9月30日(日)

 リサ・ランドール『ワープする宇宙』(2900円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を一応最後のページまで目を通す。後ろの方はもう何だか判らない。巻き上げられた次元が0.1mmもあるかも知れないが眼には見えないとか云はれても。でも、最後の一言は素敵だ。もったいないので、ここには書き写さないが。

 Nisus Writer Express 3.0を買ってしまった。この頃あまり使ってゐなかったのだが、Linuxしか使はないといふ訳でもないので、MacOSX用ワープロも最新版にしておいた方がいいだらう。$30.00だった。

 Locusの年間購読を更新した。$95.00もした。郵送料が高騰してゐるせゐである。pdf版を出してくれないものか。場所もとらないからその方がいいのだけど。

 bk1に本を註文。
●キム・ハリスン『死せる魔女がゆく 上』(月岡小穂訳/760円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●キム・ハリスン『死せる魔女がゆく 下』(月岡小穂訳/760円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ニール・ゲイマン『スターダスト』(金原瑞人・野沢佳織訳/590円+税/角川文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ジャック・フィニイ『盗まれた街 新装版』(福島正実訳/667円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●カート・ヴォネガット『バゴンボの嗅ぎタバコ入れ』(浅倉久志・伊藤典夫訳/980円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●石渡嶺司『最高学府はバカだらけ』(740円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●杉山幸丸『崖っぷち弱小大学物語』(720円+税/中公新書ラクレ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上七冊。今回は高い本は我慢した。


9月28日(金)

 ちょっと忙しいので、二日ほど日記を休ませていただくかも知れません。


9月27日(木)

 A1Books から、Matthias Otto Chemometrics: Statistics and Computer Application in Analytical Chemistry (Wiley-VCH, 2/2007) [Amazon.co.jp, Amazon.com, Amazon.de, A1Books , 紀伊國屋]が届いた。註文してから25日である。まあ、安かったから仕方がないか。ぱらぱらと中を捲ってみると、これは面白さう。買ってよかった。

 紀伊國屋書店の書評空間の新着情報の取得を修正。どうも今の構造はPHPのsimplexml_load_fileで取り込まうとするとエラーになるやうなのだ。何故だらう。仕方がないので、普通のテキストとして取り込んで、タグを指標に一つ一つ切り分けていった。といふことで、何とか復旧完了。


9月26日(水)

 早川書房からSFマガジン(890円/早川書房)[amazon.co.jp, bk1]をいただく。ありがたうございました。着いたのは実は昨日ですが。
 今号は《日本作家特集》。表紙に驚く11月号ですね。

 リサ・ランドール『ワープする宇宙』(2900円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み進める。もうすぐ半分。ずっと量子の話が続いてゐる。だんだん判らなくなってくる。

 紀伊國屋書店の書評空間のXMLの構造、ちょっと変はったのではないか? 何だか変だな。simplexml_load_fileで取り込む時点でエラーが出てゐるやうに見えるのだが、どういふことだらうか。これがFirefoxでは表示できない。何故なのか。


9月25日(火)

 東京創元社から『ラヴクラフト全集〈別巻 上〉 』(大瀧啓裕訳/740円+税/創元推理文庫)[東京創元社]をいただく。ありがたうございました。本書にはラヴクラフト単独作品は一つも入ってをらず、ラヴクラフトが添削を手がけた作品を収録してゐる。ホワイトヘッドにもさういふ作品があるといふのが何だか意外だ。まあ、別に私はホワイトヘッドに詳しい訳でもないので、「意外」の根拠は薄弱である。

 リサ・ランドール『ワープする宇宙』(2900円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み進める。面白いが長すぎる。いや、面白からいいのか。スタートレックの話も出てくるし(関係ないけど)。

 ああ、新刊書評情報ページのためのスクリプトで紀伊國屋書店の書評空間の情報が取得できなくなってゐるではないか! 何かエラーが出てゐる。数日中に直しますのでしばらくお待ちください。

 どうもcrontabで動いてゐないスクリプトがあるやうだ。動くのと動かないのがあるのはなぜだ。


9月24日(月)

 蔵本由紀『非線形科学』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。先日読んだ『新しい自然学 非線形科学の可能性』(2300円+税/岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]とほぼ同じ構成。やはりよく判らない。一つ一つの話は判るやうな気がするのだが、全体として何が非線形で従来の科学とどう違って新しいのかが今一つよく判らない。私の理解力が足りないだけだらう。

 リサ・ランドール『ワープする宇宙』(2900円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。まだ158ページ。今のところ判りやすい。

 P_BLOGを使って、本以外のこと(主にコンピュータ関係)を書くところを作ってみた。今ごろになって、niftyにあるサイト《TOLLE ET LEGE 屋根裏書庫》を建て直した方がよかったのではないかといふ気がしてきた。ほとんどLinuxとかMacOSXとかPHPとかRの話になると思はれるのだが、かういふ覚書を自宅サーバに置いても、自宅サーバが不調の時に参考にして復旧させるのに使へないので、外部のプロバイダーを利用した方がいいからだ。
 今回作ったのは《TOLLE ET LEGE 屋根裏の備忘録》である。紛らはしい名前である。


9月23日(日)

 今日はbk1から本が届くはづなので、掃除機などの音で宅配便が届けられてゐるのが聞こえないと困ると思ひ、ひたすら静かに待ってゐたら午後八時半になってしまった。やれやれ。

 今日届いたのは、樋口千洋・石井一夫『統計解析環境Rによるバイオインフォマティクスデータ解析』(4300円+税/共立出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、リサ・ランドール『ワープする宇宙』(2900円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、デイヴィッド・サルツブルグ『統計学を拓いた異才たち』(2200円+税/日本経済新聞社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、蔵本由紀『非線形科学』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、三浦展『下流社会 第2章』(720円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]である。『統計解析環境Rによるバイオインフォマティクスデータ解析』の中を覗いて感激する。今までのR本でいちばん判りやすくて役立ちさう(誰にとってもさうだといふ訳ではないだらうが)。ただ、附録のCD-ROMは私にとっては邪魔なだけ。Windowsで使へるものしか入ってゐないからだ。Windowsを使ふ人には有用だらう。

 うっかり三浦展『下流社会 第2章』(720円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へてしまった。副題の「なぜ男は女に負けたのか」は本書ではそんなに重要な項目ではないやうな気がする。巻頭の下流度チェックでは「自己アピールや面接は苦手である」と「結婚相手の女性の年収は自分よりも高くてもよい」の2点のみ。どうでもいいが、そんなことは。とにかく、この本の内容にはいろいろと驚くことは多い。「フリーターなのに下流意識は低く、自民党支持率が高い層がいる」とか、「石原慎太郎支持率が高い」とか。私の理解の範囲を超えた世界である。
 前からよく聞く「自分探しを続ける人々」は未だに理解できない。探さなくても自分はここにゐるのに。判りませんね。どこの何を探しに行くんだか。「自分探しはつくられたブーム」なのださうだ。なるほど。


9月22日(土)

 岸宣仁『「異脳」流出 』(1600円+税/ダイヤモンド社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。副題「独創性を殺す日本というシステム」といふ言葉が示すとほり、有能な科学者たちが日本のシステムの中で活躍する場を得られずアメリカでその才能を発揮させてゐるといふ内容。読んでみるとなるほど尤もなのだが、日本といふシステムの中で活躍してゐる科学者もゐる。さういふ人たちはアメリカのシステムの中では活躍できなかったかも知れない。差し引きしてみれば失なふものの方がおおいのかも知れないが、それは集計できるものでもあるまい。また、確かに独創性を殺す面もあるが、「日本というシステム」なのだから、日本が日本をやめない限りすぐには解決できないことだらう。
 当然のことながら、私は日本といふシステムの中でいろいろな困難を感じてゐる。問題は日本といふシステムよりも、私にあるやうな気もするが。

 ほとんど誰にも読まれることのないScience Newsテクノバーンの科学記事欄を追加した。そのときに、従来の取得法では日本の記事の時間表示がただしくUNIX時間に変換されてゐないことが判り、それも一緒に修正した(つもりだ)。
 かういふ時間の取得法の覚書を書き留めるブログが欲しくなって、準備してみた。まだ空っぽなのでリンクは張らない。前に書いてゐた屋根裏書庫のやうなものである。やはり自宅サーバの方が使ひやすいのだ。


9月21日(金)

『怪物ホラー傑作選 千の脚を持つ男』(中村融編/920円+税/創元推理文庫)[東京創元社]を訳者の中村融さんからいただきました。ありがたうございました。数日前にも東京創元社からいただいてゐるのですが、かういふ素敵な本は二冊あっても多過ぎることはないでせう。
 今日からこの本を持って出勤。初日は二篇。勿体ないので少しづつ読む。

 紀伊國屋書店から、Programming Collective Intelligence (O'Reilly) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届く。これは面白い。いろいろと役立ちさうなことが記されてゐる。時に気になったのは、後ろの方のSupport Vector Machineの辺り。これを使って何か面白いことができるといいのだが。

 bk1から、ジュール・ヴェルヌ『海底二万里 上』(朝比奈美知子訳/800円+税/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、ジュール・ヴェルヌ『海底二万里 下』(朝比奈美知子訳/900円+税/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、森田浩之『スポーツニュースは恐い』(700円+税/生活人新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、岸宣仁『「異脳」流出 』(1600円+税/ダイヤモンド社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。
 まづは森田浩之『スポーツニュースは恐い』(700円+税/生活人新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読む。驚いたかういふことを皆は気にしてゐなかったのか。女子選手への視線と人間関係への尋常ならざる関心をオヤジ的性格としてしてきしてゐる。さらに日本人としての共同意識を強制的に刷り込んでいく。何もかも私が嫌ひな部分で、だから殆どスポーツニュースは観ないし、スポーツ観戦や特定のチームの応援もしない。時には、日本人を従順に一つにまとめるための政府の陰謀ではないかと疑ひなくなるくらゐだ。


9月20日(木)

 結局昨夜は遅くなってから我慢できずに本を註文してしまったのだった。bk1に、
●樋口千洋・石井一夫『統計解析環境Rによるバイオインフォマティクスデータ解析』(4300円+税/共立出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●リサ・ランドール『ワープする宇宙』(2900円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●デイヴィッド・サルツブルグ『統計学を拓いた異才たち』(2200円+税/日本経済新聞社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●蔵本由紀『非線形科学』(700円+税/集英社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●三浦展『下流社会 第2章』(720円+税/光文社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
を註文。今日は小説がないな。

 林周二『研究者という職業』(1800円+税/東京図書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。あまり新鮮なことが得られなかった。もちろん、その言葉のほとんどに同意できる内容なのだが。


9月19日(水)

 ジェイン・アン・クレンツ『緑の瞳のアマリリス』(和爾桃子訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。楽しく読めるが、SF的な世界に対する驚異は感じられなくて、ロマンティックな話の流れを彩る舞台設定として味はふSF作品である(何だか文が変だ)。まあ、あらゆるSFが事象の地平線の彼方を垣間見せてくれるといふ訳ではないことはよく判ってゐるから、かういふ作品がSFとして出てゐても楽しめる。

 中日新聞書評RSSにエラーが出てゐたので修正。ほとんどのスクリプトはPHPで書いてゐるのだが、なぜかこれは小数のRubyスクリプトの一つ。でも、簡単に修正できてよかった。

 買ひたい本があったのだが、時間が遅くなってしまった。明日以降に註文しよう。


9月18日(火)

 このサイトには10年前から数へ続けてゐたカウンターがついてゐたのだが、今回のサーバ引越しの際になくしてしまった。まあ、今どきカウンターなんて流行らないのだけれども、10年数へ続けてきたものだから愛着がある。失なったものは帰ってこないと判ると惜しくなる。今まで何度もの移動にも生き延びてきたカウンターがどうして今回忘れられてしまったのかといふと、ubuntuではcgi-binフォルダが普通のhtmlファイル置き場から遠いのである。前はApacheをsourceからコンパイルしてゐたので、/usr/local/apache2/htdocsと/usr/local/apache2/cgi-binと仲良く並んでゐたから忘れたりすることはなかった。今は並んでゐないし、cgi-binフォルダにはカウンターのファイルしか入ってゐなかったから。まあ、どうでもいいんだけど。

 bk1から、林周二『研究者という職業』(1800円+税/東京図書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。どうしてこんな本を買ったのかよく思ひ出せないのだが、うっかり読み始めたら面白くて四分の一くらゐ読んでしまった。

 昨日から読んでゐるジェイン・アン・クレンツ『緑の瞳のアマリリス』(和爾桃子訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]は半分あたりまで進んだ。読みやすいロマンティックSFである。私にはあまり合はないが。


9月17日(月)

 サーバ調整作業中に気づいたのだが、新刊情報の自動取得でやはり逃してゐるものがあるやうだ。コマンドラインでスクリプトを動かしてやると情報をちゃんと取ってくるのが不思議である。数日置きに手動で動かすべきなのだらうか。自動でスクリプトを走らせてゐる意味がなくなるやうな気がして納得できないのだが。

 もう一つ、bk1の新刊情報RSSが機能しなくなってゐるではないか。先日直したとばかり思ってゐたのに。同時にbk1:SF文庫叢書新刊情報ページも再調整する。こんなことに一日かけて一体何をやってゐるんだか。結構それが楽しいのが自分でも不気味である。

 娘と妻が出かけるときに古本屋に寄るといふので家族で売り払ってもいい本を出して集めて持っていった。私は主にコンピュータ関係の本や雑誌である。小説は無駄なものは買はないやうにしてゐるし、古くなったから役に立たなくなるといふものではないから、増えることはあっても減ることはない。売却で2000円を得たとかで娘はCDを買って帰ってきた。

 東京創元社から『怪物ホラー傑作選 千の脚を持つ男』(中村融編/920円+税/創元推理文庫)[東京創元社]をいただく。ありがたうございました。私の好きな作家の名前が並んでゐるので、嬉しい。

 スティーヴンスン『新アラビア夜話』(南條竹則・坂本あおい訳/571円+税/光文社古典新訳文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。こんなに面白い話だったとは! 十九世紀のロンドンとパリを舞台にした東洋趣味の物語といふ趣が実に心地よい。ロンドンには東洋趣味がよく似合ふのだ。ダンセイニを読めばよく判る(かも知れない)。

 アーサー・ブラッドフォード『世界の涯まで犬たちと』(小川隆訳/1800円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。よく犬が登場する変な短篇が収録されてゐる。情けない男たちがマットレスをトラックから落としてなくす話などは何が面白いんだかよく判らないが、犬や猫や蛞蝓が出てくる話は面白い。犬の話をどこかで読んだことがあるやうな気がしてならなかった。この本は初めて読むのに。調べてみたら、SFマガジンの2003年6月号に「ドッグズ」が載ってゐたではないか。そのときに読んだのだらう。現代の変な話が好きな人にお勧め。


9月16日(日)

 今日もサーバ引越し作業で一日が潰れる。一部のrhtmlファイル以外はだいたい動くやうになったのではないだらうか。新旧ISBN変換器でハイフンの処理がちゃんとできてゐなかったのを修正したり。

 引越し作業で疲れたので、bk1に本を註文。
●ジュール・ヴェルヌ『海底二万里 上』(朝比奈美知子訳/800円+税/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●ジュール・ヴェルヌ『海底二万里 下』(朝比奈美知子訳/900円+税/岩波文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●森田浩之『スポーツニュースは恐い』(700円+税/生活人新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●岸宣仁『「異脳」流出 』(1600円+税/ダイヤモンド社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上四冊。ヴェルヌの古典は何となく置いておかうかと思って。スポーツニュースには前から恐怖を抱いてゐたので、滅多に観ない(スポーツ観戦もしない)やうにしてゐるが、この本は私の前からの疑念に答へてくれる本なのだらうかと期待して註文。

 金子元久『大学の教育力』(680円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。大学教育の歴史はよく判ったが、ではこれからどうすべきなのかと云ふことに関しては判ったやうな判らないやうな。

 といふことでサーバ調整作業に復帰します。


9月15日(土)

 アーサー・ブラッドフォード『世界の涯まで犬たちと』(小川隆訳/1800円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を訳者の小川隆さんからいただきました。ありがたうございました。

 サーバーの引越しは第一段階は完了。今ご覧になってゐるのは新サーバで提供してゐるもの。前よりも特に速くなったやうな感じはしないだらうと思ふ。まだ、形態素解析など使ったページは動かないところがある。残りの作業はまた明日。

 作業中に驚いたこと。ubuntuではNo-IP.comが提供してゐるDNSアップデーターもSynapticで(もちろんapt-getでもいいけど)インストールできて、本体起動と同時に動かす設定も自動的に作ってくれる。他にもいろいろあったやうな気がするけど、すべて忘れた。かうして次回も同じ苦労を繰り返すのである。今回からSynergyを使ってMacOSXからモニタを操作するやうにしてみた。このサーバをWWWサーバ以外の用途にも積極的に使っていかうといふ気持の表れである。このSynergyの設定にちょっと戸惑ったが、これも詳細は忘れてしまった。

 といふ訳で、今日はほとんど本が読めなかった。


9月14日(金)

 bk1から、横田博史『はじめてのMaxima』(3500円+税/工学社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。大きい、重い! 大きくて重い本が届くと妙に嬉しいのはなぜだらう。本の置き場に困るといふのに。Maximaはシェルから実行を指示できるバッチ処理はできないのかが気になる。

 今日もPrecision650の世話に明け暮れた一日。どうしても仕事に欠かせないプログラムがうまく動かせなくて、明朝Celsius300を自宅に移動させる計画は水泡に帰した。何とか明日中には持って帰りたい。日曜月曜は颱風が来さうなので、家から出たくないのだ。


9月13日(木)

 アメリカのSF情報誌Locus9月号が届く。あ、予約購読がそろそろ切れるではないか。郵便料金値上がりに伴ふ値上げがあるので、購読料のことは考へたくない。

 スティーヴンスン『新アラビア夜話』(南條竹則・坂本あおい訳/571円+税/光文社古典新訳文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読みながら出勤。こんなに面白い話だったのか。25年くらゐ前に講談社文庫の『自殺クラブ』を読んであまり面白くなくて途中でやめてしまったやうな微かな記憶がある。私が歳を取ったからか、翻訳が素晴らしいからなのか。後者だと思ひたい。

 Dell Precision 650 Xeon3.2G/3GB/160GB/DVD+RW/FX1000 (フロントパネル欠品)が届いた(はやい!)ので、早速仕事に使へるやうに準備を始める。ubuntu 7.04のインストールCDを焼いて作業を始める前に、立ち上げたWindows2000にカーソルが現れないのでどうにも操作できずパワーボタンを押して終了させたら二度と起動できなくなった。システムを壊してしまったのか。箱から出して五分しか経ってゐなかったのに。ハードディスクを外したらやうやく起動ディスクの順番を変更できるやうになった。何とかインストールが終はり、前のバックアップ用ハードディスクを移設したのに認識できない。グラフィックカードのドライバの関係か、画面の解像度の最適値を選べない。前に買っておいたグラフィックカードを入れようと思ったら、スロットの形が合はず、仕方がないので今まで使ってゐたグラフィックカードを挿した。今まで使ってゐた方をモニタなしで起動して、sftpでファイルを全部移すことにしたところ、自分で創り上げたものの少なさに驚愕した。明日には一とほりコピーは完了して、あとは作業環境を整へればいいわけだ。それが終はったら今まで使ってゐたCelsius340をこのサーバにしよう。といふことで、連休中にはサーバ切り替へ作業のために繋がりにくいことがあるかも知れませんが、やがて落ち着くので頃合ひを見計らって再度いらしてください。


9月12日(水)

 タニス・リー『悪魔の薔薇』(安野玲・市田泉訳/1900円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。タニス・リーの短篇を心から堪能した。私の好みは後半の東洋趣味の作品。高校時代に旧字旧仮名の岩波文庫版『千一夜物語』を読んで仮名遣ひまで影響を受けてしまった私の好みである。そんなことはどうでもいいことだが、まさに原題のシェヘラザード(シェーラザード)である。もっとタニス・リーの短篇が読みたくなる本である。

 bk1から、ジェイン・アン・クレンツ『緑の瞳のアマリリス』(和爾桃子訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、マイクル・ムアコック『軍犬と世界の痛み』(小尾芙佐訳/760円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、スティーヴンスン『新アラビア夜話』(南條竹則・坂本あおい訳/571円+税/光文社古典新訳文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、小野田崇『サポートベクターマシン』(3500円+税/オーム社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、金子元久『大学の教育力』(680円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、清野智昭『ドイツ語のしくみ』(1400円+税/白水社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、小笠原 能仁&ヘルマン・トロール『文法から学べるドイツ語』(1800円+税/ナツメ社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。何から読まうか。タニス・リーのせゐでアラビア夜話気分なのでやはりスティーヴンスンからだらうか。


9月10日(月)

 本に関するニュースイタリアの家具ブランド、フレックスフォルムの新作といふのを入れたのだが(このページは、世界の科学ニュースが完全自動化を達成してゐるのに比べて、8割以上が手動でニュースを追加してゐるので、なかなか維持するのが大変なのだ)、リンク先を見れば一目瞭然、ブックシェルフ付きソファ「Oltre」といふのが載ってゐるのである。「ソファといえば読書の定位置。そんな人間の心理をついたような、アームのシェルフは日本でも人気が出そう。」と書いてある。あまり使ひやすいやうには見えないけれど、ちょっと欲しいかも。

 コンピュータを買ってしまった。仕事で使ってゐる機種に少々能力不足を感じるやうになってきたので、快適に仕事をするために思ひきって購入した。といっても中古である。ottoの中古通販店で、Dell Precision 650 Xeon3.2G/3GB/160GB/DVD+RW/FX1000 (フロントパネル欠品)を43400円で(送料込み)。今まで使ってゐた富士通CELSIUS340をこのサイトを維持してゐるサーバに転用しよう。これまでよりも少し速くなるかも知れない。
 過去の日記を見たら、富士通CELSIUS340を買ったのは昨年の5月ではないか。まだ一年四ヶ月しか経ってゐない。三年くらゐ使ったやうな気がしてゐた。そのときよりも1万円も高い買ひものだ。こんなものを買ってゐて大丈夫なのか。


9月9日(日)

 Charles Stross The Clan Corporate (Tor, 8/2007) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が、紀伊國屋書店から届いた。シリーズ第三部。最初はこんなに続くと思ってゐなかった。この秋には第四巻が出るらしい。さうと知ってゐたら読まなかったかも知れない。さうは云っても、今のところ面白いから文句はない。

 結城浩『数学ガール』(1800円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。最初は何なんだこの変な本はと思って読み始めたのだが、ついつい先が気になって読んでしまった。高校生が三人(男一人、女二人)出てきてひたすら数学の話をする。淡い恋の流れも入ってゐるのだが、話すことはとにかく数学である。こんな高校生がゐるのかねと思ひ、どうしてこんな話が面白いのだらうかと不思議に感じながらも、実に面白い。これほど数学が楽しめるのなら高校時代に戻ってもいいかも知れないとすら思った。あの、つまらない高校の日々に。男子高だったから、数学ガールは存在し得なかったのだが。

 結城浩『プログラマの数学』(2200円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]はそれに比べてさほ強い印象が残らなかった。当然だらうけど。それでも、何となく頭に染み込んだことはあるので、役には立つだらう。ただ、私は役に立つ本が大好きといふ訳ではない。それは読書の楽しみではないから。役立つ本より、印象に残る本がいい。

 蔵本由紀『新しい自然学 非線形科学の可能性』(2300円+税/岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み終へたが、著者が何を云ひたいのか今一つよく判らなかった。きっと私の頭が悪いのだらう。

 タニス・リー『悪魔の薔薇』(安野玲・市田泉訳/1900円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]は少しづつ読んでゐる。半分を少し越えたところ。


9月8日(土)

 早川書房からレイモンド・E.フィースト『魔術師の帝国』(岩原明子訳/780円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をいただきました。ありがたうございました。

 紀伊國屋書店から、Statistical Computation for Environmental Sciences in R: Lab Manual for Models for Ecological Data (Princeton Univ Pr, 5/2007) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋] が届く。Rを使った解析例がたくさん載ってゐて役立ちさう。最初、この表紙を見て私はアフリカゾウの本かと思って見逃してしまってゐたのだ。

 bk1から、ル=グウィン『ヴォイス』(谷垣暁美訳/1600円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、米山公啓『騙される脳』(740円+税/扶桑社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、大津由紀雄『英語学習7つの誤解』(700円+税/生活人新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、北本卓也『Octaveを用いた数値計算入門』(1900円+税/ピアソン・エデュケーション)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。

 まづ大津由紀雄『英語学習7つの誤解』(700円+税/生活人新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読んでみた。私は英語の勉強が大嫌ひだから、この手の本はよく買ふ。英語の勉強法をしたり顔で説いてくれたりする人に出会ったときのためにも、英語の学習法の勉強は欠かせない。ただ「余計なお世話だ」といふだけのために。七つの誤解とは「英語学習に英文法は不要である」「英語学習は早く始めるほどよい」「留学すれば英語は確実に身につく」「英語学習は母語を身につけるのと同じ手順で進めるのが効率的である」「英語はネイティブから習うのが効果的である」「英語は外国語の中でもとくに習得しやすい言語である」「英語学習には理想的な、万人に通用する科学的方法がある」といふものである。まったく莫迦を云ふのはやめてくれと叫びたくなることばかりである。かういふ本を読んで一人でも多くの人が考へを改めてくれるといいのだが、世の大勢は変はらないだらう。

 米山公啓『騙される脳』(740円+税/扶桑社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]の方は少々まとまりに欠ける書き方の部分もあって話の流れを追ひにくいと感じることもあるものの、自慢話がクチコミとなって「自慢マーケティング」を形作っていくといふのは納得できる。その噂が人々の行動に強い影響を与えて、自分の決定は自分でしてゐると思ってゐても、誰かに影響されてゐて、ただ「自分で決定したと思ひたがってゐる」だけだといふのは的を射た指摘だと思ふと同時に恐ろしい。私は常にそれに怯え、自分はただ騙されてゐるのではないかと疑ひ、この手の本を買ひ続けてしまふ。

『虫食む人々の暮らし』(970円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が娘のところから帰ってきたので読んだ。芋虫や亀虫や田鼈(タガメ)を食べる話は実に美味さうに書かれてゐるが、私には無理かも知れない。今までに食べたことのある虫は蝗(イナゴ)くらゐだらう。蜂の子を検索して値段を確認したりしてみたが、註文はやめておいた。

 bk1に本を註文。
●ジェイン・アン・クレンツ『緑の瞳のアマリリス』(和爾桃子訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●マイクル・ムアコック『軍犬と世界の痛み』(小尾芙佐訳/760円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●スティーヴンスン『新アラビア夜話』(南條竹則・坂本あおい訳/571円+税/光文社古典新訳文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●小野田崇『サポートベクターマシン』(3500円+税/オーム社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●金子元久『大学の教育力』(680円+税/ちくま新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●林周二『研究者という職業』(1800円+税/東京図書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●清野智昭『ドイツ語のしくみ』(1400円+税/白水社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●小笠原 能仁&ヘルマン・トロール『文法から学べるドイツ語』(1800円+税/ナツメ社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 ハヤカワ文庫SFの新刊、大学の教育と研究に関する本、なぜかドイツ語の入門書など。ドイツ語の入門書はアマゾン似たもの検索(日本版)を使って選んでみた。それなのに、bk1に註文してしまった。Amazon.co.jpには申し訳ないことをした。


9月7日(金)

 Blogサイトの価格を算定して表示してくれるところ(SiteStock)があるといふので、ちょっと貼り付けてみた。ここの左下と備忘録の方にそれぞれ。へえ、さうなのか。高いとも安いとも思はない……実はどう考へたらいいかさっぱり判らないからだ。生活に困ったら売ってしまはうかと思ったが、この金額では1ヶ月も生活できまい。

 売らうと思ってやってゐるんぢゃないんだ! といふ訳で、金額が毎日表示されてゐるのは些か不愉快なので一週間ほどで削除する予定。この百倍の金額で買ひ取りたいといふ方がいらっしゃったらご連絡ください。

[追記]9月17日に取り外しました。


9月6日(木)

 bk1から、デイヴィッド・ブリン『キルンピープル 上』(酒井昭伸訳/960円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、デイヴィッド・ブリン『キルンピープル 下』(酒井昭伸訳/960円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、シャーリイ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』(市田泉訳/660円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、テリー・グッドカインド『魔帝の血脈1 悲劇の子ら』(佐田千織訳 /680円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、野中健一『虫食む人々の暮らし』(970円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、『日本SF・幼年期の終り』(1700円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、蔵本由紀『新しい自然学 非線形科学の可能性』(2300円+税/岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、結城浩『プログラマの数学』(2200円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]、結城浩『数学ガール』(1800円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届く。本がたくさん届くと嬉しい。
『虫食む人々の暮らし』(970円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]は娘に持っていかれてしまった。「うああ」とか「ひえ〜」とか云ひながら読んでゐる。「追ひかける喜び! 噛みしめる味はひ!」である。
『数学ガール』(1800円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]って何なんだこれは。〈「僕」の心をときめかす、数式と二人の少女。〉なんださうだ。でも二人の少女なら「数学ガールズ」ぢゃないのか。まあ、いいけど。出会っていきなり数列を口にして次に来る数字を答へさせる少女には、「ダイアモンドの犬」を思ひ出してしまふ。間違へると、少女が剣を繰りだして相手を細切れにしてしまふんぢゃないかといふ気がしてならない。

 さて、明日から何を読まうか。


9月5日(水)

 タニス・リー『悪魔の薔薇』(安野玲・市田泉訳/1900円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を読み始める。勿体なくて一気には読めない。

 Amazon.comから、Intelligent Data Analysis (Springer, 2007) [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]が届く。何だか難しさうだけど、面白さう。まるで三歳児のやうな根拠のない印象だが。


9月4日(火)

 買ひたい! と思っても我慢できる本もある。今、必死で我慢してゐるのが、『薪ストーブ完全カタログ』(1700円+税/地球丸)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]である。「いま買える薪ストーブ全完全カタログ」に加へて、「薪って何だろう;薪に向く木の種類」とか、「薪ストーブの仕組み;炉台と煙突について」、「全国薪ストーブショップガイド76」といったことが載ってゐるらしい。薪ストーブが買へる家に住んでゐたら、きっとこの本を買って、続いて薪ストーブを買ってしまってゐたに違ひない。薪ストーブを置けない住まひで本当によかった。いや、よくないか。

 アレステア・レナルズ『火星の長城』(中原尚哉訳/940円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]読了。面白い。難しい数学の質問を出し続ける不思議な塔に挑む「ダイアモンドの犬」が素晴らしい。「その先が見たい」といふのは人間の魂から湧きあがってくる欲望である。一つ一つ扉を開けて進まずにはゐられない。身体を改変し、薬剤を注入し、情報処理装置を脳に組み込み、それでも前に進まずにはゐられない。それが人間である。脳の機能が強化されて数学的な能力が驚異的に高まり新しい(数学)世界が見える快感は読んでゐるだけでも喜びが脳内を駆け巡る。

 明日からはタニス・リーだ。


9月3日(月)

 bk1新着予約商品通知RSSが正常に機能してゐないことにやうやく気づいて修正した。SafariだとかなりRSSの構造が壊れてゐてもそれらしく表示するので、なかなか異常に気づかないのである。そのために別のRSSリーダでも確認するやうにしてゐるつもりではあるのだが、作りすぎてたせゐで数が多く見逃してしまふのだ。その他、Technoratiブログ検索付きAmazon.co.jp書籍検索も修正。その他、新書新刊情報RSS文庫新刊情報RSS選書新刊情報RSS他、多数修正。まだまだ修理が必要な個所は多い。

 Angewandte Statistik. Methodensammlung mit R (EUR 49,95, Springer, 9/2006) [Amazon.co.jp, Amazon.de, 紀伊國屋, Abebooks.com ] がベルリンの書店から届いた。分厚くて重いがペーパーバックである。あ、栞紐が三本もついてゐるではないか。少し中を覗いてみると、なかなか説明が丁寧なやうだ。これが日本語なら読みやすいのに。

 月曜日なので本の註文。全然理由になってゐないが。
●ル=グウィン『ヴォイス』(谷垣暁美訳/1600円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●米山公啓『騙される脳』(740円+税/扶桑社新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●大津由紀雄『英語学習7つの誤解』(700円+税/生活人新書)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●北本卓也『Octaveを用いた数値計算入門』(1900円+税/ピアソン・エデュケーション)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●横田博史『はじめてのMaxima』(3500円+税/工学社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『ブースティング』(3800円+税/森北出版)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
以上をbk1に。こんなに買っていいのか! 今、明日からの生活に怯えてゐる。


9月2日(日)

 タニス・リー『悪魔の薔薇』(安野玲・市田泉訳/1900円+税/河出書房新社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]を訳者の安野玲さんからいただきました。ありがたうございました。《奇想コレクション》の最新刊。タニス・リーの短篇は前から好きだった(そんなに熱心に読んできた訳ではないけれども)のだが、邦訳は少ない。10年ぶりの短篇集のなので大いに期待してゐる。

 今日も昨日に引き続き本を註文しようと思ってゐたのだが、勘違ひをしてゐたことに気づき、今日の註文は取りやめた。ル=グウィンの『ヴォイス』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]をシリーズ第一巻と一緒に註文しようと思ってゐたのだが、私は第一巻の『ギフト』をどうやらすでに註文してゐるやうではないか。念のため書棚を見て回ったら、本当に一冊あった。同時に気づいたのだが、昨日註文したテリー・グッドカインド『魔帝の血脈1 悲劇の子ら』(佐田千織訳 /680円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]は、8月23日にいただいてゐるではないか。実物は確認できなかったが、どこかにあるのだらう。一度註文した本を次々に忘れていく恐怖に襲はれ、註文ができなくなった。

 A1Books といふアメリカの書店があって、アメリカの書籍の検索をするとよく最安値の店として目に飛び込んできたのだが、残念ながら海外発送をしてゐなかったのである。それが今日、海外発送をするやうになってゐることに気がついた。サイトもすっかり模様替へをしたやうだ。気になる日本への送料は、一冊$8.99である。残念なことに二冊目以降は安くなるといふことはない。だから、安いペーパーバックを買ふと損をするが、ある程度の値段の本なら安くなる可能性は高い。折角A1Books が海外発送をするやうになったのだから、何か註文してやらねばならないと思ひ、これは前に註文した本ではないのかといふ恐怖に怯えながら、本を探した。註文したのは、
○Matthias Otto Chemometrics: Statistics and Computer Application in Analytical Chemistry (Wiley-VCH, 2/2007) [Amazon.co.jp, Amazon.com, Amazon.de, A1Books , 紀伊國屋]
である。$59.68+送料$8.99で合計$68.67だった。8000円くらゐだらうか。Amazon.co.jpでは1万円くらゐ、紀伊國屋では12000円くらゐなので、なかなか安く入手できたことになると云へよう。前から欲しかったのだが、一万円を超える本の註文はどうも躊躇ってしまふのである。かういふ学術書だけでなく、もちろん普通の小説などもある。ちなみにこの本は英語だが、ISBNが3で始まることから判るやうにドイツで刊行されたものである。どの書店に註文すると安くなるのかを考へるのがちょっとだけだが複雑になる。

 今回初めて使って少し戸惑ったのがGoogle Checkoutだった。本を選んで支払ひ手続きをしようとするとGoogle Checkoutといふ画面に入って、自分のGoogleのアカウントが表示されて手続きが進んでいき、完了報告もGmailの方へ送付される。今回の註文が初めてだったのだが、同時にA1Books への登録もされたやうだ。Googleはこんなこともするやうになってゐたのか。


9月1日(土)

 alapage.comといふフランスのオンライン書店から、アフィリエイト・プログラムが自前のシステムからcomission.junctionのものに変更になるから従来のシステムは来月で終了するといふ内容のメールが来た。といふことで、comission.junctionで再度申し込んでくれといふので、申し込んだのだがサイトの審査の結果却下された。前はよかったけど、今度は駄目な理由は何なのだ。まあフランス語SF情報はほとんどないのは事実だけど。フランス語は読めないから。今までの売上げで3ユーロほどたまってゐるのだが、それはどうなるんだ? 消えてしまふのか。1年3ヶ月でたった3ユーだけど。とにかくフランス人が少し嫌ひなった。

 アフィリエイト・プログラムといふのはこちらから申し込んで承認されたり却下されたりするものだと思ってゐたのだが、Adobe からアフィリエイトどう? といふメールが来た(やうな気がする)。alapage.comに断られて不愉快だったので、何となく承認をクリックしてしまった。でも、私のサイトではAdobe はあまり関係ないと思ふのだけど、まあいいや。

 アマゾン似たもの検索(日本版)で和書しか検索できないのでは寂しいので、洋書や他のものもキーワード検索できるやうにした。一回目の検索の後、個別の商品からSimillarity searchをするのは今までと変はらない。書籍以外では検索情報がなぜか得られずエラーが出てしまふことがある。理由は判らないが、さういふ時には「情報が得られませんでした」と表示するやうにした。一回目の検索でもっと効率良く似たものを探すやうにしてみたいのだけど、ちょっと難しさうだ。

 月が変はったので、本を購入。主に8月の新刊分から第一陣として、bk1に以下の本を註文した。
●デイヴィッド・ブリン『キルンピープル 上』(酒井昭伸訳/960円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●デイヴィッド・ブリン『キルンピープル 下』(酒井昭伸訳/960円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●シャーリイ・ジャクスン『ずっとお城で暮らしてる』(市田泉訳/660円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●テリー・グッドカインド『魔帝の血脈1 悲劇の子ら』(佐田千織訳 /680円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●野中健一『虫食む人々の暮らし』(970円+税/日本放送出版協会)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
『日本SF・幼年期の終り』(1700円+税/早川書房)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●蔵本由紀『新しい自然学 非線形科学の可能性』(2300円+税/岩波書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●結城浩『プログラマの数学』(2200円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
●結城浩『数学ガール』(1800円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]
 いつものやうにハヤカワ文庫SF・FTの新刊と創元推理文庫の新刊。この辺りはもう無条件で購入する。いちいち迷ふのは大変だから。『日本SF・幼年期の終り』は『世界SF全集』の月報を集めたものらしい。今から『世界SF全集』の月報を集めるのは大変なので、これは嬉しい。虫食む人々の本は、虫を食べる人々に興味があるから。私は蝗くらゐしか食べたことはない。数学ガールって何だこれはと思ひながらも気がつくと註文してゐた。まだ買はねばならない本がある。残りは明日の註文に回さう。


最新の日記に戻る