12月31日(土)

 大晦日だが、私にとっては本が届く普通の一日に過ぎない。

 Amazon.co.jpから二箱の本が届いた。Complete Built-Ins: Shelves & Bookcases ($19.95, Stanley, 1/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]、Edward A. Thomas The World Almanac for Booklovers ($2.99, World Almanac, 11/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]、Miles Westley Bibliophile's Dictionary: 2000 Masterful Words and Phrases ($16.99, Writer"s Digest Books, 10/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]、Tim Pratt The Strange Adventures Of Rangergirl (Bantam Spectra, $12.00, 11/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]、Jon Courtenay Grimwood 9Tail Fox (£12.99, Gollancz, 10/2005) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk]である。
 Complete Built-Ins: Shelves & Bookcasesは本棚の作り方の本。最初のいろいろな書棚の例の写真を見てゐる分には愉しいが、作り方の説明を見ると、こんな広い作業場はないし、工具も揃へられないので、絶望的な気分になってくる。こんなに広い作業場が作れるのなら書庫にしたいし、工具を揃へる金があったら本を買ひたい。The World Almanac for Booklovers は文庫本くらゐの大きさの僅か90ページのちゃちな本。中身も薄っぺらで、作家の名前や各賞の受賞作品名が並んでゐたり、どうでもいいやうなクイズが載ってゐたり。買ふんぢゃなかった。Bibliophile's Dictionary: 2000 Masterful Words and Phrasesはページを捲ってみて、どこがBibliophile'sなんだと思ったがよく判らなかった。どうやら、単語そのものがBibliophile'sなのではなく、古今東西の小説から用例を引いてゐるといふことのやうだ。馴染み深いSFやファンタジイからもたくさん引用されてゐる。マーヴィン・ピークとか、トールキンとか、ラヴクラフトとか。SF&ファンタジイ率はかなり高い。残り二冊は小説。どちらも面白さうなのだが、時間があるかどうか……。

 フランス語は判らないのであまり熱心に探してゐなかったのだが、ふと思ひついてalapage.comのアフィリエイト・プログラムに申し込んでみた。「個人」といふ欄があるので、個人でも申し込めるのだらう。「日本」といふ選択肢があるので、日本からでも申し込めるのだらう。そんな訳の判らない状態でも申請書類は提出できる。あとは48時間以内に返事が来れば'partenaire'になれるといふ訳だ。
 フランスのfnac.comを見てゐたら、いつの間にか世界八カ国に店ができてゐた(フランスを入れて9)。ベルギー、ブラジル、スペイン、ギリシャ、イタリア、ポルトガル、スイス、台湾である。しかし、地図上のfnac台湾店の場所がどうみても日本である。もっと可哀想なのがギリシャで地図に載ってゐない。

 今日はダンセイニのゲラに専念する筈がいろいろと雑用が多くてといふか雑念が多くて全く捗ってゐない。こんなことでいいのか。


12月30日(金)

 今年もほとんどあと一日ではないか。月日が流れるのははやいものである。何とこの日記も十年である。1996年1月の日記を読むと、元日の数日前から始まってゐるので、昨日今日で十年だ。ちょっと読んでみると書いてゐることが今とほとんど変はってゐないのには驚くばかりだ。進歩がないといふか……。変はったのは仮名遣ひくらゐか。

 10年前、私は今よりも10歳若く、ヨナス・リー『漁師とドラウグ』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]のゲラを直し、『英国短篇小説の愉しみ』の第二巻「小さな吹雪の国の冒険」[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]や第三巻「輝く草地」[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]に収録される短篇の翻訳に勤しんでゐたやうだ。今はダンセイニのゲラを直し、インクリングズ関連本の翻訳をしてゐる(全然進んでゐないけど)。
 今気がついたのだが、Amazon.co.jpでは『英国短篇小説の愉しみ』が何と6割引で販売されてゐる! 他のオンライン書店では品切れで購入できない。きっと在庫分だけでもう補充はないと思はれるので、新刊書で安く買ひたい人は今がチャンスだ!

 十年経っても本は買ふ。Amazon.co.jpに、
○ Jess Nevins The Encyclopedia of Fantastic Victoriana ($50.00, Monkeybrain, 10/2005) [amazon.co.jp, Amazon.com, SkySoft, Abebooks.com]
○Salvador Plascencia The People of Paper ($22.00, Mcsweeneys Books, 7/2005) [amazon.co.jp, Amazon.com, SkySoft]
○Jeff VanderMeer Shriek: An Afterword (£11.99, Macmillan, January 20, 2006) [amazon.co.jp, amazon.co.uk, Blackwell]
の三冊を註文。始めの二冊はジェフリイ・フォードがブログで2005年の注目作として紹介してゐた13冊のうちの二冊。The Encyclopedia of Fantastic Victorianaは、〈藤原編集室〉の注目の新刊でも紹介されてゐた。ちょっと高いが、二人が注目してゐるんぢゃ仕方がない。The People of Paperはフォードが今年一番よかった本と書いてゐるので、買ってみた。Shriek: An Afterwordは著者がブログで書くのに3000日かかったと記してゐた。だから買ふといふ理由にははらないが。

 今日はダンセイニのゲラに専念する筈が、オンライン新聞書評欄新着情報RSSを作ってしまった。新聞社なんだからニュースと同様にRSS配信して当然だと思ふのだが、さうなってゐないので自分で作ったのだが、何もこんな忙しいときに作ることはないだらうと思ふ。asahi.com書評asahi.com文庫書評asahi.com新書書評本よみうり堂書評本よみうり堂文庫書評本よみうり堂新書書評、およびSankei Web読書欄のRSSである。自分で使はうと思って作った訳ですが、ご自由に使っていただいてかまひません。
 しかし、Sankei Webではどうしてルキヤネンコの『ナイトウォッチ』が児童書になってゐるんだ?


12月29日(木)

 気がついたら今年もあと三日ではないか。いや、ほとんど二日である。年賀状を一枚も書いてゐないが、それは、今年は喪中につき年賀のご挨拶を控へさせていただくからである。そのお知らせの葉書をちゃんと出してゐないといふどうしようもない奴なのだ、私は。

 気がついたら今年もあと三日ではないか。といふことで、bk1に本を註文。まあ、来年でも註文はできるのだが。
●恩田陸『エンド・ゲーム 常野物語』(1500円+税/集英社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●テリー・プラチェット『ソウル・ミュージック』(久賀宣人訳/1800円+税/鳥影社)[amazon.co.jp, bk1]
以上二冊。恩田陸は〈常野物語〉の第三弾。題名が何だかオースン・スコット・カード『エンダーのゲーム』に似てゐる。プラチェットは、〈ディスク・ワールド〉の一冊。英米ではベストセラー級なのに、日本では影の薄い作家である。不思議である。

 ISBNで複数の書店の本を検索するサイトを作ってみようとした。キーワード検索よりも簡単ぢゃないかと思ってゐた(結果が一つしか出てこないはづだから)のだが、意外に難しかった。キーワード検索よりも断然難しい。理由を説明するのは面倒臭いのでやめておくが、Amazon.co.jpとジュンク堂書店と紀伊國屋書店まででもう嫌になった。bk1と楽天ブックスはさらに手間がかかりさうなので、リンクだけはっておいた。試作ページはこれ。紀伊國屋書店がときどき結果が表示されなくなるが、もう諦めました。このあといろいろな国の本を検索できるやうに範囲を広げて行かうとは思ってゐるけれども、そんな時間はないかも。といふのは……。

 ダンセイニの短篇集第四弾(最終巻)のゲラが届いてしまったからだ。年末年始の休みはこれに明け暮れるでせう。

 ゲラに狼狽へてゐても本は届く。bk1から、マーガレット・アトウッド『ペネロピアド』(鴻巣友季子訳/1500円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、スティーヴン・キング『ダーク・タワー2(上・下)』(風間賢二訳/上667円:下781円+税/新潮文庫)上 [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]・下 [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、半田宏編『ケミカルバイオロジー・ケミカルゲノミクス』(4500円+税/シュプリンガー・フェアラーク東京)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届いた。期待してゐるのはアトウッド。意外に面白さうなのはケミカルゲノミクスだ。


12月28日(水)

 熟考の末、速いコンピュータの購入は止めた。予算五万円以下では今使ってゐるものより格段に速くなるといふわけにはいかないやうに思はれたからだ。実は自分の使ってゐるものがどういふものなのかよく判らなくなってゐたのだ。lshwといふのを見つけたら簡単に判った。なかなか便利である。GUI版まである。MacやWindowsの人には関係ないけど(PowerPCでも動くことがあると書いてあったが、私のPowerMac G5では使へなかった。G4では使へることを確認してゐるらしい。明日職場で試してみようか)。メモリは追加してみることにしよう。

 Amazon.co.jpに本を註文。
○Scott Westerfeld Uglies ($6.99, Simon Pulse, 12/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]
○Scott Westerfeld Pretties ($6.99, Simon Pulse, 11/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]
以上二冊。三部作のうちの二冊だったらうか。誰もが16歳になったら美しくなる手術を受けることになる世界、16歳になったら誰もがスーパーモデルのやうな容姿になってしまふ世界の話らしい。

 ClustrMapsのアクセス解析は、この地図を設置したページをカウントするのではないだらうか。もう何枚か置いてみることにした。


12月27日(火)

 Google Web APIはRESTは使へずSOAPのみだったのか! 驚き茫然としてしまふ。

 ClustrMapsのアクセス解析は、この地図を設置したページしか集計しないのか。よく判らないがそんな気もしないではないので、他のページにも一枚貼ってみる。

 Amazon.co.jpに本を註文。
○Douglas A. Anderson The 100 Best Writers of Fantasy and Horror ($16.95, Cold Spring Press, 1/2006) [amazon.co.jp, Amazon.com]
これ一冊のみ予約。古典的作品から現代作品まで、この領域の優れた作品の作者100人を選び、簡単な人物紹介と詳細な作品解説をしてゐる本だといふ。

 19万5千個のRNAの配列をあれこれ操作してゐたら、もっと速い計算機が欲しくなった。職場にあるがこれは私物なのでアップグレードも私費だ。中古で予算は5万円。サーバ機にしようかとも思ったがメモリが高いので、DELL Optiplex GX270といった辺りで我慢しようか。メモリを1GBにして、予算を超えないやうにするのはなかなか難しい。一つ条件に合ひさうなのがあったのだが、目を離してゐる隙に売れてしまったやうだ。


12月26日(月)

 ロシア語図書横断検索を作らうとして諦めた。頑張ればできるとは思ふのだが、面倒臭い。ロシア語の本を扱ふ書店はどうもページが区切りにくい構造になってゐるのだ。ISBN横断検索を作らうとしたが、もう夜なのでやめた。これは自分が激しく欲してゐるので、きっと作ると思ふ。

 ClustrMapsのアクセス解析に数値が入り始めた。え? たった16? 日本のみで16件。何か変だな。そもそもどうやって私のサイトへのアクセスを調べてゐるんだ? よくわからない。

 よく判らないので気を落ち着かせるためにbk1に本を註文。
●マーガレット・アトウッド『ペネロピアド』(鴻巣友季子訳/1500円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]]
●スティーヴン・キング『ダーク・タワー2(上・下)』(風間賢二訳/上667円:下781円+税/新潮文庫)上 [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]・下 [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]]
●半田宏編『ケミカルバイオロジー・ケミカルゲノミクス』(4500円+税/シュプリンガー・フェアラーク東京)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
 以上である。年末なので新刊が少なくなってきた。

 Internet Magazine 2006年1月号が届いた。なるほどねと思ひながらページを捲る。莫迦な私はやはり定期購読申し込み後に会員になったので、過去のpdfファイルが読めないやうだ。

 眠いので寝ますよもう。


12月25日(日)

 またサイトの整備に時間を使ってしまった。クリスマスだっていふのに何をやってゐるんだか。情けない。

 アマゾン横断検索などといふものを作ってしまひました。日米英独仏(カナダはどうした?)のアマゾンを一気に検索できる。誰が使ふんだと思ふが、少なくとも私は使ふからいいのだ。あとはISBNで検索できる和書洋書検索が欲しいかな。他にはロシア語書籍横断検索とか。数日後に作ってゐさうで自分でも怖い。

 備忘録のカテゴリー名がjaとかdeとか判りにくかったので、意味の通るやうにしてみた。が、ヘブライ語は判らなかったので英語だ。誰か教へてください。ヘブライ語でヘブライ語の本ってどう書くのですか。他のも実はあまり自信がない。特にポーランド語。

 netbib weblogのホームページの右下の地図は何だらうかと思って調べてみたら(普段はRSSのブログ画面しか見ないので気がつかなかったのだ)、そのサイトをどこから見に来たのかを集計して世界地図に表示してくれる仕組みらしい。何と無料だといふので早速申し込んでみた。申し込みの翌日から数値が出てくるはづなのだが、まだゼロなのはなぜだ? 試しに「○×のことなら……」ページに表示させてみたが当然ゼロである。

 その「○×のことなら……」ページは、Technoratiでブログ検索した結果を表示させるやうにした。しかし、ここのAPIの利用法の説明がほとんどないので、数時間を試行錯誤に使ってしまった。全く時間の無駄遣ひである。クリスマスだといふのに。

 Google Analyticsといふのが素晴らしいアクセス解析をしてくれるやうなので申し込んでみたのだが、全然解析開始の通知が来ないと思ってゐたら、先日本屋で立ち読みした雑誌に、申し込みが多すぎて新規登録が止まってゐるといふ記事が載ってゐた。つまらないので、Google Sitemapsといふのを見つけて登録してみた。サイトマップ作製道具の使ひ方が面倒臭さうだったので、とりあへずトップのURLだけ登録した。近いうちにサイトマップ作製をして登録してみようか。

 その他、bk1の検索結果を利用したRSS表示などの調整。こんなことばかりしてゐていいのか。クリスマスだといふのに。

 そんなときは本を註文してみようかとも思ったが、今日は我慢して池上永一『シャングリ・ラ』[amazon.co.jp, bk1]を読み始めてみた。クリスマスに相応しい本である(嘘。真夏に読むべき本である)。上記のやうなことばかりしてゐたから、50ページしか読めなかった。


12月24日(土)

 早川書房からSFマガジン 2月号[amazon.co.jp, bk1]が届く。今月の特集は日本作家特集。そんなことより、目次の次のページの「SFマガジン読者賞」の発表記事に注目したい。私が訳したジェフリイ・フォード「アイスクリームの帝国」が見事一位になったのである(イーガン「ひとりっ子」と同点一位)。ページを開いていきなり驚いた(っていふのは嘘で、予め知ってゐた。何しろ訳者のコメントが載ってゐるくらゐである)。この作品を収録したJeffrey Ford The Empire of Ice Cream ($24.95, Golden Gryphon Pr; 2006/04/28) [amazon.co.jp, amazon.com]も出る。日本では短篇集は出さないのか!

 クリスマス休暇といふことで、家族三人で映画館へ。Mr. and Mrs. Smithといふ映画だ。家族三人で観に行く映画に相応しいかどうかは知らないが、これは楽しめた。普段は銃を撃ちまくったり人がばたばた倒されるのは好きではないのだけど。笑へる軽い映画だからいいか。

 Google Web APIの利用IDを取得して気がついたのだが、ニュースはこのAPIで扱へないやうなのだ。それで、html画面をPHPで処理して自分のページに表示させたりしたらいけないのださうだ。困ったなあ。さらに、「○×のことなら……」ページにブログ検索結果を組み込まうと思ってGoogle Blog Searchを利用しようと考へたのだが、これもAPIは使へないやうだ。といふことで、Ask.jpブログ検索で試してみたが、PHPで情報が取得できない。どうしようかと思ってゐたら、Technoratiがどんどん使ってくれと云ってゐるAPIでブログ検索もあることが判った。といふことで早速利用申請をしてIDを得た。登録画面で自分のBlogページのURLを入力して「ここを押せ」と書いてあるボタンを押したら、"Please wait while we check your site for Technorati goodness."といふ表示が出たまま、真ん中の印がくるくると三時間も回り続けてゐるのだ。いつになったら終はるんだ。ここの情報収集ロボットはもう訪問済みなのですでに記録して行ったんぢゃないのかな。スキップしてもいいよと書いてあるから、スキップしてしまはうかな。


12月23日(金)

 Amazon.co.jpから、Mike Resnick Starship: Mutiny ($25.00, Pyr, 12/2005) [amazon.co.jp, Amazon.com, SkySoft]が届く。読みやすさう。シオドア・ルーズベルト号といふ宇宙船の話だらう。フジアマ船長ってのが出てくる。

 Google Web APIの利用申請をしてゐたやうな気がするのだが、ライセンス・キーが見つからない(そもそもそんなもの申し込んでゐないのかも)ので、再度申し込んでみる。

 何に使はうとしたのかといふと、「○×のことなら……」ページに使はうと思ったのであった。検索結果を表示し損ねてゐるやうな気がしたので、ここはXMLで結果を返してもらふことにしようと思ったからだ。しかし、その前にYahoo! Developer NetworkのアプリケーションIDを申し込んでゐたことを思ひだし、Yahoo!の検索結果に切り替へてしまってゐたのだが。
 他に、入力した語句を『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』から引用したりする仕組みを作ってみたり。ああ、今日も何時間もこれで無駄にしてしまった。つくづく自分が莫迦だと思ふ。でも、「一角獣」とか入力するとなかなかいいページができるやうな気がします。

『ポーランド語の風景』をざっと読み終へる。ポーランド語の学習書をオンライン書店で探さうとするのを必死で押さへる。たまには我慢できることもある。

 数日前に廃棄を決めた本を妻が古本屋に持っていって売ってきた。2500円になったと云ってゐた。主にインターネットやコンピュータ関連の本や雑誌である。他に仕事の本も(理科学書)。


12月22日(木)

 大雪の影響か、本が届かない。今日何冊か届く筈だと思ったが。そんな気になってゐただけかも。

本を買ふ金もないので、「○×のことなら……」ページに手を入れてみる。なかなか、それらしく見えないものだ。時計を配置してみたり、ニュース・ティッカーを貼ってみたりする。わざわざビッダーズの会員登録をしてキーワードと関連のあるものが並ぶやうにしてみたが、ただの広告にしか見えない。
 いろいろ単語を入力してみたが、ニュース検索が「該当するページなし」といふ結果になることが比較的多いので、さういふ場合にはニュースの項目自体が表示されないやうにしてみたが、たまに失敗することもある。動詞をキーワードにするとちょっと妙なページが出来上がる。形容詞や副詞にするともっと変だ。
 いろいろ試してみると、これは適切なキーワードを入れれば、なかなか便利なニュース・参考図書情報ページが出来上がることに気がついた。キーワードは"GET"で送ってゐるので、ブックマークに保存することが可能である。しかし、これは便利なものを作るのが目的ではなく、贋ホームページの作製が目的なので、そんな方向は目指さないのだ。

 今日、一回だけGoogle AdSenseがまともな広告を提示したことがあった。オンライン書店関係の日本語の広告である。これで安定するのかと思ったら、次に見たときにはまた何の関連性も見出せない英語のものに変ってゐた。どういふことなんだ。

 明日から、このページのことは、あちらの準備中日記に書くことにしようか。文章の自動作製は当面できさうにないから。


12月21日(水)

 雪の降る中を歩いて帰宅してゐるときにふと頭に浮かんだことがあった。自動的に人が作ったやうなホームページが作れたりしないだらうかと。何があればそれらしく見えるだらう。日記か。何かテーマがあるといい。それに関するリンク集、関連ニュースへのリンク、お勧め本リストくらゐでいいか。アマゾンとGoogleの広告などが間に入ってゐるとこの頃よくある個人のブログ風ページになりはしないか。これが自動的に作れないか。

 当然のことながら、思ひついてしまふと私は作り始めた。日記は難しいので最後だ。ニュースはGoogleニュースから。リンク集もGoogleで。もう少し工夫が欲しいが今日は初日だから許してもらひたい。お勧め本リストはAmazon.co.jpから。これは簡単。いつもこんなのを作ってゐるので。Amazon.co.jpはキーワード設定で関連図書が枠内に表示されるものも一枚。さらにGoogle AdSenseのも一枚。
 とりあへずできたのがこれ。何かキーワードを入れて送信ボタンを押すとページが生成される。「バッハ」とか「ロシア」とか、「インフルエンザ」とか「干支」とか。まあ、何でもお好きなものを。「地震」や「プロテオーム」などといふのが比較的それらしいかと。しかし、Google AdSenseは全く駄目。回りの言葉が読めないやうだ。PHPのスクリプトを読んでしまってゐるのだらうか。

 世界SF情報のページではスペイン語らしき広告が出現してちょっと面白かった。

 この自動生成ホームページはこれからじっくり育てられればいいなと思ってゐる。レイアウトは他のを流用しただけなので、もう少し工夫したいし、ニュースも増やしたい。お勧め本も改良の余地は大きい。例へば、「フランス」と入れるとフランス書院の本ばかり並ぶのだ。書名で検索するやうにすればフランス問題は回避されるが、作家の名前などをキーワードにしたいときには、それでは困る。キーワードの振り分けができるだらうか。
 最大の問題は日記である。関連ブログの文章を集めてきて、構文解析をしてばらばらにして、もっともらしく新たな文を作れるか。難しさうだが、面白い。「それらしい見栄え」とは何なのかが判ってくるかも。そんなことしてゐる暇はないのにといふのはいつものこと。


12月20日(火)

 渡辺克義『ポーランド語の風景』(2300円+税/現代書館)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]を手に取って出勤。真面目にポーランド語を勉強しようといふ気はないが、読んでゐて楽しい本である。英語偏重の時代にあって、かういふ本を読むのは気持ちがいいものである。早速私も備忘録のページの左下にポーランド語SF図書の新刊情報を掲載してみた(っていふのは嘘だ。前からである)。

 数日前に申し込んだAmazon.co.jpから、Hal Duncan Vellum (£10.99, Macmillan, 8/2005) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk]が届く。こんなに大きくて厚い本だったのか。読めさうにないな。あ、扉に何かボールペンで書いてある。著者の署名なんだらうか。かういふのには関心がないので、どうでもいい。


12月19日(月)

 オンライン書店横断検索ページジュンク堂書店を追加した。在庫冊数も表示されるやうにしたので、これにAmazon.co.jpの順位も表示されるやうにすれば、作家や翻訳家の人が自分の本の在庫や売れ行きを確認するのに少しは役立つかなと思ったけれど、面倒臭いので順位表示はやめた。
〈各国アマゾン横断検索〉をなぜか作りたくなった。

 アメリカの本を探してゐると、書棚づくりの本がいろいろあることに気がついた。日本ではほとんど見かけないやうな気がするが、私が見落としてゐるだけなのだらうか。あまり書棚を自分で作らうなんて人はゐないのか。
 どうしても書棚関係の本が欲しくなり、
How to Plan & Build Bookcases, Cabinets & Shelves (Ortho Books, 1987) [alibris icon, Abebooks.com, amazon.co.jp, amazon.com]
alibris iconに註文してしまった。価格はUS$6.90に送料&手数料が$7.49。本体より送料が高いが、今欲しいのだから仕方がない。近い将来に書棚を作る予定はないのだが、この本を読んでじっくり計画を練っておかうか。

 自分で造るときの細かい手順まで書いてある(やうに見える)本も欲しくなり、まづ、SkySoft
Shelves and Bookcases: Pro Tips and Simple Steps (Meredith Books, 2002) [SkySoft, amazon.co.jp, ]
を註文。400に及ぶ写真と図を使って説明してゐるから成功間違ひなしなんださうだ。さらにもう一冊Amazon.co.jpに、
Complete Built-Ins: Shelves & Bookcases ($19.95, Stanley, 1/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]
を註文。あ、これはさっきの本と同じ"Stanley Complete Projects Made Easy"といふシリーズのものらしい。こっちのは"Built-in"だといふことらしい。よく判らないけど。ついでに、昨日気になった、
○Edward A. Thomas The World Almanac for Booklovers ($2.99, World Almanac, 11/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]
も註文した。一体どんなAlmanacなんだ。

 ちょっと買ひすぎかなと思はないでもない。

 書棚の本を探してゐるときに気になったのが、Lo' Rhena The Bookcase [amazon.co.jp, amazon.com]といふ本。小説のやうなのだが、全然粗筋紹介がないので判らないのだ。どんな話なのだらうか。もう一冊気になるのが、Klaus Garber Das alte Buch im alten Europa [amazon.co.jp, amazon.de]である。面白さうなのだが、値段が高い。いや、それ以前にドイツ語だから読めまい。ドイツ語が読めたらいいのにとつくづく思ふ。

 『AJAX Webアプリケーションアイデアブック』(2000円+税/秀和システム)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]をざっと読んでみた。やうやくAjaxが何なのか判ってきた気がする。判ってくると、私にとってはどういふところで活用できるのか、今は想像ができないことが判ってしまった。しばらく注意深く様子を見ることにしよう。


12月18日(日)

 今日は大雪だといふ予報だったので、家にこもって本でも買はうかと思ってゐたら、全然降らず太陽の輝く一日であった。それでも寒かったが。

 予想外に天気がよかったので、Amazon.co.jpに本を註文する。
○Tim Pratt The Strange Adventures Of Rangergirl (Bantam Spectra, $12.00, 11/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]
○Jon Courtenay Grimwood 9Tail Fox (£12.99, Gollancz, 10/2005) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk]
○Miles Westley Bibliophiles Dictionary: 2000 Masterful Words and Phrases ($16.99, Writer"s Digest Books, 10/2005) [amazon.co.jp, amazon.com, SkySoft]
以上三冊。Bibliophiles Dictionary: 2000 Masterful Words and Phrasesを註文するのはかなり迷った。どうしようもない本だったら註文した自分に腹が立つだらうとは思ひながらも、そんあに高価な本でもないからいいかと。本当に愛書家好みの本なのだらうね。他の二冊はあまり躊躇ふことなく註文。9Tail Foxは「サンフランシスコの警官が、職務中に殺されてしまひ、気がつくと別の人の身体の中に入ってゐた。そこで自分を殺した犯人を捜し始める。」といふやうな話らしい。The Strange Adventures Of Rangergirlは表紙に惹かれただけでなく、なかなか評判がよいやうなので。

 昨日作り始めたオンライン書店横断検索ページは、書店を、Amazon.co.jp、bk1、紀伊國屋書店、楽天ブックス、セブンアンドワイに増やし、さらに別窓で古書店検索サイト二つに連結するやうにしてみた。目指してゐたものはこんなものではないのだが、もう飽きた。自分で使ふにはこんなものでいいのだ。あまり書店を増やすと検索に時間がかかるし。

 このところ、簡単な「キーワード検索」で〈ハヤカワ文庫FT〉とか〈ハヤカワ文庫SF〉と入力しても新刊書がヒットしなくなったbk1の問題を解決すべく、いろいろ試してみると、「詳細検索」で「タイトル」欄に入力すれば結果が得られることが判った。新刊情報RSSのPHPスクリプトを書き替へてゐたら、泥沼にはまりこみあっといふ間に時間が過ぎてゆく。「&問題」は実は解決されてゐなかったのか。自動的に新刊情報を得て、検索の時間を節約するのが目的だったのに、膨大な数に膨れ上がったファイルの管理に時間を取られてかなはない。一体何をやってゐるんだか。
 これで儲かったりするのならまあいいかと思ふだらうが、Amazon.co.jpやbk1にリンクを張ったところで、「あなたもアフィリエイトで一儲け」みたいな話にならないことは皆さんご存知のとほり。私の場合、このサイト経由で本を買ってくださる方々のおかげで、月に一冊ハードカバーの本が買へるくらゐにはなります。たったそれだけです。
 何れにせよ、bk1の新刊情報RSSは近いうちに仕組みを大きく変更して、早く安定させたい。bk1からの情報取得と、新刊情報提示を、別のスクリプトに分離しようと考へてゐる。今も一旦MySQLにデータを保存してから提示してゐるのだ。

 『ザ・サーチ』(中谷和男訳/1800円+税/日経BP社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, 7&Y icon]読了。随分時間がかかってしまった。が、実に面白かった。検索がどういふ意味を持つのかが何となく実感できたやうな気がする。Googleがそんなに計画的に発展してきたのではなかったこともわかった。最も印象に残ったことは、前にも書いたやうにページランクが学術論文の文献引用をもとに考へられたことである。

 今年は忘年会に全然出席せず(といっても二つしか予定はなかったのだが)、5万円ほど出費がなくなったので、少々高い本を買ってもいいのではないかといふ気分になり……買ってしまった。
○Candida Höfer Bibliotheken [amazon.co.jp, Amazon.de, Buch24.de, Abebooks.com]
である。今回は Buch24.deに。本体が78.00ユーロで、送料が12ユーロ。合計90.00ユーロとなり、1ユーロが140円くらゐなので、12600円である。高い! 読めないドイツ語の本に12600円も出してしまった。写真集だと思へば、まあいいか。いや、よくない。全然よくない。


12月17日(土)

 今週、娘が体調を崩したせゐで、毎年必ず出席しようとしてゐる忘年会に今年は欠席せざるを得なくなった。一年に一回、そこでしか逢へない人たちもゐるので、実に残念である。しかし自分の娘よりも忘年会を優先する訳にはいかない。はやく恢復してほしいものだ。

 残念だが家計には貢献して、出費が五万円ほど削減されたといふことになる。その五万円で本でも買ふか。

 昨日、日本のオンライン書店の横断検索サイトが欲しいと書いたのだが、やはり私は自分で作らうとしてしまった。まづはAmazon.co.jpとbk1だけの試作品。これだけでも結構手間がかかってしまった。特にbk1の方。うまく動くやうな気はするが、それでもときどきエラーが出るのが納得できない。ただ再度検索すると問題なく動くので、どうも理由が判らない。
 今後、書店と検索項目を増やしていきたい(そんなことをしてゐる暇があるのか!)。


12月16日(金)

 ああ、眠い。さっきから何度も意識が消滅してゐる。

 眠い頭で思ひついたことがある。どうして日本にはBookFinder.comのやうなオンライン書店横断検索がないのだらうか。検索してみると書店の横断検索を名乗るページはあるのだが、私が求めてゐる書店横断検索とはちょっと違ふやうだ。
 どうして有名な書店横断検索サイトがないのか考へてみると、日本では新刊書は再販制度に支へられた定価販売だといふところに理由があるのではなからうか。いくら横断検索して比較してみても価格はどこでも同じである。しかし、最新刊の書籍をどこの店から買へばいち早く手に入れられるかとか、逆に古い本をどこなら扱ってゐるかなどを知りたいときには便利ではないだらうか。
 かうなると行き着くところは一つである。自分で作ってみるといふ終着点である。明日になったら作らうとしてゐる自分に気づくに違ひない。


12月15日(木)

 といふことで、早速Google AdSenseを申し込んでみた。承認されなかったらちょっと嫌だな。
 主要言語を日本語にしたのだけれど、ページと関連のある広告が掲載されるとすると、もしもSF&ファンタジイ新刊紹介ページに掲載しようとするとどうなるのあらうか。米(英)独仏西露中の他にヘブライ語まで使はれてゐるのだ。しかし、日本語はない。どうなるか楽しみである。

 早川書房から、テリー・グッドカインド『魔道士の魂5 魂の召喚』(佐田千織訳/680円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。ありがたうございました。

 12月2日から公開されてゐるといふYahoo! Developer NetworkのアプリケーションIDを申し込んで取得した。まだ、何がどうなってゐるのか判らないのだが、今日はとりあへず寝る。


12月14日(水)

 bk1から、羽田野太巳『AJAX Webアプリケーションアイデアブック』(2000円+税/秀和システム)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、渡辺克義『ポーランド語の風景』(2300円+税/現代書館)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、ギャラクティック・バウンティ&ウィリアム・C・ディーツ『帝国を継ぐ者』(斉藤伯好訳/740円+税/ハヤカワ文庫SF)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、デイヴィッド&リー・エディングス『純白の梟』(宇佐川晶子訳/840円+税/ハヤカワ文庫FT)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、『東京時代MAP 大江戸編』(1700円+税/光村推古書院)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、パトリシア・ハイスミス『11の物語』(小倉多加志訳/800円+税/ハヤカワミステリ文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。
 Ajaxの本は、前に買ったものよりも私には役立ちさう(な気がする)。Amazonのことなども載ってゐる。密かに期待してゐるのがポーランド語の本だが、読む時間があるだらうか。

 訳者の中村融氏からエドモンド・ハミルトン『眠れる人の島』(中村融編/980円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1]をいただく。ありがたうございました。私が喜びさうな作品が並んでゐる。収録作品は、「蛇の女神」「眠れる人の島」「神々の黄昏」「邪眼の家」「生命の湖」。どうも「神々の黄昏」はウィアード・テイルズで読んだやうな気がするのだが、もしかすると別の北欧神話を題材とした作品かも知れない。1948年7月号は持ってゐると思ふのだが。他の作品はこれからじっくり味はひたい。

 昨日帰る前に始めたファイル分割は、今日出勤してみたら予想個数よりもファイル数を多く設定しなければならず、99999個目で終はってしまってゐた。ファイルを消してやり直し。終はってみると、195000ファイルが生成されてゐた。こんなにあったのか。もっと速いコンピュータが欲しくなる今日この頃。

 Googleに関する本を読んでゐたら、Google AdSenseに対する抵抗感が薄れてきた。ちょっと申し込んでみようかなといふ気になってきた。


12月13日(火)

 一日雪が降ったりやんだりの寒い一日。
 外は寒くても心は冷やさないやうに、Amazon.co.jpに本を註文。
○Mike Resnick Starship: Mutiny ($25.00, Pyr, 12/2005) [amazon.co.jp, Amazon.com, SkySoft]
 半年ほど前から予約註文ができるやうになってゐたので、予約済みだと思ひこんでゐた。レズニックの宇宙SF新シリーズ(だと思ふ)。

 昼間、MacOSXでcsplitがうまく働かず困った。どうしても{*}といふところがエラーになってしまふのだ。全く同じことをVine Linuxでやったらうまくいった。よかった。が、一つのファイルを分割して7万の新たなファイル(16S rRNAの塩基配列)にしようとしたら、帰らうといふときになってもすさまじい勢ひでファイルを分割し続けてゐるのだった。私は作業終了を待たずに帰ることにした。そんな訳でもっと処理速度の速いコンピュータが欲しくなってゐる。予算は5万円以下にしたいところ。Dellのサーバ機の一番安いのにしようかと思ったが、メモリなどを増やすと5万円を超えてしまふ。仕方がないのか。思ひきって8万円くらゐ出すか。

 もう一つ迷ってゐるのが、Bibliotheken [amazon.co.jp, Amazon.de, Buch24.de, Abebooks.com]といふ本。Candida Höferといふ写真家が世界の図書館の写真を撮り、それにウンベルト・エーコのエッセイがついてゐるらしい。今年の夏に出た本。価格は凡そ1万円。欲しいなあ。読めないけど。


12月12日(月)

 楽天ブックスハヤカワ文庫新刊情報RSSが機能してゐないことに気づき、少々改良する。&問題は解決したと思ひ込んでゐたのだが、楽天では解決してゐなかったのだった。データの更新は別の方でやり、当該ページは結果の表示だけにして、素早く安定したページ表示が達成された(本当か?)。

 『ザ・サーチ』(中谷和男訳/1800円+税/日経BP社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, 7&Y icon]を四分の一くらゐまで読み進める。googleのページランクが学術論文の文献引用をもとに考へられたことを知り、驚き感心した。さういふ考へ方だったのか。今やうやくgoogleの考へかたが理解できた。
 いづれにしても新しいものを生み出す人の話は面白い。

 Internet Magazineの定期購読を申し込んでしまった。バックナンバーの記事が読めるらしいので。しかし、定期購読の申し込みをしてから会員申し込みをしてしまった。順序が逆ではないか。もしかしたら、このせゐで私はバックナンバーのpdfファイルが読めないかも知れない。大損をしたのかも知れない。


12月11日(日)

 休日なのに出勤して疲れてしまった。

 疲れを癒すためにbk1に本を註文。
『東京時代MAP 大江戸編』(1700円+税/光村推古書院)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
●パトリシア・ハイスミス『11の物語』(小倉多加志訳/800円+税/ハヤカワミステリ文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
 地図の方は、妻が飛行機の中で隣の席にゐた人が見てゐた本が面白さうだったといふので。面白さうではある。パトリシア・ハイスミスは、1990年にハヤカワ文庫ミステリアス・プレスから出た本の復刊。前のを持ってゐるかどうか思ひ出せないので、買っておくことにした。「かたつむり観察者」は読んだ記憶があるのだが、そして大層気に入った記憶があるのだが、この本を持ってゐるといふ証拠にはならないやうな気がしたのだ。

 この頃、bk1の検索で新刊書が出てくるやうになるのに随分時間がかかることがあるやうに思へる。あらゆる本がさうだといふのではないが、たとへばハヤカワ文庫FTの最新刊はまだ検索しても出てこないのではないか。同じ作者の別の本を表示する画面で著者名をクリックしてこの作者の本の一覧を出すとそこにはあるのだが。bk1は結構損をしてゐないか。

 ジョン・バッテル『ザ・サーチ』(中谷和男訳/1800円+税/日経BP社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, 7&Y icon]を読み始める。まだ始めの部分だが、面白さう(最後まで読んで面白いかどうかはまだ何とも云へないが)。


12月10日(土)

 ロシア語図書横断検索を作らうとして諦めた。頑張ればできるとは思ふのだが、面倒臭い。ロシア語の本を扱ふ書店はどうもページが区切りにくい構造になってゐるのだ。ISBN横断検索を作らうとしたが、もう夜なのでやめた。これは自分が激しく欲してゐるので、きっと作ると思ふ。

 ClustrMapsのアクセス解析に数値が入り始めた。え? たった16? 日本のみで16件。何か変だな。そもそもどうやって私のサイトへのアクセスを調べてゐるんだ? よくわからない。

 よく判らないので気を落ち着かせるためにbk1に本を註文。
●マーガレット・アトウッド『ペネロピアド』(鴻巣友季子訳/1500円+税/角川書店)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]]
●スティーヴン・キング『ダーク・タワー2(上・下)』(風間賢二訳/上667円:下781円+税/新潮文庫)上 [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]・下 [amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]]
●半田宏編『ケミカルバイオロジー・ケミカルゲノミクス』(4500円+税/シュプリンガー・フェアラーク東京)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
 以上である。年末なので新刊が少なくなってきた。

 Internet Magazine 2006年1月号が届いた。なるほどねと思ひながらページを捲る。莫迦な私はやはり定期購読申し込み後に会員になったので、過去のpdfファイルが読めないやうだ。

 眠いので寝ますよもう。


12月9日(金)

 分子生物学会三日目。学会場の書籍展示販売で三日間眺めてゐた本を我慢できずに買ってしまった。
『バイオンフォマティクス第2版』(11000円+税/メディカル・サイエンス・インターナショナル)[amazon.co.jp]
である。学会特別先行販売だといふ。学会での販売は通常15%程度の割引があるので、これも当然さうだと思ひ、そのうへ一般の販売よりも早いのなら我慢しろといふのは無理である。11000円が15%引きになって消費税がついたら9800円くらゐかなとわくわくしながら買ったのだが、定価だった。でも、どうしても欲しくなってゐたので、それなら要らないとは云はないのだった。
 新しく追加されてゐる項目はいろいろあるやうだが、bioperlの項目などが大幅に加へられてゐる。

 夜は数年ぶりに会った大学の後輩と初めて会った数名の人たちと食事に行ったが、皆煙草を吸ふので途中で頭が痛くなってきてしまひ、一人だけ先に帰宅。頭が痛いので、急いで風呂に入って寝る。


12月8日(木)

 分子生物学会二日目で夜遅く帰宅すると、紀田順一郎・東雅夫編『日本怪奇小説傑作集 3』(1040円+税/創元推理文庫)[amazon.co.jp, bk1]が届いてゐた。ありがたうございました。
 新しい作品も多く、読んだことがあるものも少なくない。17編が収録されてゐる。


12月7日(水)

 bk1から、Eric Freeman他『Head firstデザインパターン』(佐藤直生監訳/4600円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。JAVAの本だった。しかし、中のつくりはかなり可笑しい。可笑しいのだが「感動の面白さ。楽しいから、読める、身につく、グングンわかる!」とは思へない。そちらにばかり眼がいってしまって。私はすぐに気が散る性格なのだ。

 眠いので本が読めず、とりあへず寝ることに。


12月6日(火)

 バジリコからセルゲイ・ルキヤネンコ『ナイト・ウォッチ』(法木綾子訳/1900円+税/バジリコ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, 7&Y icon]をいただく。ありがたうございました。しかし、どうしてバジリコから私にルキヤネンコが届くのだらう。それに、どうして住所を知ってゐるんだ? 

 bk1からセルゲイ・ルキヤネンコ『ナイト・ウォッチ』(法木綾子訳/1900円+税/バジリコ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, 7&Y icon]とジョン・バッテル『ザ・サーチ』(中谷和男訳/1800円+税/日経BP社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, 7&Y icon]が届く。ルキヤネンコが二冊になってしまった。

 Amazon.co.jpに本を註文。
○Hal Duncan Vellum (£10.99, Macmillan, 8/2005) [Amazon.co.jp, Amazon.co.uk]
●INTERNET magazine 12月号(1000円+税/インプレスコミュニケーションズ)[amazon.co.jp]
●INTERNET magazine 1月号(1000円+税/インプレスコミュニケーションズ)[amazon.co.jp]
である。ああ、また絶対に読まないと思はれる本を註文してしまった。502ページもある本を読む訳がない。いくら題名がヴェラム(上質羊皮紙)だからといって。インターネットの雑誌はRSSのこととかWeb2.0のことなどが載ってゐたので。通勤途中のよく寄る書店で見つけられなかったのだ。


12月5日(月)

 今日は寒くて眠いので、これで……。


12月4日(日)

 DictJugglerといふ辞書引きソフトウェアを見つけたので早速ダウンロードして試用してみた。WebBrowserみたいな、といふか実際にWWWブラウザーでもあるのだが、その画面でオンライン辞書を検索表示する。さらにApple Dictionary、Jamming、LogoVista辞典ブラウザーとも連動する。今、訳してゐる仕事は、WWWブラウザーに原文と訳文を表示させながら進めることにしてゐるので、これは好都合だと思ったのだが、毎回Googleで検索する必要もない訳で、Jammingで調べるのなら全然関係ないかなと思った。面白さうではあるのだが。これが「便利だ!」と思へる状況が訪れるのだらうか。まだよく判らない。

 寒いのでbk1に本を註文してしまった。さっきは雪混じりの小雨だったやうな気がする。気のせゐだらうか。
●Eric Freeman他『Head firstデザインパターン』(佐藤直生監訳/4600円+税/オライリー・ジャパン)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]
 今回の反省点としては、何だか判らないから買ってしまったといふことか。デザイン・パターンって何? Head firstって何? と思ってゐるうちに気がついたら註文ボタンを押してゐた。何なのか、本当に。


12月3日(土)

 bk1から、リディア・デイヴィス『ほとんど記憶のない女』(岸本佐知子訳/1900円+税/白水社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、クリス・ウッディング『ポイズン(上・下)』(渡辺庸子訳/上1900円+税・下1800円+税/東京創元社)上[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]・下[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、スティーヴン・キング『ダーク・タワー(1)ガンスリンガー』(風間賢二訳/743円+税/新潮文庫)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、『たのしいRuby』(2600円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]、『Rubyレシピブック268の技』(2800円+税/ソフトバンクパブリッシング)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋]が届く。こんなに読めるのか(今さら気づくやうなことではないが)。
 Rubyの本のページを捲ってみると、PHPでできないことがこれを使って私にできるやうになるかどうかよく判らない。私のPowerMac G5にはインストールされてゐるやうなので、少しくらゐは試してみようか。

 bk1につい本を註文してしまった。
●セルゲイ・ルキヤネンコ『ナイト・ウォッチ』(法木綾子訳/1900円+税/バジリコ)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, 7&Y icon]
●ジョン・バッテル『ザ・サーチ』(中谷和男訳/1800円+税/日経BP社)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋, 7&Y icon]
 以上二冊。毎日、Googleを使はない日はないといふくらゐ私は利用してゐるが、Googleが存在しない時代もあったわけで、いつの間にこんなに強力になってゐたのだらうかと恐ろしくなるほどである。


12月2日(金)

 RSSにCSSを適応してRSS非対応のブラウザーでも見るに耐へない表示をしないやうにしようとして拡張子がxmlでないとCSSが反映されないと判ったことは前に記した。そこで、apacheの設定ファイルを書き替へて、拡張子がphpでもxmlでもPHPスクリプトとして動くやうに変更してみた。自分が頭がいいのではないかと錯覚するのはこんなときだ。早速試してみたが、駄目だった。やはり頭はよくなかったと思ひ知らされる。仕方がない、また今度天才的なことを思ひ付くまで待つことにしよう。

 何となく不愉快なのでEstraierで青空文庫の検索ができるやうにしてみた。4800もファイルがあると転置インデックスを作っておくだけでも時間がかかってしまふ。しかし、20分ほどで転置インデックス作成作業は完了した。使ってみると4800ものファイルを数秒で全文の検索が出来る。素晴らしいのだが、やはり結果はkwicで表示したい。それに、原文を表示させようとしたら、Internal Server Eoorになってしまった。何とか解決したいものだ。


12月1日(木)

 昨日どうしても繋がらなかった河出書房のホームページにLinuxから繋がるやうになった。理由は未だに判らない。といふ訳で、河出書房新刊情報RSSを作って使へるやうにしてみました。

 今、通勤時間に読んでゐるのは、MaryJanice Davidson Undead and Unwed [[amazon.co.jp, SkySoft]。若くて美しい女性がundeadの女王になる話らしい。出だしは軽い雰囲気で読みやすさう。


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