作ってみたいのは、海外の古書店で自分の探してゐる本が在庫に追加されたことを通知するRSSフィーダである。AlibrisやAbebooks.comの検索結果をぢっと見てゐたら、何とかなりさうな気もしてきた。しかし、その元気は今はない。


10月16日(日)

 日曜日なので、Amazon.co.jpに本を註文。
○Julie Kenner Carpe Demon (Berkley Pub Group, $12.95, 7/2005) [amazon.co.jp, SkySoft]
○Scott Bradfield Hot Animal Love: Tales of Modern Romance (Carroll & Graf Pub, $13.95, 8/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]
○Cornelia Caroline Funke Inkheart (Scholastic, $7.99, 5/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]
○Gene Wolfe The Knight (Tor Books, $7.99, 8/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]
以上4冊。
 ブラッドフィールドのは、自分で訳した作品が入ってゐたりするから。Inkheartは、本を朗読すると登場人物に息がふきこまれるといふ能力のある父親のゐる家族の物語らしい。続篇が出てゐるが、まづは第一巻を買ってみた。若年層向けの作品。The Knightは、評判のよい二部作の前半。とりあへず買ってみる。

 昨日作った紀伊國屋書店用RSSフィードは、このままの状態だとほとんどMacOSXのSafari専用のやうなものなのだが、よく眺めてゐたら、他のRSSリーダで障碍になってゐる箇所を簡単に解決できることに気がついた。そこで、修正してみた。おそらく大丈夫だらう。調子に乗って、ハヤカワ文庫創元推理文庫創元SF文庫〈未来の文学〉〈異色作家短篇集〉〈奇想コレクション〉〈スタニスワフ・レム・コレクション〉〈J・コレクション〉の新刊情報通知RSSを作ってしまった。まったく何やってんだか。

 RSSに取り憑かれてゐる私はさらに河出書房新社の新刊お知らせRSSを作りたくなって作ってしまった。河出書房の近刊案内ページは最新情報が一番下になってゐて、もうすぐ何が出るかを確認したいときには便利なのだが、何が新しく掲載されたかを確認するのには不便なのだ。そこで作ったこれなら、新たにリストに追加されたものが判りやすく表示されるといふ訳だ。これもSafariに限らず、広く利用できるはづ。

 結局何が問題なのかといふと「&」なのである。

 楽天ブックスの検索結果をぢっと見つめてゐたら、新刊お知らせRSSが作れさうな気がしてきて、作ってみたのが〈未来の文学〉新刊お知らせRSSである。しかし、これはSafari以外ではうまく動かない可能性大である。

 Safariでは、RSSフィードを個別にアクセス間隔を設定することができないのが欠点である。そこで、RSS Menuを導入。これだと個別にアクセス間隔を設定できる。ニュースは30分間隔、新刊情報は一日一回といふ具合に設定できて気分がよい。

 こんなことをしてゐる暇はないはづなのに。


10月15日(土)

 bk1から、恩田陸『ネクロポリス(上・下)』(上下各1700円+税/朝日新聞社)[amazon.co.jp, bk1amazon.co.jp, bk1]が届く。面白さうなのだが、どうしてこんなに長いんだ。
 ところで、この本はbk1の詳細検索で著者名を「恩田陸」として検索すると出てこないのである。前は出てゐたのだが、数日前から出なくなったやうだ。キーワードとして入れればちゃんと出てくる。どうもbk1の検索は不安定な気がする。

 bk1に本を註文。
●フレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい』(星新一訳/2000円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1]
●J・G・バラード『終着の浜辺』(伊藤哲訳/740円+税/創元SF文庫)[amazon.co.jp, bk1]
●レイ・ブラッドベリ『さよなら、コンスタンス』(越前敏弥訳/2095円+税/文藝春秋)[amazon.co.jp, bk1]
の三冊。なぜか『キス・キス』は同時発売の〈異色作家短篇集〉のはづなのに、bk1ではまだ買へない。

 紀伊國屋書店で〈奇想コレクション〉を検索してゐて、検索結果のソースをぢっと見つめてゐたら、RSSフィードが作れさうな気がしてきた。早速作ってみたのが、〈奇想コレクション〉〈異色作家短篇集〉の新刊通知RSSである。どのやうな環境でも使へるといふ動作保証はできないが、MacOSXのSafariでは一応機能するやうだ。〈異色作家短篇集〉の方は、入手不可のものは表示を飛ばすといふ実に巧妙な仕掛けになってゐる。ひょっとして自分は天才ぢゃないかと思った瞬間であるが、冷静に考へてみれば、意図してさうなったのではなかった。しかし、そんなことは黙ってゐれば誰にも判りはしまい。
 今のところ、紀伊國屋書店では、ハヤカワ文庫SF新刊情報RSSといふやうなものは作れないのが残念。

 前にも書いたが、次第に新刊情報RSSが増えてくると、30分おきに新情報を確認するのはばかげてゐることを強く認識するやうになり、何とかしたくなってきた。しかし、ニュースは30分おきに確認したいので、ニュースのRSSをSarafiで読むのをやめることにした。別のRSSリーダにニュース・サイトは移行し、Safariは書店サイトのみにし、「アップデートの確認」を「一日ごと」といふ設定に変更。これで安心して新刊情報RSSを増やせるといふものだ。


10月14日(金)

 アレステア・レナルズ『啓示空間』(中原尚哉訳/1400円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]を手に取って出勤しようと思ったら、私の薄っぺらな鞄には入らなかった。ちぇ、折角読む気満々だったのに。
 これを解決するために、「この本が入る鞄を買ふ」といふことも考へたが、今ちょっと金がないのだ。なぜか我が家にはこの本が二冊あるので、片方を「五分割する」といふのを次に考へた。4cmの厚みがあるので、5分割すれば一巻あたり8mmである。ちゃうどよい厚さではないか。どういふ訳か我が家には簡単な製本道具があるので、分割した本もそれなりに体裁は整へられさうな気はする。

 いろいろ註文したい本はあるのだが、今日こそ早く寝たいので、明日以降といふことにする。


10月13日(木)

 Amazon.co.jpから、Neil Gaiman Anansi Boys (HarperCollins/Morrow $26.95, 9/2005) [amazon.co.jp]が届く。

 もう、どうにもかうにも眠くて仕方がないので寝た。といふのは、昨日の日記を書いてゐた今日。この日記は明日書いてゐる。


10月12日(水)

 福岡行きの始発飛行機に乗って出勤。体調悪く本が読めない。

 帰宅すると、早川書房から、アレステア・レナルズ『啓示空間』(中原尚哉訳/1400円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]が届く。訳者の中原さん、ありがたうございました。
 bk1から、大貫伸樹『製本探索』(1800円+税/印刷学会出版部)[amazon.co.jp, bk1]、デイヴィッド・エディングス&リー・エディングス『運命の姉妹』(宇佐川晶子訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1]、ジョージ・R・R・マーティン『サンドキングズ』(安田均・風見潤訳/800円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]、アレステア・レナルズ『啓示空間』(中原尚哉訳/1400円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]が届く。あれ? アレステア・レナルズ『啓示空間』がこれで二冊になってしまふではないか。まあ、いいか。
 Amazon.comから、R. Gentleman, V. Carey, W. Huber, R. Irizarry, S. Dudoit (Eds.) Bioinformatics and Computational Biology Solutions Using R and Bioconductor (€64.95, Springer) [Amazon.co.jp, Amazon.com]が届いてゐた。これはよささうな本である。
 Amazon.co.jpからは、James Van Pelt The Last Of The O-Forms [amazon.co.jp]とChina Mieville Looking For Jake [amazon.co.jp]が届いてゐた。

 ああ、もう眠くて駄目だ。上の文章も少し書いては眠って気がつくと無意味な文字列が記されてゐたりする。とりあへず、今日は寝ます。


10月11日(火)

 新幹線の中で、鷺沢萠『ありがとう。』(552円+税/角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]読了。可笑しい話の筈なのに、泣きさうな気分になるのはなぜだ(実は本を読んで泣いたことのない私である)。
 続けて、森博嗣『大学の話をしましょうか』(720円+税/中公新書ラクレ)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]読了。まあ、あたりまえのことが書いてあるだけの本で、意外な発見は皆無に近かったのは、やはり私もその大学の内部に所属してゐるからだらうか。Q&Aの形式で書かれてゐるのは少々不愉快である。

 続けてマイケル・マーシャル・スミス 『 みんな行ってしまう』[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]を読み始める。流石にすぐには終はらない。原宿駅で降りて、チュニジア料理(ホロホロ鳥)を食べながら怖くない人たちと喋って蒲田のホテルへ。


10月10日(月)

 今日は休日なので朝から本を読む。鷺沢萠『私の話』(480円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1]読了。この本の中で「民族などというものはフィクションである。帰属意識を生み出すためのものである」といふやうなことが書いてあるが、私もまったくその通りだと思ふ。私は帰属意識の希薄な人間と云ふか、帰属意識が嫌ひだといふか、極力帰属意識を持たぬやうにしてゐる。働いてゐるところとか、住んでゐるところとかには全く帰属意識を持ってゐない。家族にはもちろんある。他には出身大学……といふより学位を取った研究室には多少はある。あと、もう一つあるが、それは秘密だ。
 しかし、この人がどうしてあんなことになるのか。沖縄にでも行けばよかったのに。

 続けて、『マルセル・エメ傑作短編集』(露崎俊和訳/857円+税/中公文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, セブン&ワイ icon]を読む。面白いのだが、123ページに所謂「ら抜き言葉」が出てきてしまったので、読むのをやめる。

 読む本が乏しくなってきたので、三省堂本店で本を買ふ。
●鷺沢萠『ありがとう。』(552円+税/角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]
●森博嗣『大学の話をしましょうか』(720円+税/中公新書ラクレ)[amazon.co.jp, bk1, 紀伊國屋]
 以上二冊。再び鷺沢萠を読む。辛くなってくる。この人がどうしてあんなことになるのか。沖縄にでも行けばよかったのに。といふことはさっき書いたか。

 初めて会っても、あまり恐怖を感じずに時を過ごせた人たちとロシア料理を喰ってから、埼玉の家に帰ってねる。


10月9日(日)

 今日もダンセイニ。ファイルを河出書房に送信し、これで23篇が一応揃った。こんなに苦労しても圧縮して送ると60 KBくらゐにしかならないのには驚く。

 翻訳から逃げるやうに気がつくとbk1専用新刊通知RSSを作ってゐる自分に気づく。文字列分割に使ふ文字列をあれこれ変へてみると、まだ取り扱へない近刊図書も表示できるやうになったやうな気がする。今日作ってみたのは、翻訳に関する新刊書スタニスワフ・レム新刊恩田陸新刊ファンタジーノベル大賞新刊である。〈異色作家短篇集〉新刊通知RSSは今日も失敗。しかし、年に一回しか更新されないファンタジーノベル大賞新刊通知を、30分に1回アクセスして通知しようとするのはあまりにも無駄だと思ふ。新刊が出たら外しておかう。でも、Amazon.co.jpではなぜか「ファンタジーノベル大賞」で検索しても受賞作品を拾ひあげることができないので、それなりに有用だといふ気はする。それとも、私の検索の仕方が悪いのか。

 ところで、この頃、bk1のブリーダーレポートを見ると、クリック数が異常なほど激増してゐるのだが、もしかしたらこんなRSSを作ったせゐだらうか。時期的には一致するのだが。今日などは19時40分の時点で468である。7月1ヶ月で623しかクリックされてゐないのに。でも、RSSのせゐだけだったら、クリックされた本の一覧の数は変はらないはづだが、それも増えてゐるので、実際にクリック数は増えてゐるのか。でも、この数値は異常だ。何なんだらう。私は何かいけないことをしてゐるのだらうか。


10月8日(土)

 昨日のbk1新刊情報RSSのリンクがことごとく間違ってゐることに気づいた。慌てて修正する。またもやAmazon新刊情報RSSが機能しなくなってゐるのに気づいた。ウェブ・サービスがversion 10/05/2005になってゐたのだ。これは毎週のやうにアップデートするのか。それをいちいちファイルに書き込んでやらねばならないのか。簡単な方法がないのか、あるいは省略できないのか。

 bk1に本を註文
●スティーヴン・ロジャー・フィッシャー『文字の歴史』(鈴木晶訳/3800円+税/研究社)[amazon.co.jp, bk1]
●大貫伸樹『製本探索』(1800円+税/印刷学会出版部)[amazon.co.jp, bk1]
●デイヴィッド・エディングス&リー・エディングス『運命の姉妹』(宇佐川晶子訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1]
●ジョージ・R・R・マーティン『サンドキングズ』(安田均・風見潤訳/800円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]
●アレステア・レナルズ『啓示空間』(中原尚哉訳/1400円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1]
以上五冊である。

 今日は一日ダンセイニの続き。気づくと逃避して、RSS作成スクリプトを書いてゐたり。困ったものだ。


10月7日(金)

 bk1から、鷺沢萠『私の話』(480円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1]と『ビジネスブログブック 2 ブログとRSSによるマーケティング革命』(1780円+税/毎日コミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1]が届く。ビジネス・ブログとかいふ本は期待してゐたものとは随分違ふものだったが、期待してゐたものとは別の意味で興味深いところはある。

 前に途中まで読んでつい忘れてゐた高野史緒『ラー』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を読み終へた。なぜ急に読みたくなったかは秘密だ。読み終へると古代エヂプトに旅行に行きたくなる。が、旅行嫌ひの私は同時に行きたくても行けなくてよかったと思ふのである。

 Amazonの新刊情報を得るRSSが不調でどうしたんだらうと思ってゐたら、いつの間にか9月28日ヴァージョンにウェブ・サービスが変はってゐた。これは頻繁に変はるんだらうか。いちいちxlsファイルを書き替へなければならないのだらうか。さうだとしたら、面倒臭い話である。それでPHP版RSSを見直してみたりする。あれもそんなに悪いものでもなかったのかも知れない。しかし、設定できるRSSリーダが少ないやうな気もする。あれこれ考へてゐるうちに、bk1から新刊情報を得るRSSを作ってゐる自分に気づく。全く何をやってゐるんだ。作ったのは、ハヤカワ文庫FTハヤカワ文庫SF奇想コレクション未来の文学RSS関連図書バイオインフォマティクス関連図書である。異色作家短篇集のも作ってみたが、うまく行かなかった。どうやら今の分割方式だと、取り扱へない本が入ってゐるとうまく行かないのだ。新たな切り分け方を考へなければ。でも、逆に、早めに登録されるけれども「現在お取り扱いできません」といふ状態が長く続いてゐるものを表示しないからいいのかも。
 上記のそれぞれの文庫名・叢書名をクリックしてブックマークに入れれば使へますが、ちょっと不安定かも知れません。〈未来の文学〉については、複数のキーワードを使ってゐるために、時間切れになる可能性大です。予期せず使へなくなったりすることもあれば、密かに改善されてゐたりすることもあると思ひます。これは、自分用なので。


10月6日(木)

 Amazon.co.jpから、Jonathan Carroll Glass Soup (Tor Books, $24.95, 10/2005) [amazon.co.jp, amazon.com]が届く。White Appleのヴィンセントが再登場するやうだが、前の話をもうすっかり忘れてしまってゐる。困った。

 Amazon新刊情報RSS(xslt版)がエラーが出てしまって動かなくなってゐることに気がついた。何といふことだ。しかも、エラーの見当がつかない。却って最初に作ったPHP版の方がよかったりする。ついでに、bk1のハヤカワ文庫SF新刊通知RSSも作ってみるが、これが自宅と職場で動作が異なるところが不思議である。何もかも不思議で、何もかも判らない。が、諦めるつもりもない。


10月5日(水)

 今日は大寝坊をしてしまった。目覚めると6時30分。吃驚した。風邪をひいたのか(私は風邪をひくと体内の目覚まし時計が正常に機能しなくなる)、それとも疲れてゐるだけなのか。後者であってほしいものだ。

 Amazon.co.jpから昨日も今日も荷物が届いてゐたのだが、受け取れなかった。昼間誰もゐないと不便である。電話して送り状番号を伝へるとき、「二枚ある」と云ったのだが、どうも一つの荷物の不在連絡票が二日分あると勘違ひしたやうで話が噛み合はなかった。それも、電話を切ってから数分経ってやっと話を理解した。

 今日は本の註文を我慢してみる。何も買はない日。


10月4日(火)

 Blackwell's Onlineから、Jacquelyn G. Black Microbiology: Principles and Explorations (John Wiley & Sons, 11/2004) [Blackwell, amazon.co.jp]が届く。郵便配達のおぢさんが、大きな袋をどさりと投げ出すと、鋏でぶちぶちと封を切って中身を出して帰っていった。イギリスからの重い荷物だとかういふ配達方法になることがある。配達の人は、自分はこんなのは初めてなのだが、受け取りは要らないのだらうかといふので、これには要らないのだと教へてあげた。本は昼の仕事のための。

 bk1に、
●鷺沢萠『私の話』(480円+税/河出文庫)[amazon.co.jp, bk1]
『ビジネスブログブック 2 ブログとRSSによるマーケティング革』(1780円+税/毎日コミュニケーションズ)[amazon.co.jp, bk1]
 もういい加減にRSSの本を買ふのはやめねば。

 眠い


10月3日(月)

 昨日註文を忘れてゐたものをAmazon.co.jpに註文。
○Neil Gaiman Anansi Boys (HarperCollins/Morrow $26.95, 9/2005) [amazon.co.jp]
である。アフリカの神の息子がロンドンでのいつもの生活を取り戻さうと神を引き継いだ兄と戦ふ話だらう。面白さうだ。

 新版〈異色作家短篇集〉の刊行がいよいよ十日後と迫り、私は連日オンライン書店で「異色作家短篇集」を検索してゐたのだが、ただ虚しく検索語を入力するだけだった。ところが気がつくとあるオンライン書店で予約註文の受付がはじまってをり、書店へのリンクをもう張ってゐるサイトも見つけてしまった。なぜ私は気づかなかったのか。『キス・キス 異色作家短編集』と『さあ、気ちがいになりなさい 異色作家短編集』である。ああっ! 短編集になってゐる。これは短篇集のはづだ。困るなあ、検索できないではないか。

「Yahooを中心に新たに結成されたグループが、図書館の蔵書をデジタル化する計画に着手する。この計画は、論議を呼んでいるGoogleの書籍デジタル化計画に対抗するもの」(amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]読了。随分時間がかかってしまったものだ。傑作のやうな気はするのだが、私にはちょっと難しい。宇宙物理の話はさっぱり判らないし、遺伝子がどうとかタンパクがどうとかいふところは、細かいところが気になってしまふし。難しい。


10月2日(日)

 まだRSSのことを考へてゐたのだが、SF&ファンタジイ全部とか、いやいやこの際、小説の新刊は全部RSSで情報を取得しようかと思ってちょっと試してみたのだが、うまく思ったやうな情報が得られない。ブラウザー・モードの情報取得とか複数ページの情報取得とかの方法が判ったから、そのうち役立つこともあるだらう。

 Amazon.co.jpに本を註文。
○Charles Stross The Family Trade (Tor Books, $6.99, 5/2005) [amazon.co.jp, SkySoft]
○Paul Hudson PHP in a Nutshell (Oreilly, $29.95, 10/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, O'Reilly]
以上二冊。Strossは今けっこう注目されてゐるSF作家だと思ふのだが、これは中世風の異世界とハイテクの入り交じった作品だとか。ゼラズニイのアンバー・シリーズを髣髴とさせるとかいふ紹介に釣られて。続きがあったやうな気がする。続き物は嫌ひなのに。もう一冊はPHPの本。またこんな本を買ってしまった。

 今日からダンセイニの第四短篇集の訳稿を河出書房の編集部に送り始める。「送り始める」といふ言葉から判るやうに、今日までに全部終はらなかったのである。今日は三分の一くらゐ。今週中には全部送りたい。


10月1日(土)

 Amazon.co.jpから、StarSuite8 限定50000本・特別価格版(ソースネクスト/3906円)が届いた。まだインストールしてゐない。Linux版とWindows版の二枚のCD-ROMは入ってゐる。紙の説明書の類ひは一切入ってゐないのには驚く。Microsoft Officeとの互換性がさらに向上してゐるといふので、強制的に送り付けられるWordとかExcellとか、PowerPointの書類に対処しやすくなることを期待する。ごく稀に送られてくる、一太郎形式のファイルにも対応できるのがいい。MacOSX版もあればいいのに。
 MacOSXについては、先週icWord 4.0を購入した。アップグレードなので1000円程度で済んだ。前よりもMicrosoft Wordとの互換性は向上したが、まだうまく表示できなくて困ることがある。

 Amazon.co.jp新刊情報RSSをXSLTによる変換につくりかへてみた。備忘録の方のリンクを新しいものに入れ換へ。前よりも幅広いアプリケーションに対応できるやうになったはづだ。FirefoxのRSS/Atomリーダー機能Sageでも問題なく表示できるやうになったし、YahooのRSSリーダでもSo-netのRSSリーダでも問題なく利用できるやうになったが、infoseekのRSSリーダはURLが長過ぎて登録できないのだった。確かに長い。
 これの長所は、PerlとかPHPとかが利用できないサーバでもAmazonのWebサービスを使っていろいろなことができるといふところか。欠点は、Amazonのサーバから読みに行けるところにxslファイルを配置しなければならないといふこと。公開してゐない自分のスタンドアローンのhttpdサーバに置いても駄目なのだ。その場合は、前に作ったPHP形式の方なら使へるといふわけだ。


最新の日記に戻る