GIZMODO Japanで見かけた記事である。「読書しながらスマートエコ充電するロッキングチェア」である。読書環境は気になるので、読書用の椅子とかランプとかついつい紹介記事を読んでしまう。
読書用だからランプのついている椅子である。しかし、この椅子、あまり美しくない。本は美しい椅子で読みたいものだ。もちろん、読書に集中したらもう椅子なんかは別世界の彼方に消え去ってしまうのだから、どうでもいいやうなものだが、意識が消える前、本を手に取って椅子に座ろうというときに、こんな椅子では心ときめかないのではないだろうか。
いや、椅子に心ときめかせるのではなく、本に心ときめかせればいいのではあるが。そんなことより、私には大きな疑問があるのだ。本を読むときに椅子を揺する奴なんているのだろうか。本を読みながらロッキングチェアを揺らして発電しようという椅子である。しかし、椅子を揺らしたりしたら酔ってしまうのではないか。私は自動車の中で本を読むと30秒くらいで気分が悪くなる。こんな椅子でゆらゆら前後に揺れたらきっとたちまち気分が悪くなってくるに違いない。エコだか何だか知らないが、この文章を書きながらも、酔ってこの椅子の前で激しく嘔吐する姿が頭に浮かんで困っているのだ。
意外なところで、あるSF作品の名前が登場したので報告しておこう。
2009年10月29日のWired Visionの記事「ゴキブリは排尿しない:その優れた代謝系が明らかに」を読んでいたときのことである。この記事は、ゴキブリに共生しているBlattabacteriumという菌が排泄物の尿酸を処理することで、ゴキブリはほとんど排尿することもなく、窒素源を回収して生きていけるのだという。「ゴキブリは窒素を全く含まない餌上でも、半年近く生存できる」のだそうだ。全然知らなかった。この共生微生物のことも、ゴキブリが窒素を回収して生きてけることも。
さて、この記事を読んでいたら突然「これに比べれば、SF小説『デューン』シリーズに出てくる砂漠の民、フレーメンが着ているスティルスーツ[体から出る水分を再利用できる衣服]など、まだまだ不経済だ。」という言葉が出てきたのだ。フランク・ハーバートの『デューン 砂の惑星』で始まるシリーズ作品である。後に、ブライアン・ハーバートが書き継いだが、その辺りは私は読んでいないからよく知らない。
最初の『砂の惑星』を読んだのは中学生のときだったか。巨大な砂虫が跋扈し高値で取引されるスパイスの穫れる砂の惑星アラキスを舞台に、アトレイデ家の公爵の息子ポウルが砂漠の民フレーメンの救世主となって、アトレイデ家とアラキスを陥れた陰謀に立ち向かう話である。
その頃、『デューン 砂の惑星』は最高のSFだと信じていた。当時の私だったら、ゴキブリとフレーメンを一緒にするな! と激怒しただろうが、今はもうそんな元気もない。久しぶりに『デューン』シリーズを読んでみたいなと思うだけである。しかし、何ということだ。このシリーズの本は新刊書店でほとんど買えないではないか。あの傑作が書店で買えないなんて、何か間違っているような気がする。世の中理不尽なことに満ちていると思う今日この頃である。
Design Magazine DeZeenのサイトから。ポーランドの公共図書館の建物案として発表されたものの一つが下のような建築物。文字で取り囲まれた建物である。
しかし、周囲の町並みには全然馴染んでいない。中から見るともう少し落ち着いているのだが。図書館の機能としては何の意味もないし、図書だから文字っていう些か安直な連想で考えられただけで、もう少し細かいところにも凝ってもらえたら面白かったのに。神は細部に宿るのだ。
仮名漢字変換ソフトegbridgeの後を継ぐ「かわせみ」が発売された。価格は、1ライセンスが1,995円(税込)、3ライセンスのファミリーパックが3,990円(税込)となっている。egbridge Universal 2のユーザ辞書がそのまま使えるらしいので、私の歴史的仮名遣い辞書もそのまま使えるというわけだ。ユニバーサルホイール、電子辞典ビューアなどの機能は継承されていない。さて、どうしたものか。
書籍をスキャナで取り込んだり、コピーを取るときは、いわゆる「のど」の部分を平らにするために、背を読み取り面にぐいと押しつけて撮影することになる。そうすると背が割れたり、そうでなくても不愉快な折り目が付いて、そこだけべこべこと開いてしまうことになって甚だ気分が悪い。本を傷めずにスキャンしたいと思ってもなかなか難しいものである。
そんなにのどをぐわっと開かなくても本をスキャンできる「低価格ブックスキャナPlustek OpticBook3600」なるものが、アイテックという会社から販売されている。しかし、Windowsしか対応していないのだ。私には関係のない世界の話である。
以前、「本を1時間で1000ページスキャンできるスキャナ『BookDrive DIY』」という記事がGigazineに載っていたが、3500ドルほどかかっている。結局二台のデジタルカメラを使うことで、本を完全に開かずにスキャンしようという考えだ。デジタルカメラを使って片面だけ撮るなら簡単ではないのか? とこの記事を読んだら誰でも思うだろう。本を丸々一冊なんていう話ではなく、数ページだったらどうだろう。
そんな疑問に答えてくれる記事がlifehacker日本語版に載っていた。デジカメでフラットヘッドスキャナをDIYする方法(詳細な手順を書いている元記事はPortable, Paperless, Digital Copy Machine)である。これなら本を完全に開かずにスキャンできそうではないか。こんなのを一つ作ってみたくてたまらなくなってきた。
昔の建築雑誌に住所が載っていたので、行ってみた。梵寿綱すたいるに、樹下美人シリーズとして紹介されている建物である。二階はイタリア料理のレストランである。その名前で検索してみたが見つからなかったが、今回は住所がはっきり判っているから簡単だ。出張帰りに東京駅で新幹線を降り、丸ノ内線で赤坂見附まで行き、駅を降りてすぐ近くである。
なかった。そんな建物はなかった。もう取り壊されてしまったのだろう。あるいは建築雑誌の住所が間違っていたのか。ムンディ・アニムスだってなくなってしまっているのだから、ここがなくなっていてもまったく不思議ではないが。
数日前にiMac、Mac mini、MacBookなどの新製品が発表された。Windowsを使わない私にはWindows 7の発表は別世界のどうでもいい話題で、関心事はAppleの新製品だ。気になったのは、Snow Leopard Server搭載のMac mini(MC408J/A)。光学ディスクドライブがないサーバ専用Mac miniである。面白いのだが、今のところ必要性があまりないので、購入は諦める。このサーバもDell PowerEdge T100が何の問題もなく動いているのだから。音も静かで快調である。この部屋で一番うるさいのは、外付けハードディスクだ。
次に気になったのは、Magic Mouse [Magic Mouse、Amazon.co.jp] である。iPhone/iPod touchのように、二本指操作ができるのだという。
何度か書いているが、私は右利きだが左手でトラックボールを操作している。以前、右腕が痛くて動かなくなったときに、右の負担を軽減するためにマウス/トラックボールの操作の担当を左手に変更したのである。今も右腕右肩が痛くて困っているが、左手はトラックボール操作以上の仕事ができなくて、悩んでいる(わけはない)。字を書いたり、歯磨きをしたりは、どうしてもできなかったのだ。
このMagic mouseは左右対称で、「左右対称なデザインのおかげで、右利きなら右手に、左利きなら左手に、Magic Mouseはぴったりフィットします。システム環境設定で右ボタンと左ボタンを入れ替えて、左利き用に設定することも簡単です。」と紹介されている。この頃、左右非対称の右利き用マウスやトラックボールが幅をきかせていて甚だ不愉快な思いをしていたのだ。左右対称マウスへの支持を表明するためにも一つ購入したくなった。しかし、いろいろ複雑な操作を私の不器用な左手が習得できるのだろうか。
「Magic MouseはBluetoothでMacとワイヤレスでつながるので、わずらわしいコードやアダプタを気にする必要はありません。」というようにワイヤレスであることを売りにしているようだが、単三電池2本を使うマウスは重くはないのだろうか。それに電池が切れたら動かなくなってしまうわけだから、本当は無線よりも有線が好きである。「最大9.1mまで離れて使うことができます」なんて書いてあるが、そんな遠くからマウスを操作したい奴なんているのか。そもそもコードがなかったら、尻尾がなくなってしまい、「マウス」にならないではないか。尻尾のないマウスは痛々しい。
などといいながらも、アップル・ストアに註文してしまった。届くにはしばらくかかりそうである。その間に、紛失しないように本体に繋いでる紐を用意しておこうかと密かに考えている。
梵寿綱すたいるで、個人の住まい(「寿舞」)として紹介されている建物の一つ。カーサ和泉からさほど遠くないところにある。1984年築。「住宅建築1987年6月号」や「デザインの現場1987年10月号」などで紹介されている。ステンドグラスなど室内も綺麗なのだが、個人の住まいなので遠慮して写真は一枚のみ。
梵寿綱すたいるで、樹下美人図考として取り上げられている四つのうちの一つ。これがどこにあるのか全然判らなかったのだが、アーキテクトfan 夏も終わり9月にはに写真があるのを発見したのだった。「私が敬愛してやまない建築家「梵寿綱」の作品。永谷園?って仕出し屋さんです。場所は青山です。」と書いてある。そういうことなら簡単だ。仕出し屋永谷園の青山にある営業所か支店を検索すればいいのだ! と思ったのだが、何と永谷園は宅配弁当業から撤退していたのだった。宅配弁当業を譲渡した会社を探してみたが、この場所は引き継いでいないようだった。このブログを書いた人に訊いてみようかと思ったが、もう二年も更新されていないから、返事が来ない可能性も高そう。そうだ、永谷園に訊いてみよう! と思ったのである。
永谷園の「商品に関するお問い合わせ」というページのメールフォームで訊ねることにした。商品に関する問い合わせでなくてすみませんと謝りながら。返事は来ないかも知れないと思っていたのだが、数時間で返事がきた。「開店当初の「麻布店」があった場所ではないかと思われます。」ということで、住所を教えてくれた。商品と何の関係もない質問にもすぐに答えてくれるなんて、永谷園は親切ではないか。私の心の中で好感度は急上昇したことはいうまでもない。永谷園ありがとう!
早速、地下鉄半蔵門線に乗り表参道駅で降りた。西麻布二丁目の方へ数分歩く。ちょっと狭い道に入って行くと、見えた!
思わず駆け寄って(嘘)、樹下美人とステンドグラスを見上げる。
入り口の写真を撮ったら、ぼけてしまった。
もう一回その姿を目に焼き付けてから、来たときとは別の道でそこから立ち去る。
ここは元はケーキ工場だったようです。1976年築。施工は中野組。いくつかのカーサ・シリーズと同じである。今日届いた「新建築1977年5月号」に発表されているが、不評だったと数年後の同誌に書いてあった。
前に訪れたときには、暗くなってしまっていたので、今回夕暮れ前に再度見に行ったPetit Etangである。
下から見上げて、美女に見下ろされてみた。屋根から出ている二つの輪は何なのだろう。次のは入り口。
こんなところに住んでみたいものである。とはいうものの、写真を撮りづらいほど道は狭い。
梵寿綱すたいるで「梵寿綱以前」として紹介されている「美瑠」。
こんな感じで面白くない。でも、芸術生活1977年11月号の記事を見たらエレベータの扉デザインが面白そうだったが、さすがにエレベータには乗れない。
梵寿綱すたいるで、「田園調布の邸宅」として紹介されている建物である。私は今回初めて田園調布という駅で降りた。そこから、如何にも高級そうな住宅地の中を歩いていくと、この邸宅は出現する。
光の向きが難しくてうまく撮れなかった。建物が見える角度が限られているので、選択の余地がなかったのだ。高い塀に阻まれてこれ以上接近できない。
梵寿綱すたいるで写真を観ると、建物の中がまた驚くほど豪華である。これが個人の邸宅ですか。一体どんな金持ちなのだろう。
杉並区にある能楽稽古舞台のある場所へ行ってみた。門しか見えなかった。すごすごと退散
気を取り直して渋谷区にある倶会櫻聴院に行く。といっても、こんな名前は梵寿綱用語であって、こういう看板が掲げられているわけではない。
昔建築雑誌で紹介されたときよりも、庭木が大きくなっていて道路から建物の様子がよく見えないのだ。残念。
麻布狸穴町の寿舞でも、この変わった形の煉瓦(タイル?)を使っていたのを思い出した。ステンドグラスが多用されていて、内部がまた素敵なのだが、個人の家なので勝手に入ることもできないので、雑誌などを眺めて想像するだけにしておこう。
梵寿綱すたいるで「梵寿綱以前」として紹介されている分譲マンション。1972年築。地上8階建て、75戸の建物となっている。設計を梵建築設計事務所・施工および分譲を中野組という組み合わせで作られたカーサ・シリーズの一つだと思う。
方南町駅から4・5分のところにある。
あまり変わったところはないかなと思ったが、半地下になっている入り口の方へ降りる階段のところに壁画があった。
この入り口の中へ入ると、なかなか素敵な空間があったのだが、私は入らずに帰ってしまった。不動産屋の物件情報などが出ていると、その中の姿の写真が観られることもある。
なぜかどの梵寿綱探訪記でも紹介されたことがない。「芸術生活1977年11月号」に、モザイク画とロビーの飾り格子がカラーで紹介されているほかに、ほとんど梵寿綱関連では言及がないような気がする。話は少しずれるが、この「芸術生活1977年11月号」では、秘羅禧がなぜか密羅橲と書かれているのだ。ずいぶん違うのだが、どういうことだろう。
地下鉄月島駅から数分のところにある。隅田川にかかる相生橋のすぐそば。1973年築の分譲マンションで、15階建て、総戸数290戸の建物である。専有面積25平米前後の部屋がほとんど。多くが今は賃貸マンションとして利用されていて、投資用マンションとしての売買情報がネット上にはよく出ている。
梵寿綱すたいるでは、「梵寿綱以前」として紹介されている。梵寿綱探訪記で取り上げているのは、いつものように「一応、カンパネルラ」のみ。
地下鉄の駅からの出口さえ間違えなければ、すぐにそびえ立つカーサ相生が見えてくる。あ、これは橋の方から見た姿だった。
近寄るとこんな感じ。
入り口。そんなに面白くはない。この瓦は、古い写真と色が違っているので、最近修理したのだろう。妙にここだけ黒々と光っている。左に見える赤煉瓦の部分も昔の写真と違うような気がするが、よく判らない。きちんと管理されて、こまめに修繕がなされているのだろう。それでも戸数が多いせいか、古いわりには修繕積み立て金は高くない。
道を隔てたところから。
梵寿綱マンションとしては、そんなに面白くはないけれども、梵寿綱マンションに住んでみようとか、一つ買ってみようというときには、手頃な物件かも。
今日は一日かけて、梵寿綱巡り。場所を特定して、まだ見ていないところを全部見ようという企てである。鉄道路線図とGoogleマップのプリントアウトを手に、朝8時に出発。まず東上線東武練馬で降りて、高島平まで歩く。遠かった。そこで、秘羅禧を見る。西台から都営三田線に乗り、神保町で都営新宿線に、さらに森下で都営大江戸線に乗り換え月島で降りる。そこで、カーサ相生を見る。大江戸線に乗って中野坂上で丸ノ内線に乗り換え方南町で降りる。カーサ和泉を見る。井の頭線の永福町まで歩き、そこから三鷹台へ行く。ここは個人の家。残念ながら閉じた門しか見えなかった。三鷹台へ戻って井の頭線で下北沢へ。小田急線に乗り換えて代々木上原で降りる。倶会桜聴院を見る。代々木上原から下北沢へ戻り、井の頭線で渋谷へ。東横線に乗り田園調布へ。大邸宅をのぞき見る。渋谷へ戻り、半蔵門線で三越前へ。塚田ビルを見るが全然面白くない。三越前に戻って半蔵門線で大手町まで行って丸ノ内線に乗り換え池袋へ。昨日暗くて写真を撮れなかったPetit Etangの写真を何枚か撮って今日の梵寿綱巡り終了。東上線で帰宅。夕方6時。 疲れた。
少しずつ整理しながら報告していくことにする。所謂、出し惜しみというやつである。
第一の訪問地は、ルポア平喜(秘羅禧・鎮守の杜)である。梵寿綱すたいるによれば、「住宅金融公庫融資共同住宅として設計」されたという。「高配した(荒廃の誤植か)と私生活の中で生活する子供達のために、両親達が経験したに違いない故郷の「鎮守の杜」の擬似的な趣を建築の中に再現する試みがなされました」とも書いている。
近寄っていくとまず目に入るのが壁面の彫刻。
さらに近寄って見てみる。
ベランダの方にも同様のものが見られる。見た目が悪くなるので、布団を干すのはやめた方がいいと思う。
入り口の方へ近寄ってみる。
よく見ると、「秘羅禧 梵」の文字が。
下の左は、少し入り口から中を覗いたところ。右は外に戻って、角で何かを吐いている魚の化け物。
そうだ、ここには巨大な親指があったはず。どこにあるのだろう。近すぎて見えないのかも知れないと思い、道の反対側から眺めてみると、あった。
ズーム機能で大きく撮ってみると。
親指の意味は私には理解できない。もちろん、反吐を吐く化け物もだけど。
ここはなかなか面白いのだけど、注目度は低い。「一応、カンパネルラ」には詳しい報告がある。
梵寿綱の樹下美人図シリーズ、EST ESPERANZA, CASA DE TAMPPA, POZZO BIANCAにつづく第四作PETIT ETANGである。住宅建築1987年6月号に詳しく紹介されている。1986年築の、池袋にある小さな賃貸マンションである。
これはネット上の梵寿綱探訪記で紹介されることもなく、唯一、LOVE TILESを確認したのみである。
これを見つけるのには少し手間取ったので、喜び勇んで写真を撮りに行ったのだが、仕事が遅くなって夕暮れ時になってしまった。人が住んでいるところを、フラッシュを光らせて何枚も撮るのは失礼なように思えたので、今日は一枚のみ。夜のPetit Etangである。また、日を改めて訪問したいと思っている。
全然知らなかった。Mac OSXのPreviewでpdfファイルの結合ができるなんて。Snow Leopardでできるようになったわけではなくて、前からできたらしい。そんなこと知らなかったから、pdfsamを使っていた。もちろんこれもいろいろな操作ができるから、使えてよかったのではあるが。
使い方は、「Mac OS X Snow Leopard: PDF-Dateien zusammenführen」という動画を見ていただくことにしよう。ドイツ語だけで、見れば判るでしょう。ファイルのアイコンを引っ張って、サムネイルに押し込めばそれだけで目的の箇所に統合されてしまうのだ。削除、並べ替えも、サイドバーで簡単にできる。驚きました。
知ったのは、lifehacker日本語版:Snow Leopardの「プレビュー」機能はPDFの統合/編集がカンタン!!で。
梵寿綱マンションに住めるかも知れない。ということはまた日を改めて報告することにして、今回は梵寿綱巡りの第七回Lotus Calyxである。これは2005年築ということで、新しい。自由が丘にある総戸数3戸の建物である。住居用マンションという表示もあれば、賃貸事務所という案内もある。通り抜けられないちょっと引っ込んだところにあるので、写真を撮りづらい場所である。通りすがりに思わず写真を撮ったということがあり得ないところなので、写真を撮るために入ってきましたと全身に書いてあるようなものなのだ。写真を撮ろうとして接近したときに、ちょうど前の建物から人が出てきて車に乗ろうとしていたので、あまりうろうろする気分になれず、そそくさと数枚撮って退散。
あの早稲田のような異様な迫力は感じられない。
同じような写真しかない。
駐車場の地面とか壁にそこはかとなく梵寿綱らしい雰囲気を漂わせている。この門を入って左に向かうと、もっと梵寿綱らしい雰囲気が出てくるはず。感じのよい共有テラスもある。Lotus Calyxで検索すると不動産サイトで私が入れなかったところの写真を観られると思う。今のところ、梵寿綱探訪記で報告された例はない。
いま募集している一階の貸し事務所(41.04 坪)は、月743,400 円である。暖炉や防音室があるという。事務所で募集しているけれど、台所や風呂もあるので、普通に生活することもできそう。
10月12日追記:ここの写真を多数、NOA作品集:梵寿綱氏で見ることができる。
今回は個人の住まいなので(梵寿綱なら寿舞と書く)、あまり撮ってはいけないような気がして、3枚しかない。というより、本当はうまく撮れなかっただけなのだけど。
住宅建築1987年6月号に詳細が紹介されている住まいである。
昔は前後に家が建っていなかったので、よく見えたようだけれども、今は二軒の家に挟まれてよく見えない。丸みを帯びた屋根の家である。
ステンドグラスを拡大すると下のようになる。これが夜には中から輝くらしい。家の中にもステンドグラスは多用されているようだ。
一階にポーチ、玄関、来客用和室および浴室、二階に居間、食堂、厨房、三階に夫婦室と子供室があるという。