今日はPowerMac G5からMac miniへの引っ越しである。面倒くさいだけで、特にどうということもないのだが、今日はAirac Diskへのバックアップの取り方について記しておこうと思う。今は、バックアップといったら、Time Machineなんてものがあるので、あれが好きな人は使えばいい。私は古典的なrsyncとかで地道なバックアップを取ろうと思ったのである。G5では、cronで毎晩10時にrsyncによる保存が実行されていたのだ。今回も同じようにやろうと思っていた。
まずはAirMac Diskの起動時のマウントであるが、それは「システム環境設定」の「アカウント」にある「ログイン項目」にディスクを登録すればいいだけ。「+」を押して、マウントしたいディスクを選択する。
さて、マウントされているディスクにrsyncで一日一回同期させようとして、crontabに設定しようと思ったら、そんなものはなかった。今、何が動いているのかを調べてみても、cronは見あたらない。どうしたんだろうと思ってネットで検索してみると、今はlaunchdで定期的な繰り返しを実行させるらしい。cronは勝手にcrontabを作ってしまえば動くらしいのだけど、せっかくだからこの新しいlaunchdとやらを使ってみよう。
でも何をどうしたいいのか判らない。「ザリガニが見ていた...。」の記事を参考にすると状況はだいたい把握できたような気がしたが、設定方法はさっぱりだ。が、Lingonを使うと簡単だと書いてあったので、こいつを使ってみた。
1で名前を付けて、2で実行するファイルを指定して、3で実行する頻度と時刻を指定する。実にわかりやすい。これをExpert Modeで表示すると、下のようにXML形式での本来の表示が現れる。
さて、そこで指定した実行ファイルは以下のようなものである。 #!/bin/sh
rsync -a --stats --delete /Users/uuu/Documents /Volumes/Logitec500GB/MacMini_backup/ rsync -a --stats --delete /Users/uuu/Sites /Volumes/Logitec500GB/MacMini_backup/ rsync -a --stats --delete /Users/uuu/Library/Mail /Volumes/Logitec500GB/MacMini_backup/uuuはユーザ名だ。「書類」「サイト」「メール」をAirMac DiskであるLogitec500GB内のMacMini_backupというフォルダに保存するというrsyncのコマンドである。-aと--deleteの組み合わせで同期できる。つまり足りないものは追加し、余計なものは削除するわけだ。--statsは普段は不要。実際にはもう数行あったけれど、無駄なのでここでは省いた。
よく判らないままに、表示されたところに書き込んでいたら、これはcom.google.keystone.agentというファイルを勝手に書き換えていたのだった。結局こいつはなくなってしまい、私のバックアップの設定に置き換わってしまった。調べてみると、どうもこいつは勝手なことをする! と評判の悪い設定なので、まあなくなってもいいやということで。
一度、強制的にこのスクリプトを実行させてみて、AirMac Diskの目的のフォルダがコピーされることを確認した。何時間もかかった。さて、夜十時を過ぎて確認してみると、ちゃんと今日の午後増えた内容が更新されているではないか。そうか、これでいいのか。何となく判ったような判らないような……。
AirMac Extreme を買ったのだが、なかなか設定する時間がとれなかった。ようやく今日試してみることができたので、報告する。そんなに求められていないとは思うけど。
ほぼ一ヶ月半ぶりにAmazon EC2から自宅サーバに復帰しました。自宅が前の自宅ではないこと、回線がADSLから光になったこと、ヴァーチャル・ホストで二つのドメインを運用するようになったことが前とは異なるところ。
Amazon EC2の方は、万が一再度動かさなくてはならなくなったときのために、AMIを保存する。
# ec2-bundle-vol -d /mnt --privatekey pk-xxxxxxxxxx.pem --cert cert- xxxxxxxxxx.pem --user 0000-0000-0000予めpemファイルを/mntに保存しておいて、上記のようにすると、
Please specify a value for arch [i386]:と問われるので、そのままリターン・キーを叩く。すると、
Copying / into the image file /mnt/image... Excluding: /sys /proc /sys/fs/fuse/connections /dev/pts /dev /media /mnt /proc /sys /mnt/image /mnt/img-mnt 1+0 records in 1+0 records out 1048576 bytes (1.0 MB) copied, 0.00267 s, 393 MB/s mke2fs 1.41.3 (12-Oct-2008) Bundling image file... Splitting /mnt/image.tar.gz.enc... Created image.part.00 Created image.part.01という感じで処理が始まり、67まで行って終わった。随分待ったような気がする。引っ越し後の片付けをいろいろとやっていたらいつの間にか終わった。できあがったイメージを
ec2-upload-bundle --bucket ami090328 --manifest image.manifest.xml --access-key x0x0x0x0 --secret-key y0y0y0y0/xzxzxzxzというようにして、Amazon S3に保存した。そののちSSH接続を切ってから、
ec2-register ami090328/image.manifest.xmlとイメージを登録。
ec2-terminate-instances i-xxx000y0というようにしてインスタンスを終了。課金もここで止まるわけだ。インスタンスの起動や終了はAWS Management Consoleでも可能。使い方に慣れていないので、今回は使っていない。
ほぼ一月半使ってきて、今月の支払いは63ドル、先月が53ドルだった。インスタンスを立ち上げる前は、一ヶ月の請求が一ドル前後だったので、この請求額のほとんどはAmazon EC2で小規模サーバを24時間連続運転したときの請求額だろう。個人の日記で使うにはちょっと割高かも。
自宅サーバ復帰を機会に、引っ越し後処理作業にも目処がついたので、本欄もこれから更新を復活させたい。