スター・オブ・イェルタの写真を撮るのが難しい。どうしても手が震えてぼやけた写真になってしまう。白い花よりも、濃い紫の方がうまく撮れないのだ。最初は気のせいだと思っていたのだが、どうもそうではない。
どうすれば鮮明なスター・オブ・イェルタの写真が得られるのか私はこつをつかんでいないので、こんな写真ばかり撮ってしまう今日この頃なのだ。
MacOS X 10.6 Snow Leopard [Apple Store, Amazon.co.jp] が届いたので、早速インストール(アップグレード)をする。云われたとおりに数回クリックするだけで、完了する。時間はかなりかかるから、食事前などに始めるとよいと思う。私は、システムのインストールの後で、Xcodeのインストールを行った。
再起動すれば動き出すが、特に変わった様子もない。私の場合、Xmarks for Safariが動かなくなった。心配していたSynergyKMは問題なく動いた。今のところ、直ぐに問題を生じるような不具合があるわけでもない。
Evernote、Dropbox、SynergyKM、DefaultFolder、NisusWriter Express(3.3.1beta1が今日出た)、Oxford English Dictionary、Smultron、NewNOTEPAD PRO、T.Clip X Std TextWrangler、mi、Bookend、GraphicConverter、iTerm、Adobe Reader 9、Voila、コトノコ、ZumoDrive、、MouseWorks、OpenOffice.org 3、Google Notifier、ABCLaunch、ATOK2009はちょと動かしてみただけなら、問題なく動くように見える。Xmarks for Safariだけが、このアップグレードで気がついた不具合である。
いま頭の中は本をどう置くかということでいっぱいである。何か参考になる本はないかと、こうやって住まいを探すようになる日に備えて本を買ってきた(だから本が増えるのである)。『週末書斎術』というのもそんな本の一冊である。最初は、本が多い部屋の例が5〜6件しかないじゃないかとがっかりしていたのだが、よく見ると他の本よりも本を活用しつつ大量の本を効率よく収めるということを考えている例が載っているような気がしてきた。ここでも、そんなに日当たりのよい部屋の壁全面に書棚を作ったら本が焼けないかなと思う例もある。
この本で羨ましいと思ったのは、あの業務用の可動式書架。単位部屋面積当たりの収容書籍数をぐっと上げることができそうだ。問題は書架自体が高価であることと、重くて設置工事が大変なこと。この本の例も一軒家の持ち家で、マンションでこれをやったという例は思い出せない。実は今回不動産屋に訊いてみたのだが、家具を置くというようなものでなく、改装工事になるから、工事計画を提出して理事長の承認を得たりする手続きが必要になり、簡単に承認されることもあればそうでないこともあって、それはまったく予測できないから、そういうものを入れることを前提に物件を探すのはお勧めできないというようなことを云われた。まあ、確かにその通りである。こっそり入れるという手もありますがねと云っていたけれども、あれをこっそりは無理だと思う。
本を置くために部屋の面積を少しでも広くと思っていたのだが、ただ広くても置きにくい間取りもあることが、いくつか部屋を見ているうちに判ってきた。「とにかく部屋を見て回った方がいいですよ。そうすると何が必要で何が足りないか見えてきますから」と不動産屋に云われて最初は意味が判らなかったのだが、ようやく、そういうことかと納得した。プロの云うことには耳を傾けるべきである(無条件に信用しろと云っているわけではない)。南向きで片側全面が窓で、まあ確かに採光効率はいいのだが、窓のない壁が少なくて、ただ本の日焼けのための部屋みたいになっていると、そんな部屋は評価できないことになる。円に近いほど単位面積当たりの周囲の長さは短くなるから、どちらかというと不規則で細長い部屋の方がいいのかも知れない。
廊下が広いと書棚を置ける。部屋が離れていて、長い長い廊下で繋がっているといいのだが、そんなマンションはないだろう。食卓のある部屋から書庫まで500メートルの廊下で繋がっていたら嬉しい。あるいは、複雑に入り組んだ迷路のような廊下があって、それが壁面に書棚を配置できるくらいの幅があれば。こんな廊下のあるところはないかな。
これはもはや廊下ではなく迷路というのだけど。
ようやく西洋系の朝顔が咲き始めた。もともと秋咲きだからこれでいいのだけど。日が短くなってくると開花するというわけだ。実はもう二週間ほど前から少しずつ咲いてはいたのだが、出勤する時間にはまだ蕾が開いていなかった。このところ、気温が下がったから開花時間が早まったのだろう。朝顔は気温が低くなると開花時間が早まる傾向がある。逆だと思っている人が多いけれど、自分で育ててみればよく判る。
白に青い線が入っているのがフライングソーサー。濃い紫の方がスターオブイェルタ。さらに濃い紫の線が入っている。
スターオブイェルタの近接した写真を撮ろうとしたものの、手が震えるせいか、鮮明な写真が撮れなかった。残念。花は小振りだが、鮮やかな色で、たくさん咲くから気持ちがよい。
どこに住むのかということを私はあまり考えていなかった。勤務先にあまり近いと本を読む時間が足りなくなるとか、粉塵が多いと本が汚れるとか、潮風は本に悪いのではないかとか、そんなことである。妻の考えている条件に「高級住宅地であること」というのがあって、驚いた。どれくらい驚いたのかというと、「火星に住みたい」と云われたとしたらそれくらい驚くだろうというほどの驚きである。何かそういうものがあるということは私も知っていた。でも、どこにどういうのがあるのか全然知らない。そこで、「高級住宅地とは何か。それが高級住宅地かどうかはどうやって識別するのか」とメールを返信したら、返事が来なかった。仕方がないので、本を買ってみた。判らなかったら、本を買って見るほかにどうしようもないではないか。こうやって、本は増えていくのである。
『新・土地のグランプリ』と『 高級住宅街の真実』は、所謂ムックという形式の本で、まさに「高級住宅地とは何か」という私の疑問に答えてくれるものであった。こんな世界があるとは知らなかった。私の価値観にまったくこういう指標がなかったので、異世界を覗いたかのような驚異を感じることができた。二人が同じ部屋にいても、それぞれが異世界に住んでいるということはあるのだ。これでとりあえずは、高級住宅地を測る指標がとりあえずは得られた。具体的にいうと、価格と人気である。もちろん両者は連動している(不人気なのに高いというところはないだろう)から、同じようなものだけど、数値としては別々に測定できる。
人気の推移などを考えるために、『東京「進化」論』という本も読んでみた。この著者の予測や意義付けにはよく判らないところもあるが、私は何しろ街にあまり関心がなかったから、街の人気の変化のとか再開発の現状などを知ることはできた。
驚異は身近なところにも潜んでいるのだ。
そろそろ出るだろうと思っていたMacOSX Snow LeopardがApple Storeで註文できるようになったので、早速註文してみた。アップグレード価格は3300円。註文画面に「日本語版・英語版」を選ぶ項目があるのだけど、どういうことだろう。言語表示は切り替えるだけで、何語版にもなると思うのだが。よく判らなかったので、日本語版にしておいた。
何がよくなるのだろう。速くなるのはいいことだ。Microsoft Exchangeをサポートというのは何か私と関係があることなのだろうか。QuickTime XはHTTPライブストリーミングをサポートするらしいが、私と関係があることなのだろうか。
PDFの複数列のコピーが的確にできるようになるという。これは嬉しい。
何れにせよ、私は新しいOSがでると、不具合がどうとか関係なく、一秒でも早くインストールしたいので、金曜日をただただ待つだけなのだ。
書類を取り寄せ、室内に入り街を歩いた物件は昨夜売れてしまった。というわけで、住まい探しは振り出しに戻った。やれやれ。
今日、『センスよく暮らす人の収納スタイル』(1200円+税/集英社)[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]が届いた。表紙に巨大書棚が載っているので、註文してみたのだが、期待した以上に書棚の写真が多い。この吹き抜けの階段室に棚を張り巡らせた巨大書棚は美しく、これだけあれば本が余裕で入るなあと思ったのだが、「段ボール50箱にもおよぶ蔵書をどう収めるかが、設計するうえでも一番の難題でした」と書いてあるのを読んで、立ち直れないほどの衝撃を受けた。私はこの三月の引っ越しのときに、段ボール90箱の本を運んだのである。さらにそれを上回る数の本がすでに実家に置いてあったのである。他の書棚はそんなに大きくはないが、「見せる造り」になっていて、気持ちがいい。
スキャンしてここに紹介したいくらい美しいが、それはやってはならないことなので、できない。
『書物の敵』という本があって、ヴィクトリア朝時代のイギリスの話なので現代日本とはずいぶん状況が異なるのだが、書物の敵として、「火、水、ガスと熱気、埃、紙魚、害獣と害虫」といった自然要因に加えて、「無知、製本屋、蒐集家、召使いと子供」といった人間の要因も記している。今の日本で部屋を探すときにどういうことを考えたらいいだろうか。
火の心配は本があってもなくても注意しなければならないからあまり追求することもないと思う。ガスと熱気というのは本が手元にないから具体的に何を指しているのかよく判らない。やはり日本では「水」だろうか。水といっても漏水事故などは火と同様に蔵書とは関係なく注意することだ。本に関係あるのは湿気だろうか。湿気と埃の組合せで黴が発生する。本をたくさんお持ちの方はご存じだろうが、結露しやすい窓のそばの書棚の片隅で何年も埃を被っていた本は、ふと気がつくと大変なことになっていたりする。
かといって、日当たりよくしてやればいいかというと、今度は本が日に焼けてしまう。カバーの背の色は抜け、紙は茶色になってしまう。直射日光に当てずに風通しよくしなければならない。これが難しい。
一般的に住居は南側が好まれる。前に高層建築物が建っていなくて、日当たりがいいことが好条件として強調される。
神田の書店街を見ると、靖国通りの南側に古書店が並び、店を北に向かって開けている。本を置く部屋は北向きがいいのだ。部屋探しも北向きを探したいところだが、一人で住んでいるわけでもないので、それは難しい。書棚の前に遮光カーテンを掛けるとか、資金に余裕があれば扉付きの棚にしてもいい。
ただ扉やカーテンをつけると、本の背が見えなくなる。本当は本の姿を眺めながら暮らしたい。本の背を眺めるのは単に楽しみだけでなく、本の所在を確認するという効果もある。長年眺めているとどの本がどの棚にあるのか自然に頭に入ってくる。だから、蔵書データベースを作ったりしなくても、本の所在はすべて頭の中に入っているというわけだ。ところが、眺められないと、特に箱に詰めてしまったりするともう全く判らなくなる。それでも記憶できる人もいるのかも知れないが、私は無理だ。
直射日光が当たらないけれども、湿気のたまらない部屋が理想である。年中空調管理で一定環境を保つという手もあるが、それもまた資金面でなかなか難しい。何もかも難しい。
リフォーム&リノベーションの本を買う。数ヶ月前までリノベーションって何? と思っていた私である。
施工例なら雑誌やムックの類にもいろいろ載っている。リフォーム関係の記事が多いのが、LiVESである。今年の4月号は「到来! リフォームの時代」(Amazon.co.jp)という特集だった。ただ、この手の本や雑誌に、大量の蔵書がある人の例が載っていないのだ。
この雑誌の2月号(Amazon.co.jp)には、「図書館のような落ち着きを生む、本に囲まれた円形図書館」という例が載っていることは注目に値する。部屋の真ん中に円形の小部屋みたいな空間があって(扉で締め切ることはできない)、その中が書棚と机になっているのである。面白いが大量の本を収納するためのものではない。
この部屋は「relife+ vol.1—マンションリフォームで自分らしい暮らし (別冊・住まいの設計 160)」[Amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]にも載っている。
『蔵書家のための中古マンションリノベーション』なんている本があればいいのに。日本で10人くらいしか欲しがらないかも知れないけど。いやいや、1万人くらいはいるだろう、きっと(本当は百人くらいだと思っている)。
本を読んで予習したところで、というより本ばかり読んでさらに頭は混乱した状態で中古マンションを検索した。いろいろマンション検索サイトはあるが、レインズという不動産の巨大データベースがあって、ここへの登録が義務づけられているらしいので、どこで検索しても同じ物件が出てくる。だからどこでもいいんじゃないかと思った。ただ、このレインズのデータベースを個人が直接検索することはできない。
このレインズがお届けする不動産の平均的な取引動向を見ると、マンションの流通価格の推移などという情報も得られる訳である。「2月以降中古マンションの価格が上がって来ていますから、あまり遅くならない方がいいですよ」という不動産屋の言葉を聞いて、買わせるために云っているだけかと思ったのだが、東京圏のマンション流通価格変動グラフを見るとあながち嘘ではなかった。2003年頃にくらべると随分上がっているのだと初めて知った。
本を読むと、そうは云っても登録前の物件を不動産会社は持っているから、そういうのを教えてもらえるようになるといいこともあると書いてあった。数日から数週間の差があるらしい。でも、数日の差を利用して購入するほどすばやく決断できないと思うので、そういうことは気にせずゆっくり選びたい。それで駄目なら縁がなかったということだろう。
などとのんびりしたことを云っていたのだが、妻と私の希望を合わせるのが難しいのは前に書いたとおり。何とか一致するものは、高級住宅地の近くにあるのに(高級住宅地そのものの物件はなかなか高くて難しい)広さの割に価格が安いという誰が見てもお買い得物件になる。ということは、データベース検索で選び出して不動産屋に連絡してもことごとく売れてしまっていますという返事が来るのである。
かろうじて互いに妥協できる範囲に引っかかった唯一の物件を見に行く。データベースでは所有者が居住中と表示されていたが、実際には引っ越していたので、安心して見ることができた。その時までに求めた資料は、
本で得た知識に従って、共有部分が綺麗かどうかを確認する。郵便受けの周りとか、掲示板の張り紙とか。エレベータのなか、ゴミ捨て場、廊下部分など。綺麗に管理されていて、ゴミ一つ落ちていない。が、暗い。暗くてゴミや汚れが見えないだけかも知れない。でも一見綺麗である。建物もひび割れが放置されたりしていない。中に入って写真を撮る。まだ自分のものになったわけでもないので、ここのは写真は載せないが、それなりの状態を保っていると判断できた。台所、浴室、洗面所、トイレは近年リフォーム済みだとかで、新しく綺麗だった。水回りの改装は必要なさそうでちょっと安心した。調理場は近年流行りの対面キッチンではない。私はあれは好きではないので、独立していていい。家族を見ながらとかいうけど、乳幼児がいる訳でもないから、家族なんか見る必要ない。調理場が部屋の区別されていないと、空気中に油分の微粒子がどうしても流れていって、本が汚れたりしないか心配である。においも。すべての書棚に扉を付ければいいのだが、それはずいぶん金がかかる。本の汚れ具合を比較検討したわけではないから、完全な私の想像でしかないのだけど。これを読んだ人がいて、あまり信用されても困る。
天井の高さを測ったり(240cm)、窓の高さを測ったり(200cm)してみる。壁のクロスは貼り直さなければならないだろう。カーペットも。和室は洋室にしたいなどと考えながら写真を撮る。
その後、ほとんど関心がないのに近所の同じような物件を見に行かされる。ここがいいよという印象を与えたいのだろうか。実はそうなったのだけど。エレベータの中に「禁煙!」なんて張り紙あると、貼らなければならない理由があるのだろうと思う。エレベータのなかで煙草を吸う住人のいるマンションは嫌だな。3つほど見て回ったあと、不動産屋の人たちと別れ、一人で駅まで歩いて時間を計ってみる。10分と書いてあっても実際に歩いたら坂道で15分かかったなんて話が本に書いてあったからだ。この物件は駅まで10分である。私が歩いたら8分だった。念のため往復したので間違いない。私は歩くのがはやい方だから、皆が皆8分で歩けるとは思わないが。別の駅まで15分ほどかけて歩いてみる。蒸し暑いので疲れてしまった。
周囲は穏やかな住宅地。私にはこんな住宅地に住む必然性がよく判らないが、妻の条件なので仕方がない。もっと不便でも広さが2倍あればいいのに。しかし、そんなことを云っていると百年経っても住まいが見つからないことになるので、やむを得ない。ここが気に入っても、まだ福岡から妻が見に来ていないので、何も契約はしていない。だから、誰かに先に買われてしまったら、また振り出しに戻ってやり直しである。
中古マンションなんて買ったことがない。どうやって選んだらいいんだ? と何も判らず途方くれていた。判らないときは本を買う。ただそれだけである。中古マンションを買うための本として以下の本を買った。
他に横山彰人『住まいに居場所がありますか? 家族をつくる間取り・壊す間取り』(ちくま新書/2009)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]という本を買って読んだが、本書は住まいと家族という関係について考えさせてくれる本。中にはそこまで住まいとの関係で語れるのかと思うところもあるが、全体としては住まいについて考えるヒントを多く与えてくれる。具体的に例を挙げてみろと云われると困るので、そんな気になっているだけかも知れないけど。
新しい住まいを探している。事情があって妻と娘が福岡に残り、私は埼玉にある両親の家に住んでいるが、来年4月からまた家族3人で東京で暮らせるようになる。3人で暮らすには、まず住まいを見つけなければならない。しばらくこれで真剣に頭を悩ますことになるので、ここは当分の間、住まい探し日記になってしまうと思う。
予定通りなら娘は来年から大学生だ。この先何年親と一緒に住むかは判らないが、長くて10年だろう。ということで、主に夫婦の希望で住まいを探すことになる。私の希望は当然のことながら、本がたくさん置けるところ。都心から遠くても、通勤時にたくさん本が読めるくらいにしか思っていない。ネット環境とか、パンを焼きたいとか、細かいことはいろいろあるけれども、まずは本を置くための広さである。一方妻は、「狭くてもとにかく都心に」というのが希望である。まったく噛み合わない。いや、無限の資金を持っていれば簡単で、都心に本をたくさん置ける広大な住まいを確保すればいいだけのことだ。だが、現実はそうはいかない。
今回は資金と時間に限りがあるので(次回があるとしてもそうだろうけど)、中古マンションである。夫婦の条件と資金の限度に合致するものを探して、なるべく住みやすいように作っていこうということである。夫婦の住まい探しの話の噛み合わなさ加減については、おいおい書いていくことにして、まずは本を置くということを考えてみたい。私はそれしか考えていないとも云えるわけだけど。
最初は本を置くために本を買う。置くための本ではない。いくら何でも私もそこまで莫迦ではない。たくさん本を置いて生活することを考えるための本を読んで参考にしようということである。
何年も前から持っている本なのだが、『本を愛する住まい』(彰国社/1997年)[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]というそのものずばりの題名の本がある。この本のページを捲って、いつか本を愛する住まいを作る日に備えて来た。実はこの本は、本そのものの説明や書籍を巡る状況などにもページを割いていて、住まいのことに関する記述ばかりでもないのだ。第三部「本のある住まいの設計」がそれに当たる。そのさいしょに「本棚のいろいろ」とか、「見せる収納、隠す収納」などという説明があり、その後に書斎・書庫の例が載っている。これは楽しい。ところが、ほとんどが一戸建ての大きな邸宅の例が多い。狭い中古マンションで何とか本と暮らしたいという人の例は載っていないのだ。唯一「マンションに設けた夫婦の書斎」があるだけである。楽しい本だが、あまり参考になりそうにない。
アラン・パワーズ『自宅の書棚』(2006年/産調出版)は素晴らしい本である。副題が「本のある暮らし。本をインテリアとして生かす。」となっている。この後半に戸惑う人もいるかも知れないが、本とともに暮らす以上、本の存在が馴染む住まいにしないと、家族は人間的な生活を営めなくなってしまうだろう。ただ本を詰め込めばいいというものではないのだ。床から本を積み上げれば本は部屋に入っていくわけだが、それでは人間の生活として好ましくはないし、本を探し出せなくなる。
この本では、多くの写真とともに、大量の本の収納について、「リビング、ダイニングから廊下や階段、さらにキッチンやバスルームまで、住宅のあらゆるスペースに本を収納するためのアイディアを満載しています」という本なのだ。書棚の写真ばかりで実に楽しい。しかも美しいものばかり。唯一の不満は日本のマンションで暮らす上の注意点などが載っていないこと。日本人が書いたのではないから当然だけど。
今のところ、私が求める本には出会っていない。考えてみれば私が求める本を出しても売れないだろうけど。
食虫植物が好きでハエトリソウなど育てていることは何度も書いているが、Gigazineに「ネズミも溶かしてしまう肉食っぷり、フィリピンで発見された巨大食虫植物」に載っているのを読んで驚いた。私の脳裏に、ウツボカズラの壺の中に落ちた鼠が消化液の中で藻搔いてゐるうちに力が弱まりやがて溶けていく様子が浮かび上がってきたのはいふまでもない。
日本語では食虫植物というけれども、英語ではCarnivorous plantsで「虫」ではなく、「食肉」の意味である。carn-の部分が「肉」を意味している。カーニバルのcarn-も同じだ。
リンク先のBBCの記事に鼠が溶ける姿は出ていない。The Mousetrap: The carnivorous plant that eats rodents for lunch - named after Sir David AttenboroughというMailOnlineの記事を開くと、まさに消化液の中に落ちたと思しき鼠の写真がある。刺激が強いので臆病な人、溶ける鼠を見ると発作の起きる人などは開かない方がいい。不思議なのは、鼠は何しにそんなところに入ったのかということである。そして、どうして直ぐに出てこないかといふことである。簡単に出られさうな感じなのだが。
今夜は怖い夢をみるのではないかと心配である。植物に食べられる夢を観そうではないか。巨大ウツボカズラの壺の中に滑り落ちてしまって藻搔いても藻搔いても出られず、足から溶けていくのである。ああ、ウツボカズラが欲しくなってきた。
でも、食虫植物の本を読むと、東南アジアには鼠や蛙が捕獲されてしまうようなウツボカズラが知られていると書いてあったような気がしたのだが。気がついたら犬が落ちたりするようになるくらい大きくなるとちょっと怖い。
ドイツの面白新製品サイトを見ていたら、USB – Yakuza Finger mit 1 GBという記事が目にとまった。Yakuza Finger? USBメモリを英語でThumb Driveっていうことがあるらしい。じゃあ、親指で作ってみようということになったんだろうが、ドイツでYakuzaという言葉が一般的に通じるんだろうか。Mitglied der japanischen Mafiaと簡単に説明している。日本マフィアの構成員をYakuzaというらしい。まあ、間違ってはいない。
それにしてもどうしてやくざなんだと思ったら、これは日本製品だった。欲しい人は適当に検索してみていただきたい。7000円くらいなので、私は買わないつもりだけど。
これとは逆に指をUSBメモリにした人がいたという衝撃画像と記事は指をUSBメモリにした男性で読める。
この画像はYanko Designの「YOU-SB」なのだけど、これとは別に薬指にUSBメモリ装着した人がいるのだ。その人はやくざではなくて、フィンランドでバイクを運転中にシカと衝突、左手の薬指を半分失った人だという。目の前でみたらちょっと怖いと思う。
いずれにしてもただのUSBメモリである。指先をUSBポートに差し込んだり、親指型USBメモリを自分の手に装着したりしたら、その中身が自分の頭に流れ込んでくれる訳ではない。私はいつかそうなって欲しいと願っている。資料をそこに保存しておいて、すぐに検索できれば便利ではないか。そのうちEthernetケーブルを繋いだり、あるいは無線LANに繋がったりすれば、もっと便利になる。いつかそうなるに違いない。私が生きている間に実現してほしいものだ。
今朝の「暁の光」は比較的大きいのに花弁が垂れていないのでよかったと思ったら、切れてしまっているではないか。周囲に邪魔にならない程度に葉があって、それが花弁をそっと支えてやるような条件が整ったとき、花の径が大きくても垂れ下がらない綺麗な姿を楽しめるということだろう。そういう条件が全部整うことは実はあまりないのだとようやく判ってきた。人が撮った写真を観るときは、綺麗に撮れたものを観ることになるから、いつもそうなんじゃないかと思ってしまうのだが、毎日機会を窺いながら撮っているんだろう。
今日、出勤途中で見かけたのが昼顔である。前からコヒルガオにしては花が大きくて色が濃いと思っていたのだが、多分これは昼顔である。まだ花が完全に広がっていない。6時50分頃の姿である。種よりも根で広がるらしく、増えすぎて困る雑草という認識のようだ。朝顔にも根で広がる宿根朝顔の品種が少ないもののいくつかあって購入することができる。前に一つ持っていて、こっそりアパートの前に植えたらどんどん広がってしまった。濃い青の花だったような気がするが、今頃どうなっているのだろうか。十年くらい前に引っ越したのでその後のことは知らない。
そういえば、その宿根朝顔はヒルガオ科だとか。西洋朝顔のヘブンリーブルーなんかもヒルガオ科である。野に咲く昼顔は種は全くできないのだろうか。できるのなら、毎年花が大きくて色の濃いものを選んでいったりしてみたいものだが、種ができないのならどうしようもない。
Bookendsは昨日書いたように文献(図書)管理のためのMacOSXアプリケーションである。これを使ってBibTeX形式で引用文献を挿入している論文の文献参照処理をやってみた。馴染みのない人には何を云っているのかよく判らないだろうけれど、BibTeXを使っている人には多分通じるから、そうでない人は諦めていただきたい。
さて、LaTeXで論文を書いていて、文献を引用するときは¥cite{siqueira2000checkerboard}というように引用箇所に印を入れておく。これはGoogle ScholarでBibTeXデータを作るとこんな感じになる例で、もちろん何でもいい。¥cite{PMID:16709590}というように番号をつけてやってもいい。ご存じだろうけど。別にref.bibとでも名付けて文献データファイルを作っておいて、文献リストを挿入したい場所に、¥bibliography{ref}なんて書いておいたうえで、bibtexの呪文を唱えれば、引用箇所には正しい書式で番号など振って、さらに引用文献リストを作ってくれるのだ。素晴らしい。しかし、これが思うようなリストを作ってくれないことがある。BibTeXに詳しい人は自分好みの形式を作れるんだろうが、私にはどうにもできなくなってしまった。そこで、Bookendsの助けを借りたのである。
まず、BookendsのPreferencesを開いてBibTeXのパネルを表示させ、Enable BibTeXにチェックを入れて有効にする。次にScan & Bibのパネルに移ってCitation delimitersをBibTeXにする。他は変更しなくていいと思う。
Preferencesは閉じて、今度はBiblioというメニューからFormats Manager...という項目を選び、自分好みのリスト出力形式を作る。これはいろいろさわっていれば何となく判る。
そして、今回使おうという文献データベースを開いた状態で、BiblioからScan Documentを開いて論文のTeXファイルを指定すればいい。すると挿入箇所が¥cite{PMID:16709590}というような形から、(3)というような目的の形式に書き換えられ(もちろん [3] とか、(Nakano, et al. 2005) とか、好きな形式に設定できる)。リストはクリップボードにコピーされているので、目的の場所にペーストすればできあがりである。
最初はthebibliography環境を使おうかと思ったのだが、もう番号まで振られてしまうので、今回はenumerate環境にした。振ってくれた番号を\itemに置き換えなくてはならないのだが。まだ、完全に自分の思い通りに操作できていない。あとは、文献処理の指示(\bibliographystyleとか)を外して、latexの通常のコンパイルを行えばpdfファイルに整形されて出力できるという寸法である。
ちょっと中途半端な使い方かも知れないけれど、今回は私はこれで本当に助かった。目的の出力形式で引用文献リストが作れて、しかも原稿はそのままでよかったからだ。これで、Nisus Writer Expressで書き直しなんてことになったら大変だった。Nisus Writer Expressが嫌いな訳ではないけれど。
今日も「暁の光」と「浜の雪」。花弁が垂れ気味である。もっと早く撮影しなければならない。今は5時40分頃撮っているのだが。5時過ぎに撮ればいいのか。ちょっとそれはつらい。食事中なのだ、その時間は。
そろそろ新しい種類の花を載せたいところだが、明朝はどうなっているだろうか。
Bookendsというのは文献管理のためのアプリケーションである。書籍管理(蔵書管理)もできる。文献管理というとMacではEndNoteが昔から有名なのだが、これが個人で買うにはちょっと高い。そこで私はBookendsを使っていた。といっても無料ではない。
EndNoteでは、Microsoft Word用のAdds-inがあって、これを使えば論文を書きながら、メニューから引用論文操作を選んでいろいろなことができるのと同様に、 Bookendsでもそんなことが可能で便利だったのだ。しかし、私はMS Wordは基本的に使わないから、全然便利でも何でもなかった。ところが、久し振りにBookendsをダウンロードしてみたら、Nisus Writer Express用のマクロがあるではないか。これを使えば、Nisus Writer Expressでもメニューから引用文献の操作ができることになる。今回の私のように、BookendsのあとにNisus Writer Expressをインストールした場合は、このマクロが自動的にインストールされないので、~/Library/Application Support/Nisus Writer/Macros の中に手動で入れてやらなければならない。
私はこの頃はもっぱらUbuntu上でLaTeX形式で論文を書き、引用文献の処理はBibTeXでやっていた。今まではそれでうまい具合にできていたのだが、今回投稿しようと思っている学術誌の引用文献の形式に私の技術ではうまく対応できないうえに、投稿規定には原稿はMicrosoft WordあるいはRTF形式なんて書いてあるのだ。PDFじゃ駄目なのか。やってみれば大丈夫だったりしそうなのだが、もし駄目だったときのことも考えて準備しておかなければならない。Nisus WriterならRTF形式だから対応できるのではないかと思ったわけだ。引用文献も含めて。そうした場合、数式をどうやって書いたらいいのかまだよく判っていないのだが、あたそれはあとで考えよう。
今回試してみたのが、サーバ機能。いつからあったのかは知らないが、試したのは初めてである。Preferencesパネルの一番右にあるServerというところを選んで、「Allow Web access to databases」にチェックを入れて有効にするだけである。ポートは変更しなければ2001である。そのときのIPアドレスが表示されているので、それを使ってアクセスすればいい。アクセスに承認を設定したりもできる。ここで使えるデー場ベースは~/Library/Application Support/Bookends/Server直下に置いたデータベースのみである。だからデータベースはDocuments(書類)フォルダではなく、そこに移すなり新たに作るなりしなければならない。私はServerDB.bdbというデータベースファイルを作った。
これで192.168.xx.xx:2001をブラウザで開いても何も見えない。自分でhtmlファイルを作らなければならないのだ。雛形(template)くらい用意しておいてくれてもいいのに。文句を云っていても何も解決できないので、最低限、検索と結果表示ができるページを作った。
<body> <h2>Bookends Server</h2> <p> <form method=POST action="http://192.168.x.xxx:2001/BEPost"> Word or phrase to search for: <INPUT SIZE=50 NAME="Query"> </p> <p> Format : <SELECT NAME="Format"> <OPTION>BibTeX <OPTION>Chicago <OPTION>APA <OPTION>Medline </SELECT> </p> <p>Find in field: <SELECT NAME="Field"> <OPTION VALUE = "allFields">All <OPTION>Authors <OPTION>Title <OPTION>Editors <OPTION>Journal <OPTION>Volume <OPTION>Pages <OPTION>Date <OPTION>Publisher <OPTION>Location <OPTION>Keywords <OPTION>Abstract <OPTION>Notes <OPTION>User1 <OPTION>User2 </SELECT> </p> <INPUT TYPE="Hidden" NAME="Head" VALUE= "<h1>Search Results</h1>"> <INPUT TYPE="Hidden" NAME="Foot" VALUE="<A HREF=default.html>Return to home page</A>"> <INPUT TYPE="Hidden" NAME="ShowHitNum" VALUE="true"> <INPUT TYPE="Hidden" NAME="DB" VALUE="ServerDB.bdb" <INPUT TYPE=Submit VALUE="Submit Search"> <INPUT TYPE=Reset VALUE="Start Over"> </form> </body>これを、default.htmlという名前で上記Serverフォルダに保存し、ブラウザでhttp://192.168.x.xxx:2001/default.htmlを開くと、こんな画面が表れる。
Formatというのは出力形式。ここではBibTeXを選んでいる。何か言葉を入れて検索してみると、下のような結果が得られる。
こうしてLinux側でLaTeXで論文を書いているときに、引用文献を追加したくなったらこうして追加するのに利用できるかも知れない。
昨年の夏は新聞紙一枚分の面積を占める生きた水苔を購入し、その後、水苔はすくすくと生長していた。水分に満ちた緑色を輝かせながら。それがこの春には引っ越しなどのせいか、壊滅状態になる、今ではハエトリソウとともに3本ほどが生き残っているのみである。
あまりにも寂しい。悲しすぎて手が震えて少し写真がぼけてしまったではないか。よく見ると(よく見なくてもすぐ気づくが)、ハエトリソウも元気がない。夏だけど、新しい水苔に植え替えてみようか。水苔全体が生きていればそんなことはしなくていいのだが。
ついでに、今日の朝顔の写真も。
「浜の雪」と「暁の光」。少し花弁の周辺がめくれて気味のような気もする。もう1時間ほど早く撮った方がよかったのだろうか。
オンラインストレージのBox.netをiPod touch/iPhoneで使えると、実は今日初めて知った。早速、Box.net for the iPhoneをiTunes Store経由でiPod touchにインストールしてみた。
インストール後、Eメールアドレスとパスワードを入れると、Box.netの中身が表示された。
上のは写真のフォルダ内を表示したもの。画像を見たり、書類を読んだりできる。アップロードは試していないからよく判らないのだが、「写真のみ可能」とiPhone.Walkerの記事には書いてあった。外部記憶はいろいろ充実していますね。
昨日から暁の光がいくつも咲いている。昨日は時間がなくて写真が撮れなかったで今日は撮ろうと思ったのだけど、雲が厚くて明るさが足りない。自動的にフラッシュが光るわけだが、そうなるとこんなふうに表面がてかてかした朝顔の白になってしまい、しっとりとした花弁の雰囲気が台無しになる。
もちろん、フラッシュ禁止にして撮影することも可能。そうすると光が足りないので長時間信号を受信しなければならなくなり、私の震える手ではぶれてしまうのである。フィルムを露光させるわけでもないのにねえ。デジタルカメラの仕組みがよく判っているわけではないのだが、手が震えるとうまく撮影できないことだけは経験的に判っている。三脚で固定すればいいのだけど、そんなもの持っていない。買えないこともないけれども、出勤前の数分で撮影するから時間的な余裕もないことの方が厳しい。もっと早起きすればいいのか。
Design magazine dezeenで紹介されていたもの。本を収納するもののようですね。
本にそっくりな板を組み合わせてそこに本を置いて不規則に本を積み重ねるように構築していくところが面白いということでしょうか。本が多すぎて部屋に余裕のない私にはこういうものを楽しむ贅沢は無理でしょう。
昨日書いたGeekToolですが、こいつを使ってニュースをデスクトップに表示させてみることにしました。ニュースを見に行って、つい余計な記事まで読んでしまうということはよくあるので、これで題名だけ見て、どうしても読みたい記事だけブラウザを開いて読むことにしよう。
やることは簡単で、RSSで最新記事を配信している新聞社の情報をPHPで取得してタイトルを表示させるだけ。例えば朝日新聞なら、
<?php $url = "http://rss.asahi.com/f/asahi_newsheadlines"; $rss = simplexml_load_file($url); foreach($rss->item as $item){ if(!ereg("AD: ",$item->title)){ echo $item->title."\n"; } } ?>という感じで。広告は外したかったので、「AD: 」で始まる項目は表示させませんでした。これを、asahi.phpとかいう名前で保存して、GeekToolのShellの一つとして指定してやればいい訳です。更新周期は10分にしました。もっと間隔を開けた方がいいかも。
毎日新聞ならURLをhttp://mainichi.pheedo.jp/f/mainichijp_flashとすればいいだけですね。でも、私は日本経済新聞がいいな。ところが、日経はRSS配信をしていないのですよ。なんということだ。仕方がないので、「主要ニュース」のページからタイトルを取得するPHPスクリプトを書きましたよ。そんなことしている場合じゃないのに。
もちろん、外国のニュースだって表示できます。たとえば、ИЗВЕСТИЯなんかはどうですか。
$url = "http://rss.feedsportal.com/c/32171/f/424076/index.rss"; $rss = file_get_contents($url); $rss = mb_convert_encoding($rss,"UTF-8"); $xml = simplexml_load_string($rss); foreach($xml->channel->item as $item){ echo $item->title; echo " (".substr($item->pubDate,18,5)." GMT)\n"; }すると、こういうふうになるわけです。
これはいい! こうやってロシアのニュースが私のデスクトップに自動的に更新されつつ表示されるなんて。まったく何をやっているんだ、私は。読めもしないロシア語ニュースを表示させて喜んでどうするんだ。こんなことをしているから睡眠不足になって電車の中で倒れそうになるんじゃないか。莫迦か!
今日は初めて「浜の光」が咲いた。花径は今年いちばん大きい。
今朝は最初の「パステルスター」も咲いたのだが、あまり綺麗に開いていなかったので、写真はなし。明日以降だんだん増えてくると思う。
朝顔といえば、朝顔市なんてものもあって、いちど行ってみたいものだと思っていた。今年は入谷の朝顔市に行こうと思えば行けたのだが、一人で行っても面白くないから何となくやめてしまった。
そういえば、京都府立植物園では4日まで朝顔展が開かれている(京都民報Web)。もちろん私は行けない。
Ubuntuを主に使っている職場では、メニューバーの時刻のところを押すとカレンダーが降りてくる。予定を確認したいわけでもないけれども、ちょっと日付を見たいときに便利なのだが、我が家のMacにはどうしてないのだ。前にはそういう機能をメニューバーの時刻表示に付加するものを追加していたのだけど、今は使っていない。深い理由はないけれども、何となく。
家のデュアルモニタの右側があまり活用されていないこともある。ここにiCalでもいつも開いておけばいいのだが、何となく面倒くさいこともある。カレンダーだけでいいんだけど。コマンドラインしか使っていないという人なら、Calという呪文を一言唱えればカレンダーが出てくるわけだけど、私はそうではないのだ。このあまり使っていないデスクトップに簡単なカレンダーが表示されていればいいのにと思ったら、そういうことができると判った。
デスクトップに凝る人には有名らしいのだが、GeekToolというのを使えばいいらしいのだ。少し前に3.0になって文字コードがUTF8になったのに伴い、日本語表示が簡単にできるようになった。ダウンロードしたらGeekTool.prefPaneというファイルを自分のPreferencePanesフォルダに入れるだけだ。あとは、「システム環境設定」から、GeekToolを開けばいい。すると、こんな画面になる。
三つのアイコンから一つを選んで(たとえばShell)カーソルでつかんで、デスクトップの自分をそれを配置したいところで離すと、黒っぽい枠が置かれると同時に、左のような設定窓が表示される。ここの「Command」というところにコマンドを入れればいい。カレンダーだったらcalでいいのだけど、「cal | sed "s/^/ /;s/$/ /;s/ $(date +%e) / $(date +%e | sed 's/./#/g') /"」としてみた。参考にしたのは、lifehacker: GeekTool desktop calendarである。システム・ログを常に表示させたかったら、今度は「File」というアイコンを使って新しい枠を設置して、/private/var/log/system.logを指定すればいい。その他、画像ファイルの表示もできる。天気の状況とか。
カレンダーだけでなく、今日や明日の予定などを表示させたかったら、icalBuddyと併用すれば簡単である。/usr/local/binにインストールされてicalBuddyというコマンドを認識してくれなかったので、絶対パスで書き込んだら動いた。これについては、「Macの手書き説明書 iCalのイベントやToDoをデスクトップに常に表示させる」を大いに参考にさせていただいた。
こんな感じになる。実際は、ここではなくて右隣のモニターに配置している。予定は本当に私の予定が表示されているので、ここには含めなかった。そんなに恥ずかしいことを予定しているわけでもないのだが。この雨雲の動きは、このURL指定では更新されないことに気づいたので削除。system.logは記念撮影用で実際には必要としていないので、すぐに削除してしまった。
テキストを返すスクリプトなら何でも使える訳だから、何か本に関係のあることを表示させたいのだが、今のところあまり必然性のある内容が思いつかない。RSSでニュースを取得して表示させるとかなら、まあ判らないでもない。何か思いついたらまた本欄で報告しよう。
雨に濡れていない「暁の光」です。前よりも少し花も大きいと思います。
これで終わってしまってはあまりにも寂しいので、もう一つ植物の話題を。今回も、neuerdings.comで見つけたもの。Power Plant Growing Machine: Das Pflanzenwunder der NASAという記事である。「NASAの驚異の植物生育器」といった感じだろうか。簡単に言えばただの水耕栽培である。
スポンジの間に種を挟んで水につけ、芽が出てきたら、肥料をやって空気を送り込む。すると植物はすくすくと育つというわけである。一般的に土で育てたときよりも大きくなるという。香草などを育てることを想定しているようだ。確かに土で汚れたり虫がついたりしていないから、使いやすい。種は何でもいいという。花も咲かせられますよということなので、それならば朝顔でもいいのか? 本当に朝顔も咲かせられるのか。欲しい! これで朝顔の数咲き作りに挑戦してみたい。
見つけたのはドイツの記事でだが、イギリスのfirebox.comというところで売っている。価格は£34.95。日本へも送ってくれるようだが、送料がはっきり判らない。でも、買えない値段でもなさそうだ。今は品切れ中だが、8月5日頃入荷予定だとか。
育ちすぎて大輪朝顔は難しいかも。
鳥居みゆきの短篇小説集が出るというので、さっそく予約註文ができるようになったAmazon.co.jpに二冊註文しました。一冊では送料無料にならないから(それだけではないけど)。『夜にはずっと深い夜を』という題名で、幻冬舎から8月6日に刊行されるのだけど、私はその日の夕方から福岡に行くのだった。6日に受け取れなかったらどうしよう。
内容は、「独特な不条理世界を演じるコントで異彩を放つお笑い芸人、鳥居みゆきがはじめて書き下ろす不幸な女たちの狂気の叫び。本書に登場するのは、過剰な愛情、コンプレックス、欲望を抱えた女たち。「きたないものがきらいなきれいなお母さん」「真夜中のひとりごとが止まらないシズカ」「花言葉で未来をうらなう華子」「地獄にとりつかれた女」「同窓会であだ名が思い出せない佐々木さん」「一匹の虫から人生が狂いはじめるのり子」など、壊れゆく女たちの孤独が不気味な挿画とともに見事に表現されています。一行読むごとに世界は歪み、感情はえぐりとられることでしょう。テレビよりもさらに深く濃い鳥居ワールドに戦慄してください。」と書いてあります。
表紙はやはり怖そう。
昨日までのAmazon.co.jpでは、案内だけで註文ができなかった。それが今朝から註文できるようになっていたらしく、私も朝には気がついたのだが、註文できるようになったらメールが届くという設定をしていたのに来ないのだった。どういうことだと怒り狂っていたのだが、午後の2時56分に発信されたメールに気がついたのが三時過ぎだったと思う。どうしてそんなに遅いんだ! 別に困ることもないのだけど、私は気が短いのだから、註文できるようになったら5分以内に註文したいのだ。嘘ですけどね。