咳が止まらない。これには困った。昔から咳には弱かったのだが、ここ8年くらいは何ともなかったからもう治ったのだと思っていた。引っ越して二ヶ月で風邪をきっかけに復活したようだ。
咳は不意に襲ってくる。喉がひりひりがさがさむずむずして、もう何が何でも咳をしなければならないというような勢いで、肺が飛び出してくるんじゃないかというような咳を連続的にすることになる。体を折り曲げ、涙を流しながら。涙は鼻に流れるので、鼻もぐずぐずになる。みっともない。あまり咳の勢いが強いとなぜか肺の中身ではなく胃の中身が飛び出してくる。げほげほやっているうちに、ごぼごぼ、おえっとなるのだ。なぜなんだ。
家で一人でいるときなら我慢すればいいのだが、電車の中でこいつに襲われると大変だ。とくに今のご時世、咳でもしようものならインフルエンザが頭に浮かぶようで、皆「豚か? こいつは豚か!」という恐怖の眼差しで見つめるのである(ちなみに私は豚という言葉から連想されるようには太っていない)。そのうえ、吐きそうな声を出したら、もう袋だたきにされて血みどろの塊になって車外に放り出されるんじゃないかという恐怖を私の方が抱いてしまう。怖くて咳なんかできやしない。実際、ちょっと咳をしただけで、神経質そうな若い男が昨日の朝は席を立って離れていった。
あまり酷い発作に襲われたら電車を降りて落ち着くまで待たなくてはならない。昨日の朝は丸ノ内線の後楽園駅で降りてしばらくベンチに座ってげほげほやって涙を流していた。あと困るのは、食事に店に入れないことだ。それに咳は疲れる。
咳喘息っていうのがあるらしい。症状としてはぴったり合う。
咳があまりにも酷いので、外に出てみようと思い、朝顔を植え替えたり、庭の花の写真を撮ったりしてみた。もちろん、そんなことで咳は止まらない。ところで、この花は何という花なのだろう。どうでもいいけど。
そんなわけで、咳が止まらないようだと、こんなものを書く余裕もなくなって来そうな予感がする今日この頃である。
dezeenの記事から。オランダのMRVDVという会社が設計した図書館が紹介されていた。何が本の山なのかというと、外から見ると本の山のように見えるということだろう。
山のように見えるけれども、もちろん棚の上を這い上がって頂上を目指すのではなく、ちゃんと通路があって書棚の本を利用できる。山の中には会議室なんかもある。山に本が詰まっているわけではないのだ。
私も一つ欲しい、本の山。しかし、これでは大きいばかりで収納効率は悪いんじゃないか。しかも、外の光が当たって日焼けしてしまいそう。管理条件としてはどうなのだろう。
すでに着工しており、2011年完成予定だという。
ZumoDriveは「Cloud Storage that Feels Local」である。デスクトップにマウントしてローカルディスクのように使えるけれども、実はオンラインストレージでもあって、複数のコンピュータで同期できるところがすばらしい。
今朝、ふと気づくとMacOSXのメニューバーにあるZumoDriveのアイコンが暗い灰色になっているではないか。昨日まですがすがしい空色だったのに。何が起こったんだ? うまく機能していないのか。機能していないと暗くなるアイコンってあるからなあと思ったものの、具体例が頭に浮かばないところが惚けてきた証拠か。クリックしてみたけれども特に異常はない。どういうことだろう。
フォーラムを覗いてみるとやはり指摘されていて、実はAppleによるMacOSXの基準としてメニューバーのアイコンはグレイスケールを基本とするという規定があるのだという。それを遵守することにしたので、アイコンが灰色になったのだとか。なるほど、異常を示す色ではなかったのか。しかし、暗すぎないか。何だか仕事に暗雲が覆い被さってきそうな気分になるではないか。
私にとって最大の不満だったLinuxに対応していないことだが、トップページに「Linux support is coming, stay tuned!」と書いてある。早く対応して欲しいものだ。
今朝、朝顔の様子を見たら、一つがアブラムシの大群に襲われていた。慌てて全部指で潰してやった。一昨日はカメムシ、その前は蛞蝓と次々に襲われ続ける朝顔である。それが自然界の掟だから仕方がない。高層マンションのベランダなどならこういうことはないのだろうが、今は地面の上の植木鉢だから、毎晩襲撃者がやってくるようだ。
今までで一番被害が大きいのが蛞蝓である。葉がほとんどなくなってしまった芽もある。後に蛞蝓が通った後のぬらぬらが乾燥した跡があったから、犯人は蛞蝓に違いない。昔、蛞蝓駆除剤を地面に置いたら、翌朝数百という蛞蝓がのたうち回る蛞蝓地獄を目の当たりにして、気分が悪くなったことがある。蛞蝓は大嫌いだが、大虐殺はあまり気分のいいものでもない。今日知ったのだが、銅イオンを忌避する性質があるので、鉢に導線を巻いておくと侵入を防げるらしい。そのうち、試してみよう。
さて、然るべきサイトで蛞蝓について調べたりすれば誰でもすぐに判るのだけど、蛞蝓は蝸牛(かたつむり)と近縁の種である。殻を縮小する方向へ進化したのが蛞蝓、殻を維持し続けているのが蝸牛である。その中間系の種も少なくないらしい。ということは、体は同じだということである。そんなことは調べなくても、姿を見てうすうす感じてはいたけれど。蝸牛は童謡にもなって愛されている(愛していない人もいるだろうけど)のに対して、蛞蝓の歌はあるのかも知れないけど愛されていないようだ。やはり蛞蝓は気持ち悪い。蝸牛は食べられることもあるけれども、蛞蝓料理は聞いたことがない。食べたことありますか、蝸牛。
フランス料理の店に行ってエスカルゴとか書いてある料理を注文すれば簡単に食べられる。私も何度か食べたことがある。特別美味いとも思わないし、不味いとも思わない。でも、それが蛞蝓だったら。怖い、気持ち悪い。
蛞蝓自体は毒ではないが、病原体を持っていることがあるので、生で食べると危ないらしい。もちろん、加熱すれば大丈夫だ。でも、蛞蝓料理がないのはなぜだろう。蝸牛料理はあるというのに。スペインには蝸牛料理祭りなんてものもあって、結構賑わうらしい。様子を知りたい人は、ちょっと検索すれば日本語のブログでの報告もたくさんあるので、ご自分でどうぞ。
とはいっても、日本の一般家庭ではあまり蝸牛は食べないようで、例によってCookPadでエスカルゴを検索してみると、「エスカルゴ風」とか「エスカルゴバターで……」というものばかり。本物食べろよ!とちょっと思ったりする。そういえば、このエスカルゴバターって蝸牛が練り込まれているのだと思いこんでいたのだけど、そうではなくてエスカルゴ料理で使うバターのことだった。ああ、よかった。
だが、蛞蝓料理祭りはない。なぜだろう。蛞蝓は食べられないのか。不味いのか。いや、食べられるのである、蛞蝓は。
私はTVが嫌いなのであまり観ないのだが、「探偵!ナイトスクープ」という番組の1998年10月30日放送分で、「幻の巨大ナメクジ」というのが放映されたらしい。林繁和という人が、「六甲山中で約20cmあるナメクジを見つけて、水につけて未消化物などを排泄させた後は、エスカルゴと同様に料理。美味しいナメクジ料理を完成させた。」という。エスカルゴと同じなのだ。
嫌だ、それでも嫌だ。蛞蝓は嫌だ。
あ、前から買おう買おうと思って書店に行くと忘れてしまう古今亭志ん生の本を買わなくてはならないような気分になってきた。蛞蝓料理の話を忘れるために古今亭志ん生の落語でも聴こうかな。
VocabGrabberはVisual Thesaurusだという。何だか面白そうなので試してみた。
トップページを開くと、左上にテキストを入力する枠がある。ここに自分が調べたい文章を入れればいいのだろう。さっそく、ロード・ダンセイニのThe Gods of Peganaを入れてみた。「Grab Vocabulary!」をクリックすると解析結果が表示される。
左の方に単語の数とか、分野別の個数、単語一覧などが表示される。右の方には、選ばれた単語が出てきた箇所が下にあって、そのすぐ上に辞書による言葉の説明、さらにその上に、その単語がどういう単語と関連があるか(類義語)かが表示される。
Pegana の例を見てみると、最初にmungという語が登場する。この順位はよく判らない。頻度順やアルファベット順に変更もできる。そのmungを選ぶと、右の方に言葉の意味なんかが書いてあるのだが、豆の説明である。Mung beenという豆があるのだ。上の樹形図みたいなところに記されているのも、豆関連の言葉である。でも、この作品ではMungはペガーナの神々の一人なのだった。残念でした。
上の相関図は入力したテキストから関係を抽出してくれた方が面白いんじゃないか。でも、そうしたら Thesaurusでなくなってしまうか。自分で作ってみようか。そういうことを前からやってみたかったのである。そんなわけで、私はこれをあまり利用しないかも知れないが、それでも刺激的な内容ではあった。面白い。
数日前のニュースに、「カンボジアのネズミ肉輸出好調、新型インフルと豪雨で 」なんていう記事があった。美味いのか、鼠肉。
元情報は多分この辺り「 50 tonnes of mouse meat imported into Vietnam a day14:50' 11/05/2009 (GMT+7) -- VietNamNet Bridge」。
そういえば二年ほど前「南方レストランに運ばれるネズミたち」というニュースを見たことがあったではないか。やはり美味いのだろうか、鼠肉。気になって仕方がない。もう頭の中は鼠肉でいっぱいである。
しかし、食用に飼育したのものならまだましだが、野鼠だと、どんな殺鼠剤にやられてふらふらになっていたか判らない。田畑で農薬をたっぷり浴びているかも知れない。
私は店で食べたことのない動物の肉があったらとりあえず註文することにしている。食べたことがあっても、珍しかったらたいてい註文してしまう。アフリカ料理の店で鰐を食べ、タイ料理屋で蛙を食べた(中華料理屋でも鰐や蛙を食べたような気がしている)。テキサスに住んでいたときに、肉屋にガラガラヘビが売っていた。さすがにそいつは買わなかったが、買ってやったから食べにこい(その前に調理しろ)と云われて食べたことがある。柔らかい鶏肉みたいだった。バッファローとかカンガルーのジャーキーは食べたことがある。しかし、鼠はちょっと躊躇う。美味いのか。
鯰や鮫は普通の食材として買って食べた。テキサスにいるときは、安い魚といえば鯰だったので何回も食べた。貧しかったのだ。
鼠料理の調理法はないだろうかと思って、cookpad で調べてみた。600万人が利用する料理サイトである。数日前に本を読んだから知っているだけだが。鼠料理はなかった。当たり前か。鰐も蛇もなかった。一つだけあった「わに」は「鮫」だった。広島の方では鮫肉を「わに」と呼ぶらしい。鮫肉料理はいくつか報告されていた。「つくれぽ」はなかったけど。鯰料理もあった。
あ、蛇料理があるじゃないか! ガラガラヘビと豆の煮込み--RATTLESNAKE BEANS-- by takuokcである。鼠はなくても蛇はあるのかと感心したのだが、よく見たら、蛇の代わりにソーセージが入っている料理だった。そう呼んでいるだけだった。がっかり。
じゃあ、英語で検索しようと思って、試してみたらたくさんあるじゃないか! Chocolate & Orange Mouse Recipeがたくさんあるぞと思ったら、これってどう見てもMousseではないか。近頃は、MousseのことをMouseって書く人が多いのか。でも、蛇ならあった。Rattlesnake recipesだ。Tastes like chicken? と書いてある。私の印象はそんなに間違ってはいなかったようだ。いや、蛇なんかどうでもいい。美味いのか、鼠肉。
あっ、ありました。Mouse (mice) で探していたからいけなかったようだ。Ratsでしょう、鼠料理なら。 Cooking Rats and Miceというサイトがあるじゃないか。Calvin W. Schwabe Unmentionable Cuisineという本に書いてあるそうだ。調べてみると、Univ of Virginia Prから1988年に出たリプリント版が今でも入手可能のようだ [Amazon.co.jp, Amazon.com, 紀伊國屋]。欲しい、今すぐ欲しい。気がついたら、クリックしていた。一体なにをやっているんだか。鼠料理なんて作る訳がないのに。
でも気になる。美味いのか、鼠肉。
映画「非女子図鑑」の公開日が近づいてきた今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。鳥居ンフルエンザ感染者には重大事でしょうが、普通は豚インフルエンザを恐れる日々でしょう。
さて、脳波ポリリズムや「非女子図鑑」ブログで、「これは、『非女子図鑑』オープニングとして撮影した映像をひとつの作品として編集したものです」という清水崇監督、鳥居みゆき主演の『ぜんぶ、イヴのせい』なるものがあると知り、早速、動画ダウンロードレンタルショップVIDEXへ、ダウンロードしに行ってみた。
無料だけと登録が必要だというので、名前やメールアドレスを登録し、wmvファイルをダウンロードした。そういえばWindows Media Playerがないなと思って、探してみるとMac用はversion 9しかない。古いなあと思いながら、ダウンロード。普段は、Flip4Macを使ってwmvファイルは観ている(あまり動画は観ないけど)。
ダウンロードしたファイルを開こうとすると、「ファイルを開けません。パスおよびファイル名が正しいことを確認し、もう一度実行してください」という表示が出るだけである。駄目なのか。Flip4Macの無料版WMV Playerではなく、有料のWMV Player Proだったらファイルを開いたりできるのか。「必要なコンピュータ環境」を確認してみたら、「※Machintoshには対応しておりません」と書いてあった(何なんだ、このMachintoshってのは。使ったことがないからマッチントッシュだと思っているんだろう)。そうか、そういうことなのか。GyaOの「社交辞令でハイタッチ」もそうだけどね。
固定IPアドレスを持たずに自宅サーバを動かしている人は、何らかの方法でDynamic DNS サービスの自動更新をしているはずだ。私はNo-Ip.comを利用している。このnakano.no-ip.orgは登録料無料。他に有料のを一つ、無料のを二つ登録して、apacheのヴァーチャル・ホスト設定で動かしている。値段も安いし、機能に何の不満もないので、ずっとここである。昔は日本の業者は値段が高かったので、英語が苦手な人も海外の安いプロバイダに申し込んでいた訳だが、今はどういう状況なのかよく知らない。
さて、固定アドレスを持っていないので、何の予告もなく自宅のインターネット接続に使われているIPアドレスがプロバイダーの都合で変わってしまうことがある。私の場合は、Nifty.comだ。光回線はNTT東日本である。どうやら昨夕19時30頃に変わったようなのだ。No-Ip.comの設定を変更してやればいいのだが、普通は、自分でずっとIPアドレスに変更がないか監視しているのは大変なので、自動設定で更新する。そのためのアプリケーションもNo-Ip.comは用意していてくれていて、MacでもWindowsでもLinuxでも自分の環境に合ったものをダウンロードすればいい。
Ubuntuの場合は、公式リポジトリに登録されているので、apt-get installとか、synapticを使って簡単にインストールできる。30分おきに自分のIPアドレスをNo-Ip.comに報告する設定になっているので、遅くとも午後8時には新しいアドレスに切り替わって、nakano.no-ip.orgで再び接続できるようになるはずだった。ところが今朝、自分で自分のサイトを利用しようとしたときに、接続できなかったのだ。
動いている状況は、
cat syslog | grep -e 'noip2'とすれば、わかるらしいのだが、何も出てこない。動いていないのか。
よくわからなかったので、sudo noip2 -Cとやって設定を作り直してみた(設定はテキストファイルでないので、読めないのだ。ubuntuの初期条件だと/var/lib/noip2/noip2.confにある)。登録メールアドレス、パスワード、更新間隔(初期条件では30分に設定されている)、そして更新の報告を何かするか(初期条件ではNoに設定されている)という4項目の質問に答えるとconfファイルとして保存される。
そして、
sudo /etc/init.d/noip2 startとすると、
* Starting No-IP.com dynamic address update noip2 [ OK ]という表示が出てきた。やはり今まで動いていなかったのか。再度、cat syslog | grep -e 'noip2'とやってみると、
May 24 06:11:21 T100 noip2[4504]: v2.1.9 daemon started with NAT enabled May 24 06:11:25 T100 noip2[4504]: group[nnngroup] was already set to 000.000.000.000.と返ってきたので、大丈夫なんだろうか。
MacOSでスクリーンショットを撮るのはこの頃もっぱらVoilaを使っているのだが、Ubuntuでも何か使いやすいのがあればいいのにと思っていた。思うだけであまり熱心に探さないので当然見つけられなかったわけだが、先日買った日経Linux2009年6月号 に紹介されていたのがShutterである。早速、試してみた。
日経Linux2009年6月号に書いてあった通りなのだけど、Ubuntu(8.10)の場合、
wget -q http://shutter-project.org/shutter-ppa.key -O- | sudo apt-key add -というコマンドで認証キーを登録し、OKと表示されたら、
deb http://ppa.launchpad.net/shutter/ppa/ubuntu intrepid main deb-src http://ppa.launchpad.net/shutter/ppa/ubuntu intrepid mainというリポジトリを登録する。9.04なら、intrepidのところがjauntyになる。 そして、Synapticなりapt-get installなりでインストールすればいい。 インストールされると、アクセサリ→shutterで選べるようになるので、そうやって起動して、Selectionを押してから記録したい範囲を指定してから、Enterキーを押すとスクリーンショットが取得される。保存場所、ファイル形式など、いろいろ設定できる。私は使わないけど、FTPでファイルをアップロードするとか。
使ってみるとこんなふうな感じになる。
とうとう東京でも新型インフルエンザ感染が確認された。このまま近畿地方だけで終わってくれないかと思っていたけれど、甘かった。いや、本当は思っていなかった。何れ来るだろうと思っていた。
何れ来るだろうと思っていたのに、私はマスクを用意していなかった。面倒くさいことは先送りすることにしているのである。マスクはなくてもいいんじゃないかと思っているのだけど(根拠はない)、マスクもせずに電車に乗ったりするのは非国民みたいな雰囲気になったら嫌だなと怯えている今日この頃なのだが、もうマスクは買えないのである。どこも売り切れなのだ。どうしたものか。マスクもせずに通勤電車に乗ろうものなら、数分後には血まみれの肉塊となって外に放り出されるんじゃないだろうか。
そうだ、口や鼻が露出していなければいいのだ。ちょっと違うけれども、マスクはある。防毒マスクである。玩具だけど。これでは驚かれてしまうから、ダースベーダーマスクを被ってスーハスーハ呼吸音を響かせながら電車に乗ったら許してもらえるだろうか。
しかし、ダースベイダーはいくらなんでも恥ずかしい。普通電車に乗れないだろう。帝国のテーマ曲なしで登場するなんて……
私はやはり温和しくウサギかなあ。卯年生まれだし。意外に流行るかも知れない。動物マスク。みんな動物の顔で電車に乗るようになれば、咳も飛ばないような気がする。被ったことがないのでよく知らないのだけど、素顔を曝して電車に乗るよりは安全だろう。少し不安なのは、電車に乗ってみたら目の前にウサギがいたときの気まずさだろうか。でも、目の前に蛙がいたらもっと驚くかも。なんだかこの蛙、得意げな顔をしているように見えるのは気のせいだろうか。笑いごとではなく、明日からどんなマスクをして出勤すればいいんだ。
WolframAlphaは、数式処理プログラムMathematicaで有名なStephen Wolframっていう人が開発した検索エンジンで、しばらく前から「Googleを脅かす存在になるか」というような感じで話題になっていた。数日前から一般公開されたようなので、少し試してみた。
D-glucoseなんていう単語を入れてみると、簡単な説明、分子式、立体構造図などいろいろな情報が示される。他サイトへのリンクは少ない。これはWWW サイト検索ではないのだ。sin(x)と入れれば、定義やグラフほかさまざまな情報が示される。しかし、bacteriophageとかplasmidだとか、あるいは細菌名、あるいはエントロピーなどという単語を入れてみると、何だか簡単な説明はあるけれども、ほとんど調べ物の答えとしては役立たない。「ロード・ダンセイニ(Lord Dunsany)」とか「アレクサンドリア図書館(Library of Alexandria)」という語を入れると、「何をお探しか判りません」と云われてしまう。得意分野に強い偏りがある。数学は得意みたいだけど。
これから知識はどんどん増えていくことになっているらしいが、Googleのような検索エンジンとはまったく目指すところが違うので、脅威にも何もならないだろうと思う。
玄関の扉を開くと目に飛び込む……本棚のついているマンションとはなどという記事を見かけたので興味を持ってちょっと見てみた[ウィルローズ月島 「本棚のついているマンション」]。扉を開くとそこに見えるのは本棚なんだそうだ。本棚でいっぱいの住まいには憧れるものがあるが、本をいっぱい買うと必然的に本棚でいっぱいの住まいになるのでそんなに憧れる必要もないということにこの頃気がついた。
とはいうものの、自分で買ってきた安もの書棚を壁面に配置してみると、ちょっと寂しい気分になることもある。もっと立派なしっかりした書棚に本を並べられたら気分がいいだろうなと思うわけだ。どうせ本がぎっしり詰まったら本棚なんてあまり見えないのだけど。などと思いながら、この「本棚のついているマンション」のサイトを見てみると、立派な書棚を見ることができて、自分好みの形に註文できるらしい。立派なんだけど、ここまで立派にしなくてもいいような気がする。いや、立派にするならもっと書棚をいっぱい入れて欲しいものだ。四方の壁だけでなく、図書館のように部屋の中に書棚を並べたいところだ。安易に並べると、地震のときなどにドミノ倒しのように書棚が倒れて危険なので、そこは作り付けということで、しっかり床から天井まで固定しておきたい。どこに何があるのか簡単に検索できるようなデータベースも備えておきたい。それよりも、微小な電子タグを埋め込んで、位置も一発で特定できるようにするといい。持っていることは判っていても、どこにあるのか判らずに困ることが多いのだ。普通、そういうものだろう。でもまあ、そういうことは自分で註文すればいいのだけど。最初から書庫仕様にしたら売りづらいだろう。そういうのが欲しい人と、そういうのを買える人とがうまく一致しないと商売にならない。本が好きな人は本を買うのに金を使ってしまって、あまり住宅資金にまで予算が回らないことが多いものだ。調べたわけではないけれど、多分そんな気がする。
ちょっと値段をみたところ、私には高すぎる。でも、こんなに立派な書棚のある立派な部屋に払う金があったら本を買いたいなんて思っていると、いつまでたっても無理矢理詰め込んだ貧弱な書棚の間を本を探しながら這い回り続けることになるのだろう。
子供の頃、動物を観察するTV番組が好きだった。アフリカの大自然もいいが、動物の生態を詳しく観察して解説してくれるようなものも好きだった。よく動物や昆虫、あるいは鳥の巣にカメラを入れて巣の中の様子を見せてくれる番組には強く心惹かれたものだが、それは人の家の中を覗くような感覚で心惹かれていたのだろうか。人の家を覗くのは不謹慎だが、動物の巣を覗くのは自然観察である。何だかそれは、人の日記を覗き読むのは不謹慎だが、ウェブ上の日記を読むのは当然の行為だというのに似ているような気がする。それにしても、どうしてみんな日記好きなんだろう。それを世界中に見せて恥ずかしいとは思わないのか。何を考えているのか全く理解できない。私も書いているけれどもね。そんなことはどうでもよくて、鳥の巣である、今日書きたいのは。neuerdings.comで見つけたTotale Überwachung im Vogelnestは、私が子供の頃から憧れていた、覗きカメラ付き鳥の巣である。
入ってみたことのある人はご存じだと思うが(私は入ったことはないが)、鳥の巣の中は暗い。いや、十姉妹のような巣だったらそんなに暗くないけど、心惹かれる鳥の巣は、丸い穴が空いた木箱であろう。そんな鳥の巣の中をいつでも観察できるのが、この覗きカメラ付き鳥の巣なのだ。この覗きカメラは赤外線カメラだから、薄暗くても大丈夫。無線で受信機に映像を送って、接続したTVに映してくれる。子供の頃に欲しかった、こんな鳥の巣が。イギリスのPro-Ideaで買える。この会社、親会社はドイツにあるようだが、このカタログがある店はイギリスである。だから、価格は英国ポンドということになる。一つ139ポンドで、日本への送料は34ポンド。英国ポンドは£1.00=¥144だから、大体25000円である。高いねえ。鳥の巣箱一つ25000円か。2500円なら買うんだけど。
でも、鳥は何となく可哀想だ。新しい家に引っ越したら赤外線カメラ付きで、24時間誰かに監視されていたりしたら、どうしよう。落ち着いて本も読めないではないか。あんな本読んでいるのか、けっ! とか思われたりしたら嫌だな。そういえば、上の商品解説画像の母親と娘、何だかかなり意地悪そうではないか。
先日、「bk1の「作家マップ」」のときに書いた「Amazon似たもの検索」が、どうして動かないのかと思ったら、Graphvizをインストールしていなかったからだった。これをインストールして、出力ファイルの書き込み権限を調整したらいちおう動くようにはなった。でも、なぜか図の周辺に大きな黒い枠ができてしまうのだ。修正しようと思ったのだけど、この独特のDOT Languageをすっかり忘れているのである。困ったものだ。自分で書いたものを修正できないことが多すぎる。
このグラフがISBNを線で結ぶようになっているのだけど、これが判りにくい。本当は本の表紙画像にしたいのだ。前からそう思っていたのだ。画像を埋め込めることは判っているのだが、さっきから五分ほど頭を悩ませてみたところ、できない理由は思いつかない。面倒くさいだけなんだろう、きっと。もう一回、Graphvizに慣れる努力をしてから、本の表紙画像の埋め込みをしてみたい。いつできるか判らないけれど、やってみたい。まだ使いにくい「Amazon似たもの検索」はこちら→
漫然とTechCrunchの記事を見ていたら、「専門家のためのネットワークResearchGateは科学者用のLinkedInだ」というのが目に入った。そういえば数ヶ月前にLinkedIn招待メールがある学会から来たけれど、あまり好きな学会ではなかったので、放置していたのだった。「ネットワークの上で科学者同士がお互いにコミュニケーションしたり、新しい方法や論文や人を発見してコラボレーションする場と、研究者用に作られているコラボレーションツールを提供する」らしい。
メールアドレスとパスワードを設定してアカウントを作る、経歴とか研究分野、研究業績(論文等)を書き込んでいく。そうすることで、互いに共通の研究をしている人同士や関心のある分野の人と連絡を取ったり、それをきっかけに共同研究ができたりするらしいのだ。1000くらいのグループがあって、参加するとグループ内で意見を交換することができる。
試しに登録してみたけど、面倒くさい論文リスト作成が、PubMedなどのデータベース検索機能がついているので、比較的簡単にできるところがいい。登録していない人でも、どんな人が参加しているのか検索できてしまうのがちょっと嫌な感じ。もっとも、そこで得られる情報くらいはすでに公表されていて誰でも知ることのできることしか載っていないから、そんなに気にすることもないのだけど。新規登録者の自己紹介みたいなのをみると、大学院生が多いような感じである。
特に何のグループにも参加していない私はすぐに幽霊会員になりそうな予感。似たようなサイトとして名前のあがっているLabMeetingは招待制なので、知らない人が勝手に登録できない。でも、月99ドルで有料登録も可能。高い! academia.eduの方は、大学ごとに系統樹のように所属するメンバーが加えられていく。私も自分を追加登録してみようと思ったのだが、学部の追加がうまくできなくて諦めた。あまり他人と交流したくないので、実はどうでもいいのだ。
食虫植物のサラセニアの花が咲いた。アブラムシも増えなくなって、捻れた新芽は切って捨てたら、新しい芽は真っ直ぐ伸びているようで、状況は落ち着いて来たようである。小柄な花芽があと二つくらいあったような気がするのだが、姿が見えない。あれは幻だったのか。
背景が真っ暗なのは、カメラのフラッシュが光ったせい。真夜中に撮影した訳ではないのである。上から撮影したのが下の写真。上のひょろひょろと伸びた花に焦点が合っていない。
水苔はすっかり枯れてしまった。残念。ハエトリソウの方の水苔は少し生きているのだが。
オンライン書店【ビーケーワン】は11日、関連性のある作家がマップで一覧できる新機能 「作家マップ」というものを公表した。「『作家マップ』とは、「利用者の方がアクセスしたいくつかの書籍の著者同士をつなげて、地図のように一覧表示する機能です。多くのユーザーに共通してアクセスされている作家ほど近い関係としてマップに登場してきます。」というものだという。つまりその書籍の内容を検討して関連性のあるものを選んでいるのではなく、ある書籍に関心を持つ利用者が他にどんな本に関心を抱いたかで関連づけていこうとするものである。
利用例っていうことで、上記リンク先には村上春樹とか、宮部みゆきといった有名人気作家の検索結果ページが示されている。ちなみに無名な私の名前を入れてみるとこんな結果になる。
自分の名前でもこんな結果が表示されると喜んでいる場合ではない。私はそんなことを書きたかったのではないのだ。私だって似たようなことができるものを作ったのだ。しかも、ずっと前に。bk1ではなくて、Amazonのデータを利用していて「Amazon似たもの検索(日本版/US版)」というものだ。例えばロード・ダンセイニの『ペガーナの神々』をAmazon.comで検索する(もちろん英語)としたのようになる。 結びつきの相手が多い順に本が並んで、下に関連を図示するものが表示されるようになっている。確かにISBNしか図の中に示されていないから判りづらい。しかも、日本版の方はどういうわけか図の位置がずれてしまっている。前はうまく収まっていたのに。これを作ったときには結構嬉しかったものだが、誰にも注目されることもなく、そのうえ自分でもほとんど使っていなかった。だから、図がずれてしまうのにも気づいていなかった。小説の場合、作家でこういう図を作るのは意味があるだろう。読者層が重なる作家の本を探すのは読書の指針として有効だというのはよく判る。だが、小説ではなくて、研究・解説関係の本の場合は、作家よりも書籍単位で繋いでいった方がいい場合も多いと思う。つまり何を云いたいのかというと、自分の作ったものの利点を訴えたいのだ。そんなわけで、これを機会にしばらく忘れていた「Amazon似たもの検索」の機能をもう一度見直して(図がずれるところも直して)みようと思っている今日この頃である。
このサイトのサーバがある自宅のPowerEdge T100のUbuntu 8.10を9.04にアップグレードした。デスクトップとしてほとんど使っていないのだが、Desktop Editionである。
やり方は、Update Managerで9.04へアップグレードを選ぶだけ。Apache、MySQL、phpMyAdminの設定について確認画面が出てくるが、他には何もなくダウンロードからインストールが進んで、あとは再起動するだけ。またいつの間にか再起動時に「誰かが開けたみたいだけど、このまま起動していいか?」という操作が復活している。あちこちで褒められているように、起動が速くなったような気がする。サーバとして使っているので、ほとんど起動することはないのだが。OpenOffice.orgが3.0になった。サーバとして使っているので、ほとんど利用することはないのだが。
でも、Dropboxの設定は、デスクトップ版の方が簡単である。
あと、デスクトップのメニューから「サーバに接続」を選んだときに、8で消えてしまって多くの人が困っていた「Secure WebDAV (HTTPS)」が復活している。まだ利用していないので、使い勝手は確認できていない。
ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]は、日記や書簡で構成されている。そこでこれをブログに載せてしまった人がいるのだ。Dracula Feedという。それを毎日毎日読むと、今起きている話のような感じで読めるわけだ。5月3日から始まっているので、今から読めばすぐに追いつける。もともとの作品が5月3日から始まっているからなんだろう。
なるほどうまいことを考えたものだ。感心すると同時に、やられたと思った。どうして思い着かなかったんだろう。日記文学なんていろいろありそうだ。頭に浮かんだのは、内田百閒『東京焼盡』([amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books])。素晴らしい日記なのだが、著作権がまだ有効なので勝手に載せたりできないのであった。何か、こんな日記がブログになっているなんて! というような気持ちで驚けるものはないだろうか。
netzwertig.comの記事にEVOLUTION DER CLOUD:Der Abschied von der Festplatteというのが出ていて、何となくざっと読んでみたのだけど(ドイツ語なのでざっとしか読めない)、この頃、Dropboxが大人気で、他にZumoDrive、Syncplicity 、SugarSyncというようなのがあるけれども、オンラインストレージは本当に便利だというようなことが書いてある。確かにその通りだと私も思う。その証拠に、私が利用していないのは最後のSugarSyncだけだ。無料版がなかったので。さらに、でも考えてみると、何かをダウンロードするときには一旦自分パソコンのハードディスクに落として(保存して)それからオンラインストレージに移すのって無駄じゃないかと指摘している。そんなの保存先をDropboxフォルダにしておけばいいじゃないかと云いたくなるが、多分そういうことを云っているのではなくて、ローカルのディスクのコピーをオンラインに作るのではなくて、直接、雲の向こうの保存先に入れれば無駄がないのにと云いたいのだろう。そうすればパソコンのハードディスクなんてほとんどなくても構わなくなるし、壊れる心配をすることもなくなって、素晴らしいことじゃないかってことだろう。はやくそういう仕組みにしてくれよって云っているみたいだ。それで、題名の「ハードディスクとの決別」ということになるのだと思う。確かにそうかも知れないと思う。
誰かがこう書いていた。そういうのは今は自分の大事なファイルをどこかの企業の保管先におくことに抵抗があるだろうが、昔は銀行に金を預けることに対して同じことを云っていたのだ。でも今では自宅に現金で保存する方が危ないという認識の方が強くなっている。きっと電子データに関してもそういう時代が来るはずだ。私もそう思う。
これだけでは、「私もそう思う」というだけで全然面白くないので、この記事からもう一つ取り上げてみたい。「Dropboxで静的なウェブサイトを作るという面白い記事を読んだ。Dropboxにはこういう使い方もあるのかと感心し、オンラインストレージの幅広い利用法に気づいた」というようなことが書いてあるんじゃないかと思った。ドイツ語なので半分くらいは私の妄想が入っているのであまり信用しないでほしい。
で、その記事を読んでみたのだが、それはDropboxの利用方法を読めばすぐに判ることなんじゃないかと思った。気づいていなかったのか、この人は。私がもっと先に書いておけばよかった……といっても読者数が桁違いだから私が書いても世界で注目する人はいないだろうけど。私だって知っていたよということを示したいので、ちょっと試しに作ってみた。先に知っていた証拠にはならないが。
今日は時間がないので、素敵な無料html/cssテンプレート提供サイトから気に入ったのをダウンロードしてきて、文章を書き換えてファイルをDropboxのPublicフォルダに置いた。そうして、
のように、Dropboxのサイトにログインして自分のPublicフォルダ内のファイルのURLをコピーすればいい。そうやって作ったのが、http://dl.getdropbox.com/u/162896/index.htmlだ。BETWEEN MY EARSの人も書いていたけれども、URLがみっともない。もう少し、何とかできたらねと私も思う。確かに無料でこんなことができて便利なのだけど、私はPHPで動的なページを作ることが多いので、多分こういうところは利用しないと思う。でも、いろいろ試して、いろいろ対応できるようにしておきたい。将来何が役立つか判らないから。一週間ほど前までは妙に寒い日が続いたりしたこともありましたが、さすがに5月に入って、もう寒さが戻ることもなさそうなので、そろそろ朝顔の種を蒔かなければと思う今日この頃、皆さんの食虫植物はお元気でしょうか。
私は4日ほど福岡に行ってきたのですが、戻ってきてみるとサラセニアが大変なことに! 暖かくなって伸びてきた新芽がぐにゃぐにゃの変な形になっていて、よく見ると、柔らかい新芽の表面に小さなつぶつぶがあるじゃないか。アブラムシだ。ゴキブリではない、アリマキだ。憎しみを込めて潰してやったけれども、指の届かないところに入り込んでいるやつもいる。どうしよう。一旦、退却し書棚に向かう。
柴田千晶『食虫植物栽培マニュアル』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]のサラセニアの項を見ると、「アブラムシ……春、花茎が伸び出し、新芽が出る頃、爆発的にアブラムシが発生します」と書いてある。どうすればいいのかというと「まずは指で丹念につぶしてください」。はい、それはやりましたよ。「どうしても対処できなかったら殺虫剤を使用しますが、薬剤に強い植物ではないので試しながら規定濃度を守って使用してください」いろいろ試す余裕はないのだ。今日、明日は休みだからいいけれど、普段は太陽の出ている間はほとんど家にいない。どうしよう。
次に手に取ったのが、星野映里『大好き、食虫植物。』[amazon.co.jp, bk1, 楽天, 紀伊國屋書店, Yahoo! Books]である。サラセニアの項を見ると、「虫害、病気」のところに「アブラムシは水没法で駆除しましょう」と書いてある。「水没法」? どうやら、バケツに水を張って、植物を鉢ごと沈めてアブラムシを溺れさせようという方法のようだ。「家庭用洗剤を一滴垂らすことにより、より効果がある」そうだ。虫の水を弾く性質を、界面活性剤で弱めてすぐに溺死させようということだろう。今回は初めてなので、ただの水だけにしておこう。
相変わらず写真が下手である。左の方に細長い緑の棒みたいなのがあるが、これが花芽である。上の方に実は蕾があって、もうすぐ咲きそうなのだ。その手前の芽が妙に捻れているのがお判りいただけるだろうか。あと、真ん中辺りの芽に、黒いつぶつぶがあるのが。朝、指で潰して、夕方見るともう新しい奴らがやってきているわけだ。緑のアブラムシはこの写真では見えないが、捻れたところや、芽の先のくるりと曲がっているところに潜んでいる。
水没させてみた。捻れた芽の先が水面の上に出てしまう。枯れ枝を突っ込んで芽を押さえてみた。どれくらい溺れさせたらいいのだろう。サラセニアまで溺れてしまっては元も子もない。湿地で生育するとはいっても、水中で生きる植物ではないのだから。明日の朝まで置いておいていいのだろうか。でも、水から出したらまたすぐに新しいのがやってくるんじゃないだろうか。殺虫剤も用意しておいた方がいいだろうか。
前から少し気になっていたWebDAV。AppleのiDiskや、Dropbox、Box.netとかいろいろあるので、いまさら自前で似たようなものを用意する必要があるのかと思ったのだけれど、容量制限を気にしなくていいし(もちろんハードディスクの容量による制限はあるけれど、2GBとか20GBなんてことはない)、一度自分で試してみたいと思った訳だ。さっそく、Ubuntu 8.10で準備してみた。
まず、日本語ファイル名を扱えるように(あまり自分では日本語名を名づけないのだけど)、sudo apt-get install libapache2-mod-encodingとやってmod-encodingをインストール。そして、/etc/apache2/mods-available/にencoding.confという名のファイルを作成し、以下を記述。
<IfModule mod_encoding.c> EncodingEngine on NormalizeUsername on SetServerEncoding UTF-8 DefaultClientEncoding JA-AUTO-SJIS-MS SJIS AddClientEncoding "cadaver/" EUC-JP </IfModule>次に、モジュールを有効化する。
sudo a2enmod dav sudo a2enmod dav_fs sudo a2enmod encodingそして、先日増設したハードディスクにdav用の領域を作り、permissionの設定をする。
sudo mkdir /mnt/HD2/www/webdav sudo chown -R www-data:www-data /mnt/HD2/www/webdav sudo chmod 755 /mnt/HD2/www/webdav最後に、Apache2の設定ファイルの
Alias /dav/ /mnt/HD2/www/webdav/ <Directory "/mnt/HD2/www/webdav"> Dav on AuthUserFile "/etc/xxx/dav.htpasswd AuthName "WebDav Server" AuthType Basic Require valid-user </Directory>そうです。Basic認証です。なんと安直な。SSLでしょう、普通。でも、設定が面倒くさかったので。これでapache2を再起動すればできあがり。
Dell Inspiron mini9 / ubuntu 8.04でこいつをマウントしてみようと、メニューの「場所」→「サーバへ接続」を選び、接続方式を WebDAVとして、サーバ名、ディレクトリ名、ユーザ名など入力して接続しようとしても、そんなところには繋がらないと言われてしまう。WebDAVがうまく機能していないのかとずいぶん悩んだが、ホームディレクトリに「nDisk」という名のディレクトリを作り、sudo mount -t davfs http://nakano.no-ip.org/dav /home/xxxx/nDisk -o uid=xxxx -o gid=xxxx -o nolocksとやったら問題なくマウントできた。やはりコマンドラインは裏切らないということなのか。
やってみると意外に簡単。まあ、Basic認証だけど。
追記:MacOSXからは、メニューの「移動」→「サーバへ接続」を選び、http://nakano.no-ip.org/davとか入れるだけ。ユーザ名とパスワードを求められるので、これを入れればマウントされる。ユーザ名とパスワードをキーチェインに登録しておけば次回以降訊かれることもなくなる筈。よく使うサーバとしてブックマークしておけば次回からはもっと簡単になる。なかなか便利である。速度はまだ未確認だけれども。