ここ三年ほど、ウィルコムのWX340Kを使っていた。その性能に特に不満もなかったし、料金にも不満はなかった。私は電話が大嫌いなのでほとんど掛けることはないのだが、何かの手続きや申し込みのときに連絡先を求められたりするし、出張先で誰かに聯絡しなければならないことも稀にあるし、何より緊急時に家族と聯絡をとらなければならない状況に備えておかなければならないので、携帯できる電話やメールがないと困る。通話料金の請求が0という月がずっと続いているとはいっても、ないと困る。電話とメール以外の機能はほとんど使わない。カメラを使ったことが少しある程度か。
この頃、iPadやiPod Touchを使っていて、外出時にもネットに繋がると便利だなと思うことが多くなった。というのは嘘で、そんなに多くないから、Wi-Fiルータを買うほどでもない。あったら便利かなとは思う。でも、出費があまり増えるのも嫌だ。
ある日、見つけたのがWillcom PORTUS WX02S発売のニュースである。電話とメールができるWi-Fiルータらしい。私が必要としている機能だけをまとめてくれたようなものである。早速、機種変更の手続きをオンラインショップで行なった。便利になったものである。
Wi-Fiルータの設定は簡単。見れば判る。認証方式とユーザ名とパスワードを設定する。これは常時ルータをONにしておくことを想定した機器ではないようで、必要なときに起動させるものであるようだ。
とりあえず、私は歩いて家に帰ることにした。これまでに二度歩いて帰ったことがあるのだが、二時間以上かかった。別の経路にしたら少し早くなるのではないかと思ったのだ。前から試したかったのだが、なかなか機会がなかった。いよいよその時が来たのだ。今を逃したらもう二度と機会は巡ってこないかもしれない。私は靖国通りを西に向って歩き始めた。
四谷が近づいてきた頃に、PORTUSのWi-FiルータをONにした。道を確認するためである。iPod Touchは自分の位置を地図に示してくれた。これで道に迷わない。迎賓館の縁を廻って南下して青山通りに。渋谷方面に歩いて青学を過ぎたところで左に曲って進んで旧山手通りから駒沢通りへ。中目黒方面へ歩いて帰宅。ほぼ二時間であった。
ふとPORTUSを見ると、ずいぶん長いことルータを使っているが熱くなっていないかねという警告が。一時間半くらいでずいぶん長いという時間なのか。ウィルコムでは数十分以内の接続のために作っているのだろうか。私も常時繋いでおくつもりもないので構わないが。
そういえば、WX340Kでは結局一回も使わなかったが、おサイフケータイとやらを使ってみたくてEdyの設定をしたのではなかったか。いくらか料金を入れておいたことを思い出した。あれはもう虚空に消えてしまったようだ。やれやれ。
Ubuntu 12.04 LTSが出たので、このサーバも早速アップグレード。Update Managerで12.04へのアップグレードに同意するクリックをするだけ。さまざまな設定を新しい初期条件で置き換えるかという問いかけにはすべて従来の設定を残すと答えて先に進める。すべてが終わって再起動したら、MySQLが起動しなくなっていた。やれやれ。
起動の途中でエラーが起こり、止まってしまう。ネット検索で解決策を探す。一つは、リポジトリのSource Codeが有効になっていなくてmysql-serverはアップグレードされてもmysql-clientがインストールされていないというもの。これはSynapticでリポジトリの項目にチェックを入れて有効にして、mysql-clientをインストールすれば解決。だが、それでも起動しない。
本サイトでは文字コードをUTF-8で統一するようにしている。従って、my.cnfのmysqldの項にはこれまで、
default-character-set = utf8 skip-character-set-client-handshakeと書いてきた。これが5.5では変わったというのだ。
character-set-server = utf8 skip-character-set-client-handshakeとしたら動き出した。かなり狼狽えてしまった。Akito's IT技術 メモ:MySQL 5.5.8で,UTF-8を利用する方法という記事のおかげでなんとかなった。いくら感謝しても感謝しすぎるということはあるまい。
四月後半に入ったのに妙に肌寒い日曜日、皆さん如何お過ごしでしょうか。私は寒くても暑くてもパンを焼く、ただそれだけです(嘘)。
ライ麦パンとかカンパーニュを焼いて失敗することもなくなって、作り方もほぼ確定したのであえてここに報告することもない。相変らず難しいのがバタールである。所謂フランスパン。配合比率と手順は今まで通りなので省略。同じなのに、毎回少しずつ改善されてはきていると思う。
クープの割れ方がまだ不安定だが、均等に伸ばせるようになれば安定してくるのではないだろうか。
今日はついでに強力粉でつくる普通のパンも焼いてみた。高橋雅子『少しのイーストで ゆっくり発酵パン』に載っていた「基本の牛乳パン」というのを参考にしている。
バタール型にするのは無理があったようだ。食べてみるとどれも中はふわふわで外はそれなりにしっかりした噛み応え。しかしあまり美味くない。きっと数年前なら美味いと云っていたのだろう。リーン系(ハード系)のパンの方がパンらしい味わいなのだ。美味いけれども物足りない。もうふかふかのパンには満足できない体になってしまったようだ。
カンパーニュの組成を少し変えてみた。
大体こんな感じで作り方は固定したい。味も自分の好みになったと思う。クープも思うように割れるようになってきた。